JP2004344238A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転により乾燥用空気の循環させる力を生み出すための送風機と、送風機を所定の基準回転数で駆動させるための送風機駆動モータと、乾燥用空気を冷却水により冷却して除湿を行なうための除湿用熱交換器により除湿された乾燥用空気を加熱するための乾燥ヒータと、乾燥用空気の排気口における排気温度を検知するための排気温度センサと、送風機駆動モータの回転数を制御するための制御部とを備え、制御部は、排気温度センサにより検知される排気温度が所定の目標温度となるに応じて、送風機駆動モータによる回転数を増加させる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類乾燥機に関し、特に、送風機の駆動制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、衣類乾燥機、または、乾燥機能を有する洗濯乾燥機では、送風機と回転ドラムを駆動するためのモータが共用されており、性能向上を目的とした送風機の回転数制御や乾燥運転中の回転ドラムから排出される温風温度の低減を目的とした送風機の回転数制御は一般的ではなかった。
【0003】
たとえば、送風機の回転数制御についての第1の従来例としては、乾燥時間の短縮のため定電流制御を目的に運転初期に半導体ヒータをON−OFF制御し、運転初期以降は電流を検知しながら一定電流値内で電流を制御する衣類乾燥機について、以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献1)。
【0004】
すなわち、第1の従来例では、半導体ヒータを分割し、スタートスイッチで運転開始したときは、分割した素子をON−OFF制御する。その後、電流センサにより電流を検知しながら制御装置でモータの回転を制御、すなわち両面ファンを回転制御し、半導体ヒータに流入する除湿空気の風量を制御し、最終的に電流を一定値内に制御する衣類乾燥機についての構成が開示されている。
【0005】
また、第2の従来例としては、被乾燥物に付着した綿ぼこりや花粉等を効率良く除去できる衣類乾燥機について、以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献2)。
【0006】
すなわち、この第2の従来例では、被乾燥物に付着した綿ぼこりや花粉等が取れ易くなる運転終了が近づいたら、電動機の回転数、すなわち、送風ファンの回転数を高めて、乾燥空気の風量を高めるようにする。そして、電動機の回転数を高めるのは、被乾燥物を冷却するための送風運転工程で行なうか、あるいは、温風運転工程終了前から行なう場合には、熱源を弱に切り換えるようにする衣類乾燥機の構成について開示されている。
【0007】
そして、第3の従来例としては、回転ドラム内の衣類の乾燥終了時に熱源の動作を停止して運転する送風工程を有する衣類乾燥機について、以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献3)。
【0008】
すなわち、この第3の従来例では、筐体内に回転自在に軸支した略円筒形の回転ドラム内に、ヒータにより加熱された熱風を送風ファンにより導き排出し、回転ドラムおよび送風ファンをモータにより駆動し、制御部によりモータ、ヒータなどの動作を制御して乾燥工程を制御する。制御部は、回転ドラム内の衣類の乾燥終了時にヒータの動作を停止して運転する送風工程を有する。この送風工程にてモータの回転数を上げる制御を行なう衣類乾燥機についての構成が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平7−112097号公報明細書
【0010】
【特許文献2】
特開2000−167299号公報明細書
【0011】
【特許文献3】
特開2002−233695号公報明細書
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような特許文献1の衣類乾燥機においては、半導体ヒータと送風装置の風量を同時に半導体素子のオン−オフで制御することとしている。また、送風装置の回転の制御は、制御装置に流れる電流の検知に応じて行なわれる。したがって、温風温度の制御が間接的である。かつ、送風装置は、単独での制御が困難である。そのため、きめ細かく精度の高い制御が困難であった。
【0013】
また、上述したような特許文献2および特許文献3においては、送風機とドラムを同一の電動機で駆動しているため、送風機の回転のみを高くすることができない。そして、被乾燥物のタンブリングを阻害しない程度の狭い範囲の回転数制御に止まるため、十分な効果が発揮出来ない恐れがあった。また、送風機の回転数の制御は、被乾燥物の乾き具合に基づいて行なわれるため、検知が難しい。さらに、被乾燥物の量や質による影響を大きく受けるため、精度が高く、きめ細かな制御も困難となっていた。
【0014】
また、熱源として、たとえば、シーズヒータを用いる洗濯乾燥機においては、衣類温度の過昇を防止するために、ドラムに吹き込む熱風の温度および排気される温風の温度等を検知し、複数のヒータの一部をOFFする制御、または、ヒータ全体をON−OFFする制御を行なっていた。したがって、温風の温度が所定値を越えた後に、ヒータの平均入力が低下し、乾燥運転時間が長くなるという欠点があった。
【0015】
そして、乾燥運転の途中で一旦停止して、一部の衣類を取り出したい場合に、乾燥運転終了後の衣類温度、ドア温度等を冷却するための送風運転に時間を要するため、不便さを感じる使用者も多かった。
【0016】
さらに、熱に弱い化繊の衣類を乾燥させるためのコースを設けている衣類乾燥機では、運転スタート時からヒータの入力を小さくするため、著しく運転時間が長くなるという欠点もあった。
【0017】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、送風機駆動モータの回転数の制御により、ヒータの制御を最小限に抑えて、乾燥運転を短時間で行なうための衣類乾燥機を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面にかかる衣類乾燥機は、筐体内に支持された槽と、槽内に回転自在として設けられ内部に衣類を収容するためのドラムと、ドラムを第1の回転数で回転駆動させるためのドラム駆動手段と、槽に接続し、槽を経由して乾燥用空気を循環させるための空気経路と、空気経路中に設けられ、回転により乾燥用空気を循環させるための送風手段と、送風手段をドラム駆動手段の第1の回転数とは独立な第2の回転数で回転駆動するための送風駆動手段と、空気経路中に設けられ、乾燥用空気の除湿後に、加熱を行なうための加熱手段と、空気経路内の乾燥用空気の温度を検知するための温度検知手段と、送風駆動手段を制御するための制御手段とを備え、制御手段は、温度検知手段により検知される温度が第1の所定の目標温度となるに応じて、送風駆動手段による第2の回転数を増加させるための回転数制御手段を含む。
【0019】
好ましくは、温度検知手段は、乾燥用空気が槽から空気経路へと排気されるときの排気温度を検知するための排気温度検知手段を含み、回転数制御手段は、排気温度検知手段により検知される排気温度が第1の所定の目標温度となるに応じて、第2の回転数を増加させる。
【0020】
好ましくは、回転数制御手段は、排気温度検知手段により検知される排気温度が第1の所定の目標温度よりも低い第2の所定の目標温度となるに応じて、第2の回転数を減少させる。
【0021】
好ましくは、温度検知手段は、乾燥用空気が空気経路から槽へと吸気されるときの吸気温度を検知するための吸気温度検知手段を含み、回転数制御手段は、吸気温度検知手段により検知される吸気温度が第1の所定の目標温度となるに応じて、第2の回転数を増加させる。
【0022】
好ましくは、温度検知手段は、乾燥用空気が空気経路から槽へと吸気されるときの吸気温度を検知するための吸気温度検知手段をさらに含み、回転数制御手段は、排気温度検知手段により検知される排気温度が第1の所定の目標温度となる場合と、吸気温度検知手段により検知される吸気温度が第2の所定の目標温度となる場合とのうちの少なくとも一方の場合となるに応じて、第2の回転数を増加させる。
【0023】
好ましくは、ドラムから衣類を出入させるために、筐体に設けられる扉と、衣類乾燥機の動作に応じて、扉を開扉することを禁止するための開扉禁止手段と、外部からの入力を受けるための操作手段とをさらに備え、制御手段は、操作手段への乾燥運転の一時停止の指示入力に応じて、回転数制御手段により、第2の回転数を増加させ、所定の時間経過後に、開扉禁止手段による扉の開扉の禁止を解除させる。
【0024】
好ましくは、ドラムから衣類を出入させるために、筐体に設けられる扉と、衣類乾燥機の動作に応じて、扉の開扉を禁止するための開扉禁止手段と、外部からの入力を受けるための操作手段とをさらに備え、制御手段は、操作手段への乾燥運転の一時停止の指示入力に応じて、回転数制御手段により、第2の回転数を増加させ、排気温度検知手段により検知される排気温度が第2の所定の目標温度となるに応じて、開扉禁止手段による扉の開扉の禁止を解除させる。
【0025】
好ましくは、制御手段は、加熱手段により排気温度を制御するための加熱制御手段をさらに含み、複数の運転コースのうちの第1の所定の運転コースが選択された場合には、回転数制御手段により排気温度を制御し、第2の所定の運転コースが選択された場合には、加熱制御手段により排気温度を制御する。
【0026】
好ましくは、加熱制御手段は、排気温度検知手段により検知される排気温度が第1の所定の目標温度となるに応じて、加熱手段による加熱を停止させ、第2の所定の目標温度よりも低い第3の所定の目標温度となるに応じて、加熱手段による加熱を行なう。
【0027】
好ましくは、加熱手段は、複数の加熱源を含み、加熱制御手段は、排気温度検知手段により検知される排気温度が第1の所定の目標温度となるに応じて、加熱手段に含まれる複数の加熱源のうちの少なくとも1つの加熱源による加熱を停止させ、第2の所定の目標温度よりも低い第3の所定の目標温度となるに応じて、停止させた加熱源による加熱を行なう。
【0028】
好ましくは、回転数制御手段は、複数の運転コースのうちの所定のコースが選択された場合には、排気温度検知手段により検知される排気温度が前記第1の所定の目標温度よりも低い第2の所定の目標温度となるに応じて、第2の回転数を増加させる。
【0029】
好ましくは、回転数制御手段は、複数の運転コースのうちの所定のコースが選択された場合には、乾燥運転の開始に応じて、前記第2の回転数を増加させる。
【0030】
この発明の他の局面にかかる衣類乾燥機は、筐体内に支持された槽と、槽内に回転自在として設けられ内部に衣類を収容するためのドラムと、ドラムを第1の回転数で回転駆動させるためのドラム駆動手段と、槽に接続し、槽を経由して乾燥用空気を循環させるための空気経路と、空気経路中に設けられ、回転により前記乾燥用空気を循環させるための送風手段と、送風手段をドラム駆動手段の第1の回転数とは独立な第2の回転数で回転駆動するための送風駆動手段と、空気経路中に設けられ、乾燥用空気の除湿後、加熱を行なうための加熱手段と、乾燥用空気が槽から空気経路へと排気されるときの排気温度を検知するための排気温度検知手段と、送風駆動手段を制御するための制御手段とを備え、制御手段は、排気温度検知手段により検知される排気温度の単位時間当たりの変化率が所定の変化率以上となる場合に、第2の回転数を初期値より減少させ、変化率が前記所定の変化率以下となる場合に、第2の回転数を初期値で駆動し、排気温度が第1の所定の目標温度となるに応じて、第2の回転数を初期値より増加させるための回転数制御手段を含む。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の構成および動作についてについて詳細に説明する。ただし、本発明の構成としては、ドラム式洗濯乾燥機に限定されるものではない。たとえば、少なくとも乾燥運転を行なう衣類乾燥機であればよい。
【0032】
以下の説明では、同一の構成部分には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
【0033】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機100を示す概略斜視図である。
【0034】
図1を参照して、ドラム式洗濯乾燥機100は、筐体2と、外部からの指示を入力するための操作パネル26と、筐体2を支えるための底台70と、衣類を投入するための衣類投入口4と、筐体2の上面を覆うための天板72と、筐体2の前面に設けられ開閉可能な開閉扉6とを備える。
【0035】
底台70の上に筐体2が設けられる。筐体2は、化粧鋼板を折曲して形成されている。天板72は、樹脂成型品等で形成される。そして、天板72は、筐体2にネジ止めされている。筐体2の前面上部には、使用者が操作を行なうための操作パネル26が取り付けられている。操作パネル26は、外部からの指示を受けるための操作部(図示せず)と運転情報を表示するための表示部(図示せず)とを含む。
【0036】
図2は、洗濯ユニットを含む図1のIII−III面において切断したドラム式洗濯乾燥機100の断面を示す図である。
【0037】
図2を参照して、ドラム式洗濯乾燥機100は、筐体2と、衣類を投入するための衣類投入口4と、筐体2の前面に設けられ開閉可能な開閉扉6と、ドラム式洗濯機100の筐体2内に後方が下がるように傾斜して設けられる水槽8と、通気および通水を行なうための小孔12とドラム開口部14とバランサ16とバッフル18と軸部20とを含み、水槽8内に回転自在として設けられる回転ドラム10と、回転ドラム10を軸部20を中心に回転させるためのドラム駆動モータ22と、水槽8内の水の外部への漏出を防ぐためのゴム等の弾性体からなるドアパッキン24と、筐体2の前面上部に設けられた操作パネル26と、操作パネル26の裏側に設けられる制御部28と、外部から水を供給するための給水弁30と、洗剤を格納するための洗剤ケース32と、水槽8内の水を外部に排水するための排水装置34とを備える。
【0038】
水槽8の上部は、コイルバネ(図示せず)で支持されている。また、水槽8の下部は、防振ダンパー(図示せず)で支持されている。これにより、水槽8は、ドラム式洗濯乾燥機100の本体内に弾力的に支持される。回転ドラム10は、軸部20に固定されたロータ22aと水槽8の背壁上にロータ22aを包囲するように設けられたステ−タ22bとを含むドラム駆動モータ22により回転駆動される。ドラム駆動モータ22の回転は、インバータ回路(図示せず)により制御される。
【0039】
開閉扉6を閉じたときに、衣類投入口4の内壁に嵌着されたゴム等の弾性体からなるドアパッキン24が開閉扉6の突出部の周縁に密着して密閉されるようになっている。
【0040】
回転ドラム10は、周壁および底部に、給水、排水および通気のための小孔12が設けられる。そして、ドラム開口部14の外周縁には、バランサ16が固定される。バランサ16には、塩水等の比重の大きい液体が封入されている。回転ドラム10の回転時には、その流体が移動することにより、衣類および洗濯水の偏りによる重心移動を打ち消す。そして、回転ドラム10の内周部には、バッフル18が設けられている。バッフル18は、回転ドラム10の回転により衣類を引っかけて持ち上げる。そして、洗濯液中に衣類を落下させることにより洗浄が行なわれる。
【0041】
また、ドラム式洗濯乾燥機100の本体の前面上部には操作部(図示せず)や表示部(図示せず)を含む操作パネル26が設けられる。使用者は、操作パネル26により、ドラム式洗濯乾燥機100に設けられた運転条件を設定する操作等を行なうことができる。
【0042】
ドラム式洗濯乾燥機100の本体の上部に設けられる給水パイプ54は、水道管に接続されている。そして、給水パイプ54の途中に給水弁30を備えている。この給水弁30は、洗剤収納室および漂白剤収納室に給水するための洗濯用給水弁30aと、柔軟仕上剤収納室に給水するための洗濯用給水弁30bと、乾燥運転時の水冷除湿用の冷却水を供給するための乾燥用給水弁30cとを含む。洗濯用給水弁30aが開かれると、水道管からの水道水は洗剤ケース32に給水される。
【0043】
洗剤ケース32は、内部に洗剤を収納するための洗剤収納室と、漂白剤を収納するための漂白剤収納室と、柔軟仕上剤を収納するための柔軟仕上剤収納室とを含む。洗濯用給水弁30aが開かれると、洗剤収納室および漂白剤収納室に給水が行なわれる。
【0044】
そして、洗剤および漂白剤を含む水は、回転ドラム10内に供給される。同様に、洗濯用給水弁30bが開かれると、柔軟仕上剤を含む水は、回転ドラム10内に供給される。
【0045】
また、水槽8の底部には、排水装置34が設けられる。そして、水槽8から洗濯液等をドラム式洗濯乾燥機100の本体外に排水する。
【0046】
次に、図3を用いて、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機100に含まれる乾燥システムの構成の概略を説明する。
【0047】
図3は、乾燥ユニットを含む図1のV−V面において切断したドラム式洗濯乾燥機100の断面を示す図である。
【0048】
図3を参照して、ドラム式洗濯乾燥機100は、空気を加熱するための乾燥ヒータ38と、乾燥ヒータ38を収納するためのヒータケース36と、空気の流れを生み出すための送風機40と、湿気を含む空気を冷却するための除湿用熱交換器44と、水槽8内の空気を除湿用熱交換器44に送るための排気口42と、除湿用熱交換器44に水を供給するための冷却水ノズル46と、乾燥ヒータ38に加熱された空気の温度を検知するための吸気温度センサ48と、水槽8から除湿用熱交換器44に送られる空気の温度を検知するための排気温度センサ50と、送風機40を回転させるための送風機駆動モータ52とをさらに備える。
【0049】
水槽8の上部には、乾燥ヒータ38を収納するためのヒータケース36が設けられる。ヒータケース36は、一方がドアパッキン24に接続される。そして、他方は、送風機40の吐出口に接続されている。
【0050】
送風機40と水槽8の下部に設けられる排気口42との間には、除湿用熱交換器44が設けられる。除湿用熱交換器44の上部には、除湿用冷却水を散布するための冷却ノズル46が設けられる。
【0051】
ドラム駆動モータ22、および、送風機駆動モータ52は、制御部28による回転制御信号に基づいて、インバータ回路(図示せず)を介して、回転の制御が行なわれる。このとき、送風機駆動モータ52は、ドラム駆動モータ22の回転数とは独立な回転数で駆動する。
【0052】
ヒータケース36には、乾燥ヒータ38の端部とドアパッキン24との接続部の間に、乾燥ヒータ38により加熱された熱風の温度を検知するための吸気温度センサ48が取付けられる。一方、水槽8の排気口42の近傍には、回転ドラム10から排出された温風の温度を検知するための排気温度センサ50が取付けられる。なお、排気温度センサ50は、除湿用熱交換器44の水槽8と排気口42との接続部の近傍に取りつけられていてもよい。
【0053】
乾燥ヒータ38で加熱された温風は、送風機40によりドラム10内に吹き込まれる。そして、衣類と接触した後に、温風は、水槽8の排気口42から、除湿用熱交換器44を経て、送風機40に循環する。このとき、乾燥用給水弁30cは開かれている。そして、冷却ノズル46から散布された水と温風が接触する。そして、熱交換が行なわれる。その結果、温風に含まれる水分は、凝縮して、機外に排出される。このサイクルを繰り返すことにより、乾燥運転が行なわれる。
【0054】
図4は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機100の構成を示す機能ブロック図である。
【0055】
図4を参照して、ドラム式洗濯乾燥機100は、使用者からの入力を受けるための操作部26aと運転情報等の表示をするための表示部26bとを含む操作パネル26と、警報等を発生させるためのブザー56と、ドアスイッチ58と、水槽8内の水位を検知するための水位センサ60と、水槽8内の水の温度を検知するための水温センサ62と、吸気温度センサ48と、排気温度センサ50と、ドラム駆動モータ22と、ドラム駆動モータ22の回転数を制御するためのインバータ回路21と、送風機駆動モータ52と、送風機駆動モータ52の回転数を制御するためのインバータ回路51と、送風機40と、乾燥ヒータ38と、洗濯用給水弁30a、30bと乾燥用給水弁30cとを含む給水弁30と、排水装置34と、開閉扉6の施錠を行なうためのドアロック機構68と、ドラム式洗濯乾燥機100の動作を制御するための制御部28とを備える。
【0056】
制御部28は、ドラム式洗濯乾燥機100に備えられる各種センサからの入力を受けるための主制御部64と、ドラム式洗濯乾燥機100に備えられる各種駆動回路の制御を行なうための副制御部66とを含む。
【0057】
主制御部64は、水位センサ60と水温センサ62と吸気温度センサ48と排気温度センサ50とからの検知信号の入力を受ける。また、主制御部64により、表示部26bによる運転情報等の表示およびブザー56による警報等が発生される。
【0058】
副制御部66は、インバータ回路21に回転の制御信号を供給する。インバータ回路21は、供給される制御信号に基づいて、ドラム駆動モータ22の回転を制御する。
【0059】
同様に、副制御部66は、インバータ回路51に回転の制御信号を供給する。インバータ回路51は、供給される制御信号に基づいて、送風機駆動モータ52の回転を制御する。
【0060】
また、副制御部66は、乾燥ヒータ38、給水弁30、排水装置34、ドアロック機構68への電力供給を行なう。
【0061】
主制御部64は、各種センサからの入力に応じて、副制御部66が制御を行なう各種駆動回路に電力供給を行なわせる。あるいは、副制御部66に制御される各種駆動回路の異常に応じて、主制御部64は、表示部26bによる異常の表示あるいは、ブザー56による警報等が発生される。
【0062】
次に、図1〜図4を用いて説明したドラム式洗濯乾燥機100の構成において、洗濯運転および乾燥運転が行なわれるときの動作を例にとって説明する。
【0063】
まず、使用者は、衣類投入口4より衣類を投入し、開閉扉6を閉じる。そして、使用者は、洗剤ケース32に洗剤を入れ、操作パネル26を操作する。使用者による洗濯開始の操作に応じて、制御部28は、開閉扉6をロックするとともに、洗濯用給水弁30aにより開放させる。給水された水は、洗剤ケース32を介して洗剤を含む。そして、洗剤を含む水は、水槽8および回転ドラム10に供給される。水槽8内の水位が所定の水位に達すると、水位センサ60により、水位が所定の水位となったことが検知される。水位の検知に応じて、制御部28は、洗濯用給水弁30aによる給水を停止させる。
【0064】
そして、制御部28は、洗い工程用の回転チャートに基づいて、回転ドラム10をドラム駆動モータ22により回転させて、洗い工程を実行する。
【0065】
回転ドラム10の回転チャートは、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程の工程別、あるいは衣類の種類やコースに応じて回転速度、回転周期や反転周期等が異なる複数の回転チャートが予め設定されている。そして、回転チャートは、使用者による選択、あるいは、自動的に選択されるようにプログラムされている。
【0066】
洗い工程が終了すると、排水装置34により、洗濯液がドラム式洗濯乾燥機100の本体外に排出される。排水が終了すると、制御部28は、脱水工程用の回転チャートに基づいて、回転ドラム10を高速回転させて、中間脱水工程を実行する。
【0067】
衣類に含まれた洗濯液は、遠心力により、回転ドラム10の周壁に設けられた小孔12を通じて水槽8の内壁へ吐出される。洗濯液は、水槽8の内壁を伝って下部に流下する。その後、洗濯液は、排水装置34を介して外部に排出される。
【0068】
中間脱水工程が終了すると、制御部28は、すすぎ工程を実行する。このとき、制御部28は、排水装置34を停止させる。そして、制御部28は、洗濯用給水弁30aを開放させる。給水された水は、洗剤ケース32を介して水槽8と回転ドラム10に供給される。水槽8内の水位が所定の水位に達すると、水位センサ60により、水位が所定の水位となったことが検知される。水位の検知に応じて、洗濯用給水弁30aが閉じられる。
【0069】
そして、制御部28は、すすぎ工程用の回転チャートに基づいて、回転ドラム10をドラム駆動モータ22により回転させて、すすぎ工程を実行する。すすぎ工程は、複数回繰り返される。そして、最終のすすぎ工程において、制御部28は、洗濯用給水弁30bが開放させる。そして、給水された水は、洗剤ケース32を介して柔軟仕上剤を含む。柔軟仕上剤を含む水は、水槽8および回転ドラム10に供給される。
【0070】
すすぎ工程が終了すると、制御部28は、排水装置34によりすすぎ液をドラム式洗濯乾燥機100の本体外に排出させる。排水が終了すると、制御部28は、脱水工程用の回転チャートに基づいて、回転ドラム10を高速回転させて、最終脱水工程を実行する。衣類に含まれたすすぎ液は、遠心力により、回転ドラム10の周壁に設けられた小孔12を通じて、水槽8の内壁へ吐出される。これは、洗い工程の後の中間脱水と同様である。
【0071】
最終脱水工程が終了すると、制御部28は、乾燥工程を実行する。乾燥工程において、制御部28は、送風機駆動モータ52に電力を供給させることにより送風機40を駆動させる。次に、制御部28は、乾燥ヒータ38を通電させる。そして、送風機40の回転により、熱風が水槽8と回転ドラム10内に送り込まれる。送り込まれた熱風は、回転ドラム10内で、脱水後の水分を含んだ衣類と接触する。そして、熱風は、水分を蒸発させて高湿の温風となる。その後、熱風は、回転ドラム10および水槽8から排出される。この高温高湿の温風は、水槽8の下部に設けられた排気口42に接続される除湿用熱交換器44に送られる。そして、冷却水ノズル46から散布される冷却水により、熱交換が行なわれる。高温高湿の温風は、熱交換により除湿・乾燥されて送風機40に循環する。除湿・乾燥された空気は、再び乾燥ヒータ38で加熱されて前回と同様に水槽8、回転ドラム10に吹き込まれる。この動作を繰り返すことにより、乾燥運転が行なわれる。
【0072】
そして、所定の時間が経過するか、あるいは、水槽8から除湿用熱交換器44に送られる排気温度が所定の温度以下となるまで、制御部28は、送風運転を行ない、乾燥工程を終了する。
【0073】
このときの乾燥工程中の乾燥運転の制御の一例として、制御部28は、回転ドラム10内、または、排出された温風の温度を温度センサ等の検知により、所定の温度となるに応じて、制御部28は、乾燥ヒータ38への通電を停止させる制御を行なう。
【0074】
なお、乾燥運転の制御は、温風の温度検知による制御に特に限定されない、たとえば、湿度センサ(図示せず)の温風の湿度の検知により、所定の湿度以下となるに応じて、制御部28が乾燥ヒータ38への通電を停止させてもよい。
【0075】
衣類は、上述したような乾燥工程において除湿される。そして、乾燥工程において、凝縮された水分は、除湿用熱交換器44を流下する。流下した水分は、水槽8の下部に設けられた排水装置34を介して、ドラム式洗濯乾燥機100の本体外に排出される。制御部28は、乾燥工程用の回転チャートに基づいて、回転ドラム10を回転させる。乾燥工程の回転チャートは、乾燥開始から終了に至るまで、複数の回転速度、反転周期および休止時間を有する。乾燥工程の回転チャートは、衣類の量や種類に応じて使用者により、あるいは自動的に選択される。
【0076】
図5は、乾燥ヒータ38にて発生する熱量と冷却水の流量を一定にして乾燥運転を行なう場合の排気温度の変化を例にとって説明するための図である。
【0077】
図5を参照して、乾燥ヒータ38にて発生する熱量と冷却水の流量を一定にして乾燥運転を行なった場合は、最初、熱量のほとんどが衣類の温度を上げることに使用される。また、衣類の温度の上昇に伴って排気温度も上昇する(加熱期)。
【0078】
衣類の温度が高くなると、衣類に含まれる水分の蒸発速度が大きくなる。その後、投入熱量と蒸発熱量がつりあうと排気温度は変化しなくなる(効率乾燥期)。
【0079】
衣類の乾燥が進み、水分の蒸発速度が小さくなってくると、再び排気温度は上昇する(減率乾燥期)。
【0080】
乾燥終了の判定は、この特性を用いて、排気温度をもとに行なうことができる。また、吸気温度の変化の特性は、排気温度に連動して、図5と同様の変化の特性を示す。そのため、乾燥終了の判定は、吸気温度をもとに行なってもよい。あるいは、排気温度および吸気温度をもとに乾燥終了の判定を行なってもよい。
【0081】
図6は、ドラム式洗濯乾燥機100の乾燥工程において、乾燥ヒータ38の制御による吸気温度と排気温度の変化を例にとって説明するための図である。
【0082】
図6を参照して、乾燥工程は、図5を用いて説明したとおり、乾燥運転の開始から回転ドラム10内の温度が徐々に上昇する加熱期と、温度が一定、すなわち、衣類からの水分の蒸発が継続的に続く恒率乾燥期と、衣類の乾燥が進み回転ドラム10内の温度が上昇する減率乾燥期とを含む。
【0083】
減率乾燥期の末期には、排気温度等が急激に上昇する。そのため、制御部28は、排気温度と除湿後の温風温度の差を検知して乾燥終了の判断を行なう。そして、衣類を冷却する冷却工程(送風工程、またはクールダウン工程ともいう)を経て、制御部28は、乾燥運転を終了させる。ただし、乾燥終了の判断は、排気される温風の湿度の検知に応じて行なわれてもよい。
【0084】
吸気温度および排気温度は、上記のように進行する乾燥工程にしたがって、図6に示すようにそれぞれ変化する。
【0085】
乾燥する衣類の量が多い場合や念入りに乾燥する場合には、図6に示すように、乾燥終了の判定をする前に排気温度、吸気温度が急激な上昇を示す。そのため、衣類の過剰な温度上昇、すなわち、衣類の傷みを防止するために、排気温度が設定値T1を越えないように、乾燥ヒータ38を制御する。つまり、排気温度が設定値T1(たとえば、69℃)に到達すると、乾燥ヒータ38をOFFにする。そして、排気温度が設定値T3(たとえば、65℃)まで下降すると再度乾燥ヒータ38をONにする。
【0086】
制御部28は、排気温度に応じて、乾燥ヒータ38のON、OFFの動作を繰り返させることで、衣類の過熱を避けて乾燥を行なうことができる。また、吸気温度も、排気温度に連動して同様の変化を行なう。
【0087】
このとき、乾燥ヒータ38は、複数個の電気ヒータ(図示せず)を含み、排気温度センサ50により検知される排気温度に応じて、複数個の電気ヒータのうち一部をON、OFFの動作を切り換える加熱制御を行なってもよい。
【0088】
上述したような加熱制御においては、乾燥ヒータ38のON、OFFを行なうため、衣類の過熱による損傷を防止することができる。しかしながら、乾燥ヒータ38の加熱能力を十分活かすことができないため、乾燥時間は、長くなる。その結果、乾燥効率が低下する等の問題がある。
【0089】
また、乾燥ヒータ38のONとOFFを繰り返すため、リレー回路等の乾燥ヒータ38を制御する部品および素子の耐久性の劣化を招くという懸念も出てくる。
【0090】
図7は、ドラム式洗濯乾燥機100の乾燥工程において、送風機駆動モータ52の制御による吸気温度および排気温度の変化を例にとって説明するための図である。
【0091】
図7を参照して、乾燥開始から加熱期、恒率乾燥期を経て排気温度が上昇を始める減率乾燥期までの吸気温度および排気温度の変化は、図6と同様である。
【0092】
乾燥運転が開始された後、排気温度が設定値T1に到達すると、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を増加させる。すなわち、制御部28は、送風量を増加させることにより、排気温度の上昇を抑える。そして、制御部28は、排気温度の上昇を抑えながら、乾燥ヒータ38の出力を保持して、乾燥運転を続ける。そして、送風機駆動モータ52の回転数の増加により減少した排気温度が設定値T2となるとき、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を減少させる。すなわち、制御部28は、送風量を減少させることにより、排気温度の下降を抑える。このようにして、排気温度は、設定値T1と設定値T1よりも低い設定値T2と間の温度範囲に入るように制御される。
【0093】
排気温度を設定値T1と設定値T2との間の温度範囲に入るようにする制御は、特に限定されないが、たとえば、排気温度が設定値T1以上となる場合、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を初期値より高い第1の設定回転数とし、排気温度が設置値T2以下となる場合、回転数を初期値、あるいは、初期値よりも低い第2の設定回転数で回転させる制御を行なってもよい。上述したような制御を繰り返すことにより、排気温度が設定値T1と設定値T2との間の温度範囲となるようにすることができる。
【0094】
図6における乾燥ヒータ38の加熱の制御と同様に、設定値T1を、図6と同様に69℃とする。乾燥ヒータ38の加熱の制御に対して、送風機40の回転数の制御においては、回転数の制御による温度変化が緩やかであるために、設定値T2を設定値T3より高い67℃等に設定することができる。
【0095】
そして、これらの排気温度の設定値は、衣類の種類に応じて、複数の温度設定値を設定することが可能である。たとえば、衣類がアクリルなど熱に弱い化繊である場合、T1に60℃、T2に58℃と選択してもよい。
【0096】
すなわち、ドラム式洗濯乾燥機100において、乾燥運転を行なうときに、衣類に応じた設定値に基づいた、複数の運転コースを設けることができる。したがって、使用者は、乾燥運転時に、衣類に応じた運転コースを選択することができる。たとえば、複数の運転コースのうち、デリケートコース等を使用者により選択された場合に、アクリルなど熱に弱い化繊に応じた設定値に基づいて、検知される排気温度に応じた送風機40の回転数制御を行なうことができる。
【0097】
また、複数の運転コースのうち、使用者により、上述したようなデリケートコースが選択された場合、アクリル等の熱に弱い化繊においては、加熱期の衣類の過熱を避けるため、制御部28により、乾燥運転の開始に応じて、送風機駆動モータ52の回転数を初期値よりも増加させて駆動させてもよい。
【0098】
または、図7においては、排気温度センサ50により検知される排気温度に応じて、送風機駆動モータ52の回転数の制御を行なうが、上述したように、排気温度と吸気温度の温度の変化特性は連動している。そのため、吸気温度センサ48により検知される吸気温度に応じて、送風機駆動モータ52の制御を行なってもよい。
【0099】
たとえば、乾燥運転の開始された後に、制御部28は、吸気温度センサ48により検知される吸気温度が所定の吸気温度以上となるときに、送風機駆動モータ52の回転数を増加させる制御を行なうことにより、吸気温度の制御を行なうことができる。
【0100】
あるいは、排気温度センサ50により検知される排気温度が所定の排気温度以上となる場合と、吸気温度センサ48により検知される吸気温度が、所定の吸気温度以上となる場合とのうち少なくとも一方を満たす場合に、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を増加させる制御を行なってもよい。
【0101】
そして、乾燥工程が終了と判定されるに応じて、制御部28は、冷却工程を実行する。そして、排気温度が冷却工程終了温度となるに応じて、制御部28は、乾燥運転を終了させる。
【0102】
また、使用者が衣類の追加投入等により、操作部26aへの一時停止の指示入力により、乾燥工程中にドラム式洗濯乾燥機100の動作を一時停止させる場合において、送風機駆動モータ52の回転数を増加させることにより、ドラム式洗濯乾燥機100の内部の乾燥運転により高温となる衣類、あるいは、構成部品等を冷却するための時間を短縮することができる。
【0103】
すなわち、ドラム式洗濯乾燥機100の動作が一時停止されてから、所定の時間、送風機駆動モータ52の回転数を増加させて冷却工程が行なわれる。そのため、冷却工程の運転時間が短縮されるため、使用者の待ち時間も短縮される。そして、所定の時間、冷却工程が行なわれた後に、制御部28は、ドアロック機構68により、開閉扉6のドアロックを解除させることにより、使用者は、安全に衣類の出し入れを行なうことができる。
【0104】
あるいは、ドラム式洗濯乾燥機100の動作の一時停止に応じて、送風機駆動モータ52の回転数増加させた後、排気温度センサ50により検知される排気温度が所定のドアロック解除温度となるに応じて、制御部28は、ドアロック機構68により、開閉扉6のドアロックを解除させてもよい。
【0105】
図8は、ドラム式洗濯乾燥機100の乾燥工程において、乾燥ヒータ38の加熱制御および送風機駆動モータ52の回転数制御をそれぞれ行なったときの排気温度の変化を重ねた図である。
【0106】
図8を参照して、送風機駆動モータ52の回転数の制御により、乾燥運転行なうと、図6で説明した乾燥ヒータ38の加熱制御による運転よりも、乾燥時間が短縮できることがわかる。
【0107】
すなわち、検知される排気温度に応じて送風機駆動モータ52の回転数を制御することにより、乾燥ヒータ38をフルパワーで使用できるため乾燥時間を短縮することができる等の効果を有する。しかしながら、送風機駆動モータ52の回転数、すなわち、送風機40の回転数が高くなるために、騒音が乾燥ヒータ38の加熱制御に比べて、大きくなることが考えられる。
【0108】
また、図6において説明した乾燥ヒータ38による加熱制御を行なうことにより、乾燥時間は延びる。しかしながら、騒音の増加は、送風機駆動モータ52の回転数の制御よりも、抑えられると考えられる。
【0109】
そこで、使用者は、複数のコースのうちの送風機駆動モータ52の回転数制御を行なうコース、または、乾燥ヒータ38の加熱制御を行なうコースを選択することにより、状況に応じて、運転の使い分けができる。
【0110】
たとえば、使用者は、短時間で乾燥を行なう必要がある場合、複数の運転コースのうちの送風機駆動モータ52の回転数を増加させて、乾燥ヒータ38を最大容量で通電して衣類を短時間で乾燥させるコースを選択することができる。一方、使用者は、騒音を抑えた乾燥を行なう必要がある場合、複数の運転コースのうちの送風機駆動モータ52の回転数の増加を最小限に抑え、主として乾燥ヒータ38による加熱制御で温風温度の過昇を抑えて乾燥させる運転コースを選択することができる。
【0111】
図9は、排気温度センサ50により検知される排気温度に応じて、送風機駆動モータ52の回転数を制御する制御部28の動作を示すフローチャートである。
【0112】
図9を参照して、乾燥運転を開始するとともに、制御部28は、送風機駆動モータ52を駆動させる(ステップS101)。
【0113】
そして、制御部28は、排気温度センサ50により検知される排気温度がT1以上であるか否かの判断を行なう(ステップS102)。
【0114】
ステップS102において、検知される排気温度がT1以上ではない場合、制御部28は、乾燥運転が終了したか否かの判断を行なう(ステップS103)。
【0115】
そして、ステップS103において、乾燥運転が終了したと判断される場合は、ドラム式洗濯乾燥機100の乾燥運転の動作を停止させる。
【0116】
一方、ステップS103において、乾燥運転が終了していないと判断される場合は、制御部28は、処理をステップS101に戻す。
【0117】
次に、ステップS102において、検知される排気温度がT1以上である場合、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を増加させる(ステップS104)。
【0118】
つづいて、制御部28は、排気温度センサ50により検知される排気温度がT2以下であるか否かの判断を行なう(ステップS105)。
【0119】
ステップS105において、検知される排気温度がT2以下ではない場合、制御部28は、乾燥運転が終了したか否かの判断を行なう(ステップS106)。
【0120】
そして、ステップS106において、乾燥運転が終了したと判断される場合は、ドラム式洗濯乾燥機100の乾燥運転の動作を停止させる。
【0121】
一方、ステップS106において、乾燥運転が終了していないと判断される場合は、制御部28は、処理をステップS104に戻す。
【0122】
次に、ステップS105において、検知される排気温度がT2以下であると判断される場合、制御部28は、処理をステップS101に戻す。
【0123】
以上説明したとおり、衣類を収納する回転ドラム10を駆動させるためのドラム駆動モータ22と、乾燥用の送風機40を駆動させるための送風機駆動モータ52とをそれぞれ独立した回転数で回転させるとともに、送風機駆動モータ52の回転数を空気経路内の乾燥用空気の温度に応じて制御することにより、回転ドラム10内の衣類の温度を適切な範囲で安定させることができるため、効率が高く、かつ終了判定の精度の高い制御が可能となる。
【0124】
また、回転ドラム10に熱風を吹き込むための吹き込み口の近傍と、回転ドラム10から排出される温風の排出口の近傍とにそれぞれ温度センサを配して、検知される温度に応じて、送風機駆動モータ52の回転数、すなわち送風量を制御することにより、ヒータ38の入力を制限することなく、衣類温度の過昇を抑えることができる。
【0125】
さらに、送風機駆動モータ52の回転数を制御することにより、過熱による衣類の損傷を防止し、かつ乾燥ヒータ38の出力を最大限に利用できる。したがって、乾燥の効率が高くなるため、短い運転時間で乾燥が可能となる。
【0126】
また、回転ドラム10に吹き込まれる吸気温度が過剰な上昇を示した場合でも、乾燥ヒータ38を弱に切り換える、または、通電を遮断するという制御が不要となることにより、リレー回路等の乾燥ヒータ38を制御する部品および素子の耐久性の劣化を防ぎ、安定した乾燥が可能となる。
【0127】
また、使用者は、複数の運転コースのうちの送風機駆動モータ52の回転数を制御し、乾燥ヒータ38を最大容量で通電する運転コース、または、送風機駆動モータ52の回転数の制御を最小限に抑え、主として乾燥ヒータ38の制御で温風温度の過昇を抑える運転コースを選択することが可能となる。
【0128】
そのため、使用者により、複数の運転コースのうちの送風機駆動モータ52の回転数を制御する運転コースが選択されるとき、送風機40による騒音は大きいが、運転時間を短縮することが可能となる。一方、使用者により、複数の運転コースのうちの乾燥ヒータ38の加熱制御を行なうコースが選択されるとき、乾燥時間は延びるが、深夜における使用等、騒音の低い運転を行なう必要がときに運転の騒音の増加を抑えることが可能となる。
【0129】
したがって、複数の運転コースを設けることにより、使用者が状況に応じた運転コースの選択が可能となる。さらに、使用者の選択範囲を広げ、利便性の向上を図ることができる。
【0130】
あるいは、使用者がドラム式洗濯乾燥機100を衣類の出し入れ等により一時停止するときの冷却工程において、送風機40による送風量が増大させる制御を、検知される排気温度に応じて、あるいは、所定の時間行なうことにより、衣類の出し入れの際に、使用者が触れる恐れのある開閉扉6内部の高温となっている部分を冷却する時間が短縮される。その結果、使用者の待ち時間を不要に長くすることがなく、使用者の利便性、安全性が向上する。
【0131】
そして、高温を避ける必要のある化繊の衣類やデリケートな衣類を乾燥させる場合、乾燥運転開始とともに、送風機駆動モータ52の回転数を初期値よりも増加させることにより、恒率乾燥期の排気温度を低くなるように制御できる。また、衣類の素材、種類に合せて、衣類の損傷の少ないコースを設けることにより、使用者は、衣類に応じた選択が可能となる。
【0132】
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯乾燥機の説明を行なう。本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯乾燥機の基本構成は、制御部28が行なう動作のソフトウェア構成を除いて、図1〜図4に示した実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機100の基本構成と同じである。そのため構成の説明は繰り返さない。
【0133】
本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯乾燥機100の制御部28が行なう動作については、実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機100と以下の点で異なる。
【0134】
ドラム式洗濯乾燥機100に備わる制御部28は、乾燥運転開始に応じて、排気温度センサ50により検知される排気温度に基づいて、単位時間当たりの温度変化率を算出する。そして、算出された排気温度の温度変化率が所定の設定変化率以上となる場合に、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を初期値より減少させる。検知される排気温度の変化率が所定の設定変化率以下となる場合に、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を初期値とする。さらに、排気温度センサ50により検知される排気温度が所定の排気温度となるに応じて、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を初期値より増加させる。
【0135】
以上説明したとおり、本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯乾燥機100において、加熱期の衣類の温度変化率の増大に応じて、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を初期値よりも減少させる。そのため、温風温度を上げることとなり、加熱期において、衣類を加熱するための時間を短縮することができる。
【0136】
そして、温度変化率の少ない恒率乾燥期において、制御部28は、送風機駆動モータ52の回転数を初期値とする。そのため、水分の蒸発と除湿能力が均衡した効率の高い乾燥ができる。
【0137】
また、減率乾燥期において、排気温度が所定の排気温度となるに応じて、制御部28は、送風機駆動モータ52を初期値よりも増加させる。そのため、乾燥ヒータ38の出力を低下させることなく、かつ衣類温度の過昇を抑えた運転が可能となる。すなわち、高効率の乾燥運転と運転時間の短縮と衣類の過熱による傷みの防止が可能となる。
【0138】
このように、吸気温度センサ48、または、排気温度センサ50により検知される温度に応じて、送風機駆動モータ52の回転数を制御することにより、ヒータ38の入力を制限することなく、衣類温度の過昇を抑えることができる。そして、過熱による衣類の損傷を防止し、かつ乾燥ヒータ38の出力を最大限に利用できる。したがって、乾燥の効率が高くなるため、短い運転時間で乾燥が可能となる。
【0139】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0140】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、温度検知手段により検知される温度が所定の目標温度となるに応じて、送風駆動手段による回転数を制御することにより、運転時間が短く、過熱による衣類の傷みが少ない乾燥運転が可能となる。また、送風量の増加により温風と衣類の熱交換を促進し、効率が高く、かつ、乾燥むらの少ない乾燥運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機100を示す概略斜視図である。
【図2】洗濯ユニットを含む図1のIII−III面において切断したドラム式洗濯乾燥機100の断面を示す図である。
【図3】乾燥ユニットを含む図1のV−V面において切断したドラム式洗濯乾燥機100の断面を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機100の構成を示す機能ブロック図である。
【図5】乾燥ヒータ38にて発生する熱量と冷却水の流量を一定にして乾燥運転を行なう場合の排気温度の変化を例にとって説明するための図である。
【図6】ドラム式洗濯乾燥機100の乾燥工程において、乾燥ヒータ38の制御による吸気温度と排気温度の変化を例にとって説明するための図である。
【図7】ドラム式洗濯乾燥機100の乾燥工程において、送風機駆動モータ52の制御による吸気温度および排気温度の変化を例にとって説明するための図である。
【図8】ドラム式洗濯乾燥機100の乾燥工程において、乾燥ヒータ38の加熱制御および送風機駆動モータ52の回転数制御をそれぞれ行なったときの排気温度の変化を重ねた図である。
【図9】排気温度センサ50により検知される排気温度に応じて、送風機駆動モータ52の回転数を制御する制御部28の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 筐体、4 衣類投入口、6 開閉扉、8 水槽、10 回転ドラム、12小孔、14 ドラム開口部、16 バランサ、18 バッフル、20 軸部、21、51 インバータ回路、22 ドラム駆動モータ、24 ドアパッキン、26 操作パネル、26a 操作部、26b 表示部、28 制御部、30 給水弁、30a、30b 洗濯用給水弁、30c 乾燥用給水弁、32 洗剤ケース、34 排水装置、36 ヒータケース、38 乾燥ヒータ、40 送風機、42 排気口、44 除湿用熱交換器、46 冷却水ノズル、48 吸気温度センサ、50 排気温度センサ、52 送風機駆動モータ、54 給水パイプ、56 ブザー、58 ドアスイッチ、60 水位センサ、62 水温センサ、64主制御部、66 副制御部、68 ドアロック機構、70 底台、72 天板、100 ドラム式洗濯乾燥機。
Claims (13)
- 筐体内に支持された槽と、
前記槽内に回転自在として設けられ内部に衣類を収容するためのドラムと、
前記ドラムを第1の回転数で回転駆動させるためのドラム駆動手段と、
前記槽に接続し、前記槽を経由して乾燥用空気を循環させるための空気経路と、
前記空気経路中に設けられ、回転により前記乾燥用空気を循環させるための送風手段と、
前記送風手段を前記ドラム駆動手段の前記第1の回転数とは独立な第2の回転数で回転駆動するための送風駆動手段と、
前記空気経路中に設けられ、前記乾燥用空気の除湿後に、加熱を行なうための加熱手段と、
前記空気経路内の前記乾燥用空気の温度を検知するための温度検知手段と、
前記送風駆動手段を制御するための制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記温度検知手段により検知される前記温度が第1の所定の目標温度となるに応じて、前記送風駆動手段による前記第2の回転数を増加させるための回転数制御手段を含む、衣類乾燥機。 - 前記温度検知手段は、前記乾燥用空気が前記槽から前記空気経路へと排気されるときの排気温度を検知するための排気温度検知手段を含み、
前記回転数制御手段は、前記排気温度検知手段により検知される前記排気温度が前記第1の所定の目標温度となるに応じて、前記第2の回転数を増加させる、請求項1記載の衣類乾燥機。 - 前記回転数制御手段は、前記排気温度検知手段により検知される前記排気温度が前記第1の所定の目標温度よりも低い第2の所定の目標温度となるに応じて、前記第2の回転数を減少させる、請求項2記載の衣類乾燥機。
- 前記温度検知手段は、前記乾燥用空気が前記空気経路から前記槽へと吸気されるときの吸気温度を検知するための吸気温度検知手段を含み、
前記回転数制御手段は、前記吸気温度検知手段により検知される前記吸気温度が前記第1の所定の目標温度となるに応じて、前記第2の回転数を増加させる、請求項1記載の衣類乾燥機。 - 前記温度検知手段は、前記乾燥用空気が前記空気経路から前記槽へと吸気されるときの吸気温度を検知するための吸気温度検知手段をさらに含み、
前記回転数制御手段は、前記排気温度検知手段により検知される前記排気温度が前記第1の所定の目標温度となる場合と、前記吸気温度検知手段により検知される前記吸気温度が第2の所定の目標温度となる場合とのうちの少なくとも一方の場合となるに応じて、前記第2の回転数を増加させる、請求項2記載の衣類乾燥機。 - 前記ドラムから前記衣類を出入させるために、前記筐体に設けられる扉と、
前記衣類乾燥機の動作に応じて、前記扉を開扉することを禁止するための開扉禁止手段と、
外部からの入力を受けるための操作手段とをさらに備え、
前記制御手段は、前記操作手段への乾燥運転の一時停止の指示入力に応じて、前記回転数制御手段により、前記第2の回転数を増加させ、所定の時間経過後に、前記開扉禁止手段による前記扉の前記開扉の禁止を解除させる、請求項2記載の衣類乾燥機。 - 前記ドラムから前記衣類を出入させるために、前記筐体に設けられる扉と、
前記衣類乾燥機の動作に応じて、前記扉の開扉を禁止するための開扉禁止手段と、
外部からの入力を受けるための操作手段とをさらに備え、
前記制御手段は、前記操作手段への乾燥運転の一時停止の指示入力に応じて、前記回転数制御手段により、前記第2の回転数を増加させ、前記排気温度検知手段により検知される前記排気温度が第2の所定の目標温度となるに応じて、前記開扉禁止手段による前記扉の前記開扉の禁止を解除させる、請求項2記載の衣類乾燥機。 - 前記制御手段は、前記加熱手段により前記排気温度を制御するための加熱制御手段をさらに含み、
複数の運転コースのうちの第1の所定の運転コースが選択された場合には、前記回転数制御手段により排気温度を制御し、第2の所定の運転コースが選択された場合には、前記加熱制御手段により前記排気温度を制御する、請求項3記載の衣類乾燥機。 - 前記加熱制御手段は、前記排気温度検知手段により検知される前記排気温度が前記第1の所定の目標温度となるに応じて、前記加熱手段による前記加熱を停止させ、前記第2の所定の目標温度よりも低い第3の所定の目標温度となるに応じて、前記加熱手段による前記加熱を行なう、請求項8記載の衣類乾燥機。
- 前記加熱手段は、複数の加熱源を含み、
前記加熱制御手段は、前記排気温度検知手段により検知される前記排気温度が前記第1の所定の目標温度となるに応じて、前記加熱手段に含まれる前記複数の加熱源のうちの少なくとも1つの加熱源による加熱を停止させ、前記第2の所定の目標温度よりも低い第3の所定の目標温度となるに応じて、停止させた前記加熱源による前記加熱を行なう、請求項8記載の衣類乾燥機。 - 前記回転数制御手段は、複数の運転コースのうちの所定のコースが選択された場合には、前記排気温度検知手段により検知される前記排気温度が前記第1の所定の目標温度よりも低い第2の所定の目標温度となるに応じて、前記第2の回転数を増加させる、請求項2記載の衣類乾燥機。
- 前記回転数制御手段は、複数の運転コースのうちの所定のコースが選択された場合には、乾燥運転の開始に応じて、前記第2の回転数を増加させる、請求項2記載の衣類乾燥機。
- 筐体内に支持された槽と、
前記槽内に回転自在として設けられ内部に衣類を収容するためのドラムと、
前記ドラムを第1の回転数で回転駆動させるためのドラム駆動手段と、
前記槽に接続し、前記槽を経由して乾燥用空気を循環させるための空気経路と、
前記空気経路中に設けられ、回転により前記乾燥用空気を循環させるための送風手段と、
前記送風手段を前記ドラム駆動手段の前記第1の回転数とは独立な第2の回転数で回転駆動するための送風駆動手段と、
前記空気経路中に設けられ、前記乾燥用空気の除湿後、加熱を行なうための加熱手段と、
前記乾燥用空気が前記槽から前記空気経路へと排気されるときの排気温度を検知するための排気温度検知手段と、
前記送風駆動手段を制御するための制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記排気温度検知手段により検知される前記排気温度の単位時間当たりの変化率が所定の変化率以上となる場合に、前記第2の回転数を初期値より減少させ、前記変化率が前記所定の変化率以下となる場合に、前記第2の回転数を前記初期値で駆動し、前記排気温度が前記第1の所定の目標温度となるに応じて、前記第2の回転数を前記初期値より増加させるための回転数制御手段を含む、衣類乾燥機。
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JP2003142089A JP2004344238A (ja) | 2003-05-20 | 2003-05-20 | 衣類乾燥機 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019187484A (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 乾燥機及び洗濯乾燥機 |
JP7524412B2 (ja) | 2019-01-10 | 2024-07-29 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | インダクションヒーターを有する洗濯装置 |
-
2003
- 2003-05-20 JP JP2003142089A patent/JP2004344238A/ja active Pending
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