JP2013140694A - ブラケットの取付方法、及び電池パック - Google Patents
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Abstract
【課題】組電池とロアケースとを接合するためのブラケットを、短時間で容易に組電池に取り付け可能な、ブラケットの取付方法、及び電池パックを提供する。
【解決手段】エンドプレート12・13のブラケット取付面の左右方向における両端部には、ダボ12b・13b及び位置決め部12c・13cが形成され、ブラケット20・30は、ダボ孔20b・30b、及び掛止爪20c・30cを有し、取付工程S1にて、ダボ孔20bにダボ12bを挿嵌すると共に、掛止爪20cを位置決め部13cに掛止した状態で、ブラケット20と組電池10とを締結し、ダボ孔30bにダボ13bを挿嵌すると共に、掛止爪30cを位置決め部12cに掛止した状態で、ブラケット30と組電池10とを締結する。本発明に係る電池パックは、組電池10と、ブラケット20・30と、ブラケット20・30を介して組電池10と接合されるロアケースとを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】エンドプレート12・13のブラケット取付面の左右方向における両端部には、ダボ12b・13b及び位置決め部12c・13cが形成され、ブラケット20・30は、ダボ孔20b・30b、及び掛止爪20c・30cを有し、取付工程S1にて、ダボ孔20bにダボ12bを挿嵌すると共に、掛止爪20cを位置決め部13cに掛止した状態で、ブラケット20と組電池10とを締結し、ダボ孔30bにダボ13bを挿嵌すると共に、掛止爪30cを位置決め部12cに掛止した状態で、ブラケット30と組電池10とを締結する。本発明に係る電池パックは、組電池10と、ブラケット20・30と、ブラケット20・30を介して組電池10と接合されるロアケースとを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電池パックを成すロアケースと組電池とを接合するためのブラケットを当該組電池に取り付ける技術に関する。
ハイブリッド自動車、及び電気自動車等の車両に搭載される電池パックは、少なくとも一つのセル(二次電池)を備える電池モジュールが複数個積層されて成る組電池と、当該組電池と締結されるロアケースとを具備している。
上記のような電池パックを製造する工程においては、組電池とロアケースとをロアケースの下面側からボルトによって締結する。
組電池とロアケースとを締結する際には、その作業を効率的に行うため、組電池及びロアケースをクランプによって一体的に固定した状態で、ロアケースの下面が側方を向くように傾斜させている。詳細には、組電池及びロアケースを概ね作業者の頭の高さに配置すると共に、ロアケースの下面が作業者を臨むように傾斜させている。
組電池とロアケースとを締結する際には、その作業を効率的に行うため、組電池及びロアケースをクランプによって一体的に固定した状態で、ロアケースの下面が側方を向くように傾斜させている。詳細には、組電池及びロアケースを概ね作業者の頭の高さに配置すると共に、ロアケースの下面が作業者を臨むように傾斜させている。
しかしながら、複数の組電池を設置するような大型のロアケースを用いる場合には、上記のように組電池及びロアケースをクランプによって固定することが困難となる。
そのため、大型のロアケースに対応すべく、一対のブラケットを介して、組電池とロアケースとを接合することが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
詳細には、組電池に一対のブラケットを取り付けた後、作業台に載置された状態のロアケースに組電池を設置し、一対のブラケットを介して、組電池とロアケースとを接合する。
そのため、大型のロアケースに対応すべく、一対のブラケットを介して、組電池とロアケースとを接合することが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
詳細には、組電池に一対のブラケットを取り付けた後、作業台に載置された状態のロアケースに組電池を設置し、一対のブラケットを介して、組電池とロアケースとを接合する。
上記のように、一対のブラケットを介して、組電池とロアケースとを接合する場合においては、一対のブラケットを組電池に取り付ける作業を行う必要がある。
一対のブラケットを組電池に取り付ける作業においては、従来と同様に傾斜させた組電池に対して、作業者が一対のブラケットをボルトによって締結する。この時、作業者は、一方の手でブラケットを所定の位置に固定させつつ、ボルトによる締結を行わなければならないため、作業が非常に煩雑となる。そのため、一対のブラケットを組電池に取り付ける作業を短時間で行うことが困難であった。
