JP2551926Y2 - 美容パック - Google Patents

美容パック

Info

Publication number
JP2551926Y2
JP2551926Y2 JP1989070835U JP7083589U JP2551926Y2 JP 2551926 Y2 JP2551926 Y2 JP 2551926Y2 JP 1989070835 U JP1989070835 U JP 1989070835U JP 7083589 U JP7083589 U JP 7083589U JP 2551926 Y2 JP2551926 Y2 JP 2551926Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
sheet
elongation
thickness
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989070835U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0311026U (ja
Inventor
次雄 斎藤
千賀子 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiban Co Ltd filed Critical Nichiban Co Ltd
Priority to JP1989070835U priority Critical patent/JP2551926Y2/ja
Publication of JPH0311026U publication Critical patent/JPH0311026U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2551926Y2 publication Critical patent/JP2551926Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 本考案は、美容パック剤に関するものである。
従来、肌の引締め、肌理を整え、肌荒れ、小じわ等を
防ぐために使用されるパック剤は、美容剤を含有するゼ
リー状物を皮膚に塗布し、皮膜を形成して、皮膚から蒸
散する水分をこの皮膜の下に留まらせ、皮膚表面を柔ら
かくすると共に皮孔を拡げ、美容剤成分を皮膚に浸透さ
せるようにするものであるが、この皮膜の形成までには
時間がかゝるので、その間皮膚を動かさないようにじつ
としておかなければならないし、これは皮膜を形成する
時に収縮するので、皮膚が引きつつた感じとなつて違和
感も大きい。
こうしたことから、布やプラスチツクフイルムの基材
に美容剤を含有する粘着剤を塗布し、これを皮膚に貼る
ようにしたものが現われてきた。このシート状のものに
ついては、その接着剤や含有美容剤については種々研究
されているが、基材となるシートについては余り研究が
為されていないのが現状である。
考案者らは、これらの点に注目し、鋭意研究の結果、
基材の如何は、皮膚への貼付性、貼付後の保持性、使用
中の皮膚への密着性、貼る時、使用時及び引き剥す際の
感触等に大きく影響していることが判り、これらに基づ
いて本考案を完成したものである。
〔考案の構成〕
本考案は、その強度、モジユラス、伸び及び厚さにつ
いて下記の如き特性を有するシートを美容パック剤の基
材として使用することにより、優良な美容パック剤が得
られるようにするものである。
以下実施例と共に述べれば、上記シートは、先づその
強度において約1〜8Kg/15mm巾程度の強さを有している
ものがよく、特に好ましくは1〜6Kg/15mm巾にするとよ
い。このシートには上記の如く適度の腰と柔らかさが要
求されるが、これらのバランスは10%モジユラスによっ
て表わすことが可能であり、これに基づいて表わすと、
約0.06〜3Kg/15mm巾のものがよく、特に好ましくは0.2
〜2.2Kg/15mm巾であるとよい。また、適当な伸びも必要
であつて、伸びは約30〜400%程度、特に好ましくは40
〜300%であるとよく、厚味は約5〜35μ程度で、望ま
しくは5〜28μにするとよい。上記各特性値はJISK7113
−1971に準じ、試料を15mm巾の短冊状としたものを測定
した時の値で表示したものであつて、把み間隔100mm、
引張速さ200mm/mmで試料を伸長させたときに10%伸長時
の荷重が10%モジユラス、伸長破断時の荷重が強度(引
張り強さ)、その時の伸びが伸び(破断伸び)である。
このような特性を満すシート材として、ポリアミド
(ナイロン)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、紙、布、これらのラミネート体、上記各種フイ
ルムにアルミニウムなどを蒸着したものその他各種のシ
ート材料を用いることができるが、上記ナイロンシート
等の合成樹脂製シートが好ましいことが多い。特にナイ
ロンシートは、しなやかで皮膚への馴染みもよいし剥し
易く、強度もあり、また端裂抵抗も大きいので貼付する
部位に合わせてハサミ等で所望の形状にカツトするとき
にシートが裂けたりすることもなく好適である。
このシート(1)の基材に塗着される粘着剤(2)に
は、天然及び合成ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シ
リコン系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤、ウレタン系
粘着剤その他の粘着剤などが使用される。これらの中で
は、アクリル系粘着剤が皮膚に対する刺激が少なく、良
好で、例えば、2エチルヘキシルアクリレートを主体と
するアクリル酸エステル共重合体で僅かに架橋が施され
ているようなものがあり、これを通例約20〜50μ程度の
厚さに形成するとよく、後記する美容剤としてヒアルロ
ン酸等を添加すると保湿効果もあって一層好ましい。
この粘着剤の中には、化粧剤、ホルモン剤、ビタミン
剤、アミノ酸、皮膚栄養剤、保湿剤、界面活性剤、酸化
防止剤、香料、色素その他の各種材料を適宜配合した美
容剤(3)を含有保持させ、これを上記シートに塗布し
たり、上記シートの上に美容剤を塗り更にその上から粘
着剤を塗つたり、シート材に粘着剤を塗つてその上から
美容剤を塗布浸透させるようにしたりする。この上には
適宜剥離紙(4)を貼るようにするとよい。
この美容パック剤について、下記の試料を使用して試
験を行つた。
(イ) 上記シートが強度で5.1Kg/15mm巾、10%モジユ
ラスで1.8Kg/15mm巾、伸びで80%、及び厚さが25μでい
ずれも上記数値範囲内にあるナイロンシート(ボニー
ル、興人株式会社製)に、2エチルヘキシルアクリレー
トを主体とするアクリル酸エステル共重合体で僅かに架
橋を施した粘着剤を30μの厚さに塗布したもの。
(ロ) 上記数値範囲よりも強度が小さく、10%モジユ
ラスが小さく、伸びが大きく、厚さの薄いナイロンシー
ト(同上)を使用し、他は上記(イ)と同様にしたも
の。
(ハ) 上記数値範囲よりも強度が大きく、10%モジユ
ラスが大きく、伸びが小さく、厚味が厚いナイロンシー
ト(同上)を使用し、他は上記(イ)と同様にしたも
の。
の各シートについて、下記の事項について検討を行つ
た。
(a) 皮膚に対する貼つけ易さ、即ち「貼付け作業
製」 (b) 皮膚に貼つたときの皮膚に対する密着性、即ち
「皮膚密着性」 (c) 皮膚に貼つた後で剥れが生じないかどうかの貼
着状態の安定性、即ち「皮膚貼着性」 (d) 使用後に剥し易いかどうか、即ち「引剥し性」 (e) 総合的な使用状態の良否、即ち「使用感」につ
いて官能テストを行つた結果を別表に示す。
〔考案の効果〕 上記結果からも判るように美容パック剤における基材
となるシートが上記数値範囲内の特性値を示すもので
は、貼付け作業性、皮膚密着性、皮膚貼着性、引剥し性
がいずれも優れており、全体としての使用感が優良であ
つて、好ましい結果が得られている。
このように、全体が薄く形成されているこのパック剤
を、使用部位に応じた適当な形状にカットし、そのまま
肌の表面に貼付けることができるが、その全体が適度の
強度と柔らかさを持ち、伸びも大きくてしなやかである
から、肌の凹凸に順応しながら表面にピッタリと貼付け
て行くことができ、貼付けた後でも肌に対する馴染みが
よいので、このアクリル系粘着剤に保持されている美容
剤が徐々に皮膚に作用するようになり、美容効果を上げ
て肌の引締め、肌理の整え、肌荒れ、小じわの防止など
を効果的に、かつ手軽に行うことができる。また、所定
時間貼付けておいた後に、そのシートの端部を持って引
き剥がすようにすれば、これが途中で破れるようなこと
も無くあたかも薄皮を剥がすような感じで、肌に刺激を
与えること無くきれいに剥がし取ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例の断面図である。 (1)シート材、(2)粘着剤、(3)美容剤、(4)
剥離紙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナイロン製のシートを具備し、美容剤を保
    持する2エチルヘキシルアクリレートを主体とするアク
    リル酸エステル共重合体で僅かに架橋されているアクリ
    ル系粘着剤層を上記シートの一面に20〜50μの厚さに塗
    着し、上記ナイロン製のシートが強度で1〜6Kg/15mm
    巾、10%モジュラスで0.2〜2.2Kg/15mm巾、伸びで40〜3
    00%及び厚さで5〜28μの特性値を有する美容パック
    剤。
JP1989070835U 1989-06-19 1989-06-19 美容パック Expired - Fee Related JP2551926Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989070835U JP2551926Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 美容パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989070835U JP2551926Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 美容パック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0311026U JPH0311026U (ja) 1991-02-01
JP2551926Y2 true JP2551926Y2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=31607334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989070835U Expired - Fee Related JP2551926Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 美容パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2551926Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007062A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Daiwabo Co Ltd 液体含浸用皮膚被覆シートおよびその製造方法、ならびにそれを用いたフェイスマスク

