JP2015046172A - 接触感応装置 - Google Patents

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ハンソン,ヴァグン,スティーン,グルナー
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ペダーセン,ヘンリク,クレステン
Chresten Pedersen Henrik
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Abstract

【課題】低コストで製造できる光学式接触感応装置を提供する。
【解決手段】光源4と、その接触感応面の方へ光を導いて、対象物が前記接触感応面に接触する接触点において導かれた光の少なくとも一部を対象物が乱すように構成された接触感応導波路8と、対象物と接触感応面間の接触点の位置をコード化するために、光源4から接触感応導波路8を介して伝搬してきた光の強度分布を検出するように構成された検出器アレイ20と、光源4から伝搬してきた光を、接触感応導波路8を介して検出器アレイ20に向けて方向転換するように構成された光方向転換部材12、14、22とを備える。対象物が対応する特定の接触点で接触感応面に接触している場合に、検出器アレイ20の特定の点に向かって伝搬する光の少なくとも一部が、検出器アレイ20の特定の点に入射することを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学式接触感応装置(optical touch‐sensitive
device)ならびに光学式接触感応装置に接触する対象物の位置および位置変化を測
定する方法に関する。特に、本発明は、光学式タッチパッドならびに光学式タッチパッド
に接触する対象物の位置および位置変化を測定する方法に関する。
DE202005010570−U1は、導波路内で起こる全反射の条件を乱して接触
を測定する方法を開示している。
米国特許第9,972,753号(木村他)は、光源から検出器へ光を導くように構成
された導波路を有する接触装置を開示している。
その発明の解決すべき1つの問題点は、さらに融通性があり、精度が高く、そして/又
は堅牢な装置をいかにして作るかということである。
木村他は、この特殊な問題を解決するには複数の光源が必要であることを示している。
本発明の目的の一つは、低コストで製造することができる光学式接触感応装置を提供す
ることである。
本発明の第1の観点によると、光を発する光源と、前記光源からその接触感応面の方へ
光を導いて、対象物が前記接触感応面に接触する接触点において導かれた光の少なくとも
一部を対象物が乱すように構成された接触感応導波路と、前記対象物と接触感応面間の接
触点の位置をコード化するために、光源から接触感応導波路を介して伝搬してきた光の強
度分布を検出するように構成された検出器アレイと、光源から伝搬してきた光を、接触感
応導波路を介して前記検出器アレイに向けて方向転換するように構成された第1の光方向
転換部材とを備え、対象物が対応する特定の接触点で接触感応面に接触している場合に、
検出器アレイの特定の点に向かって伝搬する光の少なくとも一部が、前記検出器アレイの
特定の点に入射することを防止される接触感応装置が提供される。光の方向転換は、接触
感応面に平行な平面における(特に、投影された際に見られるように)伝播方向を変更す
ることを伴うのが好ましい。
本発明の別の観点によると、接触感応面に接触する対象物の位置をコード化する方法で
あって、光源から光を発することと、接触感応導波路を用いて、接触感応導波路の接触感
応面の方へ光源から光を導き、対象物が接触感応面に接触する接触点において導かれた光
の少なくとも一部を対象物が乱すことができるようにすることと、対象物と接触感応面間
の接触点の位置をコード化するために、光源から接触感応導波路を介して伝播してきた光
の強度分布を、検出器アレイを用いて検出することと、第1の光方向転換部材を用いて、
光源から第1の光方向転換部材に伝播してきた光を、接触感応導波路を介して前記検出器
アレイに向けて方向転換することとを含み、対象物が対応する特定の接触点で接触感応面
に接触している場合に、検出器アレイの特定の位置に向かって伝播する光の少なくとも一
部が、前記検出器アレイの特定の点に投影されるのを妨げられる方法が提供される。光の
方向転換は、接触感応面に平行な平面における伝播方向を変更することを伴うのが好まし
い。
本発明の特徴および効果は、添付図面を参照してなされる以下の例示的実施形態の詳細
な説明から当業者に容易に明白になるであろう。
本発明による装置の好ましい実施形態を概略的に示す平面図である。 図1の線II−IIに沿った断面を示す図である。 図1の実施形態の平面図である。 図1の実施形態の平面図である。 図1の実施形態の平面図である。 図1の実施形態の平面図である。 本発明による装置の好ましい実施形態を概略的に示す平面図である。 図7の線VIII−VIIIに沿った断面を示す図である。 図7の線IX−IXに沿った断面を示す図である。 図7の線X−Xに沿った断面を示す図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す断面図である。 本発明による装置の好ましい実施形態を概略的に示す平面図である。 図12の線XIII−XIIIに沿った断面を示す図である。 図12の線XIV−XIVに沿った断面を示す図である。 光方向転換部材の断面を示す図である。 光方向転換部材の断面を示す図である。 本発明による装置の好ましい実施形態を概略的に示す平面図である。 図17に示す実施形態の部分分解図である。 図17に示す実施形態の部分分解図である。 図17に示す実施形態の部分分解図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す断面図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す断面図である。 ディスプレイを備えた本発明による装置の実施形態を概略的に示す断面図である。 シグナルプロセッサを備える本発明による装置の実施形態を概略的に示す図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。 図30の線XXXI−XXXIに沿った断面を示す図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。 図32の線XXXIII−XXXIIIに沿った断面を示す図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。 本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。 検出器アレイで測定した座標の関数として検出器アレイの測定信号の例を概略的に示す図である。 2つの異なる時間について検出器アレイで測定した座標の関数として検出器アレイの測定信号の例を概略的に示す図である。 時間の関数として検出器アレイの4つの特定の座標の測定信号の例を概略的に示す図である。
これらの図は、明瞭にするために概略的かつ簡略化されているものであり、単に本発明
を理解するのに不可欠な細部を示すものであって、その他の細部については省略されてい
るものもある。全体を通して、同一または対応する要素については同じ符号を使用してい
る。
本発明は、添付の図面に示す本発明の例示的実施形態の他に、異なる形式で実施するこ
とができ、ここに記載する実施形態に限定されるものと解すべきではないことに留意され
たい。むしろ、これらの実施形態は、開示内容を完璧にし、かつ当業者に本発明の概念を
完全に伝えるべく提供するものである。
図1は、本発明による装置2の好ましい実施形態を概略的に示す平面図である。図2は
、図1の線II−IIに沿った断面を示す。
図示の接触感応装置(optical touch‐sensitive devic
e)2は、平面かつ実質的に四角形の接触感応導波路(touch‐sensitive
waveguide)8を備え、この接触感応導波路8は、接触感応導波路8の内部を
伝播する光を導くことができる材料から成る。導光は、光ファイバーおよび導波路の技術
においてよく知られるとおり、全反射に基づいて行われる。光は、装置2の一角に配置さ
れる光源4から接触感応導波路8内に発される。光源4は、装置2の内部容積の実質的に
全体を照明する。
端部に沿って、光を偏向させて接触感応導波路8の隅々に伝播させ、最終的に装置2の
光源4に対向する一角に配置される検出器アレイ20に到達させる光方向転換部材12、
14、22および24が配置される。したがって、光6の方向転換は、接触感応導波路8
に平行な平面において伝播の方向を変更することを伴うのが好ましい。接触感応導波路8
の接触感応面(touch‐sensitive surface)30に接触する指の
などの対象物(図示せず)が、その接触点(図示せず)において屈折率を変えることによ
って、接触感応導波路8内を伝播する光の一部が全反射しなくなり、接触感応導波路8か
ら結合出力する。この接触感応導波路8内を伝搬する光の変化が検出器アレイ20によっ
て検出され、検出器アレイ20によって検出される強度分布変化に基づいて接触点(図示
せず)の位置が求められる。
一実施形態においては、接触感応導波路8から結合出力する以外の方法、たとえば、吸
収、散乱など、検出器アレイ20によって検出される光の強度分布に影響を与える他の外
乱方法によって、対象物(図示せず)が接触感応装置2内を伝搬する光を外乱してもよい。
対象物(図示せず)は、接触点において接触感応面30と物理的に接触する必要はなく
、検出器アレイ20で検出可能な光の強度分布変化を生み出すのに必要な程度に対象物(
図示せず)が接触点のエバネッセント場を外乱する(乱す)ことで十分である。したがっ
て、接触点(図示せず)とは、エバネッセント場が対象物(図示せず)によって乱される
位置である。
光源4は、平面接触感応導波路(planar touch‐sensitive w
aveguide)8に光線6を発する。接触感応導波路8は、第2の光方向転換部材1
2の光反射部10の方へ光線6を導く。本発明による装置の光方向転換部材の光反射部を
、代替的または追加的にセグメントと称することがある。後に説明するとおり、光線6は
全反射によって接触感応導波路8に導かれる。第2の光方向転換部材12は、接触感応導
波路に隣接する複数の光反射部10を備える。第2の光方向転換部材12の各光反射部1
0は、Y軸に平行な方向に開き、光源4の位置と実質的に一致する焦点を有する略放物線
形状を有する。したがって、第2の光方向転換部材12は、Y軸と実質的に平行な方向で
、第1の光方向転換部材14の光反射部16に向けて光線6を反射する。光線6は、接触
感応導波路8によって第1の方向転換部材14の方へ導かれる。第1の光方向転換部材1
4は複数の光反射部16を有し、第2の光方向転換部材12と実質的に同一である。第1
の光方向転換部材14の光反射部16の焦点は、第1の光方向転換部材14から見て検出
器アレイ20の第1の要素18のやや後方に一致する。
したがって、第1の光方向転換部材14は、検出器アレイ20の第1の要素18に向け
て光線6を反射する。このように、光方向転換部材14による光6の方向転換は、接触感
応導波路8に平行な、たとえば接触感応面30に平行な平面における伝播方向を変更する
ことを伴う。光線6は、接触感応導波路8によって検出器アレイ20の方へ導かれる。検
出器アレイ20は、検出器アレイ20に入射した光線6の入射点を検出し、好ましくは強
度も検出する。
光源4がXY平面の別の方向に発した光は、別の入射点で第2の光方向転換部材12上
に入射し、したがって別の入射点で第1の光方向転換部材14上に入射し、最終的に別の
入射点で検出器アレイ20の第1の要素上に入射することがわかる。
このように、上記光線6とは伝播の方向が異なる光線(図示せず)が、第2の光方向転
換部材12上に異なる入射点を有するように光源4から接触感応導波路8内に発され、X
Y平面に投影されると、この光線(図示せず)は第1の光方向転換部材14上および検出
器アレイ20の第1の要素18上にも異なる入射点を有することになる。したがって、光
源4がXY平面の特定の方向に発した光線は、1対1の関係で検出器アレイ上の対応する
位置に入射する。
図示の接触感応装置2は、第2の光方向転換部材12の鏡像と実質的に同一である第4
の光方向転換部材22と、第1の光方向転換部材14の鏡像と実質的に同一である第3の
光方向転換部材24とをさらに含む。したがって、光源4から接触感応導波路8へ発され
、第4の光方向転換部材22に向かう光線(図示せず)は、上記と同様に検出器アレイ2
0の方へ導かれて反射する。ただし、この光線(図示せず)は、検出器アレイ20の第2
の要素26に入射することになる。
一実施形態(図示せず)においては、第1の光方向転換部材によって方向転換された光
および第3の光方向転換部材によって方向転換された光が、検出器アレイ上に共通の入射
領域を有することがある。そのような場合、これら2つの異なる光方向転換部材によって
方向転換された光は、たとえば、XY平面に投影される際の検出器アレイにおける異なる
入射角によって、または異なる波長で第2の光方向転換部材および第4の光方向転換部材
