JP2006108249A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気などの過電圧から保護し、かつ、素子の微細化、チップ縮小化を図ることができる半導体装置及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】第2導電型半導体基板101の所定の深さに形成された第1導電型埋め込みコレクタ層103と、第2導電型半導体基板101の第1導電型埋め込みコレクタ層103上に形成された第2導電型ベース領域104と、ベース領域104上に形成された第1導電型エミッタ領域108と、ベース領域104及びエミッタ領域108を内方し、かつ、埋め込みコレクタ層103に電気的に接続するように形成された第1導電型コレクタ引き出し層112と、コレクタ引き出し層112の少なくともエミッタ領域側の側面を覆うように形成された絶縁膜111を備えた半導体装置を提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、より詳しくは静電気などの過電圧から保護する入出力保護素子に関するものである。
従来から、内部回路の静電破壊を防止するために、保護素子が組み込まれた半導体装置が提案されている。
(i)例えば、特開昭62−69678号公報(特許文献1)では横型バイポーラトラン
ジスタを用いる発明が提案されている。以下にその製造方法を説明する。
図5に示すように、P型半導体基板上にロコス酸化法を用いて素子分離を行なった後に、ベース取り出し拡散層を形成するために所望の領域にイオン注入(49BF2 +)を行なう。その後、エミッタ、コレクタ形成のために所望の領域にイオン注入(75As+)を行なう。さらに、メタル配線によってエミッタとベースをショートさせて横型バイポーラトランジスタを作成する。
(ii)また、特開平7−193153号公報(特許文献2)では縦型バイポーラトランジ
スタを用いる発明が提案されている。以下にその製造方法を説明する。
図6に示すように、P型基板1上の所望の領域にアンチモン(Sb)を含むスピンオンガラスを塗布した後に熱処理を行なうことによって埋め込みコレクタ2(N+拡散層)を形成する。次にP-エピタキシャル層を成長させる。そして、ベース領域3を形成するために所望の領域にイオン注入(11+)を行なう。その後、埋め込みコレクタ取り出し拡散層4を形成するため所望の領域にイオン注入(31+)を行なう。そして、熱処理を行うことによってベース領域3、埋め込みコレクタ取り出し拡散領域4を形成する。次に、ロコス酸化法を用いて素子分離を行なった後に、ベース取り出し拡散層5を形成するため所望の領域にイオン注入(49BF2 +)を行なう。その後、エミッタ6と高濃度取り出し拡散層7を形成するために所望の領域にイオン注入(75As+)を行なう。さらにメタル配線によってエミッタとベースをショートさせて縦型バイポーラトランジスタを形成する。
特開昭62−69678号公報 特開平7−193153号公報
しかし従来例(i)においては、保護素子に静電気などの瞬時に過大な電流が流れた場合、十分エネルギーを吸収することができず、内部回路の破壊を引き起こす場合がある。これは横方向にバイポーラトランジスタが形成されており、素子内の接合が浅いため電流通過面積に制限が生じるからである。サージに対して保護回路が十分な能力を得るためには、素子面積を大きくする必要があり素子の微細化、チップ縮小化に不向きである。
また従来例(ii)においては、バイポーラ動作による電流経路を縦方向のみとするためには、エミッタ6とコレクタ取り出し拡散層4の距離を十分に離す必要がある。エミッタ6とコレクタ取り出し拡散層4の距離が不十分であった場合、縦方向(エミッタ6−ベース3−埋め込みコレクタ層2)のバイポーラ動作とならず、横方向(エミッタ6−ベース3−コレクタ取り出し拡散層4)のバイポーラ動作となり、上記従来例(i)の横型バイポーラトランジスタと同様の問題が生じ、素子の微細化、チップ縮小化には不向きである。
本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、静電気などの過電圧から保護し、かつ、素子の微細化、チップ縮小化を図ることができる半導体装置及びその製造方法を提供することを課題とする。
かくして、本発明によれば、第2導電型半導体基板の所定の深さに形成された第1導電型埋め込みコレクタ層と、前記第2導電型半導体基板の第1導電型埋め込みコレクタ層上に形成された第2導電型ベース領域と、前記ベース領域上に形成された第1導電型エミッタ領域と、前記ベース領域及びエミッタ領域を内方し、かつ、前記埋め込みコレクタ層に電気的に接続するように形成された第1導電型コレクタ引き出し層と、前記コレクタ引き出し層の少なくともエミッタ領域側の側面を覆うように形成された絶縁膜を備えた半導体装置が提供される。
つまり、本発明の半導体素子は、第1導電型埋め込みコレクタ層、第2導電型ベース領域、第1導電型エミッタ領域によって構成された縦型バイポーラトランジスタを、トレンチ法を用いた絶縁膜と第1導電型コレクタ引き出し層からなるサンドイッチ構造で囲うことにより、素子の微細化、チップ縮小化を行いかつノイズが少ない静電保護素子を提供するものである。
また、本発明は別の観点によれば、第2導電型半導体基板に第1導電型埋め込みコレクタ層を形成する工程(a)、前記埋め込みコレクタ層上に第2導電型ベース領域を形成する工程(b)、前記ベース領域上に第1導電型エミッタ領域を形成する工程(c)、半導体基板に前記ベース領域及びエミッタ領域を内方し、かつ、前記埋め込みコレクタ層に達する溝を形成する工程(d)、前記溝の少なくともエミッタ領域側の側面を覆う絶縁膜を形成する工程(e)、前記溝内に埋め込みコレクタ層に電気的に接続する第1導電型引き出しコレクタ層を形成する工程(f)とを備えた半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の半導体装置及びその製造方法によれば、第1導電型埋め込みコレクタ層、第2導電型ベース領域、第1導電型エミッタ領域によって構成された縦型バイポーラトランジスタを溝で囲み、この溝の少なくともエミッタ領域側の側面に絶縁膜(例えばSiO2等)が形成され、溝内に第1導電型引き出しコレクタ層(例えばN+ポリシリコン、金属等)が埋め込み形成され、この引き出しコレクタ層は第1導電型埋め込みコレクタと電極の接続に用いられるという構造であるため、以下の効果を奏する。
(1)絶縁膜によって上記従来例(ii)で指摘したエミッタとコレクタ間が狭くなっても
横方向のバイポーラ動作が起こらない。つまり、エミッタとコレクタ引き出し層の間に 絶縁膜を形成することによって、横方向のバイポーラ動作(エミッタ−ベース−コレク タ引き出し層)を回避し、かつ素子の微細化、チップ縮小化が可能となる。
(2)スナップバック後、第1導電型エミッタ領域からの電子が半導体基板内に向けての 拡散が絶縁膜によって防止され、それにより他の素子への影響が抑制されてノイズが低 減する。
(3)電流経路は第1導電型埋め込みコレクタ部全面からとなるため、サージの発生に対 して電流通過面積を十分に保ち、電流の局所集中が改善されると共に、比較的小さな面 積で大電流を流すことができる。
以下、本発明に係る半導体装置の実施の形態を図面を用いて説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
図1(a)〜(e)及び図2(f)〜(i)は本発明の実施の形態の半導体装置の製造工程を示す断面図であり、図3は図2(h)の第1絶縁層を除去した状態の平面図である。
この半導体装置は、図2(f)に示すように、第2導電型半導体基板101の所定の深さに形成された第1導電型埋め込みコレクタ層103と、第2導電型半導体基板101の埋め込みコレクタ層103上に形成された第2導電型ベース領域104と、ベース領域104上に形成された1対の第1導電型エミッタ領域108と、ベース領域104及びエミッタ領域108を内方し、かつ、埋め込みコレクタ層103に電気的に接続するように形成された平面視長方形の第1導電型コレクタ引き出し層112と、コレクタ引き出し層112の内外側面を覆うように形成された絶縁膜111を備える。さらに、1対のエミッタ領域108、108の間にベース引き出し層106が各エミッタ領域108と接触して形成されている。また、半導体基板101、ベース領域104、エミッタ領域108及びベース引き出し層106の表面に第1絶縁層102が形成され、第1絶縁層102、絶縁膜111及びコレクタ引き出し層112の表面に第2絶縁層115が形成されている。そして、第2絶縁層115上に電極113がコンタクトホールを通してベース引き出し層106及び各エミッタ領域108に接続し、電極114がコンタクトホールを通してコレクタ引き出し層112に接続している。
本発明の半導体装置は以上のような構成の縦型バイポーラトランジスタである。ここで、本発明において、第1導電型はN型又はP型を示し、第2導電型はP型又はN型を示している。
本発明において、半導体基板101としては、シリコン、Ga、Sn、Se等の元素半導体や、GaAs、GaP、AlGaAs等の化合物半導体、SnO2、ZnO等の酸化物半導体等が挙げられる。中でもシリコン基板が好ましい。半導体基板がシリコン基板の場合、P型を与える不純物としてはホウ素、アルミニウム等が挙げられ、N型を与える不純物としてはリン、砒素等が挙げられる。
埋め込みコレクタ層103は、半導体基板101の表面から深さ(最深部)2000 〜4000nm程度、厚み1000〜2000nm程度で形成される。
ベース引き出し層106及びエミッタ領域108は、半導体基板101の表面に厚み
50〜200nm程度で形成される。
コレクタ引き出し層112は、半導体基板101の表面から埋め込みコレクタ層103まで達する厚みであり、エミッタ領域108との間隔(側面−側面間)は1〜20μm程度、好ましくは5μmである。また、コレクタ引き出し層112の幅は1.0〜2.0μm程度、好ましくは1.0μmである。本実施の形態では、コレクタ引き出し層112の平面視形状は環状の長方形(図3参照)であるが、開口部のない環状であれば形状は特に限定されるものではなく、正方形、菱形、円形、楕円形、多角形、不定形等とすることができる。なお、コレクタ引き出し層112を形成するに際して、半導体基板101にコレクタ引き出し層形成用の溝が形成される。溝を形成する方法としてはドライエッチングが用いられ、エッチングガスとしては半導体基板をエッチング可能であれば特に限定されないが、半導体基板がシリコン基板の場合は例えばHBr、Cl2、O2などが使用でき、HBr及びCl2の流量は10〜100sccm、O2の流量は0〜50sccmで、RF Powerは400〜1000kW、圧力は0.5〜100Paとすることができる。
絶縁膜111は、コレクタ引き出し層112の内外側面の全面を覆い、その膜厚は100〜300nm程度、好ましくは200nmである。この絶縁膜111としては、特に限定されるものではなく、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等が挙げられる。
第1絶縁膜102としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等を用いることができ、その膜厚は10〜200nm程度、好ましくは20nmである。
第2絶縁膜115としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等を用いることができ、その膜厚は400〜1000nm程度、好ましくは500nmである。
電極113、116としては、CVD法等により形成された多結晶シリコン、シリサイド及びそれらの積層体(ポリサイド)等からなるシリコン系膜や、蒸着法等により形成されたアルミニウム、銅及びそれらの合金等からなる金属膜が挙げられ、その膜厚は500〜1000nm程度が好ましい。
本発明において、ベース領域104の不純物イオン注入量(例えばホウ素イオン)は1〜5×1012ions/cm3、好ましくは2〜3×1012ions/cm3である。図4に示すように、不純物イオン注入量が2〜3×1012ions/cm3であることにより、降伏電圧(雪崩降伏電圧)を約30〜55V程度とすることができる。したがって、上記不純物イオン注入量を調整することで、任意の電圧を選択することができ、保護したい素子に最適な降伏電圧を設定できるという利点がある。
(実施例)
次に、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
まず、図1(a)に示すように、シリコンからなるP型半導体基板101上に、SiO2膜からなる第1絶縁層102を、熱酸化法により膜厚20nmで形成した。
次に、図1(b)に示すように、第1絶縁層102上に公知のフォトリソグラフィー技術を用いて埋め込みコレクタ形成領域に開口部を有するレジストパターン105を形成し、このレジストパターン105をマスクとしてP型半導体基板101にP+(リンイオン)をドーズ量3.0E12、エネルギー3MeVの条件にて注入し、コレクタ部となるN型埋め込みコレクタ層103を半導体基板101の表面(第1絶縁層102の表面)から深さ3000nm、厚さ1500nmで形成した(工程(a))。
続いて、上記レジストパターン105を用いて半導体基板101にB+(ホウ素イオン)をドーズ量2.5E12でエネルギー900KeVと、ドーズ量2.0E12でエネルギー600KeVと、ドーズ量1.0E11でエネルギー100KeVの3条件で注入して、埋め込みコレクタ層103から第1絶縁層102までの間にP型ベース領域104を形成した(工程(b))。
次に、上記レジストパターン105を除去した後、図1(c)に示すように、ベース引き出し層形成領域に開口部を有するレジストパターン107をフォトリソグラフィー技術により形成し、このレジストパターン107をマスクとしてP型ベース領域104の表面付近にBF2をドーズ量2.0E15、エネルギー30KeVの条件で注入して、高濃度P型ベース引き出し層106を厚み150nmで形成した。
次に、上記レジストパターン107を除去した後、図1(d)に示すように、エミッタ領域形成領域に開口部を有するレジストパターン109をフォトリソグラフィー技術により形成し、このレジストパターン109をマスクとしてP型ベース引き出し層106に隣接するようにAs+(ヒ素イオン)をドーズ量3.0E15、エネルギー40KeVの条件で注入して、高濃度N型エミッタ領域108を厚み150nmで形成した(工程(c))。
次に、上記レジストパターン107を除去した後、図1(e)に示すように、コレクタ引き出し層形成領域に開口部を有するレジストパターン110をフォトリソグラフィー技術により形成し、このレジストパターン110をマスクとして、埋め込みコレクタ層103に到達するまで半導体基板101をドライエッチングし、1.0μmの幅でコレクタ引き出し層形成用の溝114を形成した(工程(d))。この溝114を形成するに際しては、エッチングガスとしてHBr、Cl2、O2を用い、HBr及びCl2の流量を60sccm、O2の流量を6sccm、RF Powerを0.2kW、圧力を15Paとした。
次に、上記レジストパターン110を除去した後、図2(f)に示すように、CVD法にて半導体基板101の表面に絶縁膜111を膜厚200nmで形成した。
続いて、図2(g)に示すように、絶縁膜111を溝114の側面だけに残るようにエッチバック法にて第1絶縁層102の表面及び溝114の底部の絶縁膜111を除去した(工程(e))。このエッチバックに際しては、エッチングガスとしてCF4、CHF3、Arを用い、CF4の流量を40sccm、CHF3の流量を20sccm、Arの流量を800sccmで、RF Powerを0.8kW、圧力を210Paとした。
次に、N+ポリシリコンを溝114が完全に埋まる膜厚600nmでCVD法にて堆積し、その後、図2(h)に示すように、エッチバック法にて溝114内以外のN+ポリシリコンを除去して、溝114内のみにコレクタ引き出し層112を形成した(工程(f))。このエッチバックに際しては、エッチングガスとしてSF、Heを用い、SFの流量を100sccm、Heの流量を100sccmで、RF Powerを0.2kW、圧力を40Paとした。
次に、図2(i)に示すように、CVD法にて第2絶縁層115を膜厚500nmで形成し、エミッタ領域及びベース引き出し層に対応する箇所とコレクタ引き出し層に対応する箇所(複数)にそれぞれコンタクトホールを開孔し、蒸着法にて配線金属層を膜厚700nmで形成した後にパターニングして、電極113、116、116を形成することで、本発明の静電保護素子構造の半導体装置を製造した。
(他の実施の形態)
1.上記実施の形態1では、1対のエミッタ領域108に接触してベース引き出し層106が配置された場合を例示したが、各エミッタ領域108とベース引き出し層106とは離れていてもよい。また、エミッタ領域108は1個でもよい。
2.上記実施例では、第1導電型がN型、第2導電型がP型の場合を例示したが、第1導電型をP型、第2導電型をN型として半導体装置を構成してもよい。
3.上記実施の形態1では、コレクタ引き出し層112のエミッタ側の側面とその反対側の側面の両方に絶縁層111を設けた場合を例示したが、少なくともエミッタ側の側面に絶縁層があればよく、反対側の絶縁層を省略した構造とすることも可能である。
4.上記実施の形態1では、ベース引き出し層106を設けた場合を例示したが、これを省略した構造とすることも可能である。
5.図1〜3では1個の素子のみを図示したが、同一基板上に複数の素子を設けてMOS集積回路とする構成が可能である。
6.さらには、同一基板上にNMOSとPMOSを設けたCMOS集積回路とすることも可能である。
本発明の半導体装置は、静電気などの過電圧から半導体装置を保護する入出力保護素子に適用可能である。
本発明の実施の形態1の半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図1の続きの製造工程を示す断面図である。 図2(h)の第1絶縁層を除去した状態の平面図である。 雪崩降伏電圧のP型不純物注入濃度依存性を示すグラフである。 従来技術(i)の簡易素子断面図である。 従来技術(ii)の簡易素子断面図である。
符号の説明
101 半導体基板
102 第1絶縁層
103 埋め込みコレクタ層
104 ベース領域
105 レジストパターン
106 ベース引き出し層
107 レジストパターン
108 エミッタ領域
109 レジストパターン
110 レジストパターン
111 絶縁膜
112 コレクタ引き出し層
113 電極
114 溝
115 第2絶縁層
116 電極

Claims (5)

  1. 第2導電型半導体基板の所定の深さに形成された第1導電型埋め込みコレクタ層と、
    前記第2導電型半導体基板の第1導電型埋め込みコレクタ層上に形成された第2導電型ベース領域と、
    前記ベース領域上に形成された第1導電型エミッタ領域と、
    前記ベース領域及びエミッタ領域を内方し、かつ、前記埋め込みコレクタ層に電気的に接続するように形成された第1導電型コレクタ引き出し層と、
    前記コレクタ引き出し層の少なくともエミッタ領域側の側面を覆うように形成された絶縁膜を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 第2導電型ベース領域の不純物イオン注入量が、2〜3×1012ions/cm3である請求項1に記載の半導体装置。
  3. 31V〜55Vの降伏電圧を有する請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. コレクタ引き出し層及び絶縁膜の平面視形状が環状である請求項1〜3の何れか1つに記載の半導体装置。
  5. 第2導電型半導体基板に第1導電型埋め込みコレクタ層を形成する工程(a)、
    前記埋め込みコレクタ層上に第2導電型ベース領域を形成する工程(b)、
    前記ベース領域上に第1導電型エミッタ領域を形成する工程(c)、
    半導体基板に前記ベース領域及びエミッタ領域を内方し、かつ、前記埋め込みコレクタ層に達する溝を形成する工程(d)、
    前記溝の少なくともエミッタ領域側の側面を覆う絶縁膜を形成する工程(e)、
    前記溝内に埋め込みコレクタ層に電気的に接続する第1導電型引き出しコレクタ層を形成する工程(f)とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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