JP2017512721A - 密封内部パッケージを生産するための包装方法およびユニット - Google Patents

Abstract

それ自体前方壁（５）、後方壁（６）、２つの側方壁（７）、底部壁（４）および頂部壁（３）を有する平行六面体形状の製品（２；５７）を格納するパッケージの密封パッケージを生産するための方法および包装ユニットにおいて、密封内部パッケージ（１）が、製品（２；５７）を包み込み、製品（２；５７）周りに折曲げられヒートシーリングにより安定化されたヒートシール可能な包装材料シート（１１）で製造されており、密封内部パッケージ（１）が、各々対応する側方壁（７）に対して平行に配置され側方壁（７）上に載っている２つの長手方向フィン（２４）を有し、密封内部パッケージが、横断方向フィン（１９）を有し、この横断方向フィンが、前方壁または後方壁である壁（５）に対して平行に配置され、前方壁（５）または後方壁に接して存在し、底部壁（４）の横断方向縁部に対応して位置設定されている内縁部（２０）と、前方壁（５）または後方壁に対応して位置設定された外縁部（２１）と、を有している、方法および包装ユニット。

Description

本発明は、密封内部パッケージを生産するための包装方法およびユニットに関する。

本発明は有利には、密封内部パッケージを有するタバコ箱に応用され、以下の説明は、このタバコ箱に明示的に言及するが、それにより一般性が失われることはない。

タバコ箱は一般に、内部包装材料シート内に包まれたタバコ群によって形成される内部パッケージと、この内部パッケージを包み込みカップ状の内部パッケージ周りに折曲げられた外部包装材料シートで製造され得る（ソフトタイプのタバコ箱）かまたはこの内部パッケージ周りに剛性ブランクを折曲げることにより形成されたヒンジ式フタを伴う剛性ボックスから製造され得る（剛性タイプのタバコ箱）外部シェルと、を含んでいる。

従来のタバコ箱において、タバコ群は、内部では接着剤の無い金属化紙の矩形内部包装材料シート内に包まれ、外部では、接着により安定化された矩形外部包装材料シート内に包まれている。

タバコは、大気との接触によって、水分変化の影響（タバコは過度に乾燥し得るかまたは過度に水分を吸収し得る）およびタバコに浸漬させた揮発性物質の蒸発（特に、チョウジなどの特定の芳香を有するフレーバータバコの場合）の両方についてその官能特性が変化する傾向を有することから、外部環境の影響に対し非常に敏感である。紙巻タバコの無欠性を保つためにタバコ箱はセロファンラッピングされている、すなわち、プラスチック材料の不透過性のヒートシールされた外部オーバーラップでコーティングされている。しかしながら、ヒートシールされた外部オーバーラッピングは、特にタバコ箱がその生産後一定の時間が経過した後に消費される場合、タバコ箱の内部に格納されたタバコの官能特性を完全に保つのに充分でない可能性がある。その上、最初にパッケージを開いた時点で、外部オーバーラップは除去され、したがってパッケージ内に格納された紙巻タバコは外部環境と接触した状態となる。パッケージ内に格納されたタバコが最初の開封後迅速に消費されない場合、残ったタバコの官能特性は劣化してしまう可能性がある。

上述の欠点を取り除こうとして、米国特許第４３００６７６号では、内部パッケージが不透過性で、反復使用可能な閉鎖用タグで閉鎖されるタバコ抜き出し開口部を有する不透過性でヒートシール可能な包装材料のシートで製造されている剛性タバコ箱が提案された。しかしながら、米国特許第４３００６７６号に記載されている密封内部パッケージは、低い密封性しか有しておらず、すなわち、パッケージ内に格納された紙巻タバコを外部環境から有効に隔離することのできる適切な密封度を保証しない。

密封内部パッケージの気密度を増大させるためには、内部包装材料シートの２つのフラップが互いに向かって折曲げられて、２つのフラップを重ね合わせ、タバコ群の下層壁に垂直なフィンを形成する、いわゆる「フィン折」を使用することが可能である。「フィン折」を有するタバコ内部パッケージのいくつかの例が、欧州特許第２５４４９５８号、欧州特許第２４５６６８５号、欧州特許第１６８６０６０号、米国特許第４７８９０６０号、米国特許出願公開第２０１１／０８４１２０号、英国特許第１４７１０８６号、および米国特許第３９４８３８９号に記載されている。

しかしながら、現在公知の包装方法により「フィン折」を実施するには、複雑でひいては非常に費用の高い包装ユニットを使用することが求められる。

本発明の目的は、上述の欠点が無く、それと同時に生産が容易かつ廉価である、密封内部パッケージを生産するための包装方法およびユニットを提供することにある。

本発明によると、添付の特許請求の範囲中で定義されている、密封内部パッケージを生産するための包装方法およびユニットが提供される。

ここで、非限定的な一部の実施形態を例示する添付図面を参照しながら、本発明について説明する。

タバコの密封内部パッケージの前面斜視図である。 図１の密封内部パッケージ内に包み込まれたタバコ群の斜視図である。 図１の密封内部パッケージ内に包み込むことのできる補剛材の斜視図である。 図３の補剛材を生産するのに使用されるブランクの平面図である。 図１の密封内部パッケージを生産するために使用される包装材料シートの平面図である。 図１の密封内部パッケージを形成するための、図２のタバコ群周りの図５の包装材料シートの折曲げの側面概略図である。 図１の密封内部パッケージを形成するための、図２のタバコ群周りの図５の包装材料シートの折曲げの側面概略図である。 図１の密封内部パッケージを形成するための、図２のタバコ群周りの図５の包装材料シートの折曲げの側面概略図である。 図１の密封内部パッケージを形成するための、図２のタバコ群周りの図５の包装材料シートの折曲げの概略的斜視図である。 図１の密封内部パッケージを形成するための、図２のタバコ群周りの図５の包装材料シートの折曲げの概略的斜視図である。 図１の密封内部パッケージを形成するための、図２のタバコ群周りの図５の包装材料シートの折曲げの概略的斜視図である。 図１の密封内部パッケージを形成するための、図２のタバコ群周りの図５の包装材料シートの折曲げの概略的斜視図である。 本発明にしたがって生産される図１の密封内部パッケージを生産する包装ユニットの概略的前面図である。 図１３の包装ユニットの第１の包装装置の概略的前面拡大図である。 図１３の包装ユニットの第２の包装装置の概略的前面拡大図である。 図１３の包装ユニットの第３の包装装置の概略的前面拡大図である。 図１５の第２の包装装置の一変形形態の概略的前面拡大図である。 本発明の包装方法にしたがって生産されたさらなる密封内部パッケージの前面斜視図である。 図１８の密封内部パッケージ内に包み込まれたタバコ箱の斜視図である。 図１８内の密封内部パッケージを生産するために使用される包装材料シートの平面図である。 図１８の密封内部パッケージの一変形形態の前面斜視図である。 図２１内の密封内部パッケージを生産するために使用される包装材料シートの平面図である。 図１８の密封内部パッケージの別の変形形態の前面斜視図である。 図２３内の密封内部パッケージを生産するために使用される包装材料シートの平面図である。

