JP2008033157A - 感光性樹脂組成物、硬化膜、パターン硬化膜の製造方法および電子部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アルカリ可溶性樹脂(A)、ポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)、溶剤(C)および感光剤(D)を含有し、前記ポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)は、その硬化膜の100℃から200℃における線熱膨張係数が25ppm/℃以下となる特性を有し、前記アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対して、前記ポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)が200〜25重量部配合されている樹脂組成物を用いる。
【選択図】 図5
Description
[1] アルカリ可溶性樹脂(A)、ポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)、溶剤(C)および感光剤(D)を含有する感光性樹脂組成物であって、前記ポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)は、その硬化膜の100℃から200℃の硬化膜の線熱膨張係数が25ppm/℃以下となる特性を有し、前記アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対して200〜25重量部配合されていることを特徴とする感光性樹脂組成物。
本発明におけるアルカリ可溶性樹脂(A)は、現像液として用いられるアルカリ水溶液に可溶であることが必要であり、そのような樹脂としては、これまでに用いられてきた一般的なアルカリ可溶性ポリマーを使用することができる。これらポリマーは分子中にアルカリ可溶性基を有することが望ましく、アルカリ可溶性基としては、カルボキシル基、フェノール性水酸基、スルホン酸基、チオール基等が挙げられる。かかるアルカリ可溶性ポリマーとしては、フェノール性水酸基またはカルボキシル基を有するポリマーが好ましく、ノボラック樹脂、レゾール樹脂、ポリイミド前駆体、ポリベンゾオキサゾール前駆体などが挙げられる。
なお、ジアミノポリシロキサン等の脂肪族ジアミンも同様に使用することができる。
本発明の感光性樹脂組成物を構成するポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)は、例えばテトラカルボン酸二無水物またはテトラカルボン酸ジエステルのハロゲン化物とジアミンとから得られる。本発明に用いられるポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)としては、本発明の感光性樹脂組成物から形成される硬化膜の膜物性(膜の機械的強度、耐熱性等の物理的強度、耐薬品性等の化学的強度など)の面から、その硬化膜が所定範囲の線熱膨張係数を有することが必要である。即ち、本発明に用いられるポリイミドまたはその前駆体を、N−メチルピロリドン、γ‐ブチロラクトン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドなどの塗布溶媒を用いて、シリコンウエハなどの下地基板に塗布し、例えば、300℃以上で脱水閉環して硬化膜を得た場合、この硬化膜の100℃から200℃の線熱膨張係数が25ppm/℃以下である必要がある。なお、100℃から200℃の線熱膨張係数は、熱機械試験機(TMA)での測定によって得ることができる。
本発明に使用される溶剤(C)としては、γ−ブチロラクトン、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸ベンジル、n−ブチルアセテート、エトキシエチルプロピオネート、3−メチルメトキシプロピオネート、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリルアミド、テトラメチレンスルホン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、ジエチルケトン、ジイソブチルケトン、メチルアミルケトン等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、さらに感光剤(D)を含む。感光剤とは、光に反応して、この感光剤を含有する樹脂組成物から形成された膜の現像液に対する溶解性を変化させるものである。感光剤に特に制限はないが、光により酸またはラジカルを発生するものであることが好ましい。
本発明においては、さらにアルカリ可溶性樹脂(A)のアルカリ水溶液に対する溶解性を促進させるフェノール性水酸基を有する化合物(溶解促進剤)を含有させることができる。フェノール性水酸基を有する化合物を加えることで、露光後の感光性樹脂膜をアルカリ水溶液を用いて現像する際に樹脂膜の露光部の溶解速度が増加して感度が上がり、また、パターン形成後、換言すれば、現像後の膜の硬化時に、膜の溶融を防ぐことができる。本発明に使用することのできるフェノール性水酸基を有する化合物に特に制限はないが、分子量が大きくなると、露光部の溶解促進効果が小さくなるので、一般に分子量が1,500以下の化合物が好ましい。