のそれぞれまたはこの組合せに向けて発光することによって区別することができる。
図3〜図5は、接触感応導波路8を介して検出器アレイ20に向けた、さまざまな光線
6のさまざまな部分の導光を示す、装置2の平面図である。
図3は、光源4が発した光線6が接触感応導波路8によって第2の光方向転換部材12
の方へ導かれ、第2の光方向転換部材12のすべての光反射部10の方向転換面の実質的
に全体を照明することを示す。さらに、光線6は第4の光方向転換部材22の方へ導かれ
、第4の光方向転換部材22のすべての光反射部28の方向転換面の実質的に全体を照明
する。図示の実施形態については、光が光源4から検出器アレイ20の方へ直接導かれる
ことを防止している。一実施形態においては、光源4から検出器アレイ20への直接的な
経路を遮る部材(図示せず)、すなわち、これがなければ光方向転換部材12、14、2
2、24のいずれかによって方向転換されることなく検出器アレイに入射することになる
光を遮るための部材を光源4の前の位置に設けることによって、上記の防止がなされる。
光源4が第2の光方向転換部材12に向けて発する光線6は発散している。また、光源4
が第4の光方向転換部材22に向けて発する光線6も発散している。
図4は、第2の光方向転換部材12に入射した光線6が(図3に示す)、第2の光方向
転換部材12によって第1の光方向転換部材14の方へ方向転換されることによって、Y
軸に実質的に平行な方向に接触感応導波路8によって導かれることを示す。さらに、第4
の光方向転換部材22に入射した光線6は、第4の光方向転換部材22によって第3の光
方向転換部材24の方へ方向転換され、接触感応導波路8によってX軸に実質的に平行な
方向に導かれる。
図5は、第1の光方向転換部材14に入射した光線6が(図4に示す)、検出器アレイ
20の第1の要素18の方へ方向転換されることを示す。また、第1の光方向転換部材1
4によって方向転換された光線6は、検出器アレイ20の方へ収束している。さらに、第
3の光方向転換部材24に入射した光線6は、検出器アレイ20の第2の要素26の方へ
方向転換される。さらに、第3の光方向転換部材24によって方向転換された光線6は、
検出器アレイ20の方へ収束している。
図5は、XY平面上へ投影された伝播経路によって画定される光線6のそれぞれが検出器
アレイ20上に固有の入射点を有することを示す。図示の実施形態においては、検出器ア
レイ20は位置をコード化(position encoding)するために一次元で
ある。接触感応導波路8の内部を個々の伝播経路に沿って伝搬する光線6の強度を変化さ
せることによって、検出器アレイ20上の対応する入射点において強度変化が起こる。
検出器アレイ20の特定の位置に入射したある光線6の強度は、対象物(図示せず)が
接触感応面30に接触する際、少なくともこの光線6の一部が検出器アレイ20の特定の
位置に入射するのを妨げられるように対象物(図示せず)が接触点(図示せず)において
光線6を外乱することによって低下させてもよい。上述のとおり、対象物(図示せず)が
接触感応面に接触しているということは、対象物(図示せず)が接触感応導波路8によっ
て導かれた当該光のエバネッセント場内にあることを意味する。上述のとおり、対象物(
図示せず)は、接触感応導波路8内を伝搬する光線6を、たとえば光線6の少なくとも一
部を結合出力することによって外乱してもよい。その代わりとして、またはそれに加えて
、対象物(図示せず)は、接触感応導波路8内を伝搬する光線6を、光線6の少なくとも
一部を吸収することによって外乱してもよい。その代わりとして、またはそれに加えて、
対象物(図示せず)は、接触感応導波路8内を伝搬する光線6を、光線6の少なくとも一
部を散乱させることによって外乱してもよい。
図4に示すように、X軸およびY軸それぞれに実質的に平行な光線6が接触感応導波路8
内を交差して伝搬するため、これらの方向のそれぞれに伝搬する光を接触感応面30に接
触する対象物(図示せず)によって実質的に単一の接触点(図示せず)において外乱する
ことができる。しかし、光源4が第2の光方向転換部材12または第4の光方向転換部材
22に向けて発した光(図3参照)も、対象物(図示せず)によって外乱される可能性が
ある。また、第1の光方向転換部材14または第3の光方向転換部材24のいずれかによ
って検出器アレイ20の方へ方向転換された光(図5参照)も、対象物(図示せず)によ
って外乱される可能性がある。しかし、検出器アレイ20の異なる個々の位置に到達する
光の対応する強度変化を比較することによって、単一の接触点の位置を推測することがで
きる。
このことは、対象物(図示せず)が接触感応面30に接触点32において接触している
図6に例示した状態が説明している。XY平面上に投影され、接触感応導波路8によって導
かれた4本の光線6が、接触点32で交差している。これらの4本の光線6のそれぞれの
光の少なくとも一部が、対象物(図示せず)によって接触点32で外乱される。したがっ
て、入射光の強度は、検出器アレイ20の4つの位置で減少することになる。検出器アレ
イ上の4つの入射点に対応する4本の光線6が、正確に1つの共通する交差点、すなわち
接触点32を有するため、検出器アレイ20で検出される光の強度分布から接触点32の
位置を推測することができる。
このように、単一の光源4と単一の検出器アレイ20とを備える図1〜図6に示す本発
明による装置2の実施形態を、対象物(図示せず)と接触感応面30間の接触点32の位
置を算定するために使用することができる。一実施形態においては、図2に示すように接
触感応面30の反対側にある第2の面34も接触感応(touch‐sensitive
)である。
図1〜図6に示す実施形態については、接触感応面30における全反射および第2の面
34における反射によって光が導かれる。全反射は、内部から接触感応面30に入射する
光の入射角が臨界角より大きい場合に起こる。光線の入射角は、光線と入射面の垂線がな
す角度として画定される。同様に、臨界角は入射面の垂線に対して画定される。臨界角は
、接触感応導波路8の屈折率と接触感応面30の外側の媒質の屈折率の関係に従属する。
臨界角θc,aは、以下の式によって定義される:
θc,a= arcsin(na / nw)
式中、naは周囲媒質(通常空気)の屈折率であり、nwは接触感応導波路8の屈折率であ
る。空気の屈折率は、標準状態において約1である。
ある接触点において周囲媒質が屈折率n0の対象物に置き換わると、その位置の臨界角
が次式にしたがって変化する。
θc,o = arcsin(n0 / nw)
θc,oはθc,aより大きいことが好ましい。これは、n0がnaより大きい場合に起こる。対
象物が指である場合、n0は約1.47である。すべての光線の入射角を、上記2つの臨界
角θc,aとθc,oの間になるように調節するのが好ましい。この場合、全反射は、光の少な
くとも一部が導波路から結合出力されるような接触点においてのみ阻害される。その結果
、検出器アレイ20が検出するこの光線の強度が減少することになる。
別の位置で周囲媒質が屈折率nwaterの水1滴に置き換わると、その位置の臨界角が次式
に従って変化する。
θC,water = arcsin(nwater / nw)
水の屈折率は約1.33である。すべての光線の入射角を、全反射が水滴によって阻害
されないように上記2つの臨界角θc,waterとθc,oの間になるように調節するのが好まし
い。このような実施形態においては、接触感応面上の水が導波路内を伝搬する光に影響を
及ぼすことはない。本願の開示内容の全体を通して、上述の3つの臨界角は主に周囲媒質
の臨界角θc,a、対象物の臨界角θc,o、および水の臨界角θc,waterを意味する。
接触感応導波路は、アクリルガラスなどの複数の異なる材料で構成してもよい。光線が
可視域内にあり、かつ接触感応導波路が約1.49の屈折率を有するアクリルガラスで構
成されている場合、臨界角はおよそ次の通りである。すなわち、空気の臨界角θc,aは4
2°、水の臨界角θc,waterは63.2°、対象物(指)の臨界角θc,oは80.6°であ
る。
図7は、本発明による装置102の好ましい実施形態を概略的に示す平面図である。装
置102は、図1〜図6に示す装置2と類似している。図7に示す装置102の接触感応
導波路(touch‐sensitive waveguide)108内を伝搬する光
の伝播経路のXY平面上への投影は、図3〜図5と共に説明した装置2の接触感応導波路8
内を伝搬する光の伝播経路のXY平面上への投影と実質的に同一である。
図7は、第2の光方向転換部材112の光反射部110に向けて光線106を発する光
源104を示す。第2の光方向転換部材112は、第1の光方向転換部材114の光反射
部116の方へ光線106を方向転換し、第1の光方向転換部材114は、検出器アレイ
120の方へ光線106を方向転換する。光線106は、3本の光線106a、106b
、106cを含む。伝播の方向を示す矢印付き破線で示す1本の光線106aは、導波路
108によって光源104から第2の光方向転換部材112へ導かれる。伝播の方向を示
す矢印付き実線で示す1本の光線106bは、導波路108によって第2の光方向転換部
材112から第1の光方向転換部材114の方へ導かれる。最後に、伝播の方向を示す矢
印付き破線で示す1本の光線106cは、導波路108によって第1の光方向転換部材1
12から検出器アレイ120へ導かれる。
図示の実施形態において、また以下にさらに説明するとおり、光線106aは接触感応
面(touch‐sensitive surface)130に接触する対象物(図示
せず)によって外乱することができない。光線106bは、接触感応面130に接触する
対象物(図示せず)によって外乱することができる。最後に、光線106cは、接触感応
面130に接触する対象物(図示せず)によって外乱することができない。
同様に、光源104に発され、第4の光方向転換部材122、次いで第3の光方向転換
部材124による方向転換を介して検出器アレイ120に向かう光線(図示せず)は、第
4の光方向転換部材122から第3の光方向転換部材124へ伝播する間は、接触感応面
130に接触した対象物(図示せず)によってのみ外乱することができる。
光線106aが接触感応面130に接触する対象物(図示せず)によって外乱し得ない
ということは、光源104が発した発散する光106aの比較的大部分を外乱することな
く光源104のすぐ前の位置で接触感応面130に対象物(図示せず)を置くことができ
るという利点につながる。したがって、位置のコード化を簡潔化できる可能性がある。そ
の代わりとして、またはそれに加えて、位置のコード化をより精密にすることができる可
能性がある。さらに、第2の光方向転換部材112または第4の光方向転換部材122の
近くで接触感応面130に接触する対象物(図示せず)の位置のコード化がより精密にな
る可能性がある。
光線106cが接触感応面130に接触する対象物(図示せず)によって外乱し得ない
ということは、検出器アレイ120の方へ伝搬する収束光106cの比較的大部分を外乱
することなく、検出器アレイ120のすぐ前の位置で接触感応導波路108に対象物(図
示せず)を置くことができるという利点につながる。したがって、位置のコード化を簡潔
化できる可能性がある。その代わりとして、またはそれに加えて、位置のコード化をより
精密にすることができる可能性がある。さらに、第1の光方向転換部材114または第3
の光方向転換部材124の近くで接触感応面130に接触する対象物(図示せず)の位置
のコード化がより精密になる可能性がある。
図示の実施形態のさらなる利点は、接触感応面130に接触する対象物(図示せず)が
検出器アレイ120によって検出される光の強度分布を変化させる際、この変化は接触感
応面130における接触点(図示せず)の位置に左右されるが、検出器アレイ120によ
って検出される全体的な光強度の変化は、接触点(図示せず)の位置の特異性に実質的に
影響を受けないということである。したがって、接触点(図示せず)の検出は、接触感応
面130上のどこでも、たとえば光源104および検出器アレイ120からの距離がどれ
だけであっても、実質的に等しく適切に機能する。
光源104が発した光(図示せず)は、第2の光方向転換部材112の光反射部110
を実質的に照明する。同様に、光源104が発した光(図示せず)は、第4の光方向転換
部材122の光反射部128を実質的に照明する。
装置102はさらに、接触感応面130の第1の光方向転換部材114の前に位置する
被覆帯131を備える。被覆帯131の機能は、図10と共に後述する。装置102はさ
らに、接触感応面130の第3の光方向転換部材124の前に被覆帯(図示せず)を備え
る。装置102と同様の一実施形態においては、被覆帯は存在しない。
図7に示す装置102の上記の要素を、図7に示す装置102の別の部分の異なる断面
を示す図8〜図10と共にさらに説明する。
図8は、図7の線VIII−VIIIに沿った断面を示し、特に光源104、接触感応
導波路108の一部、および接触感応面130に対して対象物(図示せず)の臨界角θc,
oより大きい入射角で、図示の光が対象物(図示せず)によって影響されないように光線
106a1と光線106a2間の方向に発される光線106a3、106a4を示す。な
お、図示の光線は、光源104から第2の光方向転換部材112の方へ伝播する間、接触
感応面130に接触する対象物(図示せず)に無感応である。
光源104は、接触感応面130に対して光線106a1、106a2より小さい入射
角を有する光を発しないのが好ましい。たとえば、光源104に対して開口を有する部材
(図示せず)を配置して、その開口(図示せず)が接触感応面130に対して入射角が小
さい光を妨害するようにしてもよい。
さらに、すでに図7と共に説明したとおり、光源104が発した光は、第2の光方向転
換部材112の光反射部110を実質的にすべて照明する。
光(図示せず)は、光源104から第4の光方向転換部材122の方へも同様に発され
る。
図8は、接触感応導波路108へ結合入力され、接触感応導波路108によって第2の
光方向転換部材112の方へ導かれる4本の光線106a1、106a2、106a3、
106a4を示す。矢印の向きは、これらの光線の伝播の方向を示す。これらの光線は、
接触感応導波路108への進入点が同一であることが示されている。ただし、別の光線に
は、接触感応導波路108への新入点が異なるものもある。光源104は、2本の光線1
06a1と106a2の間に入る角度の光で、接触感応導波路108を実質的に照明する
。すなわち、この断面の平面上へ投影されると、上記2本の光線106a1および106
a2が光源104から発散する光錐の断面を画定する。
同様に、光源104が発した光(図示せず)は、図7に示す第4の光方向転換部材12
2の方へ導かれる。
図示の実施形態においては、光線106a1および106a2のそれぞれが、接触感応
面130と約5°の角度を形成する。別の角度を接触感応面130と形成する光線(図示
せず)が接触感応導波路108に発されてもよい。また、発光は連続的、パルス状、また
はこれらの任意の組み合わせであってもよい。
図9は、図7の線IX−IXに沿った断面を示し、特に、第2の光方向転換部材112
および接触感応導波路108の一部を示す。第2の光方向転換部材112には、少なくと
も2つの機能がある。第1に、図7と共に示すように、第2の光方向転換部材112は、
光源から始発する光の少なくとも一部を第1の光方向転換部材114の方へ方向転換して
、この光をY軸に平行な経路に沿って実質的に伝搬させる。第2に、第2の光方向転換部
材112は、光の少なくとも一部を第1の光方向転換部材114の方へ方向転換して、こ
の光が接触感応面130に接触する対象物(図示せず)によって外乱され得るようにする。
図9は、第2の光方向転換部材112によって方向転換されて、それぞれ方向転換光線
106b1および106b2になる2本の光線106a1および106a2を示す。矢印
の向きは、光線106の伝播の方向を示す。便宜上、入射光線106a1および106a
2ならびに反射光線106b1および106b2のいずれも、図7の断面IX−IXの平
面上に投影されるものとする。図9に示す2本の入射光線106a1および106a2は
、図8に示す2本の光線106a1および106a2に対応する。便宜上、図9に示す2
本の光線106a1および106a2は、第2の光方向転換部材112上に共通する入射
点を有するものとする。
光源104が、図8に示す2本の光線106a1および106a2の間を伝搬する光で
導波路を照明するため、図9に示す光反射部110は、図示の2本の入射光線106a1
と106a2の間に入射角を有する光線(図示せず)で照明されることになる。
光反射部110は、接触感応面130の垂線に対して傾きを有し、接触感応面と約81
°の角度αを形成する。角度αは、60°〜89°の範囲内、70°〜86°の範囲内、
または180°から前述の角度または角度範囲のいずれかをひいた値などの別の値であっ
てもよい。
また、光方向転換部110は、接触感応面130と別の角度を形成する別の部分(図示
せず)を備えていてもよい。
接触感応面130に対する光反射部110の傾きが、接触感応面130に対する反射光
線106b1および106b2の入射角と入射光線106a1と106a2の入射角とを
異ならせている。反射光線106b1および106b2のそれぞれと、接触感応面130
の垂線は、対象物(図示せず)の臨界角θc,oより小さく周囲媒質の臨界角θc,aより大き
い角度を形成する。したがって、反射光線106b1および106b2は、接触感応面1
30に接触する対象物がない場合に、接触感応面130における全反射によって、第2の
光方向転換部材112から第1の光方向転換部材114の方へ接触感応導波路108によ
って導かれる。しかし、対象物(図示せず)が接触感応面130に接触している場合は、
光線106b1および106b2が外乱され得る。
同様に、第4の光方向転換部材122を照明する光(図示せず)は、第3の光方向転換
部材124の方へ方向転換され、同時に、光線(図示せず)が接触感応面130と形成す
る角度が変わることによって、その光線(図示せず)が接触感応導波路108によって第
4の光方向転換部材122から第3の方向転換部材124の方へ導かれる際に、その光線
(図示せず)を接触感応面130に接触する対象物(図示せず)によって外乱することが
できるようになる。
図10は、図7の線X−Xに沿った断面を示し、特に第1の光方向転換部材114およ
び接触感応導波路108の一部を示す。第1の光方向転換部材114は、少なくとも2つ
の機能を提供する。第1に、図7と共に示すように、第1の光方向転換部材114は、第
2の光方向転換部材112から到達する光の少なくとも一部を検出器アレイ120の方へ
方向転換させる。第2に、第1の光方向転換部材114は、光が導波路108によって導
かれる間は、第1の光方向転換部材114によって検出器アレイ120の方へ方向転換さ
れる光の少なくとも一部を接触感応面130に接触する対象物(図示せず)によって外乱
できないようにする。
図10は、第1の光方向転換部材114に入射して方向転換される4本の光線106b
1a、106b2a、106b1b、106b2bを示す。矢印の向きは、光線106の
伝播の方向を示す。便宜上、4本の光線106b1a、106b2a、106b1b、1
06b2bのすべてが、第1の光方向転換部材114上に同一の入射点を有するものとし
て示す。
図10に示すこれらの4本の入射光線106b1a、106b2a、106b1bおよ
び106b2bは、図9に示すように第2の光方向転換部材112から反射した2本の光
線106b1および106b2から生じ得る第1の光方向転換部材114上の入射角を示
す。
第1の光方向転換部材114に入射する106b1a、106b2a、106b1bま
たは106b2bのような光線は、実線106b1aおよび106b2aで示すとおり、
上から、または、破線106b1bおよび106b2bで示すとおり、下から入射するこ
とになる。106b1a、106b2a、106b1bまたは106b2bのような光線
が上下のいずれから入射するかは、第2の光方向転換部材112上の入射点と第1の光方
向転換部材114上の入射点間の距離、接触感応面130と第2の面134間の距離、当
該光線が接触感応面130と形成する角度、などのさまざまな要因によって決まる。
図10に示す第1の光方向転換部材114の光反射部116は、接触感応面130に対
して傾きを有し、図9に示す第2の光方向転換部材112の光反射部110が接触感応面
130と形成する角度αと実質的に同じ角度βを形成する。したがって、実線で示す上か
ら入射する入射光線106b1aおよび106b2aは、同様に実線で示す対応する反射
光線106c1aおよび106c2aが、図8に示す接触感応導波路108へ結合入力さ
れる光線106a1および106a2と実質的に同じ角度を接触感応面130と形成する
ように反射されることになる。しかし、破線で示す下から入射する光線106b1bおよ
び106b2bは、同様に破線で示す対応する反射光線106c1bおよび106c2b
が、入射光106b1bおよび106b2bよりも小さい角度を接触感応面130の垂線
と形成するように反射されることになる。
第1の光方向転換部材114を照明する光の約半分が、上から入射して入射の実線で示
す2本の入射光線106b1aと106b2a間の入射角を形成し、同様に、第1の光方
向転換部材114を照明する光のほぼ残り半分が、下から入射して入射の破線で示す2本
の入射光線106b1bと106b2b間の入射角を形成する。
実線で示す反射光線106c1aおよび106c2aが、図8に示す光線106a1お
よび106a2と実質的に同じ範囲内で接触感応面130と角度を形成するため、光線1
06c1aおよび106c2aが、接触感応導波路108によって検出器アレイ120の
方へ導かれることになる。106c1aと106c2a間の角度範囲内にある光線(図示
せず)は、これら光線が接触感応面130と形成する入射角が対象物(図示せず)の臨界
角θc,oより大きいため、接触感応面に接触する対象物(図示せず)によって外乱するこ
とができない。
破線で示す反射光線106c1bおよび106c2bは、接触感応面130上の入射角
が大きいため、接触感応面130上の入射による全反射をしないことがある。装置102
は、光線106c1bおよび106c2bの少なくとも一部を外乱する被覆帯(または被
覆部)131を備える。外乱としては、結合出力、散乱、吸収、またはこれらの任意の組
合せが挙げられる。被覆帯は、たとえば水の屈折率とほぼ同じかそれを越えるような、対
象物よりも低い屈折率を有する材料を含んでいてもよい。ある実施形態においては、被覆
部131は導波路108に埋め込まれる。ある実施形態においては、被覆帯131は存在
しない。
ある実施形態においては、光線106c1bおよび106c2bのような光線が検出器
アレイ120のような検出器アレイに確実に到達しないようにするために、被覆部131
に代わるものとして、または、被覆部131に加えて別の要素を利用してもよい。第1の
光方向転換部材114から検出器アレイ120の方への伝播中は、光線106c1bおよ
び106c2bが外乱され得るため、光線106c1bおよび106c2bは検出器アレ
イ120に到達しないようにするのが望ましいと考えられる。光線106c1bおよび1
06c2bは、たとえば、導波路108から検出器アレイ120に結合出力しないように
してもよい。これは、検出器アレイ120と導波路108の間に空間フィルタリングを設
けることによって実現することができる。空間フィルタリングは、たとえば、導波路10
8と検出器アレイ120の間に空隙を持たせることによって設けてもよい。空隙などの空
間フィルタリングは、光線106c1aおよび106c2aのような、導波路の接触感応
面に実質的に平行な平面において伝搬する光を実質的に限定的に関連する検出器アレイに
到達させるようにするのが好ましい。空隙などの空間フィルタリングは、光線106c1
bおよび106c2bのような、導波路の接触感応面に実質的に平行な平面において伝搬
しない光を関連する検出器アレイに到達させないようにするのが好ましい。通常接触感応
面に接触する対象物によって外乱することができない光は、導波路の接触感応面に実質的
に平行な平面において伝搬する光である。
要約すると、対象物(図示せず)と接触感応面130間の接触点(図示せず)を、その
接触点(図示せず)における光線の乱れによって位置をコード化する装置102が提供さ
れる。接触点の対象物は、光源104から装置102中を前後左右に通常3回走行して最
終的に検出器アレイ120に到達する光線106を外乱する。装置102において、光は
当初、接触点で対象物に外乱されないような角度を接触感応面130と形成して装置10
2中を伝搬する。光方向転換部材112、114、122および124は、光反射部11
0、128による反射の際に、光がその少なくとも一部を接触点で対象物に外乱されるよ
うな角度を接触感応面130と形成して装置102中を伝搬するような角度を接触感応面
130と形成する。その後の光反射部116、125による反射の際は、光は接触点で対
象物に外乱されないような角度を接触感応面130と形成して装置中を再び伝搬する。
当然、上述の装置102の変形例がいくつか予想される。たとえば、装置102と同様
の装置(図示せず)の一実施形態については、光源が発した光が図8と共に述べた範囲外
の角度を接触感応面とさらに形成してもよい。そうすることによって、通常この装置は、
接触点の測定がより複雑化され、正確性に劣ることになるものの、装置102について説
明したのと同様に機能することは可能である。
図11は、角度γで示すある閾値未満の入射角で入射する光406を外乱する層または
被覆部433を有する本発明による装置402の導波路408の一部を概略的に示す。外
乱としては、結合出力、散乱、吸収、またはこれらの任意の組合せが挙げられる。上記層
または被覆部433は、たとえば水の屈折率とほぼ同じかそれを越えるような、対象物よ
りも低い屈折率を有する材料を含んでいてもよい。これによって、たとえば水または対象
物による外乱を可能にする角度を接触感応面と形成して第1または第3の方向転換部材か
ら検出器アレイの方へ伝搬する光の一部が事前に装置から結合出力して、この光の検出器
アレイにおける強度分布に対する寄与を最小限に抑える。
図12は、本発明による装置202の平面図を概略的に示す。装置202は、接触感応
面(touch‐sensitive surface)230を有する平面接触感応導
