JP2005022012A - Drill - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被削材に対して加工穴を形成するための穴明け加工に用いられるドリル、とくに、深穴を形成するための穴明け加工に用いられるドリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図5に示されるように、軸線O回りに回転されるドリル本体1の先端側部分である刃先部2とドリル本体1の後端側部分であるシャンク部3とを有し、刃先部2の外周に後端側へ向けて延びる一対の切屑排出溝4,4が形成され、これら一対の切屑排出溝4,4のドリル回転方向T前方側を向く壁面4A,4Aと刃先部2の先端逃げ面2Aとの交差稜線部に一対の切刃5,5が形成されたドリルが知られている。
【0003】
このようなドリルは、深穴加工用に設計されている場合、ドリル本体1の全長Lが長く設定されるとともに、加工穴に挿入されることになる刃先部1に形成された切屑排出溝3の長さL1も長く設定されるのが一般的である。
そのため、深穴加工用のドリルは、ドリル本体1の剛性が低く、非常に強度の弱いものとなっているので、通常のドリルと同様の穴明け加工条件を設定することができず、この穴明け加工時の能率が大幅に低下してしまうという問題があった。
【0004】
これに対して、特許文献1には、図6に示されるように、刃先部2とシャンク部3とが互いに略同一の外径を有しているとともに、図5に示されるドリルと比べて切屑排出溝3の長さL1を大幅に短くする一方で、同程度の切屑排出性を得るために、刃先部2とシャンク部3との間に、刃先部2及びシャンク部3の外径よりも小さい外径を有する柱状部6を設け、ドリル本体1の剛性を高く保つことができるドリルが開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−71621号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示されるような特許文献1に開示されたドリルでは、刃先部2の外径とシャンク部3の外径とが略同一に設定されているために、刃先部2の長さと柱状部6の長さとを足した長さL2以上の深さを有する加工穴を形成することが困難となっており、この長さL2によって、形成できる加工穴の深さが左右されてしまうという問題がある。
【0007】
加えて、この図6に示されるドリルでは、刃先部2の外周に形成された切屑排出溝4が、刃先部2の後端側に位置する柱状部6に至ることなく刃先部2の後端付近で切れ上がっているため、刃先部2と柱状部6との接続部分を軸線Oに直交する断面で見たときの図7(b)から理解できるように、この接続部分と加工穴の内壁面との間にクリアランスが確保されておらず、切削油剤を外部から供給する際に、切削油剤が刃先部2の先端まで届きにくく、安定した切削油剤の供給が行われないという問題もあった。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、ドリル本体の剛性を高く保つことができるのに加えて、形成する加工穴の深さがドリル本体の形状によって左右されず、しかも、切削油剤の供給を外部からも安定して行うことができるドリルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のドリルは、軸線回りに回転されるドリル本体の先端側部分である刃先部と前記ドリル本体の後端側部分であるシャンク部とを有し、前記刃先部の外周に後端側へ向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のドリル回転方向前方側を向く壁面と前記刃先部の先端逃げ面との交差稜線部に切刃が形成されたドリルであって、前記刃先部と前記シャンク部との間に、前記シャンク部の外径と略同一で前記刃先部の外径よりも小さい外径を有する柱状部が設けられていて、前記柱状部で前記切屑排出溝が切れ上がるように形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
このような本発明のドリルによれば、まず、刃先部とシャンク部との間に、刃先部の外径よりも小さい外径を有する柱状部を設けて切屑排出溝を短くしたことで、たとえ深穴加工用に設計されてドリル本体の全長が長く設定されている場合であっても、このドリル本体の剛性を高く保つことが可能となっている。
そして、この柱状部は、その後端側に位置するシャンク部と略同一の外径を有していることから、形成する加工穴の深さが刃先部及び柱状部の長さによって左右されてしまうことがない。
さらに、刃先部の外周に形成された切屑排出溝が、この刃先部の後端側に位置する柱状部で切れ上がっているため、刃先部と柱状部との接続部分には、形成している途中の加工穴の内壁面との間に、切屑排出溝が存在する分だけのクリアランスが設けられることとなり、切削油剤を外部から供給する際でも、この切削油剤を安定して刃先部の先端まで供給することが可能となる。
【0011】
また、本発明のドリルにおいては、前記ドリル本体内に穿設された切削油剤の供給孔が、前記切屑排出溝における切れ上がり部に開口させられていたり、前記先端逃げ面に開口させられていたりしてもよく、このような構成とすると、切削油剤を確実に刃先部の先端まで供給することができ、より安定した切削油剤の供給を行うことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の第一実施形態によるドリルを添付した図1及び図2を参照しながら説明する。
本第一実施形態によるドリルのドリル本体10は、超硬合金等の硬質材料により軸線Oを中心とした略円柱状に形成されたものであり、その先端側部分が刃先部11とされるとともに後端側部分が工作機械の回転軸に把持されるシャンク部15とされ、これら刃先部11とシャンク部15との間に位置するドリル本体10の中間部分が柱状部16とされている。
【0013】
刃先部11の外周には、この刃先部11の先端逃げ面12に開口する部分から軸線O方向の後端側へ向かうにしたがい略一定のねじれ角でドリル回転方向T後方側にねじれる一対の切屑排出溝13,13が軸線Oに関して対称に形成されていて、これら一対の切屑排出溝13,13におけるドリル回転方向T前方側を向く壁面13A,13Aと先端逃げ面12との交差稜線部に、略直線状をなす一対の切刃14,14が形成されている。
【0014】
刃先部11の先端逃げ面12は、一対の切刃14,14からドリル回転方向T後方側へ向かうにしたがい軸線O方向の後端側へ向かって後退するとともに、内周側から外周側へ向かうにしたがい軸線O方向の後端側へ向かって後退するような略円錐面状に形成されており、一対の切刃14,14のそれぞれには、所定の逃げ角及び先端角が付されるようになっている。
【0015】
ここで、刃先部11における一対の切屑排出溝13,13を除く外周面、すなわちランド部15は、軸線Oに直交する断面で見たとき、図2(a)に示されるように、切屑排出溝13のドリル回転方向T前方側を向く内壁面13Aの外周側稜線部に交差して、軸線Oを中心とした略円弧状をなすマージン部15Aと、このマージン部15Aのドリル回転方向T後方側に連なり、マージン部15Aがなす円弧よりも一段小さい外径を有する軸線Oを中心とした略円弧状をなす二番取り面15Bとから構成されている。
【0016】
また、これらマージン部15Aと二番取り面15Bとは、切屑排出溝13と同様に、先端逃げ面12に交差する部分から軸線O方向の後端側へ向かうにしたがいドリル回転方向T後方側にねじれるようにして、刃先部11における軸線O方向での略全長(刃先部11における後端側一部分を除いた略全長)に亘って形成されている。
さらに、マージン部15Aは、その外径が刃先部11の先端から軸線O方向の後端側へ向かうにしたがい漸次小さくなるように形成されており、これにともない、刃先部11の外径も、この刃先部11の先端から軸線O方向の後端側へ向かうにしたがい漸次小さくなって、刃先部11に所定のバックテーパが与えられている。
【0017】
そして、このようなバックテーパが与えられた刃先部11の後端側には、刃先部11の後端での外径(刃先部11の最小外径)よりも一段小さい外径D1を有する略円柱状をなす柱状部16が段差を介して接続されており、さらに、この柱状部16の後端側には、柱状部16と略同一の外径D1を有する略円柱状をなすシャンク部15が滑らかに接続されている。
つまり、刃先部11の後端側に接続された柱状部16と、この柱状部16の後端側に接続されたシャンク部15とは、互いに一体となって軸線O方向の略全長に亘って略一定の外径D1を有する略円柱状をなしているのである。
【0018】
また、刃先部11の外周において、刃先部11の先端逃げ面12に開口する部分から軸線O方向の後端側へ向かって延びるように形成された切屑排出溝13,13は、刃先部11だけに形成されているのではなく、この刃先部11を越えて柱状部16の外周面に切れ上がるように形成されている。
【0019】
上述したような構成とされた本第一実施形態のドリルによれば、まず、刃先部11とシャンク部15との間に、刃先部11の外径よりも小さい外径D1を有する柱状部16が設けられていることから、穴明け加工の際には、ドリル本体10の刃先部11だけではなく柱状部16までを加工穴内に挿入するようにして、深穴を形成することが可能となっている。
そして、本第一実施形態によるドリルがこのような深穴加工用に設計されてドリル本体10の全長Lが長く設定されている場合であっても、上述したような柱状部16の存在により、ドリル本体10の剛性を高く保つことができる。
【0020】
さらに、この柱状部16は、その後端側に接続されるシャンク部15と略同一の外径D1を有するようになっていることから、穴明け加工の際には、必要に応じて、刃先部11及び柱状部16だけでなく、工作機械に把持されていないシャンク部15における先端側一部分までを加工穴内に挿入することによって、刃先部11の長さと柱状部16の長さとを足した長さ以上の深さを有する加工穴を形成することができる。
【0021】
加えて、刃先部11の外周に形成された一対の切屑排出溝13,13が、この刃先部11の後端側に位置する柱状部16で切れ上がっているため、刃先部11と柱状部16との接続部分には、図2(b)に示されるように、形成している途中の加工穴の内壁面との間に、切屑排出溝13,13が存在している分だけのクリアランスが設けられることとなり、切削油剤を外部から供給する際でも、この切削油剤を安定して刃先部11の先端まで供給することができる。
【0022】
なお、本第一実施形態のドリルにおいては、刃先部11の長さL3(切刃14の外周端から刃先部11と柱状部16との接続部分までの軸線O方向に沿った長さ)や、切屑排出溝13の長さL1(切刃14の外周端から切屑排出溝13が柱状部16の外周面に切れ上がっている位置までの軸線O方向に沿った長さ)、柱状部16及びシャンク部15の外径D1などは、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、例えば、切屑排出溝13の長さL1〔mm〕や刃先部11の長さL3〔mm〕は、刃先部11の先端での外径D〔mm〕(切刃14の外径、刃先部11の最大外径)に対して、(L1−3D)≦L3≦(L1−0.5D)、5D≦L1≦8Dに設定され、柱状部16及びシャンク部15の外径D1は、刃先部11の先端での外径Dに対して、(D−1.0mm)≦D1≦(D−0.02mm)の範囲、より好ましくは(D−0.6mm)≦D1≦(D−0.02mm)の範囲に設定される。
【0023】
次に、本発明の第二実施形態及び第三実施形態によるドリルを添付した図3及び図4を参照しながら説明するが、上述した第一実施形態と同様の部分には同一の符合を用いてその説明を省略する。
これら第二実施形態及び第三実施形態によるドリルのドリル本体10内には、その後端側から先端に向けて切削油剤の供給孔が穿設されていて、この供給孔が、第二実施形態では、柱状部16に位置する切屑排出溝13における切れ上がり部に開口させられ、また、第三実施形態では、刃先部11の先端逃げ面12に開口させられている。
【0024】
上述したような構成とされた第二実施形態のドリルによれば、切屑排出溝13における切れ上がり部に位置する供給孔の開口部17から吐出された切削油剤が、刃先部11と柱状部16との接続部分と、加工穴の内壁面との間に設けられるクリアランスを介して、刃先部11の先端に位置させられた切刃14による切削箇所に供給され、また、第三実施形態のドリルによれば、刃先部11の先端逃げ面12に位置する供給孔の開口部17から吐出された切削油剤が、直接、刃先部11の先端に位置させられた切刃14による切削箇所に供給される。
【0025】
したがって、これら第二及び第三実施形態のドリルでは、第一実施形態と同様に切削油剤を外部から安定供給できることとも相俟って、上記のような位置に設けられた切削油剤の供給孔の開口部17から切削油剤を吐出することにより、切削油剤を確実に刃先部11の先端まで供給することができ、より安定した切削油剤の供給を行うことが可能となる。
【0026】
【実施例】
本発明の一例によるドリル(図1及び図2に示す第一実施形態によるドリルを実施例1、図3に示す第二実施形態によるドリルを実施例2、図4に示す第三実施形態によるドリルを実施例3とする)と、従来のドリル(図5に示すドリルを従来例1、図6及び図7に示すドリルを従来例2とする)とを用い、被削材に加工穴を形成する穴明け加工試験を行った。
この穴明け加工試験では、実施例1〜3及び従来例1〜2のそれぞれで一つのドリルを用い、ある穴深さを有する加工穴を1穴加工できたら○として、穴深さをより深くして穴明け加工を継続してゆき、1穴加工できなかったときを×とした。その結果を以下の表1に示す。
ここで、実施例1〜3及び従来例1〜2に共通して、ドリル本体10の全長Lが120mmに設定されていて、とくに、実施例1〜3では、刃先部11の長さL3が25mm、切屑排出溝13の長さL1が30mm、柱状部16及びシャンク部15の外径D1が4.95mmに設定され、従来例1では、切屑排出溝4の長さL1が60mmに設定され、従来例2では、切屑排出溝4の長さL1が30mm、刃先部2の長さと柱状部6の長さを足した長さL2が35mmに設定されている。
また、切削条件は、以下に示す通りである。
・ドリル径(切刃14の外径D):5.0mm
・切削速度:10m/min
・送り量:0.04mm/rev.