図１において、番号１は、例えば米国特許第４３００６７６号に記載のタイプの、密封タバコ内部パッケージを全体として標示する。

図２に示されている通り、密封内部パッケージ（１）は、タバコの先端部により形成され互いに平行でかつ相対している頂部壁３および底部壁４、タバコの円筒形側方壁により形成され互いに平行でかつ相対している前方壁５および後方壁６、ならびにタバコの円筒形側方壁により形成され互いに平行でかつ相対している２つの側方壁７を有し、平行６面体の形状を有する、タバコ群２を包み込んでいる。タバコ群２の前方壁５と後方壁６との間および側方壁７の間には、４つの長手方向縁部が画定されており（すなわちタバコの対称軸に対して平行）、タバコ群２の前方壁５と後方壁６との間および頂部壁３と底部壁４との間には、４つの主横断方向縁部が画定されており（すなわちタバコの対称軸に垂直）、最後に、タバコ群２の頂部壁３と底部壁４との間および側方壁７間には、４つの副横断方向縁部が画定されている（すなわちタバコの対称軸および主横断方向縁部の両方に垂直）。

図１に例示されている通り、密封内部パッケージ１は上面および前面に、タバコ抜き出し開口部８（図４に見られる）を有し、この開口部は予め弱化された引裂線により画定され、反復使用可能な閉鎖用タグ９により閉鎖され、密封内部パッケージ１の前方壁部分および密封内部パッケージ１の頂部壁部分と係合する。好ましい実施形態によると、閉鎖用タグ９は、把持可能なタブ１０を有し、この閉鎖用タグ９の底部表面に塗布される不乾性再粘着性接着剤により密封内部パッケージ１に固定され、閉鎖用タグ９が密封内部パッケージ１から部分的に分離されその後数回にわたり反復して密封内部パッケージ１に固定され得るように、抜き出し開口部８の周りに配置されている。

図示されていない異なる実施形態によると、密封内部パッケージ１は、抜き出し開口部８も相対的閉鎖用タグ９も全く有しておらず、密封内部パッケージ１の最初の開封時に除去されるべき予め弱化された引裂線によって密封内部パッケージ１の残りの部分から分離される、除去可能な上部部分を有する。この実施形態においては、密封内部パッケージ１には好ましくは、予め弱化されたラインに沿って密封内部パッケージ１を容易に破断できるようにするための開封帯開口部が具備されている。

密封内部パッケージ１は、（図５に示されている）包装材料シート１１を折曲げることによって得られ、このシートは矩形形状を有し、気密なヒートシール可能なプラスチック材料の少なくとも１つの層を含み、タバコ自体と直接接触するようにタバコ群２周りに直接折曲げられる。ひとたび包装材料シート１１が密封内部パッケージ１を形成するためにタバコ群２周りに折曲げられた時点で、密封内部パッケージ１自体の形状は、包装材料シート１１の重ね合わされた部分をヒートシールすることにより安定化される。包装材料シート１１が多層タイプで、したがって互いに重複させられた複数の異なる層を提供するものであり得（この解決法では、包装材料シート１１は概して不透明であり、外部に均一な金属着色を有する場合がある）、または、代替的には、外部が印刷されたものでもあり得、包装材料シート１１は単層であり得（すなわち単一の材料で形成されている）、この解決法では、包装材料シート１１は概して透明である、という点を指摘しておくことが重要である。

タバコ群２周りに包装材料シート１１を折曲げる前に、包装材料シート１１は、予め刻み込まれて抜き出し開口部８を画定する。その後、包装材料シート１１に対し、ゴム引きされた底部を伴う閉鎖用タグ９が適用される、すなわち、その底部表面には、抜き出し開口部８の内側では閉鎖用タグ９に対する包装材料シート１１の内部部分の永久接着を確定しかつ抜き出し開口部８の外側では閉鎖用タグ９に対する包装材料シート１１の再粘着性接着を確定する、再粘着性接着剤が具備されている。

図３および４に例示されている通り、密封内部パッケージ１は、ボール紙または硬い板紙で製造され、Ｕ字形をしており、かつ、タバコ群２と接触する密封内部パッケージ１の内部に配置される、補剛材１２を含む。詳細には、補剛材１２は、タバコ群２の前方壁５と接触して配置される矩形の前方壁１３と、前方壁１３の相対する側に連結されタバコ群２の側方壁７と接触して配置される２つの側方壁１４と、タバコ群２の底部壁４と接触して配置される底部壁１５と、を有する。前方壁１３は、頂部に配置され、Ｕ字形をしており、かつ、抜き出し開口部８にタバコ群２の前方壁の頂部領域を露呈した状態に置くことでタバコ群２からのタバコの抜き出しを容易にする、窓を有する。その上、補剛材１２は、側方壁１４に連結され底部壁１５の外部表面上に９０°折曲げられている２つの側方安定化タブ１６を含んでいる。

