JP3031655B2 - 記録済信号検出装置 - Google Patents

記録済信号検出装置

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JP3031655B2 JP6024240A JP2424094A JP3031655B2 JP 3031655 B2 JP3031655 B2 JP 3031655B2 JP 6024240 A JP6024240 A JP 6024240A JP 2424094 A JP2424094 A JP 2424094A JP 3031655 B2 JP3031655 B2 JP 3031655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体に記録さ
れた情報信号を検出する記録済信号検出装置に関し、特
に光学的に記録された信号の検出に好適な記録済信号検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報をデジタル信号の形態で情報
を記録する情報記録方式としては、磁気記録方式、光記
録方式、あるいは光磁気記録方式などがあるが、以下で
は光記録を例として説明する。まず、光学的に情報を記
録したり、記録情報を読み出す記録媒体の形態として、
ディスク状、カード状、テープ状などの各種のものが知
られている。特に、カード状の記録媒体(以下、光カー
ドという)は製造の容易さ、携帯性のよさ、アクセス性
のよさなどの特徴から用途が拡大されていくと考えられ
ている。
【0003】図9はその一般的な光カードの記録面を模
式的に示した平面図である。図中のCは光カードで、そ
の情報記録面にはLF方向に複数の情報トラックがTa
1 ,Ta2 ,Ta3 …というように平行に配列されてい
る。各情報トラックの間にはトラッキングトラックが設
けられており、情報を記録する場合は、トラッキングト
ラックをガイドとして光スポットを情報トラック上に走
査することで、デジタル情報が情報トラック上に情報ピ
ット列として記録される。
【0004】また、光カードCの各情報トラックTaの
両端のTN1,TN2の領域には各情報トラックTaの
位置を示すトラック番号が付加されている。TN1,T
N2は片方だけでも良いが、光カードCのどちら側から
光ビームスポットが走査しても最初にそのトラックのト
ラック番号が解るように、情報記録領域の両側に付加す
るのが良い。従って、TN1,TN2には同じ番号が記
録されている。
【0005】情報トラックTaに情報を記録する場合
は、S1に示すように1つのトラックに1つの情報ファ
イルだけを記録しても良いが、記録する情報ファイルの
情報量が少ない場合は、1つのトラックを複数のセクタ
に分割して記録する方が効率が良い。S2,S3は1つ
の情報トラックTaを2つのセクタに分割して記録した
例である。なお、情報トラックを分割する場合は、いく
つのセクタに分割しても良いが、各セクタの記録情報量
の最小が32バイトか16バイト程度にするのが一般的
である。図9のS1,S2の上方は未記録領域である。
【0006】更に、情報ファイルを記録する場合は、そ
の情報ファイルの管理情報を表わすディレクトリファイ
ルも同時に記録するのが一般的である。こうしたディレ
クトリによるファイル管理法では、まずディレクトリフ
ァイルを記録する領域はソフトウェアで前もって決めて
おき、情報ファイルを再生する時にディレクトリファイ
ルを再生して内容を判読し、その管理情報によって目的
の情報ファイルの記録位置を見付けてから目的の情報フ
ァイルの再生が行われる。
【0007】こうした光カードを対象とする光学的情報
記録再生装置としては種々のものが提案されているが、
いずれにおいても常にオートトラッキング、オートフォ
ーカシング制御を行いつつ記録、再生が行われる。ま
た、記録媒体への情報の記録は記録情報に従って変調さ
れ、微小光スポットに絞られた光ビームで情報トラック
を走査することにより行われ、光学的に検出可能な情報
ピット列として情報が記録される。記録媒体からの情報
の再生は、記録媒体に記録が行われない程度の一定パワ
ーの光ビームスポットで、情報トラックの情報ピット列
を走査し、媒体からの反射光、または透過光を検出する
ことにより行われる。
【0008】図10はこのような情報記録再生装置の光
学系の代表的な構成を示した図である。図10では、半
導体レーザ101の発光光束はコリメータレンズ102
で平行化され、これは更に回折格子103で複数光束に
分割され、偏光ビームスプリッタ104、1/4波長板
105、更に対物レンズ106を介して光カードC上に
集光される。光カードCからの反射光は、対物レンズ1
06、1/4波長板105、偏光ビームスプリッタ10
4、トーリックレンズ108を経由して光検出器109
へ入射される。この時、回折格子103で分割された光
束のうち0次回折光を用いて記録、再生、及びオートフ
ォーカシング制御(以下AFと称す)が行われ、また±
1次回折光を用いてオートトラッキング制御(以下AT
と称す)が行われる。AFは非点収差方式、ATは3ビ
ーム方式が採用されている。
【0009】図11は光カードの情報トラックとトラッ
キングトラックを拡大して示した図である。トラッキン
グトラックtt1,tt2は、溝又はトラックTaとは
反射率の異なる物質で形成され、この溝を形成したり、
反射率を異なるようにすることで、情報トラックとトラ
ッキングトラックが区分されている。トラッキングトラ
ックはトラッキング信号を得るガイドとして使用され
る。情報トラックTaには記録、再生、AF用の0次回
折光110が照射され、トラッキングトラックtt1,
tt2にはAT用±1次回折光111,112が照射さ
れており、その回折光111,112からの反射光によ
りトラッキング信号を生成し、これをもとにトラッキン
グを制御することで、0次回折光110が正しくトラッ
クTa上を走査する様に制御が行われる。
【0010】こうしてトラッキングを制御することによ
り、各回折光110,111,112は、同一の位置関
係を保ったまま図示しない駆動機構によって光カード上
を図面上上下方向に走査し、情報トラックTa上に情報
が記録される。図中の斜線で示した113a,b,c
は、0次回折光110の走査によって記録されたデジタ
ル情報であり、一般には情報ピットと呼ばれている。情
報ピット113a,b,cは周辺と反射率が異なる為、
再度弱い光スポット110で走査すると、0次回折光1
10の反射光はピット113a,b,cで変調され、再
生信号を得ることができる。
【0011】図12は図10に示した光検出器109の
詳細と光検出器109の出力信号を処理して再生信号及
びサーボエラー信号を生成する信号処理回路を示した図
である。光検出器109は4分割光センサ114、光セ
ンサ115,116の合計6ケの光センサから構成され
ている。また、光スポット110a,111a,112
aは、各々図11における各回折光110,111,1
12の反射光である。光スポット110aは4分割光セ
ンサ114上に集光され、光スポット111aと112
aは各々光センサ115,116上に集光される。4分
割光センサ114の各対角方向のセンサ出力は、加算回
路117,118で各々加算される。加算回路117,
118の出力は、更に加算回路121で加算され、情報
再生信号RFとして出力される。即ち、RFは4分割光
センサ114の各検出片の総和信号に相当する。又、加
算回路117,118の出力は差動回路120で減算さ
れフォーカシング制御信号Afとして出力される。即
ち、Afは4分割光センサ114の各対角方向の和同士
の差分の信号である。この非点収差方式は文献に詳し
く、又本発明に直接関係がないので説明を省略する。光
センサ115,116の出力は、差動回路119で減算
され、トラッキング制御信号Atとして出力される。通
常、このAt信号が零になる様に制御することで、トラ
ッキングの制御が行われる。
【0012】ところで、記録媒体に情報を記録する際に
重要なことは、既に情報が記録されている領域に再度情
報を記録するという2重記録をしないことである。例え
ば、図9のセクタS2は記録済みであるとし、次のセク
タS3に情報を記録すべきところ、誤まって新データを
セクタS2に記録してしまうと、セクタS2には旧デー
タと新データが2重記録され、セクタS2のデータを破
壊してしまう。そこでこのようなデータの破壊を防止す
るために、情報の記録前に、弱い光で記録すべき領域を
走査してその領域の情報を検出し、この検出の結果によ
ってその領域への記録の可否の判断が行われる。一般に
は、こうした記録済み情報の検出はキャリアディテクト
(以下、CDと略す)と呼ばれている。
【0013】図13は以上のようなCDのための記録済
信号検出回路の例を示した回路図である。図13におい
て、122は図12に示した信号処理回路の加算回路1
21から出力される情報再生信号RFを参照値Vr1
比較して2値化するためのコンパレータである。参照値
Vr1 は通常情報再生信号の振幅の中間値に設定され
る。D1は逆流防止用のダイオード、R1,R2及びC
1は積分回路を構成する抵抗器とコンデンサ、123は
積分回路の出力信号RFiと参照値Vr2 を比較して情
報が既に記録されていることを示すキャリアディテクト
信号(CD信号)を出力するためのコンパレータであ
る。なお、2値化信号RFdは図示しない信号再生回路
に送られてサンプリングクロックと比較され、信号の位
置または長さからデジタル情報が再生される。
【0014】次に、上記記録済検出回路の動作を図14
に基づいて説明する。図14(a)は光カードの情報ト
ラック上に記録された情報ピット、図14(b)はこの
情報ピット列を弱い光で走査したときにコンパレータ1
22で得られた2値化信号RFdである。多くの記録媒
体では、情報ピット部は周辺より光反射率が低くなって
いるので、これを再生すると図14(b)のように情報
ピット部ではハイレベル、情報ピット間ではローレベル
の2値化信号RFdが得られる。2値化信号RFdはダ
イオードD1、抵抗器R1、コンデンサC1の積分回路
で積分され、またコンデンサC1の電荷は抵抗器R2で
放電される。つまり、情報トラックの情報ピット部では
コンデンサC1は充電され、情報ピット部以外では放電
される。
【0015】ここでは、図14(a)に示すように情報
ピットP101〜P106が連続して記録されているの
で、コンデンサC1の電圧信号RFiは、図14(c)
に示すように充放電を繰り返しながら徐々に上昇してい
く。コンデンサC1の電圧信号RFiはコンパレータ1
23で参照値Vr2 と比較され、電圧信号RFiが参照
値Vr2 を越えると、図14(d)のように情報が記録
済であることを示すCD信号が出力される。このように
情報ピットが連続して記録され、コンデンサC1の電圧
が参照値Vr2 を越えると、CD信号が出力されるの
で、その領域には既に情報が記録されていると判断して
情報の記録が禁止される。一方、CD信号が出力されな
かった場合は、その領域は未記録であると判断して情報
の記録が行われる。
【0016】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の記録済信号検出回路では、記録媒体に欠陥があ
る場合、または記録媒体の表面に傷が付いたり、ゴミが
付着したりした場合(以下、こうしたケースを総じてデ
ィフェクトという)、その部分の光反射率が低くなるた
めに、ディフェクトを情報ピットと誤まってCD信号を
出力してしまうことがある。例えば、図14(a)に示
すように情報トラック上にディフェクトD101があっ
た場合、それを走査すると図14(b)のように情報ピ
ットと同様に2値化信号RFdが出力され、コンデンサ
C1の電圧は図14(c)のように上昇するので、図1
4(d)のようにCD信号が出力されてしまう。
【0017】そこで、こうした誤検出を防止するために
は、抵抗器R1とコンデンサC1の積分時定数を大きく
するか、あるいは参照値Vr2 を高くして検出感度を低
下させることが考えられる。しかし、検出感度を低下さ
せると、情報ピットが記録されているにも拘らずCD信
号が出力されないことがあり、2重記録が発生する恐れ
があった。即ち、情報ピットに対する検出感度とディフ
ェクトに対する誤検出は相反する関係にあるので、大き
なディフェクトに対して誤検出を防ごうとするとそれに
応じて情報ピットの検出感度が低くなってしまうので、
2重記録を完全に防止することは困難であった。
【0018】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は情報ピットに対する検出感度を低
下させることなく、ディフェクトに対しても誤検出を防
止できるようにした記録済信号検出装置を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、情報記
録媒体にデジタル信号の形態で記録された情報を検出す
る記録済み信号検出装置において、前記記録媒体から2
値化信号を再生する手段と、前記2値化信号のエッシを
基準に所定の検出期間を設定する手段と、前記検出期間
内で前記2値化信号が所定回数変化した時、情報が記録
済みであることを示す検出信号を出力開始する検出手段
とを備えることを特徴とする記録済み信号検出装置によ
って達成される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の記録済信号検出装置
の第1実施例を示した回路図である。図1において、1
及び2はそれぞれリトリガラブルモノステーブルマルチ
バイブレータ(以下、モノマルチと略す)である。この
モノマルチ1,2は、設定された時間内に再度トリガー
が入力されると、そのトリガーから設定された時間まで
出力を再延長するという素子である。こうした素子とし
ては、例えばテキサスインスツルメント社のSN741
23(商品名)や東芝社のTC74HC4538(商品
名)などが好適に使用できる。
【0021】モノマルチ1のクリアバー入力端子(反転
入力端子)C1はハイレベルに保たれ、トリガー入力端
子TR1には図13に示したコンパレータ122から情
報再生信号RFを参照値Vr1 で2値化した2値化信号
RFdが入力される。従ってモノマルチ1には2値化信
号RFdがトリガーとして入力され、トリガーが入力さ
れるとモノマルチ1の出力Q1はトリガーの立ち上がり
エッジでハイレベルとなり、それから設定時間TW1だけ
ハイレベルに保持される。モノマルチ1の出力Q1は次
段のモノマルチ2のクリアバー入力端子(反転入力端
子)C2に入力され、モノマルチ2のトリガー端子TR
2には同様に2値化信号RFdがトリガーとして入力さ
れている。従って、モノマルチ2の出力Q2は、モノマ
ルチ1の出力Q1がハイレベルであるときのみ、2値化
信号RFdの立ち上がりエッジでハイレベルとなり、設
定時間TW2だけハイレベルが保持される。
【0022】次に、上記実施例の動作を図2に基づいて
説明する。図2(a)は図9に示した光カードの情報ト
ラック上に光学的に記録された情報ピット及び情報トラ
ック上に存在するディフェクトである。P1〜P10は
情報ピット、D1及びD2はディフェクトであるが、情
報の記録方式としては、例えばピットサイズとピット間
距離で情報を記録するマーク長方式が採用されている。
以下の実施例でも同様である。図2(b)は図1の情報
トラックを弱い光で走査して得られた2値化信号、即ち
図13のコンパレータ122から出力された情報再生信
号RFの2値化信号RFdである。2値化信号RFdは
情報ピットに対応してハイレベル、情報ピット間ではロ
ーレベルとなり、またディフェクトに対しても同様にハ
イレベル信号として出力される。
【0023】モノマルチ1の出力Q1は最初のディフェ
クトD1の前端で2値化信号RFdがハイレベルに立ち
上がるので、図2(c)に示すようにその立ち上がりで
ハイレベルとなり、それから時間Tw1はハイレベルに保
たれる。つまり、ディフェクトD1が長く時間Tw1内に
2値化信号RFdが変化しないので、モノマルチ1の出
力Q1は所定の時間Tw1はハイレベルを保持し、この時
間を経過するとローレベルに反転する。モノマルチ1の
出力Q1及び2値化信号RFdはモノマルチ2のクリア
バー入力端子C2、トリガー入力端子TR2にそれぞれ
入力され、モノマルチ2が駆動される。この場合、モノ
マルチ1の出力Q1がハイレベルに立ち上がるときは、
2値化信号RFdのローレベルからハイレベルの変化に
対して時間遅れがある。これにより、ディフェクトD1
の前端でモノマルチ2のトリガー入力端子C2に入力さ
れた2値化信号RFdがハイレベルに立ち上がった時点
ではモノマルチ1の出力Q1はローレベルであるので、
モノマルチ2は動作せず、その出力Q2(CD)は図2
(d)のようにローレベルに保たれる。従って、ディフ
ェクトD1ではモノマルチ2の出力Q2はローレベルに
保持され、CD信号は出力されない。
【0024】次に、情報ピットP1の前端で2値化信号
RFdがハイレベルに立ち上がるとそれに応じて図2
(c)のようにモノマルチ1の出力Q1はハイレベルに
反転する。また、次の情報ピットP2の前端で再度2値
化信号RFdがハイレベルとなるので、再度トリガーが
かけられ、モノマルチ1の出力Q1は更にハイレベルに
保たれる。つまり、光ビームが情報ピットP1の前端か
ら情報ピットP2の前端までを走査する時間Tpmがモノ
マルチQ1の設定時間Tw1よりも短いので、モノマルチ
1は情報ピットP2の前端でリトリガーされ、ハイレベ
ルに保たれる。従って、時間Tw1は情報ピット列の最大
ピットピッチを走査する時間Tpmよりも長く設定されて
いるので、情報ピットが連続する限りはモノマルチ1の
出力Q1はハイレベルに維持される。
【0025】また、情報ピットP1の前端でモノマルチ
1の出力Q1はハイレベルに立ち上がり、それ以降モノ
マルチ2のクリアバー入力端子C2にはハイレベル信号
が入力されるので、モノマルチ2の出力Q2は図2
(d)のように情報ピットP2の前端で2値化信号RF
dがハイレベルになった時点でハイレベルに反転する。
こうしてCD信号が出力され、図示しない制御部ではこ
のCD信号により今回走査した情報トラックには既に情
報が記録されていると認識し、その情報トラックには情
報を記録しないように制御される。モノマルチ2の設定
時間Tw2はCD信号を連続的に出力するためにはTw1
同様にTpmよりも長くする必要があるが、ここではTw1
よりも長く設定されている。なお、図2(a)では情報
ピット列の途中にディフェクトD2があるので、モノマ
ルチ1の出力Q1は図2(c)のようにディフェクトD
2の前端から時間Tw1を経過したところでローレベルに
反転する。従って、これと同時にモノマルチ2の出力Q
2もローレベルに反転し、CD信号が情報ピット列の中
途で途切れてしまう。こうした点を改良したものを第2
実施例として詳しく後述する。
【0026】以上のように本実施例では、情報トラック
上にディフェクトが存在し、それがどんなに大きいもの
であっても、2値化信号RFdは設定時間Tw1内に連続
して変化することはないので、ディフェクトを情報ピッ
トと誤まってCD信号を出力することはなく、ディフェ
クトによる情報信号の誤検出を確実に防止することがで
きる。また、情報ピットを検出する場合は、情報ピット
が1つでは検出できないものの、情報ピットが2つ以上
連続していれば、確実に情報ピットを検出することがで
きる。従って、ディフェクトの誤検出を確実に防止でき
るばかりでなく検出感度が情報ピット2個という高い検
出感度で記録済み情報を検出することができる。
【0027】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図1の実施例では前述のように情報ピット列の途中
にディフェクトがあると、CD信号が途切れてしまうこ
とがある。即ち、図2(a)のように情報ピットP6,
P7が記録されていてもその上にディフェクトD2があ
ると、情報ピットP6,P7がマスクされてしまうの
で、2値化信号RFdは図2(b)のように変化せず、
モノマルチ1の出力Q1は途中でローレベルに反転し、
CD信号もローレベルに反転する。また、ディフェクト
D2を過ぎて情報ピットP8以降連続するようになれ
ば、再びCD信号が出力され、情報ピット列の途中でC
D信号が途切れてしまう。こうした現象は、当初の記録
済信号の検出だけを目的とすれば、何ら問題は生じな
い。ところが、CD信号を記録済信号の検出だけでな
く、領域検出信号として用いることは、装置の構成を簡
単化する上で、魅力的な考えである。
【0028】詳述すれば、図9に示した光カードの情報
トラックを走査する場合、トラックナンバーTN1,T
N2、記録済みセクタの情報が再生されるのであるが、
トラックナンバーTN1,TN2及びセクタ情報を識別
するものとしてCD信号を用いることができれば、それ
にこしたことはない。つまり、CD信号がハイレベルの
間は光ビームがトラックナンバーまたは記録済みセクタ
を走査しているときであり、CD信号がローレベルの間
は光ビームがトラックナンバーとセクタの間、またはセ
クタとセクタの間を走査しているときであると識別する
ことができる。従って、CD信号を監視することによっ
て光ビームがどこを走査しているのかがわかり、記録や
再生のタイミングを制御するのに便利である。しかし、
CD信号をこのように制御の基準信号として用いる場合
は、CD信号が前述のように情報ピット列の途中で途切
れることは好しくない。
【0029】そこで、第2実施例はこうしたCD信号の
途切れを解決し、CD信号を情報の記録、再生のタイミ
ングの制御にも使用できるようにしたものである。図3
は本発明の第2実施例を示した回路図である。図3にお
いて、1及び2は図1の実施例のものと同じモノマルチ
である。モノマルチ2の出力Q2と2値化信号RFdは
アンドゲート6で論理積がとられ、その出力がモノマル
チ4のトリガー入力端子TR4に入力されている。モノ
マルチ4はモノマルチ1及び2と同様にリトリガラブル
モノステーブルマルチバイブレータであり、クリアバー
入力端子(反転入力端子)C4は常時ハイレベル状態に
保たれ、またその出力Q4がCD信号として出力され
る。
【0030】次に、上記実施例の具体的な動作を図4に
基づいて説明する。図4(a)は情報トラック上に記録
された情報ピットであり、情報ピットP11〜P17は
1つの情報ピット列、情報ピットP18〜P20は他の
情報ピット列である。即ち、情報ピットP11〜P18
は、例えば1つのトラックナンバーまたは記録済みセク
タのピット列、情報ピットP18〜P20は他のトラッ
クナンバーまたは他の記録済みセクタのピット列であ
る。情報ピットP14,P15上にはディフェクトD3
があって情報ピットP14,P15はマスクされた状態
にある。図4(b)は図4(a)の情報トラックを走査
して得られた2値化信号RFdである。モノマルチ1の
出力Q1は図4(c)のように情報ピットP11の前端
でハイレベルに立ち上がり、モノマルチ1の設定時間T
w1は、ここでも図1の実施例と同様に光ビームが最大ピ
ットピッチを走査する時間Tpmよりも長く設定されてい
るので、情報ピットが連続する限りハイレベルに保たれ
る。但し、情報ピット列の途中にはディフェクトD3が
あるので、モノマルチ1の出力Q1はディフェクトD3
の前端から時間Tw1を経過したところでローレベルに反
転する。
【0031】一方、モノマルチ2の出力Q2は図4
(d)のように情報ピットP12の前端でハイレベルに
立ち上がり、モノマルチ1の出力Q1と同様にディフェ
クトD3の前端から時間Tw1を経過した時点でローレベ
ルに反転する。また、2値化信号RFdはアンドゲート
6によりモノマルチ2の出力Q2でゲートされるので、
モノマルチ4のトリガー入力端子TR4には図4(e)
のようなトリガー信号が入力される。これにより、モノ
マルチ4の出力Q4は図4(f)のように情報ピットP
12の前端でハイレベルに立ち上がり、CD信号として
出力される。なお、実際には回路の時間遅れによってC
D信号は多少遅れることがあるが、ピットの走査時間に
比較して無視できる量である。
【0032】ここで、ディフェクトD3の前端からピッ
ト列の最後の情報ピットP17の前端までを走査する時
間をTd とした場合、モノマルチ4の設定時間Tw4はT
d よりも長く設定されている(Tw4>Td )。従って、
モノマルチ1,2の出力Q1とQ2がディフェクトD3
の前端からTw1の後にローレベルになっても、モノマル
チ4の出力Q4は図4(f)のようにハイレベルに保た
れ、CD信号は途切れることなく出力される。そして、
モノマルチ1,2の出力Q1,Q2は図4(c),(d)
のようにピット列の最後の情報ピットP17の前端から
時間Tw1後にそれぞれローレベルに反転し、モノマルチ
4の出力Q4は図4(f)のように情報ピットP17の
前端でリトリガーされるので、その時点から時間Tw4
