JP2611233B2 - 振幅圧縮伸長回路 - Google Patents
振幅圧縮伸長回路Info
- Publication number
- JP2611233B2 JP2611233B2 JP62160525A JP16052587A JP2611233B2 JP 2611233 B2 JP2611233 B2 JP 2611233B2 JP 62160525 A JP62160525 A JP 62160525A JP 16052587 A JP16052587 A JP 16052587A JP 2611233 B2 JP2611233 B2 JP 2611233B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- amplitude
- circuit
- output
- output signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術 D発明が解決しようとする問題点(第13図〜第15図) E問題点を解決するための手段(第1図) F作用(第1図) G実施例 (G1)本発明の原理(第1図及び第2図) (G2)振幅圧縮伸長動作(第1図、第3図〜第6図) (G3)可変周波数特性の振幅圧縮伸長動作(第1図、第
7図〜第9図) (G4)第1の実施例(第1図、第7図〜第10図) (G5)第2の実施例(第1図、第11図及び第12図) (G6)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は振幅圧縮伸長回路に関し、例えばコンパクト
デイスク(CD)プレーヤ、テープレコーダ等の電子機器
の信号処理回路に適用して好適なものである。
7図〜第9図) (G4)第1の実施例(第1図、第7図〜第10図) (G5)第2の実施例(第1図、第11図及び第12図) (G6)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は振幅圧縮伸長回路に関し、例えばコンパクト
デイスク(CD)プレーヤ、テープレコーダ等の電子機器
の信号処理回路に適用して好適なものである。
B発明の概要 本発明は振幅圧縮伸長回路において、メインパス回路
の入出力信号の差信号に基づいて作成された加算信号
を、メインパス回路の出力信号に加えて出力することに
より、所望の入出力特性の振幅圧縮伸長回路を得ること
ができる。
の入出力信号の差信号に基づいて作成された加算信号
を、メインパス回路の出力信号に加えて出力することに
より、所望の入出力特性の振幅圧縮伸長回路を得ること
ができる。
C従来の技術 従来、CDプレーヤ、デイジタルオーデイオテープレコ
ーダ(DAT)等のデイジタルオーデイオ信号再生装置に
おいては、記録媒体にデイジタル化して記録されたオー
デイオ信号を再生してアナログ信号に復調することによ
り、広いダイナミツクレンジで歪の少ない高品位のオー
デイオ信号を得ることができる。
ーダ(DAT)等のデイジタルオーデイオ信号再生装置に
おいては、記録媒体にデイジタル化して記録されたオー
デイオ信号を再生してアナログ信号に復調することによ
り、広いダイナミツクレンジで歪の少ない高品位のオー
デイオ信号を得ることができる。
D発明が解決しようとする問題点 ところが、この種のデイジタルオーデイオ信号再生装
置から得られるオーデイオ信号は、従来のアナログ方式
のテープレコーダに記録する場合等において、ダイナミ
ツクレンジが広すぎる問題がある。
置から得られるオーデイオ信号は、従来のアナログ方式
のテープレコーダに記録する場合等において、ダイナミ
ツクレンジが広すぎる問題がある。
すなわちダイナミツクレンジが広すぎるためにテープ
レコーダに記録する際に、信号レベルの大きな部分にお
いてオーデイオ信号の信号波形に歪が生じたり、逆に信
号レベルの小さな部分においてSN比が劣化する問題があ
る。
レコーダに記録する際に、信号レベルの大きな部分にお
いてオーデイオ信号の信号波形に歪が生じたり、逆に信
号レベルの小さな部分においてSN比が劣化する問題があ
る。
さらに暗騒音のあるような例えば車内でCDプレーヤ等
を再生する際には、信号レベルの小さな部分が暗騒音に
よつて聴取できなくなつたり、逆に信号レベルの大きな
部分で音量が大きくなりすぎたりする問題がある。
を再生する際には、信号レベルの小さな部分が暗騒音に
よつて聴取できなくなつたり、逆に信号レベルの大きな
部分で音量が大きくなりすぎたりする問題がある。
この問題を解決するためには、デイジタルオーデイオ
信号再生装置から得られるオーデイオ信号のダイナミツ
クレンジを小さくすれば良いと考えられる。
信号再生装置から得られるオーデイオ信号のダイナミツ
クレンジを小さくすれば良いと考えられる。
すなわち第13図に示すように、アナログ信号に変換さ
れたオーデイオ信号でなる入力信号において、ピークレ
ベルから−30〔dB〕以下の入力信号に対しては、入力信
号の信号レベルの変化に比例定数1で比例して信号レベ
ルが変化する出力信号を出力するようにする。
れたオーデイオ信号でなる入力信号において、ピークレ
ベルから−30〔dB〕以下の入力信号に対しては、入力信
号の信号レベルの変化に比例定数1で比例して信号レベ
ルが変化する出力信号を出力するようにする。
これに対して−30〔dB〕を超える領域の入力信号に対
しては、入力信号の信号レベルの変化に対して比例定数
が例えば1/2で比例して変化する出力信号を出力する。
しては、入力信号の信号レベルの変化に対して比例定数
が例えば1/2で比例して変化する出力信号を出力する。
このようにすれば−30〔dB〕を境にして(以下これを
折れ点と呼ぶ)振幅圧縮比CRがそれぞれ値1及び2の入
出力特性を得ることができ、その分全体としてオーデイ
オ信号のダイナミツクレンジを小さくすることができ
る。
折れ点と呼ぶ)振幅圧縮比CRがそれぞれ値1及び2の入
出力特性を得ることができ、その分全体としてオーデイ
オ信号のダイナミツクレンジを小さくすることができ
る。
このような振幅圧縮伸長動作を得るために、従来第14
図に示すような構成の振幅圧縮伸長回路1を用いる方法
がある。
図に示すような構成の振幅圧縮伸長回路1を用いる方法
がある。
すなわち入力信号SIを遅延回路2を介して振幅変調回
路3に受けると共に、コントロール信号作成回路4に受
ける。
路3に受けると共に、コントロール信号作成回路4に受
ける。
コントロール信号作成回路4は、入力信号の信号レベ
ルを検出し、当該検出結果に基づいて入力信号SIの信号
レベルに応じて信号レベルが変化するコントロール信号
SGを振幅変調回路3に出力する。
ルを検出し、当該検出結果に基づいて入力信号SIの信号
レベルに応じて信号レベルが変化するコントロール信号
SGを振幅変調回路3に出力する。
振幅変調回路3は、乗算回路又はVCA(voltage contr
ol amplifier)等で構成され、入力信号SIをコントロー
ル信号SGで振幅変調することにより、入力信号SIに対し
てコントロール信号SGの信号レベルに応じて信号レベル
が変化した出力信号S0を得ることができる。
ol amplifier)等で構成され、入力信号SIをコントロー
ル信号SGで振幅変調することにより、入力信号SIに対し
てコントロール信号SGの信号レベルに応じて信号レベル
が変化した出力信号S0を得ることができる。
因に遅延回路2は、当該振幅圧縮伸長回路1の出力信
号S0にオーバシユートが生じないように設けられてい
る。
号S0にオーバシユートが生じないように設けられてい
る。
ここで、入力信号SIの振幅を値x、出力信号S0の振幅
を値yとおけば、次式 y=x1/CR ……(1) で振幅圧縮比CRを表すことができる。
を値yとおけば、次式 y=x1/CR ……(1) で振幅圧縮比CRを表すことができる。
従つてコントロール信号作成回路4において、折れ点
以下の領域の入力信号SIの振幅xに対して、振幅圧縮比
CRが値1の出力信号S0の振幅yは、次式 y=x1/CR =x・x(1−CR)/CR =x・x0 =x・1 ……(2) で表される。従つて右辺の係数1に対応して、振幅変調
