JP3010925U - 組立式収納ケース - Google Patents

組立式収納ケース

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JP3010925U
JP3010925U JP1994013729U JP1372994U JP3010925U JP 3010925 U JP3010925 U JP 3010925U JP 1994013729 U JP1994013729 U JP 1994013729U JP 1372994 U JP1372994 U JP 1372994U JP 3010925 U JP3010925 U JP 3010925U
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JP
Japan
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drawer
advancing
storage case
guide member
retreating direction
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994013729U
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English (en)
Inventor
剛 加藤
万紀 草刈
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Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引き出しの操作性の良い組立式収納ケースを
提供する。 【構成】 棚板3上に引き出し6を収容する。棚板3の
上面に、上に向けて突出した進退方向に延在する該進退
方向に対して垂直断面が円弧状の突条11を形成し、引
き出し6の底面に、前記突条11を進退方向に対して垂
直に挟むように該進退方向に延在するガイド部材24を
立設する。突条11をガイド部材24が挟む状態で引き
出し6が収容されることから、引き出しの進退方向以外
への移動が規制されかつ突条11の断面が円弧形状をな
していることから引き出し6底面との摩擦を少なくする
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は組立式収納ケースに関し、枠体に引き出し自在に収容された引き出し を有する組立式収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年衣服等を収納する樹脂製のケースが広く用いられている。図8に示すよう に、上部に開口を持つ箱体からなる引き出し101を、一側面が開口された枠体 102内に緩く嵌挿して引き出し操作を行うようにしている収納ケースが多く見 られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の収納ケースにおいては、引き出し101の移動を積 極的に案内するためのレール等の構造を設けていないことから、引き出し操作を 行った際に進退方向に対して斜めに動かしてしまった場合には、引き出し101 がひっかってしまう不具合が生じる虞があった。
【0004】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、引き出し操作 性の良い組立式収納ケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、板状の上部部材及び下部部材を 支柱により離間して結合して枠体を構成し、前記下部部材と前記上部部材との間 に引き出しを収容してなる組立式収納ケースであって、前記下部部材の前記上部 部材と対向する面には、該上部部材に向けて突出した前記引き出しの進退方向に 延在する該進退方向に対して垂直断面が円弧状の突条を形成し、前記引き出しの 底面には、前記突条を前記進退方向に対して垂直に挟むように該進退方向に延在 するガイド部材を立設した。また、前記突条を、前記ガイド部材の高さよりも高 く形成した。更に、前記ガイド部材の端部を、前記進退方向に対して所定の角度 をもって開拡された形状とした。
【0006】
【作用】
このようにすれば、下部部材に形成した突条を、引き出しに立設したガイド部 材が挟む状態で引き出しが収容されることから、ガイド部材が突条を乗り越える ことはなく、引き出しの進退方向以外への移動が規制される。そして、突条の断 面が円弧形状をなしていることから引き出し底面との摺接面を小さくすることが でき、摩擦を最小限に抑えることができる。また、ガイド部材の高さが突条の高 さよりも低く形成されているため、ガイド部材の端面が下部部材の上面に当接す ることがない。更に、ガイド部材の端部が開拡されていることから、引き出しの 収容初期時にガイド部材と突条とが位置ずれをした状態にあっても徐々に正規の 位置に案内することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。図1に示すように、本実 施例における収納ケース1は、長方形板状の底板2、棚板3、3及び天板4と、 各板2、3、3、4を離間させて結合する支柱5、・・・と、各板2、3、3、 4の間に収容される引き出し6(1つのみ図示)とにより構成されている。
【0008】 前記底板2及び前記棚板3、3は同形状であり、長方形状の板材からなり、図 2にも示すように、左右及び後縁部には上方に膨出した膨出部2a、3aが形成 されていると共に、長尺方向に2分された2ヵ所に長方形状の開口部7、7を有 する枠状に形成されている。また、両板2、3の周縁及び開口縁には、下方へ折 り返された補強リブ8が全周に形成されており、両板2、3の四隅には、前記支 柱5の端部が内嵌する取付孔9、・・・が設けられている。
【0009】 また、両板2、3、3の上面の中央部及び両端部には、進退方向(短尺方向) に延在する突条11、・・が一体的に形成されている。この突条11、・・は、 図3に示すように、上側に向けて突出する断面が円弧形状をなしており、その前 端部には、図4に示すように、半円球部12が形成されている。また、両板2、 3の前縁部には、端部に向けて徐々に下降する傾斜面13が形成されている。
