JP2607204Y2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP2607204Y2
JP2607204Y2 JP1993013496U JP1349693U JP2607204Y2 JP 2607204 Y2 JP2607204 Y2 JP 2607204Y2 JP 1993013496 U JP1993013496 U JP 1993013496U JP 1349693 U JP1349693 U JP 1349693U JP 2607204 Y2 JP2607204 Y2 JP 2607204Y2
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rotating magnet
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佳秀 小山
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、VTRやテープレコ
ーダなどに適用して好適な回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテープレコーダ)やテー
プレコーダにおいては、磁気テープの巻取りが終了した
ことを検出して、巻取り用モータを停止するように制御
されているのが普通である。
【0003】磁気テープの巻取り終了を検出するために
は、図8に示すような回転検出装置1が使用されてい
る。この回転検出装置1においては、磁気テープのリー
ル台(図示せず)に回転反射板2が直接若しくは間接的
に取り付けられ、センサ3の発光素子31から回転反射
板2に光が照射される。
【0004】そして、回転反射板2で反射した光が受光
素子32で検出され、これが電気信号に変換される。リ
ール台が回転しているときは回転反射板2も回転してお
り、このとき発光素子31から照射された光は白の部分
でその殆どが反射され、黒の部分では殆ど反射されない
から受光素子32から出力される検出信号Sはパルス状
になる。
【0005】この検出信号Sはアンプ4で増幅されてコ
ントロール回路5に供給され、ここで例えば周波数を検
出することによって回転反射板2、すなわちリール台の
回転数などを検出することが可能になる。そして、磁気
テープの巻取りが終了してリール台が回転を停止したと
きには、検出信号Sの周波数が「0」になり、これによ
って磁気テープの巻取りが終了したことを判別すること
が可能になる。
【0006】これとは別に、図9に示すように全周に亘
って多数の磁極が着磁された回転マグネット6がリール
台に直接または間接的に取り付けられ、回転マグネット
6の回転によって変化する磁界の変化が磁気センサ7で
検出される回転検出装置1もある。磁気センサ7として
は、ホール素子、MR素子、コイル等の感磁気素子が使
用され、磁界の変化に伴って上述と同様にパルス状の検
出信号Sが出力される。これを検出してリール台の回転
状態を検出することが可能になる。
【0007】更に、図10に示すようにリール台に直接
または間接的に取り付けられたスリット円板8の全周に
亘って複数の検出孔81を設け、検出孔81の上下にコ
字状のフォトカプラ9を配置し、フォトカプラ9から出
力されたパルス状の検出信号Sを検出するようにした回
転検出装置1もある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】図8の回転検出装置1
では、回転反射板2の表面を白と黒に塗り分けるか、或
いは白と黒に塗り分けられたシールを貼りつけなければ
ならないから、手間が掛かって高価になるという問題が
ある。
【0009】図9の回転検出装置1では、回転マグネッ
ト6に複数の磁極を分割着磁するための着磁装置が必要
になる。この着磁装置は構成が複雑で高価である。ま
た、分割着磁作業も手間が掛かり、これらの理由によっ
て回転マグネット6が高価になるという問題がある。
【0010】図10の回転検出装置1では、スリット円
板8の上下にフォトカプラ9を配置しなければならない
から、スリット円板8の周囲に広いスペースが必要とな
り、小型化するのが困難になるという問題がある。
【0011】そこで本考案は上述のような課題を解決し
たものであって、回転マグネットを簡単に成形すること
が可能で、更に装置本体を小型化して原価低減が可能な
回転検出装置を提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本考案においては、回転体に直接若しくは間接的に
取り付けられた回転マグネットと、上記回転マグネット
の磁界の変化を検出するセンサを有する回転検出装置に
おいて、上記回転マグネットが両面2極の板状磁石から