波路(planar touch‐sensitive waveguide)208お
よび平面の第1の送信機導波路(first transmitter wavegui
de)236を備える。これら2つの導波路208および236は積層されている。装置
202の異なる部分の断面を示す図13または図14を参照されたい。
検出器アレイ220に向かって伝播する間、光源204が発した光は、一部が第1の送
信機導波路236によって導かれ、一部が接触感応導波路208によって導かれる。光源
204から検出器アレイ220への伝播の間、光方向転換部材212、214、222お
よび224がこれらの導波路間で光を方向転換する。図12は、光線206a、206b
および206cを含む光線206の一例を示す。矢印付き破線で示す光線206aおよび
206cは、第1の送信機導波路236によって導かれ、矢印付き実線で示す光線206
bは、接触感応導波路208によって導かれる。なお、XY平面に投影されたところを上
から見ると、光線206のような装置202内を伝播する光の伝播経路は、装置2や装置
102内を伝搬する光の伝播経路と同様である。
光源204は、第1の送信機導波路236内に光線206aなどの光を発して、第2の
光方向転換部材212の光反射部210のすべてを実質的に照明する。同様に、光源20
4は、第1の送信機導波路236内に光(図示せず)を発して、第4の光方向転換部材2
22の光反射部228のすべてを実質的に照明する。
光反射部210のすべてを実質的に照明する光は、第2の光方向転換部材212によっ
て接触感応導波路208内および第1の光方向転換部材214の方へ方向転換される。同
様に、光反射部228のすべてを実質的に照明する光(図示せず)は、第4の光方向転換
部材222によって接触感応導波路208内および第3の光方向転換部材224の方へ方
向転換される。
光線206bなどの第1の光方向転換部材214上に入射する光は、第1の光方向転換
部材214によって第1の送信機導波路236内および検出器アレイ220の方へ方向転
換される。同様に、第3の光方向転換部材224上に入射する光(図示せず)は、第3の
光方向転換部材224によって第1の送信機導波路236内および検出器アレイ220の
方へ方向転換される。
第2の光方向転換部材212から第1の光方向転換部材214の方へ伝搬する光線20
6bのような光および第4の光方向転換部材222から第3の光方向転換部材224の方
へ伝搬する光のみが、接触感応面230に接触する対象物(図示せず)によって外乱され
得るのが望ましい。
したがって、上述のように第1の送信機導波路236と共に接触感応導波路208を利
用する利点は、接触感応面230に接触する対象物(図示せず)によって外乱されるのが
好ましい光と接触感応面230に接触する対象物(図示せず)に外乱されないのが好まし
い光とを明確に分離することが可能であるということである。
接触感応導波路208によって第2の光方向転換部材212から第1の光方向転換部材
214の方へ導かれる光は、接触感応面230に対して対象物(図示せず)の臨界角θc,
oより小さく周囲媒質の臨界角θc,aより大きい入射角を形成する。同様に、接触感応導波
路208によって第4の光方向転換部材222から第3の光方向転換部材224の方へ導
かれる光(図示せず)は、接触感応面230に対して対象物(図示せず)の臨界角θc,o
より小さく周囲媒質の臨界角θc,aより大きい入射角を形成する。したがって、たとえば
接触感応面上のある接触点で接触感応面230に接触し、同時に光線206bを反射する
する対象物(図示せず)は、たとえば光線206bを接触感応導波路208から結合出力
ことによって、光線206bを外乱する。したがって、装置102に関して述べた利点は
、装置202にも当てはまる。
一実施形態(図示せず)においては、第1の送信機導波路は接触感応面を備える。
図13は、図12の線XIII−XIIIに沿った断面を示し、特に第2の光方向転換
部材212を示す。図13中の矢印付き線は、図12に示すとおり光源204が発し、第
2の光方向転換部材212の光反射部210に入射する光線206を解説する例である。
第1の送信機導波路236内を伝搬する光線206は、接触感応導波路208内および第
1の光方向転換部材214の方へ反射される。
第2の光方向転換部材212の光反射部210は、互いに対して実質的に直角に配置さ
れる第1の光反射部240および第2の光反射部242を備える。第2の光反射部242
の表面は、第1の光反射部240の垂線に対して交互に約+9°および−9°の角度をそ
れぞれ形成する傾斜平面を有する連続領域を備える。これらの傾きは、光源204が発す
る光の角度範囲に合わせて調整される。したがって、一実施形態(図示せず)においては
、傾斜平面がたとえば±1°〜±20°の範囲内の別の角度を形成してもよい。
光は、装置102について光源104が接触感応導波路108内に発するのと同様に光
源204から第1の送信機導波路236内に発される。したがって、図13に示す第1の
光反射部240は、第1の光反射部240に入射する2本の光線206の間に入射角を有
する光で実質的に照明される。
第2の光反射部242は、そこから第1の光方向転換部材214に向けて反射された光
線206が、第1の光方向転換部材214の方へ伝播する間に接触感応面230に接触す
る対象物(図示せず)が光線206を外乱することができるような角度を接触感応面と形
成するように構成される。
第4の光方向転換部材222も同様に動作する。
第1の送信機導波路236と接触感応導波路208の間には、絶縁層244が設けられ
、一方の導波路が導いた光が絶縁層224を越えて他方の導波路に結合入力しないように
両導波路を分離している。
図14は、図12の線XIV−XIVに沿った断面を示し、特に第1の光方向転換部材
214を示す。第1の光方向転換部材214は、第2の光方向転換部材212と実質的に
同一である。図14は、第1の光方向転換部材214の光反射部216によって方向転換
される8本の光線206を解説する例を含む。接触感応導波路208内を伝搬する光線2
06は、光反射部216の第1の光反射部246に入射し、次いで光線206の一部が光
反射部216の第2の光反射部248によって反射されて第1の送信機導波路236によ
って検出器アレイ220の方へ導かれる。
第1の光反射部246および第2の光反射部248は、互いに対して実質的に直角に配
置される。ただし、第1の光反射部246の表面は、第2の光反射部248の垂線に対し
て交互に約−9°および+9°の角度をそれぞれ形成する傾斜平面を有する連続領域を備
える。
第1の光反射部246に入射する8本の光線206のうち4本は実線で示し、これら8
本の光線206のうち残りの4本は破線で示す。破線で示す4本の光線206のそれぞれ
は、実線で示す4本の光線206のそれぞれに平行である。破線で示す4本の光線206
および実線で示す4本の光線206は、第1の光反射部246の隣接する2つの非平行平
面に入射する。
光反射部216または第1の送信機導波路236の表面を通って外へ続く線は、対応す
る光線が検出器アレイ220の方へ伝搬しないことを示す。この対応する光線には、結合
出力、吸収、問題にならない方向に方向転換するなどの散乱、またはこれらの任意の組合
せがなされたと考えられる。
装置202と同様の一実施形態(図示せず)においては、接触感応面に対して対象物の
臨界角θc,oより小さい角度をなす光線が第1の送信機導波路に結合入力される。
第3の光方向転換部材224も同様に動作する。
一実施形態(図示せず)においては、第2の光方向転換部材から第1の光方向転換部材
上に入射した光は、接触感応導波路を介して検出器アレイの方へ方向転換される。同様に
、第4の光方向転換部材から第3の光方向転換部材上に入射した光は、接触感応導波路を
介して検出器アレイの方へ方向転換される。
一実施形態(図示せず)においては、光源が発した光は、その光を第2の光方向転換部
材の方へ導く接触感応導波路に結合入力する。同様に、光源が発した光は、その光を第4
の光方向転換部材の方へ導く接触感応導波路に結合入力する。
図15は、第2の光方向転換部材1012の光反射部1010の断面図を示して本発明
による装置1002の一部を図説する。装置1002は、装置202と類似している。光
反射部1010は、第1の光反射部1040および第2の光反射部1042を備える。第
2の光反射部1042は、第1の光反射部1040の垂線に対して交互に約+9°および
−9°の角度をそれぞれ形成する傾斜平面を有する3つの連続領域を備える。第2の光反
射部1042の上記領域で、第1の光反射部1040に最も近い領域は、第1の送信機導
波路(first transmitter waveguide)1036から接触感
応導波路(touch‐sensitive waveguide)1008への光結合
が最適になるように第1の光反射部1040と鈍角を形成する。光反射部1010によっ
て第1の送信機導波路1036から接触感応導波路1008内に方向転換される光線10
06を解説する例を矢印付き線で示す。
図16は、第2の光方向転換部材1112の光反射部1110の断面図を示して、本発
明による装置1102の実施形態の一部を図説する。接触感応導波路(touch‐se
nsitive waveguide)1108は、第1の送信機導波路1136より厚
い。さらに、第2の光反射部1142は、第1の光反射部1140より大きい。
図17は、本発明による装置302の好ましい実施形態の平面図を概略的に示す。装置
302は、装置202と同様に機能する。ただし、装置302は、装置302の部分分解
図を示す図18〜図20に図説する3つの平面導波路を備える。装置302は、平面の第
1の送信機導波路(first transmitter waveguide)336
(図20参照)、平面の第2の送信機導波路(second transmitter
waveguide)338(図18参照)および平面の接触感応導波路(touch‐
sensitive waveguide)308(図19参照)を備える。これら3つ
の平面導波路は積層されている。すなわち、対象物(図示せず)が接触感応導波路308
の接触感応面(touch‐sensitive surface)330に接触可能な
ように、第1の送信機導波路336および第2の送信機導波路338が接触感応導波路3
08の下に積層されている。
接触感応導波路308によって第2の光方向転換部材312から第1の光方向転換部材
314の方へ導かれた光は、対象物(図示せず)の臨界角θc,oより小さく周囲媒質の臨
界角θc,aより大きい角度を接触感応面330の垂線と形成する。接触感応導波路308
によって第4の光方向転換部材322から第3の光方向転換部材324の方へ導かれる光
についても同様である。したがって、第2の光方向転換部材312によって第1の光方向
転換部材314の方へ方向転換される、または第4の光方向転換部材322によって第3
の光方向転換部材324の方への方向転換される光を接触感応面330に接触する対象物
(図示せず)が外乱することができる。したがって、装置102および202に関して述
べた利点は、装置302についても当てはまる。
図17は、光源304から第2の送信機導波路338(図18参照)内に発され、第2
の光方向転換部材312の方へ導かれる光線306の例を示す。第2の光方向転換部材3
12は、第1の光方向転換部材314(図19参照)の方へ導かれるように光線306を
接触感応導波路308内に方向転換する。第1の光方向転換部材314は、検出器アレイ
320(図20参照)の方へ導かれるように光線306を第1の送信機導波路336内に
方向転換する。光線306が第2の送信機導波路338によって導かれる場合を破線、接
触感応導波路308によって導かれる場合を実線、第1の送信機導波路336によって導
かれる場合を一点鎖線によって示す。図17では、検出器アレイ320を一点鎖線で示し
ているが、第2の送信機導波路338および接触感応導波路308によって導かれる光が
検出器アレイ320に通じないことがわかる。
図18は、光源304が発した光が第2の光方向転換部材312の光反射部310のす
べてを実質的に照明することを示す。さらに、図18は、光源304が発した光が第4の
光方向転換部材322の光反射部328のすべてを実質的に照明することを示す。
図19に示すとおり、装置302には、接触感応導波路308の表面のほぼ全体の下で
第2の光方向転換部材312および第4の光方向転換部材322の両方から光線が伝搬す
るという利点がある。したがって、接触感応面はXY平面における接触感応導波路308
の大きさに対して実質的に広くすることができる。
さらに、装置302には、光源304から検出器アレイ320に直接発光されるのを防
止するために、光源304の前に何らかの部材(図示せず)を設けるなどの特別な労作を
なす必要がないという利点がある。
したがって、装置302を用いて対象物(図示せず)と接触感応導波路308の接触感
応面330間の接触を検出することが可能である。
図21は、本発明による接触感応装置(touch‐sensitive devic
e)502を概略的に示す平面図である。装置502は、接触感応面(touch‐se
nsitive surface)530を有する平面接触感応導波路(planar
