JP2003295047A - 撮像装置および撮像システム - Google Patents
撮像装置および撮像システムInfo
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- G02B7/28—Systems for automatic generation of focusing signals
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/60—Control of cameras or camera modules
- H04N23/67—Focus control based on electronic image sensor signals
- H04N23/672—Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals
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- H04N23/60—Control of cameras or camera modules
- H04N23/67—Focus control based on electronic image sensor signals
- H04N23/673—Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
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- Focusing (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズ交換可能なカメラにおいて、位相差検
出方式のみを用いたのでは合焦精度が不十分であり、ハ
イブリッド方式でも合焦を得るのが遅い。 【解決手段】 合焦制御が可能な撮影レンズ1の着脱交
換が可能であり、撮影レンズにより形成される被写体像
を光電変換する撮像素子11を有する撮像装置におい
て、撮影レンズから入射した光束を用いて位相差検出方
式により撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出
手段12と、撮像素子による撮影画像のコントラストの
検出結果に基づいて撮影レンズの合焦状態を判定する合
焦判定手段16と、合焦判定手段を用いて得られた撮影
レンズの合焦状態を示す情報に基づいて、焦点検出手段
を用いて得られた合焦制御情報を補正するための補正情
報を求める補正手段13とを設ける。
出方式のみを用いたのでは合焦精度が不十分であり、ハ
イブリッド方式でも合焦を得るのが遅い。 【解決手段】 合焦制御が可能な撮影レンズ1の着脱交
換が可能であり、撮影レンズにより形成される被写体像
を光電変換する撮像素子11を有する撮像装置におい
て、撮影レンズから入射した光束を用いて位相差検出方
式により撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出
手段12と、撮像素子による撮影画像のコントラストの
検出結果に基づいて撮影レンズの合焦状態を判定する合
焦判定手段16と、合焦判定手段を用いて得られた撮影
レンズの合焦状態を示す情報に基づいて、焦点検出手段
を用いて得られた合焦制御情報を補正するための補正情
報を求める補正手段13とを設ける。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズの着脱
交換が可能な撮像装置、例えば、デジタル一眼レフカメ
ラに関するものである
交換が可能な撮像装置、例えば、デジタル一眼レフカメ
ラに関するものである
【従来の技術】レンズ交換が可能なデジタル一眼レフカ
メラの焦点検出装置としては、従来の銀塩フィルム用の
一眼レフカメラと同様に、いわゆる位相差検出方式の焦
点検出装置が主に用いられている。また、ビデオカメラ
で用いられているような、いわゆるコントラスト検出方
式の焦点検出装置と位相差検出方式の焦点検出装置とを
組み合わせて撮影レンズの合焦制御を行うハイブリッド
方式なども提案されている。ここで、位相差検出方式
は、撮影光束の一部を2つに分割し、これら2つの光束
をそれぞれラインセンサ上に結像させ、ラインセンサ上
の2つの像のずれ方向とずれ量を検出することによって
予定焦点面(撮影面と共役な面)で合焦させるために必
要な焦点調節レンズの移動方向および移動量を算出する
ものである。このような位相差検出方式では、合焦に必
要な焦点調節レンズの移動方向および移動量を直接算出
することができるので、合焦を素早く得ることができ
る。また、コントラスト検出方式は、被写体像を撮像す
るための撮像素子から出力された信号に基づいて生成さ
れた映像信号の中から高周波成分を抽出し、この高周波
成分のレベルを所定のサンプリング間隔で観察して、高
周波成分のレベルがピークに向かう方向に焦点調節レン
ズを駆動することによって、最終的に高周波成分のレベ
ルが所定のピーク範囲に到達することをもって合焦と判
定するものである。このようなコントラスト検出方式で
は、被写体像を撮像する撮像素子からの出力信号に基づ