本発明においては、さらにアルカリ可溶性樹脂(A)のアルカリ水溶液に対する溶解性を阻害する化合物(溶解阻害剤)を含有させることができる。具体的には、ジフェニルヨードニウムニトラート、ビス(p−tert−ブチルフェニル)ヨードニウムニトラート、ジフェニルヨードニウムブロマイド、ジフェニルヨードニウムクロリド、ジフェニルヨードニウムヨーダイト等である。これらは、露光後の樹脂膜の溶解阻害を効果的に起こし、残膜厚や現像時間をコントロールするのに役立つ。上記成分の配合量は、感度と現像時間の許容幅の点から、アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対して0.01〜50重量部が好ましく、0.01〜30重量部がより好ましく、0.1〜20重量部がさらに好ましい。
本発明の樹脂組成物は、硬化膜の基板との密着性を高めるために、有機シラン化合物、アルミキレート化合物等を含むことができる。有機シラン化合物としては、例えば、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、尿素プロピルトリエトキシシラン、メチルフェニルシランジオール、エチルフェニルシランジオール、n−プロピルフェニルシランジオール、イソプロピルフェニルシランジオール、n−ブチルフェニルシランジオール、イソブチルフェニルシランジオール、tert−ブチルフェニルシランジオール、ジフェニルシランジオール、エチルメチルフェニルシラノール、n−プロピルメチルフェニルシラノール、イソプロピルメチルフェニルシラノール、n−ブチルメチルフェニルシラノール、イソブチルメチルフェニルシラノール、tert−ブチルメチルフェニルシラノール、エチルn−プロピルフェニルシラノール、エチルイソプロピルフェニルシラノール、n−ブチルエチルフェニルシラノール、イソブチルエチルフェニルシラノール、tert−ブチルエチルフェニルシラノール、メチルジフェニルシラノール、エチルジフェニルシラノール、n−プロピルジフェニルシラノール、イソプロピルジフェニルシラノール、n−ブチルジフェニルシラノール、イソブチルジフェニルシラノール、tert−ブチルジフェニルシラノール、フェニルシラントリオール、1,4−ビス(トリヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(メチルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(エチルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(プロピルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ブチルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ジメチルヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ジエチルヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ジプロピルヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4−ビス(ジブチルヒドロキシシリル)ベンゼン等が挙げられる。上記アルミキレート化合物としては、例えば、トリス(アセチルアセトネート)アルミニウム、アセチルアセテートアルミニウムジイソプロピレート等が挙げられる。これらの密着性付与剤を用いる場合は、アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対して、0.1〜30重量部が好ましく、0.5〜20重量部がより好ましい。
また、本発明の樹脂組成物は、塗布性、例えばストリエーション(膜厚のムラ)を防いだり、現像性を向上させたりするために、適当な界面活性剤またはレベリング剤を添加することができる。このような界面活性剤またはレベリング剤としては、例えば、ポリオキシエチレンウラリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル等があり、市販品としては、メガファックスF171、F173、R−08(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名)、フロラードFC430、FC431(住友スリーエム株式会社製、商品名)、オルガノシロキサンポリマーKP341、KBM303、KBM403、KBM803(信越化学工業株式会社製、商品名)等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、支持基板上に塗布し、得られた塗膜を乾燥して感光性樹脂膜を得る感光性樹脂膜形成工程、前記感光性樹脂膜を所定のパターンに露光する露光工程、前記露光後の感光性樹脂膜をアルカリ水溶液により現像してパターン化樹脂膜を得る現像工程、および前記パターン化樹脂膜を加熱処理してパターン硬化膜を得る加熱硬化工程を経て、パターン硬化膜とすることができる。前記感光性樹脂膜形成工程では、ガラス基板、半導体、金属酸化物絶縁体(例えば、TiO2、SiO2等)、窒化ケイ素などの支持基板上に、この感光性樹脂組成物をスピンナーなどを用いて回転塗布後、ホットプレート、オーブンなどを用いて乾燥する。
本発明の感光性樹脂組成物は、半導体装置や多層配線板等の電子部品に使用することができる。より具体的には、本発明の樹脂組成物は、半導体装置の表面保護膜や層間絶縁膜、多層配線板の層間絶縁膜等の形成に使用することができる。本発明の半導体装置(電子部品)は、前記組成物を用いて形成される表面保護膜や層間絶縁膜を有すること以外は特に制限されず、様々な構造をとることができる。
施例に限定されるものではない。
攪拌機、温度計を備えた0.5リットルのフラスコ中に、4,4'−ジフェニルエーテルジカルボン酸15.48g、N−メチルピロリドン90gを仕込み、フラスコを5℃に冷却した後、塩化チオニル12.64gを滴下し、30分間反応させて、4,4'−ジフェニルエーテルジカルボン酸クロリドの溶液を得た。次いで、攪拌機、温度計を備えた0.5リットルのフラスコ中に、N−メチルピロリドン87.5gを仕込み、2,2'−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン18.31gを添加し、攪拌溶解した後、ピリジン8.53gを添加し、温度を0〜5℃に保ちながら、4,4'−ジフェニルエーテルジカルボン酸クロリドの溶液を30分間で滴下した後、30分間攪拌を続けた。溶液を3リットルの水に投入し、析出物を回収、純水で3回洗浄した後、減圧してポリヒドロキシアミド(以下、ポリマーIとする)を得た。
攪拌機、温度計を備えた0.2リットルのフラスコ中に、3,3',4,4'−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物-10gとイソプロピルアルコール3.87gとをN,N−ジメチルアセトアミド45gに溶解し、1,8−ジアザビシクロウンデセンを触媒量添加の後に、60℃にて2時間加熱を行い、つづいて室温下で15時間撹拌し、エステル化を行った。その後、氷冷下で塩化チオニルを7.1g加え、室温に戻し2時間反応を行った後にDMAc45gに溶かした2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン10.6gとピリジン4.67gを氷冷下で加え、さらに室温下で30分撹拌した。この反応液を蒸留水に滴下し、沈殿物を濾別して集め、減圧乾燥することによってポリアミド酸エステル(以下、ポリマーIIとする)を得た。
攪拌機、温度計を備えた0.2リットルのフラスコ中に2,2’−ビストリフルオロメチル−4,4’−ジアミノビフェニル19.21g、N−メチルピロリドン125gを仕込み、1時間室温で撹拌した。そこにピロメリット酸二無水物12.43gを徐々に加え、室温で4時間撹拌した。溶液を3リットルの水に投入し、析出物を回収、純水で3回洗浄した後、減圧してポリアミド酸(以下、ポリマーIIIとする)を得た。
攪拌機、温度計を備えた0.2リットルのフラスコ中に、ピロメリット酸二無水物8.29gとメチルアルコール2.43gとをN−メチルピロリドン33gに溶解し、1,8−ジアザビシクロウンデセンを触媒量添加の後に、60℃にて2時間加熱を行い、続いて、室温下で15時間撹拌し、エステル化を行った。その後、氷冷下で塩化チオニルを9.49g加え、室温に戻し2時間反応を行った後に、N−メチルピロリドン25gに溶かした2,2’−ビストリフルオロメチル−4,4’−ジアミノビフェニル12.81gとピリジン6.31gを氷冷下で加え、さらに室温下で30分撹拌した。この反応液を蒸留水に滴下し、沈殿物を濾別して集め、減圧乾燥することによってポリアミド酸エステル(以下、ポリマーIVとする)を得た。
合成例4で使用したメチルアルコールに置き換えた以外は、合成例1と同様の条件にて合成を行った。得られたポリアミド酸エステルを以下、ポリマーVとする。
攪拌機、温度計を備えた0.2リットルのフラスコ中に2,2’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル5.90g、N−メチルピロリドン32.4gを仕込み、1時間室温で撹拌した。そこにシクロブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物4.90gを徐々に加え、室温で3時間撹拌した。溶液を3リットルの水に投入し、析出物を回収、純水で3回洗浄した後、減圧してポリアミド酸(以下、ポリマーVIとする)を得た。
測定装置:検出器 株式会社日立製作所社製L−2400 UV
ポンプ:株式会社日立製作所社製L−2130
株式会社日立製作所社製D−2520 Chromatopac
測定条件:カラム Gelpack GL−S300MDT−5 ×2本
溶離液:THF/DMF=1/1 (容積比)
LiBr(0.03mol/L)、H3PO4(0.06mol/L)
流速:1.0mL/min、検出器:UV270nm
ポリマー0.5mgに対して溶媒[THF/DMF=1/1(容積比)]1mLの溶液を用いて測定した。重量平均分子量は標準ポリスチレン換算により求めた。
合成例1〜6で得られた各アルカリ可溶性樹脂(A)およびポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)10.0gをN−メチルピロリドン(溶剤(C))15gに溶解した。得られた樹脂溶液をシリコンウエハ上にスピンコートして、120℃で3分間加熱し、膜厚15μmの樹脂膜を形成した。得られた各樹脂膜の一部をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)の2.38%水溶液に浸し、溶解性を調べた。
合成例1〜6で得られた各アルカリ可溶性樹脂(A)およびポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)10.0gをN−メチルピロリドン(溶剤(C))15gに溶解した。得られた樹脂溶液をシリコンウエハ上にスピンコートして、120℃で3分間加熱し、膜厚15μmの樹脂膜を形成した。得られた樹脂膜をイナートガスオーブン中、窒素雰囲気下、150℃で30分加熱した後、さらに320℃で1時間加熱して硬化膜を得た。次に、フッ酸水溶液を用いて、この硬化膜を剥離し、水洗、乾燥した。
測定装置:セイコーインスツルメンツTMA/SS6600
サンプル幅:2mm サンプル長さ:20mm
チャック間距離:10mm 荷重:10g
昇温速度:5℃/min 引っぱり速度:5mm/min
測定温度範囲:18−420℃
100℃から200℃の線熱膨張係数を求めた。
下記(表1)に合成例1〜6で得られた各アルカリ可溶性樹脂(A)とポリイミド及びそのポリイミド前駆体(B)の分子量、アルカリ溶解性および線熱膨張係数の評価結果をした。
合成例1〜6で得られた各アルカリ可溶性樹脂(A)とポリイミド及びそのポリイミド前駆体(B)とを下記(表2)の割合にて配合し、その10.0gをN−メチルピロリドン(溶剤(C))15gに溶解した。得られた樹脂溶液をシリコンウエハ上にスピンコートして、120℃で3分間加熱し、膜厚15μmの樹脂膜を形成した。得られた各樹脂膜の一部をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)の2.38%水溶液に浸し、溶解性を調べた。その後、前記各感光性樹脂膜をイナートガスオーブン中、窒素雰囲気下、150℃で30分加熱した後、さらに320℃で1時間加熱して硬化膜を得た。次に、フッ酸水溶液を用いて、この硬化膜を剥離し、水洗、乾燥した後、ガラス転移点(Tg)、伸び(引っ張り試験機で測定)、および線膨張係数を評価した。ガラス転移点(Tg)および線熱膨張係数は熱機械試験機(TMA)によって測定した。これら膜物性の測定結果を下記(表3)に示した。
前記実施例1〜11の樹脂組成物の組成に、さらに感光剤(D)、その他の添加剤を下記(表4)のように配合したN−メチルピロリドンあるいはγ―ブチロラクトン溶液(感光性樹脂組成物)を、シリコンウエハ上にスピンコートして、乾燥膜厚10μmの塗膜を形成し、その後、干渉フィルターを介して、超高圧水銀灯を用いてi線(365nm)露光を行った。露光後、120℃で3分間加熱し、TMAHにて露光部のシリコンウエハが露出するまで現像した後、水でリンスしパターン形成に必要な最小露光量と解像度を求めた。その結果を下記(表5)に示す。
2 保護膜
3 第1導体層
4 層間絶縁膜層
5 感光樹脂層
6A、6B、6C 窓
7 第2導体層
8 表面保護膜層
Claims (6)
- アルカリ可溶性樹脂(A)、ポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)、溶剤(C)および感光剤(D)を含有する感光性樹脂組成物であって、前記ポリイミドまたはポリイミド前駆体(B)は、その硬化膜の100℃から200℃の硬化膜の線熱膨張係数が25ppm/℃以下となる特性を有し、前記アルカリ可溶性樹脂(A)100重量部に対して200〜25重量部配合されていることを特徴とする感光性樹脂組成物。
- 前記アルカリ可溶性樹脂(A)が少なくとも下記一般式(1)〜(4)で示される構造単位のいずれかの構造単位を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
- 前記(D)成分が、光により酸又はラジカルを発生するものである請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
- 請求項1〜3のいずれか一つに記載の感光性樹脂組成物を用いて形成される硬化膜。
- 請求項1〜3のいずれか一つに記載の感光性樹脂組成物を支持基板上に塗布し、得られた塗膜を乾燥して感光性樹脂膜を得る感光性樹脂膜形成工程と、前記感光性樹脂膜を所定のパターンに露光する露光工程と、前記露光後の感光性樹脂膜をアルカリ水溶液により現像してパターン化樹脂膜を得る現像工程と、前記パターン化樹脂膜を加熱処理してパターン硬化膜を得る加熱硬化工程と、を含むことを特徴とするパターン硬化膜の製造方法。
- 請求項5に記載のパターン硬化膜の製造方法により得られるパターン硬化膜の層を、層間絶縁膜層または/および表面保護膜層として有してなることを特徴とする電子部品。
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