JP2750156B2 - 薄肉プラスチック管の超音波溶着方法 - Google Patents

薄肉プラスチック管の超音波溶着方法

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JP2750156B2
JP2750156B2 JP15600389A JP15600389A JP2750156B2 JP 2750156 B2 JP2750156 B2 JP 2750156B2 JP 15600389 A JP15600389 A JP 15600389A JP 15600389 A JP15600389 A JP 15600389A JP 2750156 B2 JP2750156 B2 JP 2750156B2
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plastic pipe
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄肉プラスチック管同志を超音波の照射によ
り溶着する方法に関する。
〔従来の技術〕
第2図(a),(b)はそれぞれ従来方法により薄肉
プラスチック管同志を超音波溶着する前,後の状態を示
す説明図である。
従来方法は第2図(a)示のように薄肉プラスチック
管1の大径管端部2内に被溶着薄肉プラスチック管3を
嵌挿し、この被溶着薄肉プラスチック管3の端面に対向
する大径管端部2の内端面に溶着リブ6を形成して大径
管端部2に被溶着薄肉プラスチック管3を超音波発振器
のホーン7より照射される超音波により溶着する方法で
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来方法にあっては、溶着リブ6の
高さh,幅w(第2図(a)参照)がいずれも0.3〜0.8mm
程度であり、溶着部8の肉厚(第2図(b)参照)が薄
いので、溶着部8が曲げ方向の力で破損し易いばかりで
なく、超音波パワーが大きいかまたは照射時間が長い
と、溶着リブ6が溶け終えた際、残存パワーで他の部
分、例えば第2図(b)示のX印部等が溶け破損するお
それがあるという課題がある。
〔発明の概要〕
本発明方法は上記課題を解決するため、第1図示のよ
うに薄肉プラスチック管1の大径管端部2内に被溶着薄
肉プラスチック管3を嵌挿し、この被溶着薄肉プラスチ
ック管3の端部外周及び端面にそれぞれ対向する大径管
端部2の内周及び内端面にそれぞれ溝4及び当該溝4に
連接する傾斜面5を形成して大径管端部2に被溶着薄肉
プラスチック管3を超音波溶着するようにしたことを特
徴とする。
本発明方法を実施することにより薄肉プラスチック管
1の大径管端部2に被溶着薄肉プラスチック管3を超音
波溶着した際、溶融したプラスチックが溝4内に流れ込
み固化して溶着すると同時に傾斜面5部で溶着すること
になる。その結果、溶着部8の断面積が大きくなるため
溶着部8の強度が向上し、溶着部8が破損するおそれが
なくなるばかりでなく、超音波パワーが溶着中に急変し
ないので、他の部分に破損等のトラブルも発生するおそ
れはない。
〔発明の具体的説明〕
以下図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。
第1図(a),(b)はそれぞれ本発明により薄肉プ
ラスチック管同志を超音波溶着する前,後の状態を示す
説明図である。
本発明実施方法は第1図(a)示のように薄肉プラス
チック管1の大径管端部2内に被溶着薄肉プラスチック
管3を嵌挿し、この被溶着薄肉プラスチック管3の端部
外周に対向する大径管端部2の内周に溝4を形成せし
め、かつ被溶着薄肉プラスチック管3の端面に対向する
大径管端部2の内端面に、溝4に連接する傾斜面5を形
成して大径管端部2に被溶着薄肉プラスチック管3を超
音波発振器のホーン7より照射される超音波により溶着
する構成とする。
この実施方法によれば、薄肉プラスチック管1の大径
管端部2に被溶着薄肉プラスチック管3を超音波溶着し
た際、第1図(b)示のように溶融したプラスチックが
溝4内に流れ込み固化して溶着すると同時に傾斜面5部
で溶着することになる。その結果、溶着部8の断面積が
大きくなるため溶着部8の強度が向上し、溶着部8が破
損するおそれがなくなるばかりでなく、超音波パワーが
溶着中に急変しないので、他の部分に破損等のトラブル
も発生するおそれはない。
上述のように本発明によれば、薄肉プラスチック管1
の大径管端部2内に被溶着薄肉プラスチック管3を嵌挿
し、この被溶着薄肉プラスチック管3の端部外周及び端
面にそれぞれ対向する大径管端部2の内周及び内端面に
それぞれ溝4及び当該溝4に連接する傾斜面5を形成し
て大径管端部2に被溶着薄肉プラスチック管3を超音波
溶着するようにしたことを特徴とする方法であるから、
薄肉プラスチック管1の大径管端部2に被溶着薄肉プラ
スチック管3を超音波溶着した際、溶融したプラスチッ
クが溝4内に流れ込み固化して溶着すると同時に傾斜面
5部で溶着することになり、溶着部8の断面積が大きく
なるため溶着部8の強度を向上でき、溶着部8が破損す
るおそれがないばかりでなく、溶着部8以外の部分に破
損等のトラブルが発生するおそれもない等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はそれぞれ本発明方法により薄肉
プラスチック管同志を超音波溶着する前,後の状態を示
す説明図、第2図(a),(b)はそれぞれ従来方法に
より薄肉プラスチック管同志を超音波溶着する前,後の
状態を示す説明図である。 1……薄肉プラスチック管、2……大径管端部、3……
被溶着薄肉プラスチック管、4……溝、5……傾斜面、
7……超音波発振器のホーン、8……溶着部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄肉プラスチック管1の大径管端部2内に
    被溶着薄肉プラスチック管3を嵌挿し、この被溶着薄肉
    プラスチック管3の端部外周及び端面にそれぞれ対向す
    る大径管端部2の内周及び内端面にそれぞれ溝4及び当
    該溝4に連接する傾斜面5を形成して大径管端部2に被
    溶着薄肉プラスチック管3を超音波溶着するようにした
    ことを特徴とする薄肉プラスチック管の超音波溶着方
    法。
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KR102070715B1 (ko) 2019-10-24 2020-01-29 유한회사 싸카 구기공용 패널 및 이를 구비한 구기공

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