・ステップ量:2mm
・被削材:SKD61(HRC50)
・切削油剤:エマルション
【0027】
【表1】
【0028】
表1に示されるように、従来例1では、ドリル本体1の剛性が低く、非常に強度の弱いものとなっているために、穴深さが25mmまでしか加工できず、また、従来例2では、刃先部2の長さと柱状部6の長さとを足した長さL2が35mmに設定されているのに加えて、安定した切削油剤の供給を行うことができなかったために、穴深さが35mmまでしか加工できなかった。
これに対し、実施例1では穴深さが50mmまで、実施例2及び実施例3では穴深さが80mmまで、安定した穴明け加工を継続することができており、本発明の一例である実施例1〜3が、従来例1〜2よりも格段に優れていることが分かる。
【0029】
【発明の効果】
本発明のドリルによれば、刃先部とシャンク部との間に、刃先部の外径よりも小さい外径を有する柱状部を設けるとともに切屑排出溝を短くしたことによって、たとえ深穴加工用に設計されてドリル本体の全長が長く設定されている場合であっても、このドリル本体の剛性を高く保つことが可能となっている。そして、この柱状部の外径が、その後端側に位置するシャンク部の外径と略同一に設定されているため、形成する加工穴の深さが刃先部と柱状部との長さによって左右されてしまうことがない。
しかも、刃先部の外周に形成された切屑排出溝が、この刃先部の後端側に位置する柱状部で切れ上がっていることから、刃先部と柱状部との接続部分には、形成している途中の加工穴の内壁面との間に、切屑排出溝が存在する分だけのクリアランスが設けられることとなって、切削油剤を外部から供給する際に、この切削油剤を安定して刃先部の先端まで供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態によるドリルを示す側面図である。
【図2】(a)は図1におけるA−A線断面図、(b)は図1におけるB−B線断面図、(c)は図1におけるC−C線断面図である。
【図3】本発明の第二実施形態によるドリルを示す側面図である。
【図4】本発明の第三実施形態によるドリルを示す側面図である。
【図5】従来のドリルを示す側面図である。
【図6】従来のドリルを示す側面図である。
【図7】(a)は図6におけるA−A線断面図、(b)は図6におけるB−B線断面図、(c)は図6におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
10 ドリル本体
11 刃先部
12 先端逃げ面
13 切屑排出溝
14 切刃
15 シャンク部
16 柱状部
O 軸線
T ドリル回転方向[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drill used for drilling for forming a processed hole in a work material, and more particularly to a drill used for drilling for forming a deep hole.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 5, it has a
[0003]
When such a drill is designed for deep hole machining, the entire length L of the
For this reason, the drill for deep hole drilling has a
[0004]
On the other hand, in
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2003-71621
[Problems to be solved by the invention]
However, in the drill disclosed in
[0007]
In addition, in the drill shown in FIG. 6, the
[0008]
The present invention has been made in view of the above problems, and in addition to being able to keep the rigidity of the drill body high, the depth of the formed hole does not depend on the shape of the drill body, and the cutting oil An object of the present invention is to provide a drill that can be stably supplied from the outside.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems and achieve such an object, the drill of the present invention includes a cutting edge portion which is a tip side portion of a drill body rotated around an axis and a rear end side portion of the drill body. A chip discharging groove extending toward the rear end side is formed on the outer periphery of the cutting edge part, a wall surface facing the front side in the drill rotation direction of the chip discharging groove, and a tip flank surface of the cutting edge part A drill having cutting edges formed at the intersecting ridge line portion, and having an outer diameter between the blade edge portion and the shank portion that is substantially the same as the outer diameter of the shank portion and smaller than the outer diameter of the blade edge portion. The columnar part is provided, and the chip discharge groove is formed so as to be cut off at the columnar part.
