JP2962236B2 - ペリクル収納容器、ペリクル収納容器の搬送装置及び搬送方法 - Google Patents
ペリクル収納容器、ペリクル収納容器の搬送装置及び搬送方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動搬送で用いら
れる搬送アームを用いて、搬送するのに最適なペリクル
付フレームを収納するフレームケースに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】近年、半導体素子の製造においては、I
C等の回路構造は増々微細化、高密度化が進み、回路の
線幅ルールも1μm以下になってきた。半導体製造は古
くからゴミ(微小なダスト等)との戦いであるとされて
いる程、製造ラインのクリーン度が要求されている。そ
のため、フォトリソグラフィ工程で使われるフォトマス
ク又はレチクルの保管、管理は極めてやっかいなもので
あった。そこでフォトマスクやレチクルのパターン領域
に異物が付着するのを防止するために、マスクやレチク
ルの表面から一定間隔(5〜7mm程度)のところに光学
的に安定した透明な高分子薄膜(ペリクル)を張設する
手法が採用されてきた。ペリクルはマスクやレチクルの
形状に合わせた円形又は矩形の厚さ5〜7mm程度のフレ
ームの一面に均一に張設され、フレームの反対の面には
粘着性の層が設けられている。このペリクル付フレーム
をレチクルに取り付けるには、人手によってレチクルの
パターン領域とフレーム外形とを合わせた後、フレーム
の粘着層でレチクルに固定していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】フレームに設けられた
ペリクルは、粉塵を嫌うため、防塵ケースに載置されて
いる。ペリクルをフォトマスク又はレチクル等のマスク
に貼り付ける時は、上記理由により人の手を介さない装
置内で貼り付けられている。よって、ペリクルを貼り付
ける際には、ペリクルが載置された防塵ケースを所定の
場所まで搬送アーム等で移動させる必要がある。 【0004】したがって、搬送アームを用いて搬送する
際に、ハンドリングできる防塵ケースが必要となる。本
発明は、搬送アームでハンドリングできる防塵ケースを
提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】したがって、本発明では
以下に述べる手段でもって、上記課題を解決することと
した。なお、「課題を解決するための手段」の説明にお
けるのカッコ内の語句及び番号は、後で述べる発明の実
施の形態で説明する語句および図2のペリクル付フレー
ム用の防塵ケースの構成を示す図での図番と一致してい
る。 【0006】請求項1の本発明によれば、ペリクルが張
着されるフレーム(16)を収納するペリクル収納容器
(14、15)において、ペリクルが張着されるフレー
ムを載置するトレイ部(14)と、トレイ部下側のペリ
クル収納容器の外壁に少なくとも一対の突起部(14
b)を備え、少なくとも一対の突起部は、各々に前記ペ
リクル収納容器を搬送するための搬送手段(5b)と係
合する面を有し、係合する面は、互いにほぼ平行である
ことを特徴とする。この様に収納容器に搬送手段(5
b)と係合するための突起部(14b)に係合する面を
設けたので、突起部の係合する面と搬送手段とが所定の
位置関係になるように係合されることとなる。請求項2
の本発明によれば、トレイ部(14)の外形は、矩形形
状で形成されており、係合する面は、トレイ部の外形の
一辺と平行であることを特徴とする。この様にトレイ部
(14)の一辺と平行するように設けられた突起部(1
4b)の搬送手段(5b)との係合する面は平行するよ
うにしたので、搬送手段とペリクル収納容器とが所定の
位置関係になるように係合される。 【0007】請求項3の本発明によれば、ペリクルが張
着されるフレーム(16)を収納し且つ、搬送手段(5
b)と係合するための突起部(14b)を備えたペリク
ル収納容器(14、15)を搬送する搬送装置であっ
て、搬送手段は、前記突起部の所定の面と係合する面を
有することを特徴とする。この様に搬送用の突起部(1
4b)を設けたペリクル収納容器を搬送するための搬送
手段(5b)と係合するようにする搬送装置としたた
め、ペリクル収納容器を安定して搬送することが可能と
なる。請求項4の本発明によれば、搬送手段(5b)
は、互いに対向するアーム部(アーム指24)と、対向
するアーム部を開閉動作させるアーム駆動部(18、2
3)とを含む構成であり、該アーム部の開閉動作(矢印
Bの方向)によりアーム部の所定の面と前記ペリクル収
納容器に設けられた突起部の所定の面とを係合させるこ
とを特徴とする。この様に、ペリクル収納容器に設けた
搬送用の突起部(14b)を互いに対向するアーム部
(24)の間隔を変える開閉動作をさせて、アーム部で
ペリクル収納容器を保持することにより、ペリクル収納
容器を安定させ且つ確実に搬送することが可能となる。
請求項5の本発明によれば、アーム部(24)は、突起
部の所定の面と係合する面(20側)と、フレームと係
合する面(21側)とを備えたことを特徴とする。この
様に、ペリクル収納容器(14、15)の搬送とフレー
ム(16)の搬送とを兼用することが可能であり、アー
ム部を兼用することができるため装置全体がコンパクト
にできる。 【0008】請求項6の本発明によれば、ペリクルが張
着されるフレーム(16)を収納し且つ、搬送手段(5
b)と係合するための突起部(14b)を備えたペリク
ル収納容器(14、15)を搬送する搬送方法であっ
て、ペリクル収納容器に設けられた突起部の所定の面と
搬送手段の所定の面とを係合させてペリクル収納容器を
把持することを特徴とする。この様に搬送用の突起部
(14b)を設けたペリクル収納容器を搬送するための
搬送手段(5b)と係合して搬送するようにしたため、
ペリクル収納容器を安定して搬送することが可能とな
る。請求項7の本発明によれば、搬送手段(5b)は、
2本のアーム(24)を含む構成であり、ペリクル収納
容器(14、15)を把持する動作の際には、該2本の
アームの間隔を変えることによりアームの所定の面とペ
リクル収納容器に設けられた突起部(14b)の所定の
面とを係合させることを特徴とする。この様に搬送用の
突起部(14b)を設けたペリクル収納容器を搬送する
ための搬送手段(5b)と係合して搬送するようにした
ため、ペリクル収納容器を安定して搬送することが可能
となる。 【0009】 【本発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態によ
るペリクル自動貼付け装置の概略的な内部構成を上面よ
りみた図である。本発明の実施の形態の装置には、ペリ
クル貼付け装置本体1とレチクル、又はペリクル付レチ
クルに付着した異物を検査する検査装置本体2とが一体
に設けられている。両装置本体1、2とも内部は適当な
クリーン度が保たれるようにほぼ密閉され、空調され
る。 【0010】さて、装置本体1の正面側には、ペリクル
付フレームを1個ずつ密閉状態で収納したフレームケー
スの複数をセットするためのケースストック部3と、レ