いて得られた映像信号を用いて合焦判定を行うので、被
写体に対して高精度で合焦を得ることができる。
メラの焦点検出装置としては、従来の銀塩フィルム用の
一眼レフカメラと同様に、いわゆる位相差検出方式の焦
点検出装置が主に用いられている。また、ビデオカメラ
で用いられているような、いわゆるコントラスト検出方
式の焦点検出装置と位相差検出方式の焦点検出装置とを
組み合わせて撮影レンズの合焦制御を行うハイブリッド
方式なども提案されている。ここで、位相差検出方式
は、撮影光束の一部を2つに分割し、これら2つの光束
をそれぞれラインセンサ上に結像させ、ラインセンサ上
の2つの像のずれ方向とずれ量を検出することによって
予定焦点面(撮影面と共役な面)で合焦させるために必
要な焦点調節レンズの移動方向および移動量を算出する
ものである。このような位相差検出方式では、合焦に必
要な焦点調節レンズの移動方向および移動量を直接算出
することができるので、合焦を素早く得ることができ
る。また、コントラスト検出方式は、被写体像を撮像す
るための撮像素子から出力された信号に基づいて生成さ
れた映像信号の中から高周波成分を抽出し、この高周波
成分のレベルを所定のサンプリング間隔で観察して、高
周波成分のレベルがピークに向かう方向に焦点調節レン
ズを駆動することによって、最終的に高周波成分のレベ
ルが所定のピーク範囲に到達することをもって合焦と判
定するものである。このようなコントラスト検出方式で
は、被写体像を撮像する撮像素子からの出力信号に基づ
いて得られた映像信号を用いて合焦判定を行うので、被
写体に対して高精度で合焦を得ることができる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
交換が可能なデジタル一眼レフカメラにおいて、上記位
相差検出方式の焦点検出装置のみを用いたのでは、十分
な合焦精度が得られないおそれがある。その主な理由と
しては、観察または撮影される像を形成する撮像光学系
の光束と焦点検出装置が取り込む光束とが一般に異なる
ことが挙げられる。また、位相差検出方式の焦点検出装
置においては、本来、縦(光軸)方向の収差量によって
決定されるべき焦点位置あるいは焦点外れ量を横方向の
収差に関連した像のずれに変換して求めているため、撮
影光学系に収差がある場合には、収差補正の状態によっ
てその両者に差が生じることが考えられる。こうした問
題を解決するために、撮影レンズ毎に固有の補正値Cを
用いて、例えば焦点外れ量を表す焦点検出信号Dを、 DC=D−C …(1) により補正するための補正回路を設け、得られた補正焦
点検出信号に基づいて撮影光学系の全体もしくは一部を
駆動し、最良の結像位置を撮像面と一致させるようにレ
ンズを制御している。しかしながら、この方法において
は、上記補正値Cは一般的に設計補正値を用いており、
カメラの製造段階で発生する誤差を含んでいない。この
ため、製造段階で発生する誤差が十分な合焦精度が得ら
れない原因となってしまう。一方、位相差検出方式とコ
ントラスト検出方式との組み合わせにより合焦制御を行
うハイブリッド方式をレンズ交換が可能なデジタル一眼
レフカメラに用いた場合には、まず位相差検出方式で粗
調を行い、コントラスト検出方式で微調を行うことによ
りある程度高速でかつ精度良く合焦を得ることが行うこ
とが可能となるが、この方式でも、結局、最終的な合焦
までの制御をコントラスト検出方式で行うため、合焦に
要する時間を十分に短縮することができない。また、光
学ファインダーを用いたデジタル一眼レフカメラにおい
ては、撮影光学系から取り込んだ光束を、ファインダー
光学系、位相差検出方式の焦点検出装置およびコントラ
スト検出方式の焦点検出装置の3つにそれぞれ光量を損
なわずに導くために、時系列で光束の導き先の切り換え
行う。このため、検出時間が長くなってしまう。そこで
本発明は、より高速で高精度な合焦制御を行うことが可
能なレンズ交換タイプの撮像装置を提供することを目的
としている。
交換が可能なデジタル一眼レフカメラにおいて、上記位
相差検出方式の焦点検出装置のみを用いたのでは、十分
な合焦精度が得られないおそれがある。その主な理由と
しては、観察または撮影される像を形成する撮像光学系
の光束と焦点検出装置が取り込む光束とが一般に異なる
ことが挙げられる。また、位相差検出方式の焦点検出装
置においては、本来、縦(光軸)方向の収差量によって
決定されるべき焦点位置あるいは焦点外れ量を横方向の
収差に関連した像のずれに変換して求めているため、撮
影光学系に収差がある場合には、収差補正の状態によっ
てその両者に差が生じることが考えられる。こうした問
題を解決するために、撮影レンズ毎に固有の補正値Cを
用いて、例えば焦点外れ量を表す焦点検出信号Dを、 DC=D−C …(1) により補正するための補正回路を設け、得られた補正焦
点検出信号に基づいて撮影光学系の全体もしくは一部を
駆動し、最良の結像位置を撮像面と一致させるようにレ
ンズを制御している。しかしながら、この方法において
は、上記補正値Cは一般的に設計補正値を用いており、
カメラの製造段階で発生する誤差を含んでいない。この
ため、製造段階で発生する誤差が十分な合焦精度が得ら