【0010】 次に、前記支柱5は、図5にも示すように、長さ方向に対する垂直断面が一方 向に開口するコ字状の支柱本体14を有しており、支柱本体14の上面には、前 記取付孔9に下方より内嵌する上嵌合部15が一体形成されている。上嵌合部1 5もまた垂直断面がコ字状であって、その上縁には内側に向かって突出する係合 爪16が形成されている。また、支柱5の下面には、前記取付孔9に上方より内 嵌する下嵌合部17が一体的に形成されており、該下嵌合部17も、支柱本体1 4と同じ方向に開口する垂直断面コ字状に形成されている。そして、下嵌合部1 7の下面には、図6にも示すように、前記上嵌合部15に内嵌可能な第二嵌合部 18がさらに突設されている。この第二嵌合部18もまた垂直断面がコ字状であ って、前記係合爪16が係合可能な係合孔19が設けられている。
【0011】 一方、前記引き出し6は、引き出し本体20と該引き出し本体20の前面を形 成する引き出し前部21とにより形成されている(図1参照)。引き出し本体2 0の周縁には、下方に折り返された補強リブ22が形成されている。また、引き 出し本体20の底面には、図7に示すように、該引き出し本体20の剛性を高め るために、格子状に延在するリブが前面に立設されている。そして、底面の中央 部及び両端部には、進退方向に延在する3組6本のリブ23、・・・が形成され ていて、これらのリブ23、・・・の隣接するリブ23によって並行ガイド部材 24が形成されている。またリブ23、・・・の高さは、前記した突条11の高 さよりも低く形成されており(図3参照)、それらの後端部は、図4に示すよう 、進退方向に対して所定の角度をもって開拡されている。
【0012】 上記した主要部材からなる組立式収納ケース1は、4枚の板2、3、3、4を 、支柱5、・・・により離間して結合して枠体を構成し、底板2と棚板3、棚板 3と棚板3、棚板3と天板4とのそれぞれの空間に引き出し6を収容して構成さ れるものである。図3にも示すように、引き出し6を収容した際には、突条11 を挟むように並行ガイド部材24が位置し、突条11の上縁がリブ23、23の 間隙にある引き出し6の底面と当接している。つまり、引き出し6は3本の突条 11、・・により支持されることとなる。
【0013】 このように支持された引き出し6を操作する場合には、並行ガイド部材24を 構成するリブ23、23が、突条11を越えられないことから、引き出し6の横 方向へ移動が規制され、進退方向への移動のみが可能となる。また、突条21と 引き出し6下面とは接触面積が非常に小さく、略線接触している状態であること から、両板2、3、3と引き出し6との摩擦を最小限に抑えることができる。し たがって、引き出し6のひっかかり現象を解消でき、かつ円滑な引き出し操作が できる。
【0014】 また、リブ23の高さに対して突条11が高く形成されていることから、両板 2、3、3の上部面上を引き出し6底面が摺接しない。よって、前記上部面には 摺接痕が付かず、外観を損ねることがない。
【0015】 更に、引き出し6を取り付ける際には並行ガイド部材24の後端部が開拡され ていて、さらに突条11の前端部もまた半球部12が形成されているため、引き 出し6を多少横にずれた状態で収容しても、引き出し6は正規の位置に案内され て収容される。したがって、煩雑となりがちだった引き出しの収容作業を容易に することができる。
【0016】 なお、本考案における上部部材と下部部材は、本実施例において天板4を上部 部材とした場合には、天板4の下方に位置する2段目の棚板3が下部部材となり 、2段目の棚板3を上部部材とした場合には、この下方に位置する1段目の棚板 3が下部部材となる。さらには、1段目の棚板3を上部部材とした場合には、こ の下方に位置する底板2が下部部材となる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案にあっては、引き出しの移動を確実に案内すること ができ、かつ引き出しと下部部材との摩擦を少なくしていることか、引き出し操 作を円滑に行うことができる。また、突条上面及び引き出し底面以外には摺接痕 が発生しないことから見ためにも美しい組立式収納ケースを提供できる。更に、 引き出しを収容するにあたっては、並行リブ部材の端部が開拡されていることか ら、これまで煩雑となりやすかった引き出しの収容操作が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す組立式収納ケースの分
解斜視図である。
【図2】同実施例の底板及び棚板を示す斜視図である。
【図3】同実施例の突条及びガイド部材を拡大して示す
部分断面図である。
【図4】図3の一使用状態を説明するための図である。
【図5】同実施例の棚板と支柱との関係を説明するため
の部分分解斜視図である。
【図6】図5の矢視図である。
【図7】同実施例の引き出しを示す斜視図である。
【図8】従来の収納ケースを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 組立式収納ケース 2 底板 3 棚板 4 天板 5 支柱 11 突条 24 ガイド部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の上部部材及び下部部材を支柱により
    離間して結合して枠体を構成し、前記下部部材と前記上
    部部材との間に引き出しを収容してなる組立式収納ケー
    スであって、 前記下部部材の前記上部部材と対向する面には、該上部
    部材に向けて突出した前記引き出しの進退方向に延在す
    る該進退方向に対して垂直断面が円弧状の突条を形成
    し、 前記引き出しの底面には、前記突条を前記進退方向に対
    して垂直に挟むように該進退方向に延在するガイド部材
    を立設したことを特徴とする組立式収納ケース。
  2. 【請求項2】前記突条が、前記ガイド部材の高さよりも
    高く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    組立式収納ケース。
  3. 【請求項3】前記ガイド部材の端部が、前記進退方向に
    対して所定の角度をもって開拡された形状をなしている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立式
    収納ケース。
JP1994013729U 1994-11-08 1994-11-08 組立式収納ケース Expired - Lifetime JP3010925U (ja)

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