JP2015523289A - 密封型内パッケージを有するタバコ製品のパッケージ - Google Patents

Abstract

一群のタバコ製品４と、一群のタバコ製品４を収容すると共にタバコ製品を取り出すための取出口５を有し、更に密封フラップ６によって閉じられる、密封型内パッケージ３と、密封型内パッケージ３の内側に配置されて一群のタバコ製品４と接すると共に、タバコ製品の円筒側壁に接する前壁９と、前壁９の両側に位置してタバコ製品の円筒側壁に接する２つの側壁１０と、タバコ製品の先端と接する下壁１１とを有する補剛材８と、を有するタバコ製品のパッケージ１において、補剛材８は、補剛材８の下壁１１を側壁１０に接続させて下壁１１に対しての２つの側壁１０の移動を防止する接続システムを有することを特徴とするパッケージ１。【選択図】図６

Description

本発明は、密封型内パッケージを有するタバコ製品のパッケージに関する。

本発明は、単なる例として以下の説明が引用する硬質のタバコパケットに有利に適用することができる。

製造が容易でありかつ使い勝手も簡単で実用的であり、さらに内部のタバコを効果的に保護することで硬質のヒンジ蓋タバコパケットは現在、最も広く市販されている。

ヒンジ蓋付き硬質タバコパケットは、ホイルに包まれた一群の紙巻きタバコを有する内パッケージ、及びその内パッケージを収納する硬質の外箱を有している。外箱は、そのタバコ群を収納すると共に開口上端を有するカップ状容器、及びその容器に対し、前記開口端を開閉する、開放位置と閉鎖位置との間で回転するように容器にヒンジ結合されるカップ状蓋を有する。

開閉密封フラップによって閉じられるタバコ引出口を有し、密封された（すなわち、気密の）内パッケージが最近、提案されている（密封フラップには、タバコ取出口を閉じる閉鎖位置においてフラップが繰り返し貼り付くことができる、非乾燥の再付着接着剤が塗布される）。

一群のタバコを含むと共にタバコ取出口が開閉密封フラップによって閉じられるような、密封型内パッケージの２つの例がある特許文献で説明されている（例えば、特許文献１及び２参照。）。密封型内パッケージの内側にあるタバコ群は、密封型内パッケージの内側に挿入されて直接タバコに接する補剛材で囲い込まれており、補剛材は、タバコの円筒側壁に接触する前壁、その前壁の両側に位置してタバコの円筒側壁に接する２つの側壁、及びタバコの先端に接触する下壁を有している。

また、一群のタバコを含む、密封型内パッケージを生産するための包装方法を記載している（例えば、特許文献３参照。）。全体として、ここに記載された包装方法は、タバコ群に包装材料のフラットシートの邪魔をさせることで包装材料のシートをタバコ群の周りに“Ｕ”状に折り畳ませるという点で、実質的には従来のものである。

特許文献３に記載された包装サイクルの効率を向上させるために、特許文献３では、一群のタバコを含有する密封型内パッケージを製造する追加の包装方法を提案している。この追加の方法は、いわゆる“フローパック”法に基づくものであって、ここでは包装材料から成るウエブをチューブへと連続して長手方向に熱融着することにより一連のタバコ群の周りに管状包装を形成し、管状包装が熱融着され、各タバコ群の上流と下流において、個々の密封型内パッケージへと横方向に切断されるようになっている。

しかしながら、このように特許文献３に記載された包装方法を使用して管状包装を形成すると、夫々のタバコ群の形状が不揃いになり、即ち群内のタバコが適所を外れてしまい、結果として否応なく不合格となるような不規則な形状の密封型内パッケージを形成してしまう可能性がある。