密封内部パッケージ１が完成した時点、すなわち密封内部パッケージ１の形成の終了時点で、補剛材１２の役目は、密封内部パッケージ１に対しより大きな剛性とより大きな形状安定性とを提供して、密封内部パッケージ１が密封内部パッケージ１自体の中に包み込まれたタバコの一部を除去した後に密封内部パッケージ自体上に崩壊して、残ったタバコの抜き出しを困難にし、かつ詳細には、閉鎖用タグ９の開放およびその後の再閉鎖を極めて困難にするのを防ぐことにある。密封内部パッケージ１の形成中、補剛材１２の役目は、タバコに対し適切な機械的保護を提供し、タバコ群２の取扱いを簡略化／改善する（すなわちタバコ群２がバラバラになるのを防ぐ）ことにある。換言すると、タバコ群２および補剛材１２によって構成されるユニットの取扱い中、単に側方安定化タブ１６の開放を機械的に妨げることによって、補剛材１２を安定化する（すなわち補剛材が所望の折曲げ構成を放棄するのを防ぐ）ことが可能である。このようにして、補剛材１２は、タバコ群２のための格納ボックスとして作用し、こうしてタバコ群２がバラバラになるのを防ぐ（当然のことながら、包装材料シート１１が、補剛材１２に組み合わされたタバコ群２周りに部分的に折曲げられるまでの間）。

図６〜図１１には、密封内部パッケージ１を生産するためにタバコ群２周りに包装材料シート１１を折曲げる順序が例示されている。

図６に例示されている通り、最初に包装材料シート１１は、タバコ群２周りに「Ｕ字形」に折曲げられて、タバコ群２の前方壁５と同一平面内にありタバコ群２の底部壁４から突出する第１のフラップ１７と、タバコ群２の後方壁６と同一平面内にありタバコ群２の底部壁４から突出する第２のフラップ１８と、を形成する。２つの底部フラップ１７および１８が同じ長さを有さず、底部フラップ１８の長さの方が長い（２つの底部フラップ１７および１８間の長さの差は、タバコ群２の底部壁４の厚みに等しい）という点を指摘しておくことが重要である。

その後、図７および図９に例示されている通り、２つの底部フラップ１７および１８は、底部壁４のそれぞれの横断方向縁部周りに同じ方向に９０°折曲げられて、２つの底部フラップ１７および１８を重ね合わせ、タバコ群２の底部壁４に平行でタバコ群２の底部壁４の横断方向縁部に位置設定された内縁部２０を有しかつタバコ群２から外向きに所与の距離のところに位置設定された外縁部２１を有する、横断方向フィン１９を形成する。横断方向フィン１９の形成に続いて、２つの重ね合わされた底部フラップ１７および１８は、互いにヒートシールされて、横断方向フィン１９を安定させる。

最後に、図８および図１０に例示されている通り、横断方向フィン１９は、タバコ群２の底部壁４の横断方向縁部に対して（すなわち横断方向フィン１９の内縁部２０周りに）９０°折曲げられて、横断方向フィン１９をタバコ群２の同じ前方壁５上に載せる（すなわちタバコ群２の前方壁５上に横断方向フィン１９の外縁部２１を載せる）。

添付図面に例示された実施形態において、横断方向フィン１９は、当初（例えば図７に例示されているように）タバコ群２の前方壁５の近くに位置設定され、その後、（例えば図８に例示されているように）タバコ群２の前方壁５上に折曲げられる。図示されていない１つの代替的かつ完全に等価の実施形態によると、横断方向フィン１９は当初タバコ群２の後方壁６の近くに位置設定され、その後タバコ群２の後方壁６上に折曲げられる（本質的には、前方壁５と後方壁６とを反転させている）。

図９および１０に例示されている通り、横断方向フィン１９の形成は、内部タバコ群２を包み込みタバコ群２自体の側方壁７に配置された２つの開放端部２２を有する（すなわち管状ラッピングの各開放端部２２はタバコ群２の対応する側方壁７を見える状態に置く）管状ラッピングの形態を包装材料シート１１に付与する。各開放端部２２は、互いに対面しかつタバコ群２から（詳細にはタバコ群２の対応する側方壁７から）突出する２つの側方フラップ２３を有する。

図１１に例示されている通り、横断方向フィン１９の形成および折曲げがひとたび終了した時点で、管状ラッピングの各開放端部で、包装材料シート１１の２つの対応する側方フラップ２３は互いに向かって折曲げられ、こうして、２つの側方フラップ２３を互いに重ね合わせ、タバコ群２の下にある側方壁７に垂直に長手方向フィン２４を形成する。詳細には、各長手方向フィン２４は、タバコ群２の側方壁７に対して中心に配置された（またはタバコ群２の側方壁７と接触して配置された）内縁部２５、およびタバコ群２から外向きに所定の距離のところに配置された外縁部２６を有する。各長手方向フィン２４の形成の後、長手方向フィン２４の２つの重ね合わされた側方フラップ２３は、互いにヒートシールされて、長手方向フィン２４自体を安定させる。

その後、図１２に例示されている通り、各長手方向フィン２４は９０°折曲げられて、長手方向フィン２４自体をタバコ群２の対応する側方壁７上に載せる（すなわち、タバコ群２の側方壁７の１つの長手方向縁部において各長手方向フィン２４の外縁部２６を支持する）。

各長手方向フィン２４は、タバコ群２の対応する側方壁７の相対する側に位置設定され側方壁７自体から突出する（またははみ出す）実質的に三角形の形状の２つの付属部２７を有する。

その後、図１に例示されている通り、各長手方向フィン２４の２つの付属部２７は、同じ長手方向フィン２４上に、対応する側方壁７のそれぞれの横断方向縁部周りに１８０°折曲げられる。

最後に、各付属部２７は、下にある長手方向フィン２４の一部と共に、包装材料シート１１の下にある部分に対しヒートシールされて、長手方向フィンの付属部２７および２４の折曲げられた位置を安定させる。

図１３では、２８という番号により、包装機械の一部であり上述の密封内部パッケージ１を提供するのに好適な包装ユニットが全体として標示されている。

包装ユニット２８は、対応するタバコ群２周りに各ヒートシール可能な包装材料シート１１を折曲げることにより、タバコ群２の側方壁７に位置設定され、互いに対面しタバコ群２から突出する２つの側方フラップ２３を各々が有する２つの開放端部２２を有する、管状ラッピング（図７〜図１０に図示）を形成するための、包装装置２９を含む。さらに、装置２９は、各横断方向フィン１９のヒートシーリングによる安定化を実施し、その後、横断方向フィン１９を対応するタバコ群２の前方壁５上に９０°折曲げる。