touch‐sensitive waveguide)508と、第1の光源アレイ5
50と、第2の光源アレイ552と、光反射部516を有する第1の光方向転換部材51
4と、第3の光方向転換部材524と、検出器アレイ520とを備える。装置502と対
象物(図示せず)は、装置102と対象物(図示せず)が相互に作用するのと同様に相互
に作用してもよい。すなわち、接触感応面530に接触する対象物(図示せず)は、第1
の光方向転換部材514の方へ伝搬する光を外乱することはできるが、第1の光方向転換
部材514によって検出器アレイ520の方へ方向転換された光を外乱することはできな
いのが好ましい。第3の光方向転換部材524についても同様である。
実施形態502には、検出器アレイ520の方へ伝搬する光線が光方向転換部材514
、524によって一度しか方向転換されないという利点がある。
図21は、光線506を矢印付き実線で示す。この光線506は、第1の光源アレイ5
50から第1の光方向転換部材514の方へ、次いで検出器アレイ520の方へ導かれる
。光線506は、2本の光線506bおよび506cを含む。光線506bは、対象物(
図示せず)の臨界角θc,oより小さく周囲媒質の臨界角θc,aより大きい角度を接触感応面
530の垂線と形成する。したがって、第1の光方向転換部材514の方へ伝播する間、
接触感応面530に接触する対象物(図示せず)が光線506bを外乱することができる
第1の光方向転換部材514は、光線506cが検出器アレイ520の方へ伝搬するよ
うに、かつ伝播中の光線506cが対象物(図示せず)の臨界角θc,oより大きい角度を
接触感応面530の垂線と形成するように光線506を方向転換する。したがって、対象
物(図示せず)は、検出器アレイ520の方へ伝播する間は光線506cを外乱すること
ができない。
第1の光源アレイ550は、第1の光方向転換部材514の光反射部516を実質的に
照明する。
また、第2の光源アレイ552から第3の光方向転換部材524方へ、したがって、検
出器アレイ520の方へ発された光線(図示せず)は、上記の第1の光源アレイ550か
ら発された光と同様に動作し、同様の特徴を備える。
図22は、本発明による接触感応装置(touch‐sensitive devic
e)602の実施形態を概略的に示す平面図である。装置602は、接触感応面(tou
ch‐sensitive surface)630を有する平面接触感応導波路(pl
anar touch‐sensitive waveguide)608と、光源60
4と、光反射部610を有する第2の光方向転換部材612と、第4の光方向転換部材6
22と、第1の検出器アレイ654と、第2の検出器アレイ656とを備える。装置60
2と対象物(図示せず)は、装置102と対象物(図示せず)が相互に作用するのと同様
に相互に作用してもよい。すなわち、接触感応面630に接触する対象物(図示せず)は
、第2の光方向転換部材612によって方向転換された光を外乱することはできるが、光
源604が第2の光方向転換部材612に向けて発した光を外乱することはできないのが
好ましい。第4の光方向転換部材622も同様に動作する。
実施形態602には、光源604が発する光線が、検出器アレイ654、656上に入
射する前に、光方向転換部材514、524によって一度しか方向転換されないという利
点がある。
図22は、矢印付き実線で光線606を示す。この光線606は、光源604から第2
の光方向転換部材612の方へ導かれ、第2の光方向転換部材612は、光線606を第
1の検出器アレイ654の方へ方向転換する。
光線606は、光線606aおよび606bを含む。光線606aは、対象物(図示せ
ず)の臨界角θc,oより大きい角度を接触感応面630の垂線と形成する。したがって、
対象物(図示せず)は光線606aを外乱することができない。
第2の光方向転換部材612は、光線606bが第1の検出器アレイ654の方へ伝搬
するように、かつ光線606bが対象物(図示せず)の臨界角θc,oより小さく周囲媒質
の臨界角θc,aより大きい角度を接触感応面630の垂線と形成するように、光線606
を方向転換する。したがって、接触感応面630に接触する対象物(図示せず)は、第2
の光方向転換部材612から第1の検出器アレイ654の方へ伝播する間、光線606b
を外乱することができる。
光源604は、第2の光方向転換部材612の光反射部610を実質的に照明する。
第2の光源604によって第4の光方向転換部材622に向けて、したがって、第2の
検出器アレイ656に向けて発された光線(図示せず)は、上記のとおり光源604によ
って光方向転換部材622に向けて発された光と同様に動作し、同様の特徴を備える。
図23〜図25は、検出器アレイの配列方が異なる、本発明による種々の実施形態を示
す。図23〜図25に示す実施形態のいずれも、本発明による装置2、102、202、
302、402、502などのいずれかと組み合わることができる。
図23は、本発明による接触感応装置(touch‐sensitive devic
e)702の実施形態を概略的に示す平面図である。検出器アレイ720は、図示する4
本の実質的に極限の光線706の焦点758の後ろに位置する。光線706の焦点758
の後ろに検出器アレイ720を配置することによって、第2の光方向転換部材712およ
び第4の光方向転換部材722を実質的に隣り合わせて配置することができ、接触感応面
(touch‐sensitive surface)730の実質的により広い部分を
使用可能にしている。焦点758の付近または焦点758には、ノイズ、すなわち望まし
くない方向からの光などが検出器アレイ720に到達するのを防ぐために、フィルターを
配置してもよい。図24および図25に示す実施形態は、それぞれの焦点の付近またはそ
れぞれの焦点に同様のフィルターを備えていてもよい。フィルターを備えた実施形態を図
34に示す。
図24は、本発明による接触感応装置(touch‐sensitive devic
e)802の実施形態を概略的に示す平面図である。装置802の大部分は装置702と
同様であるため、装置802は装置702と実質的に同様に機能する。また、装置802
は実質的に同様の利点を備える。装置802は、検出器アレイ820の前に光学素子86
0を備える。光学素子860は、画像形成素子であってもよい。光学素子860は、光が
検出器アレイ820に入射する前にその発散光をさらに拡散し、光学素子860がない場
合よりも焦点858に近い位置で比較的幅の広い検出器アレイ820を十分に使用可能に
する。
図25は、本発明による接触感応装置(touch‐sensitive devic
e)902を概略的に示す平面図である。装置902は、装置702および装置802に
類似する。接触感応導波路(touch‐sensitive waveguide)9
08中を伝搬してきた光線906は、検出器アレイ920に入射する前に、光投影部材9
62によって下方向へ投影される。これには、この実施形態の範囲がXY平面において減
少するという利点がある。一実施形態(図示せず)においては、検出器アレイが接触感応
導波路に全面的に覆われ、それによってその実施形態のXY平面における範囲が装置90
2と比較してさらに減少する。
図23〜図25と共に説明した実施形態にはさらに、実質的にYZ平面において各第1
の光方向転換部材の方へ、または、実質的にXZ平面において各第2の光方向転換部材の
方へ伝搬する光だけが検出器アレイに入射できるという利点がある。たとえばこれは、第
1の光源アレイ550のうち少なくとも1つの光源がYZ平面外の方向に光を発する場合
、または、第2の光源アレイ552のうち少なくとも1つの光源がXZ平面外の方向に光
を発する場合に、装置502と組み合わせると特に有利である。
図26は、本発明による装置1202の実施形態の断面を概略的に示す。図解をわかり
やすくするため、この概略図においては光方向転換部材を省略している。
装置1202によると、光線1206の1回の反射および接触感応面(touch‐se
nsitive surface)1230における対応する入射点が、二次元検出器ア
レイ1220上の入射点に明確に対応し、その逆も同様であることがわかる。これは、二
次元検出器アレイと、第1の光方向転換部材と、第2の光方向転換部材とを備えるが、二
次元における接触感応面と対象物の接触の位置のコード化に第3の光方向転換部材および
第4の光方向転換部材を要しない本発明による実施形態(図示せず)に活用することがで
きる。図26に示すとおり、接触感応面のX座標は二次元検出器アレイのX座標に対応し
、接触感応面のY座標は二次元検出器アレイのZ座標に対応する。
図27は、本発明による接触感応装置(touch‐sensitive devic
e)1302の実施形態を概略的に示す断面図である。複数の微細構造物1364が、装
置2、102、202、302、402、502、602、702、802、902、1
002、1102、1202のような接触感応装置下の導波路1366に埋め込まれてい
る。微細構造物1364によって方向転換された光1368は、接触感応装置の接触感応
面を伝搬し、目1370で概略的に示す使用者1370に対して情報を表示する。わかり
やすくするために、光1368の屈折などは図示していない。
図28は、本発明による接触感応装置(touch‐sensitive devic
e)1402の実施形態を概略的に示す断面図である。装置2、102、202、302
、402、502、602、702、802、902、1002、1102、1202、
1302のような接触感応装置の下に、ディスプレイ1472が配置され、目1470で
概略的に示す使用者1470に対して情報を提供する。ディスプレイ1472を本発明に
よる接触感応装置と組み合わせることによって、タッチスクリーンが提供される。
図29は、シグナルプロセッサ1574備える本発明による接触感応装置(touch
‐sensitive device)1502の実施形態を概略的に示す。シグナルプ
ロセッサ1574は、対象物と接触感応装置1502の接触感応導波路(図示せず)間の
接触点の位置をコード化するように構成されている。一実施形態においては、対象物と接
触感応導波路間の接触域、対象物と接触感応導波路間の速度、対象物と接触感応導波路間
の加速度、またはこれらの任意の組み合わせを算出するようにシグナルプロセッサ157
4が構成されている。
図30は、複数の実質的に一次元のコア1676を含み、この一次元コア1676のそ
れぞれの長手方向に沿って光を導く、本発明による接触感応装置(touch‐sens
itive device)1602の実施形態を概略的に示す平面図である。図示の複
数の一次元コア1676は、第1の送信機導波路に埋め込まれている。したがって、接触
感応面に接触する対象物(図示せず)が一次元コア1676によって導かれた光を外乱す
ることはできない。図示の一次元コア1676は、光源1604から第2の光方向転換部
材1612に光を導くように構成されている。図示の一次元コア1677は、光源160
4から第4の光方向転換部材1622に光を導くように構成されている。複数の一次元コ
ア(図示せず)を設けて、第1の光方向転換部材1614から検出器アレイ1620に光
を導くようにしてもよい。複数の一次元コア(図示せず)を設けて、第3の光方向転換部
材1624から検出器アレイ1620に光を導くようにしてもよい。
図31は、図30の線XXXI−XXXIに沿った断面を示す。
図32は、導光用の埋め込み溝または流路1778を有する実質的な平面形状の本発明
による接触感応装置(touch‐sensitive device)1702の実施
形態を概略的に示す平面図である。これらの導光用埋め込み溝または流路1778の少な
くとも一部は交差している。交差する導光用溝または流路1778は、実質的に直角をな
す。図示の溝または流路の一部は、第2の光方向転換部材1712から第1の光方向転換
部材1714の方へ光を導くように構成されている。図示の溝または流路の一部は、第4
の光方向転換部材1722から第3の光方向転換部材1724の方へ光を導くように構成
されている。
図33は、図32の線XXXIII−XXXIIIに沿った断面を示す。
図34は、本発明による装置の実施形態1802を概略的に示す平面図である。実施形
態1802は、ノイズ、すなわち望ましくない方向からの光などが検出器アレイ1820
に到達するのを防ぐために、焦点1858にフィルターを備える。フィルターは、プレー
ト1880中に小穴の形で概略的に示す。解説用にプレート1880は拡張して示してい
る。
図35は、本発明による装置の実施形態を概略的に示す平面図である。この実施形態は
、たとえば一層、二層、三層の単層および/または積層導波路であってもよい。光源19
04の遠位の角には鏡状素子1982がある。鏡状素子1982は、XY平面において湾
曲している。光源1904が発した光1907は、方向転換されることによって、方向転
換された光1906が第2の光方向転換部材1912および第4の光方向転換部材192
2の方へそれぞれ方向転換されるようになる。方向転換された光1906を破線で示す。
方向転換は反射であることが好ましい。鏡状素子1982は鏡であることが好ましい。方