米国特許第６２３７７６０号明細書 独国特許出願公開第１０２００９０６０１３４号明細書 国際公開第２０１１／１１０２７２号

本発明の目的は、上記欠点を解消するように設計されると同時に、安価でかつ製造が容易な密封型内パッケージ を有するタバコ製品のパッケージを提供することにある。

本発明によれば、添付した特許請求の範囲によって請求された密封型内パッケージを有するタバコ製品のパッケージが提供される。

本発明の非限定的な幾つかの実施形態を、添付図面を参照する例によって説明する。

閉鎖状態での本発明によるタバコパケットの前方斜視図である。 開放状態での図１のタバコパケットの前方斜視図である。 閉鎖状態での図１のタバコパケットの後方斜視図である。 図１のタバコパケットの密封型内パッケージの前方斜視図である。 側方の熱融着フィンを折り畳む前の図４ａの密封型内パッケージの前方斜視図である。 側方の熱融着フィンを折り畳む前の図４ａの密封型内パッケージの後方斜視図である。 図４の密封型内パッケージに封入された一群のタバコの斜視図である。 図４の密封型内パッケージ内に挿入された補剛材の斜視図である。 図６の補剛材の縦断面図である。 下壁上のタブが折り畳まれる方法を示した、図６の補剛材の斜視図である。 図６の補剛材を形成するブランクの展開図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図６の補剛材及び／又は図６の補剛材を成すブランクの代わりとなる実施形態を示す図である。 図１のタバコパケットを生産するための包装機の内、明確化のために部品を除いたものの概略的斜視図である。 図４の、密封型内パッケージを生産するための、図３２包装機の包装ユニットの内、明確化のために部品を除いたものの概略的斜視図である。 図４の、密封型内パッケージを生産するための、図３２包装機の包装ユニットの内、明確化のために部品を除いたものの概略的斜視図である。 図３３及び図３４の包装ユニットの内、明確化のために部品を除いた概略的平面図である。 図３３及び図３４の包装ユニット上での材料の流れを示す概略的平面図である。 図６の補剛材を形成するための図９のブランクの折り畳み方を示す概略的斜視図である。 図３３及び図３４の包装ユニットのカップリングコンベヤの内、明確化のために部品を除いた概略的断面図である。 図３３及び図３４の包装ユニットの包装コンベヤの内、明確化のために部品を除いた概略的斜視図である。 図３９の包装コンベヤの端部分上の材料の流れの概略的斜視図である。 図３３及び図３４の包装ユニットの変形例の内、明確化のために部品を除いた概略的斜視図である。 図３３及び図３４の包装ユニットの変形例の内、明確化のために部品を除いた概略的斜視図である。 図３３及び図３４の包装ユニットの変形例の内、明確化のために部品を除いた概略的斜視図である。

図１、図２及び図３における参照番号１は、硬質のタバコパケットの全体を示している。タバコパケット１は、厚紙で作られると共にヒンジ蓋を持ち、密封型内パッケージ３（図２）を収容するカップ状外箱２を有する。密封型内パッケージ３は、平行６面体状の一群４の紙巻きタバコ（図５）を同封すると共に、上部前方に、密封型内パッケージ３の前壁と上壁の一部に亘って延びる中央タバコ取出口５を有している。群４を成すタバコは縦軸を伴った円筒形である。密封型内パッケージ３は、取出口５を密閉するように設計されて再び密閉できる（即ち、“開閉式”の）密封フラップ６を有し、フラップの上側には非乾燥の再スティック接着剤（即ち、密封フラップの取り外しと再取り付けの繰り返しを可能にする非乾燥接着剤）のコーティングが施される。即ち、密封フラップ６は通常、密封型内パッケージ３に付着して取出口５を密封すると共に、解放されて取出口５を介してタバコを取り出せるように、一時的には密封型内パッケージ３から分離することができる。

添付図面に示す実施形態では、密封フラップ６は密封型内パッケージ３の包装材に対して外側に付けられる。代わりとなる実施形態では、密封フラップ６は密封型内パッケージ３の２層包装材に形成されるか、或いは密封型内パッケージ３の包装材の内側に付けられたフレームの形態をとる。

図４により明確に示されるように、密封フラップ６は、再粘着性接着剤を持たずかつ取出口５の近傍であって、通常は取出口５の真下に位置するつかみタブ７を有する。

図６、図７及び図８に示すように、密封型内パッケージ３は、（外箱のそれと同じ）厚紙からなりかつ密封型内パッケージ３の内側に挿入されてタバコ群４と接するＵ字状補剛材（即ち、トレイ）８を有する。補剛材８は、群４を成すタバコの円筒側壁に接触する位置の前壁９、前壁９の対辺側にあって群４を成すタバコの円筒側壁に接触する位置の２つの側壁１０、及び群４を成すタバコの先端に接触する位置の下壁１１を有する。前壁９は、それがタバコ取出口５と重ならないように取出口５に配置された上凹部１２を有することが好ましい。

各側壁１０は、下壁１１の上へと側壁１０に対し９０°折り曲げられる側方タブ１３を有する。下壁１１は、下壁１１の上へとそれ対し１８０°折り返される下タブ１４を有し、その下タブ１４は、前壁９の上へと下タブ１４に対し９０°折り曲げられる付属物１５を有する。

補剛材８は接着剤を持たず、定位置で下壁１１と側壁１０を保持するための接合システムを有する。接合システム１６は、前壁９及び下壁１１との間の折り線に沿って前壁９を通って形成されたＵ字状のスリット１６、及び下タブ１４及び付属物１５の間の折り線に沿って、下タブ１４に形成されたＵ字状の突起１７を有する。下タブ１４上の突起１７は、（突起１７を弾性変形させることで）前壁９のスリット１６に挿通され、突起１７と貫通スリット１６との間で、それを解放するためには大きな変形を必要とすることで、下壁１１と側壁１０を定位置に保持する結合部を形成する。貫通スリット１６は、前壁９と下壁１１との間の折り線に沿って付属物１５にＵ字状の切り込みを作ることによって形成される。同様に、突起１７は、付属物１５と下タブ１４との間の折り線に沿って付属物１５にＵ字状の切り込みを作ることによって形成される。

完成したタバコパケット１では、補剛材８が密封型内パッケージ３の形を補強してこれを維持する働きをし、幾本かのタバコが取り出されたり、残りのタバコを込み入った状態で取り出したり、特に密封フラップ６を開閉したりする際に、密封型内パッケージ３が潰れてしまうのを防止する。他方、密封型内パッケージ１を生産する際には、以下に詳しく説明するように、補剛材８は一群４のタバコを一緒に正しい位置に保持する作用がある。

図９は、図６、図７及び図８の補剛材８を形成するべく折り畳まれるブランク１８を示している。図８は貫通スリット１６と突起１７を形成する切り込みを明確に示している。

図１０は図９のブランク１８の変形例を示している。図１０のブランク１８が図９のブランク１８と異なる点は、上凹部１２では“正”の形（即ち、密封型内パッケージ３の引出口５を介して見ることのできる補剛材８の一部の形）、下タブ１４と付属物１５では“負”の形で見ることができる“ロゴ”を有していることにある（このように、図１０のブランク１８は、連続した厚紙のウエブから無駄を生むことなく形成することができる）。

図１１及び図１２は、図６、図７及び図８の補剛材８の代わりとなる実施形態を示しており、それは図６、図７及び図８の補剛材８と異なり、付属物１５の大きさを最小限まで減らしている。

図１３及び図１４は、図６、図７及び図８の補剛材８の代わりとなる実施形態を示しており、それは図１５に示されるブランク１８から形成され、付属物１５を持たず、（下タブ１４を弾性変形することで）下タブ１４の先端がスリット１６に挿入され、下タブ１４と貫通スリット１６の間で結合部を形成しているという点で、図６、図７及び図８の補剛材８と異なる。

図１６及び図１７は、図６、図７及び図８の補剛材８の代わりとなる実施形態を示しており、それは図１８に示されるブランク１８から形成され、貫通スリット１６や突起１７を持たず、前壁９が貫通スリット１９（通常、逆Ｕ字状のもの）を有し、（貫通スリット１９を弾性変形することで）この部分に付属物１５が適合されるという点で、図６、図７及び図８の補剛材８と異なるものである。換言すれば、接合システムは、前壁９にある逆Ｕ字状のスリット１９、及び前壁９の上へと下タブ１４に対して９０°折り曲げられ、貫通スリット１９の内側に適合する、下タブ１４の付属物１９を有する。図１９は図１８のブランク１８の変形例を示しており、図１８のブランク１８と異なる点は、上凹部１２では（即ち、密封されたパッケージ３の引出口５を介して見ることのできる補剛材８の一部において）“正”の形、下タブ１４と付属物１５では“負”の形で見ることができる“ロゴ”を有していることにある（このように、図１９のブランク１８は、連続した厚紙のウエブから無駄を生むことなく形成することができる）。

図２０、図２１及び図２２は、図６、図７及び図８の補剛材８の代わりとなる実施形態を示しており、それは図２３に示したブランク１８から形成され、付属物１５や貫通スリット１６や突起１７を持たず、側方タブ１３は（側方タブ１３を弾性変形することで）下タブ１４が適合するスリット２０を有するという点で、図６、図７及び図８の補剛材８と異なるものである。

