JP2009266329A - スタティックram - Google Patents
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Abstract
【課題】センスアンプ起動タイミングの最適化を図り、アクセスタイムの短縮化を図ることができるSRAMを提供する。
【解決手段】センスアンプ起動タイミング制御回路60内に、VDDにリセットされるダミービット線DBLと、ダミービット線DBLに接続され、メモリセルの選択時に選択される複数のレプリカセルと、メモリセルの選択後、ダミービット線DBLがVDD/2に下降すると、ダミービット線DBLの電位をVDDにリセットするリセット回路と、メモリセルの選択後、ダミービット線DBLが2回目にVDD/2に下降したときに、センスアンプ起動タイミング信号STCLKを生成するセンスアンプ起動タイミング信号生成部とを含める。
【選択図】図1
【解決手段】センスアンプ起動タイミング制御回路60内に、VDDにリセットされるダミービット線DBLと、ダミービット線DBLに接続され、メモリセルの選択時に選択される複数のレプリカセルと、メモリセルの選択後、ダミービット線DBLがVDD/2に下降すると、ダミービット線DBLの電位をVDDにリセットするリセット回路と、メモリセルの選択後、ダミービット線DBLが2回目にVDD/2に下降したときに、センスアンプ起動タイミング信号STCLKを生成するセンスアンプ起動タイミング信号生成部とを含める。
【選択図】図1
Description
本発明は、メモリセルから読み出された電圧を増幅するセンスアンプの起動タイミングを最適タイミングに制御するセンスアンプ起動タイミング制御回路を有するスタティックRAM(static random access memory.以下、SRAMという)に関する。
図8は従来のSRAMの一例の一部分を示す回路図である。図8中、1はメモリセル、WLはワード線、BL、BLxはビット線、DB、DBxはデータバス、2はセンスアンプ、3はセンスアンプ起動タイミング制御回路、4はセンスアンプ起動信号生成回路である。
メモリセル1は、記憶媒体としてCMOSインバータ5、6をクロス接続したフリップフロップ7を有している。CMOSインバータ5、6において、8、9はPMOSトランジスタ、10、11はNMOSトランジスタである。また、12、13は転送ゲートをなすNMOSトランジスタである。
センスアンプ2は、PMOSトランジスタ14、15と、NMOSトランジスタ16〜18とを有している。PMOSトランジスタ14、15及びPMOSトランジスタ16、17はラッチ型アンプとして動作するものである。NMOSトランジスタ18は、センスアンプ起動信号SAEによりON、OFFが制御されるものである。
ここで、センスアンプ起動信号SAEがLレベルのときは、NMOSトランジスタ18はOFFとなり、センスアンプ2は非活性状態となる。これに対して、センスアンプ起動信号SAEがHレベルのときは、NMOSトランジスタ18はONとなり、センスアンプ2は活性状態となる。
センスアンプ起動タイミング制御回路3は、センスアンプ起動タイミング信号STCLKを生成するものである。センスアンプ起動信号生成回路4は、センスアンプ起動タイミング制御回路3が出力するセンスアンプ起動タイミング信号STCLKを受けてセンスアンプ起動信号SAEを生成するものである。
図9はセンスアンプ起動タイミング制御回路3の構成を示す回路図である。図9中、20はセルフリセット回路、21はセルフリセット回路20の出力信号OUTを反転してセンスアンプ起動タイミング信号STCLKを出力するインバータである。
セルフリセット回路20において、DWLLはダミーワード線、DBLはダミービット線、22は電源電圧VDDを供給するVDD電源線、23はPMOSトランジスタ、24はインバータ、25−1、25−Nはレプリカセルである。レプリカセル25−2〜25−(N−1)は図示を省略している。レプリカセル25−1〜25−Nは、メモリセル1が有するトランジスタと同一サイズのトランジスタを使用して構成されたものである。
PMOSトランジスタ23は、ダミービット線DBLの電位を電源電位VDDにプリチャージするものであり、ソースをVDD電源線22に接続し、ドレインをダミービット線DBLに接続し、ゲートをダミーワード線DWLLに接続している。インバータ24は、ダミービット線DBLの電位変化を検出してダミービット線電位検出信号OUTを出力するものであり、そのスレッショルド電位を0.5×VDDとするものである。
レプリカセル25−1は、記憶媒体としてCMOSインバータ26−1、27−1をクロス接続してなるフリップフロップ28−1を有している。CMOSインバータ26−1、27−1において、29−1、30−1はPMOSトランジスタ、31−1、32−1はNMOSトランジスタである。
また、33−1、34−1は転送ゲートをなすNMOSトランジスタである。NMOSトランジスタ33−1は、ソースをダミービット線DBLに接続し、ドレインを記憶ノード35−1に接続し、ゲートをダミーワード線DWLLに接続している。NMOSトランジスタ34−1は、ソースを開放とし、ドレインを記憶ノード36−1に接続し、ゲートをダミーワード線DWLLに接続している。
また、記憶ノード36−1は、VDD電源線に接続されている。したがって、電源投入後、レプリカセル25−1においては、常に、PMOSトランジスタ29−1はOFF、NMOSトランジスタ31−1はON、PMOSトランジスタ30−1はON、NMOSトランジスタ32−1はOFFとなる。
レプリカセル25−Nは、記憶媒体としてCMOSインバータ26−N、27−Nをクロス接続してなるフリップフロップ28−Nを有している。CMOSインバータ26−N、27−Nにおいて、29−N、30−NはPMOSトランジスタ、31−N、32−NはNMOSトランジスタである。
また、33−N、34−Nは転送ゲートをなすNMOSトランジスタである。NMOSトランジスタ33−Nは、ソースをダミービット線DBLに接続し、ドレインを記憶ノード35−Nに接続し、ゲートをダミーワード線DWLLに接続している。NMOSトランジスタ34−Nは、ソースを開放とし、ドレインを記憶ノード36−Nに接続し、ゲートをダミーワード線DWLLに接続している。
また、記憶ノード36−Nは、VDD電源線に接続されている。したがって、電源投入後、レプリカセル25−Nにおいては、常に、PMOSトランジスタ29−NはOFF、NMOSトランジスタ31−NはON、PMOSトランジスタ30−NはON、NMOSトランジスタ32−NはOFFとなる。
図示しないレプリカセル25−2〜25−(N−1)も、レプリカセル25−1、25−Nと同様に構成され、レプリカセル25−1、25−Nと同様にダミーワード線DWLL及びダミービット線DBLに接続される。
図10はセンスアンプ起動タイミング制御回路3の動作を示す波形図である。(A)はダミービット線DWLLの電位、(B)はダミービット線DBLの電位、(C)はセルフリセット回路20が出力するダミービット線電位検出信号OUT、(D)はセンスアンプ起動タイミング制御回路3が出力するセンスアンプ起動タイミング信号STCLKを示している。
ここで、ダミーワード線DWLLの電位がLレベルである場合、PMOSトランジスタ23はONとなっており、NMOSトランジスタ33−1〜33−NはOFFとなっている。この結果、ダミービット線DBLはPMOSトランジスタ23を介して充電されており、ダミービット線DBLの電位は電源電位VDD、ダミービット線電位検出信号OUTはLレベル、センスアンプ起動タイミング信号STCLKはHレベルになっている。
この状態から、ダミーワード線DWLLの電位をHレベルにすると、PMOSトランジスタ23はOFF、NMOSトランジスタ33−1〜33−NはONとなる。この結果、レプリカセル25−i(但し、i=1、2、…、Nである。)においては、ダミービット線DBLからNMOSトランジスタ33−i、31−iを介して接地側に電流が流れ、ダミービット線DBLの電位は接地電位0Vに向かって下降し始める。その後、ダミービット線DBLの電位がインバータ24のスレッショルド電位(0.5×VDD)に達すると、ダミービット線電位検出信号OUTはHレベル、センスアンプ起動信号STCLKはLレベルとなる。
その後、ダミーワード線DWLLの電位をLレベルに戻すと、PMOSトランジスタ23はON、NMOSトランジスタ33−1〜33−NはOFFとなる。この結果、ダミービット線DBLはPMOSトランジスタ23を介して充電され、ダミービット線DBLの電位は電源電位VDDに向かって上昇する。その後、ダミービット線DBLの電位がインバータ24のスレッショルド電位に達すると、ダミービット線電位検出信号OUTはLレベル、センスアンプ起動タイミング信号STCLKはHレベルに戻る。
図11はセンスアンプ起動信号生成回路4の構成を示す回路図である。図11中、38はインバータ、39は遅延回路、40はNAND回路、41はインバータである。インバータ38はセンスアンプ起動タイミング信号OUTを反転するものである。遅延回路39は、センスアンプ起動タイミング信号STCLKを遅延するものであり、インバータを縦列接続して構成されている。NAND回路40は、インバータ38の出力信号と遅延回路39の出力信号とをNAND処理するものである。インバータ41はNAND回路40の出力信号を反転してセンスアンプ起動信号SAEを出力するものである。
図12はセンスアンプ起動信号生成回路4の動作を示す波形図である。(A)はセンスアンプ起動タイミング信号STCLK、(B)はインバータ38の出力信号、(C)は遅延回路39の出力信号、(D)はNAND回路40の出力信号、(E)はセンスアンプ起動信号SAEを示している。
ここで、センスアンプ起動タイミング信号STCLKがHレベルである場合、インバータ38の出力信号はLレベル、遅延回路39の出力信号はHレベル、NAND回路40の出力信号はHレベル、センスアンプ起動信号SAEはLレベルとなる。
この状態から、センスアンプ起動タイミング信号STCLKがLレベルになると、インバータ38の出力信号はHレベルとなり、NAND回路40の出力信号はLレベル、センスアンプ起動信号SAEはHレベルとなる。その後、遅延回路39の遅延時間が経過すると、遅延回路39の出力信号はLレベルになる。この結果、NAND回路40の出力信号はHレベルとなり、センスアンプ起動信号SAEはLレベルに戻る。
即ち、センスアンプ起動信号生成回路4は、センスアンプ起動タイミング信号STCLKがHレベルからLレベルに遷移すると、センスアンプ起動信号SAEをHレベルにし、一定時間だけセンスアンプ起動信号SAEをHレベルとすることにより、センスアンプ起動信号SAEのHレベル期間だけセンスアンプ2を活性状態にするというものである。
図13は図8に示す従来のSRAMのメモリセル1からのデータリード時の動作例を示す波形図である。図13はメモリセル1が“0”を記憶している場合、即ち、メモリセル1では、PMOSトランジスタ8がOFF、NMOSトランジスタ10がON、PMOSトランジスタ9がON、NMOSトランジスタ11がOFFとされ、記憶ノード43の電位が接地電位0V、記憶ノード44の電位が電源電位VDDとされている場合を例にしている。
(A)はワード線WLの電位、(B)はビット線BL、BLxの電位、(C)はデータバスDB、DBxの電位、(D)はダミーワード線DWLLの電位、(E)はダミービット線DBLの電位、(F)はセンスアンプ起動タイミング信号STCLK、(G)はセンスアンプ起動信号SAEを示している。なお、図13(D)、(E)、(F)はそれぞれ図10(A)、(B)、(D)に対応し、図13(F)、(G)はそれぞれ図12(A)、(E)に対応している。
図8に示す従来のSRAMにおいては、リード時にメモリセルが選択される前には、ビット線BL、BLxとデータバスDB、DBxとは図示しないコラム選択回路により電気的に非接続とされた状態で、ビット線BL、BLx及びデータバスDB、DBxはそれぞれ電源電位VDDにプリチャージされている。そして、例えば、メモリセル1が選択される場合には、ワード線WL及びダミーワード線DWLLが同時にHレベルにされると共に、コラム選択回路を介してビット線BL、BLx及びデータバスDB、DBxとが電気的に接続される。
ここで、ワード線WLがHレベルとされることから、メモリセル1の転送ゲートをなすNMOSトランジスタ12、13はONとなる。この場合、NMOSトランジスタ10はONとなっているので、ビット線BLからNMOSトランジスタ12、10を介して接地側に電流が流れ始め、ビット線BLの電位は、接地電位0Vに向かって下降し始める。したがって、また、データバスDBの電位も接地電位0Vに向かって下降し始める。
他方、NMOSトランジスタ11はOFFとなっているので、ビット線BLxからNMOSトランジスタ13、11を介して接地側に電流が流れることはなく、ビット線BLxの電位は電源電位VDDに維持される。したがって、また、データバスDBxの電位も電源電位VDDに維持される。
また、ダミーワード線DWLLがHレベルとされることから、前述したように、ダミービット線DBLの電位も接地電位0Vに向かって下降し始める。その後、ダミービット線DBLの電位がインバータ24のスレッショルド電位に達すると、センスアンプ起動タイミング信号STCLKはLレベルとなる。
ここで、センスアンプ起動信号生成回路4は、センスアンプ起動タイミング信号STCLKがHレベルからLレベルに変化すると、センスアンプ起動信号SAEをHレベルにする。この結果、センスアンプ2のNMOSトランジスタ18はONとなり、センスアンプ2は活性状態となる。他方、ワード線WLはLレベルに戻されると共に、ビット線BL、BLxとデータバスDB、DBxとの間のコラム選択回路はOFFとされ、ビット線BL、BLxの電位が電源電位VDDにリセットされる。
また、この場合、データバスDBの電位<データバスDBxの電位となっているので、センスアンプ2においては、PMOSトランジスタ14はOFF、NMOSトランジスタ16はON、PMOSトランジスタ15はON、NMOSトランジスタ17はOFFとなる。この結果、データバスDBの電位は接地電位0Vに引き下げられ、データバスDBxの電位は電源電位VDDに維持される。その後、ダミーワード線DWLLがLレベルに戻され、ダミービット線DBLの電位が電源電位VDDにリセットされると共に、データバスDB、DBxの電位が電源電位VDDにリセットされる。
以上のように、図8に示す従来のSRAMにおいては、本物のメモリセル1の特性とレプリカセル25−1〜25−Nの特性との間に相関があることを利用してセンスアンプ起動タイミング信号STCLKを得るとしている。そして、センスアンプ起動タイミング制御回路3においては、レプリカセル25−1〜25−Nの負荷が本物のメモリセル1の負荷と同一となるようにダミービット線DBLを設け、レプリカセル25−1〜25−Nの“0”が出力される側の出力端子をダミービット線DBLに接続している。
この結果、ダミービット線DBLからレプリカセル25−1〜25−Nを介して接地側に流れる電流は、ビット線BL又はビット線BLxからメモリセル1を介して接地側に流れる電流よりもN倍大きく、ダミービット線DBLの電位は、ビット線BL又はビット線BLxの電位変化のN倍の早さで変化する。本例の場合、ダミービット線DBLの電位をインバータ24で受けてセンスアンプ起動タイミングを判定しているので、ダミービット線DBLの電位がインバータ24のスレッショルド電位に下降した時点がセンスアンプ起動タイミングであると判定されることになる。
他方、メモリセル1からの読み出し電圧は、センスアンプ2で受けるが、メモリセル1からのリードデータの0/1判定に必要なデータバスDB、DBx間の電圧差は、例えば、100〜150mV程度である。そこで、例えば、データバスDB、DBx間の電圧差が125mVでセンスアンプ2が起動するように設計する場合、センスアンプ2の起動時には、ダミービット線DBLの電位が0.5×VDD[V]となっていることが必要である。ここで、0.125[V]=0.5×VDD/N[V]であるから、必要とするレプリカセルの並列数Nは、N=0.5×VDD/0.125となる。
近年、SRAMの低電圧化が進み、電源電位VDDとして1[V]が当たり前になっている。この場合、必要とするレプリカセルの並列数Nは、N=0.5×1/0.125=4個となる。なお、例えば、電源電位VDDが2.5[V]である旧来のSRAMの場合には、必要とするレプリカセルの並列数Nは、N=0.5×2.5/0.125=10個となる。
ここで、図13に示すように、ワード線WLがLレベルからHレベルに遷移した後、センスアンプ起動信号SAEがLレベルからHレベルへの遷移を開始するまでの時間をセンスアンプ起動時間tslfと定義する。すると、センスアンプ起動時間tslfのバラツキは、レプリカセルの並列数Nに対して、1/√Nの関係にある。したがって、レプリカセルの並列数Nが多いほど、バラツキの少ないセンスアンプ起動タイミング信号STCLKを生成することができる。
これに対して、レプリカセルの並列数Nが少なくなると、レプリカセルのバラツキが平均化されなくなり、センスアンプ起動時間tslfのバラツキが大きくなってしまう。センスアンプ起動時間tslfのバラツキは、レプリカセル1個あたりのバラツキをσ1[sec]、レプリカセルがN個並列の場合のバラツキをσ2[sec]とすると、レプリカセルがN個並列の場合のバラツキσ2は、σ2=σ1/√Nで表すことができる。
そこで、レプリカセルの並列数が少ないセンスアンプ起動タイミング制御回路を備えるSRAMを設計する場合において、歩留まりを上げるためには、チップ内のバラツキをカバーするために、タイミング設計に大きなマージンを持たせる必要がある。このため、レプリカセルの並列数が少ないセンスアンプ起動タイミング制御回路を備えるようにすると、性能の低い(アクセスタイムの遅い)SRAMになってしまうという問題がある。
図14はセンスアンプ起動タイミング制御回路3におけるセンスアンプ起動タイミング出現確率を示す図である。横軸にダミーワード線DWLLがLレベルからHレベルに遷移してからの時間tを取り、縦軸にダミーワード線DWLLがLレベルからHレベルに遷移してから時間tが経過した時点におけるセンスアンプ起動タイミングの出現確率を取っている。
図14中、47、48はダミーワード線DWLLがLレベルからHレベルに遷移してから時間tが経過した時点におけるセンスアンプ起動タイミング出現確率を示すセンスアンプ起動タイミング出現確率関数を示している。センスアンプ起動タイミング出現確率関数47は、センスアンプ起動タイミングのバラツキが小さい場合であり、センスアンプ起動タイミング出現確率関数48は、センスアンプ起動タイミングのバラツキが大きい場合である。
ここで、センスアンプ起動タイミング出現確率関数48が示すように、センスアンプ起動タイミングのバラツキが大きい場合、充分な歩留まりを確保するためには、センスアンプ起動時間tslfの設計中心値を時間t2とし、センスアンプ起動タイミングが最も遅くなる時間t4までをスペックとして含むようにする必要がある。
これに対して、センスアンプ起動タイミング出現確率関数47が示すようなセンスアンプ起動タイミング出現確率特性を得ることができれば、充分な歩留まりを確保するためには、センスアンプ起動時間tslfの設計中心値を時間t1とし、センスアンプ起動タイミングが最も遅くなる時間t3までをスペックとして含むようにすることで足り、アクセスタイムの早いSRAMを設計することができる。なお、t0はセンスアンプ起動までに最低必要な時間である。
ここで、レプリカセルの並列数Nを増やすと、√Nの割合で、センスアンプ起動タイミングのチップ内バラツキを低減することができることから、この原理を利用し、単純にレプリカセルの並列数Nを増やすと、センスアンプ起動タイミングが早まり、データバスDB、DBx間の電位差が充分でない時点でセンスアンプ2が起動してしまい、誤読み出しが発生してしまうという不都合がある。
特開2002−367377号公報
特開2001−84775号公報
特開平11−203877号公報
本発明は、かかる点に鑑み、従来以上にセンスアンプ起動タイミングの最適化を図り、アクセスタイムの短縮化を図ることができるようにしたSRAMを提供することを目的とする。
ここで開示するSRAMは、第1の電位にプリチャージされるビット線に接続されたメモリセルと、前記メモリセルから読み出された電圧を増幅するセンスアンプと、前記センスアンプにセンスアンプ起動信号を与えて前記センスアンプを起動するセンスアンプ起動信号生成回路と、前記センスアンプ起動信号生成回路にセンスアンプ起動タイミング信号を与えて、前記センスアンプの起動タイミングを制御するセンスアンプ起動タイミング制御回路とを有している。
そして、前記センスアンプ起動タイミング制御回路は、前記第1の電位にプリチャージされるダミービット線と、前記ダミービット線に接続され、前記メモリセルの選択時に選択される複数のレプリカセルと、前記メモリセルの選択後、前記ダミービット線が第2の電位に変化すると、前記ダミービット線の電位を前記第1の電位にリセットするリセット回路と、前記メモリセルの選択後、前記ダミービット線が所定回数目に前記第2の電位になったときに、前記センスアンプ起動タイミング信号を生成するセンスアンプ起動タイミング信号生成部とを有している。
開示したSRAMにおいては、前記リセット回路は、前記メモリセルの選択後に前記ダミービット線が前記第2の電位に変化すると、前記ダミービット線の電位を前記第1の電位にリセットし、前記センスアンプ起動タイミング信号生成部は、前記メモリセルの選択後に前記ダミービット線が所定回数目に前記第2の電位になったときに、前記センスアンプ起動タイミング信号を生成する。
したがって、前記レプリカセルの数を増やしても、前記レプリカセルの数を適切な数、即ち、前記ダミービット線が所定回数目に前記第2の電位に変化する時点がセンスアンプ起動タイミングとして最適となるような数とすることにより、前記メモリセルの選択後のセンスアンプ起動タイミングのバラツキを小さくし、センスアンプ起動タイミングが最も遅くなる時間を短くし、アクセスタイムの早いものとすることができる。
図1は本発明の一実施形態の一部分を示す回路図である。図1中、51−0、51−255はメモリセルである。メモリセル51−0、51−255間に設けられているメモリセル51−1〜51−254は図示を省略している。メモリセル51−0〜51−255は、ビット線BL、BLxに接続され、ワード線WL0〜WL255を介して選択されるように構成されている。ワード線WL1〜WL254は図示を省略している。
52はビット線BL、BLx用のプリチャージ回路である。53はコラム選択信号CSを反転してプリチャージ回路52に与えるプリチャージ制御信号PCを生成するインバータである。DB、DBxはデータバスである。54はビット線BL、BLxとデータバスDB、DBxとの間に接続されたコラム選択回路である。
コラム選択回路54は、PMOSトランジスタ55、56を有している。PMOSトランジスタ55は、ソースをビット線BLに接続し、ドレインをデータバスDBに接続し、ゲートにコラム選択信号CSが与えられるように構成されている。PMOSトランジスタ56は、ソースをビット線BLxに接続し、ドレインをデータバスDBxに接続し、ゲートにコラム選択信号CSが与えられるように構成されている。
このように構成されたコラム選択回路54においては、コラム選択信号CSがLレベルの場合、PMOSトランジスタ55、56はONとなり、ビット線BL、BLxとデータバスDB、DBxとは電気的に接続される。これに対して、コラム選択信号CSがHレベルの場合には、PMOSトランジスタ55、56はOFFとなり、ビット線BL、BLxとデータバスDB、DBxとは電気的に非接続とされる。
57はデータバスDB、DBx用のプリチャージ回路であり、プリチャージ回路57にはプリチャージ制御信号EQDMが与えられる。58はデータバスDB、DBxに対応して設けられたセンスアンプである。59はデータバスDB、DBxに対応して設けられたI/O回路である。DATA_OUTはI/O回路59から出力されるリードデータである。
60はセンスアンプ起動タイミング制御回路である。センスアンプ起動タイミング制御回路60は、クロック信号CKを入力し、プリデコーダ制御信号DECと、センスアンプ起動タイミング信号STCLKとを生成するものである。
61はセンスアンプ起動信号生成回路である。センスアンプ起動信号生成回路61は、センスアンプ起動タイミング制御回路60が出力するセンスアンプ起動タイミング信号STCLKを入力して、センスアンプ58に与えるセンスアンプ起動信号SAEを生成するものである。センスアンプ起動信号生成回路61は、図8(図11)に示すセンスアンプ起動信号生成回路4と同一構成とされている。
A0〜A7は外部から与えられるロウアドレス信号、62、63、64はプリデコーダである。プリデコーダ62は、ロウアドレス信号A0〜A2をデコードして8ビットのプリデコード信号を出力するものである。プリデコーダ63は、ロウアドレス信号A3〜A5をデコードして8ビットのプリデコード信号を出力するものである。プリデコーダ64は、アドレス信号A6、A7をデコードして4ビットのプリデコード信号を出力するものである。
プリデコーダ62、63、64の基本構成は、NAND回路とインバータとを使用した従来周知の構成とされるが、本例においては、NAND回路にプリデコーダ制御信号が与えられ、プリデコーダ制御信号DECがLレベルの場合には非活性状態、プリデコーダ制御信号DECがHレベルの場合に活性状態となるように構成される。
また、65−0はワード線WL0に対応して設けられたメインデコーダ、65−255はワード線WL255に対応して設けられたメインデコーダである。ワード線WL1〜WL254に対応して設けられたメインデコーダ65−1〜65−254は図示を省略している。
メインデコーダ65−0は、NAND回路66−0とインバータ67−0とを有している。NAND回路66−0は、プリデコーダ62が出力する8ビットのプリデコード信号中の対応する1つのプリデコード信号と、プリデコーダ63が出力する8ビットのプリデコード信号中の対応する1つのプリデコード信号と、プリデコーダ64が出力する4ビットのプリデコード信号中の対応する1つのプリデコード信号とを入力するものである。インバータ67−0は、NAND回路66−0の出力を反転してワード線WL0を駆動するものである。
メインデコーダ65−255は、NAND回路66−255とインバータ67−255とを有している。NAND回路66−255は、プリデコーダ62が出力する8ビットのプリデコード信号中の対応する1つのプリデコード信号と、プリデコーダ63が出力する8ビットのプリデコード信号中の対応する1つのプリデコード信号と、プリデコーダ64が出力する4ビットのプリデコード信号中の対応する1つのプリデコード信号とを入力するものである。インバータ67−255は、NAND回路66−255の出力を反転してワード線WL255を駆動するものである。
図2はメモリセル51−0及びビット線BL、BLx用のプリチャージ回路52の構成を示す回路図である。メモリセル51−0は、CMOSインバータ70、71をクロス接続してなるフリップフロップ72を有している。CMOSインバータ70、71において、73、74はPMOSトランジスタ、75、76はNMOSトランジスタである。
また、メモリセル51−0は、転送ゲートをなすNMOSトランジスタ77、78を有している。NMOSトランジスタ77は、ドレインを記憶ノード79に接続し、ソースをビット線BLに接続し、ゲートをワード線WL0に接続している。NMOSトランジスタ78は、ドレインを記憶ノード80に接続し、ソースをビット線BLxに接続し、ゲートをワード線WL0に接続している。メモリセル51−1〜51−255も同様に構成されている。
ビット線BL、BLx用のプリチャージ回路52は、PMOSトランジスタ81〜83を有している。PMOSトランジスタ81は、ソースをVDD電源線に接続し、ドレインをビット線BLに接続し、ゲートをインバータ53の出力端子に接続している。PMOSトランジスタ82は、ソースをVDD電源線に接続し、ドレインをビット線BLxに接続し、ゲートをインバータ53の出力端子に接続している。PMOSトランジスタ83は、ソースをビット線BLに接続し、ドレインをビット線BLxに接続し、ゲートをインバータ53の出力端子に接続している。
ここで、コラム選択信号CSがHレベルのときは、プリチャージ制御信号PCはLレベルとなり、PMOSトランジスタ81〜83はONとなる。この結果、ビット線BL、BLxは電源電位VDDにプリチャージされる。これに対して、コラム選択信号CSがLレベルのときは、プリチャージ制御信号PCはHレベルとなり、PMOSトランジスタ81〜83はOFFとなる。
図3はデータバスDB、DBx用のプリチャージ回路57及びセンスアンプ58の構成を示す回路図である。データバスDB、DBx用のプリチャージ回路57は、PMOSトランジスタ86〜88を備えている。
PMOSトランジスタ86は、ソースをVDD電源線に接続し、ドレインをデータバスDBに接続し、ゲートにプリチャージ制御信号EQDMが与えられるように構成されている。PMOSトランジスタ87は、ソースをVDD電源線に接続し、ドレインをデータバスDBxに接続し、ゲートにプリチャージ制御信号EQDMが与えられるように構成されている。PMOSトランジスタ88は、ソースをデータバスDBに接続し、ドレインをデータバスDBxに接続し、ゲートにプリチャージ制御信号EQDMが与えられるように構成されている。
ここで、プリチャージ制御信号EQDMがLレベルのときは、PMOSトランジスタ86〜88はONとなり、データバスDB、DBxは電源電位VDDにプリチャージされる。これに対して、プリチャージ制御信号EQDMがHレベルのときは、PMOSトランジスタ86〜88はOFFとなる。
センスアンプ58は、PMOSトランジスタ89、90と、NMOSトランジスタ91〜93とを有している。PMOSトランジスタ89、90及びNMOSトランジスタ91、92はラッチ型アンプとして動作するものである。NMOSトランジスタ93は、センスアンプ起動信号SAEによりON、OFFが制御されるものである。
PMOSトランジスタ89は、ソースをVDD電源線に接続し、NMOSトランジスタ91は、ソースをNMOSトランジスタ93のドレインに接続している。そして、PMOSトランジスタ89のゲートとNMOSトランジスタ91のゲートは接続され、その接続点はデータバスDBxに接続されている。また、PMOSトランジスタ89のドレインとNMOSトランジスタ91のドレインは接続され、その接続点はデータバスDBに接続されている。
PMOSトランジスタ90は、ソースをVDD電源線に接続し、NMOSトランジスタ92は、ソースをNMOSトランジスタ93のドレインに接続している。そして、PMOSトランジスタ90のゲートとNMOSトランジスタ92のゲートは接続され、その接続点は、データバスDBに接続されている。また、PMOSトランジスタ90のドレインとNMOSトランジスタ92のドレインは接続され、その接続点は、データバスDBxに接続されている。NMOSトランジスタ93は、ソースを接地し、ゲートにセンスアンプ起動信号SAEが与えられるように構成されている。
このように構成されたセンスアンプ58においては、センスアンプ起動信号SAEがHレベルのときは、NMOSトランジスタ93がONとなり、センスアンプ58は活性状態となる。これに対して、センスアンプ起動信号SAEがLレベルのときは、NMOSトランジスタ93がOFFとなり、センスアンプ58は非活性状態とされる。
図4はメモリセル51−0からのデータリード時のワード線WL0、ビット線BL、BLx、コラム選択信号CS、センスアンプ起動信号SAE、データバスDB、DBx及びプリチャージ制御信号EQDMの電位変化を示す波形図である。図4はメモリセル51−0が“0”を記憶している場合、即ち、メモリセル51−0では、PMOSトランジスタ73がOFF、NMOSトランジスタ75がON、PMOSトランジスタ74がON、NMOSトランジスタ76がOFFとされ、記憶ノード79の電位が接地電位0V、記憶ノード80の電位が電源電位VDDとされている場合を例にしている。
本発明の一実施形態においては、メモリセル51−0が選択される前には、ワード線WL0〜WL255はLレベル、コラム選択信号CSはHレベル、センスアンプ起動信号SAEはLレベル、プリチャージ制御信号EQDMはLレベルとされている。ここで、ワード線WL0〜WL255がLレベルとされることから、メモリセル51−0〜51−255内のフリップフロップはビット線BL、BLxと電気的に非接続とされる。
また、コラム選択信号CSがHレベルとされることから、コラム選択回路54のPMOSトランジスタ55、56はOFFとなり、ビット線BL、BLxとデータバスDB、DBxとは電気的に非接続とされる。また、プリチャージ制御信号PCはHレベルとなるので、ビット線BL、BLx用のプリチャージ回路52のPMOSトランジスタ81〜83はONとなる。この結果、ビット線BL、BLxは、ビット線BL、BLx用のプリチャージ回路52により電源電位VDDにプリチャージされる。
また、センスアンプ起動信号SAEがLレベルとされることから、センスアンプ58のNMOSトランジスタ93はOFFとなり、センスアンプ58は非活性状態とされる。また、プリチャージ制御信号EQDMがLレベルとされることから、データバスDB、DBx用のプリチャージ回路57のPMOSトランジスタ86〜88はONとなる。この結果、データバスDB、DBxは、データバスDB、DBx用のプリチャージ回路57により電源電位VDDにプリチャージされる。
この状態から、メモリセル51−0が選択される場合には、ワード線WL0の電位がHレベルとされると共に、コラム選択信号CSがLレベル、プリチャージ制御信号EQDMがHレベルとされる。ここで、ワード線WL0がHレベルとされることから、メモリセル51−0のフリップフロップ72は、ビット線BL、BLxに電気的に接続される。
また、コラム選択信号CSがLレベルとされることから、コラム選択回路54のPMOSトランジスタ55、56はONとなり、ビット線BL、BLxとデータバスDB、DBxとが電気的に接続される。また、プリチャージ制御信号PCがHレベルとされることから、ビット線BL、BLx用のプリチャージ回路52のPMOSトランジスタ81〜83はOFFとなる。また、プリチャージ制御信号EQDMがLレベルとされることから、データバスDB、DBx用のプリチャージ回路57のPMOSトランジスタ86〜88はOFFとなる。
ここで、メモリセル51−0内のNMOSトランジスタ75はONとされているので、ビット線BLからメモリセル51−0のNMOSトランジスタ77、75を介して接地側に電流が流れ、ビット線BLの電位は、電源電位VDDから接地電位0Vに向かって下降し始める。したがって、また、データバスDBxの電位も、電源電位VDDから接地電位0Vに向かって下降し始める。
他方、NMOSトランジスタ76はOFFとなっているので、ビット線BLxからNMOSトランジスタ78、76を介して接地側に電流が流れることはなく、ビット線BLxの電位は電源電位VDDに維持される。したがって、また、データバスDBxの電位も電源電位VDDに維持される。
そして、センスアンプ起動タイミングになると、センスアンプ起動信号SAEがHレベルとなり、センスアンプ58は活性状態となる。他方、ワード線WL0はLレベルに戻され、メモリセル51−0の転送ゲートをなすNMOSトランジスタ77、78はOFFとなる。また、コラム選択信号CSがHレベルとされ、コラム選択回路54のPMOSトランジスタ55、56はOFFとなる。この場合、プリチャージ制御信号PCはLレベルとなるので、プリチャージ回路52のPMOSトランジスタ81〜83はONとなる。この結果、ビット線BL、BLxの電位が電源電位VDDにリセットされる。
また、この場合、データバスDB、DBxにおいては、データバスDBの電位<データバスDBxの電位となっているので、センスアンプ58においては、PMOSトランジスタ89はOFF、NMOSトランジスタ91はON、PMOSトランジスタ90はON、NMOSトランジスタ92はOFFとなる。この結果、データバスDBの電位は接地電位0Vに引き下げられ、データバスDBxの電位は電源電位VDDに維持される。
その後、センスアンプ駆動信号SAEがLレベルとされ、センスアンプ58は非活性状態となる。また、プリチャージ制御信号EQDMがLレベルとされ、プリチャージ回路57のPMOSトランジスタ86〜88がONとなり、データバスDB、DBxは電源電位VDDにリセットされる。
図5はセンスアンプ起動タイミング制御回路60の構成を示す回路図である。図5中、96はクロック信号CKを入力してカウンタクリア信号STAを生成するカウンタクリア信号生成回路である。カウンタクリア信号生成回路96において、97はクロック信号CKを遅延する遅延回路、98は遅延回路97の出力信号を反転するインバータ、99はクロック信号CKとインバータ98の出力信号とをNAND処理してカウンタクリア信号STAを出力するNAND回路である。
100はRSフリップフロップである。RSフリップフロップ100は、セット入力端子/Sにはカウンタクリア信号生成回路96が出力するカウンタクリア信号STAが与えられ、リセット入力端子/Rには、センスアンプ起動タイミング信号STCLKが与えられ、正相出力端子Qにプリデコーダ制御信号DECを出力するものである。
また、101はバッファ、102はセルフリセット回路、103はインバータ、104は遅延回路、105はNAND回路、106はインバータである。バッファ101はプリデコーダ制御信号DECを増幅するものである。セルフリセット回路102は、図9に示すセルフリセット回路20と同一構成のものである。但し、レプリカセルの個数は、セルフリセット回路20の場合の2倍としている。なお、説明の都合上、セルフリセット回路102内の要素については、図9に示した符号を使用する。
また、インバータ103はセルフリセット回路102が出力するビット線電位検出信号OUTを反転するものである。遅延回路104は、インバータ103の出力信号CUPを遅延するものである。NAND回路105は、バッファ101の出力信号DWLと遅延回路104の出力信号LPCとをNAND処理するものである。インバータ106は、NAND回路105の出力信号を反転してダミーワード線DWLLを駆動するものである。
また、107はMビットカウンタ、108は比較器、109はNAND回路である。Mビットカウンタ107は、インバータ103の出力信号CUPをカウント信号入力端子に与えられ、クリア入力端子CLRにカウンタクリア信号生成回路96が出力するカウンタクリア信号STAが与えられるものである。
比較器108は、Mビットカウンタ107の出力値Aと回数指定値Rとを比較するものである。本発明の一実施形態では、回数指定値Rは1とされる。比較器108の出力信号CBは、Mビットカウンタ107の出力値Aと回数指定値Rとが一致するときはHレベル、Mビットカウンタ107の出力値Aと回数指定値Rとが不一致のときはLレベルとされる。
NAND回路109は、セルフリセット回路102が出力するビット線電位検出信号OUTと比較器108の出力信号CBとをNAND処理してセンスアンプ起動タイミング信号STCLKを出力するものである。センスアンプ起動タイミング信号STCLKは、センスアンプ起動信号生成回路61に与えられる。
図6は本発明の一実施形態の動作を示す波形図である。図6は、メモリセル51−0が“0”を記憶している場合、即ち、メモリセル51−0においては、PMOSトランジスタ73がOFF、NMOSトランジスタ75がON、PMOSトランジスタ74がON、NMOSトランジスタ76がOFFとされ、記憶ノード79の電位が接地電位0V、記憶ノード80の電位が電源電位VDDとされている場合を例にしている。
(A)はクロック信号CK、(B)はカウンタクリア信号STA、(C)はプリデコーダ制御信号DEC、(D)はワード線WL0の電位、(E)はビット線BL、BLxの電位、(F)はバッファ101の出力信号DWL、(G)はダミーワード線DWLLの電位、(H)はダミービット線DBLの電位、(I)はセルフリセット回路102が出力するビット線電位検出信号OUT、(J)は遅延回路104の出力信号LPC、(K)はインバータ103の出力信号CUP、(L)はMビットカウンタ107のカウント値A、(M)は比較器108の出力信号CB、(N)はセンスアンプ起動タイミング信号STCLK、(O)はセンスアンプ起動信号SAE、(P)は出力データDATA_OUTを示している。
本発明の一実施形態においては、図6(A)に示すように、クロック信号CKがHレベルになると、カウンタクリア信号生成回路96は、図6(B)に示すように、カウンタクリア信号STAをLレベルとする。この結果、Mビットカウンタ107はクリアされ、図6(L)に示すように、そのカウント値Aを0とする。
また、カウンタクリア信号STAがLレベルにされることから、RSフリップフロップ100は、図6(C)に示すように、プリデコーダ制御信号DECをHレベルとする。この結果、プリデコーダ62〜64は、ロウアドレス信号A0〜A7に対するプリデコードを行う。
また、図6(C)に示すように、プリデコーダ制御信号DECがHレベルになった場合において、メモリセル51−0が選択される場合には、図6(D)に示すように、ワード線WL0がHレベルとされる。この結果、メモリセル51−0の転送ゲートをなすNMOSトランジスタ77、78がONとなり、図6(E)に示すように、ビット線BLが接地電位0Vに向かって下降し始める。
また、図6(C)に示すように、プリデコーダ制御信号DECがHレベルになると、図6(F)に示すように、バッファ101の出力信号DWLはHレベルになり、図6(G)に示すように、ダミーワード線DWLLの電位はHレベルになる。この結果、セルフリセット回路102においては、レプリカセル25−1〜25−Nの転送ゲートをなすNMOSトランジスタ33−1〜33−NがONとなり、レプリカセル25−1〜25−Nがダミービット線DBLに接続され、図6(H)に示すように、ダミービット線DBLの電位は接地電位0Vに向かって下降し始める。
そして、ダミービット線DBLの電位がインバータ24のスレッショルド電位に達すると、図6(I)に示すように、セルフリセット回路102が出力するビット線電位検出信号OUTがHレベルとなり、図6(K)に示すように、インバータ103の出力信号CUPがLレベルになる。
また、図6(K)に示すように、インバータ103の出力信号CUPがLレベルになると、遅延回路104の遅延時間だけ遅延して、図6(J)に示すように、遅延回路104の出力信号LPCがLレベルとなり、図6(G)に示すように、ダミーワード線DWLLの電位がLレベルとなる。この結果、レプリカセル25−1〜25−Nはダミービット線DBLと電気的に非接続とされると共に、PMOSトランジスタ23がONとなり、図6(H)に示すように、ダミービット線DBLが電源電位VDDに向かって上昇し始める。
そして、ダミービット線DBLの電位がインバータ24のスレッショルド電位を上回ると、図6(I)に示すように、インバータ24が出力するビット線遷移検出信号OUTがLレベルになり、図6(K)に示すように、インバータ103の出力信号CUPがHレベルになる。この結果、図6(L)に示すように、Mビットカウンタ107のカウント値Aは1となり、Mビットカウンタ107のカウント値Aと回数指定値Rとが一致し、図6(M)に示すように、比較器108の出力信号CBがHレベルとなる。更に、インバータ103の出力信号CUPが遅延回路104の遅延時間だけ遅延して、図6(J)に示すように、遅延回路104の出力信号LPCがHレベルになる。
ここで、遅延回路104の出力信号LPCがHレベルになると、ダミーワード線DWLLの電位がHレベルとなり、レプリカセル25−1〜25−Nはダミービット線DBLと電気的に接続されると共に、PMOSトランジスタ23がOFFとなる。この結果、図6(H)に示すように、再び、ダミービット線DBLの電位は接地電位0Vに向かって下降し始める。
そして、ダミービット線DBLの電位が2回目にインバータ24のスレッショルド電位に達すると、図6(I)に示すように、セルフリセット回路102が出力するビット線電位検出信号OUTがHレベルとなる。この結果、図6(N)に示すように、センスアンプ起動タイミング信号STCLKがLレベルになり、図6(O)に示すように、センスアンプ起動信号SAEはHレベルになる。
また、セルフリセット回路102が出力するビット線電位検出信号OUTがHレベルとなると、図6(K)に示すように、インバータ103の出力信号CUPがLレベルになる。また、インバータ103の出力信号CUPがLレベルになると、遅延回路104の遅延時間だけ遅延して、図6(J)に示すように、遅延回路104の出力信号LPCがLレベルになり、ダミーワード線DWLLはLレベルになる。この結果、レプリカセル25−1〜25−Nはダミービット線DBLと電気的に非接続とされると共に、PMOSトランジスタ23がONとなり、図6(H)に示すように、ダミービット線DBLが電源電位VDDに向かって上昇し始める。
そして、ダミービット線DBLの電位がインバータ24のスレッショルド電位を上回ると、図6(I)に示すように、セルフリセット回路102が出力するビット線電位検出信号OUTがLレベルになり、図6(N)に示すように、センスアンプ起動タイミング信号STCLKはHレベルに戻る。
また、ビット線電位検出信号OUTがLレベルに戻ると、図6(K)に示すように、インバータ103の出力信号CUPがHレベルになる。この結果、図6(L)に示すように、カウンタ107のカウント値Aは2となり、図6(M)に示すように、比較器108の出力信号CBはLレベルになる。なお、図6(O)に示すように、センスアンプ駆動信号SAEがHレベルになると、センスアンプ58は起動し、本例の場合には、図6(P)に示すように、リードデータDATA_OUTとして“0”が出力される。
図7は本発明の一実施形態の効果を説明するための図である。(A)は本発明の一実施形態におけるセンスアンプ起動タイミング出現確率を示す図である。横軸にダミーワード線DWLがLレベルからHレベルに遷移してからの時間tを取り、縦軸にダミーワード線DWLがLレベルからHレベルに遷移してから時間tが経過した時点におけるセンスアンプ起動タイミングの出現確率を取っている。
また、(B)は、センスアンプ起動までに最低必要な時間をt0とした場合における、ダミービット線DBLを遷移させる回数と、レプリカセルの並列数と、センスアンプ起動時間tslfの設計中心値t1のチップ内バラツキの割合S2と、センスアンプ起動が最も遅くなる時間t2/センスアンプ起動までに最低必要とする時間t0との関係を示している。なお、「比」は、ダミービット線DBLの遷移回数が1の場合のt2/t0を1.00とした場合のt2/t0を示している。
ここで、センスアンプ起動時間tslfの設計中心値t1に対するレプリカセル1個によるチップ内バラツキ3σ点でのバラツキ値の割合をS1とすると、レプリカセルをN個並列に接続した場合におけるセンスアンプ起動時間tslfの設計中心値t1に対するチップ内バラツキ3σ点でのバラツキ値の割合S2は、S2=S1/√Nになることから、例えば、S1が0.2の場合には、S2は図7(B)に示すようになる。
図7(B)において、ダミービット線DBLの遷移回数=1の場合は、図8に示す従来のSRAMの場合であり、ダミービット線DBLの遷移回数=2の場合は、本発明の一実施形態の場合である。このように、本発明の一実施形態の場合には、センスアンプ起動時間tslfの設計中心値t1のチップ内バラツキの割合S2を小さくすることができ、センスアンプ起動時間tslfのバラツキを小さくすることができる。なお、レプリカセルの並列数を12個、16個又は20個とし、ダミービット線DBLの遷移回数を3回、4回又は5回とすると、センスアンプ起動タイミングtslfの出現確率のバラツキを更に小さくすることができる。
以上のように、本発明の一実施形態においては、セルフリセット回路102は、メモリセルの選択時にダミービット線DBLの電位がインバータ24のスレッショルド電位に下降すると、ダミービット線DBLの電位を電源電位VDDにリセットし、センスアンプ起動タイミング制御回路60は、メモリセルの選択時にダミービット線DBLが2回目にインバータ24のスレッショルド電位になったときに、センスアンプ起動タイミング信号STCLKをLレベルに変化させる。
即ち、図8に示す従来のSRAMに比較してレプリカセルの数を2倍に増やしても、ダミービット線DBLが2回目にインバータ24のスレッショルド電位に下降する時点がセンスアンプ起動タイミング信号STCLKをLレベルにする基準としているので、メモリセルの選択後のセンスアンプ起動タイミングのバラツキを小さくし、センスアンプ起動タイミングが最も遅くなる時間を短くすることができ、アクセスタイムの早いSRAMとすることができる。
なお、前述のように、レプリカセルの並列数を本発明の一実施形態の場合よりも増やし、例えば、レプリカセルの並列数を12個、16個又は20個とし、ダミービット線DBLの遷移回数を3回、4回又は5回とすると、センスアンプ起動タイミングtslfの出現確率のバラツキを更に小さくすることができるので、センスアンプ起動タイミング制御回路60をこのように構成しても良い。
また、本発明の一実施形態においては、ダミービット線DBLの遷移回数を計数する計数回路として、Mビットカウンタ107を使用しているが、この代わりに、バイナリカウンタや、シフトレジスタを用いることもできる。
1…メモリセル
2…センスアンプ
3…センスアンプ起動タイミング制御回路
4…センスアンプ起動信号生成回路
5、6…CMOSインバータ
7…フリップフロップ
8、9…PMOSトランジスタ
10〜13…NMOSトランジスタ
14、15…PMOSトランジスタ
16〜18…NMOSトランジスタ
20セルフリセット回路
21…インバータ
22…VDD電源線
23…PMOSトランジスタ
24…インバータ
25−1、25−N…レプリカセル
26−1、27−1、26−N、27−N…CMOSインバータ
28−1、28−N…フリップフロップ
29−1、30−1、29−N、30−N…PMOSトランジスタ
31−1〜34−1、31−N〜34−N…NMOSトランジスタ
35−1、36−1、35−N、36−N…記憶ノード
38…インバータ
39…遅延回路
40…NAND回路
41…インバータ
43、44…記憶ノード
47、48…センスアンプ起動タイミング出現確率関数
51−0、51−255…メモリセル
52…プリチャージ回路
53…インバータ
54…コラム選択回路
55、56…PMOSトランジスタ
57…プリチャージ回路
58…センスアンプ
59…I/O回路
60…センスアンプ起動タイミング制御回路
61…センスアンプ起動信号生成回路
62〜64…プリデコーダ
65−0、65−255…メインデコーダ
66−0、66−255…NAND回路
67−0、67−255…インバータ
70、71…CMOSインバータ
72…フリップフロップ
73、74…PMOSトランジスタ
75〜78…NMOSトランジスタ
79、80…記憶ノード
81〜83…PMOSトランジスタ
86〜90…PMOSトランジスタ
91〜93…NMOSトランジスタ
96…カウンタクリア信号生成回路
97…遅延回路
98…インバータ
99…NAND回路
100…RSフリップフロップ
101…バッファ
102…セルフリセット回路
103…インバータ
104…遅延回路
105…NAND回路
106…インバータ
107…Mビットカウンタ
108…比較器
109…NAND回路
2…センスアンプ
3…センスアンプ起動タイミング制御回路
4…センスアンプ起動信号生成回路
5、6…CMOSインバータ
7…フリップフロップ
8、9…PMOSトランジスタ
10〜13…NMOSトランジスタ
14、15…PMOSトランジスタ
16〜18…NMOSトランジスタ
20セルフリセット回路
21…インバータ
22…VDD電源線
23…PMOSトランジスタ
24…インバータ
25−1、25−N…レプリカセル
26−1、27−1、26−N、27−N…CMOSインバータ
28−1、28−N…フリップフロップ
29−1、30−1、29−N、30−N…PMOSトランジスタ
31−1〜34−1、31−N〜34−N…NMOSトランジスタ
35−1、36−1、35−N、36−N…記憶ノード
38…インバータ
39…遅延回路
40…NAND回路
41…インバータ
43、44…記憶ノード
47、48…センスアンプ起動タイミング出現確率関数
51−0、51−255…メモリセル
52…プリチャージ回路
53…インバータ
54…コラム選択回路
55、56…PMOSトランジスタ
57…プリチャージ回路
58…センスアンプ
59…I/O回路
60…センスアンプ起動タイミング制御回路
61…センスアンプ起動信号生成回路
62〜64…プリデコーダ
65−0、65−255…メインデコーダ
66−0、66−255…NAND回路
67−0、67−255…インバータ
70、71…CMOSインバータ
72…フリップフロップ
73、74…PMOSトランジスタ
75〜78…NMOSトランジスタ
79、80…記憶ノード
81〜83…PMOSトランジスタ
86〜90…PMOSトランジスタ
91〜93…NMOSトランジスタ
96…カウンタクリア信号生成回路
97…遅延回路
98…インバータ
99…NAND回路
100…RSフリップフロップ
101…バッファ
102…セルフリセット回路
103…インバータ
104…遅延回路
105…NAND回路
106…インバータ
107…Mビットカウンタ
108…比較器
109…NAND回路
Claims (2)
- 第1の電位にプリチャージされるビット線に接続されたメモリセルと、
前記メモリセルから読み出された電圧を増幅するセンスアンプと、
前記センスアンプにセンスアンプ起動信号を与えて前記センスアンプを起動するセンスアンプ起動信号生成回路と、
前記センスアンプ起動信号生成回路にセンスアンプ起動タイミング信号を与えて、前記センスアンプの起動タイミングを制御するセンスアンプ起動タイミング制御回路と、
を有し、
前記センスアンプ起動タイミング制御回路は、
前記第1の電位にプリチャージされるダミービット線と、
前記ダミービット線に接続され、前記メモリセルの選択時に選択される複数のレプリカセルと、
前記メモリセルの選択後、前記ダミービット線が第2の電位に変化すると、前記ダミービット線の電位を前記第1の電位にリセットするリセット回路と、
前記メモリセルの選択後、前記ダミービット線が所定回数目に前記第2の電位になったときに、前記センスアンプ起動タイミング信号を生成するセンスアンプ起動タイミング信号生成部と、
を有することを特徴とするスタティックRAM。 - 前記センスアンプ起動タイミング信号生成部は、
前記ダミービット線の前記第2の電位への遷移回数を計数する計数回路と、
前記計数回路の計数値と所定値とを比較する比較器と、
前記比較器の出力信号と前記ダミービット線の電位を検出するダミービット線電位検出回路の出力信号とを入力して前記センスアンプ起動タイミング信号を生成するセンスアンプ起動タイミング信号生成回路と、
を有することを特徴とする請求項1に記載のスタティックRAM。
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Cited By (6)
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2008
- 2008-04-28 JP JP2008116591A patent/JP2009266329A/ja active Pending
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