れない原因となってしまう。一方、位相差検出方式とコ
ントラスト検出方式との組み合わせにより合焦制御を行
うハイブリッド方式をレンズ交換が可能なデジタル一眼
レフカメラに用いた場合には、まず位相差検出方式で粗
調を行い、コントラスト検出方式で微調を行うことによ
りある程度高速でかつ精度良く合焦を得ることが行うこ
とが可能となるが、この方式でも、結局、最終的な合焦
までの制御をコントラスト検出方式で行うため、合焦に
要する時間を十分に短縮することができない。また、光
学ファインダーを用いたデジタル一眼レフカメラにおい
ては、撮影光学系から取り込んだ光束を、ファインダー
光学系、位相差検出方式の焦点検出装置およびコントラ
スト検出方式の焦点検出装置の3つにそれぞれ光量を損
なわずに導くために、時系列で光束の導き先の切り換え
行う。このため、検出時間が長くなってしまう。そこで
本発明は、より高速で高精度な合焦制御を行うことが可
能なレンズ交換タイプの撮像装置を提供することを目的
としている。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、合焦制御が可能な撮影レンズの着脱
交換が可能であり、撮影レンズにより形成される被写体
像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置において、
撮影レンズから入射した光束を用いて位相差検出方式に
より撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出手段
と、撮像素子による撮影画像のコントラストの検出結果
に基づいて撮影レンズの合焦状態を判定する合焦判定手
段と、合焦判定手段を用いて得られた撮影レンズの合焦
状態を示す情報に基づいて、焦点検出手段を用いて得ら
れた合焦制御情報を補正するための補正情報を求める補
正手段とを設けている。すなわち、高速性に優れた位相
差検出方式での検出精度の不十分さを補うための補正情
報を、高精度での合焦判定が可能な撮影画像のコントラ
スト検出を用いた合焦状態を示す情報に基づいて求める
ことにより、位相差検出方式による、ハイブリッド方式
等に比べてより高速で、かつ十分に高い精度での合焦制
御が可能となる。具体的には、焦点検出手段を用いて得
られた撮影レンズの合焦位置情報と合焦判定手段を用い
て得られた合焦位置情報との差に基づいて上記補正情報
を求めるようにすればよい。また、キャリブレーション
モードにおいて求めた補正情報を記憶手段に記憶させて
おき、実際に撮影を行う際に、記憶手段から読み出した
補正情報を用いて合焦制御情報を補正するようにすると
よい。この場合、記憶手段に、撮影レンズが個々に有す
る個体情報に対応づけて補正情報を記憶させておき、こ
の記憶手段に記憶された補正情報のうち、装着された撮
影レンズから取得した個体情報に対応する補正情報を用
いて合焦制御情報を補正するようにすると、各撮影レン
ズ固有の光学特性に合った補正情報を用いて焦点検出手
段による検出結果を補正することが可能となり、装着さ
れる撮影レンズにかかわらず最良の精度レベルを確保す
ることが可能となる。
めに、本発明では、合焦制御が可能な撮影レンズの着脱
交換が可能であり、撮影レンズにより形成される被写体
像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置において、
撮影レンズから入射した光束を用いて位相差検出方式に
より撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出手段
と、撮像素子による撮影画像のコントラストの検出結果
に基づいて撮影レンズの合焦状態を判定する合焦判定手
段と、合焦判定手段を用いて得られた撮影レンズの合焦
状態を示す情報に基づいて、焦点検出手段を用いて得ら
れた合焦制御情報を補正するための補正情報を求める補
正手段とを設けている。すなわち、高速性に優れた位相
差検出方式での検出精度の不十分さを補うための補正情
報を、高精度での合焦判定が可能な撮影画像のコントラ
スト検出を用いた合焦状態を示す情報に基づいて求める
ことにより、位相差検出方式による、ハイブリッド方式
等に比べてより高速で、かつ十分に高い精度での合焦制
御が可能となる。具体的には、焦点検出手段を用いて得
られた撮影レンズの合焦位置情報と合焦判定手段を用い
て得られた合焦位置情報との差に基づいて上記補正情報
を求めるようにすればよい。また、キャリブレーション
モードにおいて求めた補正情報を記憶手段に記憶させて
おき、実際に撮影を行う際に、記憶手段から読み出した
補正情報を用いて合焦制御情報を補正するようにすると
よい。この場合、記憶手段に、撮影レンズが個々に有す
る個体情報に対応づけて補正情報を記憶させておき、こ
の記憶手段に記憶された補正情報のうち、装着された撮
影レンズから取得した個体情報に対応する補正情報を用
いて合焦制御情報を補正するようにすると、各撮影レン
ズ固有の光学特性に合った補正情報を用いて焦点検出手
段による検出結果を補正することが可能となり、装着さ
れる撮影レンズにかかわらず最良の精度レベルを確保す
ることが可能となる。