経過したところでローレベルに反転する。従って、CD
信号はピット列の2番目の情報ピットP12からピット
列の最後の情報ピットP17の前端より時間Tw4経過後
まで出力される。1つのピット列に対しては以上のよう
に記録済信号が検出され、次の情報ピットP18から始
まるピット列に対しても同様に記録済信号の検出が行わ
れる。なお、図4(a)では、ピット列とピット列の時
間間隔はTs であるが、ピット列間でCD信号をローレ
ベルにするためには、Tw4<Ts である必要がある。ま
た、Ts としても記録される色々なセクタパターンの中
で最も短いものを選択する必要がある。
【0033】本実施例では、情報ピット列中にディフェ
クトが存在しても、CD信号が途切れることなく、出力
しつづけることができる。但し、ここではディフェクト
の長さが最小のセクタ間間隔までのものに対してCD信
号の途切れを防止することができる。従って、CD信号
を記録済信号の検出ばかりでなく、トラックナンバーや
記録済みセクタの区間を表わす信号としても使用するこ
とができ、記録や再生の際のタイミングの制御に役立て
ることができる。
【0034】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。まず、記録媒体上のディフェクトは大きいものばか
りでなく微小なものも存在し、こうした微小ディフェク
トが最大ピットピッチ以内に存在する確率は決して小さ
くない。従って、このような微小ディフェクトが存在し
た場合、図1、図3の実施例では、微小欠陥によるCD
誤検出が発生することがある。そこで、微小ディフェク
トによる問題点を改良したものを第3実施例として説明
する。図5は本発明の第3実施例を示した回路図であ
る。図5において、1及び2は図1の実施例のものと同
じモノマルチ、3はモノマルチ2の次段に接続されたモ
ノマルチである。モノマルチ3もモノマルチ1,2と同
様にリトリガラブルモノステーブルマルチバイブレータ
である。モノマルチ2の出力Q2及び2値化信号RFd
はモノマルチ3のクリアバー入力端子(反転入力端子)
C3、トリガー入力端子TR3にそれぞれ入力され、そ
の出力Q3がCD信号として出力される構成である。
【0035】次に、上記実施例の動作を図6に基づいて
説明する。図6(a)は情報トラック上のディフェクト
及び情報ピット列を示した図である。D4〜D6はディ
フェクト、P1〜P6は情報ピットである。ディフェク
トD4とD5のピッチを走査する時間Tdp1 はモノマル
チ1の設定時間Tw1よりも短く(Tdp1 <Tw1)、最大
ピットピッチ以内に微小ディフェクトが存在している。
モノマルチ1の設定時間Tw1は第1、第2実施例と同様
に最大ピットピッチを走査する時間よりも長く設定され
ている。ディフェクトD5とD6はTw1以上離れてお
り、その後に情報ピットP1〜P6が記録されている。
【0036】図6(a)の情報トラックを走査すると、
図6(b)のように2値化信号RFdが出力され、モノ
マルチ1の出力Q1は図6(c)のようにディフェクト
D4の前端でハイレベルに立ち上がり、更にディフェク
トD5の前端でリトリガーされて時間Tw1の経過後にロ
ーレベルに反転する。モノマルチ2の出力Q2は図6
(d)のようにディフェクトD5の前端でハイレベルに
立ち上がり、モノマルチ1の出力Q1と同時にローレベ
ルに反転する。また、モノマルチ3の出力Q3は図6
(e)のようにローレベルに保たれ、CD信号は出力さ
れない。第1、第2実施例では、モノマルチ2の出力Q
2がCD信号として出力されるので、図6(a)のよう
に微小ディフェクトD4,D5が2つ連続すると誤検出
してしまうのであるが、本実施例ではモノマルチ2の次
段に更にモノマルチ3を接続しているので、CD信号は
出力されず、微小ディフェクトを誤検出することはな
い。ディフェクトD5の後のディフェクトD6では、1
つだけのディフェクトであるのでCD信号は出力されな
い。
【0037】一方、情報ピットP1〜P6を走査する場
合は、モノマルチ3の出力Q3は図6(e)のように情
報ピットP3の前端でハイレベルに立ち上がり、先頭の
情報ピットP1から3つ目でCD信号が出力される。即
ち、モノマルチ3を接続して微小ディフェクトが2つ連
続してもCD信号が出力されないようにしたので、情報
ピットにおいても3つ連続しないと検出できなくなる。
つまり、微小ディフェクトの誤検出の確率を低下させた
ために、情報ピットの検出感度も3個に低下する。従っ
て、微小ディフェクトがTw1以下のピッチで多く連続す
るような記録媒体を用いる場合は、モノマルチ3の後段
に連続するディフェクトの数に応じた個数だけリトリガ
ラブルモノステーブルマルチバイブレータを接続すれ
ば、その分だけディフェクトによる誤検出を防止するこ
とができる。但し、それに応じて情報ピットの検出感度
も低下する。
【0038】このように本実施例では、最大ピットピッ
チ以内に微小ディフェクトが連続して存在した場合、情