図２４、図２５及び図２６は、図９のブランク１８の代わりとなる３つの実施形態を示しており、それらは下タブ１４や付属物１５や貫通スリット１６や突起１７を持たず、側方タブ１３がスリット２０を備え、下壁１１が２つのスリット２１を備えるという点で、図９のブランク１８と異なるものである。側方タブ１３が下壁１１に重ね合わされた際、各スリット２０は（それと関係する側方タブ１３を弾性変形させることで）、対応するスリット２１の内側に適合する。

図２７は、図６、図７及び図８の補剛材８の代わりとなる実施形態を示しており、それは下タブ１４や付属物１５や貫通スリット１６や突起１７を持たず、下壁１１が２つのスリット２１を備えるという点で、図６、図７及び図８の補剛材８と異なるものである。側方タブ１３が下壁１１に重ね合わされた際、各側方タブ１３の先端は弾性変形して、対応するスリット２１の内側に適合する。

図２８は、図６、図７及び図８の補剛材８の代わりとなる実施形態を示しており、図６、図７及び図８の補剛材８との違いは、下タブ１４や付属物１５や貫通スリット１６や突起１７を持たないこと、２つの側方タブ１３は下壁１１の両端に接続され、側壁１０の上へ下壁１１に対して９０°折り曲げられること、及び各側壁１０は、側壁１０の上へ、それに対して１８０°折り畳まれて、対応する側方タブ１３を囲む側方ウイング２２を有すること、の以上の点となる。夫々の側方ウイング３３は２つの突起２３を有し、それらは（弾性変形により）前壁９にある対応貫通スリット２４に嵌合し、突起２３と貫通スリット２４との間で接合部を形成する。

図２９及び図３０は、図６、図７及び図８の補剛材８の代わりとなる実施形態を示しており、それは付属物１５や貫通スリット１６や突起１７を持たず、下タブ１４が下壁１１に対して９０°折り曲げられているという点で、図６、図７及び図８の補剛材８と異なるものである。

図３３は、図９のブランク１８の代わりとなる実施形態を示しており、それは下タブ１４や付属物１５や貫通スリット１６や突起１７を持たず、夫々の側方タブ３３が接着剤２５によって下壁１１に接着されているという点で、図９のブランク１８と異なるものである。言い換えれば、図６〜図３０に示す全ての実施形態において、補剛材８には接着剤がなく下壁１１及び側壁１０を定位置に保持するための接合システムを有する一方、図３１の実施形態では、補剛材８は接合システムを持たず、下壁１１と側壁１０を定位置に保持するべく接着剤２５からなる２つの領域が有している。図３１のそれに完全に等価な別の実施形態（図示せず）では、２枚の側方タブ１３は下壁１１の両端に接続されると共に側壁１０の上へと下壁１１に対して９０°折り曲げられて、接着剤２５によって側壁１０に接着されている。

採用するにあたって、補剛材８の上記実施形態のどれを選択するかは、タバコ群４の厚さ（従って、補剛材８の下壁１１のサイズ）と、凹部１２のサイズ（無駄を回避するため、それは、下タブ１４及び付属物１５の形状とサイズにも影響する）との関係に依存する。

図３２の参照番号２６は、図１、図２及び図３のタバコパケット１を生産するための包装機全体を指している。包装機２６は、密封型内パッケージ３を生産するための包装セクション２７、及び硬質のブランク２９を包装セクション２７からの密封型内パッケージ３周りで折り畳むことにより外箱３を生産するフォローアップ包装セクション２８を有する。

図３３に示すように、包装セクション２７は、タバコ群４を生産するためと、ブランク１８を折り曲げることで補剛材８を生産するための成形ユニット３０、タバコ群４を各補剛材８に適合させるための結合ユニット３１、及び（引出口５と、重ね合わされた密封フラップ６とを備えた）包装材の帯３３を、各補剛材８に適合したタバコ群４の周りで折ってヒートシールすることにより密封型内パッケージ３を生産する包装ユニット３２を有する。