チクルを1枚ずつ密閉状態で収納した公知のレチクルケ
ースの複数をセットするための基板ストック部4とが設
けられている。この基板ストック部4とレチクルケース
の構成は、例えば特開昭57−64928号公報に開示
されているものがそのまま採用できる。 【0011】一方、ケースストック部3にセットされる
フレームケースは、図2のような構造を有し、ペリクル
付フレーム16を載置するトレイ部14と、トレイ部1
4を上からふさぐ蓋部15とで構成される。図2(A)
はトレイ部14の内側を上面からみたもので、ペリクル
付フレーム16がケース内部で位置ずれをおこさないよ
うに、4辺の夫々に対応してリブ14aが設けられてい
る。このリブ14aはケース(トレイ部)外形に対して
所定の位置精度で設けられ、ペリクル付フレーム16を
取り出すときの搬送アーム等との位置合わせを容易にし
ている。図2(B)はトレイ部14上に蓋部15をして
密閉した場合の断面を示し、リブ14aはペリクル付フ
レーム16の高さ(厚さ)よりも低くなるように定めら
れる。さらにトレイ部14の下面には、図2(B)、
(C)に示すように2本の平行なリブ14bが設けられ
ている。本発明の実施の形態では、2本のリブ14bの
間隔はペリクル付フレーム16の外形幅よりも大きくな
るように定められている。このリブ14bは、貼付け装
置本体1内にフレームケースを自動搬送するときのハン
ドリングのために設けられている。尚、図2(A)、
(B)に示すようにケース内のフレーム16の左右には
所定の空間がとられるが、これはフレーム16を搬送す
るためのアーム等が進入する際のにげである。 【0012】図3は自動搬送に適したペリクル付フレー
ム16の具体的な構造の一例を示したもので、図3
(A)は正面図、図3(B)は側面図である。ペリクル
付フレーム16はほぼ矩形の枠部16aで構成され、枠
部16aの互いに平行な2辺の角部材(4ケ所)には、
図3(A)のように円すい形の凹部16bが設けられて
いる。この4隅の凹部16bは、搬送用のアーム等によ
って挟持する際の位置決め、及びすべり止めの機能を持
たせるためのものである。またペリクル付フレーム16
のレチクルとの貼付け面には、図3(B)に示すように
粘着性の接着層30が形成され、さらに接着層30を保
護するために、枠部16aの外形と同一形状の保護シー
ト材17が密着されている。この保護シート材17は、
フレーム16をレチクルに貼付ける直前に、図3(A)
に示すようにシート材17の一部の枠16aの外形より
も突出させた部分17aをつかんではがされる。 【0013】さて、このようなペリクル付フレーム16
を収納したフレームケース(14、15)は、図1中の
ケースストック部3に、図4に示すように、ほぼ水平状
態で積み重ねるような配置でセットされる。図4はケー
スストック部3を装置本体1の正面側からみた図で、ス
トック部3にはフレームケース(14、15)のトレイ
部14の下面両脇を保持する段部3aが設けられる。各
フレームケース間には、搬送アーム進入のために所定の
空間ができるように各段部3aで支えられる。 【0014】ところで図1において、上記フレームケー
ス(14、15)は、スライダー5aに沿ってy方向に
移動する搬送アーム5bにより、ケースストック部3か
ら取り出され、組立テーブル9に運ばれる。組立テーブ
ル9は上段テーブルと下段テーブルとの2段構造になっ
ており、図1中の位置AからA’までの間をy方向に直
進移動可能に設けられている。搬送アーム5bによって
運ばれたフレームケース(14、15)は位置Aで組立
テーブル9の下段テーブルに載置される。組立テーブル
9が位置A’まで移動すると、フレームケース(14、
15)は蓋開閉手段10の吸着パッド下方に位置する。
蓋開閉手段10はフレームケース(14、15)の蓋部
15を吸着パッドで真空吸着し、蓋部15を上方に持ち
上げる。これによりフレームケースが開かれることにな
る。 【0015】また搬送アーム5bの位置Aとケーススト
ック部3の間の搬送路の途中には、ペリクル付フレーム
16の保護シート材17の突出部分17aをつかむ機構
12が設けられる。一方、基板ストック部4には、レチ
クルを収納したケースが装着され、スライダー6aに沿
ってy方向に移動する搬送アーム6bにより、ケース内
のレチクルが取り出され、水平状態で装置の奥の方へ運
ばれる。搬送アーム7bはスライダー7aに沿ってx方
向に移動し、搬送アーム6bとの間でのレチクルの受渡
し位置と位置Aとの間で往復できるように構成される。 【0016】従って搬送アーム7bは、搬送アーム6b
からレチクルを受け取り、組立テーブル9の上段テーブ
ルまで運ぶことができる。組立テーブル9が位置Aにあ
るとき、ペリクル付フレーム16がレチクルに貼付けら
れ、その後組立テーブル9は位置A’をへて位置A’’
に移動する。位置A’’でペリクルフレーム16の貼ら
れたレチクルの上方(又は下方)には、ペリクルフレー
ム16とレチクルとを均等に圧着させるための加圧機構
11が設けられている。加圧機構11の加圧部材はペリ
クル付フレーム16の枠部16aの上端面(又は下端
面)のみに当接するように設けられている。 【0017】以上、図1において3つの搬送アーム5
b、6b、7bはともに上下方向(Z方向)に移動可能
に設けられている。また搬送アーム6b、7bはレチク
ルの周辺を保持するコの字状の簡単なアームでよいが、
搬送アーム5bはペリクル付フレーム16の搬送とフレ
ームケース(14、15)の搬送とを兼ねるため特別な
構造になっている。そこで以下に搬送アーム5bの詳細
な構造とその他主要部分の詳細な構造を順次説明する。 【0018】図5は搬送アーム5bの構造を示す平面図
であり、アーム部全体はスライダー5aに沿ってy方向
に移動するアーム支持体50aに設けられる。そしてア
ーム部全体は、アーム支持体50aに固定されたDCモ
ータ22とベルト駆動とにより、y方向に伸びた中心軸
Lの回りを矢印Cの如く180度以上に渡って回転可能
に構成される。2本のL字状のアーム指24は互いに対
向するように設けられ、スライドガイド19に沿って図
中の矢印Bの方向(x方向)に中心軸2に関する対称性
を保って直進移動可能である。2本の平行なアーム指2
4の開閉運動はDCモータ23とカム機構18とによっ
て行なわれる。両アーム指24の中心軸2に向う側に
は、ペリクル付フレーム16の凹部16bに係合する円
すい状の凸部21が、凹部16bの各位置に対応して形
成されている。さらに両アーム指24の外側にはフレー
ムケース(14、15)の下面のリブ14bと係合し得
るように突出した部材20が各2ケ所に設けられてい
る。この部材20によってフレームケースのハンドリン
グを確実なものにする。このように搬送アーム部5b
は、フレームケース(14、15)の搬送とフレーム1
6の搬送とを兼用するものであり、さらにアーム指24
が180度以上回転することから、挟持したペリクル付
フレーム16の接着層30を下向き又は上向きの任意の
向きにすることができ、ペリクルフレーム16の片面貼
り、両面貼りのいずれの場合にも対応できる。尚、搬送
アーム5bは、アーム支持体50aを含めて図5に示し
