JP3009169B2 - アミド又はカルバメート官能基を含有する炭素鎖を11β位置に有する新規の19―ノルステロイド、それらの製造方法及びこの方法の中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有する製薬組成物 - Google Patents
アミド又はカルバメート官能基を含有する炭素鎖を11β位置に有する新規の19―ノルステロイド、それらの製造方法及びこの方法の中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有する製薬組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、アミド又はカルバメート官能基を含有す
る炭素鎖を11β位置に有する新規の19−ノルステロイ
ド、それらの製造方法、この方法によって得られる中間
体、それらの薬剤としての使用及びそれらを含有する製
薬組成物に関する。
る炭素鎖を11β位置に有する新規の19−ノルステロイ
ド、それらの製造方法、この方法によって得られる中間
体、それらの薬剤としての使用及びそれらを含有する製
薬組成物に関する。
[発明の説明] 本発明の主題は、次式(I): {式中、環A及びBは次の構造: a)A及びBが次式: (式中、R2及びR′2は同一であっても異なっていても
よく、水素原子又は1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル基を表わす) の基を表わすもの 又は b)A及びBが次式: (式中、R3は水素原子、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基又はアシル基を表わす) の基を表わすもの のいずれか1種を有し、 R17及びR′17は、 ・R17及びR′17が一緒になってケトン官能基を形成す
るか、 或いは ・R17がヒドロキシル基又はアシルオキシ基を表わし、
そしてR′17が水素原子又は多くとも8個の炭素原子を
有し且つ随意に置換されたアルキル、アルケニル若しく
はアルキニル基を表わすか のいずれかであり、 X、Y及びZは、 Xがメチレン基、アリーレン基又は炭素原子によって
ステロイドに結合した基CH2−O若しくはアリーレンオ
キシ基を表わし、 Yが単純結合又は1〜18個の炭素原子を有する飽和若
しくは不飽和の直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族鎖を表わ
し、この脂肪族鎖は随意にアリーレン、酸素又は随意に
スルホキシド若しくはスルホンの形に酸化された硫黄か
ら選択される1種以上の基を鎖中に介在していてよく且
つ随意に末端アリーレン基を有していてよく、 Zが単純結合又は炭素原子によって基Yに結合した基
CH2−Oを表わし、 但し、Y及びZが単純結合である場合にはXはメチレ
ン基又は基CH2−Oであることができないものとし、 RA及びRA′は、 ・同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は1
〜8個の炭素原子を有し且つ随意にアリール、アルキ
ル、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ハロゲン若しくは
エステル化カルボキシルから選択される1種以上の基で
置換された直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基を表わ
すか、 或いは ・それらが結合している窒素原子と一緒になって飽和又
は不飽和の五又は六員の複素環を形成するか のいずれかであり、後者の場合、この環は酸素、窒素及
び硫黄原子より成る群から選択される1個以上の他の複
素原子を随意に含有していてよく且つ1〜4個の炭素原
子を有するアルキル基で随意に置換されていてよく、 但し、置換基RA又はRA′の少なくとも一方は水素原子
ではないものとする} の化合物にある。
よく、水素原子又は1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル基を表わす) の基を表わすもの 又は b)A及びBが次式: (式中、R3は水素原子、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基又はアシル基を表わす) の基を表わすもの のいずれか1種を有し、 R17及びR′17は、 ・R17及びR′17が一緒になってケトン官能基を形成す
るか、 或いは ・R17がヒドロキシル基又はアシルオキシ基を表わし、
そしてR′17が水素原子又は多くとも8個の炭素原子を
有し且つ随意に置換されたアルキル、アルケニル若しく
はアルキニル基を表わすか のいずれかであり、 X、Y及びZは、 Xがメチレン基、アリーレン基又は炭素原子によって
ステロイドに結合した基CH2−O若しくはアリーレンオ
キシ基を表わし、 Yが単純結合又は1〜18個の炭素原子を有する飽和若
しくは不飽和の直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族鎖を表わ
し、この脂肪族鎖は随意にアリーレン、酸素又は随意に
スルホキシド若しくはスルホンの形に酸化された硫黄か
ら選択される1種以上の基を鎖中に介在していてよく且
つ随意に末端アリーレン基を有していてよく、 Zが単純結合又は炭素原子によって基Yに結合した基
CH2−Oを表わし、 但し、Y及びZが単純結合である場合にはXはメチレ
ン基又は基CH2−Oであることができないものとし、 RA及びRA′は、 ・同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は1
〜8個の炭素原子を有し且つ随意にアリール、アルキ
ル、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ハロゲン若しくは
エステル化カルボキシルから選択される1種以上の基で
置換された直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基を表わ
すか、 或いは ・それらが結合している窒素原子と一緒になって飽和又
は不飽和の五又は六員の複素環を形成するか のいずれかであり、後者の場合、この環は酸素、窒素及
び硫黄原子より成る群から選択される1個以上の他の複
素原子を随意に含有していてよく且つ1〜4個の炭素原
子を有するアルキル基で随意に置換されていてよく、 但し、置換基RA又はRA′の少なくとも一方は水素原子
ではないものとする} の化合物にある。
R3、R2及び(又は)R′2がアルキル基である場合、
これはメチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル及びt−ブチルであることができ、好ましくはメ
チル基である。
これはメチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル及びt−ブチルであることができ、好ましくはメ
チル基である。
R3がアシル基である場合、これはアセチル、プロピオ
ニル、ブチリル又はベンゾイル基であることができる。
ニル、ブチリル又はベンゾイル基であることができる。
R17がアシルオキシ基である場合、これは特に飽和又
は不飽和の脂肪族又は脂環式酸、特に、 ・アルカン酸:例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ
酪酸、吉草酸若しくはウンデシル酸、 ・ヒドロキシアルカン酸:例えばヒドロキシ酢酸、 ・シクロアルカンカルボン酸若しくは(シクロアルキ
ル)アルカン酸:例えばシクロプロパンカルボン酸、シ
クロペエンタンカルボン酸、シクロヘキサンカルボン
酸、シクロペンチル酢酸、シクロペンチルプロピオン
酸、シクロヘキシル酢酸若しくはシクロヘキシルプロピ
オン酸、 ・安息香酸、 ・サリチル酸、 ・フェニルアルカン酸:例えばフェニル酢酸若しくはフ
ェニルプロピオン酸、 ・アミノ酸:例えばジエチルアミノ酢酸若しくはアスパ
ラギン酸 又は ・蟻酸 の誘導体であることができる。これは好ましくは酢酸、
プロピオン酸又は酪酸の誘導体である。
は不飽和の脂肪族又は脂環式酸、特に、 ・アルカン酸:例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ
酪酸、吉草酸若しくはウンデシル酸、 ・ヒドロキシアルカン酸:例えばヒドロキシ酢酸、 ・シクロアルカンカルボン酸若しくは(シクロアルキ
ル)アルカン酸:例えばシクロプロパンカルボン酸、シ
クロペエンタンカルボン酸、シクロヘキサンカルボン
酸、シクロペンチル酢酸、シクロペンチルプロピオン
酸、シクロヘキシル酢酸若しくはシクロヘキシルプロピ
オン酸、 ・安息香酸、 ・サリチル酸、 ・フェニルアルカン酸:例えばフェニル酢酸若しくはフ
ェニルプロピオン酸、 ・アミノ酸:例えばジエチルアミノ酢酸若しくはアスパ
ラギン酸 又は ・蟻酸 の誘導体であることができる。これは好ましくは酢酸、
プロピオン酸又は酪酸の誘導体である。
R′17がアルキル基である場合、これはメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、n
−ペンチル、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、2,3
−ジメチルブチル、n−ヘプチル、2−メチルヘキシ
ル、2,2−ジメイルペンチル、3,3−メチルペンチル、3
−エチルペンチル、n−オクチル、2,2−ジメチルヘキ
シル、3,3−ジメチルヘキシル、3−メチル−3−エチ
ルペンチル基の1種であることができる。これは好まし
くはメチル基である。
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、n
−ペンチル、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、2,3
−ジメチルブチル、n−ヘプチル、2−メチルヘキシ
ル、2,2−ジメイルペンチル、3,3−メチルペンチル、3
−エチルペンチル、n−オクチル、2,2−ジメチルヘキ
シル、3,3−ジメチルヘキシル、3−メチル−3−エチ
ルペンチル基の1種であることができる。これは好まし
くはメチル基である。
R′17がアルケニル基である場合、これはビニル、プ
ロペニル、イソプロペニル、アリル、2−メチルアリ
ル、ブテニル又はイソブテニル基であることができる。
これは好ましくはビニル又はプロペニル基である。
ロペニル、イソプロペニル、アリル、2−メチルアリ
ル、ブテニル又はイソブテニル基であることができる。
これは好ましくはビニル又はプロペニル基である。
R′17がアルキル基である場合、これはエチニル、プ
ロピニル、プロパルギル、ブチニル又はイソブチニル基
であることができる。これは好ましくはエチニル又はプ
ロピニル基である。
ロピニル、プロパルギル、ブチニル又はイソブチニル基
であることができる。これは好ましくはエチニル又はプ
ロピニル基である。
アルキル、アルケニル又はアルキニル基に対して用い
られる用語『随意に置換された』とは、これらの基が1
種以上の同一又は異なる置換基、好ましくは下記のもの
から選択される置換基を含有し得ることを意味する: ・ハロゲン(例えば弗素、塩素、臭素若しくは沃素)、 ・アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオ
キシ、イソプロピルオキシ若しくはブチルオキシ)、 ・アルキルチオ(例えばメチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ、イソプロピルチオ若しくはブチルチオ)、 ・アミノ、アルキルアミノ(例えばメチルアミノ若しく
はエチルアミノ)又はジアルキルアミノ(例えばジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ若しくはメチルエチルアミ
ノ)(このジアルキルアミノ基は随意に酸化された形に
あってよい) ・アミノアルキル(例えばアミノメチル若しくはアミノ
エチル)、 ・ジアルキルアミノアルキル(例えばジメチルアミノメ
チル若しくはジメチルアミノエチル)、 ・ジアルキルアミノアルキルオキシ(例えばジメチルア
ミノエチルオキシ)、 ・随意にアシル化されたヒドロキシル{例えばアセトキ
シ若しくは式 (ここで、nは特に2〜5である)の基}、 ・アシル(例えばアセチル、プロピオニル、ブチリル若
しくはベンゾイル)、 ・遊離のカルボキシル又はアルコキシカルボニルのよう
なエステル化されたカルボキシル(例えばメトキシカル
ボニル若しくはエトキシカルボニル)、 ・シアノ、 ・トリフルオルメチル、 ・アリール(例えばフェニル)、フリル、チエニル又は
アルアルキル(例えばベンジル)(これらの基はそれら
自体随意にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、t−ブチルのようなアルキル基に
よって又は前記のアルコキシ、アルキルチオ、アルキル
アミノ若しくはジアルキルアミノ基によって置換されて
いてよい)。
られる用語『随意に置換された』とは、これらの基が1
種以上の同一又は異なる置換基、好ましくは下記のもの
から選択される置換基を含有し得ることを意味する: ・ハロゲン(例えば弗素、塩素、臭素若しくは沃素)、 ・アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオ
キシ、イソプロピルオキシ若しくはブチルオキシ)、 ・アルキルチオ(例えばメチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ、イソプロピルチオ若しくはブチルチオ)、 ・アミノ、アルキルアミノ(例えばメチルアミノ若しく
はエチルアミノ)又はジアルキルアミノ(例えばジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ若しくはメチルエチルアミ
ノ)(このジアルキルアミノ基は随意に酸化された形に
あってよい) ・アミノアルキル(例えばアミノメチル若しくはアミノ
エチル)、 ・ジアルキルアミノアルキル(例えばジメチルアミノメ
チル若しくはジメチルアミノエチル)、 ・ジアルキルアミノアルキルオキシ(例えばジメチルア
ミノエチルオキシ)、 ・随意にアシル化されたヒドロキシル{例えばアセトキ
シ若しくは式 (ここで、nは特に2〜5である)の基}、 ・アシル(例えばアセチル、プロピオニル、ブチリル若
しくはベンゾイル)、 ・遊離のカルボキシル又はアルコキシカルボニルのよう
なエステル化されたカルボキシル(例えばメトキシカル
ボニル若しくはエトキシカルボニル)、 ・シアノ、 ・トリフルオルメチル、 ・アリール(例えばフェニル)、フリル、チエニル又は
アルアルキル(例えばベンジル)(これらの基はそれら
自体随意にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、t−ブチルのようなアルキル基に
よって又は前記のアルコキシ、アルキルチオ、アルキル
アミノ若しくはジアルキルアミノ基によって置換されて
いてよい)。
Xがアリーレン基である場合、これは好ましくはフェ
ニレン基である。
ニレン基である。
Xがアリーレンオキシ基である場合、これは好ましく
はフェニレンオキシ基である。
はフェニレンオキシ基である。
Yが飽和又は不飽和の直鎖状又は分枝鎖状脂肪族鎖で
ある場合、これはメチレン、エチレン、プロピレン、イ
ソプロピレン、ブチレン、イソブチレン、t−ブチレ
ン、n−ペンチレン、n−ヘキシレン、2−メチルペン
チレン、2,3−ジメチルブチレン、n−ヘプチレン、2
−メチルヘキシレン、2,2−ジメチルペンチレン、3,3−
ジメチルペンチレン、3−エチルペンチレン、n−オク
チレン、2,2−ジメチルヘキシレン、3,3−ジメチルヘキ
シレン、3−メチル−3−エチルペエンチレン、ノニレ
ン、2,4−ジメチルヘプチレン、n−デシレン、n−ウ
ンデシレン、n−ドデシレン、n−トリデシレン、n−
テトラデシレン、n−ペンタデシレン、n−ヘキサデシ
レン、n−ヘプタデシレン又はn−オクタデシレン基の
1種であることができ、好ましくはn−ノニレン又はn
−デシレン基である。同様に、これはビニレン、イソプ
ロペニレン、アリレン、2−メチルアリレン又はイソブ
テニレン基の1種であることができる。この鎖が1個以
上のアリーレン基を鎖中に又は末端に有する場合、これ
は好ましくはフェニレン基であり、ここで『末端』とは
Yの2つの端部のいずれか一方に関するものとする。
ある場合、これはメチレン、エチレン、プロピレン、イ
ソプロピレン、ブチレン、イソブチレン、t−ブチレ
ン、n−ペンチレン、n−ヘキシレン、2−メチルペン
チレン、2,3−ジメチルブチレン、n−ヘプチレン、2
−メチルヘキシレン、2,2−ジメチルペンチレン、3,3−
ジメチルペンチレン、3−エチルペンチレン、n−オク
チレン、2,2−ジメチルヘキシレン、3,3−ジメチルヘキ
シレン、3−メチル−3−エチルペエンチレン、ノニレ
ン、2,4−ジメチルヘプチレン、n−デシレン、n−ウ
ンデシレン、n−ドデシレン、n−トリデシレン、n−
テトラデシレン、n−ペンタデシレン、n−ヘキサデシ
レン、n−ヘプタデシレン又はn−オクタデシレン基の
1種であることができ、好ましくはn−ノニレン又はn
−デシレン基である。同様に、これはビニレン、イソプ
ロペニレン、アリレン、2−メチルアリレン又はイソブ
テニレン基の1種であることができる。この鎖が1個以
上のアリーレン基を鎖中に又は末端に有する場合、これ
は好ましくはフェニレン基であり、ここで『末端』とは
Yの2つの端部のいずれか一方に関するものとする。
RA又はRA′がアルキル基である場合、これはメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−メ
チルペンチル、2,3−ジメチルブチル、n−ヘプチル、
2−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、3,3−ジ
メチルペンチル、3−エチルペンチル、n−オクチル、
2,2−ジメチルヘキシル、3,3−ジメチルヘキシル、3−
メチル−3−エチルペンチル基の1種であることができ
る。
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−メ
チルペンチル、2,3−ジメチルブチル、n−ヘプチル、
2−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、3,3−ジ
メチルペンチル、3−エチルペンチル、n−オクチル、
2,2−ジメチルヘキシル、3,3−ジメチルヘキシル、3−
メチル−3−エチルペンチル基の1種であることができ
る。
前記の基は、 ・1種以上のアリール基(例えばフェニル、フリル、チ
エニル基、好ましくはフェニル基)、 ・1種以上のアルキルアミノ若しくはジアルキルアミノ
基(例えばジメチルアミノ基)、 ・1種以上のエスエル化カルボキシル基(例えばメトキ
シカルボニル若しくはエトキシカルボニル基) 又は ・1種以上のハロゲン原子(例えば弗素、塩素若しくは
臭素原子) で置換されていることができる。
エニル基、好ましくはフェニル基)、 ・1種以上のアルキルアミノ若しくはジアルキルアミノ
基(例えばジメチルアミノ基)、 ・1種以上のエスエル化カルボキシル基(例えばメトキ
シカルボニル若しくはエトキシカルボニル基) 又は ・1種以上のハロゲン原子(例えば弗素、塩素若しくは
臭素原子) で置換されていることができる。
特に2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオルブチル又は2−
クロル−2−メチルプロピル基を挙げることができる。
クロル−2−メチルプロピル基を挙げることができる。
RA及びRA′がそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって五〜六員の複素環を形成する場合、これは飽和の
複素環、好ましくは随意にメチル、エチル、プロピル若
しくはイソプロピル基のようなアルキル基(好ましくは
メチル若しくはエチル基)で置換されたピロリジン若し
くはピペリジン、又は不飽和複素環、好ましくは随意に
メチル基のようなアルキル基で置換されたピロール若し
くはピリジンであることができ、また、随意に他の複素
原子を含有するもの、例えばモルホリン、ピペラジン又
はピリミジンであることもでき、これらは随意にアルキ
ル基、好ましくはメチル又はエチル基で置換されていて
よい。
なって五〜六員の複素環を形成する場合、これは飽和の
複素環、好ましくは随意にメチル、エチル、プロピル若
しくはイソプロピル基のようなアルキル基(好ましくは
メチル若しくはエチル基)で置換されたピロリジン若し
くはピペリジン、又は不飽和複素環、好ましくは随意に
メチル基のようなアルキル基で置換されたピロール若し
くはピリジンであることができ、また、随意に他の複素
原子を含有するもの、例えばモルホリン、ピペラジン又
はピリミジンであることもでき、これらは随意にアルキ
ル基、好ましくはメチル又はエチル基で置換されていて
よい。
本発明の式(I)の好ましい化合物は、環A及びBが
次式: の基である化合物並びに環A及びBが次式: (式中、R″2又はR2は水素原子又はメチル基、好
ましくは水素原子を表わす) の基である化合物である。
次式: の基である化合物並びに環A及びBが次式: (式中、R″2又はR2は水素原子又はメチル基、好
ましくは水素原子を表わす) の基である化合物である。
本発明の化合物の中では、特にZが単純結合である式
(I)の化合物、より特定的にはR17がヒドロキシル基
である式(I)の化合物を挙げることができる。
(I)の化合物、より特定的にはR17がヒドロキシル基
である式(I)の化合物を挙げることができる。
本発明の化合物の中では、特にR′17が水素原子、エ
チニル基又はプロピニル基である式(I)の化合物を挙
げることができる。
チニル基又はプロピニル基である式(I)の化合物を挙
げることができる。
全く特定的には、本発明の主題は、Xがメチレン基で
あり、そしてYが5〜10個の炭素原子を有し且つ随意に
酸素原子を鎖中に介在させた飽和の直鎖状態である式
(I)の化合物、Xがフェニレン基であり、そしてYが
3〜10個の炭素原子を有し且つ随意に酸素原子を鎖中に
介在させた飽和の直鎖状鎖である式(I)の化合物、及
びXがフェニレンオキシ基であり、そしてYが3〜10個
の炭素原子を有し且つ随意に鎖中に酸素又は硫黄原子を
介在させた飽和の直鎖状鎖である式(I)の化合物にあ
る。
あり、そしてYが5〜10個の炭素原子を有し且つ随意に
酸素原子を鎖中に介在させた飽和の直鎖状態である式
(I)の化合物、Xがフェニレン基であり、そしてYが
3〜10個の炭素原子を有し且つ随意に酸素原子を鎖中に
介在させた飽和の直鎖状鎖である式(I)の化合物、及
びXがフェニレンオキシ基であり、そしてYが3〜10個
の炭素原子を有し且つ随意に鎖中に酸素又は硫黄原子を
介在させた飽和の直鎖状鎖である式(I)の化合物にあ
る。
本発明の好ましい化合物の中では、 ・RA及びRA′が同一であってメチル基である化合物、 ・RAが水素原子若しくはメチル基であり且つRA′がブチ
ル基である化合物、 ・RAがメチル基であり且つRA′がイソプロピル、ジメチ
ルアミノエチル、ベンジル若しくはヘプタフルオルブチ
ル基である化合物、 又は ・RA及びRA′がそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって随意にN−置換されたピペラジン若しくはピロリ
ジンを形成する化合物 を挙げることができる。
ル基である化合物、 ・RAがメチル基であり且つRA′がイソプロピル、ジメチ
ルアミノエチル、ベンジル若しくはヘプタフルオルブチ
ル基である化合物、 又は ・RA及びRA′がそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって随意にN−置換されたピペラジン若しくはピロリ
ジンを形成する化合物 を挙げることができる。
本発明の好ましい化合物の中では、もちろん、下記の
実験の項に製造を記載した化合物、より特定的には次の
名称の化合物を挙げることができる: ・N−(2−ジメチルアミノエチル)−17β−ヒドロキ
シ−N−メチル−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−
ジエンウンデカンアミド、 ・N−ブチル−4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−
1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチルベ
ンゼンオクタンアミド、 ・3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
ウンデカンアミド、 ・N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−19
−ノル−11β−(17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリ
エン−20−イン)ウンデカンアミド、 ・3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)
−トリエン−20−イン−11β−ウンデカンアミド、 ・[[8−(3,17β−ジヒドロキシ−エストラ−1,3,5
(10)−トリエン−11β−イル)オクチル]オキシ]−
メチル−N−(1−メチルエチル)アセトアミド、 ・N−ブチル−8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエス
トラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキ
シ]−N−メチルオクタンアミド、 ・N−ブチル−[5−[4−(3,17β−ジヒドロキシエ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノ
キシ]−ペンチルオキシ]−N−メチルアセトアミド、 ・2−[[7−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−
6−ヘプチリル]オキシ]−N−ブチル−N−メチルア
セトアミド、 ・3,17β−ジヒドロキシ−N−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプ
タフルオルブチル)−N−メチルエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−イルウンデカンアミド 又は ・8−[4−(3,17−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−イル)フェニル]−N−ブチル
−N−メチルオクチンアミド。
実験の項に製造を記載した化合物、より特定的には次の
名称の化合物を挙げることができる: ・N−(2−ジメチルアミノエチル)−17β−ヒドロキ
シ−N−メチル−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−
ジエンウンデカンアミド、 ・N−ブチル−4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−
1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチルベ
ンゼンオクタンアミド、 ・3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
ウンデカンアミド、 ・N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−19
−ノル−11β−(17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリ
エン−20−イン)ウンデカンアミド、 ・3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)
−トリエン−20−イン−11β−ウンデカンアミド、 ・[[8−(3,17β−ジヒドロキシ−エストラ−1,3,5
(10)−トリエン−11β−イル)オクチル]オキシ]−
メチル−N−(1−メチルエチル)アセトアミド、 ・N−ブチル−8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエス
トラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキ
シ]−N−メチルオクタンアミド、 ・N−ブチル−[5−[4−(3,17β−ジヒドロキシエ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノ
キシ]−ペンチルオキシ]−N−メチルアセトアミド、 ・2−[[7−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−
6−ヘプチリル]オキシ]−N−ブチル−N−メチルア
セトアミド、 ・3,17β−ジヒドロキシ−N−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプ
タフルオルブチル)−N−メチルエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−イルウンデカンアミド 又は ・8−[4−(3,17−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−イル)フェニル]−N−ブチル
−N−メチルオクチンアミド。
同様に、本発明の主題は、式(I)の化合物の製造方
法にもあり、この製造方法は、 次式(III): (式中、X、Y、R17及びR′17は前記と同じ意味を持
ち、但し、R17はヒドロキシル基ではないものとする) の化合物に A)酸化剤を作用させて次式(III): (式中、X、Y、R17及びR′17は前記と同じ意味を持
つ) の化合物を得て、 この式(III)の化合物にカルボキシル官能基の活性
剤を作用させ、次いで次式(IV): (式中、RA及びRA′は前記と同じ意味を持つ) の化合物を作用させて、式(I)においてZが単純結合
であり且つ環A及びBが次式: (式中、R2及びR′2は水素原子である) の基である化合物に対応する式(I a)の化合物を得る
か、 又は B)基 を導入するための反応をさせて、式(I)においてZが
メチレンオキシ基であり且つ環A及びBが式(I a)の
化合物におけるのと同じ意味を持つ化合物に対応する式
(I′ a)の化合物を得るか のいずれかであり、 所望ならば式(I a)及び(I′ a)の化合物に a)R17及びR′17が一緒になってケトン官能基を形成
する場合には還元剤を作用させ、 次いで、こうして得られた17位置がヒドロキシル化さ
れた誘導体に適宜にアシル化剤を作用させるか、 又は b)R17がアシルオキシ官能基である場合には鹸化剤を
作用させるか のいずれかによってR17が前記の意味を持つ式(I a)又
は(I′ a)の化合物を得て、 次いで所望ならばこれら式(I a)又は(I′ a)の
化合物のいずれかに、 基R2及びR′2の少なくとも一方が水素原子である場
合には2位置におけるアルキル化反応をさせるか、 或いは 環Aの芳香族化剤を作用させ、 次いで用いた鹸化剤を作用させて、環A及びBが次
式: の基である式(I a)の化合物に対応する式(I b)の化
合物及び同様の式(I′ a)の化合物に対応する式
(I′ b)の化合物を得て、 次いで、式(I b)及び(I′ b)の化合物に所望な
らば3位置のヒドロキシル基のアルキル化又はアシル化
反応をさせ、 次いで所望ならば、 ・R17及びR′17が一緒になってケトン官能基を形成す
る場合には還元剤若しくは次式(V): M−R′17 (V) (式中、Mは金属原子を表わし、 R′17は前記と同じ意味を持ち、但し、水素原子では
ないものとする) の金属錯体を作用させるか、 又は ・R17がヒドロキシル基である場合には17位置における
選択的アシル化剤を作用させるか のいずれかであるか のいずれかであり、 次いで所望ならば上で得られた式(I)の化合物のい
ずれかにRA及びRA′が水素原子である場合に適宜なアル
キル化剤を作用させる ことを特徴とする。
法にもあり、この製造方法は、 次式(III): (式中、X、Y、R17及びR′17は前記と同じ意味を持
ち、但し、R17はヒドロキシル基ではないものとする) の化合物に A)酸化剤を作用させて次式(III): (式中、X、Y、R17及びR′17は前記と同じ意味を持
つ) の化合物を得て、 この式(III)の化合物にカルボキシル官能基の活性
剤を作用させ、次いで次式(IV): (式中、RA及びRA′は前記と同じ意味を持つ) の化合物を作用させて、式(I)においてZが単純結合
であり且つ環A及びBが次式: (式中、R2及びR′2は水素原子である) の基である化合物に対応する式(I a)の化合物を得る
か、 又は B)基 を導入するための反応をさせて、式(I)においてZが
メチレンオキシ基であり且つ環A及びBが式(I a)の
化合物におけるのと同じ意味を持つ化合物に対応する式
(I′ a)の化合物を得るか のいずれかであり、 所望ならば式(I a)及び(I′ a)の化合物に a)R17及びR′17が一緒になってケトン官能基を形成
する場合には還元剤を作用させ、 次いで、こうして得られた17位置がヒドロキシル化さ
れた誘導体に適宜にアシル化剤を作用させるか、 又は b)R17がアシルオキシ官能基である場合には鹸化剤を
作用させるか のいずれかによってR17が前記の意味を持つ式(I a)又
は(I′ a)の化合物を得て、 次いで所望ならばこれら式(I a)又は(I′ a)の
化合物のいずれかに、 基R2及びR′2の少なくとも一方が水素原子である場
合には2位置におけるアルキル化反応をさせるか、 或いは 環Aの芳香族化剤を作用させ、 次いで用いた鹸化剤を作用させて、環A及びBが次
式: の基である式(I a)の化合物に対応する式(I b)の化
合物及び同様の式(I′ a)の化合物に対応する式
(I′ b)の化合物を得て、 次いで、式(I b)及び(I′ b)の化合物に所望な
らば3位置のヒドロキシル基のアルキル化又はアシル化
反応をさせ、 次いで所望ならば、 ・R17及びR′17が一緒になってケトン官能基を形成す
る場合には還元剤若しくは次式(V): M−R′17 (V) (式中、Mは金属原子を表わし、 R′17は前記と同じ意味を持ち、但し、水素原子では
ないものとする) の金属錯体を作用させるか、 又は ・R17がヒドロキシル基である場合には17位置における
選択的アシル化剤を作用させるか のいずれかであるか のいずれかであり、 次いで所望ならば上で得られた式(I)の化合物のい
ずれかにRA及びRA′が水素原子である場合に適宜なアル
キル化剤を作用させる ことを特徴とする。
式(I)の化合物は、 ・置換アミド官能基を含有する鎖を11β位置に有する19
−ノルステロイド(この場合、この化合物は前記の式
(I a)及び式(I b)の化合物の中から選択される); 又は ・置換カルバメートの官能基を含有する鎖を11β位置に
有する19−ノルステロイド(この場合、これらの化合物
は前記の式(I′ a)及び式(I′ b)の化合物の中か
ら選択される): のいずれかである。
−ノルステロイド(この場合、この化合物は前記の式
(I a)及び式(I b)の化合物の中から選択される); 又は ・置換カルバメートの官能基を含有する鎖を11β位置に
有する19−ノルステロイド(この場合、これらの化合物
は前記の式(I′ a)及び式(I′ b)の化合物の中か
ら選択される): のいずれかである。
式(I′ a)の化合物は、式(II)の化合物に ・ヒドロキシル官能基の活性剤(例えばホスゲン)を反
応させ、次いで塩化メチレン若しくはテトラヒドロフラ
ンのような中性溶媒中で炭酸カリウム若しくはメチルア
ミンのような塩基の存在下で式(IV)の第1若しくは第
2アミンを作用させるか、 又は ・式RA−N=C=Oのイソシアネートを反応させて基R
A′が水素原子である化合物を得る ことによって得られる。
応させ、次いで塩化メチレン若しくはテトラヒドロフラ
ンのような中性溶媒中で炭酸カリウム若しくはメチルア
ミンのような塩基の存在下で式(IV)の第1若しくは第
2アミンを作用させるか、 又は ・式RA−N=C=Oのイソシアネートを反応させて基R
A′が水素原子である化合物を得る ことによって得られる。
式(I a)の化合物は、塩素化溶媒のような無水溶媒
中で第3アミン(例えばN−メチルホルホリン)のよう
な塩基の存在下でクロル蟻酸エステル(例えばクロル蟻
酸イソブチル)のような試薬の作用によって例えば混合
酸無水物の形で活性化された式(III)の化合物を式(I
V)のアミンと反応させることによって得られる。
中で第3アミン(例えばN−メチルホルホリン)のよう
な塩基の存在下でクロル蟻酸エステル(例えばクロル蟻
酸イソブチル)のような試薬の作用によって例えば混合
酸無水物の形で活性化された式(III)の化合物を式(I
V)のアミンと反応させることによって得られる。
式(III)の化合物は、例えばアセトンのような中性
溶媒中で例えばCrO3−硫酸混合物のような酸化剤を用い
ることによって得られる。
溶媒中で例えばCrO3−硫酸混合物のような酸化剤を用い
ることによって得られる。
本発明の好ましい具体例において: ・式(II)の化合物は、下記の実施例に例示されたよう
に、下記の表から選択される、末端アルコール官能基を
含有する鎖を11β位置に有する: ・式(III)の化合物は、末端カルボン酸官能基を含有
する鎖(これは前記の末端アルコール官能基の1種を含
有する鎖の中から選択される鎖の酸化物質に対応する)
を11β位置に有する; ・式(IV)の化合物はブチルアミン、メチルブチルアミ
ン、ジメチルアミン、メチルイソプロピルアミン、メチ
ル(ジメイルアミノエチル)アミン、メチルベンジルア
ミン、ピロリジン又はN−メチルピペラジンの中から選
択され、周知の化合物である。
に、下記の表から選択される、末端アルコール官能基を
含有する鎖を11β位置に有する: ・式(III)の化合物は、末端カルボン酸官能基を含有
する鎖(これは前記の末端アルコール官能基の1種を含
有する鎖の中から選択される鎖の酸化物質に対応する)
を11β位置に有する; ・式(IV)の化合物はブチルアミン、メチルブチルアミ
ン、ジメチルアミン、メチルイソプロピルアミン、メチ
ル(ジメイルアミノエチル)アミン、メチルベンジルア
ミン、ピロリジン又はN−メチルピペラジンの中から選
択され、周知の化合物である。
(I a)又は(I′ a)が17位置にケトンを持つ場
合、メタノールのような中性溶媒中の水素化硼素アトリ
ウム又はテトラヒドロフラン中の水素化トリ−t−ブト
キシアルミニウムリチウムのような還元剤を作用させる
ことによって、17β位置がヒドロキシル化された対応す
るステロイドが得られる。
合、メタノールのような中性溶媒中の水素化硼素アトリ
ウム又はテトラヒドロフラン中の水素化トリ−t−ブト
キシアルミニウムリチウムのような還元剤を作用させる
ことによって、17β位置がヒドロキシル化された対応す
るステロイドが得られる。
(I a)又は(I′ a)が17位置にヒドロキシル官能
基を持つ場合、ピリジン中で随意に4−ジメチルアミノ
ピリジンの存在下でアシル化剤、例えば無水酢酸のよう
なアセチル化剤を作用させることによって、17β位置が
アシルオキシ化された対応するステロイドが得られる。
基を持つ場合、ピリジン中で随意に4−ジメチルアミノ
ピリジンの存在下でアシル化剤、例えば無水酢酸のよう
なアセチル化剤を作用させることによって、17β位置が
アシルオキシ化された対応するステロイドが得られる。
(I a)又は(I′ a)が17位置にアシルオキシ官能
基を持つ場合、アルコール性媒体中で水酸化カリウムの
ような鹸化剤を作用させることによって、17β位置がヒ
ドロキシル化された対応するステロイドが得られる。
基を持つ場合、アルコール性媒体中で水酸化カリウムの
ような鹸化剤を作用させることによって、17β位置がヒ
ドロキシル化された対応するステロイドが得られる。
(I a)又は(I′ a)が2位置及び(又は)2′位
置に1個又は2個の2水素原子を持つ場合、アルキル化
剤、好ましくは沃化メチルのようなメチル化剤を作用さ
せることによって、2位置及び2′位置がモノアルキル
化又はジアルキル化された対応するステロイドが得られ
る。
置に1個又は2個の2水素原子を持つ場合、アルキル化
剤、好ましくは沃化メチルのようなメチル化剤を作用さ
せることによって、2位置及び2′位置がモノアルキル
化又はジアルキル化された対応するステロイドが得られ
る。
式(I b)又は(I′ b)の化合物は、置換アミド官
能基又は置換カルバメート官能基を含有する鎖を11β位
置に有するエストラジオールのステロイド誘導体であ
り、これらは、式(I a)又は(I′ a)の化合物から
それぞれ出発して、周囲温度を越えない温度において臭
化アセチル−無水酢酸混合物又はメタノール中の水酸化
パラジウム担持マグネシウムのような芳香族化剤を作用
させ、次いで例えばメタノール中の水酸化カリウム、重
炭酸ナトリウム又は塩酸存在下のメタノールを用いて鹸
化反応させることによって得られる。
能基又は置換カルバメート官能基を含有する鎖を11β位
置に有するエストラジオールのステロイド誘導体であ
り、これらは、式(I a)又は(I′ a)の化合物から
それぞれ出発して、周囲温度を越えない温度において臭
化アセチル−無水酢酸混合物又はメタノール中の水酸化
パラジウム担持マグネシウムのような芳香族化剤を作用
させ、次いで例えばメタノール中の水酸化カリウム、重
炭酸ナトリウム又は塩酸存在下のメタノールを用いて鹸
化反応させることによって得られる。
(I b)又は(I′ b)が3位置にヒドロキシル基を
持つ場合、沃化アルキル又は硫酸アルキル(例えば硫酸
メチル)のようなアルキル化剤を作用させることによっ
て対応するアルキル化ステロイドが得られ、また、ハロ
ゲン化アシル(例えば塩化アセチル)のような標準的ア
シル化剤を作用させることによって対応するアシル化ス
テロイドが得られる。
持つ場合、沃化アルキル又は硫酸アルキル(例えば硫酸
メチル)のようなアルキル化剤を作用させることによっ
て対応するアルキル化ステロイドが得られ、また、ハロ
ゲン化アシル(例えば塩化アセチル)のような標準的ア
シル化剤を作用させることによって対応するアシル化ス
テロイドが得られる。
(I b)又は(I′ b)が17位置にケトン官能基を持
つ場合、 ・(I a)又は(I′ a)について前記した条件下で、
例えばメタノールのような中性溶媒中で水素化硼素ナト
リウムのような還元剤を作用させることによって、対応
する17β−ヒドロキシル化ステロイドが得られ、 ・ヨーロッパ特許出願公開第57115号に記載された方法
に従って錯体、例えばリチウム錯体を用いることによっ
て、R′17基が随意に置換されたアルキル、アルケニル
又はアルキニル基である式(I b)又は(I′ b)の対
応する化合物が得られる。
つ場合、 ・(I a)又は(I′ a)について前記した条件下で、
例えばメタノールのような中性溶媒中で水素化硼素ナト
リウムのような還元剤を作用させることによって、対応
する17β−ヒドロキシル化ステロイドが得られ、 ・ヨーロッパ特許出願公開第57115号に記載された方法
に従って錯体、例えばリチウム錯体を用いることによっ
て、R′17基が随意に置換されたアルキル、アルケニル
又はアルキニル基である式(I b)又は(I′ b)の対
応する化合物が得られる。
(I b)又は(I′ b)が17位置にヒドロキシル官能
基を持つ場合、選択的アシル化剤、例えばピリジン中の
無水酢酸を作用させることによって、対応する17β−ア
シルオキシ化ステロイドが得られる。
基を持つ場合、選択的アシル化剤、例えばピリジン中の
無水酢酸を作用させることによって、対応する17β−ア
シルオキシ化ステロイドが得られる。
RA及びRA′が水素原子である場合、テトラヒドロフラ
ンのような溶媒中でハロゲン化アルキル、例えば沃化メ
チル、沃化エチル、臭化メチル又は臭化エチルを作用さ
せることによって、対応するアルキル化化合物が得られ
る。
ンのような溶媒中でハロゲン化アルキル、例えば沃化メ
チル、沃化エチル、臭化メチル又は臭化エチルを作用さ
せることによって、対応するアルキル化化合物が得られ
る。
R′17が応性官能基で置換されたアルキル、アルケニ
ル又はアルキニル基を含有する場合、これは慣用の方法
で暫定的に保護することができるということは充分に理
解されている。
ル又はアルキニル基を含有する場合、これは慣用の方法
で暫定的に保護することができるということは充分に理
解されている。
同様に本発明は、Xがアリーレン基であり且つYが随
意に二重結合若しくは三重結合によって該アリーレン基
に結合した又は酸素原子によって該アリーレン基に結合
した脂肪族鎖である式(I)の化合物に対応する式
(I′)の化合物の製造方法にも関し、この方法は、 次式(X): (式中、WはOH基又は基−C≡CHのいずれかを表わし、 環A′及びB′並びにRa17及びRa′17は環A及びB並
びにR17及びR′17について前記したのと同じ意味を持
ち、 3位置及び17位置の反応性官能基は随意に保護されて
いるものとする) の化合物に Wが基−C≡CHである場合には強塩基の存在下で次式
(XI): (式中、Halはハロゲン原子であり、 Z、RA及びRA′は前記と同じ意味を持ち、 Y′は前記Yにおけるより2個少ない炭素原子を有す
る脂肪族鎖を表わす) のハロゲン化化合物を作用させ且つ適宜に脱保護剤を作
用させて次式(I′ A): の化合物を得て、 所望ならばこの式(I′ A)の化合物に三重結合の部
分的若しくは全体的完全剤を作用させて次式(I′
B): の化合物を得るか、 又は Wが−OH基である場合にはアルカリ試薬の存在下で次
式(XII): (式中、Hal、Y、Z、RA及びRA′は前記の意味を持
つ) のハロゲン化誘導体を作用させ、次いで適宜に脱保護剤
を作用させて次式(I″ A): の化合物を得て、 この式(I″ A)の化合物にYが不飽和脂肪族鎖であ
る場合には所望ならば部分的若しくは全体的還元剤を作
用させるか のいずれかであり、 所望ならばこれら式(I′ A)、(I′ B)又は
(I″ A)の化合物に、式(I a)、(I′ a)、(I
b)又は(I′ b)について前記したいずれかの反応を
させる ことを特徴とする。
意に二重結合若しくは三重結合によって該アリーレン基
に結合した又は酸素原子によって該アリーレン基に結合
した脂肪族鎖である式(I)の化合物に対応する式
(I′)の化合物の製造方法にも関し、この方法は、 次式(X): (式中、WはOH基又は基−C≡CHのいずれかを表わし、 環A′及びB′並びにRa17及びRa′17は環A及びB並
びにR17及びR′17について前記したのと同じ意味を持
ち、 3位置及び17位置の反応性官能基は随意に保護されて
いるものとする) の化合物に Wが基−C≡CHである場合には強塩基の存在下で次式
(XI): (式中、Halはハロゲン原子であり、 Z、RA及びRA′は前記と同じ意味を持ち、 Y′は前記Yにおけるより2個少ない炭素原子を有す
る脂肪族鎖を表わす) のハロゲン化化合物を作用させ且つ適宜に脱保護剤を作
用させて次式(I′ A): の化合物を得て、 所望ならばこの式(I′ A)の化合物に三重結合の部
分的若しくは全体的完全剤を作用させて次式(I′
B): の化合物を得るか、 又は Wが−OH基である場合にはアルカリ試薬の存在下で次
式(XII): (式中、Hal、Y、Z、RA及びRA′は前記の意味を持
つ) のハロゲン化誘導体を作用させ、次いで適宜に脱保護剤
を作用させて次式(I″ A): の化合物を得て、 この式(I″ A)の化合物にYが不飽和脂肪族鎖であ
る場合には所望ならば部分的若しくは全体的還元剤を作
用させるか のいずれかであり、 所望ならばこれら式(I′ A)、(I′ B)又は
(I″ A)の化合物に、式(I a)、(I′ a)、(I
b)又は(I′ b)について前記したいずれかの反応を
させる ことを特徴とする。
この本発明の方法の好ましい方法に従えば、 ・随意としての3位置及び17位置のヒドロキシル官能基
の保護基は、テトラヒドロピラニル及びt−ブチルのよ
うな標準的な基から選択される; ・Halが表わすハロゲン原子は、例えば臭素、塩素又は