包装ユニット２８は（図１１に例示されている通り）、管状ラッピングの各開放端部２２において、包装材料シート１１の２つの対応する側方フラップ２３を互いに向かって折曲げて、タバコ群２の下にある側方壁７に垂直に対応する長手方向フィン２４を形成するための包装装置３０を含む。さらに、包装装置３０は、各長手方向フィン２４のヒートシーリングによる安定化を実施する。

包装ユニット２８は、長手方向フィン２４および対応する付属部２７の対応するタバコ群２の側方壁７上への折曲げを実施する包装装置３１を含む。詳細には、包装装置３１は、長手方向フィン２４が対応するタバコ群２の対応する側方壁７上に載るような形で（図１２に例示されている通り）各長手方向フィン２４を９０°折曲げ、かつ各長手方向フィン２４の２つの付属部２７を長手方向フィン２４自体の上に１８０°折曲げる（図１に示されている通り）。最後に、包装装置３１は、各長手方向フィン２４の付属部２７のヒートシーリングを実施して、付属部２７および長手方向フィン２４の折曲げられた位置を安定させる。

図１４に例示されているように、包装装置２９は、段階的に（すなわち間欠的動作で）旋回するように（図１４の平面に垂直な）水平方向回転軸を中心として回転するように組付けられた包装用ホイール３２を含む。包装用ホイール３２は、複数のポケット３３を含み、その各々が、補剛材１０および包装材料シート１１に組み合わされた対応するタバコ群を受取り、格納するように適合されている。

包装装置２９は、供給ステーション３４を含み、この供給ステーション内で補剛材１０および包装材料シート１１に組み合わされたタバコ群２が対応するポケット３３の内部に供給され、供給ステーション３４ひいてはポケット３３の入口において、各包装材料シート１１がタバコ群２周りに「Ｕ字形」に折曲げられて（図６に図示）、（図６に例示された）２つの底部フラップ１７および１８を形成する。包装装置２９は、２つの底部フラップ１７および１８を同じ方向に９０°折曲げて、対応する横断方向フィン１９を形成するため（図７に例示された通り）の折曲げ部材３５を含む。折曲げ部材３５は、包装用ホイール３２の外面に近くかつ包装用ホイール３２自体の回転方向に対して供給ステーション３４から直ぐ下流側にある固定位置に位置設定される。

補剛材１２に組み合わされたタバコ群２が、包装材料シート１１と共に包装用ホイール３２の対応するポケット３５内部に挿入されるステーション３４においては、補剛材１２の格納作用によって、タバコ群２はバラバラにならない（すなわち、図２に例示されているその秩序立った構成を失うことはない）ということを指摘しておくことが重要である。前述の通り、タバコ群２および補剛材１２からなる全体の取扱い中に、単に側方安定化タブ１６の開放を機械的に妨げることによって補剛材１２を安定させる（すなわち補剛材１２が所望の折曲げられた構成を放棄するのを防ぐ）ことが可能である。このようにして、補剛材１２は、タバコ群２のための格納ボックスとして作用し、こうしてタバコ群がバラバラになるのを防ぐ（当然のことながら、補剛材１２に組み合わされたタバコ群２周りに包装材料シート１１が部分的に折曲げられるまでの間）。

包装装置２９は、包装用ホイール３２自体の回転方向に対して供給ステーション３４の下流側で包装用ホイール３２の外面近くに各々位置設定されかつ横断方向フィン１９のヒートシーリングを実施するのに適している２つのヒートシール部材３６を含んでいる。好ましい一実施形態によると、各ヒートシール部材３６は、（図１４に例示されている通り）包装用ホイール３２自体の回転方向に対してポケットから直ぐ上流側に位置する包装用ホイール３２の向かい合う表面に対して対応する横断方向フィン１９を挟み付けるために、包装用ホイール３２に対して半径方向に移動可能である。

包装装置２９は、トランスファステーション３８に配置されている折曲げ部材３７を含み、このトランスファステーション内で、各管状ラッピング（すなわち各タバコ群２が補剛材１０に組み合わされ、包装材料シート１４内に包まれている）は包装用ホイール２９の対応するポケットを離れる。対応する管状ラッピングが包装用ホイール２９のポケットから外に出る時点で、折曲げ部材３７は各横断方向フィン１９を９０°折曲げて、タバコ群２の前方壁５上に横断方向フィン１９を載せる。折曲げ部材３７は、包装用ホイール２９自体の回転方向に対してトランスファステーション３８で停止し待機しているポケット３３の直ぐ上流側に位置設定された包装用ホイール２９の外面に近い固定位置に位置設定される。

包装装置２９は、トランスファホイール３９を含み、このホイールは、包装用ホイール３２の隣に配置され、段階的に（または間欠的動作で）旋回するために（包装用ホイール３２の回転軸に平行な）水平方向回転軸を中心にして回転するように組付けられている。ホイール３９は複数のトランスファポケット４０を含み、各トランスファポケットは、補剛材１０に組み合わされた対応するタバコ群２を受取り格納するのに適している。入口ステーション４１において、トランスファホイール３９の各ポケット４０は、補剛材１０に組み合わされたタバコ群２を受取り、その後、トランスファホイール３９の回転方向に対して入口ステーション４１の下流側に配置されたさらなる入口ステーション４２内で、トランスファホイール３９の外面上に、対応するポケット４０にまたがってトランスファホイール３９の外面に載る包装材料シート１１が配置される（すなわち包装材料シート１１はポケット４０の入口／出口を覆っている）。供給ステーション３４では、トランスファホイール３９に結合されたプッシャー４３が、トランスファホイール３９のポケット４０から外にそして包装用ホイール３２のポケット３３の内部へ補剛材１０に組み合わされた対応するタバコ群を押し、この運動の間、タバコ群２は、２つのポケット４０および３３の間に配置されている包装材料シート１１を途中で捕捉し、包装用ホイール３２のポケット３３の内部に包装材料シート１１を持ち込む。

図１５に示されている通り、装置３０は、線形包装経路に沿って、各管状ラッピング（または、補剛材１０に組み合わされ包装材料シート１４内に包まれた各タバコ群２）を供給する直線包装用コンベヤ４４を含む。