回路3の利得gが、次式 g=1 ……(3) で表される値1になるようにコントロール信号SGを出力
すれば、折れ点以下の領域で振幅圧縮比CRが値1の特性
を得ることができる。
以下の領域の入力信号SIの振幅xに対して、振幅圧縮比
CRが値1の出力信号S0の振幅yは、次式 y=x1/CR =x・x(1−CR)/CR =x・x0 =x・1 ……(2) で表される。従つて右辺の係数1に対応して、振幅変調
回路3の利得gが、次式 g=1 ……(3) で表される値1になるようにコントロール信号SGを出力
すれば、折れ点以下の領域で振幅圧縮比CRが値1の特性
を得ることができる。
これに対して折れ点以上の領域の入力信号SIの振幅x
に対して、振幅圧縮比CRが値2の出力信号S0を得る場合
は、次式 y=x1/CR =x・x(1−CR)/CR =x・x−1/2 ……(4) g=x(1−CR)/CR =x−1/2 ……(5) で出力信号S0の振幅y及び振幅変調回路3の利得gが表
される。
に対して、振幅圧縮比CRが値2の出力信号S0を得る場合
は、次式 y=x1/CR =x・x(1−CR)/CR =x・x−1/2 ……(4) g=x(1−CR)/CR =x−1/2 ……(5) で出力信号S0の振幅y及び振幅変調回路3の利得gが表
される。
従つて、振幅変調回路3の利得gが値x−1/2になる
ようにコントロール号SGを出力すれば、折れ点以上の領
域において振幅圧縮比CRが値2の入出力特性を得ること
ができる。
ようにコントロール号SGを出力すれば、折れ点以上の領
域において振幅圧縮比CRが値2の入出力特性を得ること
ができる。
具体的には第15図に示すように、コントロール信号作
成回路4を構成すれば良いと考えられる。
成回路4を構成すれば良いと考えられる。
すなわち入力信号SIを絶対値回路5を介して飽絡検出
回路6に受け、入力信号SIの信号レベルに比例した検出
信号SLを得、対数変換回路7を介して対数変換した後、
加算回路9に出力する。
回路6に受け、入力信号SIの信号レベルに比例した検出
信号SLを得、対数変換回路7を介して対数変換した後、
加算回路9に出力する。
クリツプ回路8は、加算回路9を介して得られる対数
変換した検出信号SL及び折れ点信号SHの和信号を受け、
値0以下の当該和信号を0値にクリツプしてその結果得
られるクリツプ信号SCLを乗算回路10に出力する。
変換した検出信号SL及び折れ点信号SHの和信号を受け、
値0以下の当該和信号を0値にクリツプしてその結果得
られるクリツプ信号SCLを乗算回路10に出力する。
かくして折れ点信号SHを所定の値に選定することによ
り、折れ点信号SHで定まる入力信号SIの信号レベルを境
にして信号レベルが変化するクリツプ信号SCLを得るこ
とができる。
り、折れ点信号SHで定まる入力信号SIの信号レベルを境
にして信号レベルが変化するクリツプ信号SCLを得るこ
とができる。
乗算回路10は、当該クリツプ信号SCLと共に圧縮比例
制御信号SPを受け、その乗算出力を指数変換回路11を介
して乗算回路でなる振幅変調回路3に出力する。
制御信号SPを受け、その乗算出力を指数変換回路11を介
して乗算回路でなる振幅変調回路3に出力する。
ここで入力信号SIがピークレベルのとき対数変換回路
7から出力される出力信号の信号レベルHに対して、折
れ点(この場合は−30〔dB〕)の入力信号SIの信号レベ
ル値Yとおくと、折れ点信号SHを次式 で表される値に設定すれば、入力信号SIの信号レベルが
折れ点の信号レベルより大きいときだけ入力信号SIの信
号レベルに応じて信号レベルが変化するクリツプ信号S
CLを得ることができる。
7から出力される出力信号の信号レベルHに対して、折
れ点(この場合は−30〔dB〕)の入力信号SIの信号レベ
ル値Yとおくと、折れ点信号SHを次式 で表される値に設定すれば、入力信号SIの信号レベルが
折れ点の信号レベルより大きいときだけ入力信号SIの信
号レベルに応じて信号レベルが変化するクリツプ信号S
CLを得ることができる。
従つて折れ点以下の領域に対しては、クリツプ回路8
を介して値0にクリツプされたクリツプ信号SCLが得ら
れ、その結果指数変換回路11を介して値0に対応して値
1のコントロール信号SGが出力される。
を介して値0にクリツプされたクリツプ信号SCLが得ら
れ、その結果指数変換回路11を介して値0に対応して値
1のコントロール信号SGが出力される。
その結果、乗算回路3の利得が1に制御されて、
(2)式に示したような振幅圧縮比CRが値1の出力信号
S0を得ることができ、かくして振幅圧縮比CRが値1の入
出力特性を得ることができる。
(2)式に示したような振幅圧縮比CRが値1の出力信号
S0を得ることができ、かくして振幅圧縮比CRが値1の入
出力特性を得ることができる。
これに対して、折れ点以上の領域に対しては、(5)
式に示すように乗算回路3の利得が値x−1/2になるよ
うにすれば良い。
式に示すように乗算回路3の利得が値x−1/2になるよ
うにすれば良い。
すなわち、入力信号SIに対して次式 SG=x(1−CR)/CR ……(7) の信号レベルのコントロール信号SGを出力すれば良い。
すなわち乗算回路10の利得Apが次式 で表される値になるように、圧縮比制御信号SPを加える
ようにすれば、折れ点以上の領域で当該圧縮比CR(この
場合CR=2)で振幅圧縮された出力信号S0を得ることが
できる。
ようにすれば、折れ点以上の領域で当該圧縮比CR(この
場合CR=2)で振幅圧縮された出力信号S0を得ることが
できる。
かくして入力信号SIの信号レベルが増加すると−30
〔dB〕の信号レベルを境にして、振幅圧縮比CRの値が値
1から値2に変化する入出力特性の振幅圧縮伸長回路1
を得ることができる。
〔dB〕の信号レベルを境にして、振幅圧縮比CRの値が値
1から値2に変化する入出力特性の振幅圧縮伸長回路1
を得ることができる。
ところがこのようにすると、折れ点の前及び後で振幅
圧縮比CRが急激に変化する問題があり、このため当該振
幅圧縮伸長回路1を介して得られるオーデイオ信号を再
生した場合、再生音が極めて不自然になる問題がある。
圧縮比CRが急激に変化する問題があり、このため当該振
幅圧縮伸長回路1を介して得られるオーデイオ信号を再
生した場合、再生音が極めて不自然になる問題がある。
この問題を解決するため、例えばROM(read only mem
ory)テーブルを用いて入力信号の信号レベルの変化に
伴つて折れ点信号SH及び圧縮比制御信号SPの信号レベル
を徐々に変化させることにより、振幅圧縮比CRをゆるや
かに変化させる方法が考えられる。
ory)テーブルを用いて入力信号の信号レベルの変化に
伴つて折れ点信号SH及び圧縮比制御信号SPの信号レベル
を徐々に変化させることにより、振幅圧縮比CRをゆるや
かに変化させる方法が考えられる。
またROMテーブルに代えて演算処理回路構成の制御回
路を用いて、折れ点信号SH及び圧縮比制御信号SPを制御
する方法も考えられる。
路を用いて、折れ点信号SH及び圧縮比制御信号SPを制御
する方法も考えられる。
ところが、このようにすると振幅圧縮伸長回路全体の
構成が煩雑になり、実用上未だ不十分な問題がある。
構成が煩雑になり、実用上未だ不十分な問題がある。
さらにこのような振幅圧縮伸長回路においては、出力
信号S0としてコントロール信号作成回路4から得られる
コントロール信号SGに応じた乗算出力信号S0しか得られ
ないために、動作特性を入力信号の周波数に応じて可変
できない問題があつた。
信号S0としてコントロール信号作成回路4から得られる
コントロール信号SGに応じた乗算出力信号S0しか得られ
ないために、動作特性を入力信号の周波数に応じて可変
できない問題があつた。
特にオーデイオ信号においては、入力信号の周波数に
応じて振幅圧縮伸長の動作特性が変化するようにできれ
ば、振幅圧縮されたオーデイオ信号を聴感覚によつて補
正することにより、ダイナミツクレンジの減少感を軽減
する等、種々の分野に広く適用することができる。
応じて振幅圧縮伸長の動作特性が変化するようにできれ
ば、振幅圧縮されたオーデイオ信号を聴感覚によつて補
正することにより、ダイナミツクレンジの減少感を軽減