沃素原子である; ・用いられる強塩基は、例えば水素化ナトリウム又はブ
チルリチウムである; ・用いられるアルカリ試薬は、水酸化アルカリ、例えば
水酸化ナトリウムである; ・保護された官能基の脱保護は、塩酸のような標準的な
加水分解剤を用いて実施される; ・随意としての三重結合の還元は、部分的還元の場合に
は活性炭又は硫酸バリウム上に担持させたパラジウム及
び随意としてのピリジン又はキノリンのような塩基の存
在下で水素を用いて、全体的還元の場合には、水酸化パ
ラジウム単独を用いて実施される; ・初めに用いられる式(X)の化合物において、基Wは
p位にある。
の保護基は、テトラヒドロピラニル及びt−ブチルのよ
うな標準的な基から選択される; ・Halが表わすハロゲン原子は、例えば臭素、塩素又は
沃素原子である; ・用いられる強塩基は、例えば水素化ナトリウム又はブ
チルリチウムである; ・用いられるアルカリ試薬は、水酸化アルカリ、例えば
水酸化ナトリウムである; ・保護された官能基の脱保護は、塩酸のような標準的な
加水分解剤を用いて実施される; ・随意としての三重結合の還元は、部分的還元の場合に
は活性炭又は硫酸バリウム上に担持させたパラジウム及
び随意としてのピリジン又はキノリンのような塩基の存
在下で水素を用いて、全体的還元の場合には、水酸化パ
ラジウム単独を用いて実施される; ・初めに用いられる式(X)の化合物において、基Wは
p位にある。
上記の方法の別法に従えば、 ・Zが単純結合であり且つYがアミド官能基に結合した
末端ビニレン基を有する直鎖状脂肪族鎖である式(I)
の化合物は、式(II)の化合物に対応する次式(I
I′): (式中、Y″は前記Yにおけるより2個少ない炭素原子
を有する脂肪族鎖を表わす) の化合物に酸化剤を作用させて対応するアルデヒドを得
て、このアルデヒドに次式: のホスホランを作用させることによって得ることができ
る; ・Yが分枝鎖状脂肪族鎖である式(I)の化合物は、適
宜に3位置及び17位置の反応性官能基を保護した後にY
が直鎖状脂肪族鎖である式(I)の化合物をアルキル化
することによって製造することができる。このアルキル
化は、例えばリチウムジイソプロピルアミドの存在下で
沃化メチルのようなハロゲン化アルキルを用いて実施さ
れる; ・式(III)の化合物は、11位置に−X−Y′−CN鎖を
有する対応する化合物{この化合物は前記式(II′)に
おいてヒドロキシル官能基が保護された化合物から出発
し、これにハロゲン化アルカリ(例えば沃化ナトリウ
ム)のようなハロゲン化剤を作用させ、次いでシアン化
カリウムのようなシアン化アルカリを作用させることに
よって得られる}をアルカリ加水分解することによって
製造することができる。
末端ビニレン基を有する直鎖状脂肪族鎖である式(I)
の化合物は、式(II)の化合物に対応する次式(I
I′): (式中、Y″は前記Yにおけるより2個少ない炭素原子
を有する脂肪族鎖を表わす) の化合物に酸化剤を作用させて対応するアルデヒドを得
て、このアルデヒドに次式: のホスホランを作用させることによって得ることができ
る; ・Yが分枝鎖状脂肪族鎖である式(I)の化合物は、適
宜に3位置及び17位置の反応性官能基を保護した後にY
が直鎖状脂肪族鎖である式(I)の化合物をアルキル化
することによって製造することができる。このアルキル
化は、例えばリチウムジイソプロピルアミドの存在下で
沃化メチルのようなハロゲン化アルキルを用いて実施さ
れる; ・式(III)の化合物は、11位置に−X−Y′−CN鎖を
有する対応する化合物{この化合物は前記式(II′)に
おいてヒドロキシル官能基が保護された化合物から出発
し、これにハロゲン化アルカリ(例えば沃化ナトリウ
ム)のようなハロゲン化剤を作用させ、次いでシアン化
カリウムのようなシアン化アルカリを作用させることに
よって得られる}をアルカリ加水分解することによって
製造することができる。
このような製造の例は下記の実験の項に記載する。
式(I)の化合物は有用な薬理学的特性を示す。ホル
モン受容体についての化合物の研究から、下記の実験結
果によって示されたように、次のことがわかった: ・式(I a)及び(I′ a)の化合物は、糖質コルチコ
イド又は抗糖質コルチコイド活性、黄体ホルモン様又は
抗黄体ホルモン様活性、男性ホルモン又は抗男性ホルモ
ン活性、抗鉱質コルチコイド活性、卵胞ホルモン又は抗
卵胞ホルモン活性を有する; ・式(I b)及び(I′ b)の化合物は、特に顕著な抗
卵胞ホルモン活性及び抗増殖特性を有する。
モン受容体についての化合物の研究から、下記の実験結
果によって示されたように、次のことがわかった: ・式(I a)及び(I′ a)の化合物は、糖質コルチコ
イド又は抗糖質コルチコイド活性、黄体ホルモン様又は
抗黄体ホルモン様活性、男性ホルモン又は抗男性ホルモ
ン活性、抗鉱質コルチコイド活性、卵胞ホルモン又は抗
卵胞ホルモン活性を有する; ・式(I b)及び(I′ b)の化合物は、特に顕著な抗
卵胞ホルモン活性及び抗増殖特性を有する。
これら特性のために式(I a)及び(I′ a)の化合
物は糖質コルチコイドの副作用を防止・治療するのに用
いることができる。同様に、これらは糖質コルチコイド
分泌過多による障害の防止・治療、特に一般的な老化防
止、より特定的には高血圧、アテローム性動脈硬化症、
骨粗鬆症、糖尿病、肥満症並びに免疫低下及び不眠症の
防止・治療を可能にする。
物は糖質コルチコイドの副作用を防止・治療するのに用
いることができる。同様に、これらは糖質コルチコイド
分泌過多による障害の防止・治療、特に一般的な老化防
止、より特定的には高血圧、アテローム性動脈硬化症、
骨粗鬆症、糖尿病、肥満症並びに免疫低下及び不眠症の
防止・治療を可能にする。
同様に、これらの化合物はある種のホルモン依存性の
腫瘍の治療にも有用であり得る。
腫瘍の治療にも有用であり得る。
抗黄体ホルモン様特性を有する式(I a)及び(I′
a)の化合物は、避妊薬の製造に、又は堕胎薬として用
いることができる。
a)の化合物は、避妊薬の製造に、又は堕胎薬として用
いることができる。
従って、これらの化合物は女性及びより一般的には温
血動物の雌の誘導期間(月経期間)に用いることができ
る。
血動物の雌の誘導期間(月経期間)に用いることができ
る。
この場合、これらの化合物は黄体ホルモンが本質的な
生理学的役割を果たしている期間中、即ち特に月経周期
の黄体期、卵着床(即ち胎芽の着床)の瞬間及び妊娠期
間中に投与される。本発明に従う1つの避妊方法は、式
(I a)又は(I′ a)の少なくとも1種の化合物を1
〜5日間、好ましくは月経周期の終了時付近の1〜5日
間、女性に投与して成る。この場合、この化合物は好ま
しくは経口で又は膣経路で投与されるが、非経口で用い
ることもできる。また、これら化合物は鼻孔内経路で用
いることもできる。
生理学的役割を果たしている期間中、即ち特に月経周期
の黄体期、卵着床(即ち胎芽の着床)の瞬間及び妊娠期
間中に投与される。本発明に従う1つの避妊方法は、式
(I a)又は(I′ a)の少なくとも1種の化合物を1
〜5日間、好ましくは月経周期の終了時付近の1〜5日
間、女性に投与して成る。この場合、この化合物は好ま
しくは経口で又は膣経路で投与されるが、非経口で用い
ることもできる。また、これら化合物は鼻孔内経路で用
いることもできる。
抗黄体ホルモン様特性を有する式(I a)及び(I′
a)の化合物はまた、ホルモン異常に対して用いること
もでき、さらにこれらはホルモン依存性の腫瘍の治療に
も有用であり得る。
a)の化合物はまた、ホルモン異常に対して用いること
もでき、さらにこれらはホルモン依存性の腫瘍の治療に
も有用であり得る。
これらの化合物はそれらの下垂体分泌に対する作用の
ために閉経期の人に用いることができる。
ために閉経期の人に用いることができる。
これらの化合物はまた、飼育動物、特に牛及び羊の発
情期の同時化に用いることもできる。
情期の同時化に用いることもできる。
これらの化合物はまた、犬又は猫のようなペットの繁
殖可能性を制御するのに用いることもできる。
殖可能性を制御するのに用いることもできる。
また、式(I a)及び(I′ a)の化合物は黄体ホル
モン様特性を示すこともあり、従って無月経、月経困難
症及び黄体不全の治療に用いることもできる。
モン様特性を示すこともあり、従って無月経、月経困難
症及び黄体不全の治療に用いることもできる。
抗男性ホルモン特性を有する式(I a)及び(I′
a)の化合物は、前立腺の肥大及び癌、男性ホルモン過
多症、貧血、多毛症並びににきびの治療に用いることが
できる。これらはまた、雄用避妊薬として用いることも
できる。
a)の化合物は、前立腺の肥大及び癌、男性ホルモン過
多症、貧血、多毛症並びににきびの治療に用いることが
できる。これらはまた、雄用避妊薬として用いることも
できる。
また、卵胞ホルモン特性を有する式(I a)及び
(I′ a)の化合物は、卵胞ホルモン減少症に関連する
障害、例えば無月経、月経困難症、反復流産及び月経前
の障害の治療、並びに閉経期の人及び骨粗鬆症の医療に
有用となる。
(I′ a)の化合物は、卵胞ホルモン減少症に関連する
障害、例えば無月経、月経困難症、反復流産及び月経前
の障害の治療、並びに閉経期の人及び骨粗鬆症の医療に
有用となる。
式(I b)及び(I′ b)の化合物は抗卵胞ホルモン
及び抗増殖特性のために乳癌及びその転移の治療、並び
に胸部の良性腫瘍の治療に用いることができる。
及び抗増殖特性のために乳癌及びその転移の治療、並び
に胸部の良性腫瘍の治療に用いることができる。
従って、本発明の主題は薬剤としての式(I)の化合
物にある。
物にある。
本発明の薬剤の中では、特に下記の実験の項に記載し
た化合物、全く特定的には例8、16、19、21、35、37、
43、46、55、71及び75の化合物を挙げることができる。
た化合物、全く特定的には例8、16、19、21、35、37、
43、46、55、71及び75の化合物を挙げることができる。
有効な薬量は治療すべき症状及び投与経路に応じて変
化する。例えば成人に対して経口投与する場合には、1
日につき1mg〜100mgまで変化し得る。
化する。例えば成人に対して経口投与する場合には、1
日につき1mg〜100mgまで変化し得る。
本発明は、前記の少なくとも1種の薬剤を活性成分と
して含有する製薬組成物にも及ぶものである。
して含有する製薬組成物にも及ぶものである。
式(I)の化合物は、消化器経路、非経口又は局所経
路(後えば皮膚経路)で用いられる。これらは単純な錠
剤、糖衣錠剤、ゼラチンカプセル、顆粒、座薬、ペッサ
リー、注射用製剤、軟膏、クリーム、ゲル、丸剤、植込
み薬、貼薬の形で処方することができる。これらは、標
準的な方法に従って製造される。
路(後えば皮膚経路)で用いられる。これらは単純な錠
剤、糖衣錠剤、ゼラチンカプセル、顆粒、座薬、ペッサ
リー、注射用製剤、軟膏、クリーム、ゲル、丸剤、植込
み薬、貼薬の形で処方することができる。これらは、標
準的な方法に従って製造される。
活性成分は、これら製薬組成物に通常用いられる賦形
剤、例えばタルク、アラビアゴム、ラクトース、澱粉、
ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、水性又は非
水性ビヒクル、動物性又は植物性の脂肪物質、パラフィ
ン誘導体、グリコール類、各種の湿潤剤、分散剤又は乳
化剤及び保存剤と共に配合することができる。
剤、例えばタルク、アラビアゴム、ラクトース、澱粉、
ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、水性又は非
水性ビヒクル、動物性又は植物性の脂肪物質、パラフィ
ン誘導体、グリコール類、各種の湿潤剤、分散剤又は乳
化剤及び保存剤と共に配合することができる。
式(II)又は式(III)の化合物は新規の物質であ
り、本発明の主題は新規の中間体化合物としての式(I
I)及び式(III)の化合物にもある。
り、本発明の主題は新規の中間体化合物としての式(I
I)及び式(III)の化合物にもある。
式(II)の化合物はある種の操作方法に従って製造さ
れ、その方法の一例を以下に記載する。一般的に、式
(II)の化合物は、次のようにして製造することができ
る: 銅塩の存在下で次式(VI): hal−X−Y−CH2OR (VI) (式中、X及びYは前記の意味を持ち、 halはハロゲン原子、好ましくは塩素又は臭素原子で
あり、 Rは水素原子又はアルコール官能基の保護基、例えば
次式: の基を表わす) のハロゲン化アルコールマグネシウム誘導体を次式(VI
I): (式中、Kは3位置のケトン官能基の保護基、例えば環
状ケタールである) の化合物と反応させて次式(VIII): の化合物を得て、 所望ならばこの式(VIII)の化合物に ・次式(IX): H−R′17 (IX) (式中、R′17は前記の意味を持ち、但し、水素原子で
はないものとする) の化合物のリチウム誘導体を作用させるか、 又は ・還元剤を作用させ、次いで随意にアシル化剤を作用さ
せるか のいずれかであり、 これらに3−ケト−Δ4官能基及びアルコール官能基
を遊離させることのできる脱水及び加水分解剤を作用さ
せて式(II)の化合物を得る。
れ、その方法の一例を以下に記載する。一般的に、式
(II)の化合物は、次のようにして製造することができ
る: 銅塩の存在下で次式(VI): hal−X−Y−CH2OR (VI) (式中、X及びYは前記の意味を持ち、 halはハロゲン原子、好ましくは塩素又は臭素原子で
あり、 Rは水素原子又はアルコール官能基の保護基、例えば
次式: の基を表わす) のハロゲン化アルコールマグネシウム誘導体を次式(VI
I): (式中、Kは3位置のケトン官能基の保護基、例えば環
状ケタールである) の化合物と反応させて次式(VIII): の化合物を得て、 所望ならばこの式(VIII)の化合物に ・次式(IX): H−R′17 (IX) (式中、R′17は前記の意味を持ち、但し、水素原子で
はないものとする) の化合物のリチウム誘導体を作用させるか、 又は ・還元剤を作用させ、次いで随意にアシル化剤を作用さ
せるか のいずれかであり、 これらに3−ケト−Δ4官能基及びアルコール官能基
を遊離させることのできる脱水及び加水分解剤を作用さ
せて式(II)の化合物を得る。
この方法の操作に必要な式(VII)の化合物は周知の
物質である。それらの製造は例えばヨーロッパ特許第00
57115号に記載されている。
物質である。それらの製造は例えばヨーロッパ特許第00
57115号に記載されている。
本方法の操作に必要な式(X)の化合物は、特にヨー
ロッパ特許出願公開第0245170号に記載されている。式
(X)の化合物の特定的な製造例は下記の実施例中に記
載する。
ロッパ特許出願公開第0245170号に記載されている。式
(X)の化合物の特定的な製造例は下記の実施例中に記
載する。
式(XI)及び式(XII)の化合物の製造例は下記の実
験の項に示す。
験の項に示す。
本発明の式(II)の新規物質の好ましいものの中で
は、下記の実験の項に製造を記載した化合物、より特定
的には次の名称: ・17β−アセチルオキシ−11β−[4−(8−ヒドロキ
シオクチル)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 ・11β−(12−ヒドロキシドデシル)エストラ−4,9−
ジエン−3,17−ジオン 及び ・11β−(8−ヒドロキシオクチル)エストラ−4,9−
ジエン−3,17−ジオン の化合物を挙げることができる。
は、下記の実験の項に製造を記載した化合物、より特定
的には次の名称: ・17β−アセチルオキシ−11β−[4−(8−ヒドロキ
シオクチル)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 ・11β−(12−ヒドロキシドデシル)エストラ−4,9−
ジエン−3,17−ジオン 及び ・11β−(8−ヒドロキシオクチル)エストラ−4,9−
ジエン−3,17−ジオン の化合物を挙げることができる。
本発明の式(III)の新規物質の好ましいものの中で
は、下記の実験の項に製造を記載した化合物、より特定
的には次の名称: ・17β−アセチルオキシ−3−オキソ−11β−エストラ
−4,9−ジエンウンデカン酸、 ・3,17−ジオキソ−11β−エストラ−4,9−ジエンウン
デカン酸 及び ・17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17−(1−プロピニ
ル)−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカン酸 の化合物を挙げることができる。
は、下記の実験の項に製造を記載した化合物、より特定
的には次の名称: ・17β−アセチルオキシ−3−オキソ−11β−エストラ
−4,9−ジエンウンデカン酸、 ・3,17−ジオキソ−11β−エストラ−4,9−ジエンウン
デカン酸 及び ・17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17−(1−プロピニ
ル)−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカン酸 の化合物を挙げることができる。
[実施例] 以下の実施例は本発明を限定することなく例示するも
のである。以下の化合物は、本発明の範囲内で得ること
のできる物質を構成する: 製造例1:17β−アセチルオキシ−11β−[4−(2−ヒ
ドロキシエチル)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 工程A:5−ヒドロキシ−11−[4−[2−[[(1,1−ジ
メチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]エチル]フェ
ニル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの(5α,11
β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタール) マグネシウム試薬の調製: テトラヒドロフラン20cm3中にマグネシウム削り屑1.4
gを含有させた懸濁液に、テトラヒドロフラン60cm3中に
下記の製造例9から得られた臭素化誘導体19.9gを含有
させた溶液を滴下した。50℃において1時間撹拌した。
のである。以下の化合物は、本発明の範囲内で得ること
のできる物質を構成する: 製造例1:17β−アセチルオキシ−11β−[4−(2−ヒ
ドロキシエチル)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−
3−オン 工程A:5−ヒドロキシ−11−[4−[2−[[(1,1−ジ
メチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]エチル]フェ
ニル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの(5α,11
β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタール) マグネシウム試薬の調製: テトラヒドロフラン20cm3中にマグネシウム削り屑1.4
gを含有させた懸濁液に、テトラヒドロフラン60cm3中に
下記の製造例9から得られた臭素化誘導体19.9gを含有
させた溶液を滴下した。50℃において1時間撹拌した。
滴定0.85モル/。
縮合: ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
5α,10α−エポキシエストラ−9,11−エン−3,17−ジ
オンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタール)4.5g
及び塩化第二銅0.4gをテトラヒドロフラン45cm3中に含
有させた溶液を周囲温度において10分間撹拌した。上で
得られたマグネシウム試薬50cm3を20分かけて温度が27
℃を越えないようにして添加した。1時間30分間撹拌し
た後に、塩化アンモニウムの氷冷溶液中に注入した。
5α,10α−エポキシエストラ−9,11−エン−3,17−ジ
オンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタール)4.5g
及び塩化第二銅0.4gをテトラヒドロフラン45cm3中に含
有させた溶液を周囲温度において10分間撹拌した。上で
得られたマグネシウム試薬50cm3を20分かけて温度が27
℃を越えないようにして添加した。1時間30分間撹拌し
た後に、塩化アンモニウムの氷冷溶液中に注入した。
水相を酢酸エチルで1回、塩化メチレンで3回抽出し
て、得られた化合物15.423gをシリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの
比7:3の混合物)にかけた。目的化合物6.29gが得られ
た。
て、得られた化合物15.423gをシリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの
比7:3の混合物)にかけた。目的化合物6.29gが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): 5位置のOH 3508cm-1 C=O 1733cm-1 芳香族 1510cm-1 O−Si 存在し得る 工程B:5,17−ジヒドロキシ−11−[4−[2−[[(1,
1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]エチ
ル]フェニル]エストラ−9−エン−3−オンの(5
α,11β,17β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタ
ール) 工程Aから得られた化合物6.15gをメタノール100cm3
中に含有させた溶液に水素化硼素ナトリウム6gを15分か
けて導入した。2時間撹拌し、水500cm3中に注入し、塩
化メチレンで抽出した。蒸発乾固させて、所期の化合物
6.17gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]エチ
ル]フェニル]エストラ−9−エン−3−オンの(5
α,11β,17β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタ
ール) 工程Aから得られた化合物6.15gをメタノール100cm3
中に含有させた溶液に水素化硼素ナトリウム6gを15分か
けて導入した。2時間撹拌し、水500cm3中に注入し、塩
化メチレンで抽出した。蒸発乾固させて、所期の化合物
6.17gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
IRスペクトル(CHCl3): 17位置のOH 3611cm-1 5位置のOH 3508cm-1 芳香族 1509cm-1 O−Si 存在し得る 工程C:(11β,17β)17−アセチルオキシ−11−[4−
(2−ヒドロキシエチル)フェニル]エストラ−4,9−
ジエン−3−オン a)アセチル化 工程Bにおいて得られた化合物6.1gをピリジン52cm3
及びジメチルアミノピリジン1.15g中に含有させた溶液
に無水酢酸5.2cm3を添加した。20分間撹拌し、重炭酸ナ
トリウムの氷冷溶液200cm3中に注入し、10分間撹拌し、
次いで塩化メチレンで抽出し、溶媒を蒸発乾固させて、
非晶質化合物6.828gが得られた。
(2−ヒドロキシエチル)フェニル]エストラ−4,9−
ジエン−3−オン a)アセチル化 工程Bにおいて得られた化合物6.1gをピリジン52cm3
及びジメチルアミノピリジン1.15g中に含有させた溶液
に無水酢酸5.2cm3を添加した。20分間撹拌し、重炭酸ナ
トリウムの氷冷溶液200cm3中に注入し、10分間撹拌し、
次いで塩化メチレンで抽出し、溶媒を蒸発乾固させて、
非晶質化合物6.828gが得られた。
b)加水分解 上で得られた化合物を2N塩酸40cm3及びエタノール50c
m3で取り出した。周囲温度において1時間撹拌し、減圧
下で濃縮して半分の用量にした。水100cm3で希釈し、塩
化メチレンで抽出した。減圧下で蒸発乾固させ、残渣を
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた。目
的化合物3.39gが得られた。
m3で取り出した。周囲温度において1時間撹拌し、減圧
下で濃縮して半分の用量にした。水100cm3で希釈し、塩
化メチレンで抽出した。減圧下で蒸発乾固させ、残渣を
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた。目
的化合物3.39gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3、Nicolet上): OH 3618cm-1 C=O 1728cm-1OAc ジエノン 1656cm-1 1602cm-1 芳香族 1509cm-1 製造例2:3,17−ジオキソ−11β−エストラ−4,9−ジエ
ンペンタン酸 工程A:5α−ヒドロキシ−11β−(5−ヒドロキシペン
チル)エストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2
−エタンジイル環状アセタール) 1−クロル−5−ペンタノールのマグネシウム試薬の製
造 テトラヒドロフラン246cm3中に1−クロル−5−プロ
パノール24.6cm3を含有させた溶液に、テトラヒドロフ
ランに0.67M/の濃度の2−クロルプロパンのマグネシ
ウム試薬の溶液300cm3を−20℃において20分かけて添加
し、−20℃において20分間撹拌し、次いで削り屑状のマ
グネシウム試薬7.3g及び次いでジブロムエタン0.5cm3を
添加し、1時間加熱還流し、ジブロムエタン0.5cm3中に
添加し、2時間還流を続け、周囲温度に戻した。所望の
マグネシウム試薬の溶液が得られた。滴定0.85モル/
。
ンペンタン酸 工程A:5α−ヒドロキシ−11β−(5−ヒドロキシペン
チル)エストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2
−エタンジイル環状アセタール) 1−クロル−5−ペンタノールのマグネシウム試薬の製
造 テトラヒドロフラン246cm3中に1−クロル−5−プロ
パノール24.6cm3を含有させた溶液に、テトラヒドロフ
ランに0.67M/の濃度の2−クロルプロパンのマグネシ
ウム試薬の溶液300cm3を−20℃において20分かけて添加
し、−20℃において20分間撹拌し、次いで削り屑状のマ
グネシウム試薬7.3g及び次いでジブロムエタン0.5cm3を
添加し、1時間加熱還流し、ジブロムエタン0.5cm3中に
添加し、2時間還流を続け、周囲温度に戻した。所望の
マグネシウム試薬の溶液が得られた。滴定0.85モル/
。
縮合: ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
前記の5,10α−エポキシ化合物12g及び塩化第一銅600mg
をテトラヒドロフラン150cm3中に含有させた混合物に、
上で製造したマグネシウム試薬570cm3を−5℃において
滴下し、さらに30分間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニ
ウム溶液250cm3と氷250gとの混合物中に注入した。クロ
ロホルムで抽出し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、
乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣35gをシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと
アセトンとの比85:15の混合物)にかけた。目的化合物1
3.5gが得られた。
前記の5,10α−エポキシ化合物12g及び塩化第一銅600mg
をテトラヒドロフラン150cm3中に含有させた混合物に、
上で製造したマグネシウム試薬570cm3を−5℃において
滴下し、さらに30分間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニ
ウム溶液250cm3と氷250gとの混合物中に注入した。クロ
ロホルムで抽出し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、
乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣35gをシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと
アセトンとの比85:15の混合物)にかけた。目的化合物1
3.5gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 17−ケト 1733cm-1 第1級OH 3623cm-1 5位置のOH 3567cm-1 C=C 1625cm-1 工程B:11β−(5−ヒドロキシペンチル)エストラ−4,
9−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物5g、エタノール110cm3
及び2N塩酸28cm3を1時間30分間撹拌した。濃アンモニ
アによってpH約9のアルカリ性にし、水で洗浄し、飽和
塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発
乾固させた。残渣4.8gをシリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比85:15の
混合物)にかけた。所期の化合物3.97gが得られた。
9−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物5g、エタノール110cm3
及び2N塩酸28cm3を1時間30分間撹拌した。濃アンモニ
アによってpH約9のアルカリ性にし、水で洗浄し、飽和
塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発
乾固させた。残渣4.8gをシリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比85:15の
混合物)にかけた。所期の化合物3.97gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 第1級OH 3264cm-1 17位置のケトン 1736cm-1 ジエノン 1656cm-1 〜1602cm-1 工程C:3,17−ジオキソ−11β−エストラ−4,9−ジエン
ペンタン酸 工程Bにおいて得られた化合物2.9gをアセトン140cm3
中に含有させて−4℃冷却した溶液に、0〜−4℃にお
いて25分かけて、Heilbron−Joes試薬7cm3を添加し、0
℃においてさらに5分間撹拌し、次いでメタノール2.5c
m3を添加することによって過剰分のHeilbron−Jones試
薬を分解し、水220cm3中に炭酸バリウム22gを含有させ
た溶液を添加した。周囲温度において1時間撹拌し、無
機塩を別し、これをアセトン200cm3で5回洗浄した。
アセトンを蒸発させ、水相を塩化メチレン200cm3で4回
抽出し、水で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄
し、減圧下蒸発乾固させて化合物3.4gが得られ、これを
そのまま次の工程で使用した。
ペンタン酸 工程Bにおいて得られた化合物2.9gをアセトン140cm3
中に含有させて−4℃冷却した溶液に、0〜−4℃にお
いて25分かけて、Heilbron−Joes試薬7cm3を添加し、0
℃においてさらに5分間撹拌し、次いでメタノール2.5c
m3を添加することによって過剰分のHeilbron−Jones試
薬を分解し、水220cm3中に炭酸バリウム22gを含有させ
た溶液を添加した。周囲温度において1時間撹拌し、無
機塩を別し、これをアセトン200cm3で5回洗浄した。
アセトンを蒸発させ、水相を塩化メチレン200cm3で4回
抽出し、水で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄
し、減圧下蒸発乾固させて化合物3.4gが得られ、これを
そのまま次の工程で使用した。
IRスペクトル(CHCl3): 17−ケト 1736cm-1 C=O 1709cm-1 共役ケトン 1657cm-1 C=C 1602cm-1 製造例3:3,17−ジオキソ−11β−エストラ−4,9−ジエ
ンヘプタン酸 工程A:5α−ヒドロキシ−11β−(7−ヒドロキシヘプ
チル)エストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2
−エンタジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
前記の5(10)α−エポキシド13.9gから出発して1−
クロル−7−ヘプタノール(製造例10に従って製造)1
4.4gを用いて製造例2の工程Aにおけるように操作し
た。
ンヘプタン酸 工程A:5α−ヒドロキシ−11β−(7−ヒドロキシヘプ
チル)エストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2
−エンタジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
前記の5(10)α−エポキシド13.9gから出発して1−
クロル−7−ヘプタノール(製造例10に従って製造)1
4.4gを用いて製造例2の工程Aにおけるように操作し
た。
未精製化合物26.9gが得られ、これをシリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトン
とトリエチルアミンとの比85:15:0.4の混合物)にかけ
て目的化合物9gが得られ、これらをもう一度クロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンとトリ
エチルアミンとの比60:40:0.4の混合物)にかけた。目
的化合物8.17gが得られた。
クロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトン
とトリエチルアミンとの比85:15:0.4の混合物)にかけ
て目的化合物9gが得られ、これらをもう一度クロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンとトリ
エチルアミンとの比60:40:0.4の混合物)にかけた。目
的化合物8.17gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 17−ケト 1733cm-1 第1アルコール 3622cm-1 第3アルコールのOH 3508cm-1 工程B:11β−(7−ヒドロキシヘプチル)エストラ−4,
9−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物2.5gから出発して製造
例2の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物1.9
35gが得られた。
9−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物2.5gから出発して製造
例2の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物1.9
35gが得られた。
IRスペクトル: CH2OH 3626cm-1 17−ケト 1734cm-1 ジエノン 1654〜1602cm-1 工程C:3,17−ジオキソ−11β−エストラ−4,9−ジエン
ヘプタン酸 工程Bにおいて得られた化合物3.2gから出発して製造
例2の工程Cにおけるように操作した。目的化合物3.04
gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
ヘプタン酸 工程Bにおいて得られた化合物3.2gから出発して製造
例2の工程Cにおけるように操作した。目的化合物3.04
gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
製造例4:17β−アセチルオキシ−11β−[4−(8−ヒ
ドロキシオクチル)フェニル]エストラ−4,9−ジエン
−3−オン 工程A:5−ヒドロキシ−11−[4−[8−[[(1,1−ジ
メチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]オクチル]フ
ェニル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの(5α,1
1β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
前記のエポキシド3.171gから出発してジメチル−t−ブ
チルシリルオキシオクチルブロムベンゼン(製造例11に
従って製造)9.9gを用いて製造例1の工程Aにおけるよ
うに操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比6:4の混合
物)にかけて、目的化合物4.127gが得られた。
ドロキシオクチル)フェニル]エストラ−4,9−ジエン
−3−オン 工程A:5−ヒドロキシ−11−[4−[8−[[(1,1−ジ
メチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]オクチル]フ
ェニル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの(5α,1
1β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
前記のエポキシド3.171gから出発してジメチル−t−ブ
チルシリルオキシオクチルブロムベンゼン(製造例11に
従って製造)9.9gを用いて製造例1の工程Aにおけるよ
うに操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比6:4の混合
物)にかけて、目的化合物4.127gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:5,17−ジヒドロキシ−11−[4−[8−[[(1,
1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]オクチ
ル]フェニル]エストラ−9−エン−3−オンの(5
α,11β,17β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタ
ール) 工程Aにおいて得られた化合物2.62gから出発して製
造例1の工程Bにおけるように操作した。化合物2.6gが
得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]オクチ
ル]フェニル]エストラ−9−エン−3−オンの(5
α,11β,17β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタ
ール) 工程Aにおいて得られた化合物2.62gから出発して製
造例1の工程Bにおけるように操作した。化合物2.6gが
得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
IRスペクトル(CHCl3)(クロマトグラフィーにかけた
化合物について): C=O なし 17−OH 3612cm-1 5−OH 3508cm-1 芳香族 1509cm-1 〜1472cm-1 O−Si 工程C:17−アセチルオキシ−5−ヒドロキシ−11−[4
−[8−[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリ
ル]オキシ]オクチル]フェニル]エストラ−9−エン
−3−オンの(5α,11β,17β)−3−(1,2−エタン
ジイル環状アセタール) 製造例1の工程Cのa)におけるように操作した。シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキ
サンと酢酸エチルとの比6:4の混合物)にかけた後に、
目的化合物2.58gが得られた。
化合物について): C=O なし 17−OH 3612cm-1 5−OH 3508cm-1 芳香族 1509cm-1 〜1472cm-1 O−Si 工程C:17−アセチルオキシ−5−ヒドロキシ−11−[4
−[8−[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリ
ル]オキシ]オクチル]フェニル]エストラ−9−エン
−3−オンの(5α,11β,17β)−3−(1,2−エタン
ジイル環状アセタール) 製造例1の工程Cのa)におけるように操作した。シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキ
サンと酢酸エチルとの比6:4の混合物)にかけた後に、
目的化合物2.58gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1728cm-1 5−OH 3508cm-1 芳香族 1508cm-1 O−Si 工程D:(11β,17β)17−アセチルオキシ−11−[4−
(8−ヒドロキシオクチル)フェニル]エストラ−4,9
−ジエン−3−オン 製造例1の工程Cのb)におけるように操作して、シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキ
サンと酢酸エチルとの比5:5の混合物にかけた後に、目
的化合物1.2gが得られた。
(8−ヒドロキシオクチル)フェニル]エストラ−4,9
−ジエン−3−オン 製造例1の工程Cのb)におけるように操作して、シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキ
サンと酢酸エチルとの比5:5の混合物にかけた後に、目
的化合物1.2gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): O−Si なし OH 3622cm-1 C=O 1728cm-1 ジエノン 1656cm-1 1602cm-1 芳香族 1509cm-1 製造例5:17β−アセチルオキシ−3−オキソ−11β−エ
ストラ−4,9−ジエンウンデカン酸 工程A:11β−[11−[[ジメチル−(1,1−ジメチルエ
チル)シリル]オキシ]ウンデシル]−5α−ヒドロキ
シエストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2−エ
タンジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
前記のエポキシド17.5gから出発してテトラヒドロフラ
ン中に0.32Mの濃度の11−(ジメチル−t−ブチルシリ
ルオキシ)ウンデシルマグネシウムブロミド(ICI特許8
5−100658号に従って製造)の懸濁液500cm3を用いて製
造例1の工程Aにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸
エチルとの比95:5の混合物及び次いで5:5の混合物)に
かけた後に、目的化合物15.3gが得られた。
ストラ−4,9−ジエンウンデカン酸 工程A:11β−[11−[[ジメチル−(1,1−ジメチルエ
チル)シリル]オキシ]ウンデシル]−5α−ヒドロキ
シエストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2−エ
タンジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
前記のエポキシド17.5gから出発してテトラヒドロフラ
ン中に0.32Mの濃度の11−(ジメチル−t−ブチルシリ
ルオキシ)ウンデシルマグネシウムブロミド(ICI特許8
5−100658号に従って製造)の懸濁液500cm3を用いて製
造例1の工程Aにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸
エチルとの比95:5の混合物及び次いで5:5の混合物)に
かけた後に、目的化合物15.3gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 5−ヒドロキシ 3510cm-1 17−ケト 1733cm-1 工程B:5α,17β−ジヒドロキシ−11β−[11−[[ジメ
チル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]ウン
デシル]エストラ−9−エン−3−オンの(1,2−エタ
ンジイル環状アセタール) 工程Aにおいて得られた化合物15.2gから出発して製
造例1の工程Bにおけるように操作した。目的化合物1
4.863gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
チル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]ウン
デシル]エストラ−9−エン−3−オンの(1,2−エタ
ンジイル環状アセタール) 工程Aにおいて得られた化合物15.2gから出発して製
造例1の工程Bにおけるように操作した。目的化合物1
4.863gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
IRスペクトル(CHCl3): 17−OH 3613cm-1 5−OH 3508cm-1 O−Si 強い脂肪族 工程C:17β−アセチルオキシ−11β−[11−[[ジメチ
ル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]ウンデ
シル]−5α−ヒドロキシエストラ−9−エン−3−オ
ンの(1,2−エタンジイル環状アセタール) 工程Bにおいて得られた化合物13.335g、ピリジン53c
m3及び無水酢酸26cm3を周囲温度において4時間30分間
撹拌した。冷却し、45分かけて重炭酸ナトリウムを添加
することによって中和した。酢酸エチルで抽出し、水で
洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。化合物15
gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
ル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]ウンデ
シル]−5α−ヒドロキシエストラ−9−エン−3−オ
ンの(1,2−エタンジイル環状アセタール) 工程Bにおいて得られた化合物13.335g、ピリジン53c
m3及び無水酢酸26cm3を周囲温度において4時間30分間
撹拌した。冷却し、45分かけて重炭酸ナトリウムを添加
することによって中和した。酢酸エチルで抽出し、水で
洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。化合物15
gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
IRスペクトル(CHCl3): 5−OH 3515cm-1 C=O 1728cm-1 工程D:17β−アセチルオキシ−11β−[11−ヒドロキシ
ウンデシル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン 工程Cにおいて得られた化合物15g、メタノール300cm
3及び2N塩酸75cm3を2時間45分間撹拌した。濃アンモニ
ア20cm3を添加し、真空下でメタノールを蒸発させた。
酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄
し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。
ウンデシル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン 工程Cにおいて得られた化合物15g、メタノール300cm
3及び2N塩酸75cm3を2時間45分間撹拌した。濃アンモニ
ア20cm3を添加し、真空下でメタノールを蒸発させた。
酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄
し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。
化合物12.75gが得られ、これをシリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルと
の比5:5の混合物)にかけて、目的化合物8.37gが回収さ
れた。
トグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルと
の比5:5の混合物)にかけて、目的化合物8.37gが回収さ
れた。
IRスペクトル(CHCl3): 遊離及び結合OH 3613cm-1 C=O 1729cm-1 ジエノン 1654cm-1 1601cm-1 工程E:17β−アセチルオキシ−3−オキソ−11β−エス
トラ−4,9−ジエンウンデカン酸 工程Dにおいて得られた化合物8.37gから出発して製
造例2の工程Cにおけるように操作して、シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸
エチルとの比5:5の混合物)にかけた後に、目的化合物
6.67gが得られた。
トラ−4,9−ジエンウンデカン酸 工程Dにおいて得られた化合物8.37gから出発して製
造例2の工程Cにおけるように操作して、シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸
エチルとの比5:5の混合物)にかけた後に、目的化合物
6.67gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH領域に酸の存在 C=O 1728cm-1 1712cm-1 ジエノン 1654cm-1 1600cm-1 脂肪族の非常に強い吸収 製造例6:3,17−ジオキソ−11β−エストラ−4,9−ジエ
ンウンデカン酸 工程A:11β−(11−ヒドロキシウンデシル)エストラ−
4,9−ジエン−3,17−ジオン 製造例5の工程Aにおいて得られた化合物1g、メタノ
ール20cm3及び2N塩酸5cm3を周囲温度において1時間15
分間撹拌した。濃アンモニアによってpH約9のアルカリ
性にし、次いで減圧下で蒸発乾固させた。残渣を酢酸エ
チルで取り出し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾
燥させ、減圧下で濃縮乾固させた。乾燥抽出物をシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチルとの比6:4の混合物)にかけた。目的化合
物670mgが得られた。
ンウンデカン酸 工程A:11β−(11−ヒドロキシウンデシル)エストラ−
4,9−ジエン−3,17−ジオン 製造例5の工程Aにおいて得られた化合物1g、メタノ
ール20cm3及び2N塩酸5cm3を周囲温度において1時間15
分間撹拌した。濃アンモニアによってpH約9のアルカリ
性にし、次いで減圧下で蒸発乾固させた。残渣を酢酸エ
チルで取り出し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾
燥させ、減圧下で濃縮乾固させた。乾燥抽出物をシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチルとの比6:4の混合物)にかけた。目的化合
物670mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH領域に酸の存在 OH 3623cm-1 17−ケト 1736cm-1 ジエノン 1656cm-1 1602cm-1 工程B:3,17−ジオキソ−11β−エストラ−4,9−ジエン
ウンデカン酸 工程Aにおいて得られた化合物10.4gから出発して製
造例2の工程Cにおけるように操作して目的化合物12.4
gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
ウンデカン酸 工程Aにおいて得られた化合物10.4gから出発して製
造例2の工程Cにおけるように操作して目的化合物12.4
gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
IRスペクトル(CHCl3): アルコール なし C=O 1736cm-1 1709cm-1 ジエノン 1656cm-1 1601cm-1 OH領域に酸の存在 製造例7:17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17−(1−プ
ロピニル)−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカン
酸 工程A:5α,10α−エポキシエストラ−9,11−エン−3,17
−ジオンの3,3−ジメチルケタール 塩化メチレン25及びピリジン25cm3中にエストラ−
4,9−ジエン−17−オンの3,3−ジメチルケタノール(仏
国特許第1514086号に従って製造)5kgを含有させた溶液
に、ヘキサクロルアセトン430g及び200容量の過酸化水
素1.3を添加した。16〜18℃において24時間撹拌し、
次いでチオ硫酸ナトリウム1.400kgと脱イオン水50と
の混合物中に注入した。塩化メチレンで抽出し、減圧下
で蒸発乾固させて目的化合物7.29kgが得られ、これをそ
のまま次の工程で使用した。
ロピニル)−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカン
酸 工程A:5α,10α−エポキシエストラ−9,11−エン−3,17
−ジオンの3,3−ジメチルケタール 塩化メチレン25及びピリジン25cm3中にエストラ−
4,9−ジエン−17−オンの3,3−ジメチルケタノール(仏
国特許第1514086号に従って製造)5kgを含有させた溶液
に、ヘキサクロルアセトン430g及び200容量の過酸化水
素1.3を添加した。16〜18℃において24時間撹拌し、
次いでチオ硫酸ナトリウム1.400kgと脱イオン水50と
の混合物中に注入した。塩化メチレンで抽出し、減圧下
で蒸発乾固させて目的化合物7.29kgが得られ、これをそ
のまま次の工程で使用した。
工程B:11β−[11−(ジメチル−t−ブチルシリルオキ
シ)ウンデシル]−5β−ヒドロキシ−9−エン−3,17
ジオンの3,3−ジメチルケタール テトラヒドロフラン50cm3中にブロムウンデシルオキ
シジメチル−t−ブチルシラン(ICI特許85−100658号
に従って製造)のマグネシウム誘導体600cm3を含有させ
て0℃に冷却した混合物に塩化第一銅1.58gを添加し、3
0分間撹拌し、次いで−30℃に冷却し、工程Aにおいて
得られた化合物18.17gをテトラヒドロフラン87cm3中に
含有させた溶液を15分かけて添加した。周囲温度におい
て3時間30分間撹拌し、次いで0℃において塩化アンモ
ニウム溶液中に注入し、10分間撹拌し、次いで酢酸エチ
ルで抽出し、次いで塩化メチレンで抽出した。有機相を
飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、次いで
減圧下で蒸発乾固させた。残渣123gをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はトリエチルアミン1%を含
有する塩化メチレンと酢酸エチルとの比9:1の混合物)
にかけた。目的化合物5.19gが得られ、これをそのまま
次の工程で使用した。
シ)ウンデシル]−5β−ヒドロキシ−9−エン−3,17
ジオンの3,3−ジメチルケタール テトラヒドロフラン50cm3中にブロムウンデシルオキ
シジメチル−t−ブチルシラン(ICI特許85−100658号
に従って製造)のマグネシウム誘導体600cm3を含有させ
て0℃に冷却した混合物に塩化第一銅1.58gを添加し、3
0分間撹拌し、次いで−30℃に冷却し、工程Aにおいて
得られた化合物18.17gをテトラヒドロフラン87cm3中に
含有させた溶液を15分かけて添加した。周囲温度におい
て3時間30分間撹拌し、次いで0℃において塩化アンモ
ニウム溶液中に注入し、10分間撹拌し、次いで酢酸エチ
ルで抽出し、次いで塩化メチレンで抽出した。有機相を
飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、次いで
減圧下で蒸発乾固させた。残渣123gをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はトリエチルアミン1%を含
有する塩化メチレンと酢酸エチルとの比9:1の混合物)
にかけた。目的化合物5.19gが得られ、これをそのまま
次の工程で使用した。
工程C:17β−ヒドロキシ−11β−(11−ヒドロキシウン
デシル)−17α−(1−プロピニル)エストラ−4,9−
ジエン−3−オン ヘキサン中1.6モル/のブチルリチウム溶液84cm3を
−70℃に冷却し、テトラヒドロフラン84cm3をゆっくり
添加し、次いで−50℃の低温を保持しながらメチルアセ
チレンを吹き込んだ。10分後に温度が−70℃に下がり、
吹き込みを停止し、−70℃において30分間撹拌した。工
程Bにおいて得られた化合物4.18gをテトラヒドロフラ
ン80cm3中に含有させた溶液を添加した。周囲温度に戻
した。これらの条件下で1時間撹拌し、次いでこの全体
を0℃において塩化アンモニウム溶液中に注入した。酢
酸エチルで抽出し、次いで塩化メチレンで抽出し、洗浄
し、乾燥させ、減圧下で乾固させた。得られた乾燥抽出
物6gをエタノール50cm3及び2N塩酸10cm3中に再び溶解さ
せ、周囲温度において1時間撹拌した。水100cm3で希釈
し、次いでクロロホルムで抽出し、蒸発乾固させた。得
られた残渣4.9gをシリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混
合物)にかけた。目的化合物2.25gが得られた。
デシル)−17α−(1−プロピニル)エストラ−4,9−
ジエン−3−オン ヘキサン中1.6モル/のブチルリチウム溶液84cm3を
−70℃に冷却し、テトラヒドロフラン84cm3をゆっくり
添加し、次いで−50℃の低温を保持しながらメチルアセ
チレンを吹き込んだ。10分後に温度が−70℃に下がり、
吹き込みを停止し、−70℃において30分間撹拌した。工
程Bにおいて得られた化合物4.18gをテトラヒドロフラ
ン80cm3中に含有させた溶液を添加した。周囲温度に戻
した。これらの条件下で1時間撹拌し、次いでこの全体
を0℃において塩化アンモニウム溶液中に注入した。酢
酸エチルで抽出し、次いで塩化メチレンで抽出し、洗浄
し、乾燥させ、減圧下で乾固させた。得られた乾燥抽出
物6gをエタノール50cm3及び2N塩酸10cm3中に再び溶解さ
せ、周囲温度において1時間撹拌した。水100cm3で希釈
し、次いでクロロホルムで抽出し、蒸発乾固させた。得
られた残渣4.9gをシリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混
合物)にかけた。目的化合物2.25gが得られた。
分析:C32H48O3 C% H% 計算値: 79.95 10.06 実測値: 79.9 10.1 工程D:(11β,17β)−17−アセチルオキシ−11−(11
−ヒドロキシウンデシル)−17−(1−プロピニル)エ
ストラ−4,9−ジエン−3−オン a)ジアセチル化 工程Cにおいて得られた化合物5.07gをピリジン48g、
4−ジメチルアミノピリジン1g及び無水酢酸17.6cm3中
に含有させた溶液を20℃において18時間撹拌した。
−ヒドロキシウンデシル)−17−(1−プロピニル)エ
ストラ−4,9−ジエン−3−オン a)ジアセチル化 工程Cにおいて得られた化合物5.07gをピリジン48g、
4−ジメチルアミノピリジン1g及び無水酢酸17.6cm3中
に含有させた溶液を20℃において18時間撹拌した。
氷約200cm3を添加し、次いで飽和重炭酸ナトリウム溶
液で中和した。30分間撹拌し、塩化メチレンで抽出し、
減圧下で乾固させた。得られた残渣8gをシリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比5:5の混合物)にかけた。化合物2.83gが得ら
れた。
液で中和した。30分間撹拌し、塩化メチレンで抽出し、
減圧下で乾固させた。得られた残渣8gをシリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比5:5の混合物)にかけた。化合物2.83gが得ら
れた。
b)モノ鹸化 ジアセチル化化合物2.8gを重炭酸カリウム0.7gと共に
メタノール28cm3中に溶解させた。70℃に1時間30分間
加熱し、氷水100cm3を添加し、次いで塩化メレンで抽出
した。溶媒を蒸発させ、残渣2.6gをシリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比5:5の混合物)にかけた。目的化合物1.18gが得ら
れ、これをそのまま次の工程で使用した。
メタノール28cm3中に溶解させた。70℃に1時間30分間
加熱し、氷水100cm3を添加し、次いで塩化メレンで抽出
した。溶媒を蒸発させ、残渣2.6gをシリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比5:5の混合物)にかけた。目的化合物1.18gが得ら
れ、これをそのまま次の工程で使用した。
工程E:(11β,17β)−17−アセルオキシ−3−オキソ
−17−(1−プロピニル)−11−エストラ−4,9−ジエ
ンウンデカン酸 工程Dにおいて得られた化合物460mgをアセトン24cm3
中に含有させた溶液に、0℃において1時間かけて、濃
硫酸57cm3と酸化クロム67gと250cm3にするのに充分な量
の水とから調製した溶液0.8cm3を添加した。
−17−(1−プロピニル)−11−エストラ−4,9−ジエ
ンウンデカン酸 工程Dにおいて得られた化合物460mgをアセトン24cm3
中に含有させた溶液に、0℃において1時間かけて、濃
硫酸57cm3と酸化クロム67gと250cm3にするのに充分な量
の水とから調製した溶液0.8cm3を添加した。
この反応溶液に0℃においてメタノール8滴、水28cm
3及び炭酸バリウム8gを添加した。0℃において1時間
撹拌し、不溶性物質を別し、塩化メチレンで抽出し、
減圧下で蒸発乾固させた。得られた残渣334mgをシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチルとの比5:5の混合物)にかけた。目的化合
物198mgが得られた。
3及び炭酸バリウム8gを添加した。0℃において1時間
撹拌し、不溶性物質を別し、塩化メチレンで抽出し、
減圧下で蒸発乾固させた。得られた残渣334mgをシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチルとの比5:5の混合物)にかけた。目的化合
物198mgが得られた。
工程F:(11β,17β)−17−ヒドロキシ−3−オキソ−1
7−(1−プロピニル)−11−エストラ−4,9−ジエンウ
ンデカン酸 工程Eにおいて得られた化合物722mgを1M水酸化カリ
ウムのメタノール溶液8cm3中に含有させた溶液を周囲温
度において1時間撹拌した。氷10gを添加し、次いで1N
塩酸10cm3を添加し、塩化メチレンで抽出し、次いで減
圧下で蒸発乾固させた。目的化合物593mgが得られ、こ
れをそのまま次の工程で使用した。
7−(1−プロピニル)−11−エストラ−4,9−ジエンウ
ンデカン酸 工程Eにおいて得られた化合物722mgを1M水酸化カリ
ウムのメタノール溶液8cm3中に含有させた溶液を周囲温
度において1時間撹拌した。氷10gを添加し、次いで1N
塩酸10cm3を添加し、塩化メチレンで抽出し、次いで減
圧下で蒸発乾固させた。目的化合物593mgが得られ、こ
れをそのまま次の工程で使用した。
製造例8:11β−(12−ヒドロキシドデシル)エストラ−
4,9−ジエン−3,17−ジオン 工程A:5−ヒドロキシ−11−[12−[[(1,1−ジメチル
エチル)ジメチルシリル]オキシ]ドデシル]エストラ
−9−エン−3,17−ジオンの(5α,11β)−3−(1,2
−エタンジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
前記のエポキシド2.97gから出発してドデシルオキシ−
ジメチル−t−ブチルシランマグネシウムブロミド(製
造例13の化合物から製造)12gを用いて製造例1の工程
Aにおけるように操作し、シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比6:
4の混合物)にかけた後に、目的化合物5.24gが得られ
た。
4,9−ジエン−3,17−ジオン 工程A:5−ヒドロキシ−11−[12−[[(1,1−ジメチル
エチル)ジメチルシリル]オキシ]ドデシル]エストラ
−9−エン−3,17−ジオンの(5α,11β)−3−(1,2
−エタンジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
前記のエポキシド2.97gから出発してドデシルオキシ−
ジメチル−t−ブチルシランマグネシウムブロミド(製
造例13の化合物から製造)12gを用いて製造例1の工程
Aにおけるように操作し、シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比6:
4の混合物)にかけた後に、目的化合物5.24gが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:11β−(12−ヒドロキシドデシル)エストラ−4,
9−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物5.2gから出発して製造
例6の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比6:4の混合物)にかけた。目的化合物2.78gが
得られた。
9−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物5.2gから出発して製造
例6の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比6:4の混合物)にかけた。目的化合物2.78gが
得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3625cm-1 C=O 1736cm-1 (17位置のアセテート) ジエノン 1656cm-1 1602cm-1 製造例9:フェネチルオキシジメチル−t−ブチルシリル
ブロミド テトラヒドロフラン60cm3中に4−ブロムフェネチル
アルコール15gを含有させた溶液に0〜5℃においてイ
ミダゾール10.6gを添加し、テトラヒドロフラン20cm3中
にジメチル−t−ブチルシラン14.33gを含有させた溶液
を0±2℃において30分かけて添加し、この混合物をエ
トラヒドロフラン40cm3で希釈し、次いで周囲温度にお
いて2時間撹拌した。不溶性物質を別し、減圧下で蒸
発感固させた。残渣32.89gをシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比
95:5の混合物)をかけて、目的化合物24gが得られた。
ブロミド テトラヒドロフラン60cm3中に4−ブロムフェネチル
アルコール15gを含有させた溶液に0〜5℃においてイ
ミダゾール10.6gを添加し、テトラヒドロフラン20cm3中
にジメチル−t−ブチルシラン14.33gを含有させた溶液
を0±2℃において30分かけて添加し、この混合物をエ
トラヒドロフラン40cm3で希釈し、次いで周囲温度にお
いて2時間撹拌した。不溶性物質を別し、減圧下で蒸
発感固させた。残渣32.89gをシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比
95:5の混合物)をかけて、目的化合物24gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 製造例10:1−クロル−7−ヘプタノール(製造例3の工
程Aにおいて使用) ヘプタンジオール44g、濃塩酸400cm3、トルエン150cm
3及び水50cm3を還流下で2時間30分間撹拌した。トルエ
ン画分を回収し、水性部分にトルエン200cm3を添加し
た。再び85〜90℃に5時間加熱し、トルエン200cm3及び
濃塩酸100cm3を添加することによって上記と同じ操作を
実施した。再び5時間加熱し、次いで冷却し、有機画分
を分離し、これを前記の2つの画分と一緒にし、これら
を水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させ、次い
で70℃/0.5mmHgにおいて蒸留して、目的化合物37gが得
られた。
程Aにおいて使用) ヘプタンジオール44g、濃塩酸400cm3、トルエン150cm
3及び水50cm3を還流下で2時間30分間撹拌した。トルエ
ン画分を回収し、水性部分にトルエン200cm3を添加し
た。再び85〜90℃に5時間加熱し、トルエン200cm3及び
濃塩酸100cm3を添加することによって上記と同じ操作を
実施した。再び5時間加熱し、次いで冷却し、有機画分
を分離し、これを前記の2つの画分と一緒にし、これら
を水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させ、次い
で70℃/0.5mmHgにおいて蒸留して、目的化合物37gが得
られた。
分析:C7H15ClO=150.65 C% H% Cl 計算値: 55.81 10.03 23.53 実測値: 55.8 10.2 23.8 IRスペクトル: 第1級OH 3615cm-1 製造例11:ジメチル−t−ブチルシリルオキシオクチル
ブロムベンゼン 工程A:(クロルヘキシルオキシ)ジメチル−t−ブチル
シラン 6−クロルヘキサノール40.93gとイミダゾール42.9g
とエトラヒドロフラン102cm3との混合物に、テトラヒド
ロフラン114cm3中に塩化ジメチル−t−ブチルシリル5
6.07gを含有させた溶液を15〜18℃において添加した。
周囲温度において15時間撹拌した。沈殿を遠心分離によ
って除去し、シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比95:5の混合物)
にかけた。目的化合物74.28gが得られた。
ブロムベンゼン 工程A:(クロルヘキシルオキシ)ジメチル−t−ブチル
シラン 6−クロルヘキサノール40.93gとイミダゾール42.9g
とエトラヒドロフラン102cm3との混合物に、テトラヒド
ロフラン114cm3中に塩化ジメチル−t−ブチルシリル5
6.07gを含有させた溶液を15〜18℃において添加した。
周囲温度において15時間撹拌した。沈殿を遠心分離によ
って除去し、シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比95:5の混合物)
にかけた。目的化合物74.28gが得られた。
工程B:ジメチル−t−ブチルシリルオキシオクチルブロ
ムベンゼン a)クロルヘキシルオキシジメチル−t−ブチルシリル
マグネシウム マグネシウム0.871gとテトラヒドロフラン271cm3との
懸濁液に、工程Aにおいて得られた化合物74.82gをエト
ラヒドロフラン300cm3中に含有させた溶液を添加し、4
時間加熱還流した。冷却して、所望のマグネシウム誘導
体が得られた。滴定約0.375モル/。
ムベンゼン a)クロルヘキシルオキシジメチル−t−ブチルシリル
マグネシウム マグネシウム0.871gとテトラヒドロフラン271cm3との
懸濁液に、工程Aにおいて得られた化合物74.82gをエト
ラヒドロフラン300cm3中に含有させた溶液を添加し、4
時間加熱還流した。冷却して、所望のマグネシウム誘導
体が得られた。滴定約0.375モル/。
b)縮合: 得られたマグネシウム誘導体溶液640cm3に−70℃にお
いて15分かけて、テトラヒドロフラン500cm3中に(ヨー
ドエチル)ブロムベンゼン(製造例12)50gを含有させ
た混合物を添加した。撹拌しながら周囲温度に戻し、15
時間撹拌を続けた。飽和塩化アンモニウム水溶液500cm3
を添加し、15分間撹拌し、有機相をデカンテーション
し、洗浄し、乾燥させ、蒸発乾固させた。残渣101.3gを
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサン)にかけて、目的化合物39.5gが得られた。
いて15分かけて、テトラヒドロフラン500cm3中に(ヨー
ドエチル)ブロムベンゼン(製造例12)50gを含有させ
た混合物を添加した。撹拌しながら周囲温度に戻し、15
時間撹拌を続けた。飽和塩化アンモニウム水溶液500cm3
を添加し、15分間撹拌し、有機相をデカンテーション
し、洗浄し、乾燥させ、蒸発乾固させた。残渣101.3gを
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサン)にかけて、目的化合物39.5gが得られた。
製造例12:1−p−ブロムフェネチルヨージド 工程A:1−p−ブロムフェネチルアルコール テトラヒドロフラン950cm3中に4−ブロムフェニル酢
酸95.2gを含有させた溶液に15〜20℃において35分かけ
て10Mボラン−ジメチルスルフィド錯体49cm3を添加し
た。20分間加熱還流し、これを10分間保持し、次いで冷
却し、水50cm3を添加した。酢酸エチルで抽出し、減圧
下で蒸発乾固させた。残渣102gをシリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルと
の比6:4の混合物)にかけた。
酸95.2gを含有させた溶液に15〜20℃において35分かけ
て10Mボラン−ジメチルスルフィド錯体49cm3を添加し
た。20分間加熱還流し、これを10分間保持し、次いで冷
却し、水50cm3を添加した。酢酸エチルで抽出し、減圧
下で蒸発乾固させた。残渣102gをシリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルと
の比6:4の混合物)にかけた。
工程B:p−トルエンスルホン酸1−p−ブロムフェネチ
ル 工程Aにおいて得られたアルコール41gをピリジン102
cm3中に含有させた溶液に5℃±1℃において35分かけ
て塩化トシル77.72gを添加した。5℃において30分間撹
拌し、次いで周囲温度に戻した。飽和重炭酸ナトリウム
溶液500cm3中に沈殿させ、酢酸エチルで抽出した。減圧
下で蒸発乾固させて、目的化合物71.4gが得られた。融
点92℃。
ル 工程Aにおいて得られたアルコール41gをピリジン102
cm3中に含有させた溶液に5℃±1℃において35分かけ
て塩化トシル77.72gを添加した。5℃において30分間撹
拌し、次いで周囲温度に戻した。飽和重炭酸ナトリウム
溶液500cm3中に沈殿させ、酢酸エチルで抽出した。減圧
下で蒸発乾固させて、目的化合物71.4gが得られた。融
点92℃。
工程C:1−p−ブロムフェネチルヨージド 工程Bにおいて得られたp−トルエンスルホン酸エス
テル71.4gをアセトン1400cm3中に含有させた溶液に沃化
ナトリウム45.12gを添加し、僅かに還流するまで加熱し
て2時間保持した。冷却し、沈殿を遠心分離し、これを
アセトン中で洗浄し、液を減圧下で蒸発乾固させた。
残渣80.5gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比8:2の混合物)
にかけた。目的化合物60.54gが得られた。融点約40℃。
これをそのまま使用した。
テル71.4gをアセトン1400cm3中に含有させた溶液に沃化
ナトリウム45.12gを添加し、僅かに還流するまで加熱し
て2時間保持した。冷却し、沈殿を遠心分離し、これを
アセトン中で洗浄し、液を減圧下で蒸発乾固させた。
残渣80.5gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比8:2の混合物)
にかけた。目的化合物60.54gが得られた。融点約40℃。
これをそのまま使用した。
製造例13:ブロムドデシルオキシ−ジメチル−t−ブチ
ルシラン テトラヒドロフラン40cm3中に12−ブロム−1−ドデ
カノール10gを含有させた溶液にイミダゾール5.48gを添
加し、ジメチル−t−ブチルクロルシラン7.058gをテト
ラヒドロフラン10cm3中に含有させた溶液を10分かけて
添加した。周囲温度において1時間撹拌し、不溶性物質
を別し、液を減圧仕上で濃縮した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比95:5の混合物)によって精製した。目的化合
物13.57gが得られ、これをそのまま製造例8の工程Aに
おいて使用した。
ルシラン テトラヒドロフラン40cm3中に12−ブロム−1−ドデ
カノール10gを含有させた溶液にイミダゾール5.48gを添
加し、ジメチル−t−ブチルクロルシラン7.058gをテト
ラヒドロフラン10cm3中に含有させた溶液を10分かけて
添加した。周囲温度において1時間撹拌し、不溶性物質
を別し、液を減圧仕上で濃縮した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比95:5の混合物)によって精製した。目的化合
物13.57gが得られ、これをそのまま製造例8の工程Aに
おいて使用した。
IRスペクトル(CHCl3): OH ほとんど又は全くなし 存在し得るO−Si 1257cm-1 837cm-1 脂肪族の強い吸収 例1:4−(17β−ヒドロキシ−3−オキソエストラ−4,9
−ジエン−11β−イル)−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)ベンゼンアセトアミド 工程A:4−(17β−アセチルオキシ−3−オキソエスト
ラ−4,9−ジエン11β−イル)−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)ベンゼンアセトアミド a)酸化: 製造例1の工程Cにおいて得られた化合物3.3gをアセ
トン200cm3中に含有させた溶液を0℃に冷却し、これに
+2〜+3℃において20分かけて、酸化クロム67g、硫
酸57cm3及び250cm3になるのに充分な量の脱イオン水か
ら調製した溶液6.36cm3を添加した。5分間撹拌し、次
いでメタノール4cm3及び炭酸バリウム16gを添加した。
1時間撹拌し、周囲温度に戻した。過し、アセトンで
洗浄し、溶媒を蒸発乾固させて、残渣3.282gが得られ
た。
−ジエン−11β−イル)−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)ベンゼンアセトアミド 工程A:4−(17β−アセチルオキシ−3−オキソエスト
ラ−4,9−ジエン11β−イル)−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)ベンゼンアセトアミド a)酸化: 製造例1の工程Cにおいて得られた化合物3.3gをアセ
トン200cm3中に含有させた溶液を0℃に冷却し、これに
+2〜+3℃において20分かけて、酸化クロム67g、硫
酸57cm3及び250cm3になるのに充分な量の脱イオン水か
ら調製した溶液6.36cm3を添加した。5分間撹拌し、次
いでメタノール4cm3及び炭酸バリウム16gを添加した。
1時間撹拌し、周囲温度に戻した。過し、アセトンで
洗浄し、溶媒を蒸発乾固させて、残渣3.282gが得られ
た。
b)アミド化 上で得られた化合物3.282gを塩化メチレン150cm3中に
含有させて−10℃に冷却した溶液にN−メチルモルホリ
ン3cm3及びクロル蟻酸イソブチル3.3cm3を添加し、−10
℃において30分間撹拌し、N−イソプロピルメチルアミ
ン3.3cm3を添加した。温度を上昇させ、30分間撹拌し、
この全体を氷冷重炭酸ナトリウム溶液中に注入し、10分
間撹拌し、塩化メチレンで抽出した。溶媒を蒸発乾固さ
せ、残渣7.6gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混合物)に
かけた。目的化合物2.15gが得られた。
含有させて−10℃に冷却した溶液にN−メチルモルホリ
ン3cm3及びクロル蟻酸イソブチル3.3cm3を添加し、−10
℃において30分間撹拌し、N−イソプロピルメチルアミ
ン3.3cm3を添加した。温度を上昇させ、30分間撹拌し、
この全体を氷冷重炭酸ナトリウム溶液中に注入し、10分
間撹拌し、塩化メチレンで抽出した。溶媒を蒸発乾固さ
せ、残渣7.6gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混合物)に
かけた。目的化合物2.15gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3、Nicolet上): C=O 1728cm-1OAc ジエノン 1654cm-1 1608cm-1 C=O 1624cm-1第3アミド 芳香族 1509cm-1 工程B:4−(17β−ヒドロキシ−3−オキソエストラ−
4,9−ジエン−11β−イル)−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)ベンゼンアセトアミド 工程Aにおいて得られた化合物0.5g、メタノール15cm
3及び水酸化カリウム336mgを含有する溶液を1時間撹拌
した。0℃に冷却し、2N塩酸7.4cm3を添加することによ
って中和した。
4,9−ジエン−11β−イル)−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)ベンゼンアセトアミド 工程Aにおいて得られた化合物0.5g、メタノール15cm
3及び水酸化カリウム336mgを含有する溶液を1時間撹拌
した。0℃に冷却し、2N塩酸7.4cm3を添加することによ
って中和した。
塩化メチレンで抽出し、減圧下で蒸発乾固させ、残渣
459mgをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は
酢酸エチルとシクロヘキサンとの比9:1の混合物)にか
けた。目的化合物0.288gが得られた。
459mgをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は
酢酸エチルとシクロヘキサンとの比9:1の混合物)にか
けた。目的化合物0.288gが得られた。
分析:C30H39NO3=461.65 C% H% N% 計算値: 78.05 8.25 3.03 実測値: 77.8 8.6 3.1 IRスペクトル(CHCl3、Nicolet上): OH 3612cm-1 C=O 1653cm-1 1623cm-1 芳香族 1570cm-1 1509cm-1 例2:4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)
−トリエン−11β−イル)−N−メチル−N−(1−メ
チルエチル)ベンゼンアセトアミド 例1の工程Aにおいて得られた化合物1.045gをメタノ
ール20cm3中に含有させた溶液に20%水酸化マグネシウ
ムを含有する水酸化パラジウム2gを添加した。30分間加
熱還流した。触媒を別し、メタノールで洗浄し、液
を減圧下で蒸発乾固させ、残渣1.03gをメタノール30cm3
に再び溶解させた。得られた溶液に粒状水酸化カリウム
980mgを添加し、周囲温度において45分間撹拌した。氷5
0g及び2N塩酸20cm3を添加した。塩化メチレンで抽出
し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣1.1gをシリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘ
キサンとの比8:2の混合物)にかけた。目的化合物467mg
が得られた。
−トリエン−11β−イル)−N−メチル−N−(1−メ
チルエチル)ベンゼンアセトアミド 例1の工程Aにおいて得られた化合物1.045gをメタノ
ール20cm3中に含有させた溶液に20%水酸化マグネシウ
ムを含有する水酸化パラジウム2gを添加した。30分間加
熱還流した。触媒を別し、メタノールで洗浄し、液
を減圧下で蒸発乾固させ、残渣1.03gをメタノール30cm3
に再び溶解させた。得られた溶液に粒状水酸化カリウム
980mgを添加し、周囲温度において45分間撹拌した。氷5
0g及び2N塩酸20cm3を添加した。塩化メチレンで抽出
し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣1.1gをシリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘ
キサンとの比8:2の混合物)にかけた。目的化合物467mg
が得られた。
分析:C30H39NO3=461.641 C% H% N% 計算値: 78.05 8.51 3.03 実測値: 78.2 8.5 2.9 IRスペクトル(CHCl3、Nicolet上): 例3:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−エスト
ラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−11β−エストラ−
4,9−ジエンペンタンアミド 製造例2の工程Cにおいて得られた化合物3.4gを塩化
メチレン64cm3中に含有させた溶液に−10〜−15℃にお
いてN−メチルモルホリン3.25cm3及び次いでクロル蟻
酸イソブチル3.8cm3を滴下した。−10〜−15℃において
30分間撹拌し、次いでこの温度においてN−ブチルアミ
ン4.1cm3を添加した。周囲温度に戻し、40分後に飽和重
炭酸ナトリウム溶液100cm3を添加し、10分間撹拌した。
デカンテーションし、塩化メチレンで抽出し、飽和塩化
ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で乾固させ
た。残渣7gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液は塩化メチレンとアセトンとの比8:2の混合物)にか
けた。蒸発乾固させた後に、目的化合物2.3gが得られ
た。
ラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−11β−エストラ−
4,9−ジエンペンタンアミド 製造例2の工程Cにおいて得られた化合物3.4gを塩化
メチレン64cm3中に含有させた溶液に−10〜−15℃にお
いてN−メチルモルホリン3.25cm3及び次いでクロル蟻
酸イソブチル3.8cm3を滴下した。−10〜−15℃において
30分間撹拌し、次いでこの温度においてN−ブチルアミ
ン4.1cm3を添加した。周囲温度に戻し、40分後に飽和重
炭酸ナトリウム溶液100cm3を添加し、10分間撹拌した。
デカンテーションし、塩化メチレンで抽出し、飽和塩化
ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で乾固させ
た。残渣7gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液は塩化メチレンとアセトンとの比8:2の混合物)にか
けた。蒸発乾固させた後に、目的化合物2.3gが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): 17位置のケトン 1736cm-1 NH 3349cm-1 アミドII 1519cm-1 ジエノン+C=C 1602cm-1 868cm-1 ジエノン+アミド 1658cm-1 工程B:3−アセチルオキシ−N−ブチル−17−オキソ−1
1β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.3gを塩化メチレン25
cm3中に含有させた溶液に0〜−5℃において無水酢酸
2.5cm3及び臭化アセチル1.25cm3を添加し、周囲温度に
おいて1時間20分間撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウ
ム溶液150cm3と氷50gとの混合物中に注入した。15分間
撹拌し、次いで塩化メチレンで抽出し、減圧下で乾固さ
せ、トルエンで2回洗浄して化合物2.9gが得られ、これ
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メ
チレンとアセトンとの比9:1の混合物)にかけた。目的
化合物2.3gが得られた。
1β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.3gを塩化メチレン25
cm3中に含有させた溶液に0〜−5℃において無水酢酸
2.5cm3及び臭化アセチル1.25cm3を添加し、周囲温度に
おいて1時間20分間撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウ
ム溶液150cm3と氷50gとの混合物中に注入した。15分間
撹拌し、次いで塩化メチレンで抽出し、減圧下で乾固さ
せ、トルエンで2回洗浄して化合物2.9gが得られ、これ
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メ
チレンとアセトンとの比9:1の混合物)にかけた。目的
化合物2.3gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程C:N−ブチル−3.17β−ジヒドロキシ−11β−エス
トラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物1.85gをメタノール16c
m3中に含有させた溶液に0〜5℃において水素化硼素ナ
トリウム192mgを添加し、30分間撹拌し、次いで粒状水
酸化カリウム640mgを添加し、周囲温度において20分後
に氷水(1:1)50gを添加し、2N塩酸でpHを4〜5に調節
し、塩化ナトリウムを飽和させ、酢酸エチルで抽出し
た。蒸発乾固させ、残渣をシリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比75:25
の混合物)にかけた。未精製の目的化合物1.56gが得ら
れ、これをメタノール5cm3中に溶解させ、塩化メチレン
75cm3を添加し、過し、濃縮して結晶化させ、3時間
冷蔵し、遠心分離にかけた。目的化合物1.33gが得られ
た。融点約100℃。[α]D=+117.5±2゜(c=1
%、エタノール)。
トラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物1.85gをメタノール16c
m3中に含有させた溶液に0〜5℃において水素化硼素ナ
トリウム192mgを添加し、30分間撹拌し、次いで粒状水
酸化カリウム640mgを添加し、周囲温度において20分後
に氷水(1:1)50gを添加し、2N塩酸でpHを4〜5に調節
し、塩化ナトリウムを飽和させ、酢酸エチルで抽出し
た。蒸発乾固させ、残渣をシリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比75:25
の混合物)にかけた。未精製の目的化合物1.56gが得ら
れ、これをメタノール5cm3中に溶解させ、塩化メチレン
75cm3を添加し、過し、濃縮して結晶化させ、3時間
冷蔵し、遠心分離にかけた。目的化合物1.33gが得られ
た。融点約100℃。[α]D=+117.5±2゜(c=1
%、エタノール)。
分析:C27H41O3N=427.63 C% H% N% 計算値: 75.83 9.66 3.27 実測値: 75.5 9.8 3.2 IRスペクトル(ヌジョール法): 例4:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−1
1β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−N−メチル−11β
−エストラ−4,9−ジエンペンタンアミド 製造例2の工程Cにおいて得られた酸3gから出発して
N−ブチルアミンの代わりにN−メチルブチルアミン4.
1cm3を用いて例3の工程Aにおけるように操作して、目
的化合物2,82gが得られた。
1β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−N−メチル−11β
−エストラ−4,9−ジエンペンタンアミド 製造例2の工程Cにおいて得られた酸3gから出発して
N−ブチルアミンの代わりにN−メチルブチルアミン4.
1cm3を用いて例3の工程Aにおけるように操作して、目
的化合物2,82gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 酸 なし 17ケト 1736cm-1 第3アミド 1630cm-1 第3アミドと共役のケトン 1642cm-1 C=C 1603cm-1 工程B:3−アセチルオキシ−N−ブチル−N−メチル−1
7−オキソ−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンペ
ンタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.8gから出発して例3
の工程Bにおけるように操作して、目的化合物2.62gが
得られた。
7−オキソ−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンペ
ンタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.8gから出発して例3
の工程Bにおけるように操作して、目的化合物2.62gが
得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 17ケト+フェノール性アセテート 1736cm-1 第3アミド 1627cm-1 芳香族 1586cm-1 1493cm-1 工程C:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンア
ミド 工程Bにおいて得られた化合物2.5gから出発して例3
の工程Cにおけるように操作した。目的化合物2.026gが
得られた。
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンペンタンア
ミド 工程Bにおいて得られた化合物2.5gから出発して例3
の工程Cにおけるように操作した。目的化合物2.026gが
得られた。
分析用試料は次のように調製した:得られた化合物1.
8gを60℃において酢酸エチル100cm3中に溶解させた。
過した後に結晶化が開始するまで濃縮し、0℃において
3時間撹拌し、遠心分離にかけた。目的化合物1.58gが
得られた。融点約165℃。[α]D=+113゜±2゜(c
=1%、エタノール)。
8gを60℃において酢酸エチル100cm3中に溶解させた。
過した後に結晶化が開始するまで濃縮し、0℃において
3時間撹拌し、遠心分離にかけた。目的化合物1.58gが
得られた。融点約165℃。[α]D=+113゜±2゜(c
=1%、エタノール)。
分析:C28H43O3N=441.66 C% H% N% 計算値: 76.15 9.81 3.17 実測値: 76.0 10.0 3.0 IRスペクトル(CHCl3): 第3アミドケトン 1625cm-1 OH 3601cm-1 芳香族 1585cm-1 〜1499cm-1 例5:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−エスト
ラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−11β−エストラ−
4,9−ジエンヘプタンアミド 製造例3の工程Cにおいて得られた酸2.6gから出発し
て例3の工程Aにおけるように操作した。目的化合物1.
845gが得られた。
ラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−11β−エストラ−
4,9−ジエンヘプタンアミド 製造例3の工程Cにおいて得られた酸2.6gから出発し
て例3の工程Aにおけるように操作した。目的化合物1.
845gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:3−アセチルオキシ−N−ブチル−17−オキソ−1
1β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.025gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作した。目的化合物1.95g
が得られた。
1β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.025gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作した。目的化合物1.95g
が得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1735cm-1 C=Oアミド 1660cm-1 アミドII 1518cm-1 NH 345cm-1 工程C:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−エス
トラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物1.68gから出発して例
3の工程Cにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンと
の比8:2の混合物)にかけた後に、目的化合物1.277gが
得られた。
トラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物1.68gから出発して例
3の工程Cにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンと
の比8:2の混合物)にかけた後に、目的化合物1.277gが
得られた。
未精製化合物1.2gを酢酸エチル中で再結晶して所望の
化合物1.04gを得ることによって分析用試料を調製し
た。融点約139℃。[α]D=+113゜±2゜(c=1
%、エタノール)。
化合物1.04gを得ることによって分析用試料を調製し
た。融点約139℃。[α]D=+113゜±2゜(c=1
%、エタノール)。
分析:C29H45O3N=455.65 C% H% N% 計算値: 76.44 9.95 3.07 実測値: 76.5 10.1 3.0 IRスペクトル(CHCl3): 例6:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−1
1β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−N−メチル−11β
−エストラ−4,9−ジエンヘプタンアミド 製造例3の工程Cにおいて得られた酸3.04gから出発
してN−メチルブチルアミン3.8cm3を用いて例5の工程
Aにおけるように操作した。目的化合物3gが得られた。
1β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−N−メチル−11β
−エストラ−4,9−ジエンヘプタンアミド 製造例3の工程Cにおいて得られた酸3.04gから出発
してN−メチルブチルアミン3.8cm3を用いて例5の工程
Aにおけるように操作した。目的化合物3gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH なし 17ケト 1736cm-1 複合C=O 1656cm-1(共役ケトン) 1629cm-1(第3アミド) C=C 1603cm-1 工程B:3−アセチルオキシ−N−ブチル−N−メチル−1
7−オキソ−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンヘ
プタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.95gから出発して例
5の工程Bにおけるように操作した。目的化合物2.7gが
得られた。
7−オキソ−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンヘ
プタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.95gから出発して例
5の工程Bにおけるように操作した。目的化合物2.7gが
得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程C:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンア
ミド 工程Bにおいて得られた化合物2.6gから出発して例5
の工程Cにおけるように操作した。目的化合物2.067gが
得られた。
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンヘプタンア
ミド 工程Bにおいて得られた化合物2.6gから出発して例5
の工程Cにおけるように操作した。目的化合物2.067gが
得られた。
上記の化合物1.8gをクロロホルム中で再結晶すること
によって分析用試料を調製した。目的化合物1.697gが得
られた。融点110℃。[α]D=106.5゜±2゜(c=1
%、エタノール)。
によって分析用試料を調製した。目的化合物1.697gが得
られた。融点110℃。[α]D=106.5゜±2゜(c=1
%、エタノール)。
分析:C30H47O3N=469.68 C% H% N% 計算値: 76.71 10.09 2.98 実測値: 76.4 10.03 2.9 例7:N−ブチル−4−(17β−ヒドロキシ−3−オキソ
エストラ−4,9−ジエン−11β−イル)−N−メチルベ
ンゼンオクタンアミド 工程A:(11β,17β)N−ブチル−N−メチル−4−[1
7−アセチルオキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン
−11−イル]ベンゼンオクタンアミド a)11β−17−アセチルオキシ−3−オキソエストラ−
4,9−ジエンベンゼンオクタン酸 製造例4の工程Dにおいて得られた化合物970mgから
出発して製造例2の工程Cにおけるように操作した。目
的化合物1.219gが得られ、これをそのまま次のアミド化
に使用した。
エストラ−4,9−ジエン−11β−イル)−N−メチルベ
ンゼンオクタンアミド 工程A:(11β,17β)N−ブチル−N−メチル−4−[1
7−アセチルオキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン
−11−イル]ベンゼンオクタンアミド a)11β−17−アセチルオキシ−3−オキソエストラ−
4,9−ジエンベンゼンオクタン酸 製造例4の工程Dにおいて得られた化合物970mgから
出発して製造例2の工程Cにおけるように操作した。目
的化合物1.219gが得られ、これをそのまま次のアミド化
に使用した。
b)アミド化 上で得られた化合物1.219gから出発して、N−メチル
ブチルアミン1.1cm3を用いて例3の工程Aにおけるよう
に操作し、シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混合物)に
かけた後に、目的化合物842mgが得られた。
ブチルアミン1.1cm3を用いて例3の工程Aにおけるよう
に操作し、シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混合物)に
かけた後に、目的化合物842mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 酸 なし C=O 1728cm-1(OAc) 芳香族 1509cm-1 ジエノン+アミドIII 1652cm-1 1628cm-1 工程B:N−ブチル−4−[17β−ヒドロキシ−3−オキ
ソエストラ−4,9−ジエン−11β−イル]−Nメチルベ
ンゼンオクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物716mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作し、シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比5:5の混合物)にかけた後に、目的化合物508mgが
得られた。[α]D=+169゜±3゜(c=0.5%、エタ
ノール)。
ソエストラ−4,9−ジエン−11β−イル]−Nメチルベ
ンゼンオクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物716mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作し、シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比5:5の混合物)にかけた後に、目的化合物508mgが
得られた。[α]D=+169゜±3゜(c=0.5%、エタ
ノール)。
分析:C37H53NO3=559.79 C% H% N% 計算値: 79.38 9.54 2.5 実測値: 79.2 9.7 2.4 IRスペクトル(CHCl3): OH+関連吸収 3612cm-1 ジエン+第3アミド 1628cm-1 1643cm-1 芳香族 1508cm-1 例8:N−ブチル−4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチル
ベンゼンオクタンアミド 工程A:N−ブチル−4−[3,17β−ジアセチルオキシエ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−N−
メチルベンゼンオクタンアミド 例7の工程Aにおいて得られた化合物293mgを塩化メ
チレン3cm3中に含有させた溶液に0℃〜5℃において臭
化アセチル0.15cm3及び無水酢酸0.3cm3を添加し、周囲
温度において2時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶
液中に注入し、30分間撹拌し、塩化メチレンで抽出し
た。水で洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。
残渣300mgをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比7:3の混合物)
にかけて、目的化合物217mgが得られた。
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチル
ベンゼンオクタンアミド 工程A:N−ブチル−4−[3,17β−ジアセチルオキシエ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−N−
メチルベンゼンオクタンアミド 例7の工程Aにおいて得られた化合物293mgを塩化メ
チレン3cm3中に含有させた溶液に0℃〜5℃において臭
化アセチル0.15cm3及び無水酢酸0.3cm3を添加し、周囲
温度において2時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶
液中に注入し、30分間撹拌し、塩化メチレンで抽出し
た。水で洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。
残渣300mgをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比7:3の混合物)
にかけて、目的化合物217mgが得られた。
IRスペクトル: 工程B:N−ブチル−4−[3,17β−ジヒドロキシエスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−N−メチ
ルベンゼンオクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物471mgを水酸化カリウ
ムのメタノール溶液3.65cm3中に含有させた溶液を周囲
温度において40分間撹拌した。氷を添加し、次いで2N塩
酸2.5cm3を添加した。酢酸エチルで抽出し、水で洗浄
し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。残渣460mgを
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサンと酢酸エチルとの比5:5の混合物)にかけた。目
的化合物264mgが得られた。[α]D=+20゜±2゜
(c=0.5%、エタノール)。
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−N−メチ
ルベンゼンオクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物471mgを水酸化カリウ
ムのメタノール溶液3.65cm3中に含有させた溶液を周囲
温度において40分間撹拌した。氷を添加し、次いで2N塩
酸2.5cm3を添加した。酢酸エチルで抽出し、水で洗浄
し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。残渣460mgを
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサンと酢酸エチルとの比5:5の混合物)にかけた。目
的化合物264mgが得られた。[α]D=+20゜±2゜
(c=0.5%、エタノール)。
分析:C37H53O3N=559.79 C% H% N% 計算値: 79.38 9.54 2.5 実測値: 79.8 9.6 2.3 IRスペクトル(CHCl3): OH 3605cm-1+関連吸収 C=O 1621cm-1第3アミド 芳香族 1583cm-1 1500cm-1 例9:N,N−ジメチル−17β−ヒドロキシ−3−オキソ−1
1β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程A:N,N−ジメチル−17β−アセチルオキシ3−オキ
ソ−11β−エストラ4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた化合物2.7gから出
発して、ジメチルアミン2.28gをテトラヒドロフラン20c
m3中に含有させた溶液を用いて例3の工程Aにおけるよ
うに操作した。目的化合物1.6gが得られた。
1β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程A:N,N−ジメチル−17β−アセチルオキシ3−オキ
ソ−11β−エストラ4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた化合物2.7gから出
発して、ジメチルアミン2.28gをテトラヒドロフラン20c
m3中に含有させた溶液を用いて例3の工程Aにおけるよ
うに操作した。目的化合物1.6gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 酸 なし OAc 1728cm-1 ジエノン+アミドIII 1336cm-1 1603cm-1 工程B:N,N−ジメチル−17β−ヒドロキシ−3−オキソ
−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物780mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンと
の比8:2の混合物)にかけた後に、目的化合物485mgが得
られた。[α]D=−21.5゜±2.5゜(c=0.35%、エ
タノール)。
−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物780mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンと
の比8:2の混合物)にかけた後に、目的化合物485mgが得
られた。[α]D=−21.5゜±2.5゜(c=0.35%、エ
タノール)。
分析:C31H49NO3=483.74 C% H% N% 計算値: 76.97 10.21 2.89 実測値: 77.0 10.2 2.7 IRスペクトル(CHCl3): OH 3616cm-1 アミドIII 1640cm-1(複合) ジエノン 1604cm-1 C=O 964cm-1 C=C 例10:N,N−ジメチル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 工程A:3,17β−ジアセチルオキシ−N,N−ジメチル−11
β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミ
ド 例9の工程Aにおいて得られた化合物697mgから出発
して例3の工程Bにおけるように操作した。目的化合物
660mgが得られた。
ストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 工程A:3,17β−ジアセチルオキシ−N,N−ジメチル−11
β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミ
ド 例9の工程Aにおいて得られた化合物697mgから出発
して例3の工程Bにおけるように操作した。目的化合物
660mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): ジエノン なし アセテート 1726cm-1 1745cm-1(ep.) アミドIII 1632cm-1 芳香族 1494cm-1 工程B:3,17β−ジヒドロキシ−N,N−ジメチル−11β−
エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 例1の工程Bにおけるように操作し、イソプロピルア
ルコール中で結晶化させることによって化合物を単離し
た。目的化合物369mgが得られた。融点130℃。[α]D
=+100゜±2゜(c=0.95%、エタノール)。
エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 例1の工程Bにおけるように操作し、イソプロピルア
ルコール中で結晶化させることによって化合物を単離し
た。目的化合物369mgが得られた。融点130℃。[α]D
=+100゜±2゜(c=0.95%、エタノール)。
分析:C31H49O3N=483.74 C% H% N% 計算値: 76.97 10.21 2.89 実測値: 77.0 10.4 2.7 IRスペクトル(CHCl3): OH+関連吸収 3605cm-1 アミドIII 1627cm-1 芳香族 1528cm-1 〜1498cm-1 例11:N−ブチル−17β−ヒドロキシ−3−オキソ−11β
−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程A:17β−アセチルオキシ−N−ブチル−3−オキソ
−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた化合物6.67gから
出発して例3の工程Aにおけるように操作し、シリカを
用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと
酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化
合物6.911gが得られた。得られた化合物3.443gについて
同じ溶出液を用いて2回目のクロマトグラフィーを実施
して、純粋化合物2.898gが得られた。
−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程A:17β−アセチルオキシ−N−ブチル−3−オキソ
−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた化合物6.67gから
出発して例3の工程Aにおけるように操作し、シリカを
用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと
酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化
合物6.911gが得られた。得られた化合物3.443gについて
同じ溶出液を用いて2回目のクロマトグラフィーを実施
して、純粋化合物2.898gが得られた。
分析:C35H55O4N=553.75 C% H% N% 計算値: 75.9 10.01 2.52 実測値: 75.6 10.1 2.7 IRスペクトル(CHCl3): 工程B:N−ブチル−17β−ヒドロキシ−3−オキソ−11
β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物0.5g、メタノール5cm3
及び粒状水酸化カリウム280mgを周囲温度において40分
間撹拌した。氷20cm3を添加し、2N塩酸2.5cm3で中和し
た。酢酸エチルで抽出し、蒸発乾固させた後に化合物50
9mgが得られ、これをシリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の
混合物)にかけた。目的化合物287mgが得られた。
β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物0.5g、メタノール5cm3
及び粒状水酸化カリウム280mgを周囲温度において40分
間撹拌した。氷20cm3を添加し、2N塩酸2.5cm3で中和し
た。酢酸エチルで抽出し、蒸発乾固させた後に化合物50
9mgが得られ、これをシリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の
混合物)にかけた。目的化合物287mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3、Nicolet上): OH 3612cm-1 =C−NH 3450cm-1 アミドII 1518cm-1 C=O 1657cm-1(第2アミド+ジエノン) 分析:C33H53NO3=511.8 C% H% N% 計算値: 77.45 10.44 2.74 実測値: 77.1 10.7 2.7 例12:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−エスト
ラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 工程A:3,17β−ビス(アセチルオキシ)−N−ブチル−
11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンア
ミド 例11の工程Aにおいて得られた化合物3gから出発して
例3の工程Bにおけるように操作して未精製化合物3.66
gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
ラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 工程A:3,17β−ビス(アセチルオキシ)−N−ブチル−
11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンア
ミド 例11の工程Aにおいて得られた化合物3gから出発して
例3の工程Bにおけるように操作して未精製化合物3.66
gが得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−11β−エス
トラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.96gをメタノール74c
m3中に含有させた溶液に水酸化カリウム11g%cm3メタノ
ール溶液8.9cm3を添加し、60℃において2時間撹拌し
た。
トラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.96gをメタノール74c
m3中に含有させた溶液に水酸化カリウム11g%cm3メタノ
ール溶液8.9cm3を添加し、60℃において2時間撹拌し
た。
氷冷し、1N塩酸15cm3で中和し、メタノールを除去
し、飽和塩化ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで
抽出し、蒸発乾固させた後に化合物2.7gが得られ、これ
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロ
ヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混合物)にかけた。
目的化合物1.841gが回収された。
し、飽和塩化ナトリウム水溶液で希釈し、酢酸エチルで
抽出し、蒸発乾固させた後に化合物2.7gが得られ、これ
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロ
ヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混合物)にかけた。
目的化合物1.841gが回収された。
この化合物を同じ条件下で再びクロマトグラフィーに
かけることによって分析用試料を調製した。目的化合物
1.547gが得られた。
かけることによって分析用試料を調製した。目的化合物
1.547gが得られた。
[α]D=+85゜±3゜(c=0.5%、エタノール)。
分析:C33H53NO3=511.75 C% H% N% 計算値: 77.45 10.43 2.73 実測値: 77.5 10.7 2.9 IRスペクトル(CHCl3): 例13:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−
11β−エストラ−1,3,5(10)−オリエンウンデカンア
ミド 工程A:N−ブチル−3,17β−ビス[(テトラヒドロ−2H
−ピラン−2−イル)オキシ]−11β−エストラ−1,3,
5(10)−トリエンウンデカンアミド 例12の工程Bにおいて得られた化合物226mg、硫酸エ
ーテル6.7cm3、ジヒドロピラン4.7cm3及びp−トルエン
スルホン酸5mgを含有する溶液を1時間30分間撹拌し
た。トリエチルアミン1cm3を添加し、重炭酸ナトリウム
溶液及び次いで飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥
させ、蒸発乾固させた。残渣400mgをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比7:3の混合物)にかけた。目的化合物286mgが得
られた。
11β−エストラ−1,3,5(10)−オリエンウンデカンア
ミド 工程A:N−ブチル−3,17β−ビス[(テトラヒドロ−2H
−ピラン−2−イル)オキシ]−11β−エストラ−1,3,
5(10)−トリエンウンデカンアミド 例12の工程Bにおいて得られた化合物226mg、硫酸エ
ーテル6.7cm3、ジヒドロピラン4.7cm3及びp−トルエン
スルホン酸5mgを含有する溶液を1時間30分間撹拌し
た。トリエチルアミン1cm3を添加し、重炭酸ナトリウム
溶液及び次いで飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥
させ、蒸発乾固させた。残渣400mgをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比7:3の混合物)にかけた。目的化合物286mgが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:N−ブチル−3,17β−ビス[(テトラヒドロ−2H
−ピラン−2−イル)オキシ]−N−メチル−11β−エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物920mgをテトラヒドロ
フラン14cm3、臭化テトラブチルアンモニウム2.27g、粉
末状水酸化カリウム1.9g及び沃化メチル14cm3と共に加
圧下で50℃において18時間撹拌した。冷凍した後に、不
溶性物質を別し、これを50cm3ずつのテトラヒドロフ
ランで5回洗浄し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣3.4g
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロ
ヘキサンと酢酸エチルとトリエチルアミンとの比70:30:
0.2の混合物)にかけた。目的化合物850mgが得られ、こ
れをそのまま次の工程で使用した。
−ピラン−2−イル)オキシ]−N−メチル−11β−エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物920mgをテトラヒドロ
フラン14cm3、臭化テトラブチルアンモニウム2.27g、粉
末状水酸化カリウム1.9g及び沃化メチル14cm3と共に加
圧下で50℃において18時間撹拌した。冷凍した後に、不
溶性物質を別し、これを50cm3ずつのテトラヒドロフ
ランで5回洗浄し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣3.4g
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロ
ヘキサンと酢酸エチルとトリエチルアミンとの比70:30:
0.2の混合物)にかけた。目的化合物850mgが得られ、こ
れをそのまま次の工程で使用した。
IRスペクトル(CHCl3): 工程C:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカン
アミド 工程Bにおいて得られた化合物850mg、メタノール35c
m3及び2N塩酸3.5cm3を周囲温度において1時間撹拌し
た。この全体を濃アンモニア5cm3によってpH5〜6に
し、塩化メチレンで希釈し、水で洗浄し、次いで飽和塩
化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾
固させた。得られた化合物638mgをシリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比6:4の混合物)にかけた。目的化合物520mgが回収
された。
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカン
アミド 工程Bにおいて得られた化合物850mg、メタノール35c
m3及び2N塩酸3.5cm3を周囲温度において1時間撹拌し
た。この全体を濃アンモニア5cm3によってpH5〜6に
し、塩化メチレンで希釈し、水で洗浄し、次いで飽和塩
化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾
固させた。得られた化合物638mgをシリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比6:4の混合物)にかけた。目的化合物520mgが回収
された。
化合物618mg(前に製造したもの98mgを上で得られた5
20mgと一緒にした)から出発してシリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比
9:1の混合物)にかけることによって分析用試料を調製
した。純粋化合物527mgが回収された。[α]D=90.5
゜±2゜(c=1%、エタノール)。
20mgと一緒にした)から出発してシリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比
9:1の混合物)にかけることによって分析用試料を調製
した。純粋化合物527mgが回収された。[α]D=90.5
゜±2゜(c=1%、エタノール)。
分析:C34H55O3N=525.82 C% H% N% 計算値: 77.67 10.54 2.66 実測値: 77.0 10.6 2.6 IRスペクトル(CHCl3): アミドII なし OH 3606cm-1(+関連吸収) C=O 1620cm-1 芳香族 1582cm-1 1498cm-1 例14:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−
11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンア
ミド 工程A:17β−アセチルオキシ−N−ブチル−N−メチル
−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカ
ンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた酸88.5gから出発
してN−メチルブチルアミン88.5cm3を用いて例3の工
程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液はヘキサンと酢酸エチルとの比5:5
の混合物)にかけた後に、目的化合物67.3gが得られ
た。
11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンア
ミド 工程A:17β−アセチルオキシ−N−ブチル−N−メチル
−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカ
ンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた酸88.5gから出発
してN−メチルブチルアミン88.5cm3を用いて例3の工
程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液はヘキサンと酢酸エチルとの比5:5
の混合物)にかけた後に、目的化合物67.3gが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): OAc 1728cm-1 1255cm-1 ジエノン 864cm-1 ジエノン+アミドIII 1628cm-1 1655cm-1 工程B:3,17β−ビス(アセチルオキシ)−N−ブチル−
N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物67.3gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作した。得られた乾燥抽出
物はクロマトグラフィーにかけずに、目的化合物75gが
得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物67.3gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作した。得られた乾燥抽出
物はクロマトグラフィーにかけずに、目的化合物75gが
得られ、これをそのまま次の工程で使用した。
工程C:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカン
アミド 工程Bにおいて得られた化合物74g、メタノール1.850
及び11g%cm3水酸化カリウムメタノール溶液222cm3を
60℃において2時間撹拌した。この全体を0℃〜+5℃
に冷却し、塩酸を添加することによってpHを4〜5に調
節した。減圧下でメタノールを留去させ、次いで塩化メ
チレン抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、乾燥させ、減
圧下で蒸発乾固させて樹脂65.8gを得て、これを前に製
造した1.7gを添加した。
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカン
アミド 工程Bにおいて得られた化合物74g、メタノール1.850
及び11g%cm3水酸化カリウムメタノール溶液222cm3を
60℃において2時間撹拌した。この全体を0℃〜+5℃
に冷却し、塩酸を添加することによってpHを4〜5に調
節した。減圧下でメタノールを留去させ、次いで塩化メ
チレン抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、乾燥させ、減
圧下で蒸発乾固させて樹脂65.8gを得て、これを前に製
造した1.7gを添加した。
精製 未精製化合物67.5gを酢酸エチル350cm3中で再結晶
し、0〜+5℃において遠心分離にかけて目的化合物45
gが得られ、これに母液から得られた1回精製化合物3g
を添加した。化合物48gを4容量の酢酸エチル中で再結
晶し、これから目的化合物46.1gが得られた。融点127
℃。[α]D=+90.1゜±2゜(c=1%、エタノー
ル)。
し、0〜+5℃において遠心分離にかけて目的化合物45
gが得られ、これに母液から得られた1回精製化合物3g
を添加した。化合物48gを4容量の酢酸エチル中で再結
晶し、これから目的化合物46.1gが得られた。融点127
℃。[α]D=+90.1゜±2゜(c=1%、エタノー
ル)。
分析:C34H55O3N=525.82 C% H% N% 計算値: 77.67 10.54 2.66 実測値: 77.9 10.6 2.6 例15:17β−ヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエ
ンウンデカンアミド 工程A:N−(1−メチルエチル)−3,17−ジオキソ−N
−メチル−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンア
ミド 製造例6から得られた酸610mgから出発してN−メチ
ル−N−イソプロピルアミン0.73cm3を用いて例3の工
程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトン比9:1の
混合物)にかけた後、目的化合物455mgが得られた。
ルエチル)−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエ
ンウンデカンアミド 工程A:N−(1−メチルエチル)−3,17−ジオキソ−N
−メチル−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカンア
ミド 製造例6から得られた酸610mgから出発してN−メチ
ル−N−イソプロピルアミン0.73cm3を用いて例3の工
程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトン比9:1の
混合物)にかけた後、目的化合物455mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 17ケト 1736cm-1 ジエノン 1656cm-1 第3アミド 1621cm-1 工程B:17β−ヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエ
ンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物1.18gをテトラヒドロ
フラン18cm3中に含有させた溶液に0〜−5℃において
水素化t−ブトキシアルミニウムリチウム707mgを添加
した。0〜−5℃において1時間撹拌し、同量の氷と飽
和塩化アンモニウム溶液との混合物80mg中に注入した。
5分間撹拌し、酢酸エチルで3回抽出し、有機相を飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸
発乾固させて残渣1.14gを得て、これを前に製造した256
mgと一緒にした。この未精製化合物1.4gをシリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセト
ンとの比9:1の混合物)にかけて、目的化合物640mgが得
られた。[α]D=−43゜±2.5゜(c=0.4%、エタノ
ール)。
ルエチル)−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエ
ンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物1.18gをテトラヒドロ
フラン18cm3中に含有させた溶液に0〜−5℃において
水素化t−ブトキシアルミニウムリチウム707mgを添加
した。0〜−5℃において1時間撹拌し、同量の氷と飽
和塩化アンモニウム溶液との混合物80mg中に注入した。
5分間撹拌し、酢酸エチルで3回抽出し、有機相を飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸
発乾固させて残渣1.14gを得て、これを前に製造した256
mgと一緒にした。この未精製化合物1.4gをシリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセト
ンとの比9:1の混合物)にかけて、目的化合物640mgが得
られた。[α]D=−43゜±2.5゜(c=0.4%、エタノ
ール)。
分析:C33H53O3N=511.75 C% H% N% 計算値: 77.44 10.44 2.74 実測値: 77.6 10.7 2.7 IRスペクトル(CHCl3): OH 3613cm-1 C=O 1650cm-1ジエノン 1621cm-1+第3アミド 例16:3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エンウンデカンアミド 工程A:3−アセチルオキシ−N−(1−メチルエチル)
−17−オキソ−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエンウンデカンアミド 例15の工程Aにおいて得られた化合物360mgから出発
して例3の工程Bにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセ
トンとの比95:5の混合物)にかけた後に、目的化合物31
0mgが得られた。
メチルエチル)−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エンウンデカンアミド 工程A:3−アセチルオキシ−N−(1−メチルエチル)
−17−オキソ−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエンウンデカンアミド 例15の工程Aにおいて得られた化合物360mgから出発
して例3の工程Bにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセ
トンとの比95:5の混合物)にかけた後に、目的化合物31
0mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 第3アミド 1621cm-1 フェノールアセテート 1760cm-1 1765cm-1 17ケト 1735cm-1 芳香族 1493cm-1 工程B:N−(1−メチルエチル)−3,17β−ジヒドロキ
シ−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物272mgから出発して例
3の工程Cにおけるように操作した。クロマトグラフィ
ー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混合
物)にかけた後に、未精製の目的化合物195mgが得られ
た。
シ−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物272mgから出発して例
3の工程Cにおけるように操作した。クロマトグラフィ
ー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混合
物)にかけた後に、未精製の目的化合物195mgが得られ
た。
得られた化合物に前に製造した460mgを添加し、シリ
カに3回通す(溶出液はアセトニトリル)ことによって
精製した化合物460mgが回収され、これを再びシリカを
用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとア
セトンとの比9:1の混合物)にかけた。目的化合物432mg
が得られた。[α]D=+85゜±2゜(c=1%、エタ
ノール)。
カに3回通す(溶出液はアセトニトリル)ことによって
精製した化合物460mgが回収され、これを再びシリカを
用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとア
セトンとの比9:1の混合物)にかけた。目的化合物432mg
が得られた。[α]D=+85゜±2゜(c=1%、エタ
ノール)。
分析:C33H53O3N=511.75 C% H% N% 計算値: 77.44 10.44 2.74 実測値: 77.4 10.7 2.6 IRスペクトル(CHCl3): OH 3606cm-1(+関連吸収) C=O 1618cm-1 1583cm-1 芳香族 1498cm-1 例17:N−(フェニルメチル)−17β−ヒドロキシ−N−
メチル−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエンウ
ンデカンアミド 工程A:N−(フェニルメチル)−17β−アセチルオキシ
−N−メチル−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジ
エンウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた酸2.1gから出発し
てベンジルメチルアミン2.2cm3を用いて例3の工程Aに
おけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1
の混合物)にかけた後に、目的化合物1.82gが得られ
た。
メチル−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエンウ
ンデカンアミド 工程A:N−(フェニルメチル)−17β−アセチルオキシ
−N−メチル−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジ
エンウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた酸2.1gから出発し
てベンジルメチルアミン2.2cm3を用いて例3の工程Aに
おけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1
の混合物)にかけた後に、目的化合物1.82gが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1728cm-1(OAc) 1645cm-1 (アミドIII+ジエノン) C=C 864cm-1(def.) 芳香族 1496cm-1 工程B:N−(フェニルメチル)−17β−ヒドロキシ−N
−メチル−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエン
ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物1gから出発して例1の
工程Bにおけるように操作して、目的化合物670mgが得
られた。
−メチル−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−ジエン
ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物1gから出発して例1の
工程Bにおけるように操作して、目的化合物670mgが得
られた。
分析:C37H53O3N=559.79 C% H% N% 計算値: 79.39 9.54 2.5 実測値: 79.3 9.7 2.4 IRスペクトル(CHCl3): 例18:N−(フェニルメチル)−3,17β−ジヒドロキシ−
N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
ウンデカンアミド 工程A:3,17β−ジアセチルオキシ−N−(フェニルメチ
ル)−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−ト
リエンウンデカンアミド 例17の工程Aにおいて得られた化合物829mgを塩化メ
チレン8cm3中に含有させて0〜5℃に冷却した溶液に無
水酢酸0.6cm3及び臭化アセチル0.3cm3を添加し、2時間
撹拌し、次いで氷と飽和重炭酸ナトリウム溶液との混合
物(比1:1)60g中に注入し、30分間撹拌し、デカンテー
ションし、塩化メチレンで抽出した。有機画分を飽和塩
化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾
固させ、残渣をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比75:25の混合
物)にかけた。目的化合物760mgが得られた。
N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
ウンデカンアミド 工程A:3,17β−ジアセチルオキシ−N−(フェニルメチ
ル)−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−ト
リエンウンデカンアミド 例17の工程Aにおいて得られた化合物829mgを塩化メ
チレン8cm3中に含有させて0〜5℃に冷却した溶液に無
水酢酸0.6cm3及び臭化アセチル0.3cm3を添加し、2時間
撹拌し、次いで氷と飽和重炭酸ナトリウム溶液との混合
物(比1:1)60g中に注入し、30分間撹拌し、デカンテー
ションし、塩化メチレンで抽出した。有機画分を飽和塩
化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾
固させ、残渣をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比75:25の混合
物)にかけた。目的化合物760mgが得られた。
IRスペクトル: フェノールアセテート 1767cm-1 〜1752cm-1 17位置のアセテート 1727cm-1 C=OアミドIII 1632cm-1 1494cm-1 芳香族 1585cm-1 工程B:N−(フェニルメチル)−3,17β−ジヒドロキシ
−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物630mg、メタノール13c
m3及び粒状水酸化カリウム910mgを周囲温度において1
時間撹拌した。2N塩酸を添加することによってpHを4〜
5にし、酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム溶液
で洗浄し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣555mgをシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比9:1の混合物)にかけて、目的化合物3
90mgが得られた。[α]D=+85.5゜±2゜(c=0.9
%、エタノール)。
−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物630mg、メタノール13c
m3及び粒状水酸化カリウム910mgを周囲温度において1
時間撹拌した。2N塩酸を添加することによってpHを4〜
5にし、酢酸エチルで抽出し、飽和塩化ナトリウム溶液
で洗浄し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣555mgをシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比9:1の混合物)にかけて、目的化合物3
90mgが得られた。[α]D=+85.5゜±2゜(c=0.9
%、エタノール)。
分析:C37H53O3N=559.79 C% H% N% 計算値: 79.38 9.54 2.5 実測値: 79.5 9.6 2.4 IRスペクトル(CHCl3): OH 3605cm-1 (遊離及び関連吸収) C=OアミドIII 1627cm-1 1583cm-1 芳香族 1497cm-1 例19:N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−17β−ヒ
ドロキシ−N−メチル−3−オキソ−11β−エストラ−
4,9−ジエンウンデカンアミド 工程A:N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−17β−
アセチルオキシ−N−メチル−3−オキソ−11β−エス
トラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた酸500mgから出発
してN,N,N−トリメチルエチレンジアミン0.5cm3を用い
て例3の工程Aにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチル
アミンとの比8:2の混合物)にかけて、目的化合物380mg
が得られた。
ドロキシ−N−メチル−3−オキソ−11β−エストラ−
4,9−ジエンウンデカンアミド 工程A:N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−17β−
アセチルオキシ−N−メチル−3−オキソ−11β−エス
トラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた酸500mgから出発
してN,N,N−トリメチルエチレンジアミン0.5cm3を用い
て例3の工程Aにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチル
アミンとの比8:2の混合物)にかけて、目的化合物380mg
が得られた。
IRスペクトル(CHCl3): アセテート 1729cm-1 1255cm-1 ジエノン+アミドIII 1644cm-1 C=C 1604cm-1 ボールマン(Bohlmann) バンド 工程B:N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−17β−
ヒドロキシ−N−メチル−3−オキソ−11β−エストラ
−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物800mg、メタノール8cm
3及び粒状水酸化カリウム500mgを周囲温度において1時
間撹拌した。半分の容量まで濃縮し、水と氷との混合物
を添加し、酢酸エチルで抽出し、有機画分を水で洗浄
し、次いで飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥さ
せ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣をシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとイソプロピル
アルコールとアンモニウムとの比80:20:2の混合物)に
かけ、次いで残渣645mgをシリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液は酢酸エチルとトリエチルアミンとの比
6:4の混合物)にかけて、目的化合物526mgが回収され
た。[α]D=−26゜±1.5゜(c=0.7%、エタノー
ル)。
ヒドロキシ−N−メチル−3−オキソ−11β−エストラ
−4,9−ジエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物800mg、メタノール8cm
3及び粒状水酸化カリウム500mgを周囲温度において1時
間撹拌した。半分の容量まで濃縮し、水と氷との混合物
を添加し、酢酸エチルで抽出し、有機画分を水で洗浄
し、次いで飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥さ
せ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣をシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとイソプロピル
アルコールとアンモニウムとの比80:20:2の混合物)に
かけ、次いで残渣645mgをシリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液は酢酸エチルとトリエチルアミンとの比
6:4の混合物)にかけて、目的化合物526mgが回収され
た。[α]D=−26゜±1.5゜(c=0.7%、エタノー
ル)。
分析:C34H56O3N2 C% H% N% 計算値: 75.71 10.44 5.18 実測値: 75.3 10.6 5.2 IRスペクトル(CHCl3): 例20:N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3,17β−
ジヒドロキシ−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエンウンデカンアミド 工程A:N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3,17β
−ジアセチルオキシ−N−メチル−11β−エストラ−1,
3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 例19の工程Aにおいて得られた化合物800mgから出発
して例3の工程Bにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチ
ルアミンとの比8:2の混合物)にかけて、目的化合物700
mgが得られた。
ジヒドロキシ−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエンウンデカンアミド 工程A:N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3,17β
−ジアセチルオキシ−N−メチル−11β−エストラ−1,
3,5(10)−トリエンウンデカンアミド 例19の工程Aにおいて得られた化合物800mgから出発
して例3の工程Bにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチ
ルアミンとの比8:2の混合物)にかけて、目的化合物700
mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 工程B:N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3,17β
−ジヒドロキシ−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5
(10)−トリエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物800mgから出発して例1
0の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチルアミ
ンとの比8:2の混合物)にかけて化合物550mgが回収さ
れ、これをもう一度クロマトグラフィー(溶出液は酢酸
エチルとイソプロピルアルコールとアンモニウムとの比
80:20:2の混合物)にかけた。目的化合物527mgが得られ
た。[α]D=+77.5゜±1.5゜(c=0.9%、エタノー
ル)。
−ジヒドロキシ−N−メチル−11β−エストラ−1,3,5
(10)−トリエンウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物800mgから出発して例1
0の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチルアミ
ンとの比8:2の混合物)にかけて化合物550mgが回収さ
れ、これをもう一度クロマトグラフィー(溶出液は酢酸
エチルとイソプロピルアルコールとアンモニウムとの比
80:20:2の混合物)にかけた。目的化合物527mgが得られ
た。[α]D=+77.5゜±1.5゜(c=0.9%、エタノー
ル)。
分析:C34H56O3N2=540.80 C% H% N% 計算値: 75.71 10.44 5.18 実測値: 75.3 10.6 5.2 IRスペクトル(CHCl3): OH 3607cm-1 アミドIII 1627cm-1 1582cm-1 芳香族 1498cm-1 例21:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−
19−ノル−11β,17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエ
ン−20−インウンデカンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−N−メチル−11β
−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例6の工程Bにおいて得られた酸7.5gから出発し
てN−メチルブチルアミン6.4cm3を用いて例3の工程A
におけるように操作した。目的化合物5.89gが得られ
た。
19−ノル−11β,17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエ
ン−20−インウンデカンアミド 工程A:N−ブチル−3,17−ジオキソ−N−メチル−11β
−エストラ−4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例6の工程Bにおいて得られた酸7.5gから出発し
てN−メチルブチルアミン6.4cm3を用いて例3の工程A
におけるように操作した。目的化合物5.89gが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): 第3アミド 1628cm-1 工程B:3−アセチルオキシ−N−ブチル−N−メチル−1
7−オキソ−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウ
ンデカンアミド 工程Aにおいえ得られた化合物2.63gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作して未精製化合物2.91g
が回収され、これをそのまま次の工程で使用した。
7−オキソ−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンウ
ンデカンアミド 工程Aにおいえ得られた化合物2.63gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作して未精製化合物2.91g
が回収され、これをそのまま次の工程で使用した。
IRスペクトル(CHCl3、Nicolet): C=O 1735cm-1 17ケト+フェノールOAc 第3アミド 1627cm-1 芳香族 1494cm-1 工程C:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル
−19−ノル−11β,17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリ
エン−20−インウンデカンアミド 工程Bにおいて得られた化合物1gをエチレンジアミン
10cm3中に含有させた溶液にリチウムアセチリド−エチ
レンジアミン錯体1.62gを添加し、50℃において4時間3
0分間撹拌した。冷却し、氷20g、飽和塩化アンモニウム
溶液10cm3及び塩化メチレン30cm3を添加した。過し、
デカンテーションし、塩化メチレンで再抽出し、飽和塩
化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾
固させた。残渣0.805gをシリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混
合物)にかけて化合物0.58gが得られ、これを再びシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比95:5の混合物)にかけた。目的化合物
0.489gが得られた。
−19−ノル−11β,17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリ
エン−20−インウンデカンアミド 工程Bにおいて得られた化合物1gをエチレンジアミン
10cm3中に含有させた溶液にリチウムアセチリド−エチ
レンジアミン錯体1.62gを添加し、50℃において4時間3
0分間撹拌した。冷却し、氷20g、飽和塩化アンモニウム
溶液10cm3及び塩化メチレン30cm3を添加した。過し、
デカンテーションし、塩化メチレンで再抽出し、飽和塩
化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾
固させた。残渣0.805gをシリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混
合物)にかけて化合物0.58gが得られ、これを再びシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比95:5の混合物)にかけた。目的化合物
0.489gが得られた。
[α]D=+405゜±2.5゜(c=0.5%、エタノー
ル)。
ル)。
分析:C36H55O3N=549.80 C% H% N% 計算値: 78.64 10.08 2.54 実測値: 78.3 10.4 2.4 IRスペクトル(CHCl3、Nicolet): 17ケト なし OH 3599cm-1+関連吸収 C=CH 3304cm-1 アミド 1620cm-1 1582cm-1 芳香族 1490cm-1 例22:N−ブチル−17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
−(1−プロピニル)−11β−エストラ−4,9−ジエン
ウンデカンアミド 製造例7において得られた化合物1.37gから出発して
ブチルアミン1.4cm3を用いて例3の工程Aにおけるよう
に操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混合物)
にかけた。目的化合物744mgが得られた。
−(1−プロピニル)−11β−エストラ−4,9−ジエン
ウンデカンアミド 製造例7において得られた化合物1.37gから出発して
ブチルアミン1.4cm3を用いて例3の工程Aにおけるよう
に操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混合物)
にかけた。目的化合物744mgが得られた。
分析:C35H55NO3=549.844 C% H% N% 計算値: 78.64 10.08 2.55 (2%酢酸エチル溶媒和物): 78.15 10.46 2.49 実測値: 78.2 10.4 2.4 IRスペクトル(CHCl3): 例23:N−ブチル−17β−ヒドロキシ−N−メチル−3−
オキソ−17α−(1−プロピニル)−11β−エストラ−
4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例7において得られた酸962mgから出発してN−
メチルブチルアミン1cm3を用いて例3の工程Aにおける
ように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混
合物)にかけた後に、目的化合物0.79gが得られた。
オキソ−17α−(1−プロピニル)−11β−エストラ−
4,9−ジエンウンデカンアミド 製造例7において得られた酸962mgから出発してN−
メチルブチルアミン1cm3を用いて例3の工程Aにおける
ように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比5:5の混
合物)にかけた後に、目的化合物0.79gが得られた。
分析:C37H57NO3=563.87 C% H% N% 計算値: 78.81 10.19 2.48 実測値: 78.5 10.5 2.3 IRスペクトル(CHCl3) 第3アミド 1630cm-1 OH 3602cm-1 共役ケトン 1640cm-1+アミドIII 例24:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−
11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンドデカンアミ
ド 工程A:11β−N−ブチル−N−メチル−3,17−ジオキソ
エストラ−4,9−ジエンドデカンアミド 製造例8の工程Bにおいて得られたアルコール1g及び
N−メチルブチルアミン1.1cm3を用いて例1の工程Aに
おけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比8:2
の混合物)にかけた後に、目的化合物717mgが得られ
た。
11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンドデカンアミ
ド 工程A:11β−N−ブチル−N−メチル−3,17−ジオキソ
エストラ−4,9−ジエンドデカンアミド 製造例8の工程Bにおいて得られたアルコール1g及び
N−メチルブチルアミン1.1cm3を用いて例1の工程Aに
おけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比8:2
の混合物)にかけた後に、目的化合物717mgが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:N−ブチル−N−メチル−17β−ヒドロキシ−11
β−エストラ−4,9−ジエンドデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物837mgをテトラヒドロ
フラン17cm3中に含有させた溶液に0℃において水素化
トリ−t−ブトキシアルミニウムリチウム494mgを添加
した。0℃において20分間撹拌した。次いで飽和塩化ア
ンモニウム溶液20cm3を添加し、次いで酢酸エチル及び
塩化メチレンで抽出した。減圧下で蒸発乾固させ、残渣
836mgをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は
酢酸エチルとシクロヘキサンとの比6:4の混合物)にか
けた。目的化合物604mgが得られた。
β−エストラ−4,9−ジエンドデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物837mgをテトラヒドロ
フラン17cm3中に含有させた溶液に0℃において水素化
トリ−t−ブトキシアルミニウムリチウム494mgを添加
した。0℃において20分間撹拌した。次いで飽和塩化ア
ンモニウム溶液20cm3を添加し、次いで酢酸エチル及び
塩化メチレンで抽出した。減圧下で蒸発乾固させ、残渣
836mgをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は
酢酸エチルとシクロヘキサンとの比6:4の混合物)にか
けた。目的化合物604mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程C:N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンドデカンア
ミド 工程Bにおいて得られた化合物0.2gを塩化メチレン2.
6cm3中に含有させて0℃に冷却した溶液に無水酢酸0.26
cm3及び臭化アセチル0.13cm3を0℃において添加した。
これを周囲温度に戻した。1時間後に飽和重炭酸ナトリ
ウム溶液20cm3を添加し、30分間撹拌し、塩化メチレン
で抽出し、減圧下で溶媒を蒸発除去し、残渣250mgを再
びメタノール10cm3中に取り出し、この溶液に粒状水酸
化カリウム150mgを添加した。40℃に2時間加熱した。
再び0℃に冷却し、次いで濃塩酸で中和し、塩化メチレ
ンで抽出した。減圧下で蒸発乾固させ、残渣188mgをシ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキ
サンと酢酸エチルの比6:4の混合物)にかけた。目的化
合物131mgが得られた。
−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエンドデカンア
ミド 工程Bにおいて得られた化合物0.2gを塩化メチレン2.
6cm3中に含有させて0℃に冷却した溶液に無水酢酸0.26
cm3及び臭化アセチル0.13cm3を0℃において添加した。
これを周囲温度に戻した。1時間後に飽和重炭酸ナトリ
ウム溶液20cm3を添加し、30分間撹拌し、塩化メチレン
で抽出し、減圧下で溶媒を蒸発除去し、残渣250mgを再
びメタノール10cm3中に取り出し、この溶液に粒状水酸
化カリウム150mgを添加した。40℃に2時間加熱した。
再び0℃に冷却し、次いで濃塩酸で中和し、塩化メチレ
ンで抽出した。減圧下で蒸発乾固させ、残渣188mgをシ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキ
サンと酢酸エチルの比6:4の混合物)にかけた。目的化
合物131mgが得られた。
[α]D=+89゜±3゜(c=0.6%、エタノール)。
分析:C35H57NO3 C% H% N% 計算値: 77.87 10.64 2.59 実測値: 77.8 10.5 2.5 IRスペクトル(CHCl3): OH 3606cm-1+関連吸収 C=O 1620cm-1 芳香族 1582cm-1 1498cm-1 例25:1−[11−(17β−ヒドロキシ−3−オキソエスト
ラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウンデシ
ル]ピロリジン 工程A:1−[11−(17β−アセチルオキシ−3−オキソ
エストラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウ
ンデシル]ピロリジン 製造例5の工程Eにおいて得られた酸2.76gから出発
してピロリジン2.5cm3を用いて例3の工程Aにおけるよ
うに操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比4:6の混合
物)にかけた後に、目的化合物2.18gが得られた。
ラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウンデシ
ル]ピロリジン 工程A:1−[11−(17β−アセチルオキシ−3−オキソ
エストラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウ
ンデシル]ピロリジン 製造例5の工程Eにおいて得られた酸2.76gから出発
してピロリジン2.5cm3を用いて例3の工程Aにおけるよ
うに操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比4:6の混合
物)にかけた後に、目的化合物2.18gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:1−[11−(17β−ヒドロキシ−3−オキソエス
トラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウンデ
シル]ピロリジン 工程Aにおいて得られた化合物1.265gを1N水酸化カリ
ウムエタノール溶液10cm3中に含有させた溶液を40分間
撹拌した。1N塩酸12cm3及び次いで濃度アンモニア2cm3
を添加した。酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、乾燥さ
せ、蒸発乾固させた。残渣1.164gをシリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサン
との比8:2の混合物)にかけて、目的化合物988mgが回収
された。
トラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウンデ
シル]ピロリジン 工程Aにおいて得られた化合物1.265gを1N水酸化カリ
ウムエタノール溶液10cm3中に含有させた溶液を40分間
撹拌した。1N塩酸12cm3及び次いで濃度アンモニア2cm3
を添加した。酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、乾燥さ
せ、蒸発乾固させた。残渣1.164gをシリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサン
との比8:2の混合物)にかけて、目的化合物988mgが回収
された。
分析:C33H51O3N=509.78 C% H% N% 計算値: 77.75 10.08 2.74 実測値: 77.4 10.4 2.7 IRスペクトル(CHCl3): OH+関連吸収 3614cm-1 共役C=O 1643cm-1 第3アミド 1623cm-1 例26:1−[11−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル)−1−オキソウンデ
シル]ピロリジン 例25の工程Aにおいて得られた化合物773mgから出発
して0〜5℃において操作し、これを塩化メチレン8cm3
中に溶解させた。0〜5℃において臭化アセチル0.4cm3
及び無水酢酸0.8cm3を添加した。これを周囲温度に戻し
て2時間撹拌した。氷を添加し、次いで重炭酸ナトリウ
ムを添加することによって中和し、水で洗浄し、乾燥さ
せ、真空下で蒸発乾固させた。中間体のジアセテート82
9mgが得られた。
5(10)−トリエン−11β−イル)−1−オキソウンデ
シル]ピロリジン 例25の工程Aにおいて得られた化合物773mgから出発
して0〜5℃において操作し、これを塩化メチレン8cm3
中に溶解させた。0〜5℃において臭化アセチル0.4cm3
及び無水酢酸0.8cm3を添加した。これを周囲温度に戻し
て2時間撹拌した。氷を添加し、次いで重炭酸ナトリウ
ムを添加することによって中和し、水で洗浄し、乾燥さ
せ、真空下で蒸発乾固させた。中間体のジアセテート82
9mgが得られた。
この得られた中間体829mgから出発して、例25の工程
Bにおけるように操作して、シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチル単独及び次いで20%メタ
ノール含有酢酸エチル)にかけた。所期の未精製化合物
545mgが得られ、これを塩化メチレンとイソプロピルエ
ーテルとの混合物から結晶化させ、次いで酢酸エチルか
ら結晶化させた。目的化合物396mgが回収された。融点1
50℃。[α]D=+70゜±2.5゜(c=0.5%、CHC
l3)。
Bにおけるように操作して、シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチル単独及び次いで20%メタ
ノール含有酢酸エチル)にかけた。所期の未精製化合物
545mgが得られ、これを塩化メチレンとイソプロピルエ
ーテルとの混合物から結晶化させ、次いで酢酸エチルか
ら結晶化させた。目的化合物396mgが回収された。融点1
50℃。[α]D=+70゜±2.5゜(c=0.5%、CHC
l3)。
IRスペクトル(CHCl3): OH(遊離+関連吸収) 3607cm-1 C=O 1617cm-1 芳香族 1582cm-1 1498cm-1 製造例14(例27の製造例):11β−[4−(8−ヒドロ
キシオクチル)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3,1
7−ジオン 製造例4の工程Aにおいて得られた化合物8.5gから出
発して製造例6の工程Aにおけるように操作した。シリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比9:1の混合物)にかけた後に、目的化
合物5.65gが得られた。
キシオクチル)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3,1
7−ジオン 製造例4の工程Aにおいて得られた化合物8.5gから出
発して製造例6の工程Aにおけるように操作した。シリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比9:1の混合物)にかけた後に、目的化
合物5.65gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): −OH 3623cm-1 17−ケト 1733cm-1 非共役ケトン 1712cm-1 芳香族 1605cm-1 1506cm-1 例27:4−(3−ヒドロキシ−17−オキソエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチル−N−
(1−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 工程A:4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11
β−イル)−N−メチル−N−(1−メチルエチル)ベ
ンゼンオクタンアミド 製造例14において得られた化合物7.05gから出発した
アミド化用にN−メチルイソプロピルアミン7.9cm3を使
用して例1におけるように操作し、シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの
比9:1の混合物)にかけた後に、所期の化合物5.99gが得
られた。
5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチル−N−
(1−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 工程A:4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11
β−イル)−N−メチル−N−(1−メチルエチル)ベ
ンゼンオクタンアミド 製造例14において得られた化合物7.05gから出発した
アミド化用にN−メチルイソプロピルアミン7.9cm3を使
用して例1におけるように操作し、シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの
比9:1の混合物)にかけた後に、所期の化合物5.99gが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3): アミドIII 1621cm-1 17−ケトン 1735cm-1 ジエノン 1657cm-1 芳香族 1510cm-1 工程B:4−(3−アセチルオキシ−17−オキソエストラ
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチル
−N−(1−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物4gから出発して臭化ア
セチル1.9cm3及び無水酢酸3.8cm3を用いて例3の工程B
におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:
1の混合物)にかけた後に、所期の化合物4.2gが得られ
た。
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチル
−N−(1−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物4gから出発して臭化ア
セチル1.9cm3及び無水酢酸3.8cm3を用いて例3の工程B
におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:
1の混合物)にかけた後に、所期の化合物4.2gが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): 工程C:4−(3−ヒドロキシ−17−オキソエストラ−1,
3,5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチル−N
−(1−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物2.3gから出発して加水
分解について例2におけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢
酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合
物2gが得られた。[α]D=−16゜±2゜(c=0.5
%、エタノール)。
3,5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチル−N
−(1−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物2.3gから出発して加水
分解について例2におけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢
酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合
物2gが得られた。[α]D=−16゜±2゜(c=0.5
%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): 例28:4−[3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−イル]−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 例27において得られた化合物480mgを無水テトラヒド
ロフラン7.5cm3中に含有させた溶液に0℃〜+5℃にお
いて水素化t−ブトキシアルミニウムリチウム563mgを
添加し、50分間撹拌し、水素化物100mgを添加した。こ
の溶液を氷と飽和塩化アンモニウム溶液との比1:1の混
合物中に注入し、酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和塩
化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、過し、蒸発乾
固させた。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)に
かけた後に、目的化合物472mgが得られた。
0)−トリエン−11β−イル]−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 例27において得られた化合物480mgを無水テトラヒド
ロフラン7.5cm3中に含有させた溶液に0℃〜+5℃にお
いて水素化t−ブトキシアルミニウムリチウム563mgを
添加し、50分間撹拌し、水素化物100mgを添加した。こ
の溶液を氷と飽和塩化アンモニウム溶液との比1:1の混
合物中に注入し、酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和塩
化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、過し、蒸発乾
固させた。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)に
かけた後に、目的化合物472mgが得られた。
[α]D=−34.5゜±2.5゜(c=0.5%、エタノー
ル)。
ル)。
IRスペクトル(CHCl3): 例29:4−[3,17β−ジヒドロキシ−19−ノル−17α−プ
レグナ−1,3,5(10)−トリエン−20−イン−11β−イ
ル]−N−メチル−N−(1−メチルエチル)ベンゼン
オクタンアミド 例27において得られた化合物400mgをテトラヒドロフ
ラン20cm3中に含有させた溶液にリチウムエチレンジア
ミンアセチリド825mgを3時間30分かけて添加した。4
時間撹拌し、この溶液を氷と飽和塩化アンモニウム溶液
との比1:1の混合物中に注入した。酢酸エチルで抽出
し、有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥
させ、過し、蒸発乾固させた。残渣を2回シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はそれぞれ塩化メチレ
ンとアセトンとの比93:7の混合物)にかけて、目的化合
物115mgが得られた。[α]D=−105゜±2゜(c=0.
9%、エタノール)。
レグナ−1,3,5(10)−トリエン−20−イン−11β−イ
ル]−N−メチル−N−(1−メチルエチル)ベンゼン
オクタンアミド 例27において得られた化合物400mgをテトラヒドロフ
ラン20cm3中に含有させた溶液にリチウムエチレンジア
ミンアセチリド825mgを3時間30分かけて添加した。4
時間撹拌し、この溶液を氷と飽和塩化アンモニウム溶液
との比1:1の混合物中に注入した。酢酸エチルで抽出
し、有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥
させ、過し、蒸発乾固させた。残渣を2回シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はそれぞれ塩化メチレ
ンとアセトンとの比93:7の混合物)にかけて、目的化合
物115mgが得られた。[α]D=−105゜±2゜(c=0.
9%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): 例30:4−[3,17β−ジヒドロキシ−17α−メチルエスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−N−メチ
ル−N−(1−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 例27において得られた化合物700mgをテトラヒドロフ
ラン35cm3中に含有させた溶液に20〜25℃において、テ
トラヒドロフラン中に0.76Mの濃度の臭化メチルマグネ
シウム溶液12.8cm3を添加した。1時間反応させた後
に、この溶液を氷と飽和塩化アンモニウムとの比1:1の
混合物中に注入した。酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽
和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、過し、蒸
発乾固させた。残渣をシリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混合
物)にかけて、目的化合物411mgが得られた。
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−N−メチ
ル−N−(1−メチルエチル)ベンゼンオクタンアミド 例27において得られた化合物700mgをテトラヒドロフ
ラン35cm3中に含有させた溶液に20〜25℃において、テ
トラヒドロフラン中に0.76Mの濃度の臭化メチルマグネ
シウム溶液12.8cm3を添加した。1時間反応させた後
に、この溶液を氷と飽和塩化アンモニウムとの比1:1の
混合物中に注入した。酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽
和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、過し、蒸
発乾固させた。残渣をシリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混合
物)にかけて、目的化合物411mgが得られた。
分析:C37H53NO3=559.84 C% H% N% 計算値: 79.38 9.54 2.50 実測値: 79.4 9.5 2.4 例31の製造例A:4−トリメチルシリルエチニルブロムベ
ンゼン 97%ブロムヨードベンゼン150g、無水ジメチルホルム
アミド500cm3、トリエチルアミン100cm3、トリメチルシ
リルアセチレン50g、沃化銅21g及びビス(トリフェニル
ホスフィン)(パラジウム(II)ジクロリド2.22gを導
入した。2時間撹拌し、次いで氷冷水500cm3を添加し、
酢酸エチル500cm3で3回抽出した。有機相を塩水で洗浄
し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で溶媒
を蒸発させて、茶色のオイル136.542gが得られた。減圧
下で蒸留することによって精製して、所期の化合物106.
979gが得られた。沸点75〜82℃/0.2ミリバール。融点62
℃。
ンゼン 97%ブロムヨードベンゼン150g、無水ジメチルホルム
アミド500cm3、トリエチルアミン100cm3、トリメチルシ
リルアセチレン50g、沃化銅21g及びビス(トリフェニル
ホスフィン)(パラジウム(II)ジクロリド2.22gを導
入した。2時間撹拌し、次いで氷冷水500cm3を添加し、
酢酸エチル500cm3で3回抽出した。有機相を塩水で洗浄
し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧下で溶媒
を蒸発させて、茶色のオイル136.542gが得られた。減圧
下で蒸留することによって精製して、所期の化合物106.