一対のブラケットを組電池に取り付ける作業においては、従来と同様に傾斜させた組電池に対して、作業者が一対のブラケットをボルトによって締結する。この時、作業者は、一方の手でブラケットを所定の位置に固定させつつ、ボルトによる締結を行わなければならないため、作業が非常に煩雑となる。そのため、一対のブラケットを組電池に取り付ける作業を短時間で行うことが困難であった。
本発明は、組電池とロアケースとを接合するためのブラケットを、短時間で容易に組電池に取り付け可能な、ブラケットの取付方法、及び電池パックを提供することを課題とする。
本発明に係るブラケットの取付方法は、電池モジュールが複数個積層されて成る組電池に対して、当該組電池とロアケースとを接合するための一対のブラケットを取り付ける、ブラケットの取付方法であって、前記組電池は、前記複数の電池モジュールを積層方向における両側から挟持する一対のエンドプレートを有し、各エンドプレートにおける前記一対のブラケットが取り付けられるブラケット取付面には、突出部、及び位置決め部が形成され、前記突出部、及び前記位置決め部は、前記ブラケット取付面における、前記複数の電池モジュールの積層方向に対して垂直となる方向の一端部及び他端部にそれぞれ配置され、各ブラケットは、挿嵌部、及び掛止爪を有し、一方のブラケットの挿嵌部に、一方のエンドプレートの突出部を挿嵌すると共に、一方のブラケットの掛止爪を、他方のエンドプレートの位置決め部に掛止し、他方のブラケットの挿嵌部に、他方のエンドプレートの突出部を挿嵌すると共に、他方のブラケットの掛止爪を、一方のエンドプレートの位置決め部に掛止する。
本発明に係るブラケットの取付方法において、前記突出部は、前記ブラケット取付面に対して垂直に突出するように形成され、前記位置決め部は、前記エンドプレートが前記ブラケット取付面に沿って、前記複数の電池モジュールの積層方向に対して垂直となる方向に突出するように形成されることが好ましい。
本発明に係る電池パックは、電池モジュールが複数個積層されて成る組電池と、前記組電池に取り付けられる一対のブラケットと、前記一対のブラケットを介して前記組電池と接合されるロアケースと、を具備する電池パックであって、前記組電池は、前記複数の電池モジュールを積層方向における両側から挟持する一対のエンドプレートを有し、各エンドプレートにおける前記一対のブラケットが取り付けられるブラケット取付面には、突出部、及び位置決め部が形成され、前記突出部、及び前記位置決め部は、前記ブラケット取付面における、前記複数の電池モジュールの積層方向に対して垂直となる方向の一端部及び他端部にそれぞれ配置され、各ブラケットは、挿嵌部、及び掛止爪を有し、一方のブラケットの挿嵌部には、一方のエンドプレートの突出部が挿嵌され、一方のブラケットの掛止爪は、他方のエンドプレートの位置決め部に掛止され、他方のブラケットの挿嵌部には、他方のエンドプレートの突出部が挿嵌され、他方のブラケットの掛止爪は、一方のエンドプレートの位置決め部に掛止される。
本発明に係るブラケットの取付方法、及び電池パックによれば、組電池とロアケースとを接合するためのブラケットを、短時間で容易に組電池に取り付けることができる。
以下では、図1〜図4を参照して、本発明に係る電池パックにおけるブラケットの取付方法の一実施形態である、電池パックにおける一対のブラケット20・30の取付工程S1について説明する。
取付工程S1は、本実施形態における電池パックを成す組電池10とロアケースとを固定するための一対のブラケット20・30を組電池10に取り付ける工程である。
本実施形態における電池パックは、複数の電池モジュール11・11・・・を有する組電池10と、組電池10に取り付けられる一対のブラケット20・30と、一対のブラケット20・30を介して組電池10と接合されるロアケース(不図示)とを具備する。
取付工程S1は、本実施形態における電池パックを成す組電池10とロアケースとを固定するための一対のブラケット20・30を組電池10に取り付ける工程である。
本実施形態における電池パックは、複数の電池モジュール11・11・・・を有する組電池10と、組電池10に取り付けられる一対のブラケット20・30と、一対のブラケット20・30を介して組電池10と接合されるロアケース(不図示)とを具備する。
図1に示すように、取付工程S1において、組電池10は、一対のブラケット20・30が取り付けられる面(以下、「ブラケット取付面」と記す)が側方を向くように、所定の保持手段(不図示)によって傾斜された状態で保持されている。組電池10の傾斜角度は、電池モジュール11を成すセルから電解液が漏出しない程度に設定され、例えば、水平面と、組電池10のブラケット取付面との成す角度が75度となるように設定されている。
なお、組電池10が前記ロアケースに接合される際には、組電池10のブラケット取付面が下面となる。そのため、以下では、説明の便宜上、組電池10のブラケット取付面を基準として、組電池10の上下方向を規定する。更に、図1における矢印の如く、組電池10の前後方向、及び左右方向を規定する。
なお、組電池10が前記ロアケースに接合される際には、組電池10のブラケット取付面が下面となる。そのため、以下では、説明の便宜上、組電池10のブラケット取付面を基準として、組電池10の上下方向を規定する。更に、図1における矢印の如く、組電池10の前後方向、及び左右方向を規定する。
組電池10は、複数の電池モジュール11・11・・・と、一対のエンドプレート12・13と、複数の拘束ロッド14・14・・・とを具備する。
電池モジュール11は、少なくとも一つのセル(二次電池)が扁平な略直方体状の容器に収納されて構成されており、当該容器の幅広面同士が接触するように、複数(本実施形態においては、18個)の電池モジュール11・11・・・が積層されている。電池モジュール11のブラケット取付面の左右方向における一端部には、ボルト穴11aが形成されており、複数の電池モジュール11・11・・・は、ボルト穴11aが左右方向における相反する位置に交互に配置されるように積層される。詳細には、最前に位置する電池モジュール11においては、ボルト穴11aが左端部に位置し、最前から二番目に位置する電池モジュール11においては、ボルト穴11aが右端部に位置し、最前から三番目に位置する電池モジュール11においては、ボルト穴11aが左端部に位置するように、複数の電池モジュール11・11・・・が積層される。
複数の電池モジュール11・11・・・は、前後方向に沿って積層された状態で、一対のエンドプレート12・13、及び複数の拘束ロッド14・14・・・によって一体的に拘束されている。
複数の電池モジュール11・11・・・は、前後方向に沿って積層された状態で、一対のエンドプレート12・13、及び複数の拘束ロッド14・14・・・によって一体的に拘束されている。
一対のエンドプレート12・13は、それぞれ電池モジュール11と略同様の形状を有する板材であり、板面が電池モジュール11の幅広面に接触するように配置される。一対のエンドプレート12・13は、複数の拘束ロッド14・14・・・によって互いに連結され、複数の電池モジュール11・11・・・を積層方向における両側から挟持する。詳細には、エンドプレート12が複数の電池モジュール11・11・・・の前側に配置され、エンドプレート13が複数の電池モジュール11・11・・・の後側に配置される。
拘束ロッド14は、前後方向に沿って延出する棒材であり、本実施形態においては、四つの拘束ロッド14・14・14・14が組電池10に設けられている。
拘束ロッド14は、前後方向に沿って延出する棒材であり、本実施形態においては、四つの拘束ロッド14・14・14・14が組電池10に設けられている。
図2(a)に示すように、エンドプレート12のブラケット取付面(図2(a)における下面)には、二つの締結部12a・12aが下方に突出するように形成され、互いに所定の距離を空けて配置されている。更に、エンドプレート12におけるブラケット取付面とは反対側の面(図2(a)における上面)には、二つの締結部12a・12aが上方に突出するように形成され、互いに所定の距離を空けて配置されている。つまり、エンドプレート12には、四つの締結部12a・12a・12a・12aが形成されている。
締結部12aは、拘束ロッド14をエンドプレート12に固定するための部位であり、ボルト15(図1参照)によって拘束ロッド14と締結される。締結部12aは、拘束ロッド14と締結された際に、当該拘束ロッド14が複数の電池モジュール11・11・・・に干渉しないように形成されている。
締結部12aは、拘束ロッド14をエンドプレート12に固定するための部位であり、ボルト15(図1参照)によって拘束ロッド14と締結される。締結部12aは、拘束ロッド14と締結された際に、当該拘束ロッド14が複数の電池モジュール11・11・・・に干渉しないように形成されている。
更に、図2(a)及び図2(b)に示すように、エンドプレート12のブラケット取付面(図2(a)における下面)における、複数の電池モジュール11・11・・・の積層方向に対して垂直となる方向(左右方向)の両端部には、ダボ12b及び位置決め部12cが形成されている。
ダボ12bは、エンドプレート12のブラケット取付面から下方に突出する突出部であり、エンドプレート12におけるブラケット取付面の右端部に配置されている。詳細には、エンドプレート12には、そのブラケット取付面が右方向に延長されるように延長部12dが形成されており、延長部12dの下面にダボ12bが形成されている。
延長部12dは、エンドプレート12の下端部において、エンドプレート12の右端面から右方に突出するように形成されている。延長部12dの上下寸法は、エンドプレート12の上下寸法に比べて極めて小さく設定されている。
延長部12dは、エンドプレート12の下端部において、エンドプレート12の右端面から右方に突出するように形成されている。延長部12dの上下寸法は、エンドプレート12の上下寸法に比べて極めて小さく設定されている。
位置決め部12cは、エンドプレート12の下端部において、エンドプレート12の左端面から左方に突出するように形成されている。位置決め部12cの上下寸法は、エンドプレート12の上下寸法に比べて極めて小さく設定されている。位置決め部12cの前後寸法は、エンドプレート12の前後寸法に比べて小さく設定されており、位置決め部12cは、その前部を切り欠いた形状を有している。
つまり、位置決め部12cは、延長部12dと同様に、エンドプレート12のブラケット取付面が左方向に延長されるように形成されているが、その前部が切り欠かれている点で延長部12dと異なる。
つまり、位置決め部12cは、延長部12dと同様に、エンドプレート12のブラケット取付面が左方向に延長されるように形成されているが、その前部が切り欠かれている点で延長部12dと異なる。
図1に示すように、エンドプレート13は、エンドプレート12と略同様に構成されており、エンドプレート13のブラケット取付面における、複数の電池モジュール11・11・・・の積層方向に対して垂直となる方向(左右方向)の両端部には、ダボ13b、及び位置決め部13cが形成されている。
ダボ13bは、エンドプレート12のダボ12bと略同様に構成されており、エンドプレート13におけるブラケット取付面の左端部に形成されている。
位置決め部13cは、エンドプレート12の位置決め部12cと略同様に構成されており、エンドプレート13の下端部において、エンドプレート13の右端面から右方に突出するように形成されている。位置決め部13cは、その後部を切り欠いた形状を有している。
なお、エンドプレート13は、エンドプレート12と同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。
ダボ13bは、エンドプレート12のダボ12bと略同様に構成されており、エンドプレート13におけるブラケット取付面の左端部に形成されている。
位置決め部13cは、エンドプレート12の位置決め部12cと略同様に構成されており、エンドプレート13の下端部において、エンドプレート13の右端面から右方に突出するように形成されている。位置決め部13cは、その後部を切り欠いた形状を有している。
なお、エンドプレート13は、エンドプレート12と同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。
このように構成された一対のエンドプレート12・13において、ダボ12b及び位置決め部12c、並びにダボ13b及び位置決め部13cは、従来、組電池10が搬送される際の位置決めのために利用されている。
本実施形態における電池パックの製造工程において、組電池10は、所定の搬送パレット上に載置された状態で搬送される。当該搬送パレットには、一対のエンドプレート12・13のダボ12b・13bを挿嵌可能な二つの位置決め穴と、組電池10が載置される面から突出した二つの位置決めピンとが形成されている。
前記搬送パレットの二つの位置決め穴は、組電池10における一対のエンドプレート12・13のダボ12b・13bの位置に合わせて配置されている。
前記搬送パレットの二つの位置決めピンは、組電池10における一対のエンドプレート12・13の位置決め部12c・13cの切り欠きの位置に合わせて配置されている。この時、一対のエンドプレート12・13における位置決め部12c・13cには、切り欠きが形成されているため、前記搬送パレットの二つの位置決めピンがエンドプレート12・13に干渉することがない。
組電池10を前記搬送パレットに載置する際には、一対のエンドプレート12・13のダボ12b・13bを前記搬送パレットにおける二つの位置決め穴に挿嵌すると共に、一対のエンドプレート12・13の位置決め部12c・13cの切り欠き部分を前記搬送パレットにおける二つの位置決めピンの位置に配置する。こうして、前記搬送パレットにおける二つの位置決め穴に、一対のエンドプレート12・13のダボ12b・13bが挿嵌されることによって、前記搬送パレット上における所定の位置に組電池10が位置決めされると共に、前記搬送パレットにおける二つの位置決めピンを避けるような形状を有する位置決め部12c・13cが当該二つの位置決めピンの側面に当接することによって、前記搬送パレット上における組電池10の移動が規制されることとなる。
本実施形態における電池パックの製造工程において、組電池10は、所定の搬送パレット上に載置された状態で搬送される。当該搬送パレットには、一対のエンドプレート12・13のダボ12b・13bを挿嵌可能な二つの位置決め穴と、組電池10が載置される面から突出した二つの位置決めピンとが形成されている。
前記搬送パレットの二つの位置決め穴は、組電池10における一対のエンドプレート12・13のダボ12b・13bの位置に合わせて配置されている。
前記搬送パレットの二つの位置決めピンは、組電池10における一対のエンドプレート12・13の位置決め部12c・13cの切り欠きの位置に合わせて配置されている。この時、一対のエンドプレート12・13における位置決め部12c・13cには、切り欠きが形成されているため、前記搬送パレットの二つの位置決めピンがエンドプレート12・13に干渉することがない。
組電池10を前記搬送パレットに載置する際には、一対のエンドプレート12・13のダボ12b・13bを前記搬送パレットにおける二つの位置決め穴に挿嵌すると共に、一対のエンドプレート12・13の位置決め部12c・13cの切り欠き部分を前記搬送パレットにおける二つの位置決めピンの位置に配置する。こうして、前記搬送パレットにおける二つの位置決め穴に、一対のエンドプレート12・13のダボ12b・13bが挿嵌されることによって、前記搬送パレット上における所定の位置に組電池10が位置決めされると共に、前記搬送パレットにおける二つの位置決めピンを避けるような形状を有する位置決め部12c・13cが当該二つの位置決めピンの側面に当接することによって、前記搬送パレット上における組電池10の移動が規制されることとなる。
図1に示すように、一対のブラケット20・30は、組電池10の前後方向に沿って延出する金属製の板材であり、一対のブラケット20・30の前後寸法は、組電池10の前後寸法と略同一に設定されている。一対のブラケット20・30は、それぞれ組電池10の右端部、及び組電池10の左端部に取り付けられる。
ブラケット20には、組電池10の右端部に位置する複数のボルト穴11a・11a・・・の位置に合わせて、当該複数のボルト穴11a・11a・・・と同数の貫通孔20a・20a・・・が形成されている。
更に、ブラケット20には、エンドプレート12のダボ12bを挿嵌可能なダボ孔20b、及びエンドプレート13の位置決め部13cに掛止可能な掛止爪20cが形成されている。
ダボ孔20bは、エンドプレート12のダボ12bの外径よりも若干大きい径を有する円状の貫通孔であり、エンドプレート12のダボ12bの位置に合わせて配置されている。ダボ孔20bは、エンドプレート12のダボ12bを挿嵌可能な挿嵌部として機能する。
掛止爪20cは、フック状に形成され、エンドプレート13の位置決め部13cの位置に合わせて配置されている。掛止爪20cの詳細な構成については後述する。
ダボ孔20bは、エンドプレート12のダボ12bの外径よりも若干大きい径を有する円状の貫通孔であり、エンドプレート12のダボ12bの位置に合わせて配置されている。ダボ孔20bは、エンドプレート12のダボ12bを挿嵌可能な挿嵌部として機能する。
掛止爪20cは、フック状に形成され、エンドプレート13の位置決め部13cの位置に合わせて配置されている。掛止爪20cの詳細な構成については後述する。
ブラケット30には、組電池10の左端部に位置する複数のボルト穴11a・11a・・・の位置に合わせて、当該複数のボルト穴11a・11a・・・と同数の貫通孔30a・30a・・・が形成されている。
更に、ブラケット30には、エンドプレート13のダボ13bを挿嵌可能なダボ孔30b、及びエンドプレート12の位置決め部12cに掛止可能な掛止爪30cが形成されている。
ダボ孔30bは、エンドプレート13のダボ13bの外径よりも若干大きい径を有する円状の貫通孔であり、エンドプレート13のダボ13bの位置に合わせて配置されている。
掛止爪30cは、フック状に形成され、エンドプレート12の位置決め部12cの位置に合わせて配置されている。掛止爪30cの詳細な構成については後述する。
ダボ孔30bは、エンドプレート13のダボ13bの外径よりも若干大きい径を有する円状の貫通孔であり、エンドプレート13のダボ13bの位置に合わせて配置されている。
掛止爪30cは、フック状に形成され、エンドプレート12の位置決め部12cの位置に合わせて配置されている。掛止爪30cの詳細な構成については後述する。
図3に示すように、ブラケット20のダボ孔20bに、エンドプレート12のダボ12bを挿嵌すると共に、ブラケット20の掛止爪20cを、エンドプレート13の位置決め部13cに掛止することで、ブラケット20が組電池10に固定される。
更に、ブラケット30のダボ孔30bに、エンドプレート13のダボ13bを挿嵌すると共に、ブラケット30の掛止爪30cを、エンドプレート12の位置決め部12cに掛止することで、ブラケット30が組電池10に固定される。
更に、ブラケット30のダボ孔30bに、エンドプレート13のダボ13bを挿嵌すると共に、ブラケット30の掛止爪30cを、エンドプレート12の位置決め部12cに掛止することで、ブラケット30が組電池10に固定される。
図4(a)に示すように、ブラケット20の掛止爪20cは、位置決め部13cの右端面に接触するように上方に突出し、更に位置決め部13cの上端面に接触するように左方に突出している。このように、掛止爪20cは、フック状に形成され、エンドプレート13の位置決め部13cに、右方から掛止できるように構成されている。
図4(b)に示すように、ブラケット30の掛止爪30cは、位置決め部12cの前端面に接触するように上方に突出している。このように、掛止爪20cは、フック状に形成され、エンドプレート12の位置決め部12cに、下方から掛止できるように構成されている。ブラケット30は、薄い金属製の板材であるため、そのスプリング力により、エンドプレート12の位置決め部12cに、下方から掛止可能となっている。
図4(b)に示すように、ブラケット30の掛止爪30cは、位置決め部12cの前端面に接触するように上方に突出している。このように、掛止爪20cは、フック状に形成され、エンドプレート12の位置決め部12cに、下方から掛止できるように構成されている。ブラケット30は、薄い金属製の板材であるため、そのスプリング力により、エンドプレート12の位置決め部12cに、下方から掛止可能となっている。
取付工程S1においては、ブラケット20のダボ孔20bに、エンドプレート12のダボ12bを挿嵌すると共に、ブラケット20の掛止爪20cを、エンドプレート13の位置決め部13cに掛止した後、ブラケット20の各貫通孔20aを通して、組電池10の右端部に位置する各ボルト穴11aにボルトを取り付けることで、ブラケット20と組電池10とを締結する。
この時、ブラケット20のダボ孔20bに、エンドプレート12のダボ12bが挿嵌されると共に、ブラケット20の掛止爪20cが、エンドプレート13の位置決め部13cに掛止されることで、ブラケット20と組電池10とが固定されているため、短時間で容易にブラケット20を組電池10に取り付けることができる。
更に、取付工程S1においては、ブラケット30のダボ孔30bに、エンドプレート13のダボ13bを挿嵌すると共に、ブラケット30の掛止爪30cを、エンドプレート12の位置決め部12cに掛止した後、ブラケット30の各貫通孔30aを通して、組電池10の左端部に位置する各ボルト穴11aにボルトを取り付けることで、ブラケット30と組電池10とを締結する。
この時、ブラケット30のダボ孔30bに、エンドプレート13のダボ13bが挿嵌されると共に、ブラケット30の掛止爪30cが、エンドプレート12の位置決め部12cに掛止されることで、ブラケット30と組電池10とが固定されているため、短時間で容易にブラケット30を組電池10に取り付けることができる。
このように、一対のブラケットを組電池に取り付ける作業においては、従来のように、作業者が一方の手でブラケットを所定の位置に固定させつつ、ボルトによる締結を行う必要がない。
この時、ブラケット20のダボ孔20bに、エンドプレート12のダボ12bが挿嵌されると共に、ブラケット20の掛止爪20cが、エンドプレート13の位置決め部13cに掛止されることで、ブラケット20と組電池10とが固定されているため、短時間で容易にブラケット20を組電池10に取り付けることができる。
更に、取付工程S1においては、ブラケット30のダボ孔30bに、エンドプレート13のダボ13bを挿嵌すると共に、ブラケット30の掛止爪30cを、エンドプレート12の位置決め部12cに掛止した後、ブラケット30の各貫通孔30aを通して、組電池10の左端部に位置する各ボルト穴11aにボルトを取り付けることで、ブラケット30と組電池10とを締結する。
この時、ブラケット30のダボ孔30bに、エンドプレート13のダボ13bが挿嵌されると共に、ブラケット30の掛止爪30cが、エンドプレート12の位置決め部12cに掛止されることで、ブラケット30と組電池10とが固定されているため、短時間で容易にブラケット30を組電池10に取り付けることができる。
このように、一対のブラケットを組電池に取り付ける作業においては、従来のように、作業者が一方の手でブラケットを所定の位置に固定させつつ、ボルトによる締結を行う必要がない。
取付工程S1にて、組電池10に一対のブラケット20・30が取り付けられた後は、作業台に載置された状態の前記ロアケースに組電池10が設置され、一対のブラケット20・30を介して、組電池10と前記ロアケースとがボルトによって締結される。
10 組電池
11 電池モジュール
12 エンドプレート
12b ダボ
12c 位置決め部
13 エンドプレート
13b ダボ
13c 位置決め部
20 ブラケット
20b ダボ孔
20c 掛止爪
30 ブラケット
30b ダボ孔
30c 掛止爪
11 電池モジュール
12 エンドプレート
12b ダボ
12c 位置決め部
13 エンドプレート
13b ダボ
13c 位置決め部
20 ブラケット
20b ダボ孔
20c 掛止爪
30 ブラケット
30b ダボ孔
30c 掛止爪
Claims (3)
- 電池モジュールが複数個積層されて成る組電池に対して、当該組電池とロアケースとを接合するための一対のブラケットを取り付ける、ブラケットの取付方法であって、
前記組電池は、前記複数の電池モジュールを積層方向における両側から挟持する一対のエンドプレートを有し、
各エンドプレートにおける前記一対のブラケットが取り付けられるブラケット取付面には、突出部、及び位置決め部が形成され、
前記突出部、及び前記位置決め部は、前記ブラケット取付面における、前記複数の電池モジュールの積層方向に対して垂直となる方向の一端部及び他端部にそれぞれ配置され、
各ブラケットは、挿嵌部、及び掛止爪を有し、
一方のブラケットの挿嵌部に、一方のエンドプレートの突出部を挿嵌すると共に、一方のブラケットの掛止爪を、他方のエンドプレートの位置決め部に掛止し、
他方のブラケットの挿嵌部に、他方のエンドプレートの突出部を挿嵌すると共に、他方のブラケットの掛止爪を、一方のエンドプレートの位置決め部に掛止する、
ことを特徴とする、ブラケットの取付方法。 - 前記突出部は、前記ブラケット取付面に対して垂直に突出するように形成され、
前記位置決め部は、前記エンドプレートが前記ブラケット取付面に沿って、前記複数の電池モジュールの積層方向に対して垂直となる方向に突出するように形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載のブラケットの取付方法。 - 電池モジュールが複数個積層されて成る組電池と、
前記組電池に取り付けられる一対のブラケットと、
前記一対のブラケットを介して前記組電池と接合されるロアケースと、を具備する電池パックであって、
前記組電池は、前記複数の電池モジュールを積層方向における両側から挟持する一対のエンドプレートを有し、
各エンドプレートにおける前記一対のブラケットが取り付けられるブラケット取付面には、突出部、及び位置決め部が形成され、
前記突出部、及び前記位置決め部は、前記ブラケット取付面における、前記複数の電池モジュールの積層方向に対して垂直となる方向の一端部及び他端部にそれぞれ配置され、
各ブラケットは、挿嵌部、及び掛止爪を有し、
一方のブラケットの挿嵌部には、一方のエンドプレートの突出部が挿嵌され、
一方のブラケットの掛止爪は、他方のエンドプレートの位置決め部に掛止され、
他方のブラケットの挿嵌部には、他方のエンドプレートの突出部が挿嵌され、
他方のブラケットの掛止爪は、一方のエンドプレートの位置決め部に掛止される、
ことを特徴とする電池パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011290169A JP2013140694A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | ブラケットの取付方法、及び電池パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011290169A JP2013140694A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | ブラケットの取付方法、及び電池パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013140694A true JP2013140694A (ja) | 2013-07-18 |
Family
ID=49037972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011290169A Pending JP2013140694A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | ブラケットの取付方法、及び電池パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013140694A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2011
- 2011-12-28 JP JP2011290169A patent/JP2013140694A/ja active Pending
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