JP2006197184A - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents

車両用ガラスアンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2006197184A
JP2006197184A JP2005006086A JP2005006086A JP2006197184A JP 2006197184 A JP2006197184 A JP 2006197184A JP 2005006086 A JP2005006086 A JP 2005006086A JP 2005006086 A JP2005006086 A JP 2005006086A JP 2006197184 A JP2006197184 A JP 2006197184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear window
glass plate
window glass
antenna
defogger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005006086A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Tanaka
秀明 田中
Goshi Yamamoto
剛資 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2005006086A priority Critical patent/JP2006197184A/ja
Publication of JP2006197184A publication Critical patent/JP2006197184A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 高周波数を用いた放送波を高いアンテナ利得で受信できるとともに、防曇機能を損なうことがない車両用ガラスアンテナを提供する。
【解決手段】 通電加熱式のデフォッガ2を備えた後部窓ガラス板1に高周波用アンテナ導体3L,3Rを設ける車両用ガラスアンテナであって、デフォッガ2の最高位ヒータ線22Aと高周波用アンテナ導体3L,3Rとは上下方向について50mm以上離間し、最高位ヒータ線22Aは少なくとも1本の分岐する分岐ヒータ線23を有し、高周波用アンテナ導体3L,3Rの受信する搬送波は470〜770MHzの間にある周波数を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両後部窓に設けたデフォッガ付の後部窓ガラス板に設けられ、デジタルテレビ(以下、デジタルTVという)放送の受信に適する車両用ガラスアンテナに関する。
自動車等の車両後部窓の後部窓ガラス板には、防曇用のヒータ線を設けたデフォッガを備えているものが多数開発されている。また、この後部窓ガラス板には、デフォッガとともに、AM/FMラジオやTVの受信用のアンテナ素子等が設けられた車両用ガラスアンテナも開発されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、この特許文献1に記載の車両用ガラスアンテナは、後部窓ガラス板の一方側端部寄りで、かつ、デフォッガ領域の下側に、導電線条からなる第1、第2のアンテナ導体を設けている。ところが、この車両用ガラスアンテナは、後部窓ガラス板の下部に設けられているので、アンテナ利得が低い。
そこで、例えば、特許文献2に記載されているように、後部窓ガラス板のデフォッガ領域部分よりも上部にアンテナ導体を設けた車両用ガラスアンテナも知られている。
特開2002−185230号公報 特開平11−112220号公報
ところが、この特許文献2に記載の車両用ガラスアンテナにあっては、アンテナ導体とデフォッガのヒータ線とが接近しているため、アンテナ利得が低下する。しかも、この特許文献2に記載のようにアンテナ導体を後部窓ガラスの上部空き領域に設けるときには、一般的に、アンテナとして所要の性能を確保する関係上、ヒータ線のうち最上位のものから車体側の後部窓の縁部までの間隔をある程度の長さ確保する必要があった。ところが、ガラスアンテナ用の領域として所要の大きさだけそのエリアを確保すると、この下部の後部窓ガラスに設けるデフォッガについては、防曇機能を確保するためのエリアが狭くなるという問題があった。
また、前述したいずれの車両用ガラスアンテナであっても、今後の普及が予想されているデジタルTV放送に対する特別な配慮が殆どなされることはなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、デジタルTV放送波などのUHF帯以上の高い周波数を用いた放送波を高いアンテナ利得で受信できるのと同時に、デフォッガの防曇機能を損なうこともない車両用ガラスアンテナを提供することを目的とする。
本発明は、車両後部窓の通電加熱式のデフォッガを備えた後部窓ガラス板に設けられる車両用ガラスアンテナであって、該デフォッガは、該後部窓ガラス板の左右両端部側において上下方向に設けたバスバと、該後部窓ガラス板の下部側から上部側まで水平方向に沿って複数本設け該バスバ間を接続するヒータ線とを有し、該後部窓ガラス板の、少なくとも左右何れか一方の端部側で、該デフォッガよりも上部に高周波用アンテナ導体を有し、該ヒータ線のうち最上位のヒータ線と該高周波用アンテナ導体は、該後部窓ガラス板の上下方向について50mm以上離間し、該最上位のヒータ線は、該後部窓ガラス板の水平方向に沿って、端部から中央部に向かう途中で少なくとも1本、該後部窓ガラス板の上方へ分岐したのち水平方向に伸長する分岐ヒータ線を有することを特徴とする車両用ガラスアンテナを提供する。
また、本発明は、車両後部窓の通電加熱式のデフォッガを備えた後部窓ガラス板に設けられる車両用アンテナであって、該デフォッガは、該後部窓ガラス板の左右両端部側において上下方向に設けたバスバと、該後部窓ガラス板の下部側から上部側まで水平方向に沿って複数本設け該バスバ間を接続するヒータ線とを有し、該後部窓ガラス板の両端部側で、該デフォッガよりも上部に、それぞれ高周波用アンテナ導体を有し、該複数本のヒータ線のうち最上位のヒータ線と該高周波用アンテナ導体とは、該後部窓ガラス板の上下方向について50mm以上離間し、該最上位のヒータ線は、該後部窓ガラス板の水平方向に沿って、端部から中央部に向かう途中で少なくとも1本、該後部窓ガラス板の上方へ向けて分岐するとともに該水平方向に平行に伸長した後に該最上位のヒータ線に合流する分岐ヒータ線を有することを特徴とする車両用ガラスアンテナを提供する。
また、好ましくは、前記高周波用アンテナ導体が、前記後部窓ガラス板の水平方向に一定長さ伸びる上部エレメント及び下部エレメントと、前記後部窓ガラス板の上下方向に伸びて該上部エレメント及び該下部エレメントの端部同士をつなぐ接続エレメントとを備え、前記バスバの上部の先端部と該下部エレメントとは、50mm以上離間しているものとする。
また、好ましくは、前記最上位のヒータ線が前記バスバと接続する接続点から前記分岐ヒータ線の分岐点までの間隔が、前記高周波用アンテナ導体の下部エレメントの長さよりも長いものとする。
また、好ましくは、前記高周波用アンテナ導体の下部エレメントの長さが、60〜200mmであって、前記最上位のヒータ線が前記バスバと接続する端部位置から前記分岐ヒータ線の分岐点までの間隔は、100〜300mmであるものとする。
また、好ましくは、前記高周波用アンテナ導体の受信する搬送波が、470〜770MHzの間にある周波数を含むものとする。
また、好ましくは、前記高周波用アンテナ導体の受信する搬送波が、698〜806MHzの間に存在する周波数を含むものとする。
また、前記デフォッガの形状は、略ハノ字形、略コノ字形、又は略逆コノ字形が好ましい。
本発明によれば、通電加熱式のデフオッガと高周波用アンテナ導体とが自動車等の車両の後部窓ガラス板に所要の間隔だけ離間して設けられており、デジタルTV放送波などのUHF帯以上の高い周波数を用いた放送波を高いアンテナ利得で受信できるとともに、これと隣接して設けてあるデフォッガの防曇機能も損なうことがない車両用ガラスアンテナを提供できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る自動車の車両用ガラスアンテナを示すものであり、この車両用ガラスアンテナは、後部窓の通電加熱式のデフォッガ2を付設している後部窓ガラス板1において、デフォッガ2よりも上部の左右両端側の空き領域にデジタルTV放送受信用の高周波用アンテナ導体3L,3Rを一対備えている。
なお、図1では、自動車の車内から後部窓ガラス板1を眺めたものであって、+Xがこの自動車の車体左側、+Yが車体上部、+Z方向が車体前側となる。
後部窓ガラス板1には、通常3〜5mm前後の厚さの強化ガラス板又は合せガラス板等が用いられる。本実施形態の後部窓ガラス板1には、通電加熱式のデフオッガ2が内側面の被加熱領域に設けられており、このデフオッガ2の後述するバスバ21,26には図示外のリード線が接続されている。
本実施形態の場合、デフォッガ2は、全体形状が略ハノ字形を呈しており、後部窓ガラス板1の左右両端部側で上下(Y)方向に沿って設けたバスバ21,26と、このバスバ21,26に接続した複数のヒータ線22と、後述する分岐ヒータ線23、接続線24,27及び短絡線25とを備えている。
ヒータ線22は、後部窓ガラス板1の上下(Y)方向の下部側から上部側まで水平(X)方向に複数本(本実施形態では10本)設けている。このうち、最上位のヒータ線22A(以下、最高位ヒータ線22Aという)は、後部窓ガラス板1の水平(X)方向に沿って、端部から中央部に向かう途中で2本(本実施形態では2本であるが、少なくとも1本以上に分岐していればよい)の分岐する分岐ヒータ線23を有している。
この分岐ヒータ線23は、最高位ヒータ線22Aの一部と接続する分岐点24Aから後部窓ガラス板1の上方に一定長伸長する接続線24にそれぞれ一端部(図1では左端部)が接続されている。また、後述する短絡線25を中心として最高位ヒータ線22Aの分岐点24Aとは線対称位置又は略線対称位置に設けた分岐点27Aから車両用後部窓ガラス板1の上方に一定長伸長する接続線27が分岐ヒータ線23の他端部(図1では右端部)と接続されている。換言すれば、接続線27が分岐ヒータ線23を集約させている。
また、ヒータ線22は、前述したように、車両用後部窓ガラス板1の上下(Y)に複数本のものが設けられているが、これらのヒータ線22の中央部又は略中央部付近では、各ヒータ線22と直交して上下(Y)方向に伸びる別のヒータ線25(以下、短絡線25とよぶ)を設けて各ヒータ線22と短絡させている。この短絡線25は、必要に応じて設けられており、例えば、デフォッガをアンテナとして利用する場合には、デフォッガのインピーダンスを安定させる機能を有している。例えば、車両用ガラスアンテナに設けるアンテナ導体が、400〜800MHz程度の周波数の搬送波を受信する場合には効果が薄いが、FM放送帯を受信する場合には有効である。
バスバ21,26は、アンテナ利得の向上のため、左側(車外から見ると右側に位置するが、ここでは説明を分かりやすくするため、以下、車内から見たときを基準として方向を呼称する。)の左側バスバ21と右側の右側バスバ26との最短間隔(W)は後に示す表1中の条件1を満たすことが好ましい。
最高位ヒータ線22Aは、バスバ21との接続点21Aから接続線24との分岐点24Aまでの水平方向に伸長する部分での線幅(d)が条件2(これについても表1に示す。以下、同様に各条件については、表1を参照されたい。)であることが好ましい。即ち、通常、このヒータ線の線幅は、0.7mm程度であるが、分岐ヒータ線23の電流が増加するので、太く形成することが好ましい。本実施形態では、通常、最高位ヒータ線22Aは、例えば2.0mm程度である。
最高位ヒータ線22Aと高周波用アンテナ導体3L,3Rとの関係について、バスバ21と最高位ヒータ線22Aとの接続点21Aから接続線24との分岐点24Aまでの間隔(S)は条件3であることがアンテナ利得向上の点で好ましい。
また、この最高位ヒータ線22Aは、前述の間隔(S)が、高周波用アンテナ導体3L,3Rの後述する下部エレメント32の水平長さ(x)より大きいことが好ましい。ここで、この間隔(S)と水平長さ(x)との間で満たすことが好ましい関係を条件4に示す。
また、アンテナ利得向上のために、最高位ヒータ線22Aと後述する高周波用アンテナ導体3L,3Rとの間隔(y)が満たすことが必要又は好ましい関係を、条件5に示す。
なお、以上説明してきた条件1〜条件5については、右側バスバ26側のデフォッガ2の仕様についても、同様に適用する。
一方、本実施形態の高周波用アンテナ導体3L,3Rは、車内から後部窓ガラス板1を見たときに後部窓ガラス板の右端部側(車外から見ると左側に位置する)の高周波用アンテナ導体3L,3Rはコノ字形又は略コノ字形を呈する一方、左端部側(車外から見ると右側に位置する)の高周波用アンテナ導体3L,3Rは逆コノ字形又は略逆コノ字形を呈しており、互いに左右対称形状をなしている。即ち、高周波用アンテナ導体3L,3Rは、それぞれ、後部窓ガラス板1の水平(X)方向に一定長さ伸びる上部エレメント31L,31R及び下部エレメント32L,32Rと、後部窓ガラス板1の上下(Y)方向に設けて上部エレメント31L,31Rと下部エレメント32L,32Rの外側端部どうしをつなぐ接続エレメント33L,33Rとを備えており、単極アンテナを構成している。なお、上部エレメント31L,31Rの内側端部には給電点34L,34Rを設けている。また、これらの高周波用アンテナ導体3L,3Rは、左右一対でダイバーシティアンテナを構成しており、左右の高周波用アンテナ導体3L,3Rで受信した信号を合成したり、左右の高周波用アンテナ導体3L,3Rのいずれか単独で受信し、受信機(不図示)が例えばデジタルTV放送を受信するのに最良な信号処理をする。
また、この高周波用アンテナ導体3L,3Rの受信する搬送波は、470〜770MHzの間にある周波数を含むものであって、デジタルTV放送波などのUHF帯受信用のアンテナ導体を構成しており、本実施形態では次の各条件を満たすことが好ましい。
次に、本実施形態において、高周波用アンテナ導体3L,3Rは、水平部分(上部エレメント31L,31R及び下部エレメント32L,32Rがこれに相当する)を有しており、下部エレメント32L,32Rの水平部分の長さ(x)は、条件6であることが好ましい。さらに、この高周波用アンテナ導体3L,3Rは、条件7を満たすことが好ましい。
Figure 2006197184
このように、本実施形態では、通電加熱式のデフオッガ2と高周波用アンテナ導体3L,3Rとが自動車の後部窓ガラス板1に所要の間隔(y)だけ離間して設けられており、デフオッガ2には直流電源10から直流電流が通電される一方、高周波用アンテナ導体3L,3Rに励起する受信信号は給電点34L,34Rと図示外のケーブルを介して車内等に設けたデジタルTV放送用などのTV受信機に出力される。これにより、デフォッガ2は防曇機能を損なうことがないばかりか、後部窓ガラス板1の上部にデフォッガ2と隣接して設けてある高周波用アンテナ導体3L,3Rにより、デジタルTV放送波などの放送波を高いアンテナ利得で受信できる。
なお、本実施形態では、高周波用アンテナ導体3L,3Rをデフォッガ2よりも上部の左右両端側に一対設けたが、この高周波用アンテナ導体3L,3Rは、少なくとも、デフォッガ2の左右何れか一方の端部側近傍で、かつ、デフォッガ2よりも上部の後部窓ガラス板1に設けてあれば使用できる。また、本実施形態では、高周波用アンテナ導体3L,3Rは、それぞれ単極アンテナであるが双極アンテナとすることが好ましい。また、デフォッガ2を構成する各要素、つまりバスバ21〜接続線27、及び高周波用アンテナ導体3L,3Rを構成する各要素、つまり上部エレメント31L〜給電点34L(又は上部エレメント31R〜給電点34R)については、銀ペースト等の導電性金属を含有するペーストを後部窓ガラス板1の車内側表面にプリントし、焼き付けて形成しているが、特にこの方法に限定されない。即ち、例えば銅などの導電性物質からなる線状体又は箔状体を後部窓ガラス板1の車内側表面又は車外側表面に形成してもよく、後部窓ガラス板1の内部に形成してもよい。
また、本実施形態によれば、デフォッガ2の最上位のヒータ線である最高位ヒータ線22Aを2本(1本又は3本以上でも同様)に分岐していても、複数のヒータ線22が水平(X)方向を基調としたシンプルで軽快なデザインを崩すことがないので、デザイン性の低下をもたらす虞がない。
また、本実施形態によれば、車両用後部窓ガラス板1の中央部であって最高位ヒータ線22Aよりも上部の空き領域を利用して、ここに2本の分岐ヒータ線23を設けることで防曇エリアを拡大させることができるようになっているので、その分デッフォガ機能が増大する。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図2を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一構成要素又は同一部材には同一符号を付して重複説明を避ける。また、本実施形態において、高周波用アンテナ導体3L,3R及びデフォッガ2については、第1の実施形態においてこれと対応する同一部材のものと同一寸法のものを用いている。
本実施形態の車両用ガラスアンテナは、第1の実施形態と同様に、左右一対の高周波用アンテナ導体3L,3Rとフロントに設けた2本のアンテナ導体(不図示)との都合4本のアンテナでダイバーシティアンテナを構成しているが、第1の実施形態と異なり、デフォッガ2の全体形状が略逆コノ字形(車外から見ると略コノ字形)を呈しているとともに、高周波用アンテナ導体3L,3Rとは異なる周波数の搬送波を受信させるアンテナ導体、即ちAM受信用アンテナ導体5及びFM受信用アンテナ導体6を追加して設けている。
このうち、デフォッガ2は、後部窓ガラス板1の左端部側(車外から見る右端部側に位置する)の上下方向に設けたバスバ21と、後部窓ガラス板1の右端部側との上部及び下部においてそれぞれ上下方向に設けた上部バスバ42及び下部バスバ43と、バスバ21の上部から下部まで複数本接続して設けたヒータ線22とを備えている。下部バスバ43は車体アース用リード線を介して車体アースに接続されている一方、上部バスバ42は電源用リード線を介して直流電源(不図示)の陽極に接続されている。また、本実施形態の分岐ヒータ線23は、この上部の後部窓ガラス板1に高周波用アンテナ導体3L,3Rとは異なる周波数の搬送波を受信させるアンテナ導体(即ち、AM受信用アンテナ導体5及びFM受信用アンテナ導体6)を設けるためのスペースをやや広く確保する都合上、最高位ヒータ線22Aから1本のみ分岐させている。また、本実施形態の接続線24,27は、分岐ヒータ線23が1本であるため、例えば30mmの長さに形成されていてもよい。
従って、本実施形態のデフォッガ2では、直流電源から給電された電流は上部バスバ42からバスバ21を通って下部バスバ43へと略コノ字状に流れる。
AM受信用アンテナ導体5は、分岐ヒータ線23直上の後部窓ガラス板1の空き領域に、上下(Y)方向に等間隔で4本設けた水平(X)方向にそれぞれ伸びる水平エレメント51と、これらの水平エレメント51のそれぞれ中央部で交差する短絡エレメント52と、これらの水平導線51のそれぞれ左端部どうしを接続する接続エレメント53と、接続エレメント53の上端部に設けた給電点54とを設けている。
一方、FM受信用アンテナ導体6は、AM受信用アンテナ導体5の直上の後部窓ガラス板1の空き領域に、第1エレメント61を設けている。この第1エレメント61は、AM受信用アンテナ導体5の水平エレメント51と平行に設けており、左端部に給電点62を設けている。
また、本実施形態でも、高周波用アンテナ導体3L,3R及びデフォッガ2については、第1の実施形態で説明したものと同一の条件を満たすように構成されている。
即ち、バスバ21,42については、左側バスバ21と最高位ヒータ線22Aとの接続点21Aから、後部窓ガラス板1の右側(車外から見る左側に位置する)上部にある上部バスバ42と最高位ヒータ線22Aとの接続点42Aとの間の最短間隔(W)が第1の実施形態で説明した条件1を満たすことが好ましい。
最高位ヒータ線22Aについては、第1の実施形態と同様に、接続点21A(又は接続点42A)から分岐点24Aまでの間隔(S)は条件3を満たしているとともに、最高位ヒータ線22Aはバスバ21との接続点21A(又は上部バスバ42との接続点42A)から水平方向に伸長する分岐点24Aまでの間の線幅(d)が条件2を満たすのが好ましい。
最高位ヒータ線22Aと高周波用アンテナ導体3L,3Rとの関係については、第1の実施形態と同様に、最高位ヒータ線22Aは、間隔(S)が条件4を満たすとともに、最高位ヒータ線22Aと高周波用アンテナ導体3L,3Rとの間隔(y)が前述の条件5を満たすこととする。
また、第1の実施形態と同様に、高周波用アンテナ導体3L,3Rは、条件5から条件7までを満たすことが好ましい。
従って、本実施形態によれば、車両用後部窓ガラス板1の中央部であって最高位ヒータ線22Aよりも上部の空き領域を利用して、ここに1本の分岐ヒータ線23を設けることで防曇エリアを拡大することができるので、その分デッフォガ機能が増大する。さらに、この分岐ヒータ線23の上部の車両用後部窓ガラス板1の中央部の空き領域を利用して、AM受信用アンテナ導体5及びFM受信用アンテナ導体6を設けているので、高周波用アンテナ導体3L,3Rとは異なる周波数の搬送波を受信できる。
なお、本発明の車両用ガラスアンテナは、前部窓ガラス板及び後部窓ガラス板にそれぞれ設けることが好ましいものである。具体的には、前部窓ガラス板の上部の左右両側と前部窓ガラス板の上部の左右両側とに高周波用アンテナ導体をそれぞれ設け、こられ4つの高周波用アンテナ導体でダイバーシティアンテナを構成することが好ましい。また、本発明の車両用ガラスアンテナで受信する放送周波数としては、デジタルTV放送(470〜770MHz)及び米国デジタルTV放送(698〜806MHz)などが考えられる。
また、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。即ち、本発明において、後部窓ガラス板1に設けられる高周波用アンテナ導体3L,3Rの数は左右一対のもの(ダイバーシティアンテナ)が好ましいが、特にこれに限定されず左右いずれか一方に単一の高周波用アンテナ導体を設けても構わない。また、例えば、本発明の車両用ガラスアンテナとポールアンテナ等のような他のアンテナ及び/又は他の車両用ガラスアンテナとの間でダイバーシティ受信を行ってもよい。
次に、本発明に係る車両用ガラスアンテナを具体的に適用した実施例について説明する。
「例1(実施例)」
本実施例では、図3に示す車両用ガラスアンテナを製作した。この車両用ガラスアンテナは、後部窓ガラス板1に、デジタルTV放送受信用の高周波用アンテナ導体3L,3Rと、AM受信用アンテナ導体5及びFM受信用アンテナ導体6と、キーレスエントリ用アンテナ導体7とを設けている。また、この車両用ガラスアンテナは、自動車の前部窓ガラス板にも設けており(不図示)、前部窓ガラス板の上部の左右両端側に高周波用アンテナ導体を一対備えている。以下の説明では、各部の寸法を記号で示しているが、これらの具体的な数値については、後の表2を参照されたい。なお、最高位ヒータ線22Aと高周波用アンテナ導体3L,3Rの下部エレメント32L,32Rとの間隔は、y(具体的数値は、前述の表2を参照)である。
本例のデフォッガ2のバスバ21,26は、上下(X)方向の長さがL、幅がtである。一方、ヒータ線22は、互い隣り合うヒータ線22の上下間隔がdである。
また、各ヒータ線22がバスバ21(又はバスバ26)と接続する接続点から各ヒータ線22が短絡線25と接続する接続点までの長さについては、最高位ヒータ線22Aのひとつ下のヒータ線22Bの長さがD、最高位ヒータ線22Aから4本下位の第5位のヒータ線22Fの長さがD、最下位のヒータ線22Jの長さがD10である。さらに、バスバ21(又はバスバ26)と最高位ヒータ線22Aとの接続点21A(又は接続点26A)から接続線24(又は接続線27)との分岐点24A(又は分岐点27A)までの間隔はSである。
また、分岐ヒータ線23は、水平(Y)方向の長さがwである。
なお、本実施例では、最高位ヒータ線22Aは、幅寸法がd=2.0mmであるが、S=200mm、x=120mmであるので、S,xについては、S≒1.67xとなっている。
デジタルTV放送受信用の高周波用アンテナ導体3L,3R及び前部窓ガラス板の左右に設けた2つの高周波用アンテナ導体の合計4つの高周波用アンテナ導体間でダイバーシティ受信を行なっている。この高周波用アンテナ導体3L(又は高周波用アンテナ導体3R)は、上部エレメント31L(又は上部エレメント31R)の長さがx、下部エレメント32L(又は下部エレメント32R)の長さがx、接続エレメント33L(又は接続エレメント33R)の長さがxであり、上部エレメント31L(又は上部エレメント31R)の中央寄り側の端部には給電点34L(又は給電点34R)を構成する端子ベース形状の導体が、縦、横それぞれa、b(不図示)の長さに形成されている。
さらに、この上部エレメント31L(又は上部エレメント31R)の上部の後部窓ガラス板1には、この後部窓ガラス板1の略アール状の角部の形状に倣ってカーブした形状を呈するカーブ状エレメント35L(又はカーブ状エレメント35R)がxの長さで設けられているとともに、そのカーブ状エレメント35L(又はカーブ状エレメント35R)の中央寄り側の端部には接地点(グランド部)36L(又は接地点(グランド部)36R)を構成する端子ベース形状の導体が設けられている。この接地点36L(又は接地点36R)は、縦、横の大きさがそれぞれ上部エレメント31L(又は上部エレメント31R)の給電点34L(又は給電点34R)と同じ大きさに形成されている。
なお、本実施例では、後部窓ガラス板1の水平(X)方向に平行に設けた最高位ヒータ線22Aと、高周波用アンテナ導体3L(又は高周波用アンテナ導体3R)の下部エレメント32L(又は下部エレメント32R)との間隔をyとしている。また、左側の高周波用アンテナ導体3Lの給電点34Lと接地点36Lとは、後部窓ガラス板1の水平(X)方向に沿ってd(不図示)だけ離間している。また、右側の高周波用アンテナ導体3Rの給電点34Rと接地点36Rとの間も、後部窓ガラス板1の水平(X)方向に沿ってd(不図示)だけ離間している。
一方、AM受信用アンテナ導体5は、分岐ヒータ線23直上の後部窓ガラス板1の空き領域に設けている。本例のAM受信用アンテナ導体5は、上下(Y)方向に等間隔dで水平(X)方向に長さAの水平エレメント51と、短絡エレメント52と、接続エレメント53と、給電点54を設けている。また、このAM受信用アンテナ導体5は、最低位の水平エレメント51Aと分岐ヒータ線23との間をdだけ離間させてある。
FM受信用アンテナ導体6は、後部窓ガラス板1の最上部中央の空き領域、及び後部窓ガラス板1の最上部の左側の高周波用アンテナ導体3Lよりも中央寄りの空き領域に、それぞれ、第1エレメント61、及び第2エレメント63を設けている。第1エレメント61は、AM受信用アンテナ導体5との間をdだけ離間させ長さFに形成しており、給電点62を設けている。第2エレメント63は、後部窓ガラス板1の最上部側から最高位ヒータ線22Aに接触する位置まで後部窓ガラス板1の上下(Y)方向に沿って伸長しており、上端部には給電点64を設けている。なお、FM受信用アンテナ導体6の給電点64と、左側の高周波用アンテナ導体3Lの接地点36Lとは、後部窓ガラス板1の水平(X)方向に沿ってd(不図示)だけ離間している。
キーレスエントリ用アンテナ導体7は、AM受信用アンテナ導体5とFM受信用アンテナ導体6の第2エレメント63との間に、後部窓ガラス板1の上下(Y)方向に沿って、第1、第2導体71、72を設けている。なお、第1導体71には上端部に給電点73を設けている。
Figure 2006197184
「例2(比較例)」
図4に示す車両用ガラスアンテナを作製した。例2では、例1において分岐ヒータ線をバスバまで延伸させた、つまりデフォッガ2のヒータ線を1本さらに最上部に追加したものであり、最高位ヒータ線から高周波用アンテナ導体の下部エレメントまでの間隔がy(=70mm)と短縮されている。なお、AM受信用アンテナ導体5、FM受信用アンテナ導体6及びキーレスエントリ用アンテナ導体7は、例1において、それぞれ対応する同一要素のものと同一構成である。また、左側の高周波用アンテナ導体3Lと、AM受信用アンテナ導体5、FM受信用アンテナ導体6或いはキーレスエントリ用アンテナ導体7との間隔は、例1でのそれぞれ対応する要素間の間隔と同一である。また、右側の高周波用アンテナ導体3Rと、AM受信用アンテナ導体5或いはFM受信用アンテナ導体6との間隔も、例1でのそれぞれ対応する要素間の間隔と同一である。
「例3(比較例)」
例2におけるヒータ線を最上部から1本取り除いた構成であり、最高位ヒータ線から下部エレメントまでの間隔(y)が例1の車両用ガラスアンテナでの間隔(y(不図示))と同じ100mmである。なお、例1、例2及び例3は、いずれもアンテナシステムの構成が同様である。即ち、例2及び例3のものも、左右に設けた高周波用アンテナ導体は双極アンテナであって、これら左右端部側の高周波用アンテナ導体と、前部窓ガラス板の左右端部側に設けた2つの高周波用アンテナ導体とでダイバーシティアンテナを構成している。
ここで、例1、例2及び例3について、アンテナ利得の比較実験を行なった。
例3では、例2の車両用ガラスアンテナにおけるヒータ線を最上部から1本取り除いた構成であり、最高位ヒータ線から下部エレメントまでの間隔(y)が例1での間隔(y)と同じ100mmである。なお、例1、例2及び例3では、いずれもアンテナシステムの構成が同様である。即ち、例2及び例3のものも、前部窓ガラス板の左右端部側に設けた高周波用アンテナ導体は双極アンテナであって、これら左右端部側の高周波用アンテナ導体と、前部窓ガラス板の左右端部側に設けた2本の高周波用アンテナ導体とでダイバーシティアンテナを構成している。
このような構成の例1、例2及び例3について、ダイバーシティ受信した結果を比較することにより、アンテナ利得を調べてみた。なお、図5の特性図においては、標準ダイポールアンテナ利得を0dBとし、後方かつ水平方向のアンテナ利得を測定した。
その結果、図5に示すように、例1と例3とを比較すると、470〜510MHz付近では例1が例3よりアンテナ利得に優れ、他の周波数では、ほぼ同等なアンテナ利得特性を有しており、図4に示す例2の車両用ガラスアンテナに比べて全体的に1dB程度アンテナ利得特性が向上しているとの知見が得られた。
これは、高周波用アンテナ導体とヒータ線との間隔(y〜y)によってアンテナ性能が異なることを示している。定性的には、UHF帯において、ヒータ線は自動車のボディ(金属製の部分)と見なされ、ヒータ線が高周波用アンテナ導体に近づくことで、高周波用アンテナ導体が誘起した電圧をヒータ線へ漏洩させている、あるいは、ヒータ線が高周波用アンテナ導体に近づくことで、ヒータ線が反射器となり、高周波用アンテナ導体の後方かつ水平方向のアンテナ利得が低下しているものと考えられる。
即ち、例1と例3とは、ヒータ線と高周波用アンテナ導体との間隔(y,y)が増大しているため、ヒータ線からの影響が軽減されたものと思われる。また、例1と例3は、例2と比較して、最高位ヒータ線が高周波用アンテナ導体から比較的遠いために、最高位ヒータ線からの反射波を受けにくく、自動車の後方かつ後部窓ガラス板の垂直方向のアンテナ利得より、自動車の後方かつ水平方向のアンテナ利得が向上し、望ましい。これに対して、例2では、最高位ヒータ線が高周波用アンテナ導体に比較的近いために、最高位ヒータ線からの反射波を受けて、自動車の後方かつ後部窓ガラス板の垂直方向のアンテナ利得が、自動車の後方かつ水平方向のアンテナ利得より向上する。
本発明の車両用ガラスアンテナは、通電加熱式のデフオッガと高周波用アンテナ導体とが自動車の後部窓ガラス板に所要の間隔だけ離間して設けられており、デジタルTV放送波などのUHF帯以上の高周波数を用いた放送波を良好なアンテナ利得で受信できるとともに、同時に設けてあるデフォッガの防曇機能を損なうことがないので、視認性(安全性)の確保と同時に各種の放送を良好な受信状態で楽しむことができる効果を有し、デジタルTV放送用の車両用ガラスアンテナ等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る車両用ガラスアンテナを示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用ガラスアンテナを示す平面図である。 例1を示す平面図である。 例2を示す平面図である。 例1と例2及び例3とにおけるアンテナ利得特性の比較を示すグラフである。
符号の説明
1 後部窓ガラス板
2 デフォッガ
21,26 バスバ
21A,26A 接続点
22 ヒータ線
22A 最高位ヒータ線
23 分岐ヒータ線
24,27 接続線
24A,27A 分岐点
25 短絡線
3 高周波用アンテナ導体
3R,3L 高周波用アンテナ導体
31 上部エレメント
32 下部エレメント
33 接続エレメント
34 給電点
42 上部バスバ
43 下部バスバ
5 AM受信用アンテナ導体
51 水平エレメント
52 短絡エレメント
53 接続エレメント
54 給電点
6 FM受信用アンテナ導体
61 第1エレメント
62 第2エレメント

Claims (7)

  1. 車両後部窓の通電加熱式のデフォッガを備えた後部窓ガラス板に設けられる車両用ガラスアンテナであって、
    該デフォッガは、該後部窓ガラス板の左右両端部側において上下方向に設けたバスバと、該後部窓ガラス板の下部側から上部側まで水平方向に沿って複数本設け該バスバ間を接続するヒータ線とを有し、
    該後部窓ガラス板の、少なくとも左右何れか一方の端部側で、該デフォッガよりも上部に高周波用アンテナ導体を有し、
    該ヒータ線のうち最上位のヒータ線と該高周波用アンテナ導体は、該後部窓ガラス板の上下方向について50mm以上離間し、
    該最上位のヒータ線は、該後部窓ガラス板の水平方向に沿って、端部から中央部に向かう途中で少なくとも1本、該後部窓ガラス板の上方へ分岐したのち水平方向に伸長する分岐ヒータ線を有することを特徴とする車両用ガラスアンテナ。
  2. 車両後部窓の通電加熱式のデフォッガを備えた後部窓ガラス板に設けられる車両用アンテナであって、
    該デフォッガは、該後部窓ガラス板の左右両端部側において上下方向に設けたバスバと、該後部窓ガラス板の下部側から上部側まで水平方向に沿って複数本設け該バスバ間を接続するヒータ線とを有し、
    該後部窓ガラス板の両端部側で、該デフォッガよりも上部に、それぞれ高周波用アンテナ導体を有し、
    該複数本のヒータ線のうち最上位のヒータ線と該高周波用アンテナ導体とは、該後部窓ガラス板の上下方向について50mm以上離間し、
    該最上位のヒータ線は、該後部窓ガラス板の水平方向に沿って、端部から中央部に向かう途中で少なくとも1本、該後部窓ガラス板の上方へ向けて分岐するとともに該水平方向に平行に伸長した後に該最上位のヒータ線に合流する分岐ヒータ線を有することを特徴とする車両用ガラスアンテナ。
  3. 前記高周波用アンテナ導体は、前記後部窓ガラス板の水平方向に一定長さ伸びる上部エレメント及び下部エレメントと、前記後部窓ガラス板の上下方向に伸びて該上部エレメント及び該下部エレメントの端部同士をつなぐ接続エレメントとを備え、
    前記バスバの上部の先端部と該下部エレメントとは、50mm以上離間している請求項1又は2に記載の車両用ガラスアンテナ。
  4. 前記最上位のヒータ線が前記バスバと接続する接続点から前記分岐ヒータ線の分岐点までの間隔は、前記高周波用アンテナ導体の下部エレメントの長さよりも長い請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  5. 前記高周波用アンテナ導体の下部エレメントの長さは、60〜200mmであって、
    前記最上位のヒータ線が前記バスバと接続する端部位置から前記分岐ヒータ線の分岐点までの間隔は、100〜300mmである請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  6. 前記高周波用アンテナ導体の受信する搬送波は、470〜770MHzの間にある周波数を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ガラスアンテナ。
  7. 前記高周波用アンテナ導体の受信する搬送波は、698〜806MHzの間に存在する周波数を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ガラスアンテナ。
JP2005006086A 2005-01-13 2005-01-13 車両用ガラスアンテナ Pending JP2006197184A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005006086A JP2006197184A (ja) 2005-01-13 2005-01-13 車両用ガラスアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005006086A JP2006197184A (ja) 2005-01-13 2005-01-13 車両用ガラスアンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006197184A true JP2006197184A (ja) 2006-07-27

Family

ID=36802906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005006086A Pending JP2006197184A (ja) 2005-01-13 2005-01-13 車両用ガラスアンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006197184A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008135944A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Asahi Glass Co Ltd 自動車用高周波ガラスアンテナ及び窓ガラス板
WO2008153079A1 (ja) * 2007-06-12 2008-12-18 Asahi Glass Company, Limited 自動車用ガラスアンテナ及び自動車用窓ガラス板
JP2009100127A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ガラスアンテナ
WO2009157293A1 (ja) * 2008-06-26 2009-12-30 日本板硝子株式会社 自動車用窓ガラス
WO2010038485A1 (ja) * 2008-10-02 2010-04-08 セントラル硝子株式会社 車両用のガラスアンテナ
JP2010088057A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Central Glass Co Ltd 車両用のガラスアンテナ
JP2010109958A (ja) * 2008-10-02 2010-05-13 Central Glass Co Ltd 車両用のガラスアンテナ
EP2190058A1 (en) 2008-11-21 2010-05-26 Asahi Glass Co., Ltd. Glass antenna and window glass for vehicle
EP2190057A1 (en) 2008-11-20 2010-05-26 Asahi Glass Co., Ltd. Glass antenna and window glass for vehicle
EP2214254A1 (en) * 2008-09-16 2010-08-04 Central Glass Company, Limited Glass antenna for vehicle
JP2011166233A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスアンテナ
WO2016190064A1 (ja) * 2015-05-22 2016-12-01 日本板硝子株式会社 車両用の窓ガラス及びdab用ガラスアンテナ
WO2017006970A1 (ja) * 2015-07-09 2017-01-12 日本板硝子株式会社 車両用窓ガラス
EP3422468A1 (en) 2017-06-27 2019-01-02 AGC Inc. Glass antenna and vehicle window glass
CN110168806A (zh) * 2017-01-11 2019-08-23 日本板硝子株式会社 车辆用窗玻璃
JP2019205044A (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 Agc株式会社 アンテナ装置及びアンテナ装置付き窓ガラス

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008135944A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Asahi Glass Co Ltd 自動車用高周波ガラスアンテナ及び窓ガラス板
CN101682106B (zh) * 2007-06-12 2013-08-14 旭硝子株式会社 汽车用玻璃天线及汽车用窗玻璃板
WO2008153079A1 (ja) * 2007-06-12 2008-12-18 Asahi Glass Company, Limited 自動車用ガラスアンテナ及び自動車用窓ガラス板
US8294624B2 (en) 2007-06-12 2012-10-23 Asahi Glass Company, Limited Automobile glass antenna and automobile window glass sheet
JP2009100127A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ガラスアンテナ
WO2009157293A1 (ja) * 2008-06-26 2009-12-30 日本板硝子株式会社 自動車用窓ガラス
JP2010011005A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Nippon Sheet Glass Co Ltd 自動車用窓ガラス
US8330663B2 (en) 2008-09-16 2012-12-11 Central Glass Company, Limited Glass antenna for vehicle
EP2214254A4 (en) * 2008-09-16 2010-10-27 Central Glass Co Ltd GLASS ANTENNA FOR VEHICLE
EP2214254A1 (en) * 2008-09-16 2010-08-04 Central Glass Company, Limited Glass antenna for vehicle
JP2010088057A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Central Glass Co Ltd 車両用のガラスアンテナ
JP2010109958A (ja) * 2008-10-02 2010-05-13 Central Glass Co Ltd 車両用のガラスアンテナ
US8421691B2 (en) 2008-10-02 2013-04-16 Central Glass Company, Limited Vehicular glass antenna
WO2010038485A1 (ja) * 2008-10-02 2010-04-08 セントラル硝子株式会社 車両用のガラスアンテナ
EP2190057A1 (en) 2008-11-20 2010-05-26 Asahi Glass Co., Ltd. Glass antenna and window glass for vehicle
EP2190058A1 (en) 2008-11-21 2010-05-26 Asahi Glass Co., Ltd. Glass antenna and window glass for vehicle
JP2010124444A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Asahi Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP2011166233A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスアンテナ
JP2021073771A (ja) * 2015-05-22 2021-05-13 日本板硝子株式会社 車両用の窓ガラス及びdab用ガラスアンテナ
WO2016190064A1 (ja) * 2015-05-22 2016-12-01 日本板硝子株式会社 車両用の窓ガラス及びdab用ガラスアンテナ
JPWO2016190064A1 (ja) * 2015-05-22 2018-05-17 日本板硝子株式会社 車両用の窓ガラス及びdab用ガラスアンテナ
EP3300168A4 (en) * 2015-05-22 2018-12-05 Nippon Sheet Glass Company, Limited Vehicle window glass and glass antenna for dab
JP7365458B2 (ja) 2015-05-22 2023-10-19 日本板硝子株式会社 車両用の窓ガラス及びdab用ガラスアンテナ
JP2022130499A (ja) * 2015-05-22 2022-09-06 日本板硝子株式会社 車両用の窓ガラス及びdab用ガラスアンテナ
JP7092901B2 (ja) 2015-05-22 2022-06-28 日本板硝子株式会社 車両用の窓ガラス及びdab用ガラスアンテナ
WO2017006970A1 (ja) * 2015-07-09 2017-01-12 日本板硝子株式会社 車両用窓ガラス
JPWO2017006970A1 (ja) * 2015-07-09 2018-05-10 日本板硝子株式会社 車両用窓ガラス
CN110168806A (zh) * 2017-01-11 2019-08-23 日本板硝子株式会社 车辆用窗玻璃
EP3570369A4 (en) * 2017-01-11 2020-09-02 Nippon Sheet Glass Company, Limited MOTOR VEHICLE WINDOW GLASS
EP3422468A1 (en) 2017-06-27 2019-01-02 AGC Inc. Glass antenna and vehicle window glass
JP7077772B2 (ja) 2018-05-22 2022-05-31 Agc株式会社 アンテナ装置及びアンテナ装置付き窓ガラス
JP2019205044A (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 Agc株式会社 アンテナ装置及びアンテナ装置付き窓ガラス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5024026B2 (ja) 自動車用ガラスアンテナ
JP2006197184A (ja) 車両用ガラスアンテナ
JP4941171B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ
US8421691B2 (en) Vehicular glass antenna
CN106252819B (zh) 车辆用玻璃天线和具有车辆用天线的后部窗玻璃
KR20070113128A (ko) 자동차용 고주파 유리 안테나
JP3974087B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ
US9136583B2 (en) Automotive window antenna
JP5141500B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP4941158B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ
JP2008005474A (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ
US6437749B2 (en) Glass antenna for side windshield of automotive vehicle
JP4919770B2 (ja) 自動車用窓ガラス
JP5109089B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
US7773039B2 (en) High frequency wave antenna for an automobile
JP4905188B2 (ja) 自動車用高周波ガラスアンテナ装置及び後部窓ガラス板
JP5386944B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP2006165933A (ja) 車両用ガラスアンテナ
JP2010268358A (ja) 車両用ガラスアンテナ
JP2004040144A (ja) 自動車用後部窓ガラスアンテナ
JPH0220004B2 (ja)
JP2008035412A (ja) 自動車用のガラスアンテナ
JP5262537B2 (ja) 車両用のガラスアンテナ
JP2010226465A (ja) 車両用ガラスアンテナ
JP2012085153A (ja) 車両用アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070927

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20080410

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

A521 Written amendment

Effective date: 20080410

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

A521 Written amendment

Effective date: 20080901

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A977 Report on retrieval

Effective date: 20081030

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090414