979gが得られた。沸点75〜82℃/0.2ミリバール。融点62
℃。
IRスペクトル(CHCl3): C=CH なし C=C 2160cm-1 例31の製造例B: 工程A:5−ヒドロキシ−11[4−トリメチルシリル]エ
チニルフェニル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの
(5α,11β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセター
ル) ヨーロッパ特許第0,057115号の例7に従って得られた
5α,10α−エポキシエストラ−9,11−エン−3,7−ジオ
ンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタール)から出
発してマグネシウム化合物の製造用に製造例Aにおいて
得られた臭素化誘導体81.254g及びマグネシウム7.96g
を、次いで縮合用に塩化銅1.4gを用いて、製造例1の工
程Aにおけるように操作した。得られた未精製化合物に
エポキシド16.52gから出発して同様に実施した操作の化
合物を添加して、シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比98:2の混合
物)にかけた。純粋化合物A50.8g及び僅かに純度の落ち
る化合物B6gが得られ、これらをそのまま次の工程で使
用した。
チニルフェニル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの
(5α,11β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセター
ル) ヨーロッパ特許第0,057115号の例7に従って得られた
5α,10α−エポキシエストラ−9,11−エン−3,7−ジオ
ンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタール)から出
発してマグネシウム化合物の製造用に製造例Aにおいて
得られた臭素化誘導体81.254g及びマグネシウム7.96g
を、次いで縮合用に塩化銅1.4gを用いて、製造例1の工
程Aにおけるように操作した。得られた未精製化合物に
エポキシド16.52gから出発して同様に実施した操作の化
合物を添加して、シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比98:2の混合
物)にかけた。純粋化合物A50.8g及び僅かに純度の落ち
る化合物B6gが得られ、これらをそのまま次の工程で使
用した。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:11β−(4−エチニルフェニル)エストラ−4,9
−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物46.8g、エタノール200
cm3及び苛性ソーダ溶液8.1cm3の懸濁液を30分間撹拌し
た。次いで濃塩酸16.7cm3を添加し、周囲温度において
撹拌し、次いで半分の容量まで濃縮し、塩化メチレンで
抽出し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣38.23gを
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけて、目
的化合物31.06gが得られた。融点184℃。
−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物46.8g、エタノール200
cm3及び苛性ソーダ溶液8.1cm3の懸濁液を30分間撹拌し
た。次いで濃塩酸16.7cm3を添加し、周囲温度において
撹拌し、次いで半分の容量まで濃縮し、塩化メチレンで
抽出し、乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣38.23gを
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけて、目
的化合物31.06gが得られた。融点184℃。
IRスペクトル(CHCl3): 工程C:3−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン
−11β−(4−エチニルフェニル)−17−オン 3位置のアセチル化 工程Bにおいて得られた化合物31gから出発して無水
酢酸47.1cm3及び臭化アセチル23.8cm3を用いて例3の工
程Bにおけるように操作した。3位置のアセテート31.2
gが得られ、これを例1の工程Bにおけるように操作す
ることによって鹸化した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチレンとの比
7:3の混合物)にかけた後に未精製化合物27.03gが得ら
れ、これをエーテル中のペーストにして、目的化合物2
2.852gを採集した。融点163℃。
−11β−(4−エチニルフェニル)−17−オン 3位置のアセチル化 工程Bにおいて得られた化合物31gから出発して無水
酢酸47.1cm3及び臭化アセチル23.8cm3を用いて例3の工
程Bにおけるように操作した。3位置のアセテート31.2
gが得られ、これを例1の工程Bにおけるように操作す
ることによって鹸化した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチレンとの比
7:3の混合物)にかけた後に未精製化合物27.03gが得ら
れ、これをエーテル中のペーストにして、目的化合物2
2.852gを採集した。融点163℃。
IRスペクトル(CHCl3): CH 3597cm-1 C≡CH 3303cm-1 C=O 1733cm-1 芳香族 1606、1582、1556、1503cm-1 工程D:3,17β−テトラヒドロピラニルオキシ−11β−
(4−エチニルフェニル)エストラ−1,3,5(10)−ト
リエン a)17位置におけるケトンの還元 工程Cにおいて得られた化合物14gから出発して水素
化硼素及び水素化ナトリウム10gを用いて例3の工程C
におけるように操作した。
(4−エチニルフェニル)エストラ−1,3,5(10)−ト
リエン a)17位置におけるケトンの還元 工程Cにおいて得られた化合物14gから出発して水素
化硼素及び水素化ナトリウム10gを用いて例3の工程C
におけるように操作した。
b)ジヒドロピラニル化 上で得られた17−ヒドロキシ中間体17.3gから出発し
てジヒドロピラン24.4cm3及びp−トルエンスルホン酸
0.3gを用いて例39の工程Aにおけるように操作した。シ
リカを用いたクロマトグラフィーにかけた後に未精製化
合物13.6gが得られ、これをイソプロピルエーテル中に
取り出して、目的化合物10.23gを採集した。融点213〜2
15℃。
てジヒドロピラン24.4cm3及びp−トルエンスルホン酸
0.3gを用いて例39の工程Aにおけるように操作した。シ
リカを用いたクロマトグラフィーにかけた後に未精製化
合物13.6gが得られ、これをイソプロピルエーテル中に
取り出して、目的化合物10.23gを採集した。融点213〜2
15℃。
IRスペクトル(CHCl3): C≡CH 3302cm-1 芳香族 1607、1570、1556、1498cm-1 例31の製造例C:1−オキソ−6−ブロムヘキシルモルホ
リン 6−ブロムヘキサン酸5gから出発してN−メチルモル
ホリン3.4cm3、クロル蟻酸イソブチル3.7cm3及びモルホ
リン3.35cm3を用いて例3の工程Aにおけるように操作
した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩
化メチレンとアセトンとの比9:1の混合物)にかけた後
に化合物7gが得られ、これをそのまま次の工程で使用し
た。
リン 6−ブロムヘキサン酸5gから出発してN−メチルモル
ホリン3.4cm3、クロル蟻酸イソブチル3.7cm3及びモルホ
リン3.35cm3を用いて例3の工程Aにおけるように操作
した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩
化メチレンとアセトンとの比9:1の混合物)にかけた後
に化合物7gが得られ、これをそのまま次の工程で使用し
た。
IRスペクトル(CHCl3): 例31:4−[8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−
1−オキソ−7−オクチニル]モルホリン 例31の製造例Bにおいて得られた化合物800mgをテト
ラヒドロフラン6.5cm3及びヘキサメチルホスホトリアミ
ド6.5cm3中に含有させて−30℃に冷却した溶液に、ヘキ
サン中に1,1Mの濃度のブチルリチウム溶液1.7cm3を滴下
した。−30℃において5分間撹拌し、25〜30℃におい
て、前記製造例Cにおいて得られた1−オキソ−6−ブ
ロムヘキシルモルホリン508mgをテトラヒドロフラン1cm
3中に含有させた溶液を添加した。1時間撹拌し、この
混合物を塩化ナトリウム溶液30cm3中に注入した。酢酸
エチルで抽出し、抽出液を洗浄し、乾燥させ、減圧下で
蒸発乾固させて未精製化合物3gを採集し、これをシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチレンとの比1:1の混合物)にかけて化合物760
mgが得られ、これを2N塩酸8cm3とメタノール40cm3との
混合物によって周囲温度において1時間脱ピラニルさせ
た。これを水及び氷(比1:1)50g中に注入し、塩化メチ
レンで抽出し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣665mgを
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチ
レンとアセトンとの比8:2の混合物)にかけて、目的化
合物502mgが得られた。エーテルから結晶化させた。
[α]D=−36.5゜±2.5゜(c=1%、エタノー
ル)。
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−
1−オキソ−7−オクチニル]モルホリン 例31の製造例Bにおいて得られた化合物800mgをテト
ラヒドロフラン6.5cm3及びヘキサメチルホスホトリアミ
ド6.5cm3中に含有させて−30℃に冷却した溶液に、ヘキ
サン中に1,1Mの濃度のブチルリチウム溶液1.7cm3を滴下
した。−30℃において5分間撹拌し、25〜30℃におい
て、前記製造例Cにおいて得られた1−オキソ−6−ブ
ロムヘキシルモルホリン508mgをテトラヒドロフラン1cm
3中に含有させた溶液を添加した。1時間撹拌し、この
混合物を塩化ナトリウム溶液30cm3中に注入した。酢酸
エチルで抽出し、抽出液を洗浄し、乾燥させ、減圧下で
蒸発乾固させて未精製化合物3gを採集し、これをシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチレンとの比1:1の混合物)にかけて化合物760
mgが得られ、これを2N塩酸8cm3とメタノール40cm3との
混合物によって周囲温度において1時間脱ピラニルさせ
た。これを水及び氷(比1:1)50g中に注入し、塩化メチ
レンで抽出し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣665mgを
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチ
レンとアセトンとの比8:2の混合物)にかけて、目的化
合物502mgが得られた。エーテルから結晶化させた。
[α]D=−36.5゜±2.5゜(c=1%、エタノー
ル)。
IRスペクトル(CHCl3): CH 3603cm-1 C=O 1631cm-1 芳香族 1584、1550、1505cm-1 モルホリン 1115cm-1 分析:C36H45NO4=555.76 エー C% H% N% 計算値: 77.80 8.16 2.52 実測値: 77.8 8.3 2.5 例32:4−[8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−
1−オキソオクチル]モルホリン 例31において得られた化合物290mgをエタノール15cm3
中に含有させた溶液に10%活性炭上パラジウム145mgを
添加し、1300ミリバールの圧力下で水素化を実施した。
過し、溶媒を蒸発乾固させ、残渣280mgをシリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセ
トンとの比85:15の混合物)にかけ、これをエーテル中
に取り出して、目的化合物256mgが得られた。[α]D
=−30゜±2.5゜(c=1%、エタノール)。
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−
1−オキソオクチル]モルホリン 例31において得られた化合物290mgをエタノール15cm3
中に含有させた溶液に10%活性炭上パラジウム145mgを
添加し、1300ミリバールの圧力下で水素化を実施した。
過し、溶媒を蒸発乾固させ、残渣280mgをシリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセ
トンとの比85:15の混合物)にかけ、これをエーテル中
に取り出して、目的化合物256mgが得られた。[α]D
=−30゜±2.5゜(c=1%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): CH 3604cm-1 C=O 1629cm-1 芳香族 1583、1500cm-1 モルホリン 1115cm-1 分析:C36H49NO4=559.8 C% H% N% 計算値: 77.24 8.82 2.56 実測値: 77.5 9.1 2.5 例33の製造例:N−ジブチル−6−ブロムヘキサンアミド 6−ブロムヘキサン酸4.41gから出発してジブチルア
ミン11.1gを用いて例3の工程Aにおけるように操作し
た。減圧下で蒸留することによって目的化合物6.141gが
採集された。沸点139℃/0.5ミリバール。
ミン11.1gを用いて例3の工程Aにおけるように操作し
た。減圧下で蒸留することによって目的化合物6.141gが
採集された。沸点139℃/0.5ミリバール。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1623cm-1(アミドIII) 例33:8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−N,N−ジ
ブチル−7−オクチンアミド 例33の製造例において得られた化合物0.7gから出発し
て例31の製造例Bにおいて得られた化合物0.463mgを用
いて例31におけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比1:1の混合物)にかけた後に、所期の化合物657mg
が得られた。[α]D=−26゜±2゜(c=0.5%、エ
タノール)。
5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−N,N−ジ
ブチル−7−オクチンアミド 例33の製造例において得られた化合物0.7gから出発し
て例31の製造例Bにおいて得られた化合物0.463mgを用
いて例31におけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比1:1の混合物)にかけた後に、所期の化合物657mg
が得られた。[α]D=−26゜±2゜(c=0.5%、エ
タノール)。
IRスペクトル(CHCl3): CH 3603cm-1 C=O 1621cm-1 芳香族 1582cm-1 分析:C40H55NO3=597.89 C% H% N% 計算値: 79.82 9.88 2.33 実測値: 79.7 10.1 2.4 例34:8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−N,N−ジ
ブチル−7−オクタンアミド 例33において得られた化合物381mgから出発して活性
炭上のパラジウム0.1gを用いて例32におけるように操作
した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシ
クロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけ
て後に、目的化合物241mgが得られた。
5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−N,N−ジ
ブチル−7−オクタンアミド 例33において得られた化合物381mgから出発して活性
炭上のパラジウム0.1gを用いて例32におけるように操作
した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシ
クロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけ
て後に、目的化合物241mgが得られた。
[α]D=−26゜±2゜(c=0.5%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): CH 3605cm-1 C=O 1619cm-1 芳香族 1583、1500cm-1 分析:C40H59NO3=602.92 C% H% N% 計算値: 79.82 9.88 2.33 実測値: 79.7 10.1 2.4 例35の製造例:N−メチル−N−ブチル−1−ヨードヘキ
サンアミド N−メチル−N−ブチル−1−ブロムヘキサンアミド
(例48の製造例の工程A)5.288gをアセトン105cm3中に
含有させた溶液に沃化ナトリウム4.497gを添加し、これ
を18時間撹拌し、次いで過、水で希釈し、酢酸エチル
で抽出し、抽出液を洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸発乾
固させた。所期の化合物6.139gが得られた。
サンアミド N−メチル−N−ブチル−1−ブロムヘキサンアミド
(例48の製造例の工程A)5.288gをアセトン105cm3中に
含有させた溶液に沃化ナトリウム4.497gを添加し、これ
を18時間撹拌し、次いで過、水で希釈し、酢酸エチル
で抽出し、抽出液を洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸発乾
固させた。所期の化合物6.139gが得られた。
例35:8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−N−ブ
チル−N−メチル−7−オクチンアミド 例31の製造例Bにおいて得られた化合物692mgから出
発してN−メチル−N−ブチル−1−ヨードヘキサンア
ミド(例35の製造例)516mgを用いて例33におけるよう
に操作した。クロマトグラフィーにかけた後に未精製化
合物981mgが得られ、これをシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比
2:8の混合物)にかけて、所期の化合物581mgが得られ
た。
5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−N−ブ
チル−N−メチル−7−オクチンアミド 例31の製造例Bにおいて得られた化合物692mgから出
発してN−メチル−N−ブチル−1−ヨードヘキサンア
ミド(例35の製造例)516mgを用いて例33におけるよう
に操作した。クロマトグラフィーにかけた後に未精製化
合物981mgが得られ、これをシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比
2:8の混合物)にかけて、所期の化合物581mgが得られ
た。
[α]D=−35.5゜±2.5゜(c=0.5%、エタノー
ル)。
ル)。
IRスペクトル(CHCl3): CH 3605cm-1 C=O 1621cm-1 C=C+芳香族 1583、1500cm-1 分析:C37H49NO3=555.81 C% H% N% 計算値: 79.95 8.88 2.51 実測値: 79.8 9.0 2.5 例36:(Z)8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]
−N−ブチル−N−メチル−7−オクテンアミド 例35において得られた化合物555mgを酢酸エチル11cm3
中に含有させた溶液に、硫酸バリウム上のパラジウム50
mg及びピリジン0.22cm3を添加した。1500ミリバールの
圧力下で水素化を実施した。過し、減圧下で蒸発乾固
させた。残渣620mgが得られ、これをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
レンとの比1:1の混合物)にかけて目的化合物360mgが採
集され、これを同じ条件下で2回目のクロマトグラフィ
ーにかけた。純粋化合物344mgが得られた。
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]
−N−ブチル−N−メチル−7−オクテンアミド 例35において得られた化合物555mgを酢酸エチル11cm3
中に含有させた溶液に、硫酸バリウム上のパラジウム50
mg及びピリジン0.22cm3を添加した。1500ミリバールの
圧力下で水素化を実施した。過し、減圧下で蒸発乾固
させた。残渣620mgが得られ、これをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
レンとの比1:1の混合物)にかけて目的化合物360mgが採
集され、これを同じ条件下で2回目のクロマトグラフィ
ーにかけた。純粋化合物344mgが得られた。
[α]D=−32゜±2.5゜(c=0.5%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): CH 3605cm-1 C=O 1621cm-1 C=C+芳香族 1583、1500cm-1 分析:C37H51NO3=557.82 C% H% N% 計算値: 79.66 9.21 2.5 実測値: 79.5 9.4 2.4 例37:2−[[7−[4−(3,17β−ジヒドロキシエスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]
−6−ヘプチニル]オキシ]−N−ブチル−N−メチル
アセトアミド 例31の製造例Bにおいて得られた化合物0.7gから出発
して[(5−ブロムペンチル)オキシ]−N−ブチル−
N−メチルアセトアミド(例43の製造例B)0.493gを用
いて例33におけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサン
との比8:2の混合物)にかけた後に、目的化合物460mgが
得られた。
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]
−6−ヘプチニル]オキシ]−N−ブチル−N−メチル
アセトアミド 例31の製造例Bにおいて得られた化合物0.7gから出発
して[(5−ブロムペンチル)オキシ]−N−ブチル−
N−メチルアセトアミド(例43の製造例B)0.493gを用
いて例33におけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサン
との比8:2の混合物)にかけた後に、目的化合物460mgが
得られた。
IRスペクトル(CHCl3): CH 3603cm-1+関連吸収 C=O 1634cm-1 芳香族 1584、1554、1505cm-1 分析:C38H51NO4=585.829 C% H% N% 計算値: 77.91 8.78 2.39 実測値: 78.2 8.9 2.5 例38:2−[[7−[4−(3,17β−ジヒドロキシエスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]
ヘプチル]オキシ]−N−ブチル−N−メチルアセトア
ミド 例37において得られた化合物300mgから出発して活性
炭上のパラジウム0.1gを用いて例34におけるように操作
した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシ
クロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけ
た後、目的化合物201mgが得られた。
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]
ヘプチル]オキシ]−N−ブチル−N−メチルアセトア
ミド 例37において得られた化合物300mgから出発して活性
炭上のパラジウム0.1gを用いて例34におけるように操作
した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシ
クロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけ
た後、目的化合物201mgが得られた。
[α]D=−19゜±1゜(c=1%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): −OH 3604cm-1 C=O 1635cm-1 芳香族 1583、1500cm-1 分析:C38H55NO4 C% H% N% 計算値: 77.38 9.40 2.37 実測値: 77.2 9.7 2.4 例39:N−ブチル−4−[3,17β−ジヒドロキシエストラ
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−α,α,N−
トリメチルベンゼンオクタンアミド 工程A:N−ブチル−N−メチル−4−[3,17β−ビス
[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]ベンゼ
ンオクタンアミド 例8において得られた化合物500mg、エーテル20cm3、
ジヒドロピラン15cm3及びp−トルエンスルホン酸15mg
を2時間30分間撹拌した。次いでトリエチルアミン1cm3
を添加し、得られた混合物を氷と飽和重炭酸ナトリウム
溶液との比1:1の混合物中に注入し、エーテルで抽出
し、過し、蒸発乾固させた。残渣をシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけて、目的化合物640mgが得
られた。
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−α,α,N−
トリメチルベンゼンオクタンアミド 工程A:N−ブチル−N−メチル−4−[3,17β−ビス
[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]ベンゼ
ンオクタンアミド 例8において得られた化合物500mg、エーテル20cm3、
ジヒドロピラン15cm3及びp−トルエンスルホン酸15mg
を2時間30分間撹拌した。次いでトリエチルアミン1cm3
を添加し、得られた混合物を氷と飽和重炭酸ナトリウム
溶液との比1:1の混合物中に注入し、エーテルで抽出
し、過し、蒸発乾固させた。残渣をシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけて、目的化合物640mgが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:N−ブチル−α,N−ジメチル−4−[3,17β−ビ
ス[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]ベン
ゼンオクタンアミド ジイソプロピルアミン0.7cm3を無水テトラヒドロフラ
ン5cm3中に含有させた溶液に5〜8℃の範囲の温度にお
いて、ヘキサン中に1.6Mの濃度のブチルリチウムの溶液
2.8cm3を添加した。この混合物を+5℃において10分間
撹拌し、次いでこれを−70℃に冷却し、工程Aにおい
て得られた化合物630mgを無水テトラヒドロフラン5cm3
中に含有させた溶液を添加した。−70℃において30分間
撹拌し、沃化メチル0.5cm3を添加し、45分間撹拌し、飽
和塩化アンモニウム溶液20cm3を添加し、この混合物を
周囲温度に戻した。酢酸エチルで抽出し、抽出液を洗浄
し、乾燥させ、蒸発乾固させた。得られた残渣をシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチレンとの比8:2の混合物)にかけた。目的化
合物567mgが得られ、これをそのまま次の工程で使用し
た。
ス[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]ベン
ゼンオクタンアミド ジイソプロピルアミン0.7cm3を無水テトラヒドロフラ
ン5cm3中に含有させた溶液に5〜8℃の範囲の温度にお
いて、ヘキサン中に1.6Mの濃度のブチルリチウムの溶液
2.8cm3を添加した。この混合物を+5℃において10分間
撹拌し、次いでこれを−70℃に冷却し、工程Aにおい
て得られた化合物630mgを無水テトラヒドロフラン5cm3
中に含有させた溶液を添加した。−70℃において30分間
撹拌し、沃化メチル0.5cm3を添加し、45分間撹拌し、飽
和塩化アンモニウム溶液20cm3を添加し、この混合物を
周囲温度に戻した。酢酸エチルで抽出し、抽出液を洗浄
し、乾燥させ、蒸発乾固させた。得られた残渣をシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチレンとの比8:2の混合物)にかけた。目的化
合物567mgが得られ、これをそのまま次の工程で使用し
た。
NMRスペクトル(300MHz): アミンのα位置のメチル: 1.07(d)及び1.08(d) 工程C:N−ブチル−4[3,17β−ジヒドロキシエストラ
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−α,α,N−
トリメチルベンゼンオクタンアミド a)ジメチル化: 工程Bにおいて得られた化合物516mgをテトラヒドロ
フラン11.5cm3中に含有させた溶液に48℃±2℃におい
てリチウムジイソプロピルアミドの溶液(ヘキサン中に
1.6Mの濃度のリチウムの溶液6.3cm3を、+5〜+8℃に
おいて、ジイソプロピルアミン1.4cm3をテトラヒドロフ
ラン10cm3中に含有させた溶液に添加することによって
製造)9cm3を添加した。リチウムジイソプロピルアミド
の添加が完了したらすぐに15分間撹拌し、沃化メチル1.
2cm3を一度に添加した。得られた混合物を45分間撹拌
し、氷と飽和塩化アンモニウム溶液との比1:1の混合物5
0g中に注入し、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水で洗浄
し、乾燥させ、蒸発乾固させた。中間体のN−ブチル−
α,α,N−トリメチル−4[3,17β−ビス[(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]エストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル]ベンゼンオクタンア
ミド560mgが得られ、これをそのまま脱ピラニル用に使
用した。
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル]−α,α,N−
トリメチルベンゼンオクタンアミド a)ジメチル化: 工程Bにおいて得られた化合物516mgをテトラヒドロ
フラン11.5cm3中に含有させた溶液に48℃±2℃におい
てリチウムジイソプロピルアミドの溶液(ヘキサン中に
1.6Mの濃度のリチウムの溶液6.3cm3を、+5〜+8℃に
おいて、ジイソプロピルアミン1.4cm3をテトラヒドロフ
ラン10cm3中に含有させた溶液に添加することによって
製造)9cm3を添加した。リチウムジイソプロピルアミド
の添加が完了したらすぐに15分間撹拌し、沃化メチル1.
2cm3を一度に添加した。得られた混合物を45分間撹拌
し、氷と飽和塩化アンモニウム溶液との比1:1の混合物5
0g中に注入し、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水で洗浄
し、乾燥させ、蒸発乾固させた。中間体のN−ブチル−
α,α,N−トリメチル−4[3,17β−ビス[(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]エストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル]ベンゼンオクタンア
ミド560mgが得られ、これをそのまま脱ピラニル用に使
用した。
b)脱ピラニル: 上で得られた乾燥抽出物をメタノール15cm3中に溶解
させた。2N塩酸2cm3を添加し、この混合物を周囲温度に
おいて1時間撹拌した。これを飽和塩化ナトリウム溶液
中に注入し、塩化メチレンで抽出し、抽出液を乾燥さ
せ、蒸発乾固させて残渣465mgが採集され、これをシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比95:5の混合物)にかけ、エーテル中で
粉砕した後に、目的化合物207mgが得られた。[α]D
=−30゜±2.5゜(c=0.5%、エタノール)。
させた。2N塩酸2cm3を添加し、この混合物を周囲温度に
おいて1時間撹拌した。これを飽和塩化ナトリウム溶液
中に注入し、塩化メチレンで抽出し、抽出液を乾燥さ
せ、蒸発乾固させて残渣465mgが採集され、これをシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比95:5の混合物)にかけ、エーテル中で
粉砕した後に、目的化合物207mgが得られた。[α]D
=−30゜±2.5゜(c=0.5%、エタノール)。
分析:C39H57NO3=587.85 C% H% N% 計算値: 79.68 9.77 2.38 実測値: 79.0 9.9 2.5 例40の製造例:4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジ
エン−11β−イル)ベンゼンオクタノール 製造例4の工程Aにおいて得られた化合物3.6gから出
発して製造例6の工程Aにおけるように操作した。シリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比95:5の混合物)の後に、所期の化合物
2.234gが得られた。
エン−11β−イル)ベンゼンオクタノール 製造例4の工程Aにおいて得られた化合物3.6gから出
発して製造例6の工程Aにおけるように操作した。シリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とアセトンとの比95:5の混合物)の後に、所期の化合物
2.234gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3623cm-1 C=O 1735cm-1 ジエノン 1658、1602cm-1 芳香族 1570(ep)、1510cm-1 例40:4−[3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−イル]−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)ベンゼンノナンアミド 工程A:4−(3,17β−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−
11β−イル)ベンゼンオクタンメタンスルホネート 例40の製造例において得られた化合物2.234gを無水ピ
リジン20cm3中に含有させた溶液に塩化p−トルエンス
ルホニル3.36gを添加した。この混合物を1時間30分撹
拌し、飽和重炭酸ナトリウム溶液30cm3を添加し、30分
間撹拌した。塩化メチレンで抽出し、溶媒を乾燥させ、
減圧下で蒸発乾固させた。得られた残渣2.9cm3をシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと
アセトンとの比9:1の混合物)にかけて、目的化合物2.2
55gが得られた。
0)−トリエン−11β−イル]−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)ベンゼンノナンアミド 工程A:4−(3,17β−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−
11β−イル)ベンゼンオクタンメタンスルホネート 例40の製造例において得られた化合物2.234gを無水ピ
リジン20cm3中に含有させた溶液に塩化p−トルエンス
ルホニル3.36gを添加した。この混合物を1時間30分撹
拌し、飽和重炭酸ナトリウム溶液30cm3を添加し、30分
間撹拌した。塩化メチレンで抽出し、溶媒を乾燥させ、
減圧下で蒸発乾固させた。得られた残渣2.9cm3をシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと
アセトンとの比9:1の混合物)にかけて、目的化合物2.2
55gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O(17−ケト) 1735cm-1 ジエノン 1658、1600cm-1 芳香族 1510、1496cm-1 SO2 1359、1496、1176cm-1 工程B:4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11
β−イル)ベンゼンノナンヨージド 工程Aにおいて得られた化合物2.2gを沃化ナトリウム
0.787gと共にアセトン50cm3中で還流下で1時間撹拌し
た。不溶性部分を過し、液を減圧下で蒸発乾固させ
た。残渣3.6gをエーテル10cm3中に取り出し、不溶性部
分を過し、液を減圧下で蒸発乾固させた。目的化合
物1.722gが得られた。
β−イル)ベンゼンノナンヨージド 工程Aにおいて得られた化合物2.2gを沃化ナトリウム
0.787gと共にアセトン50cm3中で還流下で1時間撹拌し
た。不溶性部分を過し、液を減圧下で蒸発乾固させ
た。残渣3.6gをエーテル10cm3中に取り出し、不溶性部
分を過し、液を減圧下で蒸発乾固させた。目的化合
物1.722gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1735cm-1 ジエノン 1658、1602cm-1 芳香族 1510cm-1 工程C:4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエン−11
β−イル)ベンゼンデカンニトリル 工程Bにおいて得られた化合物3.6gをシアン化カリウ
ム0.872gと共にエタノール55cm3及び水10cm3中で還流下
で2時間撹拌した。氷50cm3を添加し、塩化メチレンで
抽出し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させて、目的化合
物1.68gが得られた。
β−イル)ベンゼンデカンニトリル 工程Bにおいて得られた化合物3.6gをシアン化カリウ
ム0.872gと共にエタノール55cm3及び水10cm3中で還流下
で2時間撹拌した。氷50cm3を添加し、塩化メチレンで
抽出し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させて、目的化合
物1.68gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C≡N 2245cm-1 C=O 1735cm-1 ジエノン 1658、1602cm-1 芳香族 1500cm-1 工程D:4−(3−アセトキシ−17−オキソエストラ−1,
3,5(10)−トリエン−11β−イル)ベンゼンデカンニ
トリル 工程Cにおいて得られた化合物1.27gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物1.281
gが得られた。
3,5(10)−トリエン−11β−イル)ベンゼンデカンニ
トリル 工程Cにおいて得られた化合物1.27gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物1.281
gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C≡N 2245cm-1 C=O 1750cm-1(OAc) 1735cm-1(17−ケト) 芳香族 1606、1582、1512、1413cm-1 工程E:4−(3−イソブチルカルボニルオキシ−17−オ
キソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)
−N−メチル−N−(1−メチルエチル)ベンゼン a)ニトリルの加水分解: 工程Dにおいて得られた化合物1.225g、エタノール24
cm3及び苛性ソーダ溶液1.5cm3を還流下で60時間撹拌し
た。この混合物を冷却し、これを1N塩酸73cm3と氷100cm
3との混合物中に注入し、10分間撹拌し、塩化メチレン
で抽出し、乾燥させ、過し、減圧下で濃縮乾固させ
た。化合物1.145gが得られた。
キソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)
−N−メチル−N−(1−メチルエチル)ベンゼン a)ニトリルの加水分解: 工程Dにおいて得られた化合物1.225g、エタノール24
cm3及び苛性ソーダ溶液1.5cm3を還流下で60時間撹拌し
た。この混合物を冷却し、これを1N塩酸73cm3と氷100cm
3との混合物中に注入し、10分間撹拌し、塩化メチレン
で抽出し、乾燥させ、過し、減圧下で濃縮乾固させ
た。化合物1.145gが得られた。
b)アミド化: 上で得られた化合物1.145gを塩化メチレン50cm3中に
含有させた溶液にN−メチルモルホリン0.3cm3及びクロ
ル蟻酸イソブチル1cm3を添加した。10分間撹拌し、次い
でイソプロピルメチルアミン1cm3を添加した。周囲温度
において30分間撹拌し、この混合物を飽和重炭酸ナトリ
ウム溶液50cm3中に注入し、10分間撹拌し、塩化メチレ
ンで抽出し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣
2gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシク
ロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけ
て、目的化合物0.778gが得られた。
含有させた溶液にN−メチルモルホリン0.3cm3及びクロ
ル蟻酸イソブチル1cm3を添加した。10分間撹拌し、次い
でイソプロピルメチルアミン1cm3を添加した。周囲温度
において30分間撹拌し、この混合物を飽和重炭酸ナトリ
ウム溶液50cm3中に注入し、10分間撹拌し、塩化メチレ
ンで抽出し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣
2gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシク
ロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけ
て、目的化合物0.778gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程F:4−[3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−イル]−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)ベンゼンノナンアミド a)17−ケトの還元: 工程Eにおいて得られた化合物0.778gをテトラヒドロ
フラン15cm3中に含有させた溶液に水素化トリ−t−ブ
トキシアルミニウムリチウム0.451gを少量ずつ導入し
た。30分間撹拌し、次いでこの混合物を燐酸一ナトリウ
ムの氷冷溶液中に注入し、30分間撹拌し、塩化メチレン
で抽出した。減圧下で蒸発乾固させて、17−ヒドロキシ
ル化化合物0.9gが得られた。
0)−トリエン−11β−イル]−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)ベンゼンノナンアミド a)17−ケトの還元: 工程Eにおいて得られた化合物0.778gをテトラヒドロ
フラン15cm3中に含有させた溶液に水素化トリ−t−ブ
トキシアルミニウムリチウム0.451gを少量ずつ導入し
た。30分間撹拌し、次いでこの混合物を燐酸一ナトリウ
ムの氷冷溶液中に注入し、30分間撹拌し、塩化メチレン
で抽出した。減圧下で蒸発乾固させて、17−ヒドロキシ
ル化化合物0.9gが得られた。
b)鹸化: 上で得られた化合物から出発して例1の工程Bにおけ
るように操作し、シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比6:4の混
合物)にかけた後に、所期の化合物613mgが得られた。
[α]D=−17゜±1゜(c=1%、エタノール)。
るように操作し、シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比6:4の混
合物)にかけた後に、所期の化合物613mgが得られた。
[α]D=−17゜±1゜(c=1%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): 分析:C37H53NO3=559.84 C% H% N% 計算値: 79.38 9.54 2.50 実測値: 79.3 9.7 2.5 例41の製造例:5α−ヒドロキシ−11β−[4−[(6−
ヒドロキシヘキシル)オキシ]フェニル]エストラ−9
−エン−3,17−ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状
アセタール) 工程A:11β−(4−ヒドロキシフェニル−(5α−ヒド
ロキシエストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2
−エタンジイル環状アセタール) a)マグネシウム化合物の調製 マグネシウム削り屑7.1g及び4−(トリメチルシリル
オキシ)ブロムベンゼン50gを用いて製造例1の工程A
におけるように操作した。テトラヒドロフラン中に約0.
95Mのマグネシウム化合物の溶液が得られた。
ヒドロキシヘキシル)オキシ]フェニル]エストラ−9
−エン−3,17−ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状
アセタール) 工程A:11β−(4−ヒドロキシフェニル−(5α−ヒド
ロキシエストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2
−エタンジイル環状アセタール) a)マグネシウム化合物の調製 マグネシウム削り屑7.1g及び4−(トリメチルシリル
オキシ)ブロムベンゼン50gを用いて製造例1の工程A
におけるように操作した。テトラヒドロフラン中に約0.
95Mのマグネシウム化合物の溶液が得られた。
b)縮合 ヨーロッパ特許第0,057,115号の例7に従って得られ
た5α,10α−エポキシエストラ−9,11−エン−3,17−
ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタール)10g
から出発して上記のマグネシウム化合物の溶液110cm3を
用いて製造例1の工程Aにおけるように操作した。未精
製化合物34.9gが得られた。
た5α,10α−エポキシエストラ−9,11−エン−3,17−
ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタール)10g
から出発して上記のマグネシウム化合物の溶液110cm3を
用いて製造例1の工程Aにおけるように操作した。未精
製化合物34.9gが得られた。
c)脱シリル 上で得られた未精製化合物をテトラヒドロフラン150c
m3中に溶解させ、1M弗化テトラブチルアンモニウム溶液
130cm3を添加した。この混合物を周囲温度において15分
間撹拌し、これを水中に注入し、酢酸エチルで抽出し、
水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。未精
製化合物26.9gが得られ、これを酢酸エチルと塩化メチ
レンとの比1:1の混合物100cm3中で40℃において30分間
粉砕した。不溶性部分を過して、目的化合物5.77gが
得られた。母液をシリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液は酢酸エチルと塩化メチレンとの比1:1の混合
物)にかけることによってさらに5.7gの目的化合物が採
集された。得られた2つのバッチの化合物11.47gを一緒
にし、これをエタノールから再結晶した。所期の化合物
8gが得られた。融点255℃。
m3中に溶解させ、1M弗化テトラブチルアンモニウム溶液
130cm3を添加した。この混合物を周囲温度において15分
間撹拌し、これを水中に注入し、酢酸エチルで抽出し、
水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。未精
製化合物26.9gが得られ、これを酢酸エチルと塩化メチ
レンとの比1:1の混合物100cm3中で40℃において30分間
粉砕した。不溶性部分を過して、目的化合物5.77gが
得られた。母液をシリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液は酢酸エチルと塩化メチレンとの比1:1の混合
物)にかけることによってさらに5.7gの目的化合物が採
集された。得られた2つのバッチの化合物11.47gを一緒
にし、これをエタノールから再結晶した。所期の化合物
8gが得られた。融点255℃。
IRスペクトル(CHCl3): OH領域 3463、3280cm-1 C=O 1720cm-1 芳香族 1613、1592、1511cm-1 工程B:5α−ヒドロキシ−11β−[4−[(6−ヒドロ
キシヘキシル)オキシ]フェニル]エストラ−9−エン
−3,17−ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタ
ール) 工程Aにおいて得られた化合物3.77gをアセトン18cm3
中に含有させた溶液に2N水酸化ナトリウム溶液13.3cm3
及び次いでブロムヘキサノール3cm3を添加した。この混
合物を50℃に3時間加熱し、これを飽和塩化アンモニウ
ム溶液中に注入し、塩化メチレンで抽出し、減圧下で蒸
発乾固させた。残渣7.7gをシリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液は塩化メチレンと酢酸エチルとの比6:4
の混合物及び次いで比1:1の混合物)にかけて、目的化
合物4.11gが得られた。
キシヘキシル)オキシ]フェニル]エストラ−9−エン
−3,17−ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタ
ール) 工程Aにおいて得られた化合物3.77gをアセトン18cm3
中に含有させた溶液に2N水酸化ナトリウム溶液13.3cm3
及び次いでブロムヘキサノール3cm3を添加した。この混
合物を50℃に3時間加熱し、これを飽和塩化アンモニウ
ム溶液中に注入し、塩化メチレンで抽出し、減圧下で蒸
発乾固させた。残渣7.7gをシリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液は塩化メチレンと酢酸エチルとの比6:4
の混合物及び次いで比1:1の混合物)にかけて、目的化
合物4.11gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 鎖部のOH 3620cm-1 5α位置のOH 3509cm-1 芳香族 1609、1578、1509cm-1 例41:7−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]−N−
メチル−N−(1−メチルエチル)ヘプタンアミド 工程A:5α−ヒドロキシ−11β−[4−[[6−[(4
−メチルフェニル)スルホニルオキシ]ヘキシル]オキ
シ]フェニル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの3
−(1,2−エタンジイル環状アセタール) 例41の製造例において得られた化合物4.08gから出発
して塩化p−トルエンスルホン酸2.85gを用いて例40の
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は塩化メチレンと酢酸エチルとの
比2:1の混合物)にかけた後に目的化合物4.19gが得ら
れ、これをそのまま次の工程で使用した。
5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]−N−
メチル−N−(1−メチルエチル)ヘプタンアミド 工程A:5α−ヒドロキシ−11β−[4−[[6−[(4
−メチルフェニル)スルホニルオキシ]ヘキシル]オキ
シ]フェニル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの3
−(1,2−エタンジイル環状アセタール) 例41の製造例において得られた化合物4.08gから出発
して塩化p−トルエンスルホン酸2.85gを用いて例40の
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は塩化メチレンと酢酸エチルとの
比2:1の混合物)にかけた後に目的化合物4.19gが得ら
れ、これをそのまま次の工程で使用した。
工程B:5α−ヒドロキシ−11β−[4−[(6−ヨード
ヘキシル)オキシ]フェニル]エストラ−9−エン−3,
17−ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状アセター
ル) 工程Aにおいて得られた化合物4.19gから出発して沃
化ナトリウム1.39gの用いて例40の工程Bにおけるよう
に操作した。目的化合物3.9gが得られた。
ヘキシル)オキシ]フェニル]エストラ−9−エン−3,
17−ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状アセター
ル) 工程Aにおいて得られた化合物4.19gから出発して沃
化ナトリウム1.39gの用いて例40の工程Bにおけるよう
に操作した。目的化合物3.9gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 5α位置のOH 3508cm-1 17−ケト 1735cm-1 芳香族 1609、1575、1508cm-1 工程C:[4−[3,3−(1,2−エタンジイル)ビスオキシ
−5α−ヒドロキシ17−オキソエストラ−9−エン−11
β−イル]フェノキシ]ヘプタンニトリル 工程Bにおいて得られた化合物3.75gから出発してシ
アン化カリウム780mgを用いて例40の工程Cにおけるよ
うに操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合
物)にかけた後に、目的化合物2.9gが得られた。
−5α−ヒドロキシ17−オキソエストラ−9−エン−11
β−イル]フェノキシ]ヘプタンニトリル 工程Bにおいて得られた化合物3.75gから出発してシ
アン化カリウム780mgを用いて例40の工程Cにおけるよ
うに操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合
物)にかけた後に、目的化合物2.9gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 5α位置のOH 3510cm-1 C≡N 2248cm-1 17−ケト 1733cm-1 芳香族 1609、1576、1508cm-1 工程D:[4−[3,20−ジオキソエストラ−4,9−ジエン
−11β−イル)フェノキシ]ヘプタンニトリル 工程Cにおいて得られた化合物2.46gとメタノール13c
m3と2N塩酸4cm3との混合物を周囲温度において2時間撹
拌した。水で希釈し、塩化メチレンで抽出し、減圧下で
蒸留した後に、未精製化合物2.2gが採集され、これをシ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキ
サンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた。目的
化合物1.875gが得られた。融点176℃。
−11β−イル)フェノキシ]ヘプタンニトリル 工程Cにおいて得られた化合物2.46gとメタノール13c
m3と2N塩酸4cm3との混合物を周囲温度において2時間撹
拌した。水で希釈し、塩化メチレンで抽出し、減圧下で
蒸留した後に、未精製化合物2.2gが採集され、これをシ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキ
サンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた。目的
化合物1.875gが得られた。融点176℃。
IRスペクトル(CHCl3): C≡N 2250cm-1 17−ケト 1735cm-1 3−ケト 1658cm-1 C=C 1609cm-1 芳香族 1609、1580、1509cm-1 工程E:7−[4−(3−アセトキシ−17β−ヒドロキシ
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]ヘプタンニトリル a)芳香族化 工程Dにおいて得られた化合物1.693gから出発して無
水酢酸1.7cm3及び臭化アセチル0.85cm3を用いて例3の
工程Bにおけるように操作した。未精製化合物2.15gが
得られた。
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]ヘプタンニトリル a)芳香族化 工程Dにおいて得られた化合物1.693gから出発して無
水酢酸1.7cm3及び臭化アセチル0.85cm3を用いて例3の
工程Bにおけるように操作した。未精製化合物2.15gが
得られた。
b)17位置のケトンの還元 上で得られた化合物2.15gから出発して水素化硼素ナ
トリウム280mgを用いて製造例1の工程Bにおけるよう
に操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比40:60の混合
物)にかけた後に、目的化合物1.12gが得られた。
トリウム280mgを用いて製造例1の工程Bにおけるよう
に操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比40:60の混合
物)にかけた後に、目的化合物1.12gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3612cm-1 C≡N 2250cm-1 C=O 1753cm-1 芳香族 1610、1580、1512、1494cm-1 工程F:7−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,
3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]ヘプ
タン酸 工程Aにおいて得られた化合物900mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー{溶出液はエッセンス(Essence)G
とアセトンとの比65:35の酢酸1%を含有する混合物及
び次いでアセトン単独}にかけた後に、目的化合物779m
gが得られた。
3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]ヘプ
タン酸 工程Aにおいて得られた化合物900mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー{溶出液はエッセンス(Essence)G
とアセトンとの比65:35の酢酸1%を含有する混合物及
び次いでアセトン単独}にかけた後に、目的化合物779m
gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3602cm-1 C=O 1731、1709cm-1 芳香族 1610、1581、1512cm-1 工程G:7−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,
3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]−N
−メチル−N−(1−メチルエチル)ヘプタンアミド 工程Fにおいて得られた化合物400mgから出発してイ
ソプロピルメチルアミン0.34cm3を用いて例3の工程A
におけるように操作した。未精製化合物(中間体の3位
置のカルボネート)511mgが得られ、これを例1の工程
Bにおけるように操作することによって鹸化させた。シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチル
及び次いで1%酢酸含有アセトン)の後に、目的化合物
336mgが得られた。[α]D=−39゜±2゜(c=0.7
%、エタノール)。
3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]−N
−メチル−N−(1−メチルエチル)ヘプタンアミド 工程Fにおいて得られた化合物400mgから出発してイ
ソプロピルメチルアミン0.34cm3を用いて例3の工程A
におけるように操作した。未精製化合物(中間体の3位
置のカルボネート)511mgが得られ、これを例1の工程
Bにおけるように操作することによって鹸化させた。シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチル
及び次いで1%酢酸含有アセトン)の後に、目的化合物
336mgが得られた。[α]D=−39゜±2゜(c=0.7
%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3604cm-1 C=O 1619cm-1(アミドIII) 芳香族 1581、1511cm-1 分析:C35H49NO3=574.79 C% H% N% 計算値: 76.74 9.01 2.55 実測値: 77.0 9.0 2.6 例42:N−ブチル−4−[3,17β−ジヒドロキシ−19−ノ
ル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−20−イ
ン−11β−イル]−N−メチルベンゼンオクタンアミド 製造例4の工程Aにおいて得られた化合物から出発し
て例21におけるように操作して、目的化合物250mgが得
られた。
ル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−20−イ
ン−11β−イル]−N−メチルベンゼンオクタンアミド 製造例4の工程Aにおいて得られた化合物から出発し
て例21におけるように操作して、目的化合物250mgが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=CH 3305cm-1 OH 3598cm-1 C=O 1621cm-1 芳香族 1583、1500cm-1 分析:C39H53NO3=583.86 C% H% N% 計算値: 80.23 9.15 2.4 実測値: 80.1 9.3 2.4 例43の製造例:11β−(4−ヒドロキシフェニル)エス
トラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン 例41の製造例の工程Aにおいて得られた化合物1gから
出発して製造例3の工程Bにおけるように操作した。シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレ
ンと酢酸エチルとの比7:3の混合物)にかけた後に、目
的化合物703mgが得られた。
トラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン 例41の製造例の工程Aにおいて得られた化合物1gから
出発して製造例3の工程Bにおけるように操作した。シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレ
ンと酢酸エチルとの比7:3の混合物)にかけた後に、目
的化合物703mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3596cm-1 C=O 1735cm-1 C=O 1657cm-1 芳香族 1612、1593、1511cm-1 例43の製造例B:[(5−ブロムペンチル)オキシ]−N
−ブチル−N−メチルアセトアミド 工程A:ブロム−N−ブチル−N−メチルアセトアミド エーテル180cm3中に臭化ブロムアセチル11.9cm3を含
有させて−20℃に冷却した溶液に、ブチルメチルアミン
26gをエーテル120cm3中に含有させた溶液を添加した。
温度を20℃に戻し、30分間撹拌し、水で希釈し、エーテ
ルで抽出した。減圧下で蒸発乾固させた。残渣27.4gを
減圧下(0.05ミリバール)で79〜83℃において蒸留し
た。目的化合物19.36gが得られた。
−ブチル−N−メチルアセトアミド 工程A:ブロム−N−ブチル−N−メチルアセトアミド エーテル180cm3中に臭化ブロムアセチル11.9cm3を含
有させて−20℃に冷却した溶液に、ブチルメチルアミン
26gをエーテル120cm3中に含有させた溶液を添加した。
温度を20℃に戻し、30分間撹拌し、水で希釈し、エーテ
ルで抽出した。減圧下で蒸発乾固させた。残渣27.4gを
減圧下(0.05ミリバール)で79〜83℃において蒸留し
た。目的化合物19.36gが得られた。
分析:C7H14BrNO3=208.105 C% H% N% Br 計算値: 40.40 6.78 6.73 38.39 実測値: 40.3 7.0 6.7 38.2 工程B:5−[[ジメチル−(1,1−ジメチルエチル)シリ
ル]オキシ]ペンタノール 4−ペンタノール10g、塩化メチレン200cm3、トリエ
チルアミン19.5cm3及び4−ジメチルアミノピリジン566
mgから成る溶液に塩化t−ブチルジメチルシリル19.14g
を冷却しながら添加した。周囲温度において1時間撹拌
し、水で希釈し、有機相をデカンテーションし、これを
洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。残渣42g
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はエッセンスGと
酢酸エチルとの比95:5の混合物)にかけた。シリルオキ
シペンタン23.3gが得られ、これをテトラヒドロフラン2
50cm3中に溶解させた。20℃においてポラン−メチルス
ルフィド錯体6cm3を添加した。20〜25℃において30分
間、次いで35℃において30分間撹拌した。+10℃におい
て苛性ソーダ溶液18cm3を添加し、次いで過酸化水素水1
8cm3を添加し、30分間撹拌した。水で希釈し、酢酸エチ
ルで抽出し、10%チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾
燥させ、減圧下で濃縮乾固させた。残渣25.85gをシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチルとの比8:2の混合物)にかけた。化合物22.