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4646498B2 (ja) * 2003-03-12 2011-03-09 パンチ工業株式会社 プレス金型用パンチおよびその製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60165902A (ja) * 1984-02-10 1985-08-29 旭化成株式会社 美容パツク材、その製法及び使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007062A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Daiwabo Co Ltd 液体含浸用皮膚被覆シートおよびその製造方法、ならびにそれを用いたフェイスマスク
JP4592516B2 (ja) * 2005-06-29 2010-12-01 ダイワボウホールディングス株式会社 液体含浸用皮膚被覆シートおよびその製造方法、ならびにそれを用いたフェイスマスク

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0311026U (ja) 1991-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4755284B2 (ja) 貼付材
EP0051935B1 (en) Medical device for covering a portion of the anatomical surfaces of a living being
US4112177A (en) Porous adhesive tape
JP3827247B2 (ja) 接着フイルム片
US11311423B2 (en) Facial patch
KR20000053132A (ko) 내부 분리성 테이프 적층물
JPH02200261A (ja) 接着複合体
AU4463499A (en) Film-based bandage material
US5071415A (en) Adhesive means for releasably fastening disposable diapers or other articles of apparel
JP4694766B2 (ja) 貼付剤貼付用補助器具
JP4153070B2 (ja) 貼付材用基材およびそれを用いてなる医療用貼付材、ならびに救急絆創膏
JP4508345B2 (ja) 複合基材及び粘着フィルム
JP5246838B2 (ja) 角質剥離用粘着剤組成物および角質剥離用粘着シート
JP2005013316A (ja) 皮膚貼付用粘着シート及び救急絆創膏
JP2551926Y2 (ja) 美容パック
JPH0454107A (ja) シート状パック剤
JP2005089438A (ja) 皮膚用粘着剤組成物及び皮膚用粘着テープまたはシート
JP2524162B2 (ja) 外用部材
JPH09194325A (ja) 汚れ取り粘着シート
JP2002248124A (ja) 医療用貼付材及び救急絆創膏
JPH09315959A (ja) 貼付剤用支持体
CN111479545B (zh) 粘合弹性美容带
US20020069958A1 (en) Application devices
JP4204665B2 (ja) カバーシートおよびその使用方法
JPH0698931A (ja) 取扱性の良好な粘着シート

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees