JP2006220268A - Ball valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、化学工場、上下水道、農・水産業、半導体製造分野、食品分野などの各種産業の配管ラインに使用されるボールバルブに関するものであり、さらに詳しくは、キャップナットを外すときにキャップナットの回転に伴うボール押さえの共回りを抑えつつ、鍔付き短管を取り外すことができ、配管時におけるボール弁体が飛び出るのを防止するボールバルブに関するものである。 The present invention relates to a ball valve used in piping lines of various industries such as chemical factories, water and sewage, agriculture / fishery industry, semiconductor manufacturing field, and food field, and more specifically, when a cap nut is removed. The present invention relates to a ball valve capable of removing a flanged short tube while preventing the ball presser from rotating together with rotation of a nut and preventing the ball valve body from popping out during piping.
従来、図10及び図11に示すようなボールバルブがあった(例えば、特許文献1参照)。このボールバルブは、ボール押え103をバルブ本体101内に挿入して廻すことによりボール押え103の係合部とバルブ本体101の係合部とが係合されてボール102及びボール押え103の飛び出しを防止するブロックタイプのユニオン型ボールバルブであって、ボール押え103の外側端には鍔付き短管106の鍔部104端部が衝合され、ユニオンナット107の内鍔部105を鍔付き短管106の鍔部104に係止させバルブ本体101の外面の雄ねじにねじ込ませたボールバルブにおいて、鍔付き短管106の鍔部104とユニオンナット107の内鍔部105との間に鍔付き短管106の鍔部104及びユニオンナット107の内鍔部105よりも静摩擦係数の低いカラー108が介在されているものであった。このときのボール押え103のバルブ本体101への係合保持は、バルブ本体101の内周面には対面する一対の周方向に沿う突条109が設けられ、ボール押え103には大径部110と小径部111とが周方向に交互に設けられ、大径部110の外側寄りには小径部111が周方向に延長された係合溝112が設けられており、ボール押え103をバルブ本体101に挿入する際には、小径部111と突条109の周方向の位置を合わせて、小径部111が突条109に沿うようにボール押え103をバルブ本体101内に挿入し、ボール押え103を廻してバルブ本体101の突条109にボール押え103の係合溝112を係合させる構成であった。その効果は、ユニオンナット107を回転させた場合に、鍔付き短管106の鍔部104とユニオンナット107の内鍔部105との間にカラー108が入っているため、ユニオンナット107の回転に伴うボール押え103の共回りが防止され、ボール押え103及びボール102が飛び出すことはないものであった。
Conventionally, there has been a ball valve as shown in FIGS. 10 and 11 (see, for example, Patent Document 1). In this ball valve, when the
しかしながら、前記従来のボールバルブは、鍔付き短管106の鍔部104とユニオンナット107の内鍔部105との間に静摩擦係数の低いカラー108を介在させ、カラー108の当接面に生じる摩擦を低減させることでボール押え103の共回りによる回転を防止するものであるが、カラー108を介在させるだけでは条件によって完全にはユニオンナット107の回転に伴うボール押え103の共回りを防止できない場合がある。すなわち配管されているボールバルブが閉止状態の時にバルブ本体101内のボール102の上流側は流体圧力がかかった状態にあり、このとき特にOリング113に潤滑油が十分塗布されていない場合や潤滑油が塗布されていないオイルフリー対応のボールバルブにおいて、鍔付き短管106に接続されたパイプの修理や交換を行なう場合、下流側のユニオンナット107を外して下流側の鍔付き短管106を取り外すが、ボールバルブの使用状況、カラー108と鍔部104及び内鍔部105との静摩擦係数の差、カラー108の形状などによっては、カラー108の当接面の摩擦があまり低減されずに若干の共回りは発生する恐れがある。また、バルブ本体101にボール押え103を保持する方法は、その構成からボール押え103をバルブ本体101内に挿入して4分の1回転から2分の1回転ほど廻すことにより係合保持されるものであり、ボール押え103を保持したり外したりする時に廻す量は4分の1回転から2分の1回転と少ない範囲であり、ボール押え103を外す方向へ廻すときにかかる抵抗も小さい。そのため、ボールバルブの構成や状況によってはカラー108の当接面に生じる摩擦を充分低減させることができずにユニオンナット107の回転に伴いボール押え103も共回りすることがあり、このときボール押え103を外す方向へ廻すときにかかる抵抗も小さく、ボール押え103が4分の1回転から2分の1回転してしまうとバルブ本体101から外れてしまうことから、流体に対してボール押え103が保持できず、ボール102及びボール押え103が飛び出て流体が流れ出るおそれがあるという問題があった。
However, in the conventional ball valve, a
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、ユニオンナット107を外すときにボール押え103の共回りを抑え、鍔付き短管106を取り外すことができ、ボール102が飛び出るのを防止するボールバルブを提供することを目的とする。
The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art. When the
上記課題を解決するための本発明の弁の構成を図に基づいて説明すると、バルブ本体1内に流路を開閉させるボール弁体2が回動可能に配置され、シート13がボール押さえ3によりボール弁体2に押圧されるように設けられ、キャップナット5を鍔付き短管4の鍔部16と係合させ、バルブ本体1の端部に螺合させることにより、鍔付き短管4がボール押さえ3の外側端に当接配置されたボールバルブにおいて、バルブ本体1の少なくとも一方の端部内周にボール押さえ3が螺合されており、鍔付き短管4の材質またはキャップナット5の材質より静摩擦係数の小さい材質の滑り部材19が、鍔付き短管4とキャップナット5との間に介在、または鍔付き短管4及び/またはキャップナット5と一体的に設けられたことを第1の特徴とする。
The configuration of the valve of the present invention for solving the above problems will be described with reference to the drawings. A
また、滑り部材19の材質の静摩擦係数が、鍔付き短管4の材質またはキャップナット5の材質の静摩擦係数の20分の1〜20分の12であることを第2の特徴とする。
The second feature is that the static friction coefficient of the material of the sliding
また、滑り部材19の表面粗さが0.1μm〜6.3μmであることを第3の特徴とする。
The third feature is that the surface roughness of the sliding
また、滑り部材19が薄肉のリング形状であり、その断面が楕円形状であることを第4の特徴とする。
Further, the fourth feature is that the sliding
さらに、ボール弁体2が手動式、空動式、電動式の駆動によって回動されることを第5の特徴とする。
Furthermore, a fifth feature is that the
本発明において、バルブ本体1と、ボール押さえ3の接合はねじによる螺合であるが、ねじであれば、例えば、仮にキャップナット5の回転に伴いボール押さえ3が共回りしたとしても、ねじ溝が切ってある範囲であればボール押さえ3がバルブ本体1から外れることはない。また鍔付き短管4に接続されたパイプの修理や交換を行なう場合に流体圧力がボール押さえ3に対して下流側(図1の矢印方向)へ加わることで、ボール押さえ3のねじを外す間は常にボール押さえ3の回転を抑制する抵抗となり、ボール押さえ3が外れにくくなるため好適である。また、各部品の成形や加工が容易であり、寸法精度の良い部品を得ることができると共に、ねじの締め付けを調節することにより、ボール押さえ3がシート13をボール弁体2に向けて押圧する力を調節することができるため好適である。
In the present invention, the
本発明の滑り部材19の静摩擦係数の範囲は、鍔付き短管4またはキャップナット5との当接部分の材質の静摩擦係数の20分の1〜20分の12の範囲にあることが好ましく、20分の1〜20分の6の範囲であることがより好ましい。滑り部材19の成形や加工を容易にするために20分の1以上である必要があり、滑り部材19と鍔付き短管4またはキャップナット5との当接面の摩擦を低減させてボール押さえ3の共回りをより確実に抑えるために20分の12以下である必要がある。また、本発明の滑り部材19の材質は、その静摩擦係数が鍔付き短管4の材質またはキャップナット5の材質の静摩擦係数の20分の1〜20分の12の範囲であれば合成樹脂、金属など特に限定されない。例えば鍔付き短管4の材質またはキャップナット5の材質が塩化ビニル樹脂(以下、PVCと記す)であれば、ポリプロピレン(以下、PPと記す)、ポリビニリデンフルオライド(以下、PVDFと記す)、ポリテトラフルオロエチレンなどが好ましい。なお、本発明の静摩擦係数は、JIS K7125に準拠して測定を行なった。
The range of the static friction coefficient of the sliding
また、本発明の滑り部材19の表面粗さの範囲は0.1μm〜6.3μmの範囲にあることが好ましく、0.2μm〜6.3μmの範囲であることがより好ましい。なぜならば滑り部材19の加工を容易にするために0.1μm以上である必要があり、滑り部材19の当接面を平滑にすることにより摩擦をより低減させるために6.3μm以下である必要があるからである。なお、本発明の表面粗さは算術平均粗さRaであり、表面粗さ測定器を用いてJIS B0601に準拠して測定を行なった。
The range of the surface roughness of the sliding
また本発明は、図2に示すように滑り部材19が鍔付き短管4とキャップナット5とで挟持された構成でも良く、図4に示すように滑り部材20がキャップナット21と一体的に設けられた構成でも良く、図5に示すように滑り部材23が鍔付き短管25と一体的に設けられた構成でも良く、図6に示すように滑り部材26、27が鍔付き短管29及びキャップナット28とそれぞれ一体的に設けられた構成でも良い。滑り部材19が鍔付き短管4とキャップナット5とで挟持された構成(図2参照)の場合、滑り部材19が破損したり劣化したとしても交換が容易であるため好適である。滑り部材20、23、26、27が鍔付き短管22、25、29及び/またはキャップナット21、24、28と一体的に設けられた構成(図4、図5、図6参照)の場合、部品点数が増えることがないため組み立ての手間が増えず、現場の作業に慣れていない作業員が施工した場合などキャップナット21、24、28を外して鍔付き短管22、25、29を取り外す際に比較的小さい部品である滑り部材19を紛失したり組み立てる際に滑り部材19をセットし忘れたりする恐れがなくなるので好適である。また図6のように鍔付き短管29とキャップナット28の当接面に静摩擦係数の小さい滑り部材26、27が設けられることにより、鍔付き短管29とキャップナット28の当接面に生じる摩擦をより低減させるため好適である。
In the present invention, the
また、図2に示すように本発明の滑り部材19が鍔付き短管4とキャップナット5とで挟持される場合、滑り部材19の形状は鍔付き短管4とキャップナット5との当接面に介在して設けられる構成であれば特に限定されないが、薄肉のリング状であり断面形状が楕円形状であることが好ましい。これは滑り部材19と鍔付き短管4及びキャップナット5との当接面を線接触に近くさせて接触面積を少なくすることにより滑り部材19の当接面に生じる摩擦は接触面積が少なくなった分低減させることができるため好適である。
2, when the sliding
また、図4、図5、図6に示すように本発明の滑り部材20、23、26、27と鍔付き短管22、25、29及び/またはキャップナット21、24、28とが一体的に設けられている場合、滑り部材20、23、26、27は鍔付き短管22、25、29及び/またはキャップナット21、24、28の全周に設けても等間隔に設けても良く、滑りの効果が得られるのであれば特に限定されない。また、一体的に設ける方法は、一体成形、融着、溶接、接着、嵌着、螺着など特に限定されない。また、鍔付き短管22、25、29及び/またはキャップナット21、24、28と滑り部材20、23、26、27とを同じ材質で一体的に設けても良い。
Also, as shown in FIGS. 4, 5, and 6, the sliding
また、本発明のボールバルブは、図1に示すようにボール押さえ3がバルブ本体1の端部の一方にのみ螺合されたものでも良く、図7に示すように両端部に螺合されたものでも良い。
Further, the ball valve of the present invention may be one in which the
さらに、本発明のボールバルブは二方向のみならず、三方向、多方向のボールバルブにおいても同様である。 Further, the ball valve of the present invention is not limited to the two-way ball valve but also the three-way and multi-way ball valve.
本発明のボールバルブの駆動は手動式が主体であるが、空動式(図8参照)、電動式(図9参照)による駆動でも良く、特に限定されない。空動式、電動式の場合、ボールバルブのハンドル9の代わりに、各々空動式駆動部30、電動式駆動部32が取付台31、33を介して搭載され、ステム10の上部に伝導される。
The ball valve according to the present invention is driven mainly by a manual type, but it may be driven by a pneumatic type (see FIG. 8) or an electric type (see FIG. 9), and is not particularly limited. In the case of the pneumatic type and the electric type, instead of the handle 9 of the ball valve, the pneumatic
本発明のボールバルブのバルブ本体1、ボール弁体2、ボール押さえ3、鍔付き短管4、キャップナット5の材質はPVCが多用されるが、ボールバルブとして要求される強度や特性を満たしていれば、PP、PVDF、ポリエチレン、ポリフェニレンサルファイドなどの合成樹脂、または銅、鋳鉄、鋳鋼などの金属などでも良く、特に限定されない。
The material of the
本発明は以上のような構造をしており、以下の優れた効果が得られる。
(1)鍔付き短管の材質またはキャップナットの材質より静摩擦係数の小さい材質の滑り部材が、鍔付き短管とキャップナットとの間に介在、または鍔付き短管及び/またはキャップナットと一体的に設けられたことにより、鍔付き短管に接続されたパイプの修理や交換を行なう場合、すなわち上流側に流体圧力がかかった状態でキャップナットを外して鍔付き短管を取り外す際、キャップナットの回転に対して滑り部材との当接面で滑りが発生し、鍔付き短管及びボール押さえの共回りが抑えられ、ボール押さえが外れることがないため、ボール弁体が飛び出ることが防止され、流体も流れ出ることがない。
(2)滑り部材の静摩擦係数が鍔付き短管の材質またはキャップナットの材質の静摩擦係数の20分の1から20分の12であることにより、キャップナットを外す際、滑り部材との当接面の摩擦を低減させて滑りをより確実に発生させ、鍔付き短管及びキャップナットの共回りを確実に抑えることができるため、ボール弁体が飛び出ることがなく、流体も流れ出ることがない。
(3)滑り部材の表面粗さが0.1μm〜6.3μmであることにより、キャップナットを外す際、滑り部材の当接面を平滑にすることにより、滑り部材との摩擦を低減させて滑りをより確実に発生させ、鍔付き短管及びキャップナットの共回りを確実に抑えることができるため、ボール弁体が飛び出ることがなく、流体も流れ出ることがない。
(4)滑り部材の形状が薄肉のリング形状で断面形状が楕円形状であることにより、滑り部材と鍔付き短管及びキャップナットとの当接面をほぼ線接触にして接触面積を少なくさせることで滑り部材の当接面に生じる摩擦を低減させて滑りをより確実に発生させ、鍔付き短管及びキャップナットの共回りを確実に抑えることができるため、ボール弁体が飛び出ることがなく、流体も流れ出ることがない。
(5)ボール弁体の飛び出しを抑えることにより、二次的被害を防止できる。
The present invention has the structure as described above, and the following excellent effects can be obtained.
(1) A sliding member having a coefficient of static friction smaller than that of the flanged short tube or the material of the cap nut is interposed between the flanged short tube and the cap nut, or integrated with the flanged short tube and / or the cap nut. When the pipe connected to the short tube with a flange is repaired or replaced, that is, when removing the short tube with the cap nut removed while the fluid pressure is applied to the upstream side, Slip occurs on the contact surface with the sliding member against the rotation of the nut, the co-rotation of the flanged short tube and the ball retainer is suppressed, and the ball retainer does not come off, preventing the ball valve body from popping out And no fluid flows out.
(2) Since the static friction coefficient of the sliding member is from 1/20 to 12/20 of the static friction coefficient of the material of the flanged short tube or the material of the cap nut, when the cap nut is removed, the sliding member comes into contact with the sliding member. Since the friction of the surface is reduced to more surely generate the slip and the co-rotation of the short tube with the flange and the cap nut can be surely suppressed, the ball valve body does not pop out and the fluid does not flow out.
(3) When the surface roughness of the sliding member is 0.1 μm to 6.3 μm, when removing the cap nut, the contact surface of the sliding member is smoothed to reduce friction with the sliding member. Since the slip can be generated more reliably and the co-rotation of the short tube with the flange and the cap nut can be surely suppressed, the ball valve body does not pop out and the fluid does not flow out.
(4) The sliding member has a thin ring shape and an elliptical cross-sectional shape, so that the contact surface between the sliding member, the flanged short tube, and the cap nut is substantially in line contact to reduce the contact area. Since the friction generated on the contact surface of the sliding member is reduced and slipping is generated more reliably, and the co-rotation of the short tube with the hook and the cap nut can be surely suppressed, the ball valve body does not pop out, Fluid does not flow out.
(5) Secondary damage can be prevented by preventing the ball valve body from popping out.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明するが、本発明が本実施形態に限定されないことは言うまでもない。図1は本発明のボールバルブの全閉時を示す縦断面図である。図2は図1の要部拡大縦断面図である。図3は図2のキャップナットを外す途中の状態を示す要部拡大縦断面図である。図4は滑り部材がキャップナットに一体的に設けられたボールバルブの構成を示す要部拡大縦断面図である。図5は滑り部材が鍔付き短管に一体的に設けられたボールバルブの構成を示す要部拡大縦断面図である。図6は滑り部材が鍔付き短管及びキャップナットにそれぞれ一体的に設けられたボールバルブの構成を示す要部拡大縦断面図である。図7はボール押さえがバルブ本体の両端部に設けられたボールバルブの構成を示す全閉時の縦断面図である。図8は空動式の駆動によるボールバルブの構成を示す部分断面図である。図9は電動式の駆動によるボールバルブの構成を示す部分断面図である。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. However, it is needless to say that the present invention is not limited to the embodiments. FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing the ball valve of the present invention when fully closed. FIG. 2 is an enlarged vertical cross-sectional view of the main part of FIG. FIG. 3 is an enlarged vertical sectional view of a main part showing a state in the middle of removing the cap nut of FIG. FIG. 4 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a configuration of a ball valve in which a sliding member is provided integrally with a cap nut. FIG. 5 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a configuration of a ball valve in which a sliding member is integrally provided with a flanged short tube. FIG. 6 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a configuration of a ball valve in which sliding members are integrally provided on a short tube with a flange and a cap nut, respectively. FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing a configuration of a ball valve in which a ball presser is provided at both ends of the valve main body when fully closed. FIG. 8 is a partial cross-sectional view showing a configuration of a ball valve by a pneumatic drive. FIG. 9 is a partial cross-sectional view showing a configuration of a ball valve by electric driving.
以下、図1乃至図3に基づいて本発明の第一の実施形態について説明する。 Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 3.
1は口径25mmのPVC製のバルブ本体である。バルブ本体1は略中空円筒状で、内部に弁室6が設けられており、流路軸線と直交する方向にステム10が嵌挿される貫通孔が弁室6に連通するように設けられている。また、バルブ本体1の両端部外周には雄ねじ部7が設けられ、バルブ本体1の一方の端部内周には雌ねじ部8が設けられている。
2はPVC製のボール弁体である。ボール弁体2はバルブ本体1の弁室6内に配置され、ハンドル9が上部に嵌着されたステム10の下端部に嵌合されている。特に配管されているボールバルブの全閉時、すなわち上流側に流体圧力がかかっている時には、わずかに下流側に移動可能の状態で嵌合されている。
2 is a ball valve body made of PVC. The
3はPVC製のボール押さえである。ボール押さえ3は円筒状であり、外周にOリング11と、外周端部には前記バルブ本体1の雌ねじ部8と螺合される雄ねじ部12が設けられており、ボール押さえ3がバルブ本体1に螺合されることで、弁室6内でボール弁体2が流路両側からシート13により押圧保持される。また、ボール押さえ3の雄ねじ部12が設けられた側の端面にはOリング14が配置されている。
3 is a PVC ball retainer. The
4はPVC製の鍔付き短管である。鍔付き短管4は短管部15の一端に鍔部16が設けられている。
4 is a PVC short tube with a flange. The
19はPP製の滑り部材である。滑り部材19は薄肉のリング形状で断面形状が楕円形状であり、表面粗さは1.6μmで形成され、鍔付き短管4の鍔部16とキャップナット5の内鍔部18との間に介在され設けられている。
19 is a PP sliding member. The sliding
5はPVC製のキャップナットである。キャップナット5は円筒状であり、一方の端部内周に前記バルブ本体1の雄ねじ部7に螺合される雌ねじ部17が設けられており、他端の端部には内周側へ突出する内鍔部18が設けられている。キャップナット5は内鍔部18を鍔付き短管4の鍔部16と係合させてバルブ本体1に螺合されることにより、Oリング14を介して鍔付き短管4をボール押さえ3の端面に固定している。
5 is a PVC cap nut. The
次に、本発明のボールバルブを開閉させた時の作動について説明する。図1の閉状態からハンドル9を90度回転することにより、ハンドル9に嵌着しているステム10が回動し、ステム10の回動に合わせてとステム10に嵌合されているボール弁体2が90度回動してボールバルブが開状態になる。
Next, the operation when the ball valve of the present invention is opened and closed will be described. When the handle 9 is rotated 90 degrees from the closed state of FIG. 1, the
次に、本発明のボールバルブがOリング14に潤滑剤が塗布されていない場合、すなわちオイルフリー対応のバルブが配管されている状態において、下流側の鍔付き短管4に接続されたパイプ(図示せず)の修理または交換するときに、キャップナット5を外して鍔付き短管4を取り外す作用を図1乃至図3に基づいて説明する。このとき、流体の流れ方向は図の矢印方向である。
Next, in the ball valve of the present invention, when the lubricant is not applied to the O-
ボールバルブが閉状態、すなわち上流側(図1では左側)のバルブ本体1内に流体圧力がかかった状態で下流側(図1では右側)のキャップナット5を外す方向へ回転させると、キャップナット5の回転に伴いキャップナット5の内鍔部18内側端面及び鍔付き短管4の鍔部16外側端面と滑り部材19との当接面には摩擦が生じる。ここで鍔付き短管4及びキャップナット5の材質であるPVCの静摩擦係数は0.5であり、滑り部材19の材質であるPPの静摩擦係数は0.1であるため、滑り部材19の静摩擦係数は鍔付き短管4及びキャップナット5の静摩擦係数の20分の4となり、20分の1〜20分の12の範囲内であるため、キャップナット5の回転に対して滑り部材19との当接面の摩擦が低減されて滑りが発生する。この滑りによってキャップナット5のみが回転することになり、キャップナット5の回転は鍔付き短管4にほとんど伝達されずに鍔付き短管4の回転が抑えられる。鍔付き短管4の回転が抑えられるため、Oリング14を介して押圧されているボール押さえ3も回転することがなく、キャップナット5を外すことができ(図3参照)、共回りが防止される。そして、バルブ本体1から鍔付き短管4を外すことでボール押さえ3を共回りさせることなく鍔付き短管4の取り外しが可能となる。
When the ball valve is closed, that is, when the fluid pressure is applied to the upstream side (left side in FIG. 1) and the fluid pressure is applied, the downstream side (right side in FIG. 1)
また、滑り部材19の表面粗さは1.6μmであり、0.1μm〜6.3μmの範囲内にあるため、滑り部材19の当接面を平滑にすることにより、鍔付き短管4及びキャップナット5と滑り部材19との当接面の摩擦をより低減させるため、滑り部材19の滑りをより確実に発生させることができる。
Moreover, since the surface roughness of the sliding
また、滑り部材19の形状が薄肉のリング形状であり、その断面が楕円形状であるため、滑り部材19と鍔付き短管4及びキャップナット5との当接面を線接触に近くさせて接触面積を少なくすることにより、当接面の接触面積が少なくなればそれだけ滑り部材19の当接面に生じる摩擦をより低減させるため、滑り部材19の滑りをより確実に発生させることができる。
Further, since the sliding
上記滑り部材19と鍔付き短管4及びキャップナット5との静摩擦係数、滑り部材19の表面粗さ、滑り部材19の形状は、滑り部材19と鍔付き短管4及びキャップナット5との当接面の滑りを向上させるため各々に効果があり、さらにこれらの構成を併用して使用することで当接面の滑りをより向上させることができる。
The coefficient of static friction between the sliding
ここで、もしも滑りの効果が充分得られず、キャップナット5の回転が鍔付き短管4を介してボール押さえ3に伝達されたとしても、滑りは発生するので、伝達されたボール押さえ3を回転させる力は小さくなり、これに対してボール押さえ3がバルブ本体1にねじにより螺合されている部分の摩擦力の方が大きいためボール押さえ3の回転には至らずに済み、ボール押さえ3の共回りは抑えられる。また、仮にボール押さえ3が共回りしたとしても、滑り部材19の滑りの効果によりキャップナット5の回転がそのままボール押さえ3に伝達されることはなく、さらに流体圧力がボール押さえ3に対して下流側へ加わることでボール押さえ3のねじを外す間は常にボール押さえ3の回転を抑制する抵抗となり、これにボール押さえ3がバルブ本体にねじにより螺合されていることにより、ボール押さえ3がバルブ本体1から外れるほど共回りすることはなく、ボール押さえ3がバルブ本体1から外れるという最悪の事態は回避される。
Here, even if the sliding effect is not sufficiently obtained and the rotation of the
以上のことから、下流側の鍔付き短管4に接続されたパイプ(図示せず)の修理または交換するときなど、キャップナット5を外して鍔付き短管4を取り外す時に、キャップナット5の回転に対してボール押さえ3の共回りが確実に抑えられ、ボール押さえ3がバルブ本体1から外れることはない。よって、ボール弁体2が飛び出ることが完全に防止され、流体も流れ出ることもない。
From the above, when the pipe nut (not shown) connected to the downstream flanged
1・・・バルブ本体
2・・・ボール弁体
3・・・ボール押さえ
4・・・鍔付き短管
5・・・キャップナット
6・・・弁室
7・・・雄ねじ部
8・・・雌ねじ部
9・・・ハンドル
10・・・ステム
11・・・Oリング
12・・・雄ねじ部
13・・・シート
14・・・Oリング
15・・・短管部
16・・・鍔部
17・・・雌ねじ部
18・・・内鍔部
19・・・滑り部材
DESCRIPTION OF
Claims (5)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005036245A JP2006220268A (en) | 2005-02-14 | 2005-02-14 | Ball valve |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20190119845A (en) * | 2018-04-13 | 2019-10-23 | 이재연 | Three-way Ball Valve for High temperature gas |
-
2005
- 2005-02-14 JP JP2005036245A patent/JP2006220268A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190119845A (en) * | 2018-04-13 | 2019-10-23 | 이재연 | Three-way Ball Valve for High temperature gas |
KR102178859B1 (en) * | 2018-04-13 | 2020-11-13 | 이재연 | Three-way Ball Valve for High temperature gas |
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