する等、種々の分野に広く適用することができる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、全体と
して簡易な構成で所望の入出力特性を得ることができる
振幅圧縮伸長回路を提案しようとするものである。
して簡易な構成で所望の入出力特性を得ることができる
振幅圧縮伸長回路を提案しようとするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、振幅
圧縮伸長入力信号SIに対して第1又は第2の利得を付与
して第1の出力信号S0を得、当該振幅圧縮伸長入力信号
SI又は第1の出力信号S0の信号レベルが折れ点に対応す
る信号レベルになつたとき振幅圧縮入力信号SIに付与す
る利得を第1の利得から第2の利得に切り換えることに
より、第1の出力信号を、折れ点の前後の振幅圧縮比を
切り換えながら出力する第1の振幅変調手段3と、第1
の振幅変調手段3の振幅圧縮伸長入力信号SI及び第1の
出力信号S0の差信号SRを得る第1の減算手段21と、差信
号SRに対して第3又は第4の利得を付与して第2の出力
信号を得、第1の振幅変調手段3の利得の切換えと同時
に差信号SRに付与する利得を第3の利得から第4の利得
に切り換えて第2と出力信号を出力する第2の振幅変調
手段22を有し、第2の出力信号に基づいて第3の出力信
号SSを出力する信号処理手段26と、第1の振幅変調手段
3の第1の出力信号SI及び信号処理手段26の第3の出力
信号SSの減算出力を第4の出力信号S01として出力する
第2の減算手段25とを具え、第2の減算手段25の第4の
出力信号S01を、振幅圧縮伸長入力信号SIの信号レベル
が高くなつて行くに従つて信号レベルが折れ点において
滑らかに伸長特性から圧縮特性に移行するような振幅圧
縮伸長出力信号S01として、送出するようにする。
圧縮伸長入力信号SIに対して第1又は第2の利得を付与
して第1の出力信号S0を得、当該振幅圧縮伸長入力信号
SI又は第1の出力信号S0の信号レベルが折れ点に対応す
る信号レベルになつたとき振幅圧縮入力信号SIに付与す
る利得を第1の利得から第2の利得に切り換えることに
より、第1の出力信号を、折れ点の前後の振幅圧縮比を
切り換えながら出力する第1の振幅変調手段3と、第1
の振幅変調手段3の振幅圧縮伸長入力信号SI及び第1の
出力信号S0の差信号SRを得る第1の減算手段21と、差信
号SRに対して第3又は第4の利得を付与して第2の出力
信号を得、第1の振幅変調手段3の利得の切換えと同時
に差信号SRに付与する利得を第3の利得から第4の利得
に切り換えて第2と出力信号を出力する第2の振幅変調
手段22を有し、第2の出力信号に基づいて第3の出力信
号SSを出力する信号処理手段26と、第1の振幅変調手段
3の第1の出力信号SI及び信号処理手段26の第3の出力
信号SSの減算出力を第4の出力信号S01として出力する
第2の減算手段25とを具え、第2の減算手段25の第4の
出力信号S01を、振幅圧縮伸長入力信号SIの信号レベル
が高くなつて行くに従つて信号レベルが折れ点において
滑らかに伸長特性から圧縮特性に移行するような振幅圧
縮伸長出力信号S01として、送出するようにする。
F作用 信号処理手段26の第2の振幅変調手段22は、第1の振
幅変調手段3の入力信号SI及び第1の出力信号S0の差信
号SRに対して、第1の振幅変調手段3において入力信号
SIに付与される利得の変化と同じように変化する利得を
付与し、その結果信号処理手段26において生成された第
3の出力信号SSが第2の減算手段25において第1の振幅
変調手段3の第1の出力信号S0から減算される。
幅変調手段3の入力信号SI及び第1の出力信号S0の差信
号SRに対して、第1の振幅変調手段3において入力信号
SIに付与される利得の変化と同じように変化する利得を
付与し、その結果信号処理手段26において生成された第
3の出力信号SSが第2の減算手段25において第1の振幅
変調手段3の第1の出力信号S0から減算される。
かくして第2の減算手段25に得られる第4の出力信号
S01は、折れ点における利得の切換えを受けた第1の振
幅変調手段3の第1の出力信号S0と第2の振幅変調手段
22の第2の出力信号との減算結果として得られることに
より、折れ点において、伸長特性の状態を通つて圧縮特
性の状態に滑らかに変化する。
S01は、折れ点における利得の切換えを受けた第1の振
幅変調手段3の第1の出力信号S0と第2の振幅変調手段
22の第2の出力信号との減算結果として得られることに
より、折れ点において、伸長特性の状態を通つて圧縮特
性の状態に滑らかに変化する。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)本発明の原理 第14図との対応部分に同一符号を付して示す第1図に
おいて、20は全体として振幅圧縮伸長回路を示し、入力
信号SI及び乗算回路3の出力信号S0を加算回路21に受け
てその差信号SRを乗算回路22に与える。
おいて、20は全体として振幅圧縮伸長回路を示し、入力
信号SI及び乗算回路3の出力信号S0を加算回路21に受け
てその差信号SRを乗算回路22に与える。
乗算回路22は、差信号SRと共にコントロール信号SGを
受け、その乗算出力信号をフイルタ回路23及び増幅回路
24を介して加算回路25に出力する。
受け、その乗算出力信号をフイルタ回路23及び増幅回路
24を介して加算回路25に出力する。
その結果加算回路25においては、乗算回路3の利得が
1以下の振幅圧縮動作時において、出力信号S0に対して
位相が反転した出力信号SSが増幅回路24を介して得ら
れ、当該出力信号SS及びS0の加算出力が振幅圧縮伸長回
路20の出力信号(すなわち振幅圧縮伸長出力信号)S01
として送出される。
1以下の振幅圧縮動作時において、出力信号S0に対して
位相が反転した出力信号SSが増幅回路24を介して得ら
れ、当該出力信号SS及びS0の加算出力が振幅圧縮伸長回
路20の出力信号(すなわち振幅圧縮伸長出力信号)S01
として送出される。
かくして振幅圧縮伸長回路20は、入力信号(すなわち
増幅圧縮伸長入力信号)SIをコントロール信号SGに応じ
た利得で増幅して出力する乗算回路3で構成されたメイ
ンパス回路と、差信号SRを得、これを乗算回路22、フイ
ルタ回路23及び増幅回路24で構成された信号処理回路26
を介して出力するサブパス回路とで構成される。
増幅圧縮伸長入力信号)SIをコントロール信号SGに応じ
た利得で増幅して出力する乗算回路3で構成されたメイ
ンパス回路と、差信号SRを得、これを乗算回路22、フイ
ルタ回路23及び増幅回路24で構成された信号処理回路26
を介して出力するサブパス回路とで構成される。
以上の構成において、乗算回路3の利得gが値1又は
その近傍の値に設定されたときには、差信号SRの信号レ
ベルが値0又はその近傍の値になることにより、メイン
パス回路を介して得られる出力信号S0が優勢な出力信号
S01が加算回路25を介して出力される。
その近傍の値に設定されたときには、差信号SRの信号レ
ベルが値0又はその近傍の値になることにより、メイン
パス回路を介して得られる出力信号S0が優勢な出力信号
S01が加算回路25を介して出力される。
これに対して、乗算回路3の利得gが1又はの近傍の
値以外の値に設定されたときには、当該入力信号SIの信
号レベルが高くなるに従つて差信号SRの信号レベルが増
加することにより、サブパス回路を介して得られる出力
信号SSの信号レベルが大きくなり、その分出力信号S01
に占めるサブパス回路の出力信号SSの割合が多くなるこ
とにより、サブパス回路の出力が優勢な出力信号S01が
得られる。
値以外の値に設定されたときには、当該入力信号SIの信
号レベルが高くなるに従つて差信号SRの信号レベルが増
加することにより、サブパス回路を介して得られる出力
信号SSの信号レベルが大きくなり、その分出力信号S01
に占めるサブパス回路の出力信号SSの割合が多くなるこ
とにより、サブパス回路の出力が優勢な出力信号S01が
得られる。
従つてその分サブパス回路を構成する信号処理回路26
の入出力特性を所定の値に選定することにより、入力信