向転換された光1906は、第2の光方向転換部材1912および第4の光方向転換部材
1922がそれぞれ実質的に照明されるように、実質的に均一に拡散するのが好ましい。
光源1904が検出器アレイ(図35には図示せず)のすぐ近くにあるということは、た
とえば導波路周辺に要するスペースが少なくて済むため、有利であると考えられる。
上述のとおり、検出器アレイによって検出された強度分布変化(信号)に基づいて、接
触点の位置を求めることができる。この位置は、検出器アレイで検出した強度分布変化に
よって求められるX座標およびY座標などの2つの座標に基づいて求めるのが好ましい。
所定の時間に接触が一度しかない場合、検出したX座標およびY座標はその接触に関する
ものである。
たとえば異なる接触点で同時に接触感応面に接触する1つまたは複数の対象物によって
生じるような、2つ以上の接触点が一定期間内に存在する場合、それに合った数の接触座
標を検出器アレイによって求めることができる。しかし、求めた接触座標のどの組み合わ
せが実際の接触点を表すかを決定するのは容易ではないこともある。また、2つ以上の接
触点が少なくとも1つの座標を実質的に共有することもある。したがって、求めた接触座
標の数が、同時発生した異なる接触点の数と合わないこともある。
本発明による装置は、たとえば指などの装置に同時に接触する1つまたは複数の対象物
によって同時発生する2つ以上の接触点を作り出すことによって、使用者が入力を発生す
ることができるように構成されるのが好ましい。少なくとも1つの共通する時間に存在す
る複数の接触を、同時発生したものと称する。
図36〜図38は、検出した座標間の関係を求めるための典型例となる方法で用いられ
る、したがって、接触点を求める際に用いられる測定値を示す。これら図36〜図39に
示した典型例となる測定値は、たとえば本発明による装置の接触感応面に接触する2本の
指によって発生するような2組の座標が、どのように相互に関連し得るかを示す。ただし
、上述のとおり、この方法は2つを超える同時発生した接触に用いてもよい。
図36は、検出器アレイにおける座標の関数として検出器アレイにおける測定信号の例
を概略的に示す。上述のとおり、検出器アレイは二次元であってもよい。しかし、先に説
明したとおり、接触のX座標およびY座標のいずれも一次元の分解能を有する検出器アレ
イから推測されるため、一次元の分解能のみが重要であると考えられる。図26と共に述
べたとおり、二次元検出器アレイのもう一方の次元が座標に関する情報を提供する実施形
態もある。しかし、図36〜図38に関しては、このことについてこれ以上扱わない。
図36は、X1、X2、Y1、Y2の4つの座標の検出を示す。X1およびY1の信号プロフ
ァイルが相似し、X2およびY2の信号プロファイルが相似していることがわかる。したが
って、X1およびY1が第1の接触に対応する2つの座標であり、X2およびY2が第2の接
触に対応する2つの座標であろうと結論することができる。所定の時間内の信号プロファ
イルは、当該技術分野に含まれる方法を用いて分析することができ、たとえば、谷部(接
触座標)の幅および/または深さを比較してもよい。
図37は、2つの異なる時間に関する検出器アレイの座標の関数として検出器アレイの
測定信号の例を概略的に示す。破線は、2つの対象物が接触感応面に接触した少し後の測
定信号を示す。実線は、破線の測定時間の少し後、すなわち、対象物が指である場合、少
し強めに押すなどして接触する面積をわずかに大きくすることなどによって、対象物が接
触域を変更したときなどの測定信号を示す。実線しか用いなければ、どの接触座標が同じ
接触によって発生したものかを決定するのが困難になるであろうことがわかる。しかし、
破線で示す測定値から得られるデータを用いることによって、より信頼性が高い結果を得
ることができる。
検出した座標間の関連を推測するために、上記の実線および破線によって示したデータ
のような、異なる時間の座標の関数としての強度の測定を含む複数の測定データを評価す
る。
図38は、時間の関数として検出器アレイの4つの特定の座標(A、B、C、D)の測
定信号の例を概略的に示す。解説用に、これらの4本の曲線は信号軸に沿って変位させて
いる。これらの4つの座標それぞれが接触座標に対応する。時間の関数としての測定信号
は、検出した座標間の関係、すなわち、どのX座標がどのY座標に対応するかなどの評価
に利用する。当該技術で知られるとおり、任意の曲線相関分析を行うことによって、どの
接触座標が同一の接触によって発生したものかを求めることができる。図示の例では、A
とCが関連し、BとDが関連する。
本発明が上記の実施形態に限定されないことは明らかである。また、上記の特徴のいず
れも組み合わせることができる。
対象物は本発明による接触感応装置に接触するために用いることができるスタイラス、
指、または他のいかなる物体であってもよい。角質層(指先の死んだ皮膚の最外層)の屈
折率を測定すると、約1.47の非常に安定な値である。対象物は、本発明による接触感
応装置に可動に接続していてもよい。その代わりとして、またはそれに加えて、対象物は
手持ち式であってもよい。
対象物は、接触感応導波路内で導かれる光を複数の方法で外乱することができる。たと
えば、対象物は接触感応導波路から光を結合出力する、光を吸収する、光を散乱する、ま
たはこれらの任意の組み合わせを行うことによって、光の伝播方向を変更することができ
る。その代わりとして、またはそれに加えて、接触感応導波路から光を結合出力する、光
を吸収する、光を散乱する、またはこれらの任意の組み合わせを行うことによって、検出
器アレイに入射する光の強度または強度分布を変更して、接触感応導波路内で導かれる光
を外乱することができる。
対象物が接触感応面に接触するということは、対象物が接触感応導波路によって導かれ
る光のエバネッセント場に影響を及ぼすということを意味する。
対象物と本発明による接触感応装置における接触感応面間の接触点の位置のコード化は
、対象物と接触感応面間の接触点もしくは接触域の位置、接触点もしくは接触域の位置変
化、または接触点もしくは接触域の位置および位置変化の組み合わせを測定することを含
む。
対象物と接触感応導波路間の接触点は、接触域の一部であっても、接触域の幾何学的中
心のような接触域に由来するものであってもよい。たとえば、対象物は環状の面積を有し
ていてもよいが、この環状の面積の幾何学的中心として接触点を求めることが望ましい。
対象物は、実際の接触点とは異なる仮想接触点で接触感応面と交差する接触感応面の方
へ向かう方向でポイントしてもよい。求めた接触点は、実際の接触点に由来する仮想接触
点に等しい。通常、対象物、接触感応面および使用者は、実際の接触点とは異なる仮想接
触点の測定が要求されるように協動してもよい。
たとえば、図7に示す実施形態においては、光源によって発され、検出器アレイの方へ
伝搬する光線を、それぞれ第2の光方向転換部材から第1の光方向転換部材へ伝播する間
、または第4の光方向転換部材から第3の光方向転換部材へ伝播する間のみ対象物によっ
て外乱することができるが、このように接触感応装置に接触する対象物の接触点を簡単な
幾何学的計算によって求めることができる実施形態もある。これは、先に図1を参照して
説明したとおり、第2の光方向転換部材から第1の光方向転換部材へ伝搬してきた光線の
検出器アレイ上の入射点が特定のX座標に対応し、第4の光方向転換部材から第3の光方
向転換部材へ伝搬してきた光線の検出器アレイ上の入射点が特定のY座標に対応するため
である。
通常、検出器アレイ上の特定の入射点は、1対1の関係で光源によって検出器アレイに
向けて発される光線の特定の伝播経路に対応する。したがって、検出器アレイ上の特定の
位置で検出した光の強度が減少した場合、対象物が対応する光伝播経路沿いのどこかの接
触点において光を外乱したことを示唆する。そこで、接触点は光が対象物によって外乱さ
れた光伝播経路間の交差点として求めることができる。
したがって、接触感応装置に接触する対象物の接触点は、検出器アレイ上に入射する光
の強度分布または出器アレイ上に入射する光の強度分布変化に対応する、光源が検出器ア
レイに向けて発した光線の複数の伝播経路の交差点を算定することによって求めることが
できる。
本発明による接触感応装置は、1つ以上の特定の対象物、または適切な部分の屈折率が
、たとえば空気の屈折率超える、好ましくは水の屈折率を超えるなど、特定の値を超える
1つ以上の対象物を対象に設計してもよい。本発明による接触感応装置は、屈折率がたと
えば約2%、5%、7%、10%、15%または20%対象物より低い別の部材または媒
質が接触感応面に接触しても、導波路の導光特性を阻害しないように対象物に対して設計
してもよい。また、本発明による接触感応装置は、適切な部分がさらにある値未満の屈折
率を有する1つ以上の対象物を対象として、接触感応面に対する入射角が大きい光が接触
感応面に接触する対象物によって外乱されることがなく、接触感応面に対する入射角が小
さい光が接触感応面に接触する対象物によって外乱されるように設計してもよい。この場
合、対象物の適切な部分の屈折率は、特定の範囲内にあるものとする。
光は、可視スペクトル、紫外スペクトルおよび赤外スペクトル内の波長を含む波長域内
の電磁放射線とする。
本発明による導波路は、内部を伝搬する光を閉じ込め、導くことができる、すなわち、
光が伝搬可能な空間領域を制限することができる部材とする。
本発明による導波路は、光源から検出器アレイの方へ光の一部、大部分または全部を全
反射よって導いてもよい。その代わりとして、またはそれに加えて、導波路は、たとえば
1つ以上の金属面からの反射によって光を導いてもよい。
本発明による導波路は、光源からの光が伝搬する導波路の容積をなすコアを備える。
本発明による導波路は、コアの少なくとも一部を覆うクラッドまたは被覆部を備えてい
てもよい。たとえば、接触感応装置の接触感応面の反対側の表面をクラッドで覆い、光が
その反対側の表面において装置から結合出力するのを防止してもよい。
なお、導波路の導光特性は、たとえば、導波路のコアと任意のクラッドまたは被覆部間
、場合によってはコアを包囲する媒質と任意のクラッドまたは被覆部間の相互作用のよう
な、導波路のコアとコアを包囲する媒質間の相互作用に左右される。
本発明による導波路は、光ファイバーで知られる実質的に一次元のコアを備えていても
よい。一次元の導波路構造は、コアの長手方向に沿って伸びる一方向だけに実質的に伝播
可能なように、導かれた光の伝播を制限することができる。
本発明による導波路は、実質的に二次元のコアを備えていてもよい。このような導波路
は平面導波路として知られ、実質的に平面形状を有する導波路である。平面導波路は、二
次元の平面においてのみ実質的に伝播可能なように、導かれた光の伝播を制限することが
できる。
その代わりとして、またはそれに加えて、本発明による導波路は、複数の実質的に一次
元のコアを備え、これら一次元コアのそれぞれの長手方向に沿って光を導いてもよい。本
発明による導波路は、導光用の溝または流路が埋め込まれた実質的な平面形状を有してい
てもよい。本発明による導波路の好ましい実施形態は、交差する導光用溝または流路を備
える。これらの交差する溝は、実質的に直角をなしているのが好ましい。
その代わりとして、またはそれに加えて、本発明による導波路は、複数の実質的に二次
元のコアを備えていてもよい。
本発明による導波路のコアは、導波路を包囲する目的の媒質よりも屈折率が大きい容積
を備えていてもよい。この導波路を包囲する目的の媒質としては、空気、水、その他の気
体もしくは液体、金属などの固体材料、またはこれら媒質のいずれかの混合物が挙げられ
る。その代わりとして、またはそれに加えて、この導波路を包囲する目的の媒質として、
真空が挙げられる。コアの屈折率は、実質的に均一であるのが好ましい。導波路を包囲す
る媒質は、異なる屈折率を有する異なる媒質を含んでいてもよい。
屈折率が導波路を包囲する媒質より高いコアを有する導波路は、全反射によって光を導
くことができる。全反射の発生は、当該表面に対する入射角およびコアの屈折率とコアを
包囲する媒質間の関係に依存する。コアと周囲との境界で全反射を可能にするためには、
コアを包囲する媒質の屈折率がコアより低い必要がある。
接触感応導波路は、導波路を包囲する媒質の屈折率の変化を検出することによって感知
する目的に活用してもよい。接触感応導波路の感知の基本原理は、好ましくは接触感応面
と導波路を包囲する媒質間の界面における臨界角の変化に起因する導波路を包囲する媒質
の屈折率の変化を測定するというものである。所定の可能な全反射に関するエバネッセン
ト場内で起こる導波路を包囲する媒質の変化のみが臨界角に影響を及ぼすことができる。
エバネッセント場は、その場との相互作用を検出することができなくなる界面から所定の
浸透深さに制限される。
本発明による装置は、検出器アレイが受信する光の特性変化を検出するように構成して
もよい。したがって、動きのない被覆部については、被覆部がたとえば製造中に塗布され
るなどの意図的なものであっても、汚れまたはその他の付着物のような非意図的なもので
あっても、無視してよい。
本発明による対象物の接触の位置をコード化する方法は、対応する時間を記録する方法
と組み合わせてもよい。その代わりとして、またはそれに加えて、対象物の他のパラメー
タ、たとえば、速度、加速度、回転など、またはこれらの任意の組み合わせを測定しても