[0010]
According to such a drill of the present invention, first, by providing a columnar part having an outer diameter smaller than the outer diameter of the cutting edge part between the cutting edge part and the shank part, the chip discharge groove is shortened. Even when it is designed for deep hole machining and the overall length of the drill body is set to be long, the rigidity of the drill body can be kept high.
And since this columnar part has the substantially same outer diameter as the shank part located in the rear-end side, the depth of the processing hole to form will be influenced by the length of a blade edge | tip part and a columnar part. There is nothing.
Furthermore, since the chip discharge groove formed on the outer periphery of the blade edge portion is cut off at the columnar portion located on the rear end side of the blade edge portion, it is formed at the connection portion between the blade edge portion and the columnar portion. A clearance corresponding to the presence of the chip discharge groove is provided between the inner wall surface of the machining hole on the way, and even when cutting oil is supplied from the outside, this cutting oil can be stably supplied to the tip of the cutting edge. It becomes possible to supply.
[0011]
Further, in the drill of the present invention, a cutting fluid supply hole drilled in the drill body is opened at a cut-up portion in the chip discharge groove, or is opened at the tip flank. In such a configuration, the cutting fluid can be reliably supplied to the tip of the blade edge portion, and the cutting fluid can be supplied more stably.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, it demonstrates, referring FIG.1 and FIG.2 which attached the drill by 1st embodiment of this invention.
The drill
[0013]
On the outer periphery of the
[0014]
The
[0015]
Here, when the outer peripheral surface excluding the pair of
[0016]
Further, like the
Further, the
[0017]
Then, the rear end side of the
That is, the
[0018]
Further, on the outer periphery of the
[0019]
According to the drill of the first embodiment configured as described above, first, the
And even if the drill according to the first embodiment is designed for such deep hole machining and the overall length L of the
[0020]
Further, the
[0021]
In addition, since the pair of
[0022]
In the drill of the first embodiment, the length L3 of the blade edge portion 11 (the length along the axis O direction from the outer peripheral end of the
[0023]
Next, a description will be given with reference to FIGS. 3 and 4 attached with drills according to the second embodiment and the third embodiment of the present invention. The same reference numerals are used for the same parts as those in the first embodiment described above. The description is omitted.
In the
[0024]
According to the drill of the second embodiment configured as described above, the cutting fluid discharged from the
[0025]
Therefore, in the drills according to the second and third embodiments, the cutting fluid supply holes provided at the above positions are coupled with the fact that the cutting fluid can be stably supplied from the outside as in the first embodiment. By discharging the cutting fluid from the
[0026]
【Example】
Drill according to an example of the present invention (a drill according to the first embodiment shown in FIGS. 1 and 2 is Example 1, a drill according to the second embodiment shown in FIG. 3 is Example 2, and a drill according to the third embodiment shown in FIG. 4) And a conventional drill (the drill shown in FIG. 5 is the conventional example 1, the drill shown in FIGS. 6 and 7 is the conventional example 2), and a work hole is formed in the work material. A drilling test was conducted.
In this drilling test, each of Examples 1 to 3 and Conventional Examples 1 and 2 uses a single drill, and if one processed hole having a certain hole depth can be machined, the hole depth is made deeper. Then, the drilling process was continued, and the case where one hole could not be drilled was marked as x. The results are shown in Table 1 below.
