JP2006071057A - 車輪支持用軸受ユニットとその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車輪支持用軸受ユニットを組み立てた状態で、外輪6を固定し、ハブ8を回転させる。これと共に、上記取付フランジ17の反取付面31の一部にバックアップローラ30の外周面を当接させて、当該部分を支持する。そして、この状態で、上記取付面26のうち、上記バックアップローラ30と上記反取付面31との接触部に整合する部分に、成形用ローラ32の外周面を押し付ける。これにより、この押し付けた部分を塑性変形させる事に基づいて、上記取付面26の仕上加工を行なう。この様な仕上加工方法を採用する事により、上記課題を解決する。
【選択図】 図1
Description
この様にすれば、取付面に対する成形用ローラの外周面又は外周縁の接触面積S1 (接触面圧P1 )と、反取付面に対するバックアップローラの外周面の接触面積S2 (接触面圧P2 )との間に、差(S1 <S2 、P1 >P2 )を生じさせる事ができる。この結果、上記反取付面を塑性変形させずに、上記取付面だけを塑性変形させる事ができる。この場合、特に、上記取付面に対する上記成形用ローラの外周面又は外周縁の接触部の幅寸法T1 を、反取付面に対する上記パックアップローラの外周面の接触部の幅寸法T2 に比べて小さくする程、小さな加工荷重で上記取付面の加工を行なえる。又、上記反取付面に対する上記バックアップローラの外周面の接触部の幅寸法T2 を大きくする程、この反取付面を塑性変形させにくくできる。
この様にすれば、上記取付面の加工を、小さな加工荷重で行なえる。
この様にすれば、やはり、上述の請求項2に記載した発明の場合と同様、取付面に対する成形用ローラの外周面又は外周縁の接触面積S1 (接触面圧P1 )と、反取付面に対するバックアップローラの外周面の接触面積S2 (接触面圧P2 )との間に、差(S1 <S2 、P1 >P2 )を生じさせる事ができる。この結果、上記反取付面を塑性変形させずに、上記取付面だけを塑性変形させる事ができる。この場合、特に、上記成形用ローラの外周面又は外周縁の径寸法D1 を小さくする程、小さな加工荷重で上記取付面の加工を行なえる。又、上記バックアップローラの外周面の径寸法D2 を大きくする程、上記反取付面を塑性変形させにくくできる。
この様にすれば、上記取付面の被加工領域を小さくできる(被加工領域を上記突出部の軸方向端面だけにできる)為、この取付面の加工時間を短くできる。又、この取付面の加工を行なう際には、この取付面のうち上記突出部の軸方向端面のみが成形用ローラの外周面又は外周縁と接触する為、これら取付面と成形用ローラの外周面又は外周縁との接触面積を小さく(接触面圧を大きく)できる。従って、小さい加工荷重で上記取付面を加工できる。
2 ディスク
3 ナックル
4 支持孔
5、5a、5b 車輪支持用軸受ユニット
6 外輪
7 ボルト
8、8a、8b ハブ
9 スタッド
10 ナット
11a、11b 外輪軌道
12 結合フランジ
13 通孔
14 ねじ孔
15、15a ハブ本体
16、16a、16b 内輪
17、17a 取付フランジ
18a、18b 内輪軌道
19 小径段部
20 玉
21 スプライン孔
22 等速ジョイント
23 スプライン軸
24 制動用摩擦面
25 かしめ部
26、26a 取付面
27 チャック
28、28a 駆動軸
29 雄スプライン部
30 バックアップローラ
31 反取付面
32、32a 成形用ローラ
33 外輪固定具
34 ボルト
35 円孔
36 底面
37 取付孔
38 凹部
39 突出部
40 突出部
Claims (6)
- 静止側周面に複列の静止側軌道を有し、使用時にも回転しない静止輪と、上記静止側周面と対向する回転側周面に複列の回転側軌道を、外周面に車輪及び制動用回転部材を取り付ける為の取付フランジを、それぞれ有し、使用時に回転するハブと、上記各静止側軌道と上記各回転側軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体とを備えた車輪支持用軸受ユニットの製造方法であって、上記静止輪と上記ハブと上記各転動体とを互いに組み立てた後、この静止輪を固定し、このハブを回転させつつ、上記取付フランジの両側面のうちで上記制動用回転部材を接触させない側面である反取付面の一部に、自身の中心軸周りに回転自在なバックアップローラの外周面を接触させて当該部分を支持すると共に、上記取付フランジの両側面のうち上記制動用回転部材を接触させる側面である取付面の一部で、上記バックアップローラの外周面と上記反取付面との接触部に整合する部分に、自身の中心軸周りに回転自在な成形用ローラの外周面又は外周縁を押し付けて当該部分を塑性変形させる事により、上記取付面の回転振れ精度及び平面度を良好にする、車輪支持用軸受ユニットの製造方法。
- 取付面に対する成形用ローラの外周面又は外周縁の接触部の幅寸法T1 が、反取付面に対するバックアップローラの外周面の接触部の幅寸法T2 よりも小さい、請求項1に記載した車輪支持用軸受ユニットの製造方法。
- 取付フランジの取付面に成形用ローラの外周面又は外周縁を押し付けたまま、この押し付け位置を上記取付フランジの径方向に移動させる、請求項2に記載した車輪支持用軸受ユニットの製造方法。
- 成形用ローラの外周面又は外周縁の径寸法D1 が、バックアップローラの外周面の径寸法D2 よりも小さい、請求項1〜3の何れかに記載した車輪支持用軸受ユニットの製造方法。
- 取付フランジの取付面の径方向一部に全周に亙り、径方向の幅寸法がバックアップローラの外周面の幅寸法よりも小さい円環状の突出部を設け、この突出部の軸方向端面を成形用ローラにより加工する、請求項1〜4の何れかに記載した車輪支持用軸受ユニット。
- 静止側周面に複列の静止側軌道を有し、使用時にも回転しない静止輪と、上記静止側周面と対向する回転側周面に複列の回転側軌道を、外周面に車輪及び制動用回転部材を取り付ける為の取付フランジを、それぞれ有し、使用時に回転するハブと、上記各静止側軌道と上記各回転側軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体とを備えた車輪支持用軸受ユニットに於いて、上記取付フランジの両側面のうちで、上記車輪及び制動用回転部材を取り付ける取付面を、請求項1〜5の何れかに記載した製造方法により加工した事を特徴とする車輪支持用軸受ユニット。
Priority Applications (1)
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JP2004258185A JP2006071057A (ja) | 2004-09-06 | 2004-09-06 | 車輪支持用軸受ユニットとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2006071057A true JP2006071057A (ja) | 2006-03-16 |
JP2006071057A5 JP2006071057A5 (ja) | 2007-10-11 |
Family
ID=36151898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004258185A Withdrawn JP2006071057A (ja) | 2004-09-06 | 2004-09-06 | 車輪支持用軸受ユニットとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006071057A (ja) |
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2004
- 2004-09-06 JP JP2004258185A patent/JP2006071057A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20070413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070828 |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20070828 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20090521 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |
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