よい。
光方向転換部材は、全反射によって光の一部、大部分、または全部を方向転換すること
ができる。その代わりとして、またはそれに加えて、光方向転換部材はたとえば1つ以上
の金属界面を用いた反射によって光を方向転換してもよい。その代わりとして、またはそ
れに加えて、光方向転換部材はたとえば1つ以上の湾曲形または別の形状の屈折面を用い
た屈折によって光を方向転換してもよい。光方向転換部材による光の方向転換は、たとえ
ば接触感応面などの接触感応導波路に平行な平面における伝播方向の変更を伴うのが好ま
しい。
図5、図20、図23〜図25および図34に示すとおり、第1/第3の光方向転換部
材から検出器アレイに向かって伝搬するとき、光は検出器アレイに向かって収束するのが
好ましい。したがって、検出器アレイの寸法は第1/第3の光方向転換部材の寸法よりも
かなり小さくすることができる。すなわち、検出器アレイの寸法は接触感応面の長さ/幅
よりもかなり小さくすることができる。
本発明による装置は、較正などの設定変更を行うことができると考えられる。この較正
または設定変更は、異なる誘電率によって対象物に対する接触感応導波路の感度を変更す
るものであってもよい。その代わりとして、またはそれに加えて、この較正または設定変
更は、装置が無感応となる屈折率を変更するものであってもよい。これは、たとえば接触
感応装置内を伝搬する光の接触感応面のような表面に対する入射角または入射角幅を変更
することによっておこなってもよい。
光方向転換部材は、方向転換された光が、角度を変えられることによって、接触する対
象物に対する感度を変えるように構成された表面を備えていてもよい。
本発明による導波路は、誘電体を備えているのが好ましい。発明による導波路は、ガラ
ス、プラスチック、フォトニック結晶、半導体または同様の光学特性を1つ以上有するそ
の他の材料などのコアを有していてもよい。または、導波路が上述の材料の任意の組み合
わせを含んでいてもよい。ガラスは、BK7などのクラウンガラスであってもよい。プラ
スチックとしては、アクリルガラス(PMMA(ポリメチルメタクリレート))、ポリス
チレン、ポリカーボネートなどが挙げられる。使用できるクラッドまたは被覆部が同様の
材料から作られていてもよい。
本発明による装置は、ある対象物は装置内の光を外乱することができ、ある対象物はそ
れができないように、特定のスタイラスなどの特定の対象物を対象として設計した導波路
を備えるのが有利である。
導波路は、実質的に平坦であるのが好ましい。しかし、導波路は湾曲していてもよい。
導波路の1つ以上の表面が、実質的に平面であるのが好ましい。その代わりとして、また
はそれに加えて、導波路の1つ以上の界面が、実質的に平面であるのが好ましい。
本発明による導波路は、1枚以上の透明なガラス板を備えていてもよい。
導波路は、金属を含む被覆部またはクラッドを有していてもよい。その代わりとして、
またはそれに加えて、導波路は、テフロン(登録商標)などのフッ素樹脂のような屈折率
の低い誘電体を含む被覆部またはクラッドを有していてもよい。任意の被覆部またはクラ
ッドは、導波路の少なくとも一部を覆っても導波路の実質的な主要部分を覆ってもよい。
任意の被覆部またはクラッドは、当該導波路のコアの屈折率よりも低い屈折率を有するの
が好ましい。任意の被覆部は、さらに2つ以上の導波路間を分離する層として機能しても
よい。この任意の分離層は、光絶縁層であってもよい。
本発明による接触感応導波路の接触感応面は、実質的に平面であってもよい。その代わ
りとして、またはそれに加えて、本発明によるいずれの導波路の他のいずれの表面が実質
的に平面であってもよい。その代わりとして、またはそれに加えて、本発明による導波路
の表面は、湾曲しているか、一部が湾曲していてもよい。接触感応面は、複数の個々の要
素から成る表面を備えていてもよい。接触感応面または接触感応面の一部は、反射防止膜
などの光学被覆部を有していてもよい。この任意の光学被覆部は、対象物の屈折率を接触
感応導波路の屈折率に整合させる、すなわち対象物を導波路のコアまたは導波路の被覆物
に整合させるインピーダンスに設定されていてもよい。
接触感応面は、実質的な四角形、実質的な円形、または他のいかなる形状であってもよ
い。
導波路の厚さは、0.01mm〜10mm、たとえば0.2mm〜1mmにすることが
できる。導波路の長さは、1cm〜200cm、たとえば1cm〜50cmや2cm〜1
0cmにすることができる。導波路の幅は、1cm〜200cm、たとえば1cm〜50
cmや2cm〜10cmにすることができる。
光方向転換部材は、偏向、反射、屈折、回折、合焦、離焦、平行化、収束、発散用の1
つ以上のセグメント、またはこれらのセグメントの任意の組み合わせなどを備えていても
よい。このようなセグメントは、1つ以上の回折格子、反射鏡、レンズ、プリズム、回折
素子、またはこれらの素子の任意の組み合わせを備えていてもよい。これらのすべてまた
は一部が、斜端形、ファセット形、凹形、凸形などであってもよい。光方向転換部材は、
屈折率が異なる材料を含んでいてもよい。
光方向転換部材またはその表面は、1つ以上のセグメントを備えていてもよく、その場
合、各セグメントの断面が導波路の一平面または別の平面に投影される放物線の一部を実
質的に形成する。1つの光方向転換部材中の放物線セグメントはそれぞれ、実質的に光源
もしくは検出器アレイの位置、または実質的に光源、検出器アレイもしくは光源および検
出器アレイの両方の当該導波路の上記一平面もしくは別の平面上の投影位置に焦点を有し
ていてもよい。したがって、光方向転換部材またはその表面を、たとえば円形のフレネル
レンズの半径に沿った断面のように、フレネルレンズの表面の断面の少なくとも一部と同
様の形状にしてもよい。
光方向転換部材は、一次元の放物面反射鏡、すなわち一次元の放物線状弯曲を有する三
次元構造を備えていてもよい。
光方向転換部材は、少なくとも一部分が被覆されていてもよい。任意の被覆部は、金属
を含んでいてもよい。光方向転換部材は、少なくとも1箇所の金属被覆部を有していても
よい。
光源は、少なくとも1つのLED(発光ダイオード)、レーザー、レーザーダイオード
、VCSEL(垂直キャビティ面発光レーザー)、またはこれらの任意の組み合わせを備
えていてもよい。また、光源は、少なくとも1つのSMD(表面実装型デバイス)を備え
ていてもよい。光源は、単一光源であっても、複数の光源を含んでいてもよい。光源は、
実質的に点光源と考えてよく、小穴、その他の小開口、レンズ、またはこれらの任意の組
み合わせを通過する光によって提供してもよい。光源からの光は、使用の間、連続的に発
されてもよい。光源からの光は、パルス状に発されるのが好ましい。
光源からの光は、本発明による接触感応装置に含めてもよい光学系を利用して、当該導
波路の表面に対して明確に定められた入射角または明確に定められた入射角の範囲内で導
波路に発射されるか結合入力されてもよい。光は、導波路の端面で、好ましくはある入射
角の範囲または複数の入射角の範囲にわたって導波路に結合入力してもよい。この光は、
導波路の端面で、導波路から結合出力してもよい。光源からの光は、実質的に接触感応面
に平行して伝搬するように導波路に結合入力する。
光源からの光は、ファイバーなどの手段を用いて導波路に結合入力してもよい。したが
って、光源は、光源からの光が導波路に結合入力する領域から一定の距離をおいて配置し
てもよい。
光源は導波路のすぐ前に配置してもよいし、導波路の一体部分であってもよい。光源か
らの光は、別の導波路から接触感応導波路に好ましくは光方向転換部材を介して結合入力
してもよい。また、光は接触感応導波路の一端から接触感応導波路の他端に結合入力して
もよい。接触感応面に対して異なる角度または1つ以上の角度幅を有する光が導波路に結
合入力してもよい。複数の光源が1つの導波路に光を結合入力してもよい。
検出器アレイは、少なくとも1つの光検出器、イメージセンサ、CMOS(相補型金属
酸化膜半導体)センサ、半導体検出器、アクティブピクセルセンサ、電荷結合素子、電荷
注入素子、または上記の検出器およびセンサなどの任意の組み合わせを備えていてもよい
。検出器アレイは、少なくとも一次元、たとえば二次元であってもよい。検出器アレイは
、検出器アレイの前にレンズ、開口、画像形成素子などを備えていてもよい。
図1、図3〜図7、図12、図17、図20、図21、図23〜図25、図30、図3
2および図34に示すとおり、検出器アレイの寸法は、接触感応面の寸法より相当に小さ
いのが好ましい。また、1つ以上の対象物によって発生した1つ以上の接触の位置をコー
ド化するために、この1つ以上の接触の検出に要する検出器アレイが一式だけでよいとい
うことが、本発明の重要な利点である。
検出器アレイは、導波路の一端のすぐ前に配置してもよいし、導波路の一体部分であっ
てもよい。光源からの光は、別の導波路を介して、好ましくは光方向転換部材を介して検
出器アレイに到達してもよい。また、光は接触感応導波路の他端を介して検出器に到達し
てもよい。接触感応面に対して異なる角度または1つ以上の角度幅を有する光が検出器に
到達してもよい。検出器は、入射角を問わず、入射光を検出してもよい。または、検出器
は、1つ以上の特定の入射角範囲内の入射光のみを検出してもよい。
好ましい実施形態においては、全反射を利用して導波路内の導光を行う。接触感応面の
少なくとも一部に対象物との接触がある場合、対象物はその接触点において反射を外乱す
ることができる。外乱は、対象物が十分に高い屈折率を有し、接触点において光を導波路
から結合出力させることによるものであってもよい。外乱は、対象物が接触点においてエ
バネッセント場から光を吸収することによるものであってもよい。外乱は、対象物が接触
点においてエバネッセント場から光を散乱することによるものであってもよい。さらに、
外乱は前述の外乱の組み合わせによるものであってもよい。外乱は、接触点から反射した
光の強度を低下させるものであってもよい。この強度の低下は、接触点を通る光路に対応
する検出器アレイ上のある位置で検出することができる。好ましい実施形態においては、
少なくとも2本の光路が所定の接触点を通り、検出器アレイにおいて少なくとも2つの強
度低下につながる。
好ましい実施形態においては、光源からの光は、その光の少なくとも一部がその部分を
接触感応面に接触する対象物に対して無感応にさせる角度を接触感応面と形成するように
、接触感応導波路に結合入力する。光源からの光は、接触感応導波路に結合入力した後、
外乱されずに接触感応導波路全体を渡って第2の光方向転換部材の方へ導かれる。第2の
光方向転換部材は、光の一部を接触感応導波路を介して第1の光方向転換部材の方へ方向
転換する。また、第2の光方向転換部材は、第1の光方向転換部材の方への方向転換の際
に、光線が接触感応面と形成する角度を変更して、指などの対象物が光の少なくとも一部
を外乱することができるようにしてもよい。第1の光方向転換部材は入射光を方向転換す
る。また、光の一部を接触感応面に接触する対象物に対して無感応にするように、光線が
接触感応面と形成する角度を変更してもよい。水は、接触感応面に接触しても、接触感応
導波路によって導かれる光を外乱することができないのが好ましい。
本発明による装置に2つ以上の導波路がある場合、これらは実質的に同じ形状であって
もよいし、実質的に同じ形状の1つ以上の要素を有していてもよい。これら2つ以上の導
波路の形状は、本発明による装置内で実質的に互いの鏡像であってもよいし、少なくとも
一部が他方の導波路の少なくとも一部の鏡像となっていてもよい。その代わりとして、ま
たはそれに加えて、本発明による装置内の2つ以上の導波路は、形状が異なるなどして同
一でなくてもよい。
本発明による装置内の2つ以上の導波路は、少なくとも1つの同種の材料を含んでいて
もよい。その代わりとして、またはそれに加えて、本発明による装置内の2つ以上の導波
路は、異なる材料を含んでいてもよい。
2つ以上の導波路は、結合するか別の方法で連結して、複数のコア、流路、溝、または
これらの任意の組み合わせを備える単一のプレートを構成するようにしてもよい。2つ以
上の導波路は、1枚にしてもよい。
本発明による接触感応装置は、コントローラを備えて検出器アレイからの入力に従って
所定の動作をするようにしてもよい。この任意のコントローラには、第1の状態から第2
の状態へ切り替える選択肢があってもよい。
本発明によるシグナルプロセッサは、マイクロプロセッサ、DSP(デジタルシグナル
プロセッサ)、CPU(中央処理装置)、または対象物と本発明による装置における接触
感応面間の接触点の位置のコード化用に構成したその他の装置であってもよい。シグナル
プロセッサは、即時演算用に構成されていてもよい。
本発明による接触感応装置は、情報を使用者に表示するために1つ以上の微細構造物を
備えていてもよい。これら1つ以上の微細構造物は、その上に照射された光を方向転換す
ることによって使用者に情報を表示してもよい。このような1つ以上の微細構造物は、任
意の数または組み合わせの回折素子、ホログラフィック素子、またはこれらの任意の組み
合わせを備えていてもよい。1つ以上の微細構造物は、導波路と一体化、結合、相互接続
してもよく、またはその表面に配置するなどの別の方法で組み合わせてもよい。微細構造
物は、光源が発する光によって照明されてもよい。その代わりとして、またはそれに加え