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の実施形態であるデジタル一眼レフカメラシステムの
構成を示している。このカメラシステムは、撮影レンズ
1と、この撮影レンズ1の着脱交換が可能なデジタル一
眼レフカメラ(撮像装置:以下、カメラ本体という)8
とから構成されている。同図において、撮影レンズ1内
には、対物レンズとしての撮影光学系2が収容されてい
る。撮影光学系2は、1又は複数のレンズ群から構成さ
れ、その全てもしくは一部を移動させることで焦点距離
を変化させたり、フォーカス調節を行ったりすることが
できる。3はフォーカス調節のために撮影光学系2内の
焦点調節レンズ(図示せず)を駆動するフォーカス駆動
ユニットであり、4は焦点調節レンズの位置を検出する
ためのフォーカス位置検出器4である。6はROM等か
らなる記憶回路であり、5は撮影レンズ1の全体の制御
を司るCPU等からなるレンズ制御回路5である。な
お、図示はしないが、撮影レンズ1内には、変倍のため
に撮影光学系2内の変倍レンズ(図示せず)を駆動する
ためのズーム駆動ユニット、絞りユニット(図示せ
ず)、変倍レンズや絞り位置を検出するための検出器が
収容されている。ここで、フォーカス位置検出器4とし
ては、例えば、焦点調節レンズを光軸方向に移動させる
ために回転又は移動する鏡筒に設けられたエンコーダ用
の電極と、これに接触する検出用の電極等を用いて構成
され、焦点調節レンズの位置又は基準位置からの移動量
に対応する信号を出力するものが用いられている。但
し、フォーカス位置検出器4としてはこれに限らず、光
学式や磁気式等の各種検出器を用いることができる。一
方、カメラ本体8内には、撮影光路に対して進退可能な
主ミラー9と、撮影光路内に配置された主ミラー9で上
方に反射した光により被写体像が形成される焦点板1
7、焦点板17に形成された被写体像を反転するペンタ
プリズム18および接眼レンズ19からなるファインダ
光学系とが収容されている。さらに、主ミラー9の背面
側には、ハーフミラーである主ミラー9を透過した光束
を下方に導くサブミラー10が、主ミラー9とともに撮
影光路に対して進退可能に設けられている。また、カメ
ラ本体8内には、サブミラー10で反射した光束が導か
れる焦点検出ユニット12と、カメラ本体8の全ての制
御を司るカメラ制御回路13と、撮影光学系2が形成す
る被写体像を光電変換するCCD,CMOS等の撮像素
子11とが収容されている。また、カメラ本体8内に
は、撮像素子11からの出力信号を用いて光電変換画像
(撮影画像)のコントラスト検出を行い、撮影光学系2
内の焦点調節レンズが合焦位置にあるか否かを判定する
合焦判定ユニット16と、この合焦判定ユニット16か
らの出力と焦点検出ユニット12からの出力との差分を
算出する演算回路14と、この演算回路14により算出
された差分量を補正情報として記憶するEEPROM等
の記憶回路15とが収容されている。なお、合焦判定ユ
ニット16は、いわゆるコントラスト検出方式により撮
影レンズの自動合焦制御を行う焦点検出装置として知ら
れているものと同様のものである。また、カメラ制御回
路13および演算回路14により、請求の範囲にいう補
正手段が構成される。7は撮影レンズ1およびカメラ本
体8に備えられた通信接点であり、互いに装着された状
態で通信接点7を介して各種情報のやり取りやカメラ本
体8側から撮影レンズ1側への電源供給が行われる。ま
た、カメラ本体8には、前述した補正情報を算出および
記憶するためのキャリブレーションモードを設定するた
めのスイッチ(図示せず)を有している。図2には、図
1に示した焦点検出ユニット12の光学系部分の構成を
示している。同図において、27は撮影光学系2から主
ミラー9を透過して撮像素子11の撮像面11aに至る
光軸である。21はサブミラー10よる撮像面18に共
役な近軸的結像面、22は反射鏡である。23は赤外カ
ットフィルタである。24は絞りであり、2つの開口部
24−1,24−2を有している。25は2次結像系で
あり、絞り24の2つの開口部24−1,24−2に対
応して配置された2つのレンズ25−1,25−2を有
している。36は反射鏡であり、26は光電変換素子
(センサ)である。この光電変換素子26は、2つのエ
リアセンサ26−1,26−2を有している。ここで、
サブミラー10は曲率を有し、絞り24の2つの開口部
24−1,24−2を撮影光学系2の射出瞳付近に投影
する収束性のパワー(屈折力)を持っている。また。サ
ブミラー10は、必要な領域のみが光を反射するよう
に、ガラス基板の表面にアルミニウムや銀等の金属膜が
蒸着されていて、焦点検出を行う範囲を制限する視野マ
スクの働きを兼ねている。また、他の反射鏡22,36
においても、光電変換素子26上に入射する迷光を減少
させるため、必要最低限の領域のみにアルミニウムや銀
等の金属膜が蒸着されている。なお、各反射鏡の反射面
として機能しない領域には、光吸収性の塗料等を塗布す
るのがよい。図3は、図2に示した絞り24を光入射方
向から見た図である。絞り24には、横長の2つの開口
部24−1,24−2を開口幅の狭い方向に並べた構成