7gが採集され、これを減圧下(0.06ミリバール)で蒸留
して、目的化合物18.7gが得られた。沸点73〜75℃/0.06
ミリバール。
ル]オキシ]ペンタノール 4−ペンタノール10g、塩化メチレン200cm3、トリエ
チルアミン19.5cm3及び4−ジメチルアミノピリジン566
mgから成る溶液に塩化t−ブチルジメチルシリル19.14g
を冷却しながら添加した。周囲温度において1時間撹拌
し、水で希釈し、有機相をデカンテーションし、これを
洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸発乾固させた。残渣42g
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はエッセンスGと
酢酸エチルとの比95:5の混合物)にかけた。シリルオキ
シペンタン23.3gが得られ、これをテトラヒドロフラン2
50cm3中に溶解させた。20℃においてポラン−メチルス
ルフィド錯体6cm3を添加した。20〜25℃において30分
間、次いで35℃において30分間撹拌した。+10℃におい
て苛性ソーダ溶液18cm3を添加し、次いで過酸化水素水1
8cm3を添加し、30分間撹拌した。水で希釈し、酢酸エチ
ルで抽出し、10%チオ硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾
燥させ、減圧下で濃縮乾固させた。残渣25.85gをシリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチルとの比8:2の混合物)にかけた。化合物22.
7gが採集され、これを減圧下(0.06ミリバール)で蒸留
して、目的化合物18.7gが得られた。沸点73〜75℃/0.06
ミリバール。
工程C:N−ブチル−[(5−ヒドロキシペンチル)オキ
シ]−N−メチルアセトアミド 工程Bにおいて得られたアルコール8gをテトラヒドロ
フラン40cm3中に含有させた溶液に油中50%の水素化ナ
トリウム2.16gを添加し、周囲温度において30分間撹拌
し、次いで工程Aにおいて得られた臭素化化合物9.5gを
テトラヒドロフラン13cm3中に含有させた溶液を15分か
けて滴下した。得られた混合物を周囲温度において16時
間撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、酢酸
エチルで抽出し、次いで洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸
発乾固させた。中間体のN−ブチル−[5−[[ジメチ
ル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]ペンチ
ルオキシ]−N−メチルアセトアミド14.8gが得られ、
これをテトラヒドロフラン83cm3及び1M弗化テトラブチ
ルアンモニウム溶液46cm3中に溶解させた。これを周囲
温度において2時間撹拌し、水中に注入し、酢酸エチル
で抽出し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣13.6gをシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とイソプロピルアルコールとの比94:6の混合物)にかけ
て、目的化合物7.28gが得られた。
シ]−N−メチルアセトアミド 工程Bにおいて得られたアルコール8gをテトラヒドロ
フラン40cm3中に含有させた溶液に油中50%の水素化ナ
トリウム2.16gを添加し、周囲温度において30分間撹拌
し、次いで工程Aにおいて得られた臭素化化合物9.5gを
テトラヒドロフラン13cm3中に含有させた溶液を15分か
けて滴下した。得られた混合物を周囲温度において16時
間撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、酢酸
エチルで抽出し、次いで洗浄し、乾燥させ、真空下で蒸
発乾固させた。中間体のN−ブチル−[5−[[ジメチ
ル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]ペンチ
ルオキシ]−N−メチルアセトアミド14.8gが得られ、
これをテトラヒドロフラン83cm3及び1M弗化テトラブチ
ルアンモニウム溶液46cm3中に溶解させた。これを周囲
温度において2時間撹拌し、水中に注入し、酢酸エチル
で抽出し、減圧下で蒸発乾固させた。残渣13.6gをシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とイソプロピルアルコールとの比94:6の混合物)にかけ
て、目的化合物7.28gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): −OH 3628cm-1 C=O 1645cm-1 工程D:[(5−ブロムペンチル)オキシ]−N−ブチル
−N−メチルアセトアミド 工程Cにおいて得られた化合物7.2gを塩化メチレン73
cm3中に含有させた溶液に−10℃においてテトラブロム
エタン13g及びトリフェニルホスフィン10.3gを添加し
た。この反応混合物を0℃において1時間撹拌し、これ
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エ
チルとシクロヘキサンとの比7:3の混合物)にかけた。
目的化合物7.49gが得られた。
−N−メチルアセトアミド 工程Cにおいて得られた化合物7.2gを塩化メチレン73
cm3中に含有させた溶液に−10℃においてテトラブロム
エタン13g及びトリフェニルホスフィン10.3gを添加し
た。この反応混合物を0℃において1時間撹拌し、これ
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エ
チルとシクロヘキサンとの比7:3の混合物)にかけた。
目的化合物7.49gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1644cm-1 分析:C12H24BrNO2=294.24 C% H% N% Br 計算値: 48.98 8.22 4.76 27.15 実測値: 48.6 8.2 4.6 26.3 例43:N−ブチル−[5−[4−(3,17β−ジヒドロキシ
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]ペンチルオキシ]−N−メチルアセトアミド 工程A:N−ブチル−[5−[4−(3,17−ジオキソエス
トラ−4,9−ジエン−11β−イル)フェノキシ)ペンチ
ルオキシ]−N−メチルアセトアミド 例41の製造例の工程Aにおいて得られた化合物2.5gを
アセトン26cm3及び2N水酸化ナトリウム6.4cm3中に含有
させた溶液に、[(5−ブロムペンチル)オキシ]−N
−ブチル−N−メチルアセトアミド(前記の製造例にお
いて得られたもの)3.75gをアセトン6cm3中に含有させ
た溶液を添加した。この混合物を50℃において5時間撹
拌し、これを冷却し、水中に注入し、2N塩酸によって酸
性にし、酢酸エチルで抽出した。洗浄し、乾燥させ、減
圧下で蒸発乾固させた後に、残渣6.8gをシリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチル)にかけて、
目的化合物2.63gが得られた。
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]ペンチルオキシ]−N−メチルアセトアミド 工程A:N−ブチル−[5−[4−(3,17−ジオキソエス
トラ−4,9−ジエン−11β−イル)フェノキシ)ペンチ
ルオキシ]−N−メチルアセトアミド 例41の製造例の工程Aにおいて得られた化合物2.5gを
アセトン26cm3及び2N水酸化ナトリウム6.4cm3中に含有
させた溶液に、[(5−ブロムペンチル)オキシ]−N
−ブチル−N−メチルアセトアミド(前記の製造例にお
いて得られたもの)3.75gをアセトン6cm3中に含有させ
た溶液を添加した。この混合物を50℃において5時間撹
拌し、これを冷却し、水中に注入し、2N塩酸によって酸
性にし、酢酸エチルで抽出した。洗浄し、乾燥させ、減
圧下で蒸発乾固させた後に、残渣6.8gをシリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチル)にかけて、
目的化合物2.63gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1735cm-1(17−ケト) 1657cm-1 C=C+芳香族 1609、1580、1509cm-1 工程B:N−ブチル−[5−[4−(3−ヒドロキシ−17
−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イ
ル)フェノキシ)ペンチルオキシ]−N−メチルアセト
アミド 工程Aにおいて得られた化合物2.61gから出発して酸
化マグネシウム上の水酸化パラジウム2.61gを用いて例
2におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの比9:
1の混合物)にかけた後に、目的化合物1.83gが得られ
た。
−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イ
ル)フェノキシ)ペンチルオキシ]−N−メチルアセト
アミド 工程Aにおいて得られた化合物2.61gから出発して酸
化マグネシウム上の水酸化パラジウム2.61gを用いて例
2におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの比9:
1の混合物)にかけた後に、目的化合物1.83gが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3598cm-1 C=O 1732cm-1(17−ケト) 1634cm-1(アミドIII) 芳香族 1611、1581、1511cm-1 工程C:N−ブチル−[5−[4−(3,17β−ジヒドロキ
シエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フ
ェノキシ]ペンチルオキシ]−N−メチルアセトアミド 工程Bにおいて得られた化合物500mgから出発して水
素化硼素ナトリウム66mgを用いて例1の工程Bにおける
ように操作した。残渣514mgをシリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液は塩化メチレンとイソプロピルアル
コールとの比95:5の混合物及び次いで酢酸エチル単独)
にかけた。目的化合物343mgが得られた。[α]D=−3
1.1゜(c=1%、クロロホルム)。
シエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フ
ェノキシ]ペンチルオキシ]−N−メチルアセトアミド 工程Bにおいて得られた化合物500mgから出発して水
素化硼素ナトリウム66mgを用いて例1の工程Bにおける
ように操作した。残渣514mgをシリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液は塩化メチレンとイソプロピルアル
コールとの比95:5の混合物及び次いで酢酸エチル単独)
にかけた。目的化合物343mgが得られた。[α]D=−3
1.1゜(c=1%、クロロホルム)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3603cm-1 C=O 1634cm-1(アミドIII) 芳香族 1611、1581、1511cm-1 分析:C36H51NO5=577.81 C% H% N% 計算値: 74.83 8.89 2.42 実測値: 74.8 9.0 2.3 例44:N−ブチル−[5−[4−(3,17β−ジヒドロキシ
−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン
−20−イン−11β−イル)フェノキシ]ペンチルオキ
シ]−N−メチルアセトアミド 例43において得られた化合物500mgをテトラヒドロフ
ラン4cm3中に含有させた溶液にテトラヒドロフラン中に
0.44Mの濃度のカリウムアセチリドの溶液(テトラヒド
ロフラン中のカリウムt−ブチラートの溶液中にアセチ
レンを吹き込むことによって製造)6cm3を添加した。30
分間撹拌し、次いでこの混合物を飽和塩化アンモニウム
溶液中に注入し、酢酸エチルで抽出し、次いで洗浄し、
乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣504mgをシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルと
エッセンスGとの比85:5の混合物)にかけ、次いで加圧
下でシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化
メチレンとアセトンとの比90:10の混合物)にかけて、
目的化合物264mgが得られた。[α]D=−107゜±2.5
゜(c=0.8%、エタノール)。
−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン
−20−イン−11β−イル)フェノキシ]ペンチルオキ
シ]−N−メチルアセトアミド 例43において得られた化合物500mgをテトラヒドロフ
ラン4cm3中に含有させた溶液にテトラヒドロフラン中に
0.44Mの濃度のカリウムアセチリドの溶液(テトラヒド
ロフラン中のカリウムt−ブチラートの溶液中にアセチ
レンを吹き込むことによって製造)6cm3を添加した。30
分間撹拌し、次いでこの混合物を飽和塩化アンモニウム
溶液中に注入し、酢酸エチルで抽出し、次いで洗浄し、
乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣504mgをシリ
カを用いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルと
エッセンスGとの比85:5の混合物)にかけ、次いで加圧
下でシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化
メチレンとアセトンとの比90:10の混合物)にかけて、
目的化合物264mgが得られた。[α]D=−107゜±2.5
゜(c=0.8%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3600cm-1 C≡CH 3304cm-1 C=O 1634cm-1 芳香族 1611、1581、1511cm-1 分析:C38H51NO5=601.83 C% H% N% 計算値: 75.83 8.54 2.32 実測値: 75.5 8.6 2.2 例45の製造例:8−[4−(3,17−ジオキソエストラ−4,
9−ジエン−11β−イル)フェノキシ]オクタン酸 工程A:11β−[4−[(8−ヒドロキシアセチル)オキ
シ]フェニル]−5α−ヒドロキシエストラ−9−エン
−3,17−ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタ
ール) 例41の製造例の工程Aにおいて得られた化合物1.5gか
ら出発して8−ブロムオクタノール2.22gを用いて例43
の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は酢酸エチルと塩化メチレンと
の比6:4の混合物)にかけた後に、目的化合物1.475gが
得られた。
9−ジエン−11β−イル)フェノキシ]オクタン酸 工程A:11β−[4−[(8−ヒドロキシアセチル)オキ
シ]フェニル]−5α−ヒドロキシエストラ−9−エン
−3,17−ジオンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタ
ール) 例41の製造例の工程Aにおいて得られた化合物1.5gか
ら出発して8−ブロムオクタノール2.22gを用いて例43
の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は酢酸エチルと塩化メチレンと
の比6:4の混合物)にかけた後に、目的化合物1.475gが
得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3620、3509cm-1 17−ケト 1733cm-1 芳香族 1609、1577、1508cm-1 (−C6H4−OHタイプのもの) 工程B:11β−[4−[(8−ヒドロキシオクチル)オキ
シ]フェニル]−エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオ
ン 工程Aにおいて得られた化合物1.44gから出発して製
造例2の工程Bにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルと塩化メチ
レンとの比1:1の混合物)にかけた後に、所期の化合物
1.049gが得られた。
シ]フェニル]−エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオ
ン 工程Aにおいて得られた化合物1.44gから出発して製
造例2の工程Bにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルと塩化メチ
レンとの比1:1の混合物)にかけた後に、所期の化合物
1.049gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3620cm-1 17−ケト 1735cm-1 ジエノン 1658cm-1 C=C+芳香族 1609、1580、1509cm-1 工程C:8−[4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)フェノキシ]オクタン酸 工程Bにおいて得られた化合物1.008gから出発してHe
ilbron−Jones試薬1.25cm3を用いて製造例2の工程Cに
おけるように操作した。目的化合物1.009gが得られた。
ン−11β−イル)フェノキシ]オクタン酸 工程Bにおいて得られた化合物1.008gから出発してHe
ilbron−Jones試薬1.25cm3を用いて製造例2の工程Cに
おけるように操作した。目的化合物1.009gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): (OH領域に従う)C=Oを持つ酸 1710cm-1 17−ケト 1735cm-1 ジエノン 1658cm-1 C=C+芳香族 1609、1580、1509cm-1 例45:8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]−N−
メチル−N−(1−メチルエチル)オクタンアミド 工程A:8−[4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)フェノキシ]−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)オクタンアミド 上記の製造例において得られた化合物1gから出発して
N−イソプロピルメチルアミン1.03cm3を用いて例3の
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は酢酸エチルと塩化メチレンとの
比60:40の混合物)にかけた後に、目的化合物722mgが得
られた。
5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]−N−
メチル−N−(1−メチルエチル)オクタンアミド 工程A:8−[4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)フェノキシ]−N−メチル−N−(1
−メチルエチル)オクタンアミド 上記の製造例において得られた化合物1gから出発して
N−イソプロピルメチルアミン1.03cm3を用いて例3の
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は酢酸エチルと塩化メチレンとの
比60:40の混合物)にかけた後に、目的化合物722mgが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3): アミドIII 1621cm-1 17−ケト 1735cm-1 ジエノン 1658cm-1 C=C+芳香族 1580、1509cm-1 工程B:8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,
3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]−N
−メチル−N−(1−メチルエチル)オクタンアミド a)芳香族化 工程Aにおいて得られた化合物695mgから出発して無
水酢酸0.7cm3及び臭化アセチル0.35cm3を用いて例2の
工程Aにおけるように操作した。未精製の3−アセトキ
シ中間体815mgが得られた。
3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキシ]−N
−メチル−N−(1−メチルエチル)オクタンアミド a)芳香族化 工程Aにおいて得られた化合物695mgから出発して無
水酢酸0.7cm3及び臭化アセチル0.35cm3を用いて例2の
工程Aにおけるように操作した。未精製の3−アセトキ
シ中間体815mgが得られた。
b)鹸化 例1の工程Bにおけるように操作した。未精製の3−
ヒドロキシ−17−ケト化合物677mgが得られた。
ヒドロキシ−17−ケト化合物677mgが得られた。
c)17位置のケトンの還元 水素化トリ−t−ブトキシアルミニウムリチウム767m
gを用いて例28におけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルと塩化メチ
レンとの比6:4の混合物、次いで加圧下でのメタノール
と水との比85:15の混合物及び比75:25の混合物、最後に
酢酸エチルと塩化メチレンとの比6:4の混合物で2回)
にかけた後に、目的化合物211mgが得られた。[α]D
=−45゜±2゜(c=0.7%、エタノール)。
gを用いて例28におけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルと塩化メチ
レンとの比6:4の混合物、次いで加圧下でのメタノール
と水との比85:15の混合物及び比75:25の混合物、最後に
酢酸エチルと塩化メチレンとの比6:4の混合物で2回)
にかけた後に、目的化合物211mgが得られた。[α]D
=−45゜±2゜(c=0.7%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3603cm-1 C=O 1619cm-1(アミドIII) 芳香族 1612、1581、1511cm-1 分析:C36H51NO4=561.81 C% H% N% 計算値: 76.96 9.15 2.49 実測値: 77.3 9.3 2.5 例46の製造例:8−ブロム−N−ブチル−N−メチルオク
タンアミド 8−ブロムオクタン酸5gから出発してN−メチルブチ
ルアミン13cm3を用いて例3の工程Aにおけるように操
作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は
塩化メチレンとアセトンとの比95:5の混合物)にかけた
後に、所期の化合物6.14gが得られた。
タンアミド 8−ブロムオクタン酸5gから出発してN−メチルブチ
ルアミン13cm3を用いて例3の工程Aにおけるように操
作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は
塩化メチレンとアセトンとの比95:5の混合物)にかけた
後に、所期の化合物6.14gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O(第3アミド) 1627cm-1 例46:N−ブチル−8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノ
キシ]−N−メチルオクタンアミド 工程A:8−[4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)フェノキシ]−N−ブチル−N−メチ
ルオクタンアミド 例43の製造例において得られた化合物725mgから出発
して前記の製造例において得られた8−ブロム−N−ブ
チル−N−メチルオクタンアミド0.2cm3を用いて例43の
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの
比4:6の混合物)にかけた後に、所期の化合物540mgが得
られた。
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノ
キシ]−N−メチルオクタンアミド 工程A:8−[4−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)フェノキシ]−N−ブチル−N−メチ
ルオクタンアミド 例43の製造例において得られた化合物725mgから出発
して前記の製造例において得られた8−ブロム−N−ブ
チル−N−メチルオクタンアミド0.2cm3を用いて例43の
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの
比4:6の混合物)にかけた後に、所期の化合物540mgが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3): 17−ケト 1735cm-1 3−ケト 1657cm-1 アミドIII 1628cm-1 芳香族 1580、1509cm-1 (−O−C6H5タイプのもの) 工程B:8−[4−(3−ヒドロキシ−17−オキソエスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキ
シ]−N−ブチル−N−メチルオクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物470mgから出発した酸
化マグネシウム上の水酸化パラジウム260mgを用いて例
2におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの比1:
1の混合物)にかけた後、目的化合物360mgが得られた。
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキ
シ]−N−ブチル−N−メチルオクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物470mgから出発した酸
化マグネシウム上の水酸化パラジウム260mgを用いて例
2におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの比1:
1の混合物)にかけた後、目的化合物360mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3596cm-1 C=O 1732cm-1 アミドIII 1634cm-1 芳香族 1581、1511cm-1 工程C:N−ブチル−8−[4−(3,17β−ジヒドロキシ
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]−N−メチルオクタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物360mgから出発して水
素化硼素ナトリウム72mgを用いて例1の工程Bにおける
ように操作した。
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]−N−メチルオクタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物360mgから出発して水
素化硼素ナトリウム72mgを用いて例1の工程Bにおける
ように操作した。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3602cm-1 C=O 1632cm-1(アミドIII) 芳香族 1581、1511cm-1 例47:N−ブチル−8−[4−(3,17β−ヒドロキシ−19
−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエン−20−イン−11
β−イル)フェノキシ]−N−メチルオクタンアミド 工程A:N−ブチル−8−[4−(17β−ジヒドロキシ−
3−オキソ−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)
−トリエン−20−イン−11β−イル)フェノキシ]−N
−メチルオクタンアミド 17β−ジヒドロキシ−11β−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−19−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエン−20−
イン−3−オン(仏国特許第2,522,328号に従って製
造)から出発して8−ブロム−N−ブチル−N−メチル
オクタンアミド(例46の製造例)1.9cm3を用いて例43の
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンと
の比7:3の混合物)にかけた後に、所期の化合物2.45gが
得られた。
−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエン−20−イン−11
β−イル)フェノキシ]−N−メチルオクタンアミド 工程A:N−ブチル−8−[4−(17β−ジヒドロキシ−
3−オキソ−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)
−トリエン−20−イン−11β−イル)フェノキシ]−N
−メチルオクタンアミド 17β−ジヒドロキシ−11β−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−19−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエン−20−
イン−3−オン(仏国特許第2,522,328号に従って製
造)から出発して8−ブロム−N−ブチル−N−メチル
オクタンアミド(例46の製造例)1.9cm3を用いて例43の
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンと
の比7:3の混合物)にかけた後に、所期の化合物2.45gが
得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3598cm-1 C≡CH 3305cm-1 C=O 1644及び1628cm-1(アミドIII) C=C+芳香族 1611、1508cm-1 工程B:N−ブチル−N−メチル−8−[4−[3−オキ
ソ−17β−(テトラヒドロ−2H−2−ピラニルオキシ)
−19−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエン−20−イン
−11β−イル]フェノキシ]オクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.45gを無水テトラヒ
ドロフラン25cm3及びジヒドロピラン5cm3中に含有させ
た溶液にp−トルエンスルホン酸75mgを添加した。この
混合物を周囲温度において2時間撹拌し、トリエチルア
ミン1cm3を添加し、重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢
酸エチルで抽出し、洗浄し、減圧下で蒸発乾固させた。
残渣4.3gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比7:3の混合物)に
かけて、所期の化合物2.61gが得られた。
ソ−17β−(テトラヒドロ−2H−2−ピラニルオキシ)
−19−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエン−20−イン
−11β−イル]フェノキシ]オクタンアミド 工程Aにおいて得られた化合物2.45gを無水テトラヒ
ドロフラン25cm3及びジヒドロピラン5cm3中に含有させ
た溶液にp−トルエンスルホン酸75mgを添加した。この
混合物を周囲温度において2時間撹拌し、トリエチルア
ミン1cm3を添加し、重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢
酸エチルで抽出し、洗浄し、減圧下で蒸発乾固させた。
残渣4.3gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比7:3の混合物)に
かけて、所期の化合物2.61gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH なし C≡CH 3304cm-1 C=O 1644、1628cm-1 C=C+芳香族 1610、1508cm-1 工程C:N−ブチル−8−[4−(3,17β−ジヒドロキシ
−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン
−20−イン−11β−イル)フェノキシ]−N−メチルオ
クタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物515mgから出発して無
水酢酸0.5cm3及び臭化アセチル0.25cm3並びに鹸化用の
苛性ソーダ溶液1cm3を用いて例8におけるように操作し
た。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はエッ
センスGと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後
に、目的化合物460mgが得られた。
−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン
−20−イン−11β−イル)フェノキシ]−N−メチルオ
クタンアミド 工程Bにおいて得られた化合物515mgから出発して無
水酢酸0.5cm3及び臭化アセチル0.25cm3並びに鹸化用の
苛性ソーダ溶液1cm3を用いて例8におけるように操作し
た。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はエッ
センスGと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後
に、目的化合物460mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3599cm-1 C≡CH 3304cm-1 C=O 1623cm-1(アミドIII) 芳香族 1611、1581、1511、1502cm-1(ep) 分析:C39H53NO4 C% H% N% 計算値: 78.09 8.90 2.33 実測値: 78.0 8.9 2.1 例48の製造例:9−ブロム−N−ブチル−N−メチル−7
−ノニンアミド 工程A:6−ブロム−N−ブチル−N−メチルヘキサンア
ミド 6−ブロムヘキサン酸4.88gから出発したN−メチル
ブチルアミン4.36cm3を用いて例3の工程Aにおけるよ
うに操作して所期の化合物7.0gが得られ、これをそのま
ま次の工程で使用した。
−ノニンアミド 工程A:6−ブロム−N−ブチル−N−メチルヘキサンア
ミド 6−ブロムヘキサン酸4.88gから出発したN−メチル
ブチルアミン4.36cm3を用いて例3の工程Aにおけるよ
うに操作して所期の化合物7.0gが得られ、これをそのま
ま次の工程で使用した。
工程B:N−ブチル−9−ヒドロキシ−N−メチル−7−
ノニンアミド プロパルギルアルコール1.77cm3、テトラヒドロフラ
ン30cm3及びヘキサメチルホスホトリアミド7.5cm3を含
有する溶液を−60℃に冷却し、次いでヘキサン中1.6Mの
濃度のブチルリチウム溶液37.5cm3を添加した。−30℃
において45分間撹拌した。次いで、工程Aにおいて得ら
れた化合物7gをテトラヒドロフラン7cm3中に含有させた
溶液を添加した。周囲温度において16時間撹拌し、この
混合物を飽和塩化アンモニウム溶液中に注入し、酢酸エ
チルで抽出し、2N塩酸で洗浄し、飽和重炭酸ナトリウム
溶液で洗浄し、乾燥させ、蒸発乾固させた。残渣5.78g
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メ
チレンと酢酸エチルとの比70:30の混合物及び次いで塩
化メチレンとイソプロピルアルコールとの比95:5の混合
物)にかけて、目的化合物1.65gが得られた。
ノニンアミド プロパルギルアルコール1.77cm3、テトラヒドロフラ
ン30cm3及びヘキサメチルホスホトリアミド7.5cm3を含
有する溶液を−60℃に冷却し、次いでヘキサン中1.6Mの
濃度のブチルリチウム溶液37.5cm3を添加した。−30℃
において45分間撹拌した。次いで、工程Aにおいて得ら
れた化合物7gをテトラヒドロフラン7cm3中に含有させた
溶液を添加した。周囲温度において16時間撹拌し、この
混合物を飽和塩化アンモニウム溶液中に注入し、酢酸エ
チルで抽出し、2N塩酸で洗浄し、飽和重炭酸ナトリウム
溶液で洗浄し、乾燥させ、蒸発乾固させた。残渣5.78g
をシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メ
チレンと酢酸エチルとの比70:30の混合物及び次いで塩
化メチレンとイソプロピルアルコールとの比95:5の混合
物)にかけて、目的化合物1.65gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3611cm-1 C=O 1627cm-1アミド 工程C:9−ブロム−N−ブチル−N−メチル−7−ノニ
ンアミド 工程Bにおいて得られた化合物1.65gを塩化メチレン1
6.5cm3中に含有させて−5℃に冷却した溶液に四臭化炭
素2.85g及びトリフェニルホスフィン2.25gを添加した。
この反応溶液を0℃において30分間撹拌し、シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと酢酸
エチルとの比90:10の混合物)にかけた。目的化合物1.8
2gが得られた。
ンアミド 工程Bにおいて得られた化合物1.65gを塩化メチレン1
6.5cm3中に含有させて−5℃に冷却した溶液に四臭化炭
素2.85g及びトリフェニルホスフィン2.25gを添加した。
この反応溶液を0℃において30分間撹拌し、シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと酢酸
エチルとの比90:10の混合物)にかけた。目的化合物1.8
2gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1628cm-1アミド C=C 2230cm-1 例48:N−ブチル−9−[4−(3,17β−ジヒドロキシエ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノ
キシ]−N−メチル−7−ノニンアミド 工程A:N−ブチル−9−[4−(3,17−ジオキソエスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキ
シ]−N−メチル−7−ノニンアミド 例43の製造例において得られた化合物816mgから出発
して9−ブロム−N−ブチル−N−メチル−7−ノニン
アミド(上記製造例)1.25gを用いて例43の工程Aにお
けるように操作した。未精製化合物2.2gが得られ、これ
に前に製造した270mgを加えた。この全体をシリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセ
ンスGとの比75:25の混合物)にかけて、所期の化合物
1.126gが採集された。
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノ
キシ]−N−メチル−7−ノニンアミド 工程A:N−ブチル−9−[4−(3,17−ジオキソエスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキ
シ]−N−メチル−7−ノニンアミド 例43の製造例において得られた化合物816mgから出発
して9−ブロム−N−ブチル−N−メチル−7−ノニン
アミド(上記製造例)1.25gを用いて例43の工程Aにお
けるように操作した。未精製化合物2.2gが得られ、これ
に前に製造した270mgを加えた。この全体をシリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセ
ンスGとの比75:25の混合物)にかけて、所期の化合物
1.126gが採集された。
IRスペクトル(CHCl3): C≡C 2220cm-1 C=O 1735cm-1(17−ケト) 1657cm-1(3−ケト) C=C+芳香族 1610、1582、1508cm-1 工程B:N−ブチル−9−[4−(3,17β−ジヒドロキシ
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]−N−メチル−7−ノニンアミド 工程Aにおいて得られた化合物1.1gから出発して、3
−アセトキシを得るために無水酢酸1.1cm3及び臭化アセ
チル0.55cm3を、3位置の鹸化用の2N水酸化ナトリウム
溶液2.8cm3を、そして17−ケトの還元用に水素化硼素ナ
トリウム142mgを用いて、例3の工程B及びCにおける
ように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの比70:30の混
合物)、ミクロボンダパック(Microbondapack)C18を
用いたクロマトグラフィー(溶出液はメタノールと水と
の比80:20の混合物)及び次いで再びシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスG
との比70:30の混合物)にかけた後に、目的化合物540mg
が得られた。[α]D=−67゜±2゜(c=0.83%、ク
ロロホルム)。
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]−N−メチル−7−ノニンアミド 工程Aにおいて得られた化合物1.1gから出発して、3
−アセトキシを得るために無水酢酸1.1cm3及び臭化アセ
チル0.55cm3を、3位置の鹸化用の2N水酸化ナトリウム
溶液2.8cm3を、そして17−ケトの還元用に水素化硼素ナ
トリウム142mgを用いて、例3の工程B及びCにおける
ように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの比70:30の混
合物)、ミクロボンダパック(Microbondapack)C18を
用いたクロマトグラフィー(溶出液はメタノールと水と
の比80:20の混合物)及び次いで再びシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスG
との比70:30の混合物)にかけた後に、目的化合物540mg
が得られた。[α]D=−67゜±2゜(c=0.83%、ク
ロロホルム)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3606cm-1 C=C 2220cm-1 C=O 1620cm-1 芳香族 1582、1510cm-1 分析:C38H51NO4=585.83 C% H% N% 計算値: 77.91 8.77 2.39 実測値: 78.0 9.0 2.3 例49:N−ブチル−9−[4−(3,17β−ジヒドロキシエ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノ
キシ]−N−メチルノナンアミド 例48において得られた化合物212mg及びWilkinson触媒
42mgをトルエン2cm3及びエタノール2cm3中に含有させた
溶液を1900ミリバールの圧力下で1時間水素化させた。
減圧下で蒸発させ、残渣265mgをシリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの
比70:30の混合物)にかけて、目的化合物168mgが得られ
た。
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノ
キシ]−N−メチルノナンアミド 例48において得られた化合物212mg及びWilkinson触媒
42mgをトルエン2cm3及びエタノール2cm3中に含有させた
溶液を1900ミリバールの圧力下で1時間水素化させた。
減圧下で蒸発させ、残渣265mgをシリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの
比70:30の混合物)にかけて、目的化合物168mgが得られ
た。
[α]D=−32゜(c=0.49%、クロロホルム)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3603cm-1 C=O 1624cm-1 芳香族 1581、1511cm-1 分析:C38H55NO4 C% H% N% 計算値: 77.37 9.4 2.38 実測値: 77.4 9.6 2.4 例50の製造例:17β−アセチルオキシ−11β−(10−ヒ
ドロキシデシル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン 工程A:11β−[10−[[ジメチル−(1,1−ジメチルエ
チル)シリル]オキシ]デシル]−5α−ヒドロキシエ
ストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2−エタン
ジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0,057,115号の例7に従って得られ
たエポキシ19.5gから出発して10−(ジメチルt−ブチ
ルシリルオキシ)デシルマグネシウム化合物の0.59Mの
濃度の溶液113.5cm3を用いて製造例5の工程Aにおける
ように操作した。未精製化合物43.78gが得られ、これに
前に製造した11.3gを加えた。この全体をシリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸
エチルとの比7:3の混合物)にかけて、目的化合物23.15
gが得られた。
ドロキシデシル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン 工程A:11β−[10−[[ジメチル−(1,1−ジメチルエ
チル)シリル]オキシ]デシル]−5α−ヒドロキシエ
ストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−(1,2−エタン
ジイル環状アセタール) ヨーロッパ特許第0,057,115号の例7に従って得られ
たエポキシ19.5gから出発して10−(ジメチルt−ブチ
ルシリルオキシ)デシルマグネシウム化合物の0.59Mの
濃度の溶液113.5cm3を用いて製造例5の工程Aにおける
ように操作した。未精製化合物43.78gが得られ、これに
前に製造した11.3gを加えた。この全体をシリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸
エチルとの比7:3の混合物)にかけて、目的化合物23.15
gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3616cm-1(17位置のOH) 3508cm-1(5位置のOH) C=O 1732cm-1(17−ケト) 工程B:5α,17β−ジヒドロキシ−11β−[10−[[ジメ
チル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]デシ
ル]エストラ−9−エン−3−オンの(1,2−エタンジ
イル環状アセタール) 工程Aにおいて得られた化合物23.57gから出発して水
素化硼素ナトリウム1.447gを用いて製造例5の工程Bに
おけるように操作した。目的化合物22.342gが得られ
た。得られた化合物103mgをシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比
1:1の混合物)にかけて、純粋化合物96.8mgが採集され
た。
チル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]デシ
ル]エストラ−9−エン−3−オンの(1,2−エタンジ
イル環状アセタール) 工程Aにおいて得られた化合物23.57gから出発して水
素化硼素ナトリウム1.447gを用いて製造例5の工程Bに
おけるように操作した。目的化合物22.342gが得られ
た。得られた化合物103mgをシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比
1:1の混合物)にかけて、純粋化合物96.8mgが採集され
た。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3612、3510cm-1 t−ブチルジメチルシリルオキシ 1255、836cm-1 工程C:17β−アセチルオキシ−11β−[10−[[ジメチ
ル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]デシ
ル]−5α−ヒドロキシエストラ−9−エン−3−オン
の(1,2−エタンジイル環状アセタール) 工程Bにおいて得られた化合物22.225gから出発して
ピリジン44.5cm3及び無水酢酸22.25cm3を用いて製造例
5の工程Cにおけるように操作した。所期の化合物23.7
4gが得られた。
ル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]デシ
ル]−5α−ヒドロキシエストラ−9−エン−3−オン
の(1,2−エタンジイル環状アセタール) 工程Bにおいて得られた化合物22.225gから出発して
ピリジン44.5cm3及び無水酢酸22.25cm3を用いて製造例
5の工程Cにおけるように操作した。所期の化合物23.7
4gが得られた。
工程D:17β−アセチルオキシ−11β−(10−ヒドロキシ
デシル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン 工程Cにおいて得られた化合物23.74gから出発して2N
塩酸100cm3を用いて製造例5の工程Dにおけるように操
作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は
シクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にか
けた後に、所期の化合物15.238gが得られた。
デシル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン 工程Cにおいて得られた化合物23.74gから出発して2N
塩酸100cm3を用いて製造例5の工程Dにおけるように操
作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液は
シクロヘキサンと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にか
けた後に、所期の化合物15.238gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3616cm-1 ジエノン 1654、1600cm-1 例50:17β−ヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−デカンアミド 工程A:17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−4,9−
ジエン−11β−デカン酸 17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−デカノール(上記製造例において得られたも
の)942mgから出発してHeilbron−Janes試薬1.1cm3を用
いて製造例5の工程Eにおけるように操作した。所期の
化合物964cm3が得られ、これをそのまま使用した。
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−デカンアミド 工程A:17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−4,9−
ジエン−11β−デカン酸 17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−デカノール(上記製造例において得られたも
の)942mgから出発してHeilbron−Janes試薬1.1cm3を用
いて製造例5の工程Eにおけるように操作した。所期の
化合物964cm3が得られ、これをそのまま使用した。
工程B:17β−アセトキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−デカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物940mgから出発してメ
チルイソプロピルアミン0.41cm3を用いて例3の工程A
におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの比1:1
の混合物)にかけた後に、目的化合物705mgが得られ
た。
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−デカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物940mgから出発してメ
チルイソプロピルアミン0.41cm3を用いて例3の工程A
におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの比1:1
の混合物)にかけた後に、目的化合物705mgが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): OAc 1728cm-1 ジエノン 1653cm-1 アミドIII 1622cm-1 工程C:17β−ヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−デカンアミド 工程Bにおいて得られた化合物194mgから出発して2N
水酸化ナトリウム溶液0.3cm3を用いて例1の工程Bにお
けるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液は酢酸エチル)にかけた後に、所期の化合物
165mgが得られた。
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−デカンアミド 工程Bにおいて得られた化合物194mgから出発して2N
水酸化ナトリウム溶液0.3cm3を用いて例1の工程Bにお
けるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液は酢酸エチル)にかけた後に、所期の化合物
165mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3613cm-1 ジエノン 1644cm-1 アミドIII 1621cm-1 分析:C32H51NO3=497.77 C% H% N% 計算値: 77.21 10.32 2.81 実測値: 77.1 10.3 2.8 例51:3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−デカンアミド 例50において得られた化合物0.5gから出発して芳香族
化の際に無水酢酸0.5cm3及び臭化アセチル0.25cm3を、
そして鹸化用に2N水酸化ナトリウム溶液1.6cm3を用いて
例2におけるように操作した。シリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの比
7:3の混合物)の後に所期の化合物537mgが得られた。酢
酸エチルから結晶化させた後に目的化合物318mgが得ら
れた。融点150℃。
メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−デカンアミド 例50において得られた化合物0.5gから出発して芳香族
化の際に無水酢酸0.5cm3及び臭化アセチル0.25cm3を、
そして鹸化用に2N水酸化ナトリウム溶液1.6cm3を用いて
例2におけるように操作した。シリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液は酢酸エチルとエッセンスGとの比
7:3の混合物)の後に所期の化合物537mgが得られた。酢
酸エチルから結晶化させた後に目的化合物318mgが得ら
れた。融点150℃。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3605cm-1 C=O(アミド) 1617cm-1 芳香族 1583、1498cm-1 分析:C32H51O3N=497.77 C% H% N% 計算値: 77.21 10.32 2.81 実測値: 77.4 10.5 2.9 例52:メチル−(1−メチルエチル)カルバミン酸10−
(17β−ヒドロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)デシル 工程A:メチル−(1−メチルエチル)カルバミン酸10−
(17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)デシル 17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−デカノール(例50の製造例において得られた
もの)470mgをトルエン4cm3及びジメチルアミノピリジ
ン122mg中に含有させて0℃に冷却した溶液にトリホス
ゲン118mgを添加した。これを周囲温度において30分撹
拌し、メチルイソプロピルアミン312cm3を添加した。周
囲温度において30分間撹拌し、この混合物を0.1N塩酸中
に注入し、酢酸エチルで抽出し、洗浄し、乾燥させ、蒸
発乾固させた。残渣642mgをシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの比6:
4の混合物)にかけて、目的化合物545mgが得られた。
(17β−ヒドロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)デシル 工程A:メチル−(1−メチルエチル)カルバミン酸10−
(17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)デシル 17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−デカノール(例50の製造例において得られた
もの)470mgをトルエン4cm3及びジメチルアミノピリジ
ン122mg中に含有させて0℃に冷却した溶液にトリホス
ゲン118mgを添加した。これを周囲温度において30分撹
拌し、メチルイソプロピルアミン312cm3を添加した。周
囲温度において30分間撹拌し、この混合物を0.1N塩酸中
に注入し、酢酸エチルで抽出し、洗浄し、乾燥させ、蒸
発乾固させた。残渣642mgをシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの比6:
4の混合物)にかけて、目的化合物545mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O(OAc) 1728cm-1 C=O(アミドIII) 1672cm-1 C=O(ジエノン) 1657cm-1 C=C共役 1601cm-1 工程B:メチル−(1−メチルエチル)カルバミン酸10−
(17β−ヒドロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)デシル 工程Aにおいて得られた化合物293mgから出発して2N
水酸化ナトリウム溶液1cm3を用いて例1の工程Bにおけ
るように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの比1:1の混合
物)にかけた後に、目的化合物244mgが得られた。
(17β−ヒドロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)デシル 工程Aにおいて得られた化合物293mgから出発して2N
水酸化ナトリウム溶液1cm3を用いて例1の工程Bにおけ
るように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー
(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの比1:1の混合
物)にかけた後に、目的化合物244mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): カルバメート 1672cm-1 ジエノン 1657、1600cm-1 OH 3615cm-1 分析:C33H53NO4=527.79 C% H% N% 計算値: 75.10 10.12 2.65 実測値: 74.9 10.1 2.7 例53:メチル−(1−メチルエチル)カルバミン酸10−
(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−11β−イル)デシル 工程A:メチル−(1−メチルエチル)カルバミン酸10−
(3,17β−ジアセトキシエストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−11β−イル)デシル 例52の工程Aにおいて得られた化合物230mgから出発
して無水酢酸230cm3及び臭化アセチル115cm3を用いて例
8の工程Aにおけるように操作した。所期の化合物234m
gが得られた。
(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−11β−イル)デシル 工程A:メチル−(1−メチルエチル)カルバミン酸10−
(3,17β−ジアセトキシエストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−11β−イル)デシル 例52の工程Aにおいて得られた化合物230mgから出発
して無水酢酸230cm3及び臭化アセチル115cm3を用いて例
8の工程Aにおけるように操作した。所期の化合物234m
gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1730cm-1(17位置のOAc) 1750cm-1(3位置のOAc) 1680cm-1(カルバメート) 工程B:メチル−(1−メチルエチル)カルバミン酸10−
(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−11β−イル)デシル 工程Aにおいて得られた化合物260mgから出発して例
8の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチル
との比6:4の混合物)にかけた後に、目的化合物245mgが
得られた。
(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−11β−イル)デシル 工程Aにおいて得られた化合物260mgから出発して例
8の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチル
との比6:4の混合物)にかけた後に、目的化合物245mgが
得られた。
分析:C33H53NO4=527.79 C% H% N% 計算値: 75.10 10.12 2.65 実測値: 75.6 10.5 2.6 IRスペクトル(CHCl3): 例54:3,17β−ジヒドロキシ−17α−メチル−N−メチ
ル−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程A:3−ヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチル
エチル)−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−ウンデカンアミド 例15の工程Aにおいて得られた化合物1gをメタノール
200cm3及びマグネシウム化合物上の水酸化パラジウム2.
2gと共に還流下で30分間撹拌し、過し、減圧下で溶媒
を蒸発させ化合物985mgをが得られ、これをシリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はアセトニトリル)に
かけて、目的化合物543mgが得られた。
ル−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程A:3−ヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチル
エチル)−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−ウンデカンアミド 例15の工程Aにおいて得られた化合物1gをメタノール
200cm3及びマグネシウム化合物上の水酸化パラジウム2.
2gと共に還流下で30分間撹拌し、過し、減圧下で溶媒
を蒸発させ化合物985mgをが得られ、これをシリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はアセトニトリル)に
かけて、目的化合物543mgが得られた。
[α]D=+121゜±3゜(c=0.5%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3598cm-1 C=O 1732cm-1(17−ケト) 1619cm-1 芳香族 1582、1499cm-1 工程B:3,17β−ジヒドロキシ−17α−メチル−N−メチ
ル−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物0.5gを無水テトラヒド
ロフラン10cm3中に含有させた溶液に20℃において0.6M
臭化メチルマグネシウム13.7cm3を添加した。この反応
混合物を2時間撹拌し、これを塩化アンモニウム溶液中
に注入し、塩化メチレンで抽出し、乾燥させ、減圧下で
蒸発乾固させた。残渣466mgをシリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:
1の混合物)にかけて、所期の化合物225mgが得られた。
融点148℃。[α]D=+83゜±2.5゜(c=0.5%、エ
タノール)。
ル−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物0.5gを無水テトラヒド
ロフラン10cm3中に含有させた溶液に20℃において0.6M
臭化メチルマグネシウム13.7cm3を添加した。この反応
混合物を2時間撹拌し、これを塩化アンモニウム溶液中
に注入し、塩化メチレンで抽出し、乾燥させ、減圧下で
蒸発乾固させた。残渣466mgをシリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:
1の混合物)にかけて、所期の化合物225mgが得られた。
融点148℃。[α]D=+83゜±2.5゜(c=0.5%、エ
タノール)。
IRスペクトル(CHCl3): 分析:C34H55NO3=525.82 C% H% N% 計算値: 77.66 10.54 2.66 実測値: 77.9 10.8 2.5 例55:3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(1
0)−トリエン−20−イン−11β−ウンデカンアミド 例54の工程Aにおいて得られた化合物0.954gから出発
してリチウムアセチリド−エチレンジアミン錯体1.470g
を用いて例21の工程Cにおけるように操作した。シリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと
アセトンとの比9:1の混合物)にかけた後に、目的化合
物284mgが得られた。[α]D=+43.5゜±3゜(c=
0.2%、エタノール)。
メチルエチル)−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(1
0)−トリエン−20−イン−11β−ウンデカンアミド 例54の工程Aにおいて得られた化合物0.954gから出発
してリチウムアセチリド−エチレンジアミン錯体1.470g
を用いて例21の工程Cにおけるように操作した。シリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと
アセトンとの比9:1の混合物)にかけた後に、目的化合
物284mgが得られた。[α]D=+43.5゜±3゜(c=
0.2%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3600cm-1 C≡C 3305cm-1 芳香族 1582、1499cm-1 分析:C35H53NO3=535.82 C% H% N% 計算値: 78.46 9.97 2.61 実測値: 78.5 9.9 2.4 例56:プロパン酸3−ヒドロキシ−11β−[11−[メチ
ル−(1−メチルエチル)アミノ]−11−オキソウンデ
シル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−イル 工程A:11β−N−メチル−N−(1−メチルエチル)エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド3,17
β−ジプロパノエート 例16の工程Bにおいて得られた化合物0.511gをピリジ
ン5.1cm3中に含有させた溶液に塩化プロピオニル0.3cm3
を添加し、この全体を1時間45分間撹拌し、塩化プロピ
オニル0.1cm3を添加し、1時間30分間撹拌し、次いでこ
の反応混合物を氷水30g中に注入し、酢酸エチルで抽出
し、洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸留乾固させた。化合
物0.848gが得られ、これをシリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比6:
4の混合物)にかけた。
ル−(1−メチルエチル)アミノ]−11−オキソウンデ
シル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−イル 工程A:11β−N−メチル−N−(1−メチルエチル)エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエンウンデカンアミド3,17
β−ジプロパノエート 例16の工程Bにおいて得られた化合物0.511gをピリジ
ン5.1cm3中に含有させた溶液に塩化プロピオニル0.3cm3
を添加し、この全体を1時間45分間撹拌し、塩化プロピ
オニル0.1cm3を添加し、1時間30分間撹拌し、次いでこ
の反応混合物を氷水30g中に注入し、酢酸エチルで抽出
し、洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸留乾固させた。化合
物0.848gが得られ、これをシリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比6:
4の混合物)にかけた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:プロパン酸3−ヒドロキシ−11β−[11−[メチ
ル−(1−メチルエチル)アミノ]−11−オキソウンデ
シル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−イル 工程Aにおいて得られた化合物0.34gをメタノール4cm
3中に含有させた溶液に重炭酸カリウム55mgの溶液0.4cm
3を添加した。この混合物を周囲温度において22時間撹
拌し、水を添加し、塩化メチレンで抽出、洗浄し、乾燥
させ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣0.304gをシリカを
用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと
酢酸エチルとの比6:4の混合物)にかけて、目的化合物
0.285gが得られた。
ル−(1−メチルエチル)アミノ]−11−オキソウンデ
シル]エストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−イル 工程Aにおいて得られた化合物0.34gをメタノール4cm
3中に含有させた溶液に重炭酸カリウム55mgの溶液0.4cm
3を添加した。この混合物を周囲温度において22時間撹
拌し、水を添加し、塩化メチレンで抽出、洗浄し、乾燥
させ、減圧下で蒸発乾固させた。残渣0.304gをシリカを
用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと
酢酸エチルとの比6:4の混合物)にかけて、目的化合物
0.285gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3600cm-1 カルバメート 1720cm-1 C=O(アミド) 1617cm-1 芳香族 1582、1498cm-1 分析:C36H57NO4=567.86 C% H% N% 計算値: 76.14 10.12 2.47 実測値: 76.4 10.3 2.3 例57:N,N−ビス−(1−メチルエチル)−17β−ヒドロ
キシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ウン
デカンアミド 工程A:N,N−ビス−(1−メチルエチル)−17β−アセ
チルオキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−ウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた17β−アセチルオ
キシ−3−オキソ−11β−エストラ4,9−ジエンウンデ
カン酸1.44gから出発してジイソプロピルアミン2.1cm3
を用いて例3の工程Aにおけるように操作した。シリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的
化合物0.533gが得られた。
キシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ウン
デカンアミド 工程A:N,N−ビス−(1−メチルエチル)−17β−アセ
チルオキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−ウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた17β−アセチルオ
キシ−3−オキソ−11β−エストラ4,9−ジエンウンデ
カン酸1.44gから出発してジイソプロピルアミン2.1cm3
を用いて例3の工程Aにおけるように操作した。シリカ
を用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサン
と酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的
化合物0.533gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OAc 1728cm-1 ジエノン 1654cm-1 工程B:N,N−ビス−(1−メチルエチル)−17β−ヒド
ロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ウ
ンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物248mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物91mg
が得られた。
ロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β−ウ
ンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物248mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物91mg
が得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 分析:C35H57NO3=539.85 C% H% N% 計算値: 77.87 10.64 2.59 実測値: 77.6 10.7 2.5 例58:N,N−ビス−(1−メチルエチル)−3,17β−ジヒ
ドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−ウ
ンデカンアミド 例57の工程Aにおいて得られた化合物0.952gから出発
して例8におけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物30.2mg
が得られた。
ドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−ウ
ンデカンアミド 例57の工程Aにおいて得られた化合物0.952gから出発
して例8におけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチル
との比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物30.2mg
が得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3607cm-1 C=O 1617cm-1(アミドIII) 芳香族 1582、1498cm-1 例59:3,17β−ジヒドロキシ−α,N−ジメチル−N−
(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−ウンデカンアミド 工程A:3,17β−ビス(テトラヒドロピラニルオキシ)−
N−メチル−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 例16の工程Bにおいて得られた化合物1.045gとエーテ
ル50cm3とジヒドロピラン3.75cm3とp−トルエンスルホ
ン酸30mgとの混合物を1時間撹拌した。次いでこの混合
物を飽和重炭酸ナトリウム溶液100cm3中に注入し、エー
テルで抽出した。減圧下で蒸発乾固させて樹脂2.216gが
得られ、これをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液は塩化メチレンとアセトンとの比95:5の混合物)に
かけた。目的化合物1.38gが得られた。
(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−ウンデカンアミド 工程A:3,17β−ビス(テトラヒドロピラニルオキシ)−
N−メチル−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 例16の工程Bにおいて得られた化合物1.045gとエーテ
ル50cm3とジヒドロピラン3.75cm3とp−トルエンスルホ
ン酸30mgとの混合物を1時間撹拌した。次いでこの混合
物を飽和重炭酸ナトリウム溶液100cm3中に注入し、エー
テルで抽出した。減圧下で蒸発乾固させて樹脂2.216gが
得られ、これをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶
出液は塩化メチレンとアセトンとの比95:5の混合物)に
かけた。目的化合物1.38gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:3,17β−ジヒドロキシ−α,N−ジメチル−N−
(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物435mgから出発した例3
9の工程Bにおけるように操作した。化合物430mgが得ら
れ、この化合物のピラニルを、エタノール4cm3と2N塩酸
4cm3との混合物中で撹拌することによって加水分解し
た。減圧下で半分の容量まで濃縮し、塩化メチレンで抽
出した後に、シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液は塩化メチレンとメタノールとの比95:5の混合物)に
かけて、目的化合物0.178gが得られた。[α]D=+90
゜±2゜(c=0.15%、エタノール)。
(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物435mgから出発した例3
9の工程Bにおけるように操作した。化合物430mgが得ら
れ、この化合物のピラニルを、エタノール4cm3と2N塩酸
4cm3との混合物中で撹拌することによって加水分解し
た。減圧下で半分の容量まで濃縮し、塩化メチレンで抽
出した後に、シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液は塩化メチレンとメタノールとの比95:5の混合物)に
かけて、目的化合物0.178gが得られた。[α]D=+90
゜±2゜(c=0.15%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3605cm-1 C=O 1615cm-1(アミドIII) 芳香族 1582、1498cm-1 例60:3,17β−ジヒドロキシ−α,α−ジメチル−N−
メチル−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 例59の工程Aにおいて得られた化合物210mgから出発
して例39の工程Cにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセ
トンとの比95:5の混合物)にかけた後に、目的化合物10
3mgが得られた。[α]D=+72゜±2.5゜(c=0.15
%、エタノール)。
メチル−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 例59の工程Aにおいて得られた化合物210mgから出発
して例39の工程Cにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセ
トンとの比95:5の混合物)にかけた後に、目的化合物10
3mgが得られた。[α]D=+72゜±2.5゜(c=0.15
%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3604cm-1 C=O 1600cm-1 芳香族 1580、1498cm-1 分析:C35H57NO3 C% H% N% 計算値: 77.87 10.64 2.59 実測値: 77.9 10.8 2.5 例61:1−[11−(17β−ヒドロキシ−3−オキソエスト
ラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウンデシ
ル]−4−メチルピペラジン 工程A:1−[11−(17β−アセチルオキシ−3−オキソ
エストラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウ
ンデシル]−4−メチルピペラジン 製造例5の工程Eにおいて得られた酸3.886gから出発
してN−メチルピペラジン4.33cm3を用いて例3の工程
Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸メチルとメタノールとの比95:5
の混合物及び次いで比90:10の混合物)にかけた後に、
目的化合物3.14gが得られた。
ラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウンデシ
ル]−4−メチルピペラジン 工程A:1−[11−(17β−アセチルオキシ−3−オキソ
エストラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウ
ンデシル]−4−メチルピペラジン 製造例5の工程Eにおいて得られた酸3.886gから出発
してN−メチルピペラジン4.33cm3を用いて例3の工程
Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸メチルとメタノールとの比95:5
の混合物及び次いで比90:10の混合物)にかけた後に、
目的化合物3.14gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:1−[11−(17β−ヒドロキシ−3−オキソエス
トラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウンデ
シル]−4−メチルピペラジン 工程Aにおいて得られた化合物1.398gから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとメタノール
との比95:5の混合物)にかけた後に、所期の化合物1.01
2gが得られた。[α]D=−36゜±2.5゜(c=0.5%、
エタノール)。
トラ−4,9−ジエン−11β−イル)−1−オキソウンデ
シル]−4−メチルピペラジン 工程Aにおいて得られた化合物1.398gから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとメタノール
との比95:5の混合物)にかけた後に、所期の化合物1.01
2gが得られた。[α]D=−36゜±2.5゜(c=0.5%、
エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): 分析:C34H54N2O3=538.82 C% H% N% 計算値: 75.78 10.10 5.20 実測値: 75.9 10.1 5.1 例62:1−[11−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル)−1−オキソウンデ
シル]−4−メチルピペラジン 例61の工程Aにおいて得られた化合物1.619gから出発
して例2におけるように操作した。シリカを用いた2回
の連続したクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とメタノールとの比95:5の混合物)にかけた後に、目的
化合物466mgが得られた。[α]D=+70.5゜±2.5゜
(c=0.5%、エタノール)。
5(10)−トリエン−11β−イル)−1−オキソウンデ
シル]−4−メチルピペラジン 例61の工程Aにおいて得られた化合物1.619gから出発
して例2におけるように操作した。シリカを用いた2回
の連続したクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレン
とメタノールとの比95:5の混合物)にかけた後に、目的
化合物466mgが得られた。[α]D=+70.5゜±2.5゜
(c=0.5%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3610cm-1 アミドIII 1622cm-1 芳香族 1582、1498cm-1 分析:C34H54N2O3=538.82 C% H% N% 計算値: 75.78 10.10 5.20 実測値: 76.0 10.0 5.1 例63:N−(2−クロル−2−メチルプロピル)−17β−
ヒドロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−ウンデカンアミド 工程A:N−(2−クロル−2−メチルプロピル)−17β
−アセチルオキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン
−11β−ウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた化合物2.35gから
出発して2,2−ジメチルアジリジン2.5cm3を用いて例3
の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの
比92.5:7.5の混合物)にかけた後に、化合物2.08gが得
られた。
ヒドロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−ウンデカンアミド 工程A:N−(2−クロル−2−メチルプロピル)−17β
−アセチルオキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン
−11β−ウンデカンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた化合物2.35gから
出発して2,2−ジメチルアジリジン2.5cm3を用いて例3
の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの
比92.5:7.5の混合物)にかけた後に、化合物2.08gが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3): =C−NH 3445cm-1 OAc 1728cm-1 ジエノン+アミドIII 1657cm-1 アミドII 1517cm-1 工程B:N−(2−クロル−2−メチルプロピル)−17β
−ヒドロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11
β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物720mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物420mg
が得られた。[α]D=−38゜±1゜(c=0.7%、エ
タノール)。
−ヒドロキシ−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11
β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物720mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物420mg
が得られた。[α]D=−38゜±1゜(c=0.7%、エ
タノール)。
IRスペクトル(CHCl3): 例64:N−(2−クロル−2−メチルプロピル)−3,17β
−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−ウンデカンアミド 工程A:N−(2−クロル−2−メチルプロピル)−3,17
β−ジアセチルオキシエストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−ウンデカンアミド 例63において得られた化合物970mgから出発して臭化
アセチル1cm3及び無水酢酸2cm3を用いて例8の工程Aに
おけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比7:3
の混合物)の後に、目的化合物650mgが得られた。
−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−ウンデカンアミド 工程A:N−(2−クロル−2−メチルプロピル)−3,17
β−ジアセチルオキシエストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−ウンデカンアミド 例63において得られた化合物970mgから出発して臭化
アセチル1cm3及び無水酢酸2cm3を用いて例8の工程Aに
おけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフ
ィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比7:3
の混合物)の後に、目的化合物650mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:N−(2−クロル−2−メチルプロピル)−3,17
β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
1β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物640mgから出発して例
8の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比6:4の混合物)にかけた後に、所期の化合物512
mgが得られた。[α]D=+83゜±3゜(c=0.5%、
エタノール)。
β−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−1
1β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物640mgから出発して例
8の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比6:4の混合物)にかけた後に、所期の化合物512
mgが得られた。[α]D=+83゜±3゜(c=0.5%、
エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): 例65:3,17β−ジヒドロキシ−N−メトキシ−N−メチ
ルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−ウンデカ
ンアミド 工程A:17β−アセチルオキシ−N−メトキシ−N−メチ
ル−3−オキソエストラ4,9−ジエン−11β−ウンデカ
ンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた酸1.93gから出発
してN,O−ジメチルヒドロキシルアミン1.3cm3を用いて
例3の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比1:1の混合物)にかけた後に、所期の化合物
1.867gが得られた。
ルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−ウンデカ
ンアミド 工程A:17β−アセチルオキシ−N−メトキシ−N−メチ
ル−3−オキソエストラ4,9−ジエン−11β−ウンデカ
ンアミド 製造例5の工程Eにおいて得られた酸1.93gから出発
してN,O−ジメチルヒドロキシルアミン1.3cm3を用いて
例3の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エ
チルとの比1:1の混合物)にかけた後に、所期の化合物
1.867gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OAc 1728cm-1 共役ケトン+アミドIII 1653cm-1 C=C 1601cm-1 工程B:3,17β−ビス(アセチルオキシ)−N−メトキシ
−N−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β
−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物935mgから出発して臭
化アセチル0.75cm3及び無水酢酸15cm3を用いて例8のの
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルと
の比7:3の混合物)にかけた後に、目的化合物898gが得
られた。
−N−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β
−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物935mgから出発して臭
化アセチル0.75cm3及び無水酢酸15cm3を用いて例8のの
工程Aにおけるように操作した。シリカを用いたクロマ
トグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルと
の比7:3の混合物)にかけた後に、目的化合物898gが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3): アセテート 1727、1746cm-1 アミドIII 1647cm-1 芳香族 1583、1494cm-1 工程C:3,17β−ジヒドロキシ−N−メトキシ−N−メチ
ルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−ウンデカ
ンアミド 工程Bにおいて得られた化合物850mgから出発して例
8の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比6:4の混合物)にかけた後に、目的化合物630mg
が得られた。[α]D=+92゜±2゜(c=1%、エタ
ノール)。
ルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−ウンデカ
ンアミド 工程Bにおいて得られた化合物850mgから出発して例
8の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比6:4の混合物)にかけた後に、目的化合物630mg
が得られた。[α]D=+92゜±2゜(c=1%、エタ
ノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3604cm-1 アミドIII 1643cm-1 芳香族 1583、1498cm-1 分析:C31H49NO4=499.74 C% H% N% 計算値: 74.51 9.88 2.80 実測値: 74.4 10.1 2.7 例66:17β−ヒドロキシ−N−メトキシ−N−メチル−
3−オキソエストラ4,9−ジエン−11β−ウンデカンア
ミド 例65の工程Aにおいて得られた化合物770mgから出発
して例1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢
酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合
物690mgが得られた。
3−オキソエストラ4,9−ジエン−11β−ウンデカンア
ミド 例65の工程Aにおいて得られた化合物770mgから出発
して例1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢
酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合
物690mgが得られた。
[α]D=−38゜±1゜(c=0.65%、エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3614cm-1 ジエノン+アミドIII 1652cm-1 C=C 1601cm-1 分析:C31H49NO4=499.74 C% H% N% 計算値: 74.51 9.88 2.80 実測値: 74.5 9.8 2.6 例67の製造例:17β−アセチルオキシ−11β−(11−ヒ
ドキシウンデシル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造例8の工程Aにおいて得られた化合物5.8gから出
発して製造例5の工程B、C及びDにおけるように操作
した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシ
クロヘキサンと酢酸エチルとの比6:4の混合物)にかけ
た後に、所期の化合物2.847gが得られた。
ドキシウンデシル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン 製造例8の工程Aにおいて得られた化合物5.8gから出
発して製造例5の工程B、C及びDにおけるように操作
した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシ
クロヘキサンと酢酸エチルとの比6:4の混合物)にかけ
た後に、所期の化合物2.847gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3624cm-1 C=O 1730cm-1(OAc) ジエノン 1654、1601cm-1 例67:17β−ヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−ドデカンアミド 工程A:17β−アセチルオキシ−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−1
1β−ドデカンアミド 上記製造例において得られた化合物2.847gから出発し
てHeilbrno−Jones試薬4.8cm3を用いて例1の工程Aに
おけるように操作した。中間体の酸2.787gが得られた。
この未精製の酸2gから出発してN−メチルイソプロピル
アミン1.6cm3を用いてアミド化を実施した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセ
トンとの比95:5の混合物)にかけた後に、目的化合物1.
8gが得られた。
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−ドデカンアミド 工程A:17β−アセチルオキシ−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−1
1β−ドデカンアミド 上記製造例において得られた化合物2.847gから出発し
てHeilbrno−Jones試薬4.8cm3を用いて例1の工程Aに
おけるように操作した。中間体の酸2.787gが得られた。
この未精製の酸2gから出発してN−メチルイソプロピル
アミン1.6cm3を用いてアミド化を実施した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセ
トンとの比95:5の混合物)にかけた後に、目的化合物1.
8gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 工程B:17β−ヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−ドデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物545mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチルアミ
ンとの比95:5の混合物)にかけた後に、所期の化合物42
0mgが得られた。[α]D=−25゜±2゜(c=0.5%、
エタノール)。
ルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−ジエン−11β
−ドデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物545mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチルアミ
ンとの比95:5の混合物)にかけた後に、所期の化合物42
0mgが得られた。[α]D=−25゜±2゜(c=0.5%、
エタノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3613cm-1 分析:C34H55NO3=525.82 C% H% N% 計算値: 77.46 10.54 2.66 実測値: 77.4 10.6 2.5 例68:3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−ドデカンアミド 例67の工程Aにおいて得られた化合物1.276gから出発
して例2におけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチルアミン
との比9:1の混合物)にかけた後に、目的化合物735mgが
得られた。[α]D=+86.5゜±2.5゜(c=0.6%、エ
タノール)。
メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−ドデカンアミド 例67の工程Aにおいて得られた化合物1.276gから出発
して例2におけるように操作した。シリカを用いたクロ
マトグラフィー(溶出液はトルエンとトリエチルアミン
との比9:1の混合物)にかけた後に、目的化合物735mgが
得られた。[α]D=+86.5゜±2.5゜(c=0.6%、エ
タノール)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3605cm-1 C=O 1617cm-1(アミドIII) 芳香族 1582、1498cm-1 例69:(E)12−[3,17β−ジピドロキシ−N−メチル
−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−11β−イル]−2−ドデカンアミド 工程A:10−(17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−
4,9−ジエン−11β−イル)−デカナール 塩化オキサリル0.18cm3及び塩化メチレン5cm3を含有
させて−70℃に冷却した溶液に、塩化メチレン5cm3中に
ジメチルホルムアミド0.29cm3を含有させた溶液を滴下
した。−60〜−70℃において15分間撹拌し、例50の製造
例において得られた化合物650mgを塩化メチレン5cm3中
に含有させた溶液を添加した。−60℃において30分間撹
拌し、トリエチルアンミン2cm3を添加した。この混合物
を周囲温度に戻し、水で希釈し、塩化メチレンで抽出
し、水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサンと酢酸エチルとの比7:3の混合物)にかけた後
に、目的化合物580mgが得られた。
−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−11β−イル]−2−ドデカンアミド 工程A:10−(17β−アセトキシ−3−オキソエストラ−
4,9−ジエン−11β−イル)−デカナール 塩化オキサリル0.18cm3及び塩化メチレン5cm3を含有
させて−70℃に冷却した溶液に、塩化メチレン5cm3中に
ジメチルホルムアミド0.29cm3を含有させた溶液を滴下
した。−60〜−70℃において15分間撹拌し、例50の製造
例において得られた化合物650mgを塩化メチレン5cm3中
に含有させた溶液を添加した。−60℃において30分間撹
拌し、トリエチルアンミン2cm3を添加した。この混合物
を周囲温度に戻し、水で希釈し、塩化メチレンで抽出
し、水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。
シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘ
キサンと酢酸エチルとの比7:3の混合物)にかけた後
に、目的化合物580mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=Oアルデヒド+アセテート 1723cm-1 ジエノン 1655、1601cm-1 工程B:(E)12−[17β−アセトキシ−N−メチル−N
−(1−メチルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−
ジエン−11β−イル]−2−ドデカンアミド ホスホランの製造 N−メチル−N−イソプロピルブロムアセトアミド1c
m3をエーテル20cm3中に含有させた溶液にトリフェニル
ホスフィン2gを添加した。この混合物を3時間撹拌し、
デカンテーションによって沈殿を分離し、これをエーテ
ル中で粉砕し、再びデカンテーションによって分離し、
水中に取り出した。得られた溶液をエーテルで洗浄し、
これを2N水酸化ナトリウムでアルカリ性にし、エーテル
で抽出し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。所期の
オスホラン980mgが得られた。エーテル性母液からさら
に1.190gのホスホランが回収された。
−(1−メチルエチル)−3−オキソエストラ−4,9−
ジエン−11β−イル]−2−ドデカンアミド ホスホランの製造 N−メチル−N−イソプロピルブロムアセトアミド1c
m3をエーテル20cm3中に含有させた溶液にトリフェニル
ホスフィン2gを添加した。この混合物を3時間撹拌し、
デカンテーションによって沈殿を分離し、これをエーテ
ル中で粉砕し、再びデカンテーションによって分離し、
水中に取り出した。得られた溶液をエーテルで洗浄し、
これを2N水酸化ナトリウムでアルカリ性にし、エーテル
で抽出し、乾燥させ、減圧下で蒸発乾固させた。所期の
オスホラン980mgが得られた。エーテル性母液からさら
に1.190gのホスホランが回収された。
縮合 工程Aにおいて得られたアルデヒドをテトラヒドロフ
ラン5cm3中に含有させた溶液に、上で得られたホスホラ
ン653mgをテトラヒドロフラン6cm3中に含有させた溶液
を添加した。この混合物を周囲温度において43時間放置
し、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比
1:1の混合物)にかけた。目的化合物580mgが得られた。
ラン5cm3中に含有させた溶液に、上で得られたホスホラ
ン653mgをテトラヒドロフラン6cm3中に含有させた溶液
を添加した。この混合物を周囲温度において43時間放置
し、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比
1:1の混合物)にかけた。目的化合物580mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OAc 1728cm-1 ジエノン 1655cm-1 共役アミド 1600cm-1 工程C:(E)12−[3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル
−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−11β−イル]−2−ドデカンアミド 工程Bにおいて得られた化合物580mgから出発して例
8におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比
1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物430mgが得られ
た。
−N−(1−メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−11β−イル]−2−ドデカンアミド 工程Bにおいて得られた化合物580mgから出発して例
8におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグ
ラフィー(溶出液は酢酸エチルとシクロヘキサンとの比
1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物430mgが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3604cm-1 共役アミドIII 1655、1597cm-1 芳香族 1498cm-1 分析:C34H53NO3=523.81 C% H% N% 計算値: 77.96 10.19 2.67 実測値: 77.8 10.3 2.4 例70の製造例:5α−ヒドロキシ−11β−(12−ヒドロキ
シドデシル)エストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−
(1,2−エタンジイル環状アセタール) 製造例8の工程Aにおいて得られた化合物4.2gを1M弗
化テトラブチルアンモニウム溶液29cm3と共に3時間撹
拌した。重炭酸ナトリウム200cm3を添加し、30分間撹拌
し、次いで塩化メチレンで抽出した。蒸発乾固させ、残
渣6.27gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混合物)にかけ
た。目的化合物2.43gが得られた。
シドデシル)エストラ−9−エン−3,17−ジオンの3−
(1,2−エタンジイル環状アセタール) 製造例8の工程Aにおいて得られた化合物4.2gを1M弗
化テトラブチルアンモニウム溶液29cm3と共に3時間撹
拌した。重炭酸ナトリウム200cm3を添加し、30分間撹拌
し、次いで塩化メチレンで抽出した。蒸発乾固させ、残
渣6.27gをシリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の混合物)にかけ
た。目的化合物2.43gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3602cm-1 C=O 1733cm-1 例70:3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−トリデカンアミド 工程A:5−ヒドロキシ−11−[12−(フェニルメチルス
ルオニルオキシ)ドデシル]エストラ−9−エン−3,17
−ジオンの(5α,11β)−3−(1,2−エタンジイル環
状アセタール) 上記製造例において得られた化合物3.65gから出発し
て塩化p−トルエンスルホニル5gを用いて例40の工程A
におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の
混合物)にかけた後に、所期の化合物3.54gが得られ、
これをそのまま次の工程で使用した。
メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−トリデカンアミド 工程A:5−ヒドロキシ−11−[12−(フェニルメチルス
ルオニルオキシ)ドデシル]エストラ−9−エン−3,17
−ジオンの(5α,11β)−3−(1,2−エタンジイル環
状アセタール) 上記製造例において得られた化合物3.65gから出発し
て塩化p−トルエンスルホニル5gを用いて例40の工程A
におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比9:1の
混合物)にかけた後に、所期の化合物3.54gが得られ、
これをそのまま次の工程で使用した。
工程B:5−ヒドロキシ−11−[12−(ヨード)ドデシ
ル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの(5α,11
β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタール) 工程Aにおいて得られた化合物3.5gから出発して沃化
ナトリウム1.17gを用いて例40の工程Bにおけるように
操作した。目的化合物4.199gが得られた。
ル]エストラ−9−エン−3,17−ジオンの(5α,11
β)−3−(1,2−エタンジイル環状アセタール) 工程Aにおいて得られた化合物3.5gから出発して沃化
ナトリウム1.17gを用いて例40の工程Bにおけるように
操作した。目的化合物4.199gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3506cm-1 C=O 1733cm-1 工程C:13−[(5α,11β)−3−(1,2−エタンジイル
環状アセタール)5−ヒドロキシ−11β−イル]トリデ
カンニトリル 工程Bにおいて得られた化合物4.19gから出発してシ
アン化カリウム1.1gを用いて例40の工程Cにおけるよう
に操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比6:4の混合物)
にかけた後に、所期の化合物2.423gが得られた。
環状アセタール)5−ヒドロキシ−11β−イル]トリデ
カンニトリル 工程Bにおいて得られた化合物4.19gから出発してシ
アン化カリウム1.1gを用いて例40の工程Cにおけるよう
に操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出
液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの比6:4の混合物)
にかけた後に、所期の化合物2.423gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3504cm-1 C≡N 2388cm-1 C=O 1733cm-1 工程D:13−[エストラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン−1
1β−イル]トリデカンニトリル 工程Cにおいて得られた化合物2.4gから出発して製造
例2の工程Bにおけるように操作した。目的化合物2.11
gが得られた。
1β−イル]トリデカンニトリル 工程Cにおいて得られた化合物2.4gから出発して製造
例2の工程Bにおけるように操作した。目的化合物2.11
gが得られた。
工程E:13−[3−アセチルオキシ−17−オキソ−1,3,5
(10)−トリエン−11β−イル]トリデカンジイル 工程Dにおいて得られた化合物2.04gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比5:5の混合物)にかけた後に、2つの留分(A1.
1g及びB0.817g、目的化合物)が得られた。
(10)−トリエン−11β−イル]トリデカンジイル 工程Dにおいて得られた化合物2.04gから出発して例
3の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比5:5の混合物)にかけた後に、2つの留分(A1.
1g及びB0.817g、目的化合物)が得られた。
IRスペクトル(CHCl3)(留分Aについて): C≡N 2240cm-1 C=O 1735cm-1 1758cm-1(ep.) 芳香族 1607、1581、1493cm-1 工程F:3−イソブチルカルボニルオキシ−N−ブチル−
N−メチル−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−11β−トリデカンアミド 工程Eにおいて得られた化合物B0.817gから出発して
N−メチルイソブチルアミン0.54cm3を用いて例40の工
程Eにおけるように操作した。シリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの
比7:3の混合物)にかけた後に、目的化合物603mgが得ら
れた。
N−メチル−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−11β−トリデカンアミド 工程Eにおいて得られた化合物B0.817gから出発して
N−メチルイソブチルアミン0.54cm3を用いて例40の工
程Eにおけるように操作した。シリカを用いたクロマト
グラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチルとの
比7:3の混合物)にかけた後に、目的化合物603mgが得ら
れた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1753、1735、1621cm-1 工程G:3−イソブチルカルボニルオキシ−17β−ヒドロ
キシ−N−ブチル−N−メチル−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−トリデカンアミド 工程Fにおいて得られた化合物573mgから出発して水
素化トリ−t−ブトキシアルミニウム406mgを用いて例4
0の工程Fのa)におけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢
酸エチルとの比7:3の混合物)にかけた後に、目的化合
物325mgが得られた。
キシ−N−ブチル−N−メチル−1,3,5(10)−トリエ
ン−11β−トリデカンアミド 工程Fにおいて得られた化合物573mgから出発して水
素化トリ−t−ブトキシアルミニウム406mgを用いて例4
0の工程Fのa)におけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢
酸エチルとの比7:3の混合物)にかけた後に、目的化合
物325mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1756cm-1 アミドIII 1621cm-1 芳香族 1494cm-1 工程H:3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−
メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−トリデカンアミド 工程Gにおいて得られた化合物283mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比4:6の混合物)にかけた後に、所期の化合物215
mgが得られた。[α]D=−17゜±1゜(c=1%、エ
タノール)。
メチルエチル)エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11
β−トリデカンアミド 工程Gにおいて得られた化合物283mgから出発して例
1の工程Bにおけるように操作した。シリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比4:6の混合物)にかけた後に、所期の化合物215
mgが得られた。[α]D=−17゜±1゜(c=1%、エ
タノール)。
分析:C35H57NO3=539.85 C% H% N% 計算値: 79.38 9.54 2.50 実測値: 79.3 9.7 2.5 例71の製造例A:[(8−ブロムオクチル)オキシ]ジメ
チル−(1,1−ジメチルエチル)シラン 8−ブロムオクタノール3.97g、ジメチルホルムアミ
ド19cm3、イミダゾール1.55g及びジメチルt−ブチルク
ロルシラン3.32gから出発して製造例13におけるように
操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
はシクロヘキサンとトルエンとの比8:2の混合物)にか
けた後に、所期の化合物5.4gが得られた。
チル−(1,1−ジメチルエチル)シラン 8−ブロムオクタノール3.97g、ジメチルホルムアミ
ド19cm3、イミダゾール1.55g及びジメチルt−ブチルク
ロルシラン3.32gから出発して製造例13におけるように
操作した。シリカを用いたクロマトグラフィー(溶出液
はシクロヘキサンとトルエンとの比8:2の混合物)にか
けた後に、所期の化合物5.4gが得られた。
例71の製造例B:ブロム−N−メチル−N−(1−メチル
エチル)アセトアミド 臭化アセチル10cm3をエーテル150cm3中に含有させて
−20℃に冷却した溶液に、メチルイソプロピルアミン26
cm3をエーテル100cm3中に含有させた溶液を添加した。
この混合物を放置して20℃に戻し、20℃において30分間
撹拌した。水で希釈し、デカンテーションし、エーテル
で抽出し、乾燥させ、蒸留によって分離した。所期の化
合物13gが得られた。沸点71〜72℃/1mmHg。
エチル)アセトアミド 臭化アセチル10cm3をエーテル150cm3中に含有させて
−20℃に冷却した溶液に、メチルイソプロピルアミン26
cm3をエーテル100cm3中に含有させた溶液を添加した。
この混合物を放置して20℃に戻し、20℃において30分間
撹拌した。水で希釈し、デカンテーションし、エーテル
で抽出し、乾燥させ、蒸留によって分離した。所期の化
合物13gが得られた。沸点71〜72℃/1mmHg。
例71の製造例C:11β−(8−ヒドロキシオクチル)エス
トラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン 工程A:11β−[8−(ジメチルエチル)(1,1−ジメチ
ルエチル)シリルオキシ]オクチル−5α−ヒドロキシ
エストラ−9−エン−3,17−ジオン ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
5α,10αのエポキシエストラ−9,11−エン−3,17−ジ
オンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタール)3.96g
から出発して[(8−ブロムオクチル)オキシ]ジメチ
ル−(1,1−ジメチルエチル)シラン(例71の製造例
A)5.4g、マグネシウム削り屑1g及び塩化銅0.4gを用い
て製造例1の工程Aにおけるように操作した。Lichroso
rb Rp18を用いたクロマトグラフィー(溶出液はエタノ
ールと水との比9:1の混合物)にかけた後に、所期の化
合物3.85gが得られ、これをそのまま次の工程で使用し
た。
トラ−4,9−ジエン−3,17−ジオン 工程A:11β−[8−(ジメチルエチル)(1,1−ジメチ
ルエチル)シリルオキシ]オクチル−5α−ヒドロキシ
エストラ−9−エン−3,17−ジオン ヨーロッパ特許第0057115号の例7に従って得られた
5α,10αのエポキシエストラ−9,11−エン−3,17−ジ
オンの3−(1,2−エタンジイル環状アセタール)3.96g
から出発して[(8−ブロムオクチル)オキシ]ジメチ
ル−(1,1−ジメチルエチル)シラン(例71の製造例
A)5.4g、マグネシウム削り屑1g及び塩化銅0.4gを用い
て製造例1の工程Aにおけるように操作した。Lichroso
rb Rp18を用いたクロマトグラフィー(溶出液はエタノ
ールと水との比9:1の混合物)にかけた後に、所期の化
合物3.85gが得られ、これをそのまま次の工程で使用し
た。
工程B:11β−(8−ヒドロキシオクチル)エストラ−4,
9−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物1.77gから出発して製
造例6の工程Aにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと酢酸エ
チルとの比1:1の混合物)の後に、目的化合物1.08gが得
られた。
9−ジエン−3,17−ジオン 工程Aにおいて得られた化合物1.77gから出発して製
造例6の工程Aにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンと酢酸エ
チルとの比1:1の混合物)の後に、目的化合物1.08gが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3) OH 3624cm-1 C=O 1735cm-1(17−ケト) 1656、1602cm-1(ジエノン) 例71:[[8−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3
(10)−トリエン−11β−イル)オクチル]オキシ]−
N−メチル−N−(1−メチルエチル)アセトアミド 工程A:[[8−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)−オクチル]オキシ]−N−メチル−
N−(1−メチルエチル)オクタンアミド 上記の製造例Cにおいて得られた化合物570mgをテト
ラヒドロフラン10cm3中にを含有させた溶液にブロム−
N−メチル−N−(1−メチルエチル)アセトアミド
(例71の製造例Bにおいて得られたもの)1.4cm3及び沃
化ナトリウム285mgを添加し、次いで油中50%の水素化
ナトリウム140mgを添加した。1時間撹拌し、この混合
物を0℃において1N塩酸溶液中に注入し、塩化メチレン
で抽出した。蒸発乾固させ、残渣2gをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとエーテルとの
比8:2の混合物)にかけた。目的化合物350mgが得られ
た。
(10)−トリエン−11β−イル)オクチル]オキシ]−
N−メチル−N−(1−メチルエチル)アセトアミド 工程A:[[8−(3,17−ジオキソエストラ−4,9−ジエ
ン−11β−イル)−オクチル]オキシ]−N−メチル−
N−(1−メチルエチル)オクタンアミド 上記の製造例Cにおいて得られた化合物570mgをテト
ラヒドロフラン10cm3中にを含有させた溶液にブロム−
N−メチル−N−(1−メチルエチル)アセトアミド
(例71の製造例Bにおいて得られたもの)1.4cm3及び沃
化ナトリウム285mgを添加し、次いで油中50%の水素化
ナトリウム140mgを添加した。1時間撹拌し、この混合
物を0℃において1N塩酸溶液中に注入し、塩化メチレン
で抽出した。蒸発乾固させ、残渣2gをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとエーテルとの
比8:2の混合物)にかけた。目的化合物350mgが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): 17−ケト 1736cm-1 3−ケト 1655cm-1 アミドIII 1628cm-1 C=C 1603cm-1 工程B:[[8−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−イル)オクチル]オキシ]
−N−メチル−N−(1−メチルエチル)アセトアミド 工程Aにおいて得られた化合物850mgから出発して例
3の工程B及びCにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとヘキサ
ンとの比75:25の混合物)にかけた後に化合物442mgが得
られ、これを酢酸エチルから再結晶した。こうして目的
化合物402mgが採集された。融点126℃。
5(10)−トリエン−11β−イル)オクチル]オキシ]
−N−メチル−N−(1−メチルエチル)アセトアミド 工程Aにおいて得られた化合物850mgから出発して例
3の工程B及びCにおけるように操作した。シリカを用
いたクロマトグラフィー(溶出液は酢酸エチルとヘキサ
ンとの比75:25の混合物)にかけた後に化合物442mgが得
られ、これを酢酸エチルから再結晶した。こうして目的
化合物402mgが採集された。融点126℃。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3605cm-1 C=O 1625cm-1 芳香族 1583、1498cm-1 分析:C32H51NO4=513.77 C% H% N% 計算値: 74.81 10.0 2.72 実測値: 74.5 9.8 2.5 例72の製造例: 工程A:5α,17β−ジヒドロキシ−11β−[11−[ジメチ
ル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]ウンデ
シル−17α−プレクナ−9−エン−20−インの(1,2−
エタジイル環状アセタール) 製造例5の工程Aにおいて得られた化合物4gから出発
してエチレンジアミン80cm3及びリチウムアセチリド−
エチレンジアミン錯体5.97gを用いて例21の工程Cにお
けるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比95:5の混合
物)の後に、目的化合物2.024gが得られた。
ル−(1,1−ジメチルエチル)シリル]オキシ]ウンデ
シル−17α−プレクナ−9−エン−20−インの(1,2−
エタジイル環状アセタール) 製造例5の工程Aにおいて得られた化合物4gから出発
してエチレンジアミン80cm3及びリチウムアセチリド−
エチレンジアミン錯体5.97gを用いて例21の工程Cにお
けるように操作した。シリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液は塩化メチレンとアセトンとの比95:5の混合
物)の後に、目的化合物2.024gが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): 5位置及び17位置のOH 3600、3500cm-1 C≡C 3305cm-1 OSi 836cm-1 工程B:17β−ヒドロキシ−11β−(11−ヒドロキシウン
デシル)−17α−プレグナ−4,9−ジエン−20−イン−
3−オン 工程Aにおいて得られた化合物1.05gから出発して製
造例6の工程Aにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセト
ンとの比9:1の混合物)の後に、目的化合物0.712gが得
られた。
デシル)−17α−プレグナ−4,9−ジエン−20−イン−
3−オン 工程Aにおいて得られた化合物1.05gから出発して製
造例6の工程Aにおけるように操作した。シリカを用い
たクロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセト
ンとの比9:1の混合物)の後に、目的化合物0.712gが得
られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3608cm-1 C≡CH 3304cm-1 ジエノン 1652、1598cm-1 例72:17β−ヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−3−オキソ−17α−プレグナ−4,9−ジエ
ン−20−イン−11β−ウンデカンアミド 上記製造例の工程Bにおいて得られた化合物1.3gから
出発してHeilbron−Jones試薬2.5cm3、炭酸バリウム3.1
1g及び次いでイソプロピルメチルアミン0.9cm3を用いて
例1の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトン
との比9:1の混合物)にかけた後に、目的化合物0.336g
が得られた。
ルエチル)−3−オキソ−17α−プレグナ−4,9−ジエ
ン−20−イン−11β−ウンデカンアミド 上記製造例の工程Bにおいて得られた化合物1.3gから
出発してHeilbron−Jones試薬2.5cm3、炭酸バリウム3.1
1g及び次いでイソプロピルメチルアミン0.9cm3を用いて
例1の工程Aにおけるように操作した。シリカを用いた
クロマトグラフィー(溶出液は塩化メチレンとアセトン
との比9:1の混合物)にかけた後に、目的化合物0.336g
が得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3600cm-1 C≡CH 3305cm-1 C=O 1651、1621cm-1 分析:C35H53NO3=535.82 C% H% N% 計算値: 78.46 9.97 2.61 実測値: 78.5 9.9 2.4 例73:N−ブチル−17β−ヒドロキシ−3−メトキシ−N
−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−ウ
ンデカンアミド 例13において得られた化合物194mgをアセトン3cm3中
に含有させた溶液に2N水酸化ナトリウム溶液0.2cm3を添
加した。周囲温度において10分間撹拌し、次いで硫酸ジ
メチル0.3cm3と全体が10cm3になるのに充分な量のアセ
トンとから調製した硫酸ジメチルのアセトン溶液0.5cm3
を添加した。周囲温度において10分間撹拌し、硫酸ジメ
チル溶液0.5cm3を添加した。20分後に2N水酸化ナトリウ
ム溶液0.2cm3及び次いで硫酸ジメチル溶液1cm3を添加し
た。20分後にさらに2N水酸化ナトリウム溶液0.2cm3及び
次いで硫酸ジメチル溶液1cm3を添加した。再び30分間撹
拌し、塩化アンモニウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽
出した。蒸発乾固させ、残渣220mgをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物190mg
が得られた。
−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−ウ
ンデカンアミド 例13において得られた化合物194mgをアセトン3cm3中
に含有させた溶液に2N水酸化ナトリウム溶液0.2cm3を添
加した。周囲温度において10分間撹拌し、次いで硫酸ジ
メチル0.3cm3と全体が10cm3になるのに充分な量のアセ
トンとから調製した硫酸ジメチルのアセトン溶液0.5cm3
を添加した。周囲温度において10分間撹拌し、硫酸ジメ
チル溶液0.5cm3を添加した。20分後に2N水酸化ナトリウ
ム溶液0.2cm3及び次いで硫酸ジメチル溶液1cm3を添加し
た。20分後にさらに2N水酸化ナトリウム溶液0.2cm3及び
次いで硫酸ジメチル溶液1cm3を添加した。再び30分間撹
拌し、塩化アンモニウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽
出した。蒸発乾固させ、残渣220mgをシリカを用いたク
ロマトグラフィー(溶出液はシクロヘキサンと酢酸エチ
ルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目的化合物190mg
が得られた。
IRスペクトル(CHCl2): OH 3612cm-1 C=C 1626cm-1 芳香族 1574、1500cm-1 分析:C35H57NO2=539.85 C% H% N% 計算値: v77.87 10.64 2.59 実測値: 77.7 10.8 2.5 例74:N−ブチル−4−(17β−ヒドロキシ−3−メトキ
シエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)−
N−メチルベンゼンオクタンアミド 例8において得られた化合物862mgをヘキサメチルホ
スホトリアミド8.6cm3中に含有させた溶液に1N水酸化ナ
トリウム溶液1.54cm3を添加し、次いで沃化メチル218mg
を滴下した。周囲温度において1時間撹拌し、1N水酸化
ナトリウム溶液1.5cm3を添加し、水で希釈し、酢酸エチ
ルで抽出し、洗浄し、減圧下で乾固させた。化合物1.01
7gが採集され、これをシリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液はトルエンとトリエチルアミンとの比9:1の
混合物)にかけたて、目的化合物592mgが得られた。
シエストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)−
N−メチルベンゼンオクタンアミド 例8において得られた化合物862mgをヘキサメチルホ
スホトリアミド8.6cm3中に含有させた溶液に1N水酸化ナ
トリウム溶液1.54cm3を添加し、次いで沃化メチル218mg
を滴下した。周囲温度において1時間撹拌し、1N水酸化
ナトリウム溶液1.5cm3を添加し、水で希釈し、酢酸エチ
ルで抽出し、洗浄し、減圧下で乾固させた。化合物1.01
7gが採集され、これをシリカを用いたクロマトグラフィ
ー(溶出液はトルエンとトリエチルアミンとの比9:1の
混合物)にかけたて、目的化合物592mgが得られた。
[α]D=−38.5゜±2.5゜(c=0.5%、エタノー
ル)。
ル)。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3610cm-1 C=O 1626cm-1 芳香族 1570、1501cm-1 分析:C38H65NO3=573.87 C% H% N% 計算値: 79.53 9.66 2.43 実測値: 79.3 9.9 2.4 例75の製造例:N−ヘプタフルオルブチル−N−メチルア
ミン塩酸塩 無水エーテル100cm3及び無水テトラヒドロフラン100c
m3を0℃に冷却し、次いでメチルアミンを10分間吹き込
んだ。無水ヘプタフルオル酪酸44.98gを30分かけて導入
し、これにメチルアミンを穏やかに吹き込み続けた。こ
の混合物を2時間撹拌し、周囲温度に戻した。減圧下で
蒸留して容量を減らし、無水テトラヒドロフラン200cm3
中に取り出し、ジボラン−ジメチルスルフィド錯体30cm
3をゆっくり導入した。この混合物を16時間還流し、次
いで周囲温度に冷却し、メタノール200cm3をゆっくり導
入した。次いで塩酸ガスを15分間吹き込んだ。1時間還
流し、次いで溶媒を減圧下で蒸留した。残渣をメタノー
ル200cm3中に取り出した。再び塩酸ガスを10分間吹き込
み、次いで2時間還流した。溶媒を蒸留し、氷冷6N塩酸
100cm3中で10分間撹拌した。分離し、2N塩酸で洗浄し、
乾燥させて、所期の化合物22.699gが得られた。得られ
た塩酸塩をエタノール140cm3から結晶化させることによ
って精製した。次いでエーテル140cm3を添加し、30分間
撹拌し、分離し、エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させ
た。目的化合物21.7gが得られた(約200℃において昇
華)。
ミン塩酸塩 無水エーテル100cm3及び無水テトラヒドロフラン100c
m3を0℃に冷却し、次いでメチルアミンを10分間吹き込
んだ。無水ヘプタフルオル酪酸44.98gを30分かけて導入
し、これにメチルアミンを穏やかに吹き込み続けた。こ
の混合物を2時間撹拌し、周囲温度に戻した。減圧下で
蒸留して容量を減らし、無水テトラヒドロフラン200cm3
中に取り出し、ジボラン−ジメチルスルフィド錯体30cm
3をゆっくり導入した。この混合物を16時間還流し、次
いで周囲温度に冷却し、メタノール200cm3をゆっくり導
入した。次いで塩酸ガスを15分間吹き込んだ。1時間還
流し、次いで溶媒を減圧下で蒸留した。残渣をメタノー
ル200cm3中に取り出した。再び塩酸ガスを10分間吹き込
み、次いで2時間還流した。溶媒を蒸留し、氷冷6N塩酸
100cm3中で10分間撹拌した。分離し、2N塩酸で洗浄し、
乾燥させて、所期の化合物22.699gが得られた。得られ
た塩酸塩をエタノール140cm3から結晶化させることによ
って精製した。次いでエーテル140cm3を添加し、30分間
撹拌し、分離し、エーテルで洗浄し、減圧下で乾燥させ
た。目的化合物21.7gが得られた(約200℃において昇
華)。
分析:C5H6F7N・HCl=249.56 C% H% Cl% 計算値: 24.06 2.83 14.20 実測値: 24.0 2.8 14.4 F% N% 計算値: 53.29 5.61 実測値: 52.3〜52.1 5.6 例75:3,17β−ジヒドロキシ−N−(2,2,3,3,4,4,4−ヘ
プタフルオルブチル)−N−メチルエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程A:3,17−ジオキソ−N−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタ
フルオルブチル)−N−メチルエストラ−4,9−ジエン
−11β−ウンデカンアミド 製造例6の工程Bにおいて得られた化合物500mgから
出発してN−メチルモルホリン0.370cm3、クロル蟻酸イ
ソブチル0.173cm3及びヘプタフルオルブチルメチルアミ
ン塩酸塩(例75の製造例)412mgを用いて例3の工程A
におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの比6:4
の混合物、次いで純酢酸エチル、次いで1%酢酸含有酢
酸エチル)にかけた後に、目的化合物180mgが得られ
た。
プタフルオルブチル)−N−メチルエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程A:3,17−ジオキソ−N−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタ
フルオルブチル)−N−メチルエストラ−4,9−ジエン
−11β−ウンデカンアミド 製造例6の工程Bにおいて得られた化合物500mgから
出発してN−メチルモルホリン0.370cm3、クロル蟻酸イ
ソブチル0.173cm3及びヘプタフルオルブチルメチルアミ
ン塩酸塩(例75の製造例)412mgを用いて例3の工程A
におけるように操作した。シリカを用いたクロマトグラ
フィー(溶出液はエッセンスGと酢酸エチルとの比6:4
の混合物、次いで純酢酸エチル、次いで1%酢酸含有酢
酸エチル)にかけた後に、目的化合物180mgが得られ
た。
IRスペクトル(CHCl3): C=O 1736cm-1(17−ケト) 1657cm-1(ジエノン+アミドIII) C=C 1602cm-1 工程B:3−アセトキシ17−オキソ−N−(2,2,3,3,4,4,4
−ヘプタフルオルブチル)−N−メチルエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物345mgから出発して無
水酢酸0.4cm3及び臭化アセチル0.2cm3を用いて例3の工
程Bにおけるように操作した。所期の化合物323mgが得
られた。
−ヘプタフルオルブチル)−N−メチルエストラ−1,3,
5(10)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程Aにおいて得られた化合物345mgから出発して無
水酢酸0.4cm3及び臭化アセチル0.2cm3を用いて例3の工
程Bにおけるように操作した。所期の化合物323mgが得
られた。
工程C:3,17−ジヒドロキシ−N−(2,2,3,3,4,4,4−ヘ
プタフルオルブチル)−N−メチルエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程Bにおいて得られた化合物323mgから出発して水
素化硼素ナトリウム20mg及び2N水酸化ナトリウム溶液0.
3cm3を用いて例3の工程Cにおけるように操作した。シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はエッセンス
Gと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目
的化合物230mgが得られた。
プタフルオルブチル)−N−メチルエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−ウンデカンアミド 工程Bにおいて得られた化合物323mgから出発して水
素化硼素ナトリウム20mg及び2N水酸化ナトリウム溶液0.
3cm3を用いて例3の工程Cにおけるように操作した。シ
リカを用いたクロマトグラフィー(溶出液はエッセンス
Gと酢酸エチルとの比1:1の混合物)にかけた後に、目
的化合物230mgが得られた。
IRスペクトル(CHCl3): OH 3604cm-1 C=O 1655cm-1 芳香族 1610、1584、1498cm-1 分析:C34H48F7NO3=651.76 C% H% N% F% 計算値: 62.66 7.42 2.15 20.4 実測値: 62.7 7.6 2.0 20.04 例76:N−ブチル−[5−[4(3,17β−ジヒドロキシ−
19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−2
0−イン−11β−イル)フェノキシ]ペンチルチオ]−
N−メチルアセトアミド 11β−4−(ヒドロキシフェニル)エストラ−4,9−
ジエン−3,17−ジオン及び(5−ブロムペンチル)チオ
−N−ブチル−N−メチルアセトアミドから出発して例
43におけるように操作して、N−ブチル−[5−[4−
(3−ヒドロキシ−17−オキソエストラ−1,3,5(10)
−トリエン−20−イン−11β−イル)フェノキシ]ペン
チルチオ]−N−メチルアセトアミドが得られた。カリ
ウムt−ブチラートの存在下でアセチレンを添加するこ
とによって所期の化合物が得られた。[α]D=−98.5
゜(c=1%、クロロホルム)。
19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリエン−2
0−イン−11β−イル)フェノキシ]ペンチルチオ]−
N−メチルアセトアミド 11β−4−(ヒドロキシフェニル)エストラ−4,9−
ジエン−3,17−ジオン及び(5−ブロムペンチル)チオ
−N−ブチル−N−メチルアセトアミドから出発して例
43におけるように操作して、N−ブチル−[5−[4−
(3−ヒドロキシ−17−オキソエストラ−1,3,5(10)
−トリエン−20−イン−11β−イル)フェノキシ]ペン
チルチオ]−N−メチルアセトアミドが得られた。カリ
ウムt−ブチラートの存在下でアセチレンを添加するこ
とによって所期の化合物が得られた。[α]D=−98.5
゜(c=1%、クロロホルム)。
IRスペクトル(CHCl3): 芳香族 1581、1512cm-1 紫外線吸収(エタノール): max 281nm ε=4000 max 287nm ε=3800 (エタノール+0.1N・NaOH) max 280nm ε=3300 max 287nm ε=3500 max 300nm ε=3200 例77:N−ブチル−[5−[4−(3,17β−ジヒドロキシ
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]ペンチルチオ]−N−メチルアセトアミド 例76において得られたN−ブチル−[5−[4−(3
−ヒドロキシ−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−ト
リエン−11β−イル)フェノキシ]ペンチルチオ]−N
−メチルアセトアミドをメタノール中の硼水素化ナトリ
ウムを用いて還元した。こうして、所期の化合物が得ら
れた。
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェ
ノキシ]ペンチルチオ]−N−メチルアセトアミド 例76において得られたN−ブチル−[5−[4−(3
−ヒドロキシ−17−オキソエストラ−1,3,5(10)−ト
リエン−11β−イル)フェノキシ]ペンチルチオ]−N
−メチルアセトアミドをメタノール中の硼水素化ナトリ
ウムを用いて還元した。こうして、所期の化合物が得ら
れた。
[α]D=−32.5゜(c=0.1%、クロロホルム)。
IRスペクトル(CHCl3): 紫外線吸収(エタノール): max 281nm ε=3800 max 287nm ε=3700 (エタノール+0.1N・NaOH) max 280nm ε=3100 max 287nm ε=3200 max 300nm ε=2700 製薬組成物: 次の処方に対応する錠剤を調製した: 例21の化合物 ・・・ 50mg 賦形剤 ・・・ 1錠120mgになるのに充分な量 (賦形剤の詳細:タルク、澱粉、ステアリング酸マグ
ネシウム) 本発明の化合物の薬理学的研究 1.本発明の化合物のホルモン受容体に対する活性の研
究: ラットの腎臓の鉱質コルチコイド受容体: 前もって4〜8日前に副腎摘出した体重140〜160gの
スプラグ・ドーリー(Sprague−Dawley)EOPS種雄ラッ
トを犠牲にし、それらの腎臓を10mMトリス(Tris)・0.
25Mショ糖・HCl緩衝液(pH7.4)50mlでその場で灌流し
た。次いでこの腎臓を取り出し、被膜剥離し、ポッター
(Potter)・テフロンフラスコを用いて0℃においてホ
モジネートした(緩衝液3mlにつき組織1g)。オモジネ
ート物を0℃において800Gで10分間遠心分離した。
ネシウム) 本発明の化合物の薬理学的研究 1.本発明の化合物のホルモン受容体に対する活性の研
究: ラットの腎臓の鉱質コルチコイド受容体: 前もって4〜8日前に副腎摘出した体重140〜160gの
スプラグ・ドーリー(Sprague−Dawley)EOPS種雄ラッ
トを犠牲にし、それらの腎臓を10mMトリス(Tris)・0.
25Mショ糖・HCl緩衝液(pH7.4)50mlでその場で灌流し
た。次いでこの腎臓を取り出し、被膜剥離し、ポッター
(Potter)・テフロンフラスコを用いて0℃においてホ
モジネートした(緩衝液3mlにつき組織1g)。オモジネ
ート物を0℃において800Gで10分間遠心分離した。
トリチウム化アルドステロンの糖質コルチコイド受容
体への結合を除去するために、糖質コルチコイド受容体
に特異的に結合する11β,17β−ジヒドロキシ−21−メ
チルプレグナ−1,4,6−トリエン−20−イン−3−オン
を上で得られた上層物に10-6Mの最終濃度で添加した。
この上層物を0℃において105,000Gで60分間超遠心分離
した。こうして得られた上層物のアリクウォットを、一
定濃度(T)のトリチウム化アルドステロンと共に、コ
ールドアルドステロン又はコールド被検化合物のいずれ
かが段階的に増加する濃度(0〜2500×10-9M)で存在
する下で0℃においてインキュベートした。インキュベ
ート時間(t)の後に、結合したトリチウム化アルドス
テロンの濃度(B)をデキストラン炭素への吸着法によ
って測定した。
体への結合を除去するために、糖質コルチコイド受容体
に特異的に結合する11β,17β−ジヒドロキシ−21−メ
チルプレグナ−1,4,6−トリエン−20−イン−3−オン
を上で得られた上層物に10-6Mの最終濃度で添加した。
この上層物を0℃において105,000Gで60分間超遠心分離
した。こうして得られた上層物のアリクウォットを、一
定濃度(T)のトリチウム化アルドステロンと共に、コ
ールドアルドステロン又はコールド被検化合物のいずれ
かが段階的に増加する濃度(0〜2500×10-9M)で存在
する下で0℃においてインキュベートした。インキュベ
ート時間(t)の後に、結合したトリチウム化アルドス
テロンの濃度(B)をデキストラン炭素への吸着法によ
って測定した。
ラットの前立腺の男性ホルモン受容体: 体重160〜200gのスプラグ・ドーリーEOPS種雄ラット
を去勢した。去勢の24時間後に動物を殺し、前立腺を取
り出し、計量し、ポッター・テフロンフラスコを用いて
TS緩衝液(トリス10mM、ショ糖0.25M、HCl、pH7.4)中
(TS5mlにつき組織1g)で0℃においてホモジネートし
た。次いでこのホモジネート物を0℃において超遠心分
離(105,000Gで60分間)した。こうして得られた上層物
のアリクウォットを、一定濃度(T)のトリチウム化テ
ストステロンと共に、コールドテストステロン又は被検
化合物のいずれかが段階的に増加する濃度(0〜1000×
10-9M)で存在する下で時間Eの間0℃においてインキ
ュベートした。次いでそれぞれのインキュベート物につ
いて、結合したトリチウム化テストステロンの濃度
(B)をデキストラン炭素への吸着法によって測定し
た。
を去勢した。去勢の24時間後に動物を殺し、前立腺を取
り出し、計量し、ポッター・テフロンフラスコを用いて
TS緩衝液(トリス10mM、ショ糖0.25M、HCl、pH7.4)中
(TS5mlにつき組織1g)で0℃においてホモジネートし
た。次いでこのホモジネート物を0℃において超遠心分
離(105,000Gで60分間)した。こうして得られた上層物
のアリクウォットを、一定濃度(T)のトリチウム化テ
ストステロンと共に、コールドテストステロン又は被検
化合物のいずれかが段階的に増加する濃度(0〜1000×
10-9M)で存在する下で時間Eの間0℃においてインキ
ュベートした。次いでそれぞれのインキュベート物につ
いて、結合したトリチウム化テストステロンの濃度
(B)をデキストラン炭素への吸着法によって測定し
た。
ウサギの子宮のプロゲストゲン受容体 体重約1kgの未成熟のウサギに、エストラジオール20
μgを皮膚適用した。この処理の5日後に動物を殺し、
子宮を取り出し、計量し、ポッター・テフロンフラスコ
を用いてTS緩衝液(トリス10mM、ショ糖0.25M、HCl、pH
7.4)中(TS50mlにつき組織1g)で0℃においてホモジ
ネートした。次いでこのホモジネート物を0℃において
超遠心分離(105,000G×90分)した。こうして得られた
上層物のアリクウォットを、一定濃度(T)のトリチウ
ム化化合物R(17,21−ジメチル−19−ノル−4,9−プレ
グナジエン−3,20−ジオン)と共に、コールドR若しく
はコールド黄体ホルモン又はコールド被検化合物のいず
れかが段階的に増加する濃度(0〜2500×10-9M)で存
在する下で時間tの間0℃においてインキュベートし
た。次いでそれぞれのインキュベート物について、結合
したトリチウム化Rの濃度(B)をデキストラン炭素へ
の吸着法によって測定した。
μgを皮膚適用した。この処理の5日後に動物を殺し、
子宮を取り出し、計量し、ポッター・テフロンフラスコ
を用いてTS緩衝液(トリス10mM、ショ糖0.25M、HCl、pH
7.4)中(TS50mlにつき組織1g)で0℃においてホモジ
ネートした。次いでこのホモジネート物を0℃において
超遠心分離(105,000G×90分)した。こうして得られた
上層物のアリクウォットを、一定濃度(T)のトリチウ
ム化化合物R(17,21−ジメチル−19−ノル−4,9−プレ
グナジエン−3,20−ジオン)と共に、コールドR若しく
はコールド黄体ホルモン又はコールド被検化合物のいず
れかが段階的に増加する濃度(0〜2500×10-9M)で存
在する下で時間tの間0℃においてインキュベートし
た。次いでそれぞれのインキュベート物について、結合
したトリチウム化Rの濃度(B)をデキストラン炭素へ
の吸着法によって測定した。
ラットの胸腺の糖質コルチコイド受容体 体重160〜200gのスプラグ・ドーリーEOPS種雄ラット
の副腎を摘出した。この摘出の4〜8日後に動物を殺
し、胸腺を取り出し、ポッター・ポリテトラフルオルエ
チレンフラスコを用いてTS緩衝液(10mMトリス・0.25M
ショ糖・2mMジチオトレイット・HCl、pH7.4)中(TS10m
lにつき組織1g)で0℃においてホモジネートした。次
いでこのホモジネート物を0℃において超遠心分離(10
5,000G×90分)した。こうして得られた上層物のアリク
ウォットを、一定濃度(T)のトリチウム化デキサメタ
ゾンと共に、コールドデキサメタゾン又はコールド被検
化合物のいずれかが段階的に増加する濃度(0〜2500×
10-9M)で存在する下で時間tの間℃においてインキュ
ベートした。次いでそれぞれのインキュベート物につい
て、結合したトリチウム化デキサメタゾンの濃度(B)
を、デキストラン炭素への吸着法によって測定した。
の副腎を摘出した。この摘出の4〜8日後に動物を殺
し、胸腺を取り出し、ポッター・ポリテトラフルオルエ
チレンフラスコを用いてTS緩衝液(10mMトリス・0.25M
ショ糖・2mMジチオトレイット・HCl、pH7.4)中(TS10m
lにつき組織1g)で0℃においてホモジネートした。次
いでこのホモジネート物を0℃において超遠心分離(10
5,000G×90分)した。こうして得られた上層物のアリク
ウォットを、一定濃度(T)のトリチウム化デキサメタ
ゾンと共に、コールドデキサメタゾン又はコールド被検
化合物のいずれかが段階的に増加する濃度(0〜2500×
10-9M)で存在する下で時間tの間℃においてインキュ
ベートした。次いでそれぞれのインキュベート物につい
て、結合したトリチウム化デキサメタゾンの濃度(B)
を、デキストラン炭素への吸着法によって測定した。
マウスの子宮の卵胞ホルモン受容体: 生後18〜21日の未成熟の雌マウスを殺し、子宮を取り
出し、ポッター・テフロンフラスコを用いてTS緩衝液
(10mMトリス、0.25Mショ糖、HCl、pH7.4)中(TS25ml
につき組織1g)で℃においてホモジネートした。次いで
このホモジネート物を0℃において超遠心分離(105,00
0G×90分)した。こうして得られた上層物のアリクウォ
ットを、一定濃度(T)のトリチウム化エストラジオー
ルと共に、コールドエストラジオール又はコールド被検
化合物のいずれかが段階的に増加する濃度(0〜1000×
10-9M)で存在する下で時間tの間0℃又は25℃におい
てインキュベートした。次いでそれぞれのインキュベー
ト物について、結合したトリチウム化エストラジオール
の濃度(B)をデキストラン炭素への吸着法によって測
定した。
出し、ポッター・テフロンフラスコを用いてTS緩衝液
(10mMトリス、0.25Mショ糖、HCl、pH7.4)中(TS25ml
につき組織1g)で℃においてホモジネートした。次いで
このホモジネート物を0℃において超遠心分離(105,00
0G×90分)した。こうして得られた上層物のアリクウォ
ットを、一定濃度(T)のトリチウム化エストラジオー
ルと共に、コールドエストラジオール又はコールド被検
化合物のいずれかが段階的に増加する濃度(0〜1000×
10-9M)で存在する下で時間tの間0℃又は25℃におい
てインキュベートした。次いでそれぞれのインキュベー
ト物について、結合したトリチウム化エストラジオール
の濃度(B)をデキストラン炭素への吸着法によって測
定した。
相対的結合親和性の計算 相対的結合親和性(RAB)の計算は、全ての受容体に
ついて同一である。
ついて同一である。
次の2つの曲線を描いた: ・コールド参照ホルモンの濃度の対数の関数としての結
合したトリチウム化ホルモンの百分率(B/T)、 及び ・コールド被検化合物の濃度の対数の関数としての結合
したトリチウム化ホルモンの百分率(B/T)。
合したトリチウム化ホルモンの百分率(B/T)、 及び ・コールド被検化合物の濃度の対数の関数としての結合
したトリチウム化ホルモンの百分率(B/T)。
次式: {ここで、 は濃度(T)におけるこのトリチウム化ホルモンのイン
キュベートの間に結合したトリチウム化ホルモンの百分
率であり、 は大過剰(2,500×10-9M)のコールドホルモンの存在下
での濃度(T)におけるこのトリチウム化ホルモンのイ
ンキュベートの間に結合したトリチウム化ホルモンの百
分率である} の直線を測定した。
キュベートの間に結合したトリチウム化ホルモンの百分
率であり、 は大過剰(2,500×10-9M)のコールドホルモンの存在下
での濃度(T)におけるこのトリチウム化ホルモンのイ
ンキュベートの間に結合したトリチウム化ホルモンの百
分率である} の直線を測定した。
直線I50と曲線との交点から、コールド参照ホルモン
(CH)及びコールド被検化合物(CX)の、これらが受容
体に対するトリチウム化ホルモンの結合を50%抑制する
濃度を評価することができる。
(CH)及びコールド被検化合物(CX)の、これらが受容
体に対するトリチウム化ホルモンの結合を50%抑制する
濃度を評価することができる。
被検化合物の相対的結合親和性(RAB)は、次式によ
って決定される: 得られた結果は下記の通りである。
って決定される: 得られた結果は下記の通りである。
結論 被検化合物、特に例8、13及び16の化合物は、2番目
の時間において卵胞ホルモン受容体に対して顕著な親和
性を有する。
の時間において卵胞ホルモン受容体に対して顕著な親和
性を有する。
例19の化合物は男性ホルモン受容体に対してかなりの
親和性を有し、例17及び22の化合物は黄体ホルモン受容
体に対してかなりの親和性を有する。
親和性を有し、例17及び22の化合物は黄体ホルモン受容
体に対してかなりの親和性を有する。
さらに、大部分の化合物は子宮栄養活性がない。
2.MCF−7乳癌細胞の成長に対する本発明の化合物の抗
増殖活性: 試験の説明: a)細胞培養: CO25%を含有させた湿った雰囲気下で37℃においてMC
F−7の株をFCS(下記(注)(1)を参照されたい)培
地中で培養下に保持した。下位集密細胞をトリプシン化
(0.05%トリプシン、0.02%EDTA)によって採取し、穏
やかな遠心分離によって洗浄した。懸濁液状の細胞をマ
ラセズ(Malassez)セル上で計数した。
増殖活性: 試験の説明: a)細胞培養: CO25%を含有させた湿った雰囲気下で37℃においてMC
F−7の株をFCS(下記(注)(1)を参照されたい)培
地中で培養下に保持した。下位集密細胞をトリプシン化
(0.05%トリプシン、0.02%EDTA)によって採取し、穏
やかな遠心分離によって洗浄した。懸濁液状の細胞をマ
ラセズ(Malassez)セル上で計数した。
b)成長の研究: FCS培地中に再び懸濁させた細胞を多孔プレート(2.5
cm2の孔24個)に孔1個当たりに細胞30,000の割合で接
種した。接種の24時間後(D0)にエタノール溶液状の被
検化合物(エタノール中の最終濃度0.1%)を10-12〜10
-6Mの濃度でこの培地に添加し、対照用の孔には同じ濃
度のエタノールを添加した。培地は48時間毎に新しくし
た。実験終了時(D6)に培地を吸い取り、DNAを評価す
るために細胞を即座にメタノール150μで固定させ
た。
cm2の孔24個)に孔1個当たりに細胞30,000の割合で接
種した。接種の24時間後(D0)にエタノール溶液状の被
検化合物(エタノール中の最終濃度0.1%)を10-12〜10
-6Mの濃度でこの培地に添加し、対照用の孔には同じ濃
度のエタノールを添加した。培地は48時間毎に新しくし
た。実験終了時(D6)に培地を吸い取り、DNAを評価す
るために細胞を即座にメタノール150μで固定させ
た。
DMAの増加を抑止する能力によって化合物の抗増殖活
性を評価した。
性を評価した。
c)DMAの測定: DABA(3,5−ジアミノ安息香酸)(下記(注)(2)
を参照されたい)を用いて蛍光法によってDNAを測定し
た。各孔にDABA150μを添加した。次いでプレートを5
6℃において45分間インキュベートし、次いで1N・HCl2m
lを添加した。蛍光を蛍光計(励起波長408nm、放射波長
501nm)によって測定した。
を参照されたい)を用いて蛍光法によってDNAを測定し
た。各孔にDABA150μを添加した。次いでプレートを5
6℃において45分間インキュベートし、次いで1N・HCl2m
lを添加した。蛍光を蛍光計(励起波長408nm、放射波長
501nm)によって測定した。
同じ条件下での子牛の胸腺からの標準DNAを処理する
ことによって得られた標準尺度と関連して孔1個あたり
のDNAの量を評価した。
ことによって得られた標準尺度と関連して孔1個あたり
のDNAの量を評価した。
結果: MCF−7の波長を50%抑止する濃度IC50(nM)は以下
のように決定された。
のように決定された。
化合物 IC50 例 8 0.04 nM 例13 0.5 nM 例16 0.02 nM 例21 0.02 nM 例24 0.06 nM 例35 0.04 nM 例37 0.03 nM 例43 0.002nM 例46 0.006nM 例55 0.01 nM 例71 0.1 nM さらに、化合物の最大抑止効果は約90%に達した。
(注)(1)FCS(ウシ胎児血清)培地は、次のように
調製した: MEM培地(最小必須培地)に以下のものを添加する: ・非必須アミノ酸(GIBCO) ・ペニ・ストレプト(Peni−strepto)(ペニシリン100
U/ml、ストレプトマイシン0.1mg/ml) ・フンギゾン(Fungizone)0.1% ・インシュリン(50ng/ml) ・ウシ胎児血清エステロイド(最終濃度10%) (2)プザス(Puzas)及びグッドマン(Goodman)「ア
ナリティカル・バイオケミストリー(Analytical Bioch
emistry)」、第86巻、第50頁、1978年。
調製した: MEM培地(最小必須培地)に以下のものを添加する: ・非必須アミノ酸(GIBCO) ・ペニ・ストレプト(Peni−strepto)(ペニシリン100
U/ml、ストレプトマイシン0.1mg/ml) ・フンギゾン(Fungizone)0.1% ・インシュリン(50ng/ml) ・ウシ胎児血清エステロイド(最終濃度10%) (2)プザス(Puzas)及びグッドマン(Goodman)「ア
ナリティカル・バイオケミストリー(Analytical Bioch
emistry)」、第86巻、第50頁、1978年。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パトリク・バン・ド・ベルド フランス国パリ、リュ・ド・モー、28 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07J 43/00,41/00 A61K 31/56 (54)【発明の名称】 アミド又はカルバメート官能基を含有する炭素鎖を11β位置に有する新規の19―ノルステロイ ド、それらの製造方法及びこの方法の中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有す る製薬組成物
Claims (18)
- 【請求項1】次式(I): {式中、環A及びBは次の構造: a)環A及びBが次式: (式中、R2及びR′2は同一であっても異なっていても
よく、水素原子又は1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル基を表わす) の基を表わすもの 又は b)環A及びBが次式: (式中、R3は水素原子、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基又はアシル基を表わす) の基を表わすもの のいずれか1種を有し、 R17及びR′17は、 ・R17及びR′17が一緒になってケトン官能基を形成す
るか、 或いは ・R17がヒドロキシル基又はアシルオキシ基を表わし、
そしてR′17が水素原子又は多くとも8個の炭素原子を
有し且つ随意に置換されたアルキル、アルケニル若しく
はアルキニル基を表わすか のいずれかであり、 X、Y及びZは、 Xがメチレン基、アリーレン基又は炭素原子によってス
テロイドに結合した基CH2−O若しくはアリーレンオキ
シ基を表わし、 Yが単純結合又は1〜18個の炭素原子を有する飽和若し
くは不飽和の直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族鎖を表わ
し、この脂肪族鎖は随意にアリーレン、酸素又は随意に
スルホキシド若しくはスルホンの形に酸化された硫黄か
ら選択される1種以上の基を鎖中に介在させていてよく
且つ随意に末端アリーレン基を有していてよく、 Zが単純結合又は炭素原子によって基Yに結合した基CH
2−Oを表わし、 但し、Y及びZが単純結合である場合にはXはメチレン
基又は基CH2−Oであることができないものとし、 RA及びRA′は、 ・同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は1
〜8個の炭素原子を有し且つ随意にアリール、アルキ
ル、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ハロゲン若しくは
エステル化カルボキシルから選択される1種以上の基で
置換された直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基を表わ
すか、 或いは ・それらが結合している窒素原子と一緒になって飽和又
は不飽和の五又は六員の複素環を形成するか のいずれかであり、後者の場合、この環は酸素、窒素及
び硫黄原子より成る群から選択される1個以上の他の複
素原子を随意に含有していてよく且つ1〜4個の炭素原
子を有するアルキル基で随意に置換されていてよく、 但し、置換基RA又はRA′の少なくとも一方は水素原子で
はないものとする} の化合物。 - 【請求項2】環A及びBが次式: の基である請求項1記載の式(I)の化合物。
- 【請求項3】環A及びBが次式: (式中、R″2又はR2は水素原子又はメチル基、好
ましくは水素原子を表わす) の基である請求項1記載の式(I)の化合物。 - 【請求項4】Zが単純結合である請求項1、2又は3記
載の式(I)の化合物。 - 【請求項5】R17がヒドロキシル基である請求項1〜4
のいずれかに記載の式(I)の化合物。 - 【請求項6】R′17が水素原子、エチニル基又はプロピ
ニル基である請求項1〜5のいずれかに記載の式(I)
の化合物。 - 【請求項7】Xがメチレン基であり、そしてYが5〜10
個の炭素原子を有し且つ随意に酸素原子を鎖中に介在さ
せた飽和の直鎖状鎖である請求項1〜6のいずれかに記
載の式(I)の化合物。 - 【請求項8】Xがフェニレン基であり、そしてYが3〜
10個の炭素原子を有し且つ随意に酸素原子を鎖中に介在
させた飽和又は不飽和の直鎖状鎖である請求項1〜6の
いずれかに記載の式(I)の化合物。 - 【請求項9】Xがフェニレンオキシ基であり、そしてY
が3〜10個の炭素原子を有し且つ随意に酸素又は硫黄原
子を鎖中に介在させた飽和の直鎖状鎖である請求項1〜
6のいずれかに記載の式(I)の化合物。 - 【請求項10】・RA及びRA′が同一であってメチル基で
あるか、 ・RAが水素原子若しくはメチル基であり且つRA′がブチ
ル基であるか、 ・RAがメチル基であり且つRA′がイソプロピル、ジメチ
ルアミノエチル、ベンジル若しくはヘプタフルオルブチ
ル基であるか、 又は ・RA及びRA′がそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって随意にN−置換されたピペラジン若しくはピロリ
ジンを形成するか のいずれかである請求項1〜9のいずれかに記載の式
(I)の化合物。 - 【請求項11】名称が: ・N−(2−ジメチルアミノエチル)−17β−ヒドロキ
シ−N−メチル−3−オキソ−11β−エストラ−4,9−
ジエンウンデカンアミド、 ・N−ブチル−4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ−
1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)−N−メチルベ
ンゼンオクタンアミド、 ・3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−11β−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
ウンデカンアミド、 ・N−ブチル−3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−19
−ノル−11β−(17α−プレグナ−1,3,5(10)−トリ
エン−20−イン)ウンデカンアミド、 ・3,17β−ジヒドロキシ−N−メチル−N−(1−メチ
ルエチル)−19−ノル−17α−プレグナ−1,3,5(10)
−トリエン−20−イン−11β−ウンデカンアミド、 ・[[8−(3,17β−ジヒドロキシ−エストラ−1,3,5
(10)−トリエン−11β−イル)オクチル]オキシ]−
N−メチル−N−(1−メチルエチル)アセトアミド、 ・N−ブチル−8−[4−(3,17β−ジヒドロキシエス
トラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノキ
シ]−N−メチルオクタンアミド、 ・N−ブチル−[5−[4−(3,17β−ジヒドロキシエ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェノ
キシ]−ペンチルオキシ]−N−メチルアセトアミド、 ・2−[[7−[4−(3,17β−ジヒドロキシエストラ
−1,3,5(10)−トリエン−11β−イル)フェニル]−
6−ヘプチリル]オキシ]−N−ブチル−N−メチルア
セトアミド、 ・3,17β−ジヒドロキシ−N−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプ
タフルオルブチル)−N−メチルエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−イルウンデカンアミド 又は ・8−[4−(3,17−ジヒドロキシエストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−11β−イル)フェニル]−N−ブチル
−N−メチルオクチンアミド である請求項1〜10のいずれかに記載の式(I)の化合
物。 - 【請求項12】請求項1記載の式(I)の化合物の製造
方法であって、 次式(II): (式中、X、Y、R17及びR′17は請求項1記載の意味
を持ち、但し、R17はヒドロキシル基ではないものとす
る) の化合物に A)酸化剤を作用させて次式(III): (式中、X、Y、R17及びR′17は前記の意味を持つ) の化合物を得て、 この式(III)の化合物にカルボキシル官能基の活性剤
を作用させ、次いで次式(IV): (式中、RA及びRA′は請求項1記載の意味を持つ) の化合物を作用させて、式(I)においてZが単純結合
であり且つ環A及びBが次式: (式中、R2及びR′2は水素原子である) の基である化合物に対応する式(I a)の化合物を得る
か、 又は B)基 を導入するための反応をさせて、式(I)においてZが
メチレンオキシ基であり且つ環A及びBが式(I a)の
化合物におけるのと同じ意味を持つ化合物に対応する式
(I′ a)の化合物を得るか のいずれかである ことを特徴とする前記製造方法。 - 【請求項13】Xがアリーレン基であり且つYが随意に
二重結合若しくは三重結合によって該アリーレン基に結
合した少なくとも3個の炭素原子を有する脂肪族鎖又は
酸素原子によって該アリーレン基に結合した脂肪族鎖で
ある式(I)の化合物の製造方法であって、 次式(X): (式中、WはOH基又は基−C≡CHのいずれかを表わし、 環A′及びB′並びにRa17及びRa′17は環A及びB並び
にR17及びR′17について請求項1に記載したのと同じ
意味を持ち、 3位置及び17位置の反応性官能基は随意に保護されてい
るものとする) の化合物に Wが基−C≡CHである場合には強塩基の存在下で次式
(XI): (式中、Halはハロゲン原子であり、 Z、RA及びRA′は請求項1記載の意味を持ち、 Y′は前記Yにおけるより2個少ない炭素原子を有する
脂肪族鎖を表わす) のハロゲン化化合物を作用させ且つ適宜に脱保護剤を作
用させて次式(I′ A): の化合物を得る ことを特徴とする前記製造方法。 - 【請求項14】請求項1〜10のいずれかに記載の式
(I)の化合物から成る抗卵胞ホルモン又は抗増殖活性
を有する薬剤。 - 【請求項15】請求項11記載の式(I)の化合物から成
る抗卵胞ホルモン又は抗増殖活性を有する薬剤。 - 【請求項16】請求項14又は15記載の少なくとも1種の
薬剤を活性成分として含有する抗卵胞ホルモン又は抗増
殖活性を有する製薬組成物。 - 【請求項17】新規の中間体物質としての請求項12記載
の式(II)及び(III)の化合物。 - 【請求項18】名称が ・17β−アセチルオキシ−11β−[4−(8−ヒドロキ
シオクチル)フェニル]エストラ−4,9−ジエン−3−
オン、 ・11β−(12−ヒドロキシドデシル)エストラ−4,9−
ジエン−3,17−ジオン、 ・11β−(8−ヒドロキシオクチル)エストラ−4,9−
ジエン−3,17−ジオン、 ・17β−アセチルオキシ−3−オキソ−11β−エストラ
−4,9−ジエンウンデカン酸、 ・3,17−ジオキソ−11β−エストラ−4,9−ジエンウン
デカン酸 又は ・17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17−(1−プロピニ
ル)−11β−エストラ−4,9−ジエンウンデカン酸 である請求項17記載の化合物。
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---|---|---|---|
FR89-02384 | 1989-02-24 | ||
FR8902384A FR2643638B1 (fr) | 1989-02-24 | 1989-02-24 | Nouveaux 19-nor steroides ayant en position 11beta une chaine carbonee comportant une fonction amide ou carbamate, leur procede de preparation et les intermediaires de ce procede, leur application comme medicaments et les compositions pharmaceutiques les contenant |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2041383A Expired - Fee Related JP3009169B2 (ja) | 1989-02-24 | 1990-02-23 | アミド又はカルバメート官能基を含有する炭素鎖を11β位置に有する新規の19―ノルステロイド、それらの製造方法及びこの方法の中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有する製薬組成物 |
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---|---|
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JP (1) | JP3009169B2 (ja) |
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