た全体が上下動する。 【0019】図6は組立テーブル9の全体的な形状を示
す斜視図であり、レチクルが載置される上段テーブル9
a、フレームケース(14、15)が載置される下段テ
ーブル9b、及び移動のためのレールに全体を載せるた
めの底部9cとが所定の空間をもって上下に配置されて
いる。ただし上段テーブル9a、下段テーブル9bの中
央部は想像線で示すように切り取られており、搬送アー
ム5b(アーム指24)が自由に上下動できるようなス
ペースが確保されている。 【0020】図7は機構12の付近を装置正面側からみた
図であり、搬送アーム5bのアーム指24はペリクル付
フレーム16を水平に挟持している。この際アーム指2
4の下面はフレーム16の下面(シート材17)よりも
上方に位置するように定められている。搬送アーム5b
がy方向の所定位置にくると、つかみ機構12のトグル
回転部12aが直立し、回転部12aの先端に設けられ
たつかみ部12bが保護シート材17の突出部17aを
上下にはさみ込む。この後、図5に示したDCモータ2
2が駆動され、アーム指24の全体が図7中の矢印Bの
ように回転し、保護シート材17が接着層30からひき
はがされる。はがされたシート材17は不図示の廃棄箱に
落下される。 【0021】図8は加圧機構11の構造の一例を示す斜
視図であり、上下に配置された2枚の加圧プレート11
a、11bは互いに近づく方向と離れる方向とに可動
し、加圧バット部11cがペリクル付レチクルのフレー
ム16に上下から当接し、レチクルの上下面に仮りに貼
り付けられたフレーム16を所定の圧力で密着させる。
2枚の加圧プレート11a、11bは、その間の空間
に、上段テーブル9aに載置されたペリクル付レチクル
が運ばれてくるように配置されている。 【0022】尚、組立テーブル9を図1中の位置A’’
において上下動するようにすれば、上側の加圧プレート
11aは固定にしたままでもよい。ところで図1におい
て、貼付装置本体1の左側には、レチクルのガラス面や
パターン面に付着した異物等の欠陥を光学的に検査する
異物検査装置本体2が接続されている。基板ストック部
4から搬送アーム6bでy方向に運び出されたレチク
ル、又はフレーム16の貼付けが終って搬送アーム7b
でx方向に運ばれてくるペリクル付レチクルは、装置本
体2のアーム8bに受け渡される。アーム8bはスライ
ダー8aに沿ってx方向に水平移動し、検査時の副走査
を兼用して行なう。主走査はしーザビームのスポットを
レチクル表面上でy方向にスキャンすることで行なわれ
る。尚、本発明の実施の形態では、アーム8bと搬送ア
ーム6bとの間ではしチクルの受け渡しが可能である
が、アーム8bと搬送アーム7bとの間では受け渡しが
できない。そのため搬送アーム7bで運ばれてくるペリ
クル付レチクルは一度搬送アーム6bに受け渡され、そ
の後アーム7bに受け渡されるように動作する。またア
ーム8bはレチクルを装置本体2内に搬入する動作と検
査時の副走査を兼ねるため、上下動はしないような構成
となっている。 【0023】次に本装置の全体的な動作を説明する。ま
ず、ペリクル付フレーム16の製造メーカーからは、図
2に示すように、フレーム16をフレームケース(1
4、15)に収納した状態で供給される。オペレータは
その状態のフレームケース(14、15)を装置本体1
のケースストック部3に図4のようにセットする。ペリ
クルを貼付けるべきレチクルは、公知のレチクルケース
に収納されたまま、基板ストック部4に装着される。 【0024】次に、搬送アーム5b(図5)は2本のア
ーム指24を所定の間隔に調整し、ケースストック部3
内のフレームケース(14、15)の下方空間に進入す
る。そして搬送アーム5bをわずかに上方に移動させる
と、フレームケース(14、15)はストック部3の段
部3aからアーム指24の突出部材20の上に受け渡さ
れる。さらに2本のアーム指24がわずかに開かれ、突
出部材20はフレームケース(14、15)のトレイ部
14の下面のリブ14bを内側からつかむ。 【0025】次に搬送アーム5bはフレームケース(1
4、15)をストック部3から引き出し、位置Aで待機
している組立テーブル9(図6)の下段テーブル9b上
にフレームケースを受け渡す。下段テーブル9bはフレ
ームケースの下面を真空吸着し、ずれないように固定す
る。その後、組立テーブル9は位置A’に移動し、開閉
機構10の吸着パッドが組立テーブル9の上段テーブル
9aの下方で、フレームケースの上方の空間に進入す
る。吸着パッドはフレームケースの蓋部15の上面を真
空吸着し、そのままわずかに上方に持ち上げる。これに
より蓋部15とトレイ部14とが分離され、吸着パッド
に蓋部15を残したまま、組立テーブル9は位置A’か
ら位置Aに戻る。 【0026】次に、再び搬送アーム5bのアーム指24
が位置Aにおいてトレイ部14上のぺリクル付フレーム
16を、図7のように挟持し、トレイ部14からわずか
に持ち上げた後、つかみ機構12のところまで水平に移
動する。そして、図7に示したようにつかみ部12bに
よってシート材17の突出部分17aをつかみ、アーム
指24はDCモータ22によって回転する。これにより
保護シート材17がはがされ、アーム指24は水平に戻
される。 【0027】一方、基板ストック部4にセットされたレ
チクルケースからは、搬送アーム6bによってレチクル
が取り出される。アーム6b上に真空吸着されたレチク
ルは、検査装置本体2の搬送アーム8bに受け渡され、
異物の付着の無有、付着位置、異物の大きさ等が検査さ
れ、検査結果が記憶される。この際、露光に障害となる
異物が発見された場合は、そのレチクルを基板ストック
部4の空のレチクルケースに戻し、洗浄等のメンテナン
スが必要であることをオペレータに知らせ、他のレチク
ルケースから別のレチクルを取り出す。 【0028】検査の結果問題がないときは、レチクルを
搬送アーム8bからアーム6bで受渡した後、搬送アー
ム7bに受け渡す。アーム7bはしチクルを位置Aまで
運び、組立テーブル9の上段テーブル9aに受渡す。上
段テーブル9aはしチクルを真空吸着により固定し、フ
レーム16を挟持したアーム5bは組立テーブル9の上
方空間まで移動する。その後、搬送アーム5bは所定量
降下して、ペリクル付フレーム16の接着層30をレチ
クル上面に当接させる。 【0029】このときレチクルに不要な応力を加えない
ように、上段テーブル9aはしチクルを弾性体(坂バネ
等)を介して保持している。従ってアーム5bが降下し
て、フレーム16がレチクルに当接した後は、レチクル
がわずかに下方に逃げられるような構造となっている。
次に組立テーブル9は位置Aから位置A’まで移動し、
開閉機構10の吸着パッドに保持されている蓋部15
を、空になったトレイ部14に重ね合わせる。そして再
び組立テーブル9は位置Aに戻され、搬送アーム5bが
空になったフレームケース(14、15)の下方空間に
進入され、空のフレームケースを受け取り、ケーススト
ック部3に戻す。 【0030】次に搬送アーム5bはレチクル下面用のペ
リクル付フレーム16を、別のフレームケース(14、
15)から取り出す。このシーケンスは、先の蓋部15
の開放、シート材17のはがしと全く同様に行なわれ、
異なる点は、このシーケンスの間、上段テーブル9a上
には上面にペリクル付フレーム16が貼られたレチクル
が載置されていることである。こうして2つ目のフレー
ム16が搬送アーム5bに挟持されたら、アーム指24
はモータ22により回転され、フレーム16の接着層3
0が上方に向くように反転される。その後、このフレー
ム16は位置Aにある上段テーブル9aの下方空間に進
入され、搬送アーム5bはわずかに上方にフレーム16
を上昇させ、接着層30をレチクル下面に当接させる。
これによりレチクルの上下面の両方にペリクル付フレー
ム16が貼られたことになる。通常、上下面のフレーム
は、寸法が同じものを上下に重ね合わせるように貼付け
られ、フレームの外形はレチクル外周よりも小さくなる
ように決められている。 【0031】さて、次に組立テーブル9は位置Aから位
置A’をへて位置A’’に移動し、加圧機構11(図
8)により上下面のペリクル付フレーム16を所定の圧
力で上下に挟み込む。そして、加圧が終ると組立テーブ
ル9は位置A’をへて位置Aにもどる。このとき位置
A’において、開閉機構10の吸着パッドに保持されて
いる蓋部15を、下段テーブル9bに載置されているト
レイ部14の上に重ね合わせるように、吸着パッドを降
下させる。従って、位置Aに戻った組立テーブル2の上
段テーブル9aには、ペリクル付フレームの両面貼付け
が完了したレチクルが載置され、下段テーブル9bには
空のフレームケース(14、15)が載置されている。
こうして下段の空のフレームケース(14、15)は搬
送アーム5bによりケースストック部3に戻され、上段
のペリクル付レチクルは搬迭アーム7b、搬送アーム6
bを介して搬送アーム8bに受け渡され、異物の検査が
行なわれる。異物検査は、この場合、上下面のペリクル
を介して行なうことになるので、裸のレチクルの検査の
場合に対して検出感度(特に異物の大きさ)を補正して
おくとよい。 【0032】また必要に応じて、先に記憶した裸のレチ
クルの検査結果と照合して、適切にペリクル付フレーム
が貼付けられたか否かを判定する。こうして検査の終っ
たペリクル付レチクルは搬送アーム6bにより空のレチ
クルケースに戻され、貼付けの良、不良がオペレータに
表示される。以上、本発明の実施の形態ではペリクルの
両面貼付けを説明したが、もちろん片面だけでも同様の
シーケンスで実行できる。 【0033】本発明の実施の形態で搬送アーム5bは、
フレームケース(14、15)の搬送、ペリクル付フレ
ーム16の搬送、フレーム16のレチクルへの接着動
作、及び保護シート材17のはがし動作に兼用して使わ
れるため、装置全体が非常にコンパクトになるといった
利点がある。 【0034】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、ペリクル
(防塵膜)付フレームを収納した収納ケースを確実にハ
ンドリングすることが出来る。従って、ペリクルを貼り
付ける際に、適当なクリーン度に保たれたペリクル自動
貼付け装置の所定の位置で、人手によらずに収納ケース
をハンドリングすることができるようになった。
れる搬送アームを用いて、搬送するのに最適なペリクル
付フレームを収納するフレームケースに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】近年、半導体素子の製造においては、I
C等の回路構造は増々微細化、高密度化が進み、回路の
線幅ルールも1μm以下になってきた。半導体製造は古
くからゴミ(微小なダスト等)との戦いであるとされて
いる程、製造ラインのクリーン度が要求されている。そ
のため、フォトリソグラフィ工程で使われるフォトマス
ク又はレチクルの保管、管理は極めてやっかいなもので
あった。そこでフォトマスクやレチクルのパターン領域
に異物が付着するのを防止するために、マスクやレチク
ルの表面から一定間隔(5〜7mm程度)のところに光学
的に安定した透明な高分子薄膜(ペリクル)を張設する
手法が採用されてきた。ペリクルはマスクやレチクルの
形状に合わせた円形又は矩形の厚さ5〜7mm程度のフレ
ームの一面に均一に張設され、フレームの反対の面には
粘着性の層が設けられている。このペリクル付フレーム
をレチクルに取り付けるには、人手によってレチクルの
パターン領域とフレーム外形とを合わせた後、フレーム
の粘着層でレチクルに固定していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】フレームに設けられた
ペリクルは、粉塵を嫌うため、防塵ケースに載置されて
いる。ペリクルをフォトマスク又はレチクル等のマスク
に貼り付ける時は、上記理由により人の手を介さない装
置内で貼り付けられている。よって、ペリクルを貼り付
ける際には、ペリクルが載置された防塵ケースを所定の
場所まで搬送アーム等で移動させる必要がある。 【0004】したがって、搬送アームを用いて搬送する
際に、ハンドリングできる防塵ケースが必要となる。本
発明は、搬送アームでハンドリングできる防塵ケースを
提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】したがって、本発明では
以下に述べる手段でもって、上記課題を解決することと
した。なお、「課題を解決するための手段」の説明にお
けるのカッコ内の語句及び番号は、後で述べる発明の実
施の形態で説明する語句および図2のペリクル付フレー
ム用の防塵ケースの構成を示す図での図番と一致してい
る。 【0006】請求項1の本発明によれば、ペリクルが張
着されるフレーム(16)を収納するペリクル収納容器
(14、15)において、ペリクルが張着されるフレー
ムを載置するトレイ部(14)と、トレイ部下側のペリ
クル収納容器の外壁に少なくとも一対の突起部(14
b)を備え、少なくとも一対の突起部は、各々に前記ペ
リクル収納容器を搬送するための搬送手段(5b)と係
合する面を有し、係合する面は、互いにほぼ平行である
ことを特徴とする。この様に収納容器に搬送手段(5
b)と係合するための突起部(14b)に係合する面を
設けたので、突起部の係合する面と搬送手段とが所定の
位置関係になるように係合されることとなる。請求項2
の本発明によれば、トレイ部(14)の外形は、矩形形
状で形成されており、係合する面は、トレイ部の外形の
一辺と平行であることを特徴とする。この様にトレイ部
(14)の一辺と平行するように設けられた突起部(1
4b)の搬送手段(5b)との係合する面は平行するよ
うにしたので、搬送手段とペリクル収納容器とが所定の
位置関係になるように係合される。 【0007】請求項3の本発明によれば、ペリクルが張
着されるフレーム(16)を収納し且つ、搬送手段(5
b)と係合するための突起部(14b)を備えたペリク
ル収納容器(14、15)を搬送する搬送装置であっ
て、搬送手段は、前記突起部の所定の面と係合する面を
有することを特徴とする。この様に搬送用の突起部(1
4b)を設けたペリクル収納容器を搬送するための搬送
手段(5b)と係合するようにする搬送装置としたた
め、ペリクル収納容器を安定して搬送することが可能と
なる。請求項4の本発明によれば、搬送手段(5b)
は、互いに対向するアーム部(アーム指24)と、対向
するアーム部を開閉動作させるアーム駆動部(18、2
3)とを含む構成であり、該アーム部の開閉動作(矢印
Bの方向)によりアーム部の所定の面と前記ペリクル収
納容器に設けられた突起部の所定の面とを係合させるこ
とを特徴とする。この様に、ペリクル収納容器に設けた
搬送用の突起部(14b)を互いに対向するアーム部
(24)の間隔を変える開閉動作をさせて、アーム部で
ペリクル収納容器を保持することにより、ペリクル収納
容器を安定させ且つ確実に搬送することが可能となる。
請求項5の本発明によれば、アーム部(24)は、突起
部の所定の面と係合する面(20側)と、フレームと係
合する面(21側)とを備えたことを特徴とする。この
様に、ペリクル収納容器(14、15)の搬送とフレー
ム(16)の搬送とを兼用することが可能であり、アー
ム部を兼用することができるため装置全体がコンパクト
にできる。 【0008】請求項6の本発明によれば、ペリクルが張
着されるフレーム(16)を収納し且つ、搬送手段(5
b)と係合するための突起部(14b)を備えたペリク
ル収納容器(14、15)を搬送する搬送方法であっ
て、ペリクル収納容器に設けられた突起部の所定の面と
搬送手段の所定の面とを係合させてペリクル収納容器を
把持することを特徴とする。この様に搬送用の突起部
(14b)を設けたペリクル収納容器を搬送するための
搬送手段(5b)と係合して搬送するようにしたため、
ペリクル収納容器を安定して搬送することが可能とな
る。請求項7の本発明によれば、搬送手段(5b)は、
2本のアーム(24)を含む構成であり、ペリクル収納
容器(14、15)を把持する動作の際には、該2本の
アームの間隔を変えることによりアームの所定の面とペ
リクル収納容器に設けられた突起部(14b)の所定の
面とを係合させることを特徴とする。この様に搬送用の
突起部(14b)を設けたペリクル収納容器を搬送する
ための搬送手段(5b)と係合して搬送するようにした
ため、ペリクル収納容器を安定して搬送することが可能
となる。 【0009】 【本発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態によ
るペリクル自動貼付け装置の概略的な内部構成を上面よ
りみた図である。本発明の実施の形態の装置には、ペリ
クル貼付け装置本体1とレチクル、又はペリクル付レチ
クルに付着した異物を検査する検査装置本体2とが一体
に設けられている。両装置本体1、2とも内部は適当な
クリーン度が保たれるようにほぼ密閉され、空調され
る。 【0010】さて、装置本体1の正面側には、ペリクル
付フレームを1個ずつ密閉状態で収納したフレームケー
スの複数をセットするためのケースストック部3と、レ
チクルを1枚ずつ密閉状態で収納した公知のレチクルケ
ースの複数をセットするための基板ストック部4とが設
けられている。この基板ストック部4とレチクルケース
の構成は、例えば特開昭57−64928号公報に開示
されているものがそのまま採用できる。 【0011】一方、ケースストック部3にセットされる
フレームケースは、図2のような構造を有し、ペリクル
付フレーム16を載置するトレイ部14と、トレイ部1
4を上からふさぐ蓋部15とで構成される。図2(A)
はトレイ部14の内側を上面からみたもので、ペリクル
付フレーム16がケース内部で位置ずれをおこさないよ
うに、4辺の夫々に対応してリブ14aが設けられてい
る。このリブ14aはケース(トレイ部)外形に対して
所定の位置精度で設けられ、ペリクル付フレーム16を
取り出すときの搬送アーム等との位置合わせを容易にし
ている。図2(B)はトレイ部14上に蓋部15をして
密閉した場合の断面を示し、リブ14aはペリクル付フ
レーム16の高さ(厚さ)よりも低くなるように定めら
れる。さらにトレイ部14の下面には、図2(B)、
(C)に示すように2本の平行なリブ14bが設けられ
ている。本発明の実施の形態では、2本のリブ14bの
間隔はペリクル付フレーム16の外形幅よりも大きくな
るように定められている。このリブ14bは、貼付け装
置本体1内にフレームケースを自動搬送するときのハン
ドリングのために設けられている。尚、図2(A)、
(B)に示すようにケース内のフレーム16の左右には
所定の空間がとられるが、これはフレーム16を搬送す
るためのアーム等が進入する際のにげである。 【0012】図3は自動搬送に適したペリクル付フレー
ム16の具体的な構造の一例を示したもので、図3
(A)は正面図、図3(B)は側面図である。ペリクル
付フレーム16はほぼ矩形の枠部16aで構成され、枠
部16aの互いに平行な2辺の角部材(4ケ所)には、
図3(A)のように円すい形の凹部16bが設けられて
いる。この4隅の凹部16bは、搬送用のアーム等によ
って挟持する際の位置決め、及びすべり止めの機能を持
たせるためのものである。またペリクル付フレーム16
のレチクルとの貼付け面には、図3(B)に示すように
粘着性の接着層30が形成され、さらに接着層30を保
護するために、枠部16aの外形と同一形状の保護シー
ト材17が密着されている。この保護シート材17は、
フレーム16をレチクルに貼付ける直前に、図3(A)
に示すようにシート材17の一部の枠16aの外形より
も突出させた部分17aをつかんではがされる。 【0013】さて、このようなペリクル付フレーム16
を収納したフレームケース(14、15)は、図1中の
ケースストック部3に、図4に示すように、ほぼ水平状
態で積み重ねるような配置でセットされる。図4はケー
スストック部3を装置本体1の正面側からみた図で、ス
トック部3にはフレームケース(14、15)のトレイ
部14の下面両脇を保持する段部3aが設けられる。各
フレームケース間には、搬送アーム進入のために所定の
空間ができるように各段部3aで支えられる。 【0014】ところで図1において、上記フレームケー
ス(14、15)は、スライダー5aに沿ってy方向に
移動する搬送アーム5bにより、ケースストック部3か
ら取り出され、組立テーブル9に運ばれる。組立テーブ
ル9は上段テーブルと下段テーブルとの2段構造になっ
ており、図1中の位置AからA’までの間をy方向に直
進移動可能に設けられている。搬送アーム5bによって
運ばれたフレームケース(14、15)は位置Aで組立
テーブル9の下段テーブルに載置される。組立テーブル
9が位置A’まで移動すると、フレームケース(14、
15)は蓋開閉手段10の吸着パッド下方に位置する。
蓋開閉手段10はフレームケース(14、15)の蓋部
15を吸着パッドで真空吸着し、蓋部15を上方に持ち
上げる。これによりフレームケースが開かれることにな
る。 【0015】また搬送アーム5bの位置Aとケーススト
ック部3の間の搬送路の途中には、ペリクル付フレーム
16の保護シート材17の突出部分17aをつかむ機構
12が設けられる。一方、基板ストック部4には、レチ
クルを収納したケースが装着され、スライダー6aに沿
ってy方向に移動する搬送アーム6bにより、ケース内
のレチクルが取り出され、水平状態で装置の奥の方へ運
ばれる。搬送アーム7bはスライダー7aに沿ってx方
向に移動し、搬送アーム6bとの間でのレチクルの受渡
し位置と位置Aとの間で往復できるように構成される。 【0016】従って搬送アーム7bは、搬送アーム6b
からレチクルを受け取り、組立テーブル9の上段テーブ
ルまで運ぶことができる。組立テーブル9が位置Aにあ
るとき、ペリクル付フレーム16がレチクルに貼付けら
れ、その後組立テーブル9は位置A’をへて位置A’’
に移動する。位置A’’でペリクルフレーム16の貼ら
れたレチクルの上方(又は下方)には、ペリクルフレー
ム16とレチクルとを均等に圧着させるための加圧機構
11が設けられている。加圧機構11の加圧部材はペリ
クル付フレーム16の枠部16aの上端面(又は下端
面)のみに当接するように設けられている。 【0017】以上、図1において3つの搬送アーム5
b、6b、7bはともに上下方向(Z方向)に移動可能
に設けられている。また搬送アーム6b、7bはレチク
ルの周辺を保持するコの字状の簡単なアームでよいが、
搬送アーム5bはペリクル付フレーム16の搬送とフレ
ームケース(14、15)の搬送とを兼ねるため特別な
構造になっている。そこで以下に搬送アーム5bの詳細
な構造とその他主要部分の詳細な構造を順次説明する。 【0018】図5は搬送アーム5bの構造を示す平面図
であり、アーム部全体はスライダー5aに沿ってy方向
に移動するアーム支持体50aに設けられる。そしてア
ーム部全体は、アーム支持体50aに固定されたDCモ
ータ22とベルト駆動とにより、y方向に伸びた中心軸
Lの回りを矢印Cの如く180度以上に渡って回転可能
に構成される。2本のL字状のアーム指24は互いに対
向するように設けられ、スライドガイド19に沿って図
中の矢印Bの方向(x方向)に中心軸2に関する対称性
を保って直進移動可能である。2本の平行なアーム指2
4の開閉運動はDCモータ23とカム機構18とによっ
て行なわれる。両アーム指24の中心軸2に向う側に
は、ペリクル付フレーム16の凹部16bに係合する円
すい状の凸部21が、凹部16bの各位置に対応して形
成されている。さらに両アーム指24の外側にはフレー
ムケース(14、15)の下面のリブ14bと係合し得
るように突出した部材20が各2ケ所に設けられてい
る。この部材20によってフレームケースのハンドリン
グを確実なものにする。このように搬送アーム部5b
は、フレームケース(14、15)の搬送とフレーム1
6の搬送とを兼用するものであり、さらにアーム指24
が180度以上回転することから、挟持したペリクル付
フレーム16の接着層30を下向き又は上向きの任意の
向きにすることができ、ペリクルフレーム16の片面貼
り、両面貼りのいずれの場合にも対応できる。尚、搬送
アーム5bは、アーム支持体50aを含めて図5に示し
た全体が上下動する。 【0019】図6は組立テーブル9の全体的な形状を示
す斜視図であり、レチクルが載置される上段テーブル9
a、フレームケース(14、15)が載置される下段テ
ーブル9b、及び移動のためのレールに全体を載せるた
めの底部9cとが所定の空間をもって上下に配置されて
いる。ただし上段テーブル9a、下段テーブル9bの中
央部は想像線で示すように切り取られており、搬送アー
ム5b(アーム指24)が自由に上下動できるようなス
ペースが確保されている。 【0020】図7は機構12の付近を装置正面側からみた
図であり、搬送アーム5bのアーム指24はペリクル付
フレーム16を水平に挟持している。この際アーム指2
4の下面はフレーム16の下面(シート材17)よりも
上方に位置するように定められている。搬送アーム5b
がy方向の所定位置にくると、つかみ機構12のトグル
回転部12aが直立し、回転部12aの先端に設けられ
たつかみ部12bが保護シート材17の突出部17aを
上下にはさみ込む。この後、図5に示したDCモータ2
2が駆動され、アーム指24の全体が図7中の矢印Bの
ように回転し、保護シート材17が接着層30からひき
はがされる。はがされたシート材17は不図示の廃棄箱に
落下される。 【0021】図8は加圧機構11の構造の一例を示す斜
視図であり、上下に配置された2枚の加圧プレート11
a、11bは互いに近づく方向と離れる方向とに可動
し、加圧バット部11cがペリクル付レチクルのフレー
ム16に上下から当接し、レチクルの上下面に仮りに貼
り付けられたフレーム16を所定の圧力で密着させる。
2枚の加圧プレート11a、11bは、その間の空間
に、上段テーブル9aに載置されたペリクル付レチクル
が運ばれてくるように配置されている。 【0022】尚、組立テーブル9を図1中の位置A’’
において上下動するようにすれば、上側の加圧プレート
11aは固定にしたままでもよい。ところで図1におい
て、貼付装置本体1の左側には、レチクルのガラス面や
パターン面に付着した異物等の欠陥を光学的に検査する
異物検査装置本体2が接続されている。基板ストック部
4から搬送アーム6bでy方向に運び出されたレチク
ル、又はフレーム16の貼付けが終って搬送アーム7b
でx方向に運ばれてくるペリクル付レチクルは、装置本
体2のアーム8bに受け渡される。アーム8bはスライ
ダー8aに沿ってx方向に水平移動し、検査時の副走査
を兼用して行なう。主走査はしーザビームのスポットを
レチクル表面上でy方向にスキャンすることで行なわれ
る。尚、本発明の実施の形態では、アーム8bと搬送ア
ーム6bとの間ではしチクルの受け渡しが可能である
が、アーム8bと搬送アーム7bとの間では受け渡しが
できない。そのため搬送アーム7bで運ばれてくるペリ
クル付レチクルは一度搬送アーム6bに受け渡され、そ
の後アーム7bに受け渡されるように動作する。またア
ーム8bはレチクルを装置本体2内に搬入する動作と検
査時の副走査を兼ねるため、上下動はしないような構成
となっている。 【0023】次に本装置の全体的な動作を説明する。ま
ず、ペリクル付フレーム16の製造メーカーからは、図
2に示すように、フレーム16をフレームケース(1
4、15)に収納した状態で供給される。オペレータは
その状態のフレームケース(14、15)を装置本体1
のケースストック部3に図4のようにセットする。ペリ
クルを貼付けるべきレチクルは、公知のレチクルケース
に収納されたまま、基板ストック部4に装着される。 【0024】次に、搬送アーム5b(図5)は2本のア
ーム指24を所定の間隔に調整し、ケースストック部3
内のフレームケース(14、15)の下方空間に進入す
る。そして搬送アーム5bをわずかに上方に移動させる
と、フレームケース(14、15)はストック部3の段
部3aからアーム指24の突出部材20の上に受け渡さ
れる。さらに2本のアーム指24がわずかに開かれ、突
出部材20はフレームケース(14、15)のトレイ部
14の下面のリブ14bを内側からつかむ。 【0025】次に搬送アーム5bはフレームケース(1
4、15)をストック部3から引き出し、位置Aで待機
している組立テーブル9(図6)の下段テーブル9b上
にフレームケースを受け渡す。下段テーブル9bはフレ
ームケースの下面を真空吸着し、ずれないように固定す
る。その後、組立テーブル9は位置A’に移動し、開閉
機構10の吸着パッドが組立テーブル9の上段テーブル
9aの下方で、フレームケースの上方の空間に進入す
る。吸着パッドはフレームケースの蓋部15の上面を真
空吸着し、そのままわずかに上方に持ち上げる。これに
より蓋部15とトレイ部14とが分離され、吸着パッド
に蓋部15を残したまま、組立テーブル9は位置A’か
ら位置Aに戻る。 【0026】次に、再び搬送アーム5bのアーム指24
が位置Aにおいてトレイ部14上のぺリクル付フレーム
16を、図7のように挟持し、トレイ部14からわずか
に持ち上げた後、つかみ機構12のところまで水平に移
動する。そして、図7に示したようにつかみ部12bに
よってシート材17の突出部分17aをつかみ、アーム
指24はDCモータ22によって回転する。これにより
保護シート材17がはがされ、アーム指24は水平に戻
される。 【0027】一方、基板ストック部4にセットされたレ
チクルケースからは、搬送アーム6bによってレチクル
が取り出される。アーム6b上に真空吸着されたレチク
ルは、検査装置本体2の搬送アーム8bに受け渡され、
異物の付着の無有、付着位置、異物の大きさ等が検査さ
れ、検査結果が記憶される。この際、露光に障害となる
異物が発見された場合は、そのレチクルを基板ストック
部4の空のレチクルケースに戻し、洗浄等のメンテナン
スが必要であることをオペレータに知らせ、他のレチク
ルケースから別のレチクルを取り出す。 【0028】検査の結果問題がないときは、レチクルを
搬送アーム8bからアーム6bで受渡した後、搬送アー
ム7bに受け渡す。アーム7bはしチクルを位置Aまで
運び、組立テーブル9の上段テーブル9aに受渡す。上
段テーブル9aはしチクルを真空吸着により固定し、フ
レーム16を挟持したアーム5bは組立テーブル9の上
方空間まで移動する。その後、搬送アーム5bは所定量
降下して、ペリクル付フレーム16の接着層30をレチ
クル上面に当接させる。 【0029】このときレチクルに不要な応力を加えない
ように、上段テーブル9aはしチクルを弾性体(坂バネ
等)を介して保持している。従ってアーム5bが降下し
て、フレーム16がレチクルに当接した後は、レチクル
がわずかに下方に逃げられるような構造となっている。
次に組立テーブル9は位置Aから位置A’まで移動し、
開閉機構10の吸着パッドに保持されている蓋部15
を、空になったトレイ部14に重ね合わせる。そして再
び組立テーブル9は位置Aに戻され、搬送アーム5bが
空になったフレームケース(14、15)の下方空間に
進入され、空のフレームケースを受け取り、ケーススト
ック部3に戻す。 【0030】次に搬送アーム5bはレチクル下面用のペ
リクル付フレーム16を、別のフレームケース(14、
15)から取り出す。このシーケンスは、先の蓋部15
の開放、シート材17のはがしと全く同様に行なわれ、
異なる点は、このシーケンスの間、上段テーブル9a上
には上面にペリクル付フレーム16が貼られたレチクル
が載置されていることである。こうして2つ目のフレー
ム16が搬送アーム5bに挟持されたら、アーム指24
はモータ22により回転され、フレーム16の接着層3
0が上方に向くように反転される。その後、このフレー
ム16は位置Aにある上段テーブル9aの下方空間に進
入され、搬送アーム5bはわずかに上方にフレーム16
を上昇させ、接着層30をレチクル下面に当接させる。
これによりレチクルの上下面の両方にペリクル付フレー
ム16が貼られたことになる。通常、上下面のフレーム
は、寸法が同じものを上下に重ね合わせるように貼付け
られ、フレームの外形はレチクル外周よりも小さくなる
ように決められている。 【0031】さて、次に組立テーブル9は位置Aから位
置A’をへて位置A’’に移動し、加圧機構11(図
8)により上下面のペリクル付フレーム16を所定の圧
力で上下に挟み込む。そして、加圧が終ると組立テーブ
ル9は位置A’をへて位置Aにもどる。このとき位置
A’において、開閉機構10の吸着パッドに保持されて
いる蓋部15を、下段テーブル9bに載置されているト
レイ部14の上に重ね合わせるように、吸着パッドを降
下させる。従って、位置Aに戻った組立テーブル2の上
段テーブル9aには、ペリクル付フレームの両面貼付け
が完了したレチクルが載置され、下段テーブル9bには
空のフレームケース(14、15)が載置されている。
こうして下段の空のフレームケース(14、15)は搬
送アーム5bによりケースストック部3に戻され、上段
のペリクル付レチクルは搬迭アーム7b、搬送アーム6
bを介して搬送アーム8bに受け渡され、異物の検査が
行なわれる。異物検査は、この場合、上下面のペリクル
を介して行なうことになるので、裸のレチクルの検査の
場合に対して検出感度(特に異物の大きさ)を補正して
おくとよい。 【0032】また必要に応じて、先に記憶した裸のレチ
クルの検査結果と照合して、適切にペリクル付フレーム
が貼付けられたか否かを判定する。こうして検査の終っ
たペリクル付レチクルは搬送アーム6bにより空のレチ
クルケースに戻され、貼付けの良、不良がオペレータに
表示される。以上、本発明の実施の形態ではペリクルの
両面貼付けを説明したが、もちろん片面だけでも同様の
シーケンスで実行できる。 【0033】本発明の実施の形態で搬送アーム5bは、
フレームケース(14、15)の搬送、ペリクル付フレ
ーム16の搬送、フレーム16のレチクルへの接着動
作、及び保護シート材17のはがし動作に兼用して使わ
れるため、装置全体が非常にコンパクトになるといった
利点がある。 【0034】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、ペリクル
(防塵膜)付フレームを収納した収納ケースを確実にハ
ンドリングすることが出来る。従って、ペリクルを貼り
付ける際に、適当なクリーン度に保たれたペリクル自動
貼付け装置の所定の位置で、人手によらずに収納ケース
をハンドリングすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】:本発明の実施の形態による自動ペリクル貼付
装置の全体的な構成を概略的に示す図 【図2】:ペリクル付フレーム用の防塵ケースの構成を
示す図 【図3】:自動搬送に好適なペリクル付フレームの構造
を示す図 【図4】:フレームケースのストック部の構造を示す正
面図 【図5】:フレームケースとペリクル付フレームの搬送
アームの構造を示す図 【図6】:組立テーブルの構造を概略的に示す斜視図 【図7】:ペリクル付フレームの保護シート材をはがす
機構を概略的に示す図 【図8】:加圧機構の概略的な構造を示す斜視図であ
る。 【主要部分の符号の説明】 1…べリクル貼付装置本体、2…異物検査装置本体、3
…フレームケースのストック部、4…レチクルケースの
ストック部、5b、6b、7b、8b…搬送アーム、9
…組立テーブル、10…開閉機構、11…加圧機構、1
2…つかみ機構、14…フレームのトレイ部、15…蓋
部、16…ペリクル付フレーム、24…搬送アーム5b
のアーム指。
装置の全体的な構成を概略的に示す図 【図2】:ペリクル付フレーム用の防塵ケースの構成を
示す図 【図3】:自動搬送に好適なペリクル付フレームの構造
を示す図 【図4】:フレームケースのストック部の構造を示す正
面図 【図5】:フレームケースとペリクル付フレームの搬送
アームの構造を示す図 【図6】:組立テーブルの構造を概略的に示す斜視図 【図7】:ペリクル付フレームの保護シート材をはがす
機構を概略的に示す図 【図8】:加圧機構の概略的な構造を示す斜視図であ
る。 【主要部分の符号の説明】 1…べリクル貼付装置本体、2…異物検査装置本体、3
…フレームケースのストック部、4…レチクルケースの
ストック部、5b、6b、7b、8b…搬送アーム、9
…組立テーブル、10…開閉機構、11…加圧機構、1
2…つかみ機構、14…フレームのトレイ部、15…蓋
部、16…ペリクル付フレーム、24…搬送アーム5b
のアーム指。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ペリクルが張着されるフレームを収納するペリクル
収納容器において、前記ペリクルが張着されるフレームを載置するトレイ部
と、 前記トレイ部下側の 前記ペリクル収納容器の外壁に少な
くとも一対の突起部と、を有し、前記少なくとも一対の突起部は、各々に、 前記ペリクル
収納容器を搬送するための搬送手段と係合する面を有
し、前記係合する面は、互いにほぼ平行である ことを特徴と
するペリクル収納容器。 2.前記トレイ部の外形は、ほぼ矩形形状で形成されて
おり、 前記係合する面は、前記トレイ部の外形の一辺と平行で
あることを特徴とする請求項1記載のペリクル収納容
器。 3.ペリクルが張着されるフレームを収納し且つ、搬送
手段と係合するための突起部を備えたペリクル収納容器
を搬送する搬送装置であって、 前記搬送手段は、前記突起部の所定の面と係合する面を
有することを特徴とするペリクル収納容器の搬送装置。 4.前記搬送手段は、互いに対向するアーム部と、該対
向するアーム部を開閉動作をさせるアーム駆動部とを含
む構成であり、該アーム部の開閉動作により前記アーム
部の所定の面と前記ペリクル収納容器に設けられた突起
部の所定の面とを係合させることを特徴とする請求項3
記載のペリクル収納容器の搬送装置。 5.前記アーム部は、前記突起部の所定の面と係合する
面と、前記フレームと係合する面とを備えたことを特徴
とする請求項4記載の搬送装置。 6.ペリクルが張着されるフレームを収納し且つ、搬送
手段と係合するための突起部を備えたペリクル収納容器
を搬送する搬送方法であって、 前記ペリクル収納容器に設けられた前記突起部の面と前
記搬送手段の面とを係合させてペリクル収納容器を把持
することを特徴とする搬送方法。 7.前記搬送手段は、2本のアーム部を含む構成であ
り、ペリクル収納容器を把持する動作の際には、該2本
のアーム部の間隔を変えることにより前記アーム部の所
定の面と前記ペリクル収納容器に設けられた前記突起部
の所定の面とを係合させることを特徴とする請求項6記
載の搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22983896A JP2962236B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | ペリクル収納容器、ペリクル収納容器の搬送装置及び搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22983896A JP2962236B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | ペリクル収納容器、ペリクル収納容器の搬送装置及び搬送方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25580287A Division JP2595993B2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 露光用原板作成装置及び方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11004090A Division JPH11271961A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | ペリクル張設用フレ―ム及びペリクル張設用フレ―ムの搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09138498A JPH09138498A (ja) | 1997-05-27 |
JP2962236B2 true JP2962236B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16898479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22983896A Expired - Lifetime JP2962236B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | ペリクル収納容器、ペリクル収納容器の搬送装置及び搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2962236B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4710308B2 (ja) | 2004-10-29 | 2011-06-29 | 株式会社ニコン | レチクル搬送装置、露光装置、及びレチクルの搬送方法 |
JP5169206B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2013-03-27 | 日本電気株式会社 | フォトマスク受納器並びにこれを用いるレジスト検査方法及びその装置 |
US9646858B2 (en) * | 2011-06-23 | 2017-05-09 | Brooks Automation, Inc. | Semiconductor cleaner systems and methods |
NL2024985B1 (en) * | 2019-02-28 | 2020-11-23 | Asml Netherlands Bv | Apparatus for assembly of a reticle assembly |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63305359A (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-13 | Nec Yamagata Ltd | 半導体用ペリクル膜保管ケ−ス |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP22983896A patent/JP2962236B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09138498A (ja) | 1997-05-27 |
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