Here, in common with Examples 1-3 and Conventional Examples 1-2, the overall length L of the
The cutting conditions are as shown below.
・ Drill diameter (outer diameter D of the cutting edge 14): 5.0 mm
・ Cutting speed: 10 m / min
-Feed rate: 0.04 mm / rev.
・ Step amount: 2mm
-Work material: SKD61 (HRC50)
・ Cutting fluid: Emulsion [0027]
[Table 1]
[0028]
As shown in Table 1, in the conventional example 1, the
In contrast, in Example 1, the hole depth can be continued up to 50 mm, and in Examples 2 and 3, the hole depth can be continued up to 80 mm, which is an example of the present invention. It turns out that Examples 1-3 are outstandingly superior to Conventional Examples 1-2.
[0029]
【The invention's effect】
According to the drill of the present invention, by providing a columnar part having an outer diameter smaller than the outer diameter of the cutting edge part between the cutting edge part and the shank part and shortening the chip discharge groove, even for deep hole machining. Even if it is designed and the overall length of the drill body is set long, the rigidity of the drill body can be kept high. And since the outer diameter of this columnar part is set to be substantially the same as the outer diameter of the shank part located on the rear end side, the depth of the machining hole to be formed depends on the length of the blade edge part and the columnar part. It will never be done.
Moreover, since the chip discharge groove formed on the outer periphery of the blade edge portion is cut off at the columnar portion located on the rear end side of the blade edge portion, it is formed at the connection portion between the blade edge portion and the columnar portion. A clearance corresponding to the presence of the chip discharge groove is provided between the inner wall surface of the machining hole in the middle of the cutting hole, and when the cutting fluid is supplied from the outside, the cutting fluid is stably supplied to the cutting edge portion. It is possible to supply up to the tip.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a drill according to a first embodiment of the present invention.
2A is a sectional view taken along line AA in FIG. 1, FIG. 2B is a sectional view taken along line BB in FIG. 1, and FIG. 2C is a sectional view taken along line CC in FIG.
FIG. 3 is a side view showing a drill according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a side view showing a drill according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side view showing a conventional drill.
FIG. 6 is a side view showing a conventional drill.
7A is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 6, FIG. 7B is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 6, and FIG. 7C is a cross-sectional view taken along line CC in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記刃先部と前記シャンク部との間に、前記シャンク部の外径と略同一で前記刃先部の外径よりも小さい外径を有する柱状部が設けられていて、
前記柱状部で前記切屑排出溝が切れ上がるように形成されていることを特徴とするドリル。A chip discharge groove that has a cutting edge portion that is a tip side portion of a drill body that is rotated around an axis and a shank portion that is a rear end side portion of the drill body and extends toward the rear end side on the outer periphery of the cutting edge portion. Is a drill in which a cutting blade is formed at a crossing ridge line portion between the wall surface facing the front side of the drill rotation direction of the chip discharge groove and the tip flank of the cutting edge portion,
Between the blade edge portion and the shank portion, a columnar portion having an outer diameter substantially the same as the outer diameter of the shank portion and smaller than the outer diameter of the blade edge portion is provided,
The drill characterized in that the chip discharge groove is formed to be cut up at the columnar part.
前記ドリル本体内に穿設された切削油剤の供給孔が、前記切屑排出溝における切れ上がり部に開口させられていることを特徴とするドリル。The drill according to claim 1,
A drill characterized in that a cutting fluid supply hole drilled in the drill body is opened at a cut-up portion in the chip discharge groove.
前記ドリル本体内に穿設された切削油剤の供給孔が、前記先端逃げ面に開口させられていることを特徴とするドリル。The drill according to claim 1,
A drill characterized in that a cutting fluid supply hole drilled in the drill body is opened in the tip flank.
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-
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- 2003-06-30 JP JP2003188129A patent/JP2005022012A/en active Pending
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KR102438359B1 (en) * | 2020-12-14 | 2022-09-02 | 한국생산기술연구원 | A drilling tool and system for processing carbon fiber reinforced plastic with vacuum ejector structure |
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