JP3000341U - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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JP3000341U
JP3000341U JP16094U JP16094U JP3000341U JP 3000341 U JP3000341 U JP 3000341U JP 16094 U JP16094 U JP 16094U JP 16094 U JP16094 U JP 16094U JP 3000341 U JP3000341 U JP 3000341U
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ram
hydraulic jack
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JP16094U
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Inventor
岡田光正
Original Assignee
株式会社スリーエンジニアリング
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルフィルタ(エレメント)などのプレス
に有用なプレス装置を提供する。 【構成】 油圧ジャッキ10のレバー11に、クランク
アーム21を介して空気圧シリンダ22を連結する。一
方、油圧シリンダ10のラム14に、昇降テーブル40
を固着し、且つその上方に加圧板41を設ける。そし
て、空気圧シリンダ22によってレバー11を動作さ
せ、これによって上昇する昇降テーブル40と、その上
方の加圧板41とで加工物をプレスする。なお、プレス
後には、他の空気圧シリンダなどを用いた開閉手段によ
り、油圧ジャッキ10の戻し弁が開かれ、斯くして昇降
テーブル40が降下するように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイルフィルタ(エレメント)などをプレスするためのプレス装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、空缶などを回収し、その再利用を図る上で、それら空缶を圧縮した方が 運搬などの点で都合がよいので、既にその種の装置が数多く実用化されている。
【0003】 それら装置は、一対のドラムをモータで回転させたり、加圧板をカムやクラン ク軸を用いて往復動させる構造のものが一般的であり、連続して多量の空缶を処 理できるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のプレス装置によれば、一度に多量の処理を行えると いう利点がある反面、空缶の投入時や加圧時に大きな騒音を生ずるという欠点が ある。
【0005】 また、特にドラム式のプレス装置によれば、ドラムの直径をそれ相応に大きく しないと、その間隙に空缶を投入することができないので、装置が大型化してし まうという欠点がある。
【0006】 一方、自動車のオイル循環系などに装備されるオイルフィルタのように、缶体 内部にオイルなどの液体が残存しているものは、プレス時にその液体が流出する ので、そういったもののプレスは行われていないのが実状であり、特にそのオイ ルフィルタは環境上の問題から焼却処理してから廃棄している実状にあり、オイ ルの再利用がされていないという不経済な点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、油圧ジャッキのラムに固設された昇降テーブルと、その鉛直上方に 設けられる加圧板と、前記ラムを押し上げるための油圧ジャッキのレバーに連結 された押し上げ機構と、前記ラムを降下させるための油圧ジャッキの戻し弁を開 閉動作させる開閉手段とを備えたプレス装置を提供することにより、上記課題を 達成するものである。
【0008】 また、本考案は、油圧ジャッキのラムに固設された昇降テーブルと、その鉛直 上方に設けられる加圧板と、前記ラムを押し上げるための油圧ジャッキのレバー に連結された押し上げ機構と、前記ラムを降下させるための油圧ジャッキの戻し 弁を開閉動作させる開閉手段と、前記油圧ジャッキのラムを下方付勢する弾性体 とを備えたプレス装置を提供することにより、上記課題を達成するものである。
【0009】 また、本考案は、油圧ジャッキのラムに固設された昇降テーブルと、その鉛直 上方に設けられる加圧板と、前記ラムを押し上げるための油圧ジャッキのレバー に連結された押し上げ機構と、前記ラムを降下させるための油圧ジャッキの戻し 弁を開閉動作させる開閉手段と、前記昇降テーブルに固着されるとともに底面に 排出口が開口されているオイルパンを備えたプレス装置を提供することにより、 上記課題を達成するものである。
【0010】 また、本考案は、油圧ジャッキのラムに固設された昇降テーブルと、その鉛直 上方に設けられる加圧板と、前記ラムを押し上げるための油圧ジャッキのレバー にクランクアームを介して空気圧シリンダを連結して成る押し上げ機構と、前記 ラムを降下させるための油圧ジャッキの戻し弁を開閉動作させる開閉手段とを備 えたプレス装置を提供することにより、上記課題を達成するものである。
【0011】 また、本考案は、油圧ジャッキのラムに固設された昇降テーブルと、その鉛直 上方に設けられる加圧板と、前記ラムを押し上げるための油圧ジャッキのレバー にクランクアームを介して空気圧シリンダーを連結して成る押し上げ機構と、前 記ラムを降下させるための油圧ジャッキの戻し弁に解除レバーを介してピニオン を固着し且つこのピニオンに空気圧シリンダによって進退動するラックを噛合さ せて成る開閉手段とを備えたプレス装置を提供することにより、上記課題を達成 するものである。
【0012】
【作用】
本考案のプレス装置によれば、押し上げ機構によって油圧ジャッキのレバーが 動作されると、昇降テーブルが上昇し、この昇降テーブルと加圧板とで加工物が プレスされる。
【0013】 一方、開閉手段が作動すると、油圧ジャッキの戻し弁が開かれ、昇降テーブル が降下する。
【0014】 このとき弾性体は、その復元力で昇降テーブルを引き下げるように作用し、こ れによって油圧ジャッキ内の作動油の流速が上がり、昇降テーブルが急速に降下 するようになる。
【0015】 また、プレス時に加工物からオイルなどが流出したとき、オイルパンがそれを 受けて回収する。
【0016】
【実施例】
以下、本考案のプレス装置に係わる実施例を説明すれば、図1がそのプレス装 置の内部機構を示す正面図で、図中の符号10は油圧ジャッキである。
【0017】 この油圧ジャッキ10は、レバーでプランジャを動かし、生じた油圧をシリン ダに送ってラムを押し上げる周知の装置であり、図中、符号11がそのレバーで 、12がプランジャ、13がシリンダ、14がラムである。
【0018】 図示するように、レバー11はソケット15に嵌着されており、そのソケット 15の一端が軸受16に連接板17を介して揺動自在に取り付けられている。
【0019】 また、プランジャ12は、そのソケット15に枢着され、レバー11の操作に よって上下動するようになっている。
【0020】 ところで、そのレバー11を動作させるものが押し上げ機構であり、この押し 上げ機構は、前記レバー11にクランクアーム21を介してアクチュエータとし ての空気圧シリンダ22を連結した構成とされている。
【0021】 その空気圧シリンダ22は、上端がハウジング30の側面30aにブラケット 31で固定され、下端がハウジング30内に設置されたテーブル32に固定して ある。
【0022】 そして、この空気圧シリンダ22は、ハウジング30内に設置された天板33 に設けたエアバルブVにエアホースr,rを介して接続せしめられ、そのエアバ ルブVはハウジング30の側面30aを貫通するニップルNに、またそのニップ ルNはエアコンプレッサ(図示省略)にそれぞれエアホースを介して接続せしめ られている。
【0023】 また、クランクアーム21は、図示する如くL字形を呈しており、その一端に レバー11が固着され、他端に空気圧シリンダ22のロッド22aが枢着してあ る。
【0024】 なお、空気圧シリンダ22には、その上下両端に近接スイッチなどの検出器S ,Sが設けられており、その検出器S,Sとタイマ(図示省略)を用いてロッド 22aのストローク時間を検出し、後述する他の空気圧シリンダの動作タイミン グをとっている。
【0025】 即ち、双方の検出器S,Sがロッド22aを検出するまでの時間を測定し、一 定時間内に一方の検出器Sが作動しないとタイマがタイムアップし、これによっ て他の空気圧シリンダが始動するようにしてある。