報信号が記録されていないにも拘わらず微小ディフェク
トを情報ピットと誤まって検出することがなく、情報信
号の検出の信頼性を高めることができる。なお、第3実
施例では、複数のモノマルチを接続すれば、その分だけ
ディフェクトによる誤検出を防止できるとしたが、微小
ディフェクトがTw1以下のピッチで多数連続しているよ
うな記録媒体は、そもそも記録媒体としての機能がない
訳であるので、通常は図5のように3つのモノマルチを
連続した構成で充分である。また、モノマルチ3の次段
に図3のようにアンドゲート6を介してモノマルチ4を
接続すれば、ピット列中のCD信号の途切れがなくなる
ので、第2実施例と同様にCD信号をトラックナンバー
や記録済みセクタの区間を表わす信号としても使用する
ことができる。
【0039】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。まず、前述のように記録媒体には微小欠陥があると
説明したが、特に光ディスクなどの光記録媒体には局部
的に微小欠陥が複数連続して存在することがある。この
ような場合、第3実施例では微小欠陥の誤検出を防止す
るには、多数のモノマルチを必要とし、また情報ピット
の検出感度を低下させてしまう。そこで、こうした問題
点を解決したものを第4実施例として説明する。
【0040】図7は本発明の第4実施例を示したブロッ
ク図である。この実施例は、図5の3つのモノマルチ1
〜3で構成された回路の前段に、モノマルチ5を接続し
たものである。モノマルチ5は同様にリトリガラブルモ
ノステーブルマルチバイブレータである。モノマルチ5
のクリアバー入力端子(反転入力端子)C5は常にハイ
レベルに保持され、トリガー入力端子TR5には2値化
信号RFdが入力されている。また、モノマルチ5の出
力(反転出力)Q5がモノマルチ1のトリガー入力端子
TR1に入力されている。モノマルチ5の設定時間Tw5
は、最小ピットピッチの走査時間よりもやや短い時間に
設定されている。
【0041】次に、上記実施例の動作を図8に基づいて
説明する。図8(a)は情報トラック上のディフェクト
と情報ピット列である。ディフェクトD6〜D10は局
部的に密接して存在しており、その最大ピッチTdp2
モノマルチ5の設定時間Tw5よりも短くなっている。ま
た、ディフェクト列の後に情報ピットP1〜P6が記録
されている。図8(b)は図8(a)の情報トラックを
走査して得られた2値化信号RFdである。モノマルチ
5の出力Q5(反転出力)は図8(c)のようにディフ
ェクトD6の前端でローレベルに反転し、以後はディフ
ェクトのピッチTdp2 がモノマルチ5の設定時間Tw5
りも短いので、モノマルチ5は各ディフェクトの前端で
その都度リトリガーされる。従って、モノマルチ5の出
力Q5はディフェクトD6〜D10を走査する間はロー
レベルに保たれ、ディフェクトD10の前端から時間T
w5が経過したところでハイレベルに反転する。
【0042】モノマルチ5の出力Q5がハイレベルにな
ると、モノマルチ1にトリガーがかかり、その出力Q1
は図8(d)のようにモノマルチ5の出力Q5がハイレ
ベルになった時点から時間Tw1が経過するまでハイレベ
ルに保たれる。また、モノマルチ2,3もモノマルチ1
の起動によって図5の実施例と同様に動作する。即ちモ
ノマルチ1〜3はディフェクト列の先頭ディフェクトD
6の前端ではなく、ディフェクト列の最後のディフェク
トD10の前端からTw5後にトリガーがかかる以外は、
図5と同様に動作する。従って、本実施例ではモノマル
チ1の前段にモノマルチ5を設け、これの設定時間Tw5
を最小ピットピッチの走査時間よりも短く設定し、微小
ディフェクトが密接して存在したときは、モノマルチ1
のトリガー入力をマスクすることにより、微小欠陥が多
数連続して存在した場合であっても、多数のモノマルチ
を接続することなく、微小欠陥による誤検出を防止する
ことができる。
【0043】また、情報ピット列を走査する場合は、モ
ノマルチ1〜3は図8(d)〜(f)のように図5の実
施例と同様に動作する。即ち、モノマルチ1〜3で情報
ピットを検出した場合は、先頭の情報ピットP1から3
つ目の情報ピットP3でCD信号が出力され、検出感度
は情報ピット3個である。よって、局部的に微小欠陥が
多数連続しても、検出感度を低下させずに微小欠陥によ
る誤検出を防止することができる。ここで、モノマルチ
5の設定時間Tw5を最小ピットピッチ以上にした場合
は、最小ピットピッチの情報ピットが連続するピット列
では、モノマルチ5の出力がローレベルのままとなり、
モノマルチ1にトリガーがかからなくなるので、Tw5
最小ピットピッチ未満でなくてはならない。
【0044】なお、以上の実施例では、リトリガラブル
モノステーブルマルチバイブレータを用いて記録済信号
を検出する例を示したが、要は時間を計測すればよいの
であるから、それ以外にも例えばカウンタ回路を用いた
り、あるいはマイクロコンピュータを用いたりしても、
記録済信号を検出することができる。また、記録媒体へ
の記録方法としてピットサイズとピット間距離で情報を
記録するマーク長方式の情報信号を検出する例を示した
が、実施例の検出動作はピットのサイズに依存していな
いので、他の代表的な記録方式である略同一サイズのピ
ットの位置で情報を記録するマーク間記録方式の情報信
号の検出にも使用できることはもちろんである。更に、
実施例では光記録による情報信号の検出を例として説明
したが、本発明はこれに限ることなく、磁気記録や光磁
気記録などの情報をデジタル信号の形態で記録する全て
の記録方式に適用できることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、次の効果
がある。 (1)記録媒体から再生された2値化信号のエッジを基
準に所定の検出期間を設定し、検出期間内で2値化信号
が所定回数変化した時に情報が記録済みであることを示
す検出信号を出力開始することにより、検出感度を低下
させることなく、ディフェクト(ごみ、傷、欠陥)によ
る記録済み領域の誤検知を防止することができる。 (2)ピット列中にディフェクトが存在して検出期間内
に2値化信号が変化しなかった時に記録済みの検出信号
を一定期間保持することにより、記録済みの検出信号を
トラックナンバーや記録済みセクタの区間を表わす信号
としても使用することができる。 (3)記録ピットの最小ピットピッチの走査期間以下に
検出された2値化信号の変化を無視することにより、微
小ディフェクトが局部的に連続して多数存在するような
場合、記録ピットの検出感度を低下させることなく、デ
ィフェクトによる誤検知を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録済信号検出装置の第1実施例を示
した回路図である。
【図2】図1の実施例の動作を示したタイムチャートで
ある。
【図3】本発明の第2実施例を示した回路図である。
【図4】図3の実施例の動作を示したタイムチャートで
ある。
【図5】本発明の第3実施例を示した回路図である。
【図6】図5の実施例の動作を示したタイムチャートで
ある。
【図7】本発明の第4実施例を示した回路図である。
【図8】図7の実施例の動作を示したタイムチャートで
ある。
【図9】光カードの記録面を模式的に示した平面図であ
る。
【図10】従来の光学的情報記録再生装置の光学系を示
した図である。
【図11】図9の光カードの一部を拡大して示した図で
ある。
【図12】図10の光検出器109及びその出力信号を
処理して再生信号、サーボエラー信号を生成する信号処
理回路を示した回路図である。
【図13】従来例の記録済信号検出回路を示した回路図
である。
【図14】図13の記録済信号検出回路の動作を示した
タイムチャートである。
【符号の説明】
1〜5 モノマルチ 6 アンドゲート P1〜P20 情報ピット D1〜D10 ディフェクト

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体にデジタル信号の形態で記
    録された情報を検出する記録済み信号検出装置におい
    て、前記記録媒体から2値化信号を再生する手段と、 前記2値化信号のエッシを基準に所定の検出期間を設定
    する手段と、 前記検出期間内で前記2値化信号が所定回数変化した
    時、情報が記録済みであることを示す検出信号を出力開
    始する検出手段とを備える ことを特徴とする記録済み信
    号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出期間は、記録媒体に記録された
    ピットの最大ピットピッチを走査する期間以上であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録済み信号検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段の出力段に、前記検出手段
    の出力を一定期間保持するための検出信号保持手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載の記録済み信号検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記所定回数は2回以上であることを特
    徴とする請求項1に記載の記録済み信号検出装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、記録ピットの最小ピッ
    トピッチの走査期間以下に検出された前記2値化信号の
    変化は無視することを特徴とする請求項1に記載の記録
    済み信号検出装置。
JP6024240A 1994-02-22 1994-02-22 記録済信号検出装置 Expired - Fee Related JP3031655B2 (ja)

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