さらに、包装装置３０は、線形包装経路に沿って直列で（すなわち互いに前後して）配置された２つのツイン折曲げステーション４５を含み、各折曲げステーション４５は、直線の包装用コンベヤ４４の相対する側に位置設定され各々対応する長手方向フィン２４を形成してヒートシールするのに適した２つのヒートシールグリッパ４６を含む。各ヒートシールグリッパ４６は、各管状ラッピングの開放側２２において、包装材料シート１１の２つの側方フラップ２３を互いに向かって折曲げて、２つの側方フラップ２３を重ね合わせ、（図１１に例示された）長手方向フィン２４を形成すると同時に、２つの重ね合わされた側方フラップ３を（例えば電気発熱抵抗体を用いて）加熱して長手方向フィン２４をヒートシール（安定化）する。包装用コンベヤ４４は、動作段階と停止段階とを間欠的にかつ周期的に交番作動し、各折曲げステーション４５のヒートシールグリッパ４６は、停止段階中（すなわち管状ラッピングがヒートシールグリッパ４６の前で停止させられ待機している時）に各管状ラッピングの２つの側方フラップ２３を合わせて挟む。

直線包装用コンベヤ４４は、直線包装経路に沿って往復動作する一連のプッシャー４８の押し付け下で、タバコ群２を格納する管状ラッピングがその上で供給される（すなわち滑動させられる）静止平面４７（すなわち移動無し）を含む。プッシャー４８は、起動用部材（図示せず）に連結されたアーム５０によって起動される単一の支持本体４９によって担持されている。支持本体４９は、周期的にループ経路を実行しており、このループ経路は、初期位置から開始して支持本体４９のプッシャー４８が管状ラッピングの後部を押して管状ラッピング自体を直線包装経路に沿って供給する能動ストローク（または送出ストローク）と、支持本体４９のプッシャー４８が、管状ラッピングに触れることなく（すなわち管状ラッピング自体からの係合解除後に）初期位置まで戻る受動ストローク（または逆ストローク）と、を有する。

包装用コンベヤ４４の端部には、トランスファステーション５０が配置されており、このトランスファステーションにおいて、密封内部パッケージ１（まだ全体的に完成していないが図１１に例示されている通りのフィン１９および２４をすでに備えている）は、包装用コンベヤ４４から包装装置３１に移送される。

図１６に例示されている通り、包装装置３１は、段階的に（すなわち間欠的動作で）旋回するために（図１６の平面に垂直でかつ包装用ホイール３２の回転軸に対して平行な）水平方向回転軸を中心に回転するように組付けられた包装用ホイール５１を含む。包装用ホイール５１は、トランスファステーション５０において包装装置３０の包装用コンベヤ４４によって供給される対応する密封内部パッケージ１（すなわち図１１に示されているような補剛材１０に組み合わされ包装材料シート１１により包まれたタバコ群２）を受取り格納するように各々適合されている複数のポケット５２を含む。包装装置３１は、包装用ホイール５１の回転方向に対してトランスファステーション５０の下流側で包装用ホイール５１の相対する側に位置設定され、各密封内部パッケージ１の長手方向フィン２４を（図１２に示されている通り）９０°折曲げる２つの固定された折曲げ部材５３（すなわち固定された折曲げ用らせん）を含む。包装装置３１は、包装用ホイール５１の回転方向に対して折曲げ部材５３の下流側で包装用ホイール５１の相対する側に位置設定され、長手方向フィン２４の付属部２７を（図１に例示されている通り）１８０°折曲げる２つの固定された折曲げ部材５４（すなわち固定された折曲げ用らせん）を含む。最後に、包装装置３１は、包装用ホイール５１の回転方向に対して折曲げ部材５４の下流側で包装用ホイール５１の相対する側に位置設定され、付属部２７および長手方向フィン２４の折曲げ位置を安定させるために包装材料シート１１の下にある部分に対して下にある長手方向フィン２４の一部と共に各付属部２７をヒートシールする２つのヒートシール部材５５を含む。

図１７に例示されている実施形態において、包装装置３０は、直線包装用コンベヤ４４の一部を収容するチャンバ５６を含む。詳細には、チャンバ５６は、内部で密封内部パッケージ１の密封（すなわち気密閉鎖）が完成される折曲げステーション４５を収容している。チャンバ５６には、大気圧に比べて過圧状態にチャンバ５６を維持するため大気圧より高い圧力で包装用ガスを主チャンバ５６自体の中に供給する供給装置が結合されている。このようにして、各密封内部パッケージ１の内部に、正常な地球上の大気ガスとは（少なくとも全体的または部分的に）異なる気体（包装用ガス）で構成された調整雰囲気が提供される。一例として、包装用ガスは、本質的に不活性ガス（典型的には窒素）で構成され、これに対して殺菌性物質および／または着香物質を添加することができる。詳細には、着香物質は、メントールフレーバー、タバコフレーバ、コーヒーフレーバー、アニスフレーバを含み得る。一変形実施形態によると、大気圧と比べて低い圧力にチャンバ５６を保つ吸引装置がチャンバ５６に結合される。このようにして、各密封内部パッケージ１内部に、正常な地球大気と比べてより希薄化した雰囲気が提供される。チャンバ５６についてのさらなる構成上の詳細は、例えば特許出願ＢＯ２０１３Ａ０００２９４中に見ることができる。

換言すると、各密封内部パッケージ１の内部には、主としてまたは全体的に、少なくとも１つの不活性ガス、好ましくは窒素、好ましくは、殺菌性物質および／もしくは着香物質で富化された窒素で構成された調整雰囲気が確立されるか、または、密封内部パッケージ１内部に真空または実質的に真空を確立するのに充分な低い圧力で構成された調整雰囲気が確立される。

チャンバ５６の使用の代替案として、いわゆる酸素吸収剤（「脱酸素剤」）、すなわち自発的に酸化し、したがって密封内部パッケージ１の内部に包み込まれた分子酸素を捕捉することのできる材料（例えば食品の分野で最も良く使用される酸素吸収剤は鉄系である）を使用することが可能である。換言すると、密封内部パッケージ１の内部には、密封内部パッケージ１のシーリングの後ゆっくりと（すなわちおよそ数分の時間経過内）密封内部パッケージ自体の内部の分子酸素の少なくとも一部を消費する酸素吸収材料が挿入される。酸素吸収材料は、密封内部パッケージ１の内部に導入される特別に具備されたインサート内に包み込まれる場合があり、または、補剛材１２および／もしくは包装材料シート１１の内部表面によって担持させることもできる（この場合、酸素吸収剤材料は、補剛材１２および／または包装材料シート１１の内部表面の表面処理、さらにはナノテクノロジー処理によって適用される）。

図１〜１７に例示されている実施形態において、密封内部パッケージ１は密封内部パッケージ１自体と直接接触して配置されているタバコ群２を包み込んでいる。図１８〜２４に例示された実施形態において、密封内部パッケージ１は、剛性タイプ（図１９に示されている通り）またはソフトタイプのタバコ箱５７を包み込んでいる。詳細には、タバコ箱５７は、タバコ群２を包み込む内部パッケージ（図示せず）と、内部パッケージを包み込む外部パッケージと、を含む。この実施形態において、密封内部パッケージ１は、タバコ箱５７を保護するためにタバコ箱５７を包むオーバーラッピングである。好ましくは（但し必然的ではない）、密封内部パッケージ１を生産するのに使用される包装材料シート１１は、気密性でヒートシール可能な透明プラスチック材料（例えばポリエチレンまたはポリプロピレン）製である。

図１８および図２０に例示されている通り、包装材料シート１１、そしてその後の密封内部パッケージ１には、タバコ箱５７を最初に開封する時に密封内部パッケージ（１）を開放し除去するために使用される開封帯５８が具備されている。すなわち、開封帯５８は、密封内部パッケージ１自体の少なくとも一部をひきつづき除去できるようにするために包装材料シート１１（すなわち折曲げられた包装材料シート１１により形成された密封内部パッケージ１）の引裂を生成するように適合されている。開封帯５８は、包装材料シート１１に付着するように包装材料シート１１に対して（典型的にはヒートシールされるが接着も同様に可能）貼付される。初期開封帯５８の一端部５９を引張ることにより、包装材料シート１１（すなわち、折曲げられた包装材料シート１１により形成された密封内部パッケージ１）は、（包装材料シート１１よりも機械的により強くより抵抗性が高い）開封帯５８に沿って引裂して、容易にかつ迅速に包装材料シート１１の制御された破断を生成できるようにする。

図１８および図２０に例示された好ましい実施形態によると、開封帯５８の先端５９は、包装材料シート１１の一縁部から片持ち式に突出し、開封帯５８の後端６０は、包装材料シート１１の反対側の縁部から一定の距離のところに配置される。その結果、開封帯５８の先端５９は、フィン１９の外縁部２１に位置設定され、横断方向フィン１９の外縁部２１から片持ち式に突出する。使用時にユーザーは、横断方向フィン１９の外縁部２１の開封帯５８の先端５９を把持し、次に包装材料シート１１（すなわち折曲げられた包装材料シート１１により形成された密封内部パッケージ１）から離れるように開封帯５８を引張り始める。

図１８および図２０に例示された好ましい実施形態によると、開封帯５８の先端５９には、包装材料シート１１内で開封帯５８の先端５９と整列して、２つの貫通切り込みが形成され、この切り込みが、密封内部パッケージシート１１の一方の側から他方の側まで切断されて、開封帯５８の先端５９の近傍での包装材料シート１１の初期引裂を促進するのに役立つ。異なるものの完全に等価である一実施形態によると、貫通切り込み６１は予め包装材料シート１１内に形成されておらず、横断方向フィン１９のシーリングの時点で形成される（すなわち、横断方向フィン１９をヒートシールするヒートシール部材３６の少なくとも１つは、横断方向フィン１９の外縁部２１に貫通切り込み６１を生成する小さい刃を有する）。

図１８および図２０に例示されている実施形態において、開封帯５８は長手方向に配置されている（したがって、開封帯５８は横断方向フィン１９と垂直に交差する）。図２１および図２２に示されている変形形態において、開封帯５８は横断方面に配置されており（したがって、開封帯５８は長手方向フィン２４と垂直に交差する）、（図２２に示されている）包装材料シート１１は、当初別個であり包装材料シート１１の折曲げ中に重畳される２つの完全に区別された部分によって形成されている。

同様に図２３および図２４に示された変形形態においては、開封帯５８は横断方向に配置されているが、包装材料シート１１の折曲げ様式（結果として異なる形状を有する）は逆転されて、２つの長手方向フィン２４はタバコ箱５７の頂部壁および底部壁に配置されることになる。

包装機械が包装ユニット２８しか含まない場合があるということを指摘しておくことが重要である（この場合、上述の各密封内部パッケージ１は完成品であり、直接商品になる）。代替的には、包装機械はさらに、各密封内部パッケージ１の周りにそれぞれの外部シェルを包むための公知のタイプの包装ユニットをさらに含むことができ、この外部シェルは密封内部パッケージ１を包み込み、カップ形の密封内部パッケージ１の周りに折曲げられた包装材料シートによって形成され得（ソフトタイプのタバコ箱）、または、密封内部パッケージ１周りに剛性ブランクを折曲げることにより形成されるヒンジ式フタを伴う剛性ボックスから得られる場合もある（剛性タイプのタバコ箱）。

上述の密封内部パッケージ１および密封内部パッケージ１を生産するための包装ユニット２８には、多くの利点がある。

第１に、上述の密封内部パッケージ１はより気密性が高く、すなわち外部環境に対する最適な密封を保証する。前記結果は、密封内部パッケージ１の閉塞が、可能なかぎり最大の気密性を確保する３つのフィン１９または２４により保証されているという事実によって得られる。詳細には、ヒートシーリングの間、タバコ群２またはタバコ箱５７上にいかなる形であれ機械的圧力が伝達されることはないため、各々のフィン１９または２４は、フィン１９または２４自体を形成する包装材料シート１１の重ね合わされた縁部を合わせて押圧するために非常に高い機械的圧力を加えることを可能にする。さらに、各フィン１９または２４において、包装材料シート１１の各部分の重ね合わせはつねに、包装材料シート１１の内部表面の一部のみを互いに接触させることによって発生し（すなわち包装材料シート１１の外部表面を関与させることはない）、これによりヒートシーリングはより強く安定したものとなる。

上述の密封内部パッケージ１は同様に、単純な構成の包装機械の中で容易に得ることができる。その結果、上述の密封内部パッケージ１は、高い生産品質を維持しながら、高速で生産可能である。

その上、密封内部パッケージ１の生産のための上述の包装ユニット２８は、一方ではその製造が単純かつ安価であり、他方では高い生産品質を得ると同時に高い生産性を達成することを可能にする。

密封内部パッケージの気密度を増大させるためには、内部包装材料シートの２つのフラップが互いに向かって折曲げられて、２つのフラップを重ね合わせ、タバコ群の下層壁に垂直なフィンを形成する、いわゆる「フィン折」を使用することが可能である。「フィン折」を有するタバコ内部パッケージのいくつかの例が、欧州特許第２５４４９５８号、欧州特許第２４５６６８５号、欧州特許第１６８６０６０号、米国特許第４７８９０６０号、米国特許出願公開第２０１１／０８４１２０号、英国特許第１４７１０８６号、および米国特許第３９４８３８９号に記載されている。
米国特許出願公開第２０１１／１２０９０３号は、物品に関する密封ラッピングを形成するための方法および機械を開示しており、ラッピング材料のシートが物品周りに折曲げられてシールされて実質的に管状の部分ラッピングを形成し、当該部分ラッピングは、２つの開放端部と、当該部分ラッピングに交差するように外向きに突出するシーリングフラップと、を有する。シーリングフラップが、部分ラッピングの主側方部分上に折曲げられる。そして次に、部分ラッピングの開放端部が、把持されてシールされる。

Claims (9)