て、微細構造物は1つまたは複数の別の光源によって照明されてもよい。1つ以上の光源
が複数の微細構造物を照明してもよい。
微細構造物は、ボタン、または接触感応面と対象物を接触させることによって仮想ボタ
ンと仮想的に相互作用する同様の手段を可視化する働きをしてもよい。
任意の導波路を1つまたは複数の別の導波路と一体化、結合、積層、相互接続、または
これらの任意の組み合わせによって接続してもよい。
任意の光方向転換部材を1つまたは複数の別の光方向転換部材と一体化、結合、相互接
続、またはこれらの任意の組み合わせによって接続してもよい。
任意の光方向転換部材を1つまたは複数の任意の導波路と一体化、結合、相互接続、ま
たはこれらの任意の組み合わせによって接続してもよい。
光源は、1つまたは複数の任意の導波路と一体化、結合、積層、相互接続、またはこれ
らの任意の組み合わせによって接続してもよい。
光源は、1つまたは複数の任意の光方向転換部材と一体化、結合、相互接続、またはこ
れらの任意の組み合わせによって接続してもよい。
検出器アレイは、1つまたは複数の任意の導波路と一体化、結合、積層、相互接続、ま
たはこれらの任意の組み合わせによって接続してもよい。
検出器アレイは、1つまたは複数の任意の光方向転換部材と一体化、結合、相互接続、
またはこれらの任意の組み合わせによって接続してもよい。
本発明による接触感応装置は、複数の用途に用いることができる。たとえば、タッチパ
ッド、タッチスクリーン、コンピュータ、携帯電話、携帯音楽プレーヤー、リモートコン
トロール、キーボード、これらの任意の組み合わせ、またはその他の携帯装置もしくは非
携帯装置が挙げられる。発明による接触感応装置は、ディスプレイの前に配置してもよい
。その代わりとして、またはそれに加えて、接触感応装置は、ディスプレイの一体化され
た一部であってもよい。その代わりとして、またはそれに加えて、本発明による接触感応
装置がディスプレイを形成してもよい。
本発明による接触感応装置は、1つ以上の物理的ボタンと共に用いてもよく、この場合
、少なくとも1つのボタンの一部を本発明による接触感応面に対して押圧可能としてもよ
い。この相互作用は、たとえばコンピュータ、携帯電話、携帯音楽プレーヤー、リモート
コントロール、キーボード、少なくとも1つのボタンを備えるその他の装置、またはこれ
らの任意の組み合わせに利用することができる。
好ましい実施形態においては、接触感応面に接触する対象物の位置のコード化は、接触
点から反射された光の消失または減少に基づく。
一実施形態においては、本発明による接触感応装置は、目的とする周囲媒質より低い屈
折率の対象物用に設計される。一実施形態において、本発明による接触感応装置は、鏡の
様な特性を持つ対象物用に設計される。
第1の光方向転換部材から収束する光は、たとえばその焦点の後に検出器アレイが配置
されることによって、検出器アレイに入射する前に発散を開始してもよい。
項目(ITEMS)
1. 光(6)を発する光源(4)と、
前記光源(4)からその接触感応面(30)の方へ光(6)を導いて、対象物が前記接触
感応面(30)に接触する接触点(32)において導かれた光(6)の少なくとも一部を
対象物が乱すように構成された接触感応導波路(8)と、
前記対象物と接触感応面(30)間の接触点(32)の位置をコード化(positio
n encoding)するために、光源(4)から接触感応導波路(8)を介して伝搬
してきた光(6)の強度分布を検出するように構成された検出器アレイ(20)と、
光源(4)から伝搬してきた光(6)を、接触感応導波路(8)を介して前記検出器アレ
イ(20)に向けて方向転換するように構成された第1の光方向転換部材(14)とを備
え、
対象物が対応する特定の接触点(32)で接触感応面(30)に接触している場合に、検
出器アレイ(20)の特定の点に向かって伝搬する光(6)の少なくとも一部が、前記検
出器アレイ(20)の特定の点に入射することを防止される接触感応装置(2)。
2. 前記接触感応導波路(8)が平面導波路である項目1に記載の接触感応装置(2)
3. 前記接触感応導波路(8)が、第1の光方向転換部材(14)によって検出器アレ
イ(20)の方へ方向転換され、かつ収束した光(6)を検出器アレイ(20)の方へ導
くようにさらに構成された項目1または2に記載の接触感応装置(2)。
4. 第1の光方向転換部材(214)によって検出器アレイ(220)の方へ方向転換
され、かつ収束した光(206)を検出器アレイ(220)の方へ導くように構成された
第1の送信機導波路(236)備える項目1または2に記載の接触感応装置(202)。
5. 前記第1の送信機導波路(236)が平面導波路である項目4に記載の接触感応装
置(202)。
6. 前記接触感応導波路(208)および前記第1の送信機導波路(236)が積層さ
れた項目4または5に記載の接触感応装置。
7. 光源(104)から接触感応導波路(108)を介して入射する光(106a)を
方向転換するように構成された第2の光方向転換部材(112)を備え、接触感応導波路
(108)が方向転換された光(106b)の少なくとも一部を第1の光方向転換部材(
114)の方へ導くように構成され、第1の光方向転換部材(114)が入射光(106
b)の少なくとも一部を検出器アレイ(120)の方へ方向転換し、かつ収束させるよう
に構成された前記項目のいずれかに記載の接触感応装置(102)。
8. 前記接触感応導波路(108)が光源(104)から第2の光方向転換部材(11
2)の方へ光(106a)を導くようにさらに構成され、第2の光方向転換部材(112
)が入射光(106a)の少なくとも一部を方向転換して接触感応導波路(108)に戻
すように構成され、接触感応導波路(108)が方向転換された光(106b)の少なく
とも一部を第1の光方向転換部材(114)の方へ導くように構成され、第1の光方向転
換部材(114)が入射光(106b)の少なくとも一部を検出器アレイ(120)の方
へ方向転換し、かつ収束させるように構成された項目7に記載の接触感応装置(102)。
9. 前記第1の送信機導波路(236)が光源(204)から第2の光方向転換部材(
212)の方へ光(206a)を導くようにさらに構成され、第2の光方向転換部材(2
12)が接触感応導波路(208)を介して入射する光(206a)の少なくとも一部を
方向転換するように構成され、接触感応導波路(208)が方向転換された光(206b
)の少なくとも一部を第1の光方向転換部材(214)の方へ導くように構成され、第1
の光方向転換部材(214)が入射光(206b)の少なくとも一部を検出器アレイ(2
20)の方へ方向転換し、かつ収束させるように構成された項目4〜6のいずれかに従属
する項目7に記載の接触感応装置(202)。
10. 光源(304)から第2の光方向転換部材(312)の方へ光(306)を導く
ように構成された第2の送信機導波路(338)を備え、第2の光方向転換部材(312
)が接触感応導波路(308)を介して入射する光(306)の少なくとも一部を方向転
換するように構成され、接触感応導波路(308)が方向転換された光(306)の少な
くとも一部を第1の光方向転換部材(314)の方へ導くように構成され、第1の光方向
転換部材(314)が入射光(306)の少なくとも一部を検出器アレイ(320)の方
へ方向転換し、かつ収束させるように構成された項目7に記載の接触感応装置(302)。
11. 第2の送信機導波路(338)が平面導波路である項目10に記載の接触感応装
置(302)。
12. 前記接触感応導波路(308)および前記第2の送信機導波路(338)が積層
された項目10または11に記載の接触感応装置(302)。
13. 光源(4)が発した光(6)が変調される前記項目のいずれかに記載の接触感応
装置(2)。
14. 対象物と接触感応導波路(8)間の接触点(32)の位置をコード化するように
構成されたシグナルプロセッサ(1574)を備える前記項目のいずれかに記載の接触感
応装置(2、1502)。
15. 前記シグナルプロセッサ(1574)が対象物と接触感応導波路(8)間の接触
域を算出するようにさらに構成された項目14に記載の接触感応装置(2、1502)。
16. 前記シグナルプロセッサ(1574)が対象物と接触感応導波路(8)間の速度
を算出するようにさらに構成された項目14または15に記載の接触感応装置(2、15
02)。
17. 前記シグナルプロセッサ(1574)が対象物と接触感応導波路(8)間の加速
度を算出するようにさらに構成された項目14〜16のいずれかに記載の接触感応装置(
2、1502)。
18. 接触感応面(130)の少なくとも一部が光学被覆部(131)を備える前記項
目のいずれかに記載の接触感応装置(102)。
19. 前記光学被覆部(131)が反射防止膜である項目18に記載の接触感応装置(
102)。
20. 光源(4)から接触感応導波路(8)によって導かれる光(6)が、水が接触感
応面(30)に接触しても光(6)が外乱されないような入射角を接触感応面(30)に
対して有する前記項目のいずれかに記載の接触感応装置(2)。
21. 光源(4)から接触感応導波路(8)によって導かれる光(6)が、屈折率が対
象物より低い(たとえば、約5%低い)物質が接触感応面(30)に接触しても光(6)
が外乱されないような入射角を接触感応面(30)に対して有する前記項目のいずれかに
記載の接触感応装置(2)。
22. 前記第1の光方向転換部材(14)が少なくとも1つの反射部(16)を備える
前記項目のいずれかに記載の接触感応装置(2)。
23. 前記第1の光方向転換部材(14)が少なくとも1つのファセット形素子(14
)を備える前記項目のいずれかに記載の接触感応装置(2)。
24. 前記第1の光方向転換部材(14)が少なくとも1つの凹形素子(16)を備え
る前記項目のいずれかに記載の接触感応装置(2)。
25. 前記第1の光方向転換部材(114)が少なくとも1つの斜端形素子(116)
を備える前記項目のいずれかに記載の接触感応装置(102)。
26. 前記少なくとも1つの素子が反射鏡である項目23〜25のいずれかに記載の接
触感応装置(2)。
27. 前記第1の光方向転換部材(14)が少なくとも1つの回折格子を備える前記項
目のいずれかに記載の接触感応装置(2)。
28. 導波路(208)が導波路(208)のコアよりも低い屈折率を有する層(24
4)を備える前記項目のいずれかに記載の接触感応装置(202)。
29. 前記層(244)がフッ素樹脂を含む項目28に記載の接触感応装置(202)
30. 使用者(1370)に情報を表示するために、接触感応面(30)を介して光を
方向転換するように構成された少なくとも1つの微細構造物(1364)を備える前記項
目のいずれかに記載の接触感応装置(1302)。
31. 前記少なくとも1つの微細構造物(1364)が接触感応導波路(8)の後に位
置する導波路(1366)に埋め込まれ、前記少なくとも1つの微細構造物によって方向
転換された光が接触感応導波路および接触感応面を伝搬して使用者(1370)に情報を
表示する項目30に記載の接触感応装置(1302)。
32. 前記第1の光方向転換部材(114)が、81°辺りの70°〜86°のような
60°〜89°の角度を接触感応面(130)に対して有する反射面(116)を備える
前記項目のいずれかに記載の接触感応装置(102)。
33. 前記第1の送信機導波路が、それぞれの長手方向に沿って光を導く複数の実質的
に一次元のコア(1676)を備える項目4〜32のいずれかに記載の接触感応装置(1
602)。
34. 前記接触感応導波路が導光用の溝または流路(1778)が埋め込まれた実質的
な平面形状を有する前記項目のいずれかに記載の接触感応装置(1702)。
35. 前記導光用の埋め込み溝または流路(1778)の少なくとも一部が交差してい
る前項目に記載の接触感応装置(1702)。
36. 前記導光用の交差している溝または流路(1778)が実質的に直角をなしてい
る前項目に記載の接触感応装置(1702)。
37. 接触感応面(30)に接触する対象物の位置をコード化する方法であって、
光源(4)から光(6)を発することと、
接触感応導波路(8)を用いて、接触感応導波路(8)の接触感応面(30)の方へ光源
(4)から光(6)を導き、対象物が接触感応面(30)に接触する接触点(32)にお
いて導かれた光(6)の少なくとも一部を対象物が外すことと、
対象物と接触感応面(30)間の接触点(32)の位置をコード化するために、光源(4
)から接触感応導波路(8)を介して伝播してきた光(6)の強度分布を、検出器アレイ
(20)を用いて検出することと、
第1の光方向転換部材(14)を用いて、光源(4)から接触感応導波路(8)を介して
第1の光方向転換部材(14)に伝播してきた光(6)を前記検出器アレイ(20)に向
けて方向転換することとを含み、
対象物が対応する特定の接触点(32)で接触感応面(30)と接触している場合に、検
出器アレイ(20)の特定の点に向かって伝播する光(6)の少なくとも一部が、前記検
出器アレイ(20)の特定の点に入射するのを防止される方法。

Claims (1)

  1. 明細書に記載された発明。
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