号SIが折れ点に対応する信号レベルになつたときその増
加に伴つて出力信号S01の信号レベルが滑らかな圧縮特
性ないし伸長特性を呈するように変化する所望の入出力
特性を得ることができる。
の入出力特性を所定の値に選定することにより、入力信
号SIが折れ点に対応する信号レベルになつたときその増
加に伴つて出力信号S01の信号レベルが滑らかな圧縮特
性ないし伸長特性を呈するように変化する所望の入出力
特性を得ることができる。
ここで乗算回路3及び22の利得をそれぞれgとおき、
フイルタ回路23の伝送関数をF(ω)、増幅回路24の利
得をAとおくと、乗算回路3を介して次式、 Z1=gx ……(9) で表される振幅Z1の出力信号S0が得られる。
フイルタ回路23の伝送関数をF(ω)、増幅回路24の利
得をAとおくと、乗算回路3を介して次式、 Z1=gx ……(9) で表される振幅Z1の出力信号S0が得られる。
その結果加算回路21を介して、次式 ZR=Z1−x =gx−x ……(10) で表される増幅ZRの差信号SRを得ることができ、信号処
理回路26を介して、次式 Z2=g・A・F(ω)・ZR =g・A・F(ω)・(gx−x) ……(11) の増幅Z2の出力信号SSを得ることができる。
理回路26を介して、次式 Z2=g・A・F(ω)・ZR =g・A・F(ω)・(gx−x) ……(11) の増幅Z2の出力信号SSを得ることができる。
従つて(9)式及び(11)式に基づいて加算回路25を
介して、次式 y1=Z1−Z2 =gx−g・A・F(ω)・(gx−x) ={(1−F(ω)・A)−F(ω)・A・g}gx ……(12) で表される振幅y1の出力信号S01を得ることができる。
介して、次式 y1=Z1−Z2 =gx−g・A・F(ω)・(gx−x) ={(1−F(ω)・A)−F(ω)・A・g}gx ……(12) で表される振幅y1の出力信号S01を得ることができる。
ここで振幅x及び伝送関数F(ω)をx=1及びF
(ω)=1とおき、乗算回路3及び22の利得gを値0か
ら値1の間で変化させるようにすると、入力信号SIの信
号レベルを一定にして振幅圧縮制御信号SGを変化させた
場合の当該振幅圧縮伸長回路20の出力特性を知ることが
できる。
(ω)=1とおき、乗算回路3及び22の利得gを値0か
ら値1の間で変化させるようにすると、入力信号SIの信
号レベルを一定にして振幅圧縮制御信号SGを変化させた
場合の当該振幅圧縮伸長回路20の出力特性を知ることが
できる。
すなわち(12)式において次式 F(ω)=1 ……(13) x=1 ……(14) とおいて、次式 y1={(1+A)+A・g}g ……(15) を得ることができる。
このとき第2図に示すように、利得gを値0〜1まで
の間で変化させると利得gが値0.5のとき振幅圧縮伸長
回路20全体として利得が最大で、増幅回路24の利得Aが
増加すれば、これに伴つて全体の利得が増加する出力特
性を得ることができる。
の間で変化させると利得gが値0.5のとき振幅圧縮伸長
回路20全体として利得が最大で、増幅回路24の利得Aが
増加すれば、これに伴つて全体の利得が増加する出力特
性を得ることができる。
さらに利得Aが値0のとき、利得gが値0から値1に
向かつて変化すると、これに伴つて直線的に利得が増加
するメインパス回路だけの出力特性が得られるのに対
し、利得Aが値0以外のとき当該メインパス回路の利得
に対してサブパス回路の利得が重畳されて、全体として
右上りの傾斜の出力特性を得ることができる。
向かつて変化すると、これに伴つて直線的に利得が増加
するメインパス回路だけの出力特性が得られるのに対
し、利得Aが値0以外のとき当該メインパス回路の利得
に対してサブパス回路の利得が重畳されて、全体として
右上りの傾斜の出力特性を得ることができる。
かくして、サブパス回路の利得を制御することによ
り、当該振幅圧縮伸長回路20全体の利得を制御すること
ができ、メインパス回路に対してサブパス回路を設けた
分所望の入出力特性で変化する出力信号S01を得ること
ができる。
り、当該振幅圧縮伸長回路20全体の利得を制御すること
ができ、メインパス回路に対してサブパス回路を設けた
分所望の入出力特性で変化する出力信号S01を得ること
ができる。
(G2)振幅圧縮伸長動作 第1図の構成において、フイルタ回路23の伝送関数F
(ω)を値1とおくと、なめらかに振幅圧縮比CRが変化
する動作特性を得ることができると共に、増幅回路24の
利得Aを所定の値に設定するようにすれば振幅圧縮動作
及び振幅伸長動作を同時に実現することができる。
(ω)を値1とおくと、なめらかに振幅圧縮比CRが変化
する動作特性を得ることができると共に、増幅回路24の
利得Aを所定の値に設定するようにすれば振幅圧縮動作
及び振幅伸長動作を同時に実現することができる。
ここでは、折れ点を0〔dB〕に設定し、振幅圧縮比CR
を値2に設定した場合について検討を加える。
を値2に設定した場合について検討を加える。
この場合(5)式から折れ点以上の領域において乗算
回路3の利得gを値x−1/2に設定すれば良く、従つて
乗算回路22の利得も同様に折れ点以上の領域において値
x−1/2に設定される。
回路3の利得gを値x−1/2に設定すれば良く、従つて
乗算回路22の利得も同様に折れ点以上の領域において値
x−1/2に設定される。
このとき、折れ点以下の領域については、差信号SRの
振幅xRが値0になるので、メインパス回路の動作に基づ
いて、第3図及び第4図に示すように入力信号SIに比例
した出力信号S01が得られる。
振幅xRが値0になるので、メインパス回路の動作に基づ
いて、第3図及び第4図に示すように入力信号SIに比例
した出力信号S01が得られる。
これに対して折れ点以上の領域においては、(12)式
に次式 F(ω)=1 ……(16) g=x−1/2 ……(17) を代入して次式 y1={(1−A)−A・x−1/2}x−1/2・x =(1−A)・x−1/2−A ……(18) の関係を得ることができる。
に次式 F(ω)=1 ……(16) g=x−1/2 ……(17) を代入して次式 y1={(1−A)−A・x−1/2}x−1/2・x =(1−A)・x−1/2−A ……(18) の関係を得ることができる。
この場合利得Aが1の近傍において、入力信号SIの信
号レベルが折れ点を越えて増加すると、これに伴つて徐
々に出力信号S01の信号レベルの変化が小さくなり、振
幅圧縮比CRが値2(すなわち利得Aが値0の場合の直線
で表される入出力特性)に徐々に平行になることが解
る。
号レベルが折れ点を越えて増加すると、これに伴つて徐
々に出力信号S01の信号レベルの変化が小さくなり、振
幅圧縮比CRが値2(すなわち利得Aが値0の場合の直線
で表される入出力特性)に徐々に平行になることが解
る。
従つて振幅圧縮比CRが折れ点を過ぎて値1から値2に
ゆるやかに変化する振幅圧縮動作の入出力特性を得るこ
とができる。
ゆるやかに変化する振幅圧縮動作の入出力特性を得るこ
とができる。
これに対して利得Aが3〜10(第3図)、10〜100
(第4図)の場合は、折れ点を過ぎると入力信号SIの信
号レベルに対して出力信号S01の信号レベルの変化が大
きくなることにより、振幅圧縮比CRが値1から値1より
小さい値に変化した後(すなわち振幅伸長動作が得られ
た後)、ゆるやかに利得Aが値0の場合の直線で表され
る入出力特性と平行な(従つて振幅圧縮比CRが値2の圧
縮特性を呈するような)入出力特性を得ることができ
る。
(第4図)の場合は、折れ点を過ぎると入力信号SIの信
号レベルに対して出力信号S01の信号レベルの変化が大
きくなることにより、振幅圧縮比CRが値1から値1より
小さい値に変化した後(すなわち振幅伸長動作が得られ
た後)、ゆるやかに利得Aが値0の場合の直線で表され
る入出力特性と平行な(従つて振幅圧縮比CRが値2の圧
縮特性を呈するような)入出力特性を得ることができ
る。
この場合は利得Aが大きくなれば、これに伴つて伸長
特性による信号レベルの変化が大きくなることが解る。
特性による信号レベルの変化が大きくなることが解る。
かくして、利得Aを必要に応じて適正な値に選定すれ
ば、入力信号SIの信号レベルに変化に応じて伸長特性と