なり、この板状磁石の上記センサに対向する面側にS極
又はN極のいずれか一方の極の単一極着磁部を少なくと
も1箇所上記センサからの距離が断続的に異なるように
設け、上記回転マグネットの磁界の変化を上記センサで
検出するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】図1において、シャーシ11の下面側に取り付
けられた回転体12の回転軸13がシャーシ11の上面
側に引き出され、この回転軸13に回転マグネット6が
取り付けられている。回転マグネット6のセンサに対向
する面側、例えば表面側は例えばS極に単一極着磁され
ており、抜き孔64が等間隔で4箇所設けられて検出部
65が断続的に形成されている。
【0014】回転マグネット6が回転すると、磁気セン
サ7の下側に検出部65と抜き孔64とが交互に位置す
るようになる。これによって、磁気センサ7から図2に
示すようなパルス状の検出信号Sが出力される。これを
検出することによって、回転体12の回転状態を検出す
ることが可能になる。
【0015】この回転検出装置1では、回転マグネット
6に抜き孔64を設けて検出部65を断続的に形成する
だけであるから、従来のように回転マグネット6(図
9)を分割着磁する必要がなくなる。したがって、着磁
装置も簡単で手間を掛けずに安価に製造することが可能
になる。
【0016】
【実施例】続いて、本考案に係わる回転検出装置の一実
施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は本考案による回転検出装置1の構成
を示す。この回転検出装置1は、例えばテープレコーダ
などのシャーシ11に固定されたリール台などの回転体
12の回転状態を検出するために使用される。本例で
は、回転体12がシャーシ11の下面側に取り付けら
れ、その回転軸13がシャーシ11の上面側に引き出さ
れて回転マグネット6が直接取り付けられている。
【0018】回転マグネット6は例えばフェライト磁石
粉末を混入した樹脂で成形され、その表面側62及び裏
面側63がそれぞれS極もしくはN極に単一着磁されて
いる。また、回転マグネット6には少なくとも1箇所の
検出部65が断続的に設けられる。本例では、抜き孔6
4が等間隔で4箇所開けられて4箇所の検出部65が断
続的に設けられている。
【0019】回転マグネット6の上方には、検出部65
若しくは抜き孔64の上側に位置するように磁気センサ
7が配置されている。磁気センサ7は検出部65との間
に所定の間隔が保持されるように支持部71でシャーシ
11に固定されている。この磁気センサ7は、検出部6
5の磁界の変化を検出するために取り付けられるもの
で、例えばホール素子、MR素子、コイルなどが使用さ
れる。
【0020】いま、磁気センサ7としてMR素子を使用
した場合、磁気センサ7にはコントロール回路5から所
定の電源電圧Vが供給される。そして、磁気センサ7の
下側に検出部65が位置しているときは、検出部65の
磁界によって磁気センサ7の抵抗が減少し、これによっ
て磁気センサ7から所定の電気信号が出力される。
【0021】また、磁気センサ7の下側に抜き孔64が
位置しているときは磁気センサ7に磁界が作用しないか
ら、磁気センサ7の抵抗値がそのまま保持されて電気信
号は出力されない。磁気センサ7から出力された電気信
号はアンプ4で増幅されてコントロール回路5に供給さ
れて検出される。
【0022】さて、回転体12が回転している場合は回
転マグネット6も回転している。したがって、このとき
は磁気センサ7の下側に抜き孔64と検出部65が交互
に位置するようになる。これによって、磁気センサ7か
ら図2に示すようなパルス状の検出信号Sが出力され
る。回転マグネット6の回転数が多いほど、また、検出
部65が多いほど検出信号Sの周波数が高くなる。
【0023】この検出信号Sの周波数を検出すれば、回
転マグネット6すなわち回転体12の回転数や停止状態
などを検出することが可能になる。これによって、回転
体12を駆動しているモータ(図示せず)などの制御を
することが可能になる。
【0024】図3〜図は回転マグネット6の他の実施
例を示す。図3は回転マグネット6の第二例を示し、第
二例の回転マグネット6Aは、円板部から適宜な幅の検
出部65Aを放射状に伸ばしたものである。検出部65
Aを有する回転マグネット6Aの表面側62A及び裏面
側63AはそれぞれS極若しくはN極に単一着磁されて
いる。検出部65Aは1箇所でも良い。図4は回転マグ
ネット6の第三例を示し、第三例の円板状の回転マグネ
ット6Bは、磁気センサ7と対向する面である表面側に
凹溝66を設けることによって検出部65Bを形成した
ものである。検出部65Bと凹溝66を有する回転マグ
ネット6Bの表面側62B及び裏面側63Bはそれぞれ