【0026】 なお、上記押し上げ機構として、アクチュエータに油圧シリンダや各種モータ を利用することも可能であり、特にモータを利用した場合の機構としては、その 動力をクランク軸やカムを介してレバー11に伝達するクランク機構、カム機構 を採用することができる。
【0027】 一方、前記油圧ジャッキ10にあって、そのラム14の先端には円盤状の昇降 テーブル40がボルトなどによって固定され、ここに加工物としてのオイルフィ ルタなどが配置されるようになっている。
【0028】 そして、この昇降テーブル40がレバー11の往復動作によって上昇すると、 配置された加工物がこの昇降テーブル40と加圧板41とで挟まれてプレスされ るのである。
【0029】 なお、この加圧板41は円盤状を呈し、前記昇降テーブル40の鉛直上方で上 下動するようになっている。
【0030】 即ち、加圧板41は天板33に螺入された送りネジ42の一端に固着され、ハ ウジング30の上面30bに貫通された前記送りネジ42の他端には偏心ハンド ル43が設けられているので、その偏心ハンドル43を操作することで加圧板4 1が上下動するのである。
【0031】 従って、加工物の大きさに応じて加圧板41の高さ調整をすれば、プレス処理 に要する時間を短縮することができる。
【0032】 ところで、前記昇降テーブル40には、図示するように断面凹字状のオイルパ ン44が固設してあり、その昇降テーブル40の周囲がこのオイルパン44で囲 繞されるようになっている。
【0033】 このため、加工物としてオイルフィルタをプレスした場合、その内部に浸透し ているオイルは、このオイルパン44で受けられるようになる。
【0034】 ところで、このオイルパン44には図示するようにチューブtが接続されるよ うにしてあり、そのオイルをハウジング30の下部に設けた部屋Rに導き、そこ に配置される容器mに回収できるようにしてある。
【0035】 なお、ハウジング30の前面は、一部分を残して遮蔽され、開口部分には想像 線に示すようなアクリル板などから成る開閉扉dが設けられて、加工物の出し入 れを行えるようにしてある。
【0036】 また、図中の符号Hは配電盤であり、ここでエアバルブVの動作制御などが成 されるのである。
【0037】 次に、図2は同プレス装置の内部構造を示す側面図で、図中の符号50,50 は弾性体としての引っ張りコイルバネを示す。
【0038】 この図で明らかにしているように、昇降テーブル40の下方にあって、前記ラ ム14には梁51が固着されている。
【0039】 また、前記油圧ジャッキ10が載置されるテーブル34には、油圧ジャッキ1 0の前後方向にリング状の止金52,52が固着してあり、この止金52,52 と梁51の両端が引っ張りコイルバネ50,50を介して連繋されている。
【0040】 従って、ラム14を降下させるための油圧ジャッキ10の戻し弁を操作すると 、昇降テーブル40はその引っ張りコイルバネ50,50の作用によって急速に 降下するようになる。
【0041】 なお、上述の弾性体として、ゴム紐を利用することも可能であり、また弾性体 以外の重量物を梁51の両端に吊り下げるようにしてもよい。
【0042】 次に、図3は本考案のプレス装置の内部構造を示す平面図であり、図中の符号 18がその戻し弁を示す。
【0043】 この戻し弁18は、周知の如く、油圧ジャッキ10におけるシリンダ13の下 方部に貫通されたリリーフ弁などから成る圧力調整弁であり、ラム14の上昇時 に作動油が流れる所定の通路を閉じ、ラム14の下降時にその通路を開くように 動作される。
【0044】 例えば、その戻し弁18を開閉動作させるための開閉手段として、ラック・ピ ニオン機構を用いている。
【0045】 図中、符号60がラックであり、このラック60はテーブル34に固設したア クチュエータとしての空気圧シリンダ61のロッド61aに固着され、且つテー ブル34に固設した支持台62の案内溝63に摺動自在に位置している。
【0046】 一方、図中の符号64がピニオンであり、このピニオン64は戻し弁18に連 結された解除レバー65の先端に固着され、前記ラック60に噛合している。
【0047】 従って、空気圧シリンダ61の作動によりラック60が進退動すると、ピニオ ン64と解除レバー65を介して戻し弁18が回されるようになる。
【0048】 ところで、その空気圧シリンダ61の前進動は、前述の如く他方の空気圧シリ ンダ22(図1参照)が過負荷で停止した場合、即ち加工物のプレスが終了した 場合に動作されるように制御されているのであり、このとき戻し弁18は作動油 の通路を開く方向に回され、斯くしてラム14が降下するようになる。
【0049】 他方、その空気圧シリンダ61の後退動は、一定時間後に動作されるように制 御されている。
【0050】 また、この図で明らかなように、前記オイルパン44は方形状を呈しており、 その底面には排出口45が開口され、ここに前述のチューブtが接続されるよう になっている。
【0051】 なお、前記開閉手段として、アクチュエータに油圧シリンダや可逆モータを利 用することも可能であり、特に可逆モータを利用した場合の機構としては、その 駆動軸に他のピニオンを固着し、このピニオンと前記ピニオン64を噛合する方 法や、その駆動軸を直接解除レバー65に連結する方法などがある。
【0052】
【考案の効果】
(1)本考案のプレス装置は、油圧ジャッキのラムに固設された昇降テーブル と、その鉛直上方に設けられる加圧板と、前記ラムを押し上げるための油圧ジャ ッキのレバーに連結された押し上げ機構と、前記ラムを降下させるための油圧ジ ャッキの戻し弁を開閉動作させる開閉手段とを備えていることにより、押し上げ 機構で上昇される昇降テーブルと、その上方に位置する加圧板とで加工物が徐々 にプレスされるようになるので、プレス時の騒音を小さくできるという優れた効 果を奏する。
【0053】 (2)また、油圧ジャッキを利用することにより、小さな入力で大きな加圧力 を得られるので、押し上げ機構の、延いては装置全体の小型化が図れるという優 れた効果を奏する。
【0054】 (3)また、特に油圧ジャッキのラムを下方付勢する弾性体を備えたことによ り、昇降テーブルの降下速度を倍加できるので、作業効率が向上するという優れ た効果を奏する。
【0055】 (4)また、昇降テーブルに固着されるとともに底面に排出口が開口されてい るオイルパンを備えたことにより、プレスによりオイルなどの液体が流出する加 工物、特にオイルフィルタのプレスが可能となり、且つそのオイルを回収して再 利用できるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプレス装置の内部構造を示す正面図
【図2】同プレス装置の内部構造を示す側面図
【図3】同プレス装置の内部構造を示す平面図
【符号の説明】
10 油圧ジャッキ 11 レバー 14 ラム 18 戻し弁 21 クランクアーム 22 空気圧シリンダ 40 昇降テーブル 41 加圧板 44 オイルパン 45 排出口 50 引っ張りコイルバネ 60 ラック 61 空気圧シリンダ 64 ピニオン 65 解除レバー

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ジャッキのラムに固設された昇降テ
    ーブルと、その鉛直上方に設けられる加圧板と、前記ラ
    ムを押し上げるための油圧ジャッキのレバーに連結され
    た押し上げ機構と、前記ラムを降下させるための油圧ジ
    ャッキの戻し弁を開閉動作させる開閉手段とを備えたプ
    レス装置。
  2. 【請求項2】 油圧ジャッキのラムを下方付勢する弾性
    体を備えた請求項1記載のプレス装置。
  3. 【請求項3】 昇降テーブルに固着されるとともに底面
    に排出口が開口されているオイルパンを備えた請求項1
    記載のプレス装置。
  4. 【請求項4】 押し上げ機構は、油圧ジャッキのレバー
    にクランクアームを介して空気圧シリンダを連結して成
    る請求項1記載のプレス装置。
  5. 【請求項5】 開閉手段は、ラムを降下させるための油
    圧ジャッキの戻し弁に解除レバーを介してピニオンを固
    着し、且つこのピニオンに空気圧シリンダによって進退
    動するラックを噛合させて成る請求項1記載のプレス装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN118288602A (zh) * 2024-06-06 2024-07-05 山西瑞赛格废弃资源综合利用有限公司 一种废料回收用钢材压实装置

Cited By (2)

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