圧縮特性との間を滑らかに移行するような振幅圧縮伸長
回路を実現できる。
ば、入力信号SIの信号レベルに変化に応じて伸長特性と
圧縮特性との間を滑らかに移行するような振幅圧縮伸長
回路を実現できる。
次に振幅圧縮比CRをさらに大きくして値100にした場
合について検討を加えると、(5)式にCR=100を代入
して、次式 g=x−99/100 ……(19) を得ることができ、これをx−1/2に代えて(18)式に
代入すれば、次式 y1={(1−A)−A・x−99/100}x−99/100・x =(1−A)x−1/100−A・x−99/100 ……(20) の関係を得ることができる。
合について検討を加えると、(5)式にCR=100を代入
して、次式 g=x−99/100 ……(19) を得ることができ、これをx−1/2に代えて(18)式に
代入すれば、次式 y1={(1−A)−A・x−99/100}x−99/100・x =(1−A)x−1/100−A・x−99/100 ……(20) の関係を得ることができる。
この場合の出力信号S01の折れ点を過ぎた後の出力特
性は、第5図(A=0〜10)及び第6図(A=10〜10
0)に示すように、利得AがA=0の場合はほとんど圧
縮特性しか生じないのに対して、A=2〜10までの場合
は非常に滑らかに伸長特性(入力レベルが低い時)から
圧縮特性(入力レベルが高い時)への移行が生じ、また
A=10〜100までの場合は激しい伸長特性から圧縮特性
への移行が滑らかに生ずる。
性は、第5図(A=0〜10)及び第6図(A=10〜10
0)に示すように、利得AがA=0の場合はほとんど圧
縮特性しか生じないのに対して、A=2〜10までの場合
は非常に滑らかに伸長特性(入力レベルが低い時)から
圧縮特性(入力レベルが高い時)への移行が生じ、また
A=10〜100までの場合は激しい伸長特性から圧縮特性
への移行が滑らかに生ずる。
(G3)可変周波数特性の振幅圧縮伸長動作 第1図の構成においてフイルタ回路23として第7図に
示すような周波数特性のバンドパスフイルタ回路を用い
た場合の振幅圧縮伸長動作について検討を加える。
示すような周波数特性のバンドパスフイルタ回路を用い
た場合の振幅圧縮伸長動作について検討を加える。
すなわちフイルタ回路23は、中心周波数が2〜3〔kH
z〕の周波数で、6〔dB/OCT〕で減衰するバンドパスフ
イルタ回路でなる。
z〕の周波数で、6〔dB/OCT〕で減衰するバンドパスフ
イルタ回路でなる。
この場合、それぞれ増幅回路24の利得Aを値1、振幅
圧縮比CRを値2とおくと、(12)式から次式 y1={(1+F(ω))−F(ω)・x−1/2} ・x−1/2・x =(1−F(ω))・x1/2−F(ω) ……(21) の関係を得ることができる。
圧縮比CRを値2とおくと、(12)式から次式 y1={(1+F(ω))−F(ω)・x−1/2} ・x−1/2・x =(1−F(ω))・x1/2−F(ω) ……(21) の関係を得ることができる。
従つて右辺第1項中に伝送関数F(ω)が含まれてな
ることから、フイルタ回路23の周波数特性に応じて、振
幅圧縮伸長動作が変化することが解る。
ることから、フイルタ回路23の周波数特性に応じて、振
幅圧縮伸長動作が変化することが解る。
すなわち、第8図に示すように入力信号SIの信号レベ
ルを増加させた場合、0〔dB〕の折れ点を境にしてゆる
やかに振幅圧縮比CRが値2に向かつて変化し、かつ当該
変化がバンドパスフイルタ回路の中心周波数fに近い程
遅れて変化することが解る。
ルを増加させた場合、0〔dB〕の折れ点を境にしてゆる
やかに振幅圧縮比CRが値2に向かつて変化し、かつ当該
変化がバンドパスフイルタ回路の中心周波数fに近い程
遅れて変化することが解る。
さらに第9図に示すように周波数軸を横軸に取つて所
定の入力レベルの入力信号SIを入力した場合について表
すと、入力信号SIに対して15〔dB〕付近まで周波数に応
じて振幅圧縮伸長動作が変化し、入力レベルがほぼ20
〔dB〕を越える範囲で、振幅圧縮比CRが値2で一定値に
なることが解る。
定の入力レベルの入力信号SIを入力した場合について表
すと、入力信号SIに対して15〔dB〕付近まで周波数に応
じて振幅圧縮伸長動作が変化し、入力レベルがほぼ20
〔dB〕を越える範囲で、振幅圧縮比CRが値2で一定値に
なることが解る。
かくして、入力信号SIの周波数に応じて振幅圧縮動作
が変化する入出力特性の振幅圧縮伸長回路20を得ること
ができる。
が変化する入出力特性の振幅圧縮伸長回路20を得ること
ができる。
(G4)第1の実施例 第1図において、増幅回路24の利得Aを値1近傍に設
定すると共にフイルタ回路23として聴感覚上最も感度の
高い周波数4〔kHz〕程度に中心周波数を具えたバンド
パスフイルタ回路を用いるようにする。
定すると共にフイルタ回路23として聴感覚上最も感度の
高い周波数4〔kHz〕程度に中心周波数を具えたバンド
パスフイルタ回路を用いるようにする。
このように構成すると、第8図及び第9図について上
述したように入力信号の信号レベルの増加に伴つて折れ
点を境にしてゆるやかに増幅圧縮比が変化する入出力特
性を得ることができる。
述したように入力信号の信号レベルの増加に伴つて折れ
点を境にしてゆるやかに増幅圧縮比が変化する入出力特
性を得ることができる。
従つて増幅圧縮比が急激に変化する際に再生音に生じ
る不自然さを未然に防止してダイナミツクレンジを圧縮
したオーデイオ信号を得ることができる。
る不自然さを未然に防止してダイナミツクレンジを圧縮
したオーデイオ信号を得ることができる。
さらに入力信号SIの周波数に応じて振幅圧縮動作の異
なる入出力特性を得ることができ、入力信号SIの増加に
伴つて入力信号SIの周波数がバンドパスフイルタ回路の
中心周波数4〔kHz〕と一致したとき最も遅れて振幅圧
縮動作を開始させることができる。
なる入出力特性を得ることができ、入力信号SIの増加に
伴つて入力信号SIの周波数がバンドパスフイルタ回路の
中心周波数4〔kHz〕と一致したとき最も遅れて振幅圧
縮動作を開始させることができる。
従つてその分全体として中心周波数4〔kHz〕付近の
ダイナミツクレンジの減少を、他の周波数のダイナミツ
クレンジの減少に比して小さくすることができる。
ダイナミツクレンジの減少を、他の周波数のダイナミツ
クレンジの減少に比して小さくすることができる。
実際上第10図に示すように、人間の聴感覚は、ほぼ周
波数4〔kHz〕で最も感度が優れており、周波数4〔kH
z〕以外の周波数帯域のダイナミツクレンジが減少して
も、周波数4〔kHz〕付近の周波数帯域でダイナミツク
レンジの減少を小さくすれば、その分全体として聴感覚
上再生音のダイナミツクレンジの減少感を軽減すること
ができ、ダイナミツクレンジの減少感を聴感上補正する
ことができる。
波数4〔kHz〕で最も感度が優れており、周波数4〔kH
z〕以外の周波数帯域のダイナミツクレンジが減少して
も、周波数4〔kHz〕付近の周波数帯域でダイナミツク
レンジの減少を小さくすれば、その分全体として聴感覚
上再生音のダイナミツクレンジの減少感を軽減すること
ができ、ダイナミツクレンジの減少感を聴感上補正する
ことができる。
従つてデイジタルオーデイオ信号再生装置から得られ
るオーデイオ信号のダイナミツクレンジを、不自然感を
まねくことなく小さくすることができる共に、これによ
り生じる聴感覚上のダイナミツクレンジの減少感を少な
くすることができる。
るオーデイオ信号のダイナミツクレンジを、不自然感を
まねくことなく小さくすることができる共に、これによ
り生じる聴感覚上のダイナミツクレンジの減少感を少な
くすることができる。
かくして暗騒音のある場所でデイジタルオーデイオ信
号再生装置から得られるオーデイオ信号を聴取する場
合、音量を大きくして聴取することができない場合等良
好に聴取することができると共にテープレコーダに録音
する場合においては、SN比の劣化及び波形歪等をまねく
ことなく録音することができる。
号再生装置から得られるオーデイオ信号を聴取する場
合、音量を大きくして聴取することができない場合等良
好に聴取することができると共にテープレコーダに録音