1. 前方壁（５）、後方壁（６）、２つの側方壁（７）、底部壁（４）および頂部壁（３）を有する、好ましくはタバコ物品を含む製品（２；５７）を包み込む密封内部パッケージ（１）を生産するための包装方法であって、
   前記製品（２；５７）周りにヒートシール可能な包装材料シート（１１）を折曲げて、前記側方壁（７）に位置設定され前記製品（２；５７）から突出する２つの対面する側方フラップ（２３）を各々が有する２つの開放端部（２２）を有する管状ラッピングを形成するステップと；
   前記管状ラッピングの各開放端部（２２）で前記包装材料シート（１１）の前記２つの側方フラップ（２３）を互いに向かって折曲げて、前記２つの側方フラップ（２３）を重ね合わせ、かつ下にある側方壁（７）に垂直な長手方向フィン（２４）を形成するステップと；
   各長手方向フィン（２４）の前記２つの積重ねられた側方フラップ（２３）を互いにヒートシールして、前記長手方向フィン（２４）を安定させるステップと；
   を含み、
   前記包装材料シート（１１）を折曲げて前記管状ラッピングを形成するステップは、さらに、
   前記製品（２；５７）周りに「Ｕ字形」になるように前記包装材料シート（１１）を折曲げて、前記前方壁（５）と同一平面内にありかつ前記底部壁（４）から突出する第１の底部フラップ（１７）と、前記後方壁（６）と同一平面内にありかつ前記底部壁（４）から突出する第２の底部フラップ（１８）と、を形成するステップと；
   前記２つの底部フラップ（１７、１８）を９０°、前記底部壁（４）のそれぞれの横断方向縁部周りに同じ方向に折曲げて、前記２つの底部フラップ（１７、１８）を重ね合わせ、前記底部壁（４）に平行で前記底部壁（４）の横断方向縁部にある内縁部（２０）を有しかつ前記製品（２；５７）から外向きに所与の距離に位置設定された外縁部（２１）を有する横断方向フィン（１９）を形成するステップと；
   前記２つの重ね合わされた底部フラップ（１７、１８）を互いにヒートシールして、前記横断方向フィン（１９）を安定させるステップと；
   を含む、包装方法において、
   対応する側方壁（７）上に各長手方向フィン（２４）を９０°折曲げるステップと、
   対応する側方壁（７）のそれぞれの横断方向縁部周りに前記長手方向フィン（２４）上に各長手方向フィン（２４）の２つの付属部（２７）を１８０°折曲げるステップと、
   をさらに含み、
   前記包装材料シート（１１）を折曲げて前記管状ラッピングを形成する前記ステップは、前記製品（２；５７）が、第１の回転軸を中心にして回転するように組付けられた第１の包装用ホイール（３２）上のポケット（３３）により搬送されるにつれて実施され、
   前記包装材料シート（１１）の前記側方フラップ（２３）を折曲げて前記長手方向フィン（２４）を形成する前記ステップおよび各長手方向フィン（２４）の前記重ね合わされた側方フラップ（２３）を互いにヒートシールする前記ステップは、前記製品（２；５７）が前記第１の包装用ホイール（３２）から直ぐ下流側に位置設定された直線の包装用コンベヤ（４４）によって搬送されるにつれて実施され、
   各長手方向フィン（２４）を９０°折曲げる前記ステップおよび各長手方向フィン（２４）の前記２つの付属部（２７）を１８０°折曲げる前記ステップは、前記製品（２；５７）が、第２の回転軸を中心として回転するように組付けられかつ前記直線の包装用コンベヤ（４４）から直ぐ下流側に位置設定されている第２の包装用ホイール（５１）のポケット（５２）により搬送されるにつれて実施されること、を特徴とする包装方法。
2. 前記横断方向フィン（１９）を前記底部壁（４）の前記横断方向縁部に対して９０°、前記前方壁（５）または前記後方壁（６）上に折曲げるステップをさらに含む、請求項１に記載の包装方法。
3. 各密封内部パッケージ（１）の内側では、主としてまたは完全に、少なくとも１つの不活性ガス、好ましくは窒素、好ましくは殺菌性物質および／もしくは着香物質で富化された窒素で構成された調整雰囲気が確立されるか、または、低い圧力が確立されて真空もしくは実質的に真空で密封された内部パッケージ（１）を形成している、請求項１または２に記載の包装方法。
4. 前方壁（５）、後方壁（６）、２つの側方壁（７）、底部壁（４）および頂部壁（３）を有する、好ましくはタバコ物品を含む製品（２；５７）を包み込む密封内部パッケージ（１）を生産するための包装ユニット（２８）であって、
   前記製品（２；５７）周りにヒートシール可能な包装材料シート（１１）を折曲げて、前記側方壁（７）に位置設定され前記製品（２；５７）から突出する２つの対面する側方フラップ（２３）を各々が有する２つの開放端部（２２）を有する管状ラッピングを形成するための第１の包装装置（２９）と；
   前記管状ラッピングの各開放端部（２２）で前記包装材料シート（１１）の前記２つの側方フラップ（２３）を互いに向かって折曲げて、前記２つの側方フラップ（２３）を重ね合わせ、かつ下にある側方壁（７）に垂直な長手方向フィン（２４）を形成するための第２の包装装置（３０）と；
   各長手方向フィン（２４）の前記２つの積重ねられた側方フラップ（２３）を互いにヒートシールして、前記長手方向フィン（２４）自体を安定させるための第１のヒートシール部材と；
   を備え、
   前記第１の包装装置（２９）は、
   前記製品（２；５７）周りに「Ｕ字形」になるように前記包装材料シート（１１）が折曲げられて、前記前方壁（５）と同一平面内にありかつ前記底部壁（４）から突出する第１の底部フラップ（１７）と、前記後方壁（６）と同一平面内にありかつ前記底部壁（４）から突出する第２の底部フラップ（１８）と、を形成する、供給ステーション（３４）と；
   前記２つの底部フラップ（１７、１８）を９０°、前記底部壁（４）のそれぞれの横断方向縁部周りに同じ方向に折曲げて、前記２つの底部フラップ（１７、１８）を重ね合わせ、前記底部壁（４）に平行で前記底部壁（４）の横断方向縁部にある内縁部（２０）を有しかつ前記製品（２；５７）から外向きに所与の距離に位置設定された外縁部（２１）を有する横断方向フィン（１９）を形成するための第１の折曲げ部材（３５）と；
   前記２つの重ね合わされた底部フラップ（１７、１８）を互いにヒートシールして、前記横断方向フィン（１９）を安定させるための第２のヒートシール部材（３６）と；
   を含む、包装ユニット（２８）において、
   前記第１の包装装置（２９）は、第１の回転軸を中心として回転するように組付けられ、かつ、前記供給ステーション（３４）において前記包装材料シート（１１）が適用された状態で前記製品（２；５７）を受容するための少なくとも１つのポケット（３３）を支持する、第１の包装用ホイール（３２）を含み；
   前記第２の包装装置（３０）は、直線包装経路に沿って前記管状ラッピング内に包まれた前記製品（２；５７）を搬送するための直線包装用コンベヤ（４４）と、前記直線包装用コンベヤ（４４）の相対する側に位置設定され各々が対応する長手方向フィン（２４）を形成しヒートシールするように設計された少なくとも２つのヒートシールグリッパ（４６）と、を含み；
   対応する側方壁（７）上に各長手方向フィン（２４）を９０°折曲げかつ前記長手方向フィン（２４）上に各長手方向フィン（２４）の２つの付属部（２７）を１８０°折曲げるための第３の包装装置（３１）が具備されており；
   前記第３の包装装置（３１）は、第２の回転軸を中心にして回転するように組付けられ、かつ、前記第２の包装装置（３０）からの前記製品（２；５７）を受容するための少なくとも１つのポケット（５２）を支持する、第２の包装用ホイール（５１）を含むこと、を特徴とする包装ユニット（２８）。
5. 前記第１の包装装置（２９）は、前記横断方向フィン（１９）を前記底部壁（４）の前記横断方向縁部に対して９０°、前記前方壁（５）または前記後方壁（６）上に折曲げるための第２の折曲げ部材（３７）を含む、請求項４に記載の包装ユニット（２８）。
6. 前記第１の折曲げ部材（３５）が、前記第１の包装用ホイール（３２）の外面に近くかつ前記第１の包装用ホイール（３２）の回転方向に対して前記供給ステーション（３４）から直ぐ下流側にある固定位置に位置設定されている、請求項４または５に記載の包装ユニット（２８）。
7. 前記第２のヒートシール部材（３６）が、前記第１の包装用ホイール（３２）の外面近くに位置設定されており、前記第１の包装用ホイール（３２）の回転方向に対して前記ポケット（３３）から直ぐ上流側に位置する前記第１の包装用ホイール（３２）の向かい合う表面に対して前記横断方向フィン（１９）を挟むために、前記第１の包装用ホイール（３２）に対して半径方向に移動可能である、請求項４、５または６に記載の包装ユニット（２８）。
8. 前記第３の包装装置（３１）が、
   前記長手方向フィン（２４）を９０°折曲げるために、前記第２の包装用ホイール（５１）の相対する側に位置設定された２つの第３の折曲げ部材（５３）と；
   前記長手方向フィン（２４）の付属部（２７）を１８０°折曲げるために、前記第２の包装用ホイール（５１）の回転方向に対して前記第３の折曲げ部材（５３）から下流側で前記第２の包装用ホイール（５１）の相対する側に位置設定された２つの第４の折曲げ部材（５４）と；
   それぞれの前記長手方向フィン（２４）上に前記長手方向フィン（２４）の前記付属部（２７）をヒートシールするために、前記第２の包装用ホイール（５１）の前記回転方向に対して前記第４の折曲げ部材（５４）から下流側で、前記第２の包装用ホイール（５１）の相対する側に位置設定された２つの第３のヒートシール部材（５５）と；
   を含む、請求項４〜７のいずれか一項に記載の包装ユニット（２８）。
9. 前記密封内部パッケージ（１）の密封が終結されるチャンバ（５６）を含み；前記チャンバ（５６）が、大気圧よりも高い圧力で前記チャンバ（５６）内に包装用ガスを供給して前記チャンバ（５６）を大気圧より高い圧力に保つ供給装置に対して、または、前記チャンバ（５６）を大気圧未満の圧力に保つための吸引装置に対して、連結されていることを特徴とする、請求項４〜８のいずれか一項に記載の包装ユニット（２８）。

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