となっている。図中に点線で示されているのは、絞り2
4の開口部24−1,24−2に対応してその光射出側
に配置されている2次結像系25の各レンズ25−1,
25−2である。図4には、図2に示した光電変換素子
26を光入射方向から見た図である。2つのエリアセン
サ26−1,26−2はそれぞれ、この図に示すように
2次元的に画素を配列したセンサであり、これらエリア
センサ26−1,26−2は2つ並べられている。以上
のように構成された焦点検出ユニット12およびこれに
光を導く光学系では、図2に示すように、撮影光学系2
からの光束27−1,27−2が主ミラー19のハーフ
ミラー面を透過した後、サブミラー10によりほぼ主ミ
ラー19の傾きに沿った方向に反射され、反射鏡22に
よって後方に向きを変えられた後、赤外カットフィルタ
23を通って絞り24の2つの開口部24−1,24−
2を通る。そして、絞り24の2つの開口部24−1,
24−2を通った光束は、2次結像系25のレンズ25
−1,25−2により集光され、反射鏡36で下方に向
きを変えられて光電変換素子26上のエリアセンサ26
−1,26−2にそれぞれ到達する。図2中の光束27
−1,27−2は、撮像面11aの中央に結像する光束
であるが、他の位置に結像する光束についても同様の経
路を経て、光電変換素子26に達し、全体として撮像素
子11上の所定の2次元領域に対応する被写体像に関す
る2つの領域の光量分布が光電変換素子26の各エリア
センサ26−1,26−2上に形成される。焦点検出ユ
ニット12は、上記のようして得られた2つの被写体像
に関する光量分布に対して、位相差検出方式の検出原理
に従って、被写体像の分離方向および分離量、すなわち
図4に示す2つのエリアセンサ26−1,26−2上で
の上下方向における相対的位置関係を、エリアセンサ2
6−1,26−2上の各位置で算出することで、撮影光
学系2の焦点調節状態の検出(以下、焦点検出という)
を行い、その結果を焦点外れ量(デフォーカス量)Dと
して出力する。そして、本実施形態では、この焦点外れ
量Dに応じて求められる焦点調節レンズの合焦を得るた
めの駆動位置が撮影レンズ1の機種毎にできるだけ精度
の高い合焦を得るための値となるように、予めレンズ側
の記憶回路6には、該レンズ機種の設計上の補正値が記
憶されており、カメラ本体側ではこれを用いて撮影時に
おける最良結像位置と撮像面11aとを一致させるため
の補正を行う。但し、レンズ側の記憶回路6に記憶され
ている補正値は、同一機種であっても撮影レンズごとの
個体差や焦点検出ユニット12の個体差を含んでいない
ため、記憶回路6に記憶されている設計上の補正値をそ
のまま用いても、真に正確な合焦状態を得ることが難し
い。そこで、本実施形態では、レンズ側の記憶回路6に
記憶されている設計上の補正値を上記個体差を反映した
より高精度に合焦を得るための値とするため(つまり
は、焦点検出ユニット12により検出された焦点外れ量
Dに基づくレンズの合焦駆動位置としてより高精度に合
焦を得る値を得るため)、まず、フォーカス駆動ユニッ
ト3によって焦点調節レンズを光軸方向に移動させなが
ら、撮像素子11から得られる画像信号のコントラスト
を検出し、このコントラスト状態から合焦判定ユニット
16により合焦位置を判定する。そして、合焦判定ユニ
ット16により判定(検出)された合焦位置と、焦点検
出ユニット12を用いて算出された合焦位置との差分量
を演算回路14により算出し、この差分量を現に装着さ
れている撮影レンズ1の固有の補正情報としてカメラ本
体側の記憶回路15に記憶する。なお、ここでは、この
撮影レンズ1の固有の補正情報を得るための一連の動作
をキャリブレーションと称する。ここで、図5に示すフ
ローチャートを用いて、上記キャリブレーションを行う
カメラシステムの動作について説明する。本実施形態で
は、撮影レンズ1を新たにカメラ本体8に装着したとき
又は交換したときに、カメラ本体8に設けられたキャリ
ブレーションスイッチ(図示せず)を撮影者がオンする
ことによって、カメラ制御回路13がキャリブレーショ
ンモードに入り、以下のフローを実行する。キャリブレ
ーションモードに入った後、自動的若しくは撮影者のシ
ャッタースイッチのオンによってキャリブレーション動
作がスタートする(ステップ501)。まず、カメラ制
御回路13は、レンズ制御回路5に信号を送り、フォー
カス駆動ユニット3を通じて焦点調節レンズを所定位置
に移動させる(ステップ502)。次に、撮像素子11
から得られる画像信号のコントラストを合焦判定ユニッ
ト16に検出させる(ステップ503)。そして、ステ
ップ503が所定回数Nに達するまで、ステップ502
での焦点調節レンズの微小移動(ウォブリング)とステ
ップ503でのコントラスト検出とを繰り返し行わせる
(ステップ503a)。合焦判定ユニット16は、N個
のコントラスト検出結果のうち最もコントラストの高い
画像信号が得られた焦点調節レンズの位置を合焦位置と
判定し、カメラ制御回路13に信号を送る。カメラ制御
回路13はそのときのフォーカス位置検出器4からの位
置情報をレンズ制御回路5を通じて得て、合焦位置情報
を作成する(ステップ504)。続いて、カメラ制御回
路13は、焦点検出ユニット12に位相差検出方式によ
る焦点検出を行わせ、そのときの検出結果、すなわち焦
点外れ量(デフォーカス量)を焦点調節レンズの合焦方
向への駆動量に換算した値を、フォーカス位置検出器4
からの位置情報に加えて合焦位置情報を作成する(ステ
ップ505)。カメラ制御回路13は、合焦判定ユニッ
ト16により合焦判定されたときの合焦位置情報と、第
1の焦点検出ユニット12による検出結果から得られた
合焦位置情報との差分である合焦位置補正値を演算回路
14に算出させる(ステップ506)。そして、演算回
路14に算出された合焦位置補正値を記憶回路15に記
憶させる(ステップ507)。以上でキャリブレーショ
ンが終了する。ここで、ステップ504とステップ50
5との間にタイムラグがあると、被写体の移動等によっ
て誤差が生じることも考えられるため、ステップ504
とステップ505は同時に行われることがより望まし
い。また、上述したように一般的な被写体を用いてキャ
リブレーションを行おうとすると、被写体の移動等によ
り誤差が生じることが考えられるため、カメラ内にキャ
リブレーション用のチャートを内蔵し、このチャートを
用いてキャリブレーションを行う方法や、パーソナルコ
ンピュータとの接続によりPCの画面上にチャートを映
し出し、このチャートを用いてキャリブレーションを行
う方法を採るようにしてもよい。また、補助光等による
パターン投光を用いてキャリブレーションを行うといっ
た方法を用いると、より高精度なキャリブレーションを
行うことが可能となる。また、本実施形態では、合焦判
定ユニット16として、従来のビデオカメラに用いられ
ているコントラスト検出方式の焦点検出装置と同様のも
の用いたが、カメラ本体8に機械的なシャッターが備え
られていたり、電子シャッターを行うことができない撮
像素子を用いており、従来のコントラスト検出方式の焦
点検出を行えない場合には、複数枚の画像を撮影し、こ
れらの画像のコントラストを検出するようにしてもよ
い。なお、合焦位置補正値の記憶については、カメラ本
体8に設けられた記憶回路14にこの合焦位置補正値の
みを記憶させるようにしてもよいし、上記式(1)中の
補正値Cの値を含むような数値として記憶してもよい。
また、合焦位置補正値を、撮影レンズ1内に設けられた
記憶回路6内の補正値Cを書き換えて記憶させてもよい
し、補正値Cとは別の補正値として記憶させるようにし
てもよい。また、上述したようなキャリブレーション動
作を被写体距離ごとに行い、各被写体距離に対応づけて
合焦位置補正値を記憶回路14等に記憶させるようにす
れば、被写体距離にかかわらず高精度な合焦制御を行わ
せることができる。また、上述したようなキャリブレー
ション動作を撮影レンズの機種ごとに行い、レンズ機種
を識別する識別情報ごとに合焦位置補正値を記憶回路1
4等に記憶させておくようにしてもよい。さらに、本実
施形態のキャリブレーション動作では、合焦判定ユニッ
ト16を用いた合焦位置情報の作成後に焦点検出ユニッ
ト12による焦点検出を行っているが、合焦判定ユニッ
ト16を用いた合焦位置情報の作成前に焦点検出ユニッ
ト12による焦点検出を行うことにより、ステップ50
2で焦点調節レンズを駆動する範囲を位相差検出方式に
よる焦点検出により検出された合焦位置付近に限定する
ことができ、より速くキャリブレーションを完了するこ
とが可能となる。次に、上記キャリブレーションモード
で算出記憶された合焦位置補正値を用いて、実際に撮影
を行う場合のカメラの動作について、図6のフローチャ
ートを用いて説明する。ここでは、合焦位置補正値は、
上記補正値Cとは別にカメラ本体8内の記憶回路14に
記憶されているものとする。カメラ本体8のシャッター
ボタンが第1ストローク操作されて半押し状態になると
(ステップ601)、カメラ制御回路13は、焦点検出
ユニット12により位相差検出方式での焦点検出を行わ
せる(ステップ602)。次に、カメラ制御回路13
は、焦点検出ユニット12による焦点検出結果(焦点外
れ量)に基づいて算出した焦点調節レンズの合焦駆動量
とフォーカス位置検出器4により検出された現在の焦点
調節レンズの位置情報とから、焦点調節レンズの合焦目
標位置となる合焦位置情報(合焦制御情報)を作成し、
さらにこの合焦位置情報に対し、撮影レンズ1に固有の
設計上の補正値Cおよびキャリブレーションモードで作
成した合焦位置補正値を用いて補正を行う(ステップ6
03)。次に、カメラ制御回路13は、補正された合焦
位置情報に基づいてレンズ制御回路5に駆動指令を通信
し、フォーカス駆動ユニット3を通じて焦点調節レンズ
を、補正された合焦位置情報に対応する位置がフォーカ
ス位置検出器4により検出されるまで駆動し、合焦動作
を完了する(ステップ604)。その後、シャッターボ
タンが第2ストローク操作されて全押し状態となること
により(ステップ605)、撮影を行う(ステップ60
6)。以上のように、本実施形態では、キャリブレーシ
ョンモードにおいて、位相差検出方式で焦点検出を行う
焦点検出ユニット12とコントラスト検出方式により合
焦判定を行う合焦判定ユニット16のそれぞれから得ら
れる合焦位置の差分(補正情報)を記憶し、この記憶し
た補正情報によって撮影時に焦点検出ユニット12を用
いて得られる合焦制御情報を補正するようにしているの
で、位相差検出方式による高速性を維持しつつ、高精度
での合焦制御が可能となる。また、前述したように合焦
位置補正値を補正値Cを含むような数値としてカメラ本
体8内の記憶回路14に記憶させておくことにより、補
正値Cを撮影レンズ1とカメラ本体8との間で通信する
必要がなくなり、さらに高速での合焦制御が可能とな
る。 (第2実施形態)図7には、本発明の第2実施形態であ
るデジタル一眼レフカメラシステムにおけるキャリブレ
ーション動作のフローチャートを示している。なお、カ
メラシステムの構成は、第1実施形態と同様である。こ
のため、第1実施形態と共通する構成要素には第1実施
形態と同符号を付して説明する。本実施形態では、キャ
リブレーションモードを設定せずに自動的に合焦位置補
正値を算出する。キャリブレーションがスタートすると
(ステップ701)、まず、カメラ制御回路13は、焦
点検出ユニット12に位相差検出方式による焦点検出を
行わせ、第1実施形態と同様に合焦位置情報を作成する
(ステップ702)。次に、この合焦位置情報に基づい
て、レンズ制御回路5およびフォーカス駆動ユニット3
を通じて焦点調節レンズを駆動させ、合焦動作を行わせ
る(ステップ703)。次に、カメラ制御回路13は、
フォーカス駆動ユニット3により、ステップ703で駆
動された位置にある焦点調節レンズを微小量移動させる
(ステップ704)。この状態で、カメラ制御回路13
は、合焦判定ユニット16にコントラスト検出を行わせ
(ステップ705)、ステップ704とステップ705
を所定のN回繰り返した後(ステップ705a)、検出
したコントラストのうち最もコントラストの高い画像信
号が得られたときの焦点調節レンズの位置(フォーカス
位置検出器4により検出された位置)から合焦位置情報
を作成する(ステップ706)。次に、ステップ706
で得られた合焦位置情報とステップ702で焦点検出ユ
ニット12を用いて得られた合焦位置情報との差分であ
る合焦位置補正値を演算回路14にて算出する(ステッ
プ707)。そして、算出された合焦位置補正値を記憶
回路15に記憶させる(ステップ708)。以上の動作
によりキャリブレーションが終了する。ここで、キャリ
ブレーションを開始するタイミングについては、撮影者
がシャッターボタンに触れていない状況で行い、撮影者
がシャッターボタンを第1ストローク操作したときには
キャリブレーションを中断するといった方法や、実際の
撮影時に、設定されたシャッタースピードの1/2以下
のシャッタースピードで焦点調節レンズを移動させなが
ら複数回撮影を行い、撮影終了後の画像処理により、設
定されたシャッタースピードでの撮影と同等の撮影画像
が得られるようにする方法を用いてもよい。上記キャリ
ブレーションで作成した合焦位置補正値を用いての実際
に撮影動作は、上記第1実施形態にて説明したのと同様
である。 (第3実施形態)前述した第1および第2実施形態にて
説明した合焦位置に関するキャリブレーションに加え
て、露出に関するキャリブレーションを行うようにして
もよい。図8には、本発明の第3実施形態であるデジタ
ル一眼レフカメラシステムの構成を示している。なお、
第1実施形態と共通する構成要素には、第1実施形態と
同符号を用いている。但し、第1および第2実施形態に
て説明した合焦位置のキャリブレーションに関する構成
要素は、図8において省略している。本実施形態では、
測光ユニット20と、撮像素子11の露出制御を行う露
出制御回路21と、撮像素子11の露光量を検出するた
めの露光量検出回路22と、演算回路を兼ねるカメラ制
御回路13’と、記憶回路24とが第1実施形態のカメ
ラ本体8に追加されている。次に、露出に関するキャリ
ブレーションについて図9のフローチャートを用いて説
明する。撮影者のスイッチ操作によりキャリブレーショ
ンモードに入ると(ステップ901)、カメラ制御回路
13’は、測光ユニット20に測光を行わせる(ステッ
プ902)。その後、測光ユニット12による測光結果
に基づいて露出を設定すし(ステップ903)、設定さ
れた露出での撮影を行う(ステップ904)。そして、
ステップ903で設定された露出を所定値だけ変更し
(ステップ905)、この変更後の露出での撮影を行う
(ステップ906)。こうしてステップ905とステッ
プ906とを所定のN回繰り返した後、ステップ904
およびステップ905で撮影された画像の露光量を露光
量検出回路22にて検出する(ステップ907)。次
に、検出された露光量のうち、最適な露出が得られてい
るものに対する露出値を最適露出値として算出し、ステ
ップ903で設定した露出との差分を演算回路としての
カメラ制御回路13’が算出する(ステップ908)。
カメラ制御回路13’は、算出した差分を露出補正値と
して記憶回路24に記憶させる(ステップ909)。以
上で露出のキャリブレーションが終了する。ここで、露
出キャリブレーションは、前述した合焦位置のキャリブ
レーション時に行った複数回の画像撮影時に同時に露出
変更をしながら撮影を行うことで行ってもよい。次に、
露出キャリブレーションにより算出した露出補正値を用
いて撮影を行う動作について、図10のフローチャート
を用いて説明する。撮影者によりシャッターボタンが第
1ストローク操作されて半押し状態になると(ステップ
1001)、カメラ制御回路13’は、測光ユニット2
0に測光を行わせる(ステップ1002)。そして、測
光ユニット20による測光結果に基づいて得られる露出
値を、記憶回路24に記憶された露出補正値を用いて補
正する(ステップ1003)。さらに、この補正された
結果に基づいて撮影時の露出設定を行う(ステップ10
04)。その後、シャッターボタンが第2ストローク操
作されて全押し状態となると、カメラ制御回路13’は
撮影を行う(ステップ1005)。以上のように、露出
キャリブレーションによって得られた露出補正値を用い
て撮影時の露出補正を行うことで、最適な露出の設定が
可能となる。ここで、第1および第2実施形態にて説明
した合焦位置キャリブレーションと本実施形態にて説明
した露出キャリブレーションは、撮影レンズ1が交換さ
れるごとに行われることが望ましいため、新たに装着さ
れた撮影レンズ1に対応する合焦位置補正値や露出補正
値がカメラ本体8の記憶回路に記憶されていない場合に
は、撮影者にその旨を音や表示によって警告することが
望ましい。また、合焦位置補正値や露出補正値は、上記
各実施形態では、カメラ本体8内に設けられた記憶回路
に記憶されているが、撮影レンズ1内に設けられている
記憶回路に記憶されていた従来の補正値を書き換えてる
ようにしてもよい。
明の実施形態であるデジタル一眼レフカメラシステムの
構成を示している。このカメラシステムは、撮影レンズ
1と、この撮影レンズ1の着脱交換が可能なデジタル一
眼レフカメラ(撮像装置:以下、カメラ本体という)8
とから構成されている。同図において、撮影レンズ1内
には、対物レンズとしての撮影光学系2が収容されてい
る。撮影光学系2は、1又は複数のレンズ群から構成さ
れ、その全てもしくは一部を移動させることで焦点距離
を変化させたり、フォーカス調節を行ったりすることが
できる。3はフォーカス調節のために撮影光学系2内の
焦点調節レンズ(図示せず)を駆動するフォーカス駆動
ユニットであり、4は焦点調節レンズの位置を検出する
ためのフォーカス位置検出器4である。6はROM等か
らなる記憶回路であり、5は撮影レンズ1の全体の制御
を司るCPU等からなるレンズ制御回路5である。な
お、図示はしないが、撮影レンズ1内には、変倍のため
に撮影光学系2内の変倍レンズ(図示せず)を駆動する
ためのズーム駆動ユニット、絞りユニット(図示せ
ず)、変倍レンズや絞り位置を検出するための検出器が
収容されている。ここで、フォーカス位置検出器4とし
ては、例えば、焦点調節レンズを光軸方向に移動させる
ために回転又は移動する鏡筒に設けられたエンコーダ用
の電極と、これに接触する検出用の電極等を用いて構成
され、焦点調節レンズの位置又は基準位置からの移動量
に対応する信号を出力するものが用いられている。但
し、フォーカス位置検出器4としてはこれに限らず、光
学式や磁気式等の各種検出器を用いることができる。一
方、カメラ本体8内には、撮影光路に対して進退可能な
主ミラー9と、撮影光路内に配置された主ミラー9で上
方に反射した光により被写体像が形成される焦点板1
7、焦点板17に形成された被写体像を反転するペンタ
プリズム18および接眼レンズ19からなるファインダ
光学系とが収容されている。さらに、主ミラー9の背面
側には、ハーフミラーである主ミラー9を透過した光束
を下方に導くサブミラー10が、主ミラー9とともに撮
影光路に対して進退可能に設けられている。また、カメ
ラ本体8内には、サブミラー10で反射した光束が導か
れる焦点検出ユニット12と、カメラ本体8の全ての制
御を司るカメラ制御回路13と、撮影光学系2が形成す
る被写体像を光電変換するCCD,CMOS等の撮像素
子11とが収容されている。また、カメラ本体8内に
は、撮像素子11からの出力信号を用いて光電変換画像
(撮影画像)のコントラスト検出を行い、撮影光学系2
内の焦点調節レンズが合焦位置にあるか否かを判定する
合焦判定ユニット16と、この合焦判定ユニット16か
らの出力と焦点検出ユニット12からの出力との差分を
算出する演算回路14と、この演算回路14により算出
された差分量を補正情報として記憶するEEPROM等
の記憶回路15とが収容されている。なお、合焦判定ユ
ニット16は、いわゆるコントラスト検出方式により撮
影レンズの自動合焦制御を行う焦点検出装置として知ら
れているものと同様のものである。また、カメラ制御回
路13および演算回路14により、請求の範囲にいう補
正手段が構成される。7は撮影レンズ1およびカメラ本
体8に備えられた通信接点であり、互いに装着された状
態で通信接点7を介して各種情報のやり取りやカメラ本
体8側から撮影レンズ1側への電源供給が行われる。ま
た、カメラ本体8には、前述した補正情報を算出および
記憶するためのキャリブレーションモードを設定するた
めのスイッチ(図示せず)を有している。図2には、図
1に示した焦点検出ユニット12の光学系部分の構成を
示している。同