する場合においては、SN比の劣化及び波形歪等をまねく
ことなく録音することができる。
以上の構成によれば、増幅回路、乗算回路及びバンド
パスフイルタ回路を用いて信号処理回路を構成すると共
に当該信号処理回路の利得を所定の値に選定することに
より、入力信号の信号レベルの増加に伴つてゆるやかに
増幅圧縮比が変化し、かつ入力信号の周波数に応じて増
幅圧縮動作が変化する入出力特性を得ることができる。
パスフイルタ回路を用いて信号処理回路を構成すると共
に当該信号処理回路の利得を所定の値に選定することに
より、入力信号の信号レベルの増加に伴つてゆるやかに
増幅圧縮比が変化し、かつ入力信号の周波数に応じて増
幅圧縮動作が変化する入出力特性を得ることができる。
従つてダイナミツクレンジの広いオーデイオ信号のダ
イナミツクレンジを圧縮すると共にその際、ダイナミツ
クレンジの減少感を小さくすることができる。
イナミツクレンジを圧縮すると共にその際、ダイナミツ
クレンジの減少感を小さくすることができる。
(G5)第2の実施例 第1図において、第1の実施例のバンドパスフイルタ
回路に代えてローパスフイルタ回路を用いるようにす
る。
回路に代えてローパスフイルタ回路を用いるようにす
る。
このように構成すると第11図に示すように入力信号の
周波数が高い程、入力信号の信号レベルが低い領域で増
幅圧縮動作が早く開始する入出力特性を得ることができ
る。
周波数が高い程、入力信号の信号レベルが低い領域で増
幅圧縮動作が早く開始する入出力特性を得ることができ
る。
実際上アナログ方式の磁気テープにおいては、第12図
に示すように、記録信号の周波数が高くなると、記録信
号の信号レベルが所定値以上増加しても逆に自己減磁作
用のために出力レベルが低下する問題がある。
に示すように、記録信号の周波数が高くなると、記録信
号の信号レベルが所定値以上増加しても逆に自己減磁作
用のために出力レベルが低下する問題がある。
従つてこの実施例のように入力信号の周波数が高い
程、入力信号の信号レベルの増加に伴つて早く増幅圧縮
動作が始まるような振幅圧縮伸長回路を介して、記録信
号を磁気ヘツドに供給するようにすれば、その分自己減
磁作用による出力レベルの低下を未然に防止することが
できる。
程、入力信号の信号レベルの増加に伴つて早く増幅圧縮
動作が始まるような振幅圧縮伸長回路を介して、記録信
号を磁気ヘツドに供給するようにすれば、その分自己減
磁作用による出力レベルの低下を未然に防止することが
できる。
(G6)他の実施例 (1) なお上述の実施例においては、フイルタ回路と
してバンドパスフイルタ回路及びローパスフイルタ回路
を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、必要に応じてハイパススフイルタ回路、ト
ラツプフイルタ回路等用いるようにしても良い。
してバンドパスフイルタ回路及びローパスフイルタ回路
を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、必要に応じてハイパススフイルタ回路、ト
ラツプフイルタ回路等用いるようにしても良い。
(2) また上述の実施例においては、フイルタ回路を
用いて入力信号の周波数に応じて振幅圧縮動作が変化す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、信号処理回路に乗算回路だけを設けるようにして
も良い。
用いて入力信号の周波数に応じて振幅圧縮動作が変化す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、信号処理回路に乗算回路だけを設けるようにして
も良い。
この場合折れ点を境にしてなめらかに振幅圧縮比が変
化する入出力特性の振幅圧縮伸長回路を得ることができ
る。
化する入出力特性の振幅圧縮伸長回路を得ることができ
る。
(3) さらに信号処理回路においては、増幅回路だけ
を設けたり、フイルタ回路だけを設けるようにしても良
い。
を設けたり、フイルタ回路だけを設けるようにしても良
い。
増幅回路だけを設けた場合、増幅回路の利得を所望の
値に選定することにより、入力信号の信号レベルが特性
の範囲になつたときだけ振幅圧縮伸長動作を行う入出力
特性を得ることができる。
値に選定することにより、入力信号の信号レベルが特性
の範囲になつたときだけ振幅圧縮伸長動作を行う入出力
特性を得ることができる。
またフイルタ回路だけを用いる場合は、入力信号の信
号レベルが変化して差信号の信号レベルが変動すると、
その分メインパス回路の出力信号に対するフイルタ回路
を介して加算される差信号成分の信号レベルが変化する
ので、入力信号の信号レベルに応じて周波数特性が変化
する入出力特性を得ることができる。
号レベルが変化して差信号の信号レベルが変動すると、
その分メインパス回路の出力信号に対するフイルタ回路
を介して加算される差信号成分の信号レベルが変化する
ので、入力信号の信号レベルに応じて周波数特性が変化
する入出力特性を得ることができる。
従つてこの場合、フイルタ回路にローパスフイルタ回
路を用いるようにすれば、入力信号の高周波成分を強調
することができ、これに代えて、バンドパスフイルタ回
路を用いるようにすれば、当該バンドパスフイルタ回路
の通過帯域の信号成分を強調することができる。
路を用いるようにすれば、入力信号の高周波成分を強調
することができ、これに代えて、バンドパスフイルタ回
路を用いるようにすれば、当該バンドパスフイルタ回路
の通過帯域の信号成分を強調することができる。
従つて上述した第1及び第2の実施例の構成に代えて
フイルタ回路だけを用いるようにしても、全体として簡
易な構成で第1及び第2の実施例に近い効果を得ること
ができる。
フイルタ回路だけを用いるようにしても、全体として簡
易な構成で第1及び第2の実施例に近い効果を得ること
ができる。
(4) さらに信号処理回路においては、クリツプ回路
を用いるようにしても良い。このようにすると信号処理
回路から出力される出力信号を所定の信号レベルでクリ
ツプすることができるので、その分全体として振幅圧縮
伸長回路の入出力特性に所望の変化を与えることができ
る。
を用いるようにしても良い。このようにすると信号処理
回路から出力される出力信号を所定の信号レベルでクリ
ツプすることができるので、その分全体として振幅圧縮
伸長回路の入出力特性に所望の変化を与えることができ
る。
(5) さらには信号処理回路においては、クリツプ回
路、増幅回路、乗算回路及びフイルタ回路を必要に応じ
て組み合わせて用いるようにしても良く、組み合わせを
種々変形して用いると共に各回路の入出力特性を所望の
値に選定することにより、振幅圧縮伸長回路全体の入出
力特性を所望の特性に選定することができる。
路、増幅回路、乗算回路及びフイルタ回路を必要に応じ
て組み合わせて用いるようにしても良く、組み合わせを
種々変形して用いると共に各回路の入出力特性を所望の
値に選定することにより、振幅圧縮伸長回路全体の入出
力特性を所望の特性に選定することができる。
(6) また、上述の実施例においては、振幅変調回路
として乗算回路を用いた場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、VCA等を用いても上述の実施例と同等
の効果を得ることができる。
として乗算回路を用いた場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、VCA等を用いても上述の実施例と同等
の効果を得ることができる。
(7) また第1及び第2の実施例においては、折れ点
以下の領域において振幅圧縮比CRを値1に設定した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず当該折れ点以
下の領域の振幅圧縮比CRを値1以外に設定するようにし
ても良い。
以下の領域において振幅圧縮比CRを値1に設定した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず当該折れ点以
下の領域の振幅圧縮比CRを値1以外に設定するようにし
ても良い。
この場合当該折れ点以上の信号レベルの入力信号が入