成形ユニット３０は、４つの出口を備えたホッパー３４、及び多数の成形パケット３６を支持する成形ベルトコンベヤ３５を有する。成形コンベヤ３５は、ホッパー３４の出口の前に位置してタバコ群４をホッパー３４出口から成形ポケット３６に排出する入口ステーション３７から、成形ポケット３６からタバコ群４を排出する出口ステーション３８へと、各成形ポケット３６を送る。成形ユニット３０は又、多数の折り畳みポケット（図示せず）を支持すると共に成形コンベヤ３５に平行に並んだ折り畳みベルトコンベヤ３９を有する。折り畳みコンベヤ３９は、各折り畳みポケットを、そこにおいてブランク１８が折り畳みポケットに供給される入口ステーション４０から、補剛材１８を形成するためにブランク１８が（完全、又は部分的に）折り畳まれる多数の折り畳みステーションを経て、補剛材８を折り畳みポケットから排出する出口ステーション４１へと送る。

図３８に示すように、結合ユニット３１は成形コンベヤ３５と折り畳みコンベヤ３９に対し垂直に配置されている結合コンベヤ４２を有し、同コンベヤは、成形コンベヤ３５の出口ステーション３８においてタバコの各群４をピックアップし、（折り畳みコンベヤ３８の出口ステーション４１の上でこれに垂直に位置合わせした状態の）結合ステーション４３においてタバコ群４を対応する補剛材８に結合し、更にその補剛材８を適合させたタバコ群４を包装ユニット３２の入力ステーション４４に送る。結合コンベヤ４２は多数のパドル４６を適合させた無端ベルト４５を有し、パドルは、成形コンベヤ３５の出口ステーション３８を包装ユニット３２の入力ステーション４４に接続するスライド面４７に沿ってタバコ群４を押す。

スライド面４７は静止状態にあり（即ち、固定位置に取り付けられており）、エレベータ４７ａが折り畳みコンベヤ３９の出力ステーション４１にある下位置（図３８）と、エレベータ４７ａは結合ステーション４３にある上位置（図３８には示されず）の間で垂直方向に移動可能なエレベータ４７ａに接続されている。スライド面４７には、それを介してエレベータ４７ａが補剛材８を上昇させる貫通穴が設けられている。実際の使用では、エレベータ４７ａは補剛材８をピックアップするために下位置へと移動され、次いで上昇して補剛材８を結合位置へと送り、その位置で補剛材８は対応するタバコ群４を迎え入れ、これと結合する（即ち、その移動に伴って、タバコ群４が補剛材８の下壁１１に当たり、以て補剛材８をそれと共に引き込む）。好ましい実施形態では、貫通穴の周りのスライド面４７の端部は、補剛材８がエレベータ４７ａによって押し上げられた際に、底部タブ１４と付属物１５を折り曲げを終了するように設計されている。

図３９に示すように、包装ユニット３２は、（夫々、補剛材８を適合させた）タバコの各群４を真っ直ぐな包装経路Ｐに沿って送る包装コンベヤ４８を有している。固定された折り畳み装置４９（図３５に概略的に示す）は、包装材料の帯３３を包装経路Ｐの周りで、長手方向、即ち包装経路Ｐに平行に巻取り、包装材料の帯３３の２つの対向端縁を接触させ、これにより（夫々、補剛材８を適合させた）一群４のタバコ製品を包囲する筒状包装を形成する。包装ユニット３２は又、折り畳み装置４９の下流側に位置して包装材料の帯３３の重なり合った２つの対向端縁を長手方向、即ち包装経路Ｐに平行に熱融着して管状包装を安定化するヒートシール装置５０（図３５及び図４０に概略的に示す）を有する。包装ユニット３２は又、ヒートシール装置５０の下流側に位置して管状包装を熱融着し、（夫々、補剛材８を適合させた）各タバコ群４の上流側及び下流側でその横方向に、即ち包装経路９に垂直方向に管状包装を切断し、以て密封型内パッケージ３を完成させるヒートシール装置５１（図３５及び図４０に概略的に示す）を有する。

留意すべき大事なことは、包装コンベヤ４８は、（夫々、補剛材８を適合させた）各タバコ群４を包装経路Ｐに沿って横方向、即ちタバコの長手軸が包装経路Ｐや長手方向ヒートシールに垂直かつ横方向ヒートシールに平行になるように供給することである。梱包経路に沿ってこのようにタバコ群４を供給することは、側壁に沿って横方向のヒートシールを伴い、かつ下壁や全くヒートシールがなく、一層重要なこととして引出口５が形成される上壁にもヒートシールがないような、密封型内パッケージ３を形成できるという点で、非常に重要なことである。

上述したように、包装材料の帯３３は、包装ユニット３２の上流側にあるワークステーション（図示せず）において夫々形成され、付けられた開閉密封フラップ６によって引出口５が被覆されることで既に完全なものとなっている。包装材料の帯３３の上では、開閉密封フラップ６で被覆された引出口５が、長手方向ヒートシールに対し管状包装の反対側にあって、２つの横方向ヒートシールの中間に位置している。図示しない別の実施形態としては、開閉密封フラップ６で被覆された引出口５を長手方向ヒートシールと同じ側に配置してもよいし、中央配置とは対照的に、形及び／位置に関して多少非対称であっても良い。

図３９に示すように、包装コンベヤ４８は、その面に沿って各タバコ群４がスライドすると共にその面の周りで包装材料からなる帯３３が巻かれるような静的（即ち、固定された）スライド面５２、及びタバコ群４の上に位置して各タバコ群４を包装経路Ｐに沿って押す押圧装置５２を有する。押圧装置５３は、各タバコ群４の上に位置して包装経路Ｐに平行に延びかつ各タバコ群４をスライド面５２に対して押し付けるコンベヤベルト５４と、このコンベヤベルト５４から突出すると共にその上下流に位置してタバコ群４夫々の着座部を成すパドル５５とを有する。

最終的には、包装ユニット３２は、入力ステーション４４において結合コンベヤ４２からタバコ群４を受け取ってスライド面５２上にタバコ群４を供給する送りコンベヤ５６を有する。送りコンベヤ５６は、タバコ群４の下方に位置する２つの平行に並んだコンベヤベルト５７を有し、そのコンベヤベルト上にタバコ群４が載るようになっている。各コンベヤベルト５７は、このコンベヤベルト５４から突出すると共にその上下流に位置してタバコ群４夫々の着座部を成すパドル５８を有する。

好ましい実施形態では、包装ユニット３２は、ヒートシール装置５０から直接上流側にあって包装経路Ｐの両側で互いに対向する２つのコンベヤベルト５９を有する。包装材料の帯３３が巻き付けられる際、２つのコンベヤベルト５９は管状包装の両側を押圧し、管状包装の、対向する２つの長手方向端縁部を横方向に圧迫する（即ち、２つのコンベヤベルト５９は製造中の密封型内パッケージ３夫々の、長手方向に向いた下壁と上壁を押圧する）。

図４０により明確に示されるように、管状包装を安定化するために包装材料の帯３３の内、対向して重なり合う２つの端縁を（ヒートシール装置５０を用いて）長手方向に熱融着すると、初めは管状包装から垂直に突出する縦フィン６０を生むことになる。好ましい実施形態では、長手方向のヒートシールを形成するヒートシール装置５０は、縦フィン６０を９０度折り畳んで、それを管状包装上に押圧する折り畳み装置に接続される。同様に、筒状包装上にある（ヒートシール装置５１による）横方向ヒートシールの各々は、初めは対応する密封型内パッケージ３から（即ち、その側壁から）垂直に突出する横フィン６１を生む。好ましい実施形態では、ヒートシール装置５１の下流側にある折り畳み装置は夫々の横フィン６１を９０度折り畳み、それを対応する密封型内パッケージ３の上へ（即ち、対応する密封パッケージ３の側壁上へ）押圧する。各横フィン６１は、それが恒久的に密封型内パッケージ３に接触したままになるように、対応する密封型内パッケージ３（即ち、対応する密封パッケージ３の側壁）に固定（熱融着されるか接着）されることが好ましい。

留意すべき大事なことは、各横フィン６１は、対応する密封型内パッケージ３と恒久的に接触したままで固定されなければならないのに対し、横方向のヒートシールにより、縦フィン６０が、対応する密封型内パッケージ３に恒久的に接触した状態を保持することができるということである。

図４ｂ及び図４ｃは、２つの横フィン６１を折り畳む（固定する）前の密封型内パッケージ３を示しており、図４ａは２つの横フィン６１が折り畳まれた（固定された）後の密封型内パッケージ３を示している。

図３２〜図４０の実施形態では、タバコ群４の夫々は、対応する補剛材８からは独立して別個に成形コンベヤ３５上で形成されており、各補剛材８は、対応するタバコ群４の形成とは独立して別個に成形コンベヤ３９上で折り畳まれ、予め形成されたタバコ群４の夫々は、結合コンベヤ４２上で、対応して予め折り畳まれた補剛材８に結合される。上述したように、タバコ群４を形成する成形コンベヤ３５は、補剛材８を折り畳む折り畳みコンベヤ３８に並んで平行に延びる一方、予め成形されたタバコ群４が、対応して予め折り畳まれた補剛材８とその上で結合される結合コンベヤ４２は、成形コンベヤ３５及び折り畳みコンベヤ３８に対して垂直である。

他方、図４１〜図４３の実施形態では、各補剛材８は、成形コンベヤ３５上にあってホッパー３４より上流側において成形ポケット３６内に供給され、各タバコ群４はホッパー３４から（補剛材８を含む）成形ポケット３６内へ、そして補剛材８内へ直接移送される。この実施形態では、成形コンベヤ３５に平行に並んで延びるのと反対に、補剛材８を折り畳む成形コンベヤ３９は、成形コンベヤ３５の上流側に位置して、既に折られた状態にある補剛材８を成形コンベヤ３５の先頭に供給する。

簡潔さの観点から、図４１〜図４３は前壁９と側壁１０だけの（即ち、下壁１１を持たない）単純化された補剛材８を示している。そうは言うものの、明確に図４１〜図４３の実施形態における補剛材８は、図６〜図３１を参照して説明されるようなものであっても良い。

一実施形態では、包装ユニット３２は、管状包装から（吸引によって）空気を引き抜いて真空密封型内パッケージ３を形成する処理装置を有する。これとは別に、管状包装から吸引することで空気を引き抜くことに加えて、処理装置は又、不活性ガスを噴射して制御雰囲気で密封型内パッケージ３を形成する。

図示しない別の実施形態では、包装機２６は、外箱２無しにそのままの状態で販売される、密封型内パッケージ３（即ち、各タバコパケット１は密封型内パッケージ３だけを有し、外箱２を持たない状態）を生産するための包装セクション２７だけを有するか、或いは更なる包装機（包装機２６からは完全に分離独立したもの）が包装機２６から密封型内パッケージ３を受け取り、その密封型内パッケージ３周りに外箱２を形成する。

上述した、密封型内パッケージ３には数多くの利点がある。

第一に、それは正確なタバコ群４の形状を確実にした“フローパック”法を用いて生産することができる。正確なタバコ群４の形状を確実にするために欠かせないことは、補剛材８は、下壁１１を側壁１０に接続するためと、下壁１１が側壁１０に対して移動してしまうのを回避するための（或いは、逆に側壁１０が下壁１１に対して移動するのを回避するための）システムを有するということである。実際、この接続システムは補剛材８の剛性を増大させ、従って、特に管状包装を形成する際の群４内のタバコの好ましからざる移動を防止する。

更に、好ましくも非限定的な実施形態において、下壁１１と側壁１０を接続するシステムは接着剤を持たないため、何らかの接着剤が密封型内パッケージ３の内側に入ってしまったり、接着剤の中の物質によって巻きタバコにおけるタバコの味及び／又は香りを何らかの形で変えてしまう可能性を排除する。

その様々な利点を前提とし、上述したタバコパケット１のデザインも又、上述したパケット１と実質上同じとなるタバコのカートン（但し、それはタバコ群とは対照的にタバコパケット群を含む）を生産したり、或いは上述したパケット１と実質上同じとなる葉巻等のパケット（但し、それはタバコ群とは対照的に葉巻、又は類似のものの群を含む）を生産するために使用しても良い。

Claims (16)

1. 一群のタバコ製品（４）と、
   前記一群のタバコ製品（４）を収容すると共にタバコ製品を取り出すための取出口（５）を有し、更に密封フラップ（６）によって閉じられる、密封型内パッケージ（３）と、
   前記密封型内パッケージ（３）の内側に配置されて前記一群のタバコ製品（４）と接すると共に、タバコ製品の円筒側壁に接する前壁（９）と、前記前壁（９）の両側に位置してタバコ製品の前記円筒側壁に接する２つの側壁（１０）と、タバコ製品の先端と接する下壁（１１）とを有する補剛材（８）と、を有するタバコ製品のパッケージ（１）において、
   前記補剛材（８）は、補剛材（８）の前記下壁（１１）を前記側壁（１０）に接続させて下壁（１１）に対しての前記２つの側壁（１０）の移動を防止する接続システムを有することを特徴とするパッケージ（１）。
2. 前記側壁（１０）の夫々は、前記下壁（１１）上へと側壁（１０）に対して９０°折り曲げられると共に、前記接続システムによって下壁（１１）に機械的に固定される側方タブ（１３）を有する請求項１に記載のパッケージ（１）。
3. 前記接続システムは前記側方タブ（１３）を前記下壁（１１）に固定する接着剤（２５）を有する請求項２に記載のパッケージ（１）。
4. 前記接続システムは接着剤を持たず、前記側方タブ（１３）が機械継手によって前記下壁（１１）に固定される請求項２に記載のパッケージ（１）。
5. 前記下壁（１１）は、下壁（１１）に対して１８０°折り畳まれかつ前記２つの側方タブ（１３）の上部で下壁（１１）上に載る下タブ（１４）を有する請求項４に記載のパッケージ（１）。
6. 前記下タブ（１４）は、下タブ（１４）に対して９０°に折り畳まれ前記前壁（９）上に載る付属物（１５）を有し、
   前記接続システムは、前壁（９）と前記下壁（１１）との間の折り線に前壁（９）を通って形成されたＵ字状のスリット（１６）を有し、
   接続システムは、下タブ（１４）と前記付属物（１５）との間の折り線に前記下タブ（１４）に形成されて前記前壁（９）にある前記スリット（１６）を通って適合するＵ字状突起（１７）を有し、前記Ｕ字状突起（１７）とスリット（１６）との間の接合部を形成する請求項５に記載のパッケージ（１）。
7. 前記接続システムは、前記前壁（９）と前記下壁（１１）との間の折り線に前壁（９）を通って形成されたＵ字状のスリット（１６）を有し、
   前記下タブ（１４）の先端は、前壁（１０）のスリット（１６）の内側に適合し、下タブ（１４）と前記スリット（１６）との間の接合部を形成する請求項５に記載のパッケージ（１）。
8. 前記接続システムは、前記前壁（９）を通って形成された逆Ｕ字状のスリット（１９）を有し、
   接続システムは、前記下タブ（１４）に、下タブ（１４）に対して９０°に折り畳まれかつ前記スリット（１９）のところで前壁（９）上に載ってスリット（１９）の内側に適合する付属物（１５）を有する請求項５に記載のパッケージ（１）。
9. 前記接続システムは、前記側方タブ（１３）に形成された第１スリット（２０）を有し、その中に前記下タブ（１４）が適合する請求項５に記載のパッケージ（１）。
10. 前記接続システムは、前記側方タブ（１３）に形成された２つの第１スリット（２０）を有し、
    前記接続システムは、前記下壁（１１）に形成された２つの第２スリット（２１）を有し、側方タブ（１３）が下壁（１１）に重ね合わされた際に、前記第１スリット（２０）の夫々は、それぞれ対応する第２スリット（２１）に係合し、その内側に適合する請求項４に記載のパッケージ（１）。
11. 前記接続システムは、前記下壁（１１）に形成された２つの第２スリット（２１）を有し、前記側方タブ（１３）が下壁（１１）に重ね合わされた際に、各側方タブ（１３）の先端は、それぞれ対応する第２スリット（２１）の内側に適合する請求項４に記載のパッケージ（１）。
12. 前記下壁（１１）は、下壁（１１）に対して前記側壁（１０）上へと９０°折り畳まれかつ前記接続システムによって側壁（１０）に機械的に固定される２つの側方タブ（１３）を有する請求項１に記載のパッケージ（１）。
13. 前記接続システムは、前記側方タブ（１３）を前記側壁（１０）に固定する接着剤（２５）を有する請求項１２に記載のパッケージ（１）。
14. 前記接続システムは接着剤を持たず、前記側方タブ（１３）が機械継手によって前記側壁（１０）に固定される請求項１２に記載のパッケージ（１）。
15. 各々の側壁（１０）は、側壁（１０）の上に側壁（１０）に対して１８０°折り畳まれた側方ウイング（２２）を有し、
    前記接続システムは、前記前壁（９）を通って形成された少なくとも２つのスリット（２４）を有し、
    接続システムは、各側方ウイング（２２）につき少なくとも１つの突起（２３）を有し、その突起は、対応する前壁（９）の第２スリット（２１）の内側に適合して前記突起（２３）と前記スリット（２４）との間の接合部を形成する請求項１４に記載のパッケージ（１）。
16. 前記密封型内パッケージを収容するヒンジ蓋付き外箱（２）を有する請求項１〜１５のいずれか一項に記載のパッケージ（１）。

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