S極若しくはN極に単一着磁されている。この場合は、
磁気センサ7と検出部65B若しくは凹溝66との間隔
が異なるので、磁気センサ7の抵抗値が変化してパルス
状の検出信号Sが出力される。
【0025】図5は回転マグネット6の第四例を示し、
第四例の円板状の回転マグネット6Cは、磁気センサ7
と対向する面である表面側に凸部を設けることによって
検出部65Cを形成したものである。検出部65Cを有
する回転マグネット6Cの表面側62C及び裏面側63
CはそれぞれS極若しくはN極に単一着磁されている。
この場合は、磁気センサ7と凸部である検出部65C若
しくは凸部以外の平坦部との間隔が異なるので、磁気セ
ンサ7の抵抗値が変化してパルス状の検出信号Sが出力
される
【0026】なお、上述の実施例では回転体12の回転
軸13に回転マグネット6を直接取り付けた場合につい
て説明したが、例えば円板状の回転マグネット6の外径
側にギヤを成形し、これを回転体12の回転部と噛み合
わせるようにしてもよい。また、図に示すように回転
マグネット6の下側若しくは上側にギヤ68を一体成形
し、これを回転体12の回転部と噛み合わせることもで
きる。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、回転体に
直接若しくは間接的に取り付けられた回転マグネット
と、上記回転マグネットの磁界の変化を検出するセンサ
を有する回転検出装置において、上記回転マグネットが
両面2極の板状磁石からなり、この板状磁石の上記セン
サに対向する面側にS極又はN極のいずれか一方の極の
単一極着磁部を少なくとも1箇所上記センサからの距離
が断続的に異なるように設け、上記回転マグネットの磁
界の変化を上記センサで検出するようにしたものであ
る。
【0028】したがって、本考案によれば回転マグネッ
トの表面を分割着磁する必要がないから、着磁装置が簡
単になると共に着磁の手間を省くことが可能になる。ま
た、回転マグネットは磁性粉を混入した樹脂など形成が
容易な材料を使用することが可能になるので、任意の形
状にすることが可能であると共に、回転体と組み合わせ
るためのギヤを一体成形することが可能になる。センサ
は単一極着磁部の近傍に配置することが可能になるか
ら、装置を小型化することが可能になる。これらの理由
から回転検出装置を安価に製造することが可能になるな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる回転検出装置1の構成図であ
る。
【図2】検出信号Sの波形図である。
【図3】回転マグネット6の第二例を説明する図であ
る。
【図4】回転マグネット6の第三例を説明する図であ
る。
【図5】回転マグネット6の第四例を説明する図であ
る。
【図6】回転マグネット6の取付例を説明する図であ
る。
【図7】従来の回転検出装置1の第一例を説明する図で
ある。
【図8】従来の回転検出装置1の第二例を説明する図で
ある。
【図9】従来の回転検出装置1の第三例を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 回転検出装置 2 回転反射板 3 光センサ 4 アンプ 5 コントロール回路 6,6A,6B,6C,6D 回転マグネット 7 磁気センサ 8 スリット円板 9 フォトカプラ 11 シャーシ 12 回転体 13 回転軸 62,62A,62B,62C 表面側 63,63A,63B,63C 裏面側 64 抜き孔 65,65A,65B,65C 検出部 66 凹溝 67 回転板 68 ギヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に直接若しくは間接的に取り付け
    られた回転マグネットと、上記回転マグネットの磁界の
    変化を検出するセンサを有する回転検出装置において、 上記回転マグネットが両面2極の板状磁石からなり、こ
    の板状磁石の上記センサに対向する面側にS極又はN極
    のいずれか一方の極の単一極着磁部を少なくとも1箇所
    上記センサからの距離が断続的に異なるように設け、上
    記回転マグネットの磁界の変化を上記センサで検出する
    ようにしたことを特徴とする回転検出装置。
JP1993013496U 1993-03-23 1993-03-23 回転検出装置 Expired - Fee Related JP2607204Y2 (ja)

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JPH0672059U JPH0672059U (ja) 1994-10-07
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