力した場合、信号処理回路に差信号が得られるようにす
れば、なめらかに当該増幅圧縮比から折れ点を境にして
所望の振幅圧縮比に変化する入出力特性を得ることがで
きる。
力した場合、信号処理回路に差信号が得られるようにす
れば、なめらかに当該増幅圧縮比から折れ点を境にして
所望の振幅圧縮比に変化する入出力特性を得ることがで
きる。
(8) さらにこの場合において、振幅圧縮比CRを値1
以下に設定するようにすれば、折れ点以下の領域で振幅
伸長動作が得られ、当該折れ点を境にして振幅伸長動作
からゆるやかに振幅圧縮動作に変化する入出力特性を得
ることができる。
以下に設定するようにすれば、折れ点以下の領域で振幅
伸長動作が得られ、当該折れ点を境にして振幅伸長動作
からゆるやかに振幅圧縮動作に変化する入出力特性を得
ることができる。
(9) さらに増幅回路の利得Aを値2以上に設定する
と共に折れ点以上の領域だけを用いるようにすれば、利
得Aの値に応じた振幅圧縮比CRの振幅伸長動作から振幅
圧縮比制御信号SGで決まる振幅圧縮比CRの振幅圧縮動作
にゆるやかに変化する入出力特性を得ることができる。
と共に折れ点以上の領域だけを用いるようにすれば、利
得Aの値に応じた振幅圧縮比CRの振幅伸長動作から振幅
圧縮比制御信号SGで決まる振幅圧縮比CRの振幅圧縮動作
にゆるやかに変化する入出力特性を得ることができる。
(10) さらに上述の実施例においては、振幅変調回路
としての乗算回路3の入力信号の信号レベルに基づいて
コントロール信号を作成する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、出力信号の信号レベルに基づいて
コントロール信号を作成するようになされた振幅圧縮伸
長回路に適用することもできる。
としての乗算回路3の入力信号の信号レベルに基づいて
コントロール信号を作成する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、出力信号の信号レベルに基づいて
コントロール信号を作成するようになされた振幅圧縮伸
長回路に適用することもできる。
(11) さらに上述の実施例においては、デイジタルオ
ーデイオ信号再生装置から得られるアナログ方式のオー
デイオ信号及びテープレコーダの磁気ヘツドに供給する
アナロ方式の記録信号の信号処理回路に本発明を適用し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、振幅
圧縮伸長回路全体をデイジタル回路で構成してデイジタ
ル化した入力信号を振幅圧縮伸長処理する場合にも広く
適用することができる。
ーデイオ信号再生装置から得られるアナログ方式のオー
デイオ信号及びテープレコーダの磁気ヘツドに供給する
アナロ方式の記録信号の信号処理回路に本発明を適用し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、振幅
圧縮伸長回路全体をデイジタル回路で構成してデイジタ
ル化した入力信号を振幅圧縮伸長処理する場合にも広く
適用することができる。
(12) さらに上述の実施例においては、フイルタ回路
としてローパスフイルタ回路を用いて磁気ヘツドに供給
する記録信号を振幅圧縮伸長処理する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばオーデイオ信号を
ローパスフイルタ回路を用いて振幅圧縮伸長処理するよ
うにしても良い。
としてローパスフイルタ回路を用いて磁気ヘツドに供給
する記録信号を振幅圧縮伸長処理する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばオーデイオ信号を
ローパスフイルタ回路を用いて振幅圧縮伸長処理するよ
うにしても良い。
この場合、周波数が高い信号成分でかつ信号レベルの
大きな入力信号を振幅圧縮することができるので、例え
ばヘツドホンステレオにおいては、周波数の高い大振幅
の再生音から耳を守ることができると共に当該再生音が
ヘツドホンから周囲に漏れることを未然に防止すること
ができる。
大きな入力信号を振幅圧縮することができるので、例え
ばヘツドホンステレオにおいては、周波数の高い大振幅
の再生音から耳を守ることができると共に当該再生音が
ヘツドホンから周囲に漏れることを未然に防止すること
ができる。
(13) さらにデイジタルオーデイオ信号処理装置にお
いて、符号化用のエンコーダ回路の前にこのようなロー
パスフイルタ回路を用いた振幅圧縮伸長回路を挿入すれ
ば、女性の音声信号のうち、例えばサ行の発声音でなる
女性擦過音等を再生した際に、量子化ノイズによつて生
じる聞き苦しさを未然に防止することができる。
いて、符号化用のエンコーダ回路の前にこのようなロー
パスフイルタ回路を用いた振幅圧縮伸長回路を挿入すれ
ば、女性の音声信号のうち、例えばサ行の発声音でなる
女性擦過音等を再生した際に、量子化ノイズによつて生
じる聞き苦しさを未然に防止することができる。
(14) さらに、有線音楽放送において伝送されるオー
デイオ信号に適用すれば、多くのチヤンネルを用いて同
時に複数のオーデイオ信号を伝送する際の伝送路、エン
コーダ等を全体として簡略化することができる。
デイオ信号に適用すれば、多くのチヤンネルを用いて同
時に複数のオーデイオ信号を伝送する際の伝送路、エン
コーダ等を全体として簡略化することができる。
(15) また上述の実施例においては、本発明をデイジ
タルオーデイオ信号再生装置及びアナログ方式のテープ
レコーダに適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、オーデイオ信号、音声信号、ビデオ信号等
の振幅圧縮伸長回路に広く適用することができる。
タルオーデイオ信号再生装置及びアナログ方式のテープ
レコーダに適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、オーデイオ信号、音声信号、ビデオ信号等
の振幅圧縮伸長回路に広く適用することができる。
H発明の効果 以上のように本発明によれば、振幅変調回路の入出力
信号から得られる差信号を、所定の入出力特性の信号処
理回路を介して振幅変調回路の出力信号に加算して出力
することにより、所望の入出力特性の振幅圧縮伸長回路
を得ることができる。
信号から得られる差信号を、所定の入出力特性の信号処
理回路を介して振幅変調回路の出力信号に加算して出力
することにより、所望の入出力特性の振幅圧縮伸長回路
を得ることができる。
第1図は本発明による振幅圧縮伸長回路の基本的構成を
示すブロツク図、第2図〜第9図はその動作の説明に供
する特性曲線図、第10図は等ラウドネス曲線を示す特性
曲線図、第11図及び第12図は本発明による振幅圧縮伸長
回路の第2の実施例の説明に供する特性曲線図、第13図
は従来技術の問題点の説明に供する特性曲線図、第14図
及び第15図は振幅圧縮伸長回路を示すブロツク図であ
る。 1、20……振幅圧縮伸長回路、3、22……乗算回路、4
……コントロール信号作成回路、23……フイルタ回路、
24……増幅回路、26……信号処理回路。
示すブロツク図、第2図〜第9図はその動作の説明に供
する特性曲線図、第10図は等ラウドネス曲線を示す特性
曲線図、第11図及び第12図は本発明による振幅圧縮伸長
回路の第2の実施例の説明に供する特性曲線図、第13図
は従来技術の問題点の説明に供する特性曲線図、第14図
及び第15図は振幅圧縮伸長回路を示すブロツク図であ
る。 1、20……振幅圧縮伸長回路、3、22……乗算回路、4
……コントロール信号作成回路、23……フイルタ回路、
24……増幅回路、26……信号処理回路。
Claims (3)
- 【請求項1】振幅圧縮伸長入力信号に対して第1又は第
2の利得を付与して第1の出力信号を得、当該振幅圧縮
伸長入力信号又は上記第1の出力信号の信号レベルが折
れ点の信号レベルになつたとき上記振幅圧縮伸長入力信
号に付与する利得を上記第1の利得から上記第2の利得
に切り換えることにより、上記第1の出力信号を、上記
折れ点の前後の振幅圧縮比を切り換えながら、出力する
第1の振幅変調手段と、 上記第1の振幅変調手段の上記振幅圧縮伸長入力信号及
び上記第1の出力信号の差信号を得る第1の減算手段
と、 上記差信号に対して第3又は第4の利得を付与して第2
の出力信号を得、上記第1の振幅変調手段の上記利得の
切換えと同時に上記差信号に付与する利得を上記第3の
利得から第4の利得に切り換えて上記第2の出力信号を
出力する第2の振幅変調手段を有し、上記第2の出力信
号に基づいて第3の出力信号を出力する信号処理手段
と、 上記第1の振幅変調手段の上記第1の出力信号及び上記
信号処理手段の上記第3の出力信号の減算出力を第4の
出力信号として出力する第2の減算手段と を具え、 上記第2の減算手段の上記第4の出力信号を、上記振幅
圧縮伸長入力信号の信号レベルが高くなつて行くに従つ
て信号レベルが折れ点において伸長特性から圧縮特性に
滑らかに移行するような振幅圧縮伸長特性をもつ振幅圧
縮伸長出力信号として、送出する ことを特徴とする振幅圧縮伸長回路。 - 【請求項2】上記信号処理手段は、上記第2の振幅変調
手段の上記第2の出力信号に所定の固定利得を付与して
上記第3の出力信号として出力することにより、上記振
幅圧縮伸長出力信号に所定の振幅圧縮伸長特性を与える
増幅手段 を具えることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
の振幅圧縮伸長回路。 - 【請求項3】上記信号処理手段は、上記第2の振幅変調
手段の上記第2の出力信号をフイルタ手段を介して上記
第3の出力信号として出力することにより、上記振幅圧
縮伸長出力信号に所定の周波数特性を与えるフイルタ手
段 を具えることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
の振幅圧縮伸長回路。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62160525A JP2611233B2 (ja) | 1987-06-27 | 1987-06-27 | 振幅圧縮伸長回路 |
CA000570073A CA1309665C (en) | 1987-06-27 | 1988-06-22 | Amplitude compressing/expanding circuit |
US07/211,553 US4972164A (en) | 1987-06-27 | 1988-06-23 | Amplitude compressing/expanding circuit |
AT88110133T ATE111256T1 (de) | 1987-06-27 | 1988-06-24 | Schaltung zur kompression/expansion der dynamik eines signals. |
EP88110133A EP0297461B1 (en) | 1987-06-27 | 1988-06-24 | Amplitude compressing/Expanding circuit |
DE3851381T DE3851381T2 (de) | 1987-06-27 | 1988-06-24 | Schaltung zur Kompression/Expansion der Dynamik eines Signals. |
AU18388/88A AU612157B2 (en) | 1987-06-27 | 1988-06-24 | Amplitude compressing/expanding circuit |
KR1019880007753A KR100197776B1 (ko) | 1987-06-27 | 1988-06-27 | 진폭 압축 신장 회로 |
US07/511,058 US5038310A (en) | 1987-06-27 | 1990-04-19 | Amplitude compressing and/or expanding circuit employing enhanced normalization |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62160525A JP2611233B2 (ja) | 1987-06-27 | 1987-06-27 | 振幅圧縮伸長回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS645109A JPS645109A (en) | 1989-01-10 |
JP2611233B2 true JP2611233B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=15716845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62160525A Expired - Fee Related JP2611233B2 (ja) | 1987-06-27 | 1987-06-27 | 振幅圧縮伸長回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2611233B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4560858B2 (ja) * | 1999-10-25 | 2010-10-13 | ソニー株式会社 | 送受信装置 |
-
1987
- 1987-06-27 JP JP62160525A patent/JP2611233B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS645109A (en) | 1989-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5172358A (en) | Loudness control circuit for an audio device | |
KR100197776B1 (ko) | 진폭 압축 신장 회로 | |
JP3295440B2 (ja) | オーディオ装置における信号処理回路 | |
JPH0317491Y2 (ja) | ||
JPS6128162B2 (ja) | ||
JP3334419B2 (ja) | ノイズ低減方法及びノイズ低減装置 | |
US4381488A (en) | Dynamic volume expander varying as a function of ambient noise level | |
WO1996034509B1 (en) | Stereo enhancement system | |
GB1585402A (en) | Noise reduction system | |
JP2010244602A (ja) | 信号処理装置及び方法、並びにプログラム | |
KR0129429B1 (ko) | 오디오신호처리장치 | |
JP3605706B2 (ja) | 音響信号再生方法及び装置 | |
JP2611233B2 (ja) | 振幅圧縮伸長回路 | |
JP3560087B2 (ja) | 音信号処理装置およびサラウンド再生方法 | |
JPH04365210A (ja) | 車載音響再生装置 | |
JP3024502B2 (ja) | オーディオ装置 | |
US4306201A (en) | Signal processing circuit | |
JPS6013621B2 (ja) | ノイズリダクシヨンシステム | |
JPH0522416B2 (ja) | ||
JPH0575366A (ja) | オーデイオ装置における信号処理回路 | |
JP2893856B2 (ja) | 重低音再生装置 | |
JP2685809B2 (ja) | 雑音除去回路 | |
GB2093290A (en) | Audio signal amplifier circuit | |
JPH0793883A (ja) | 音声処理回路及び音声再生装置 | |
JPH03284099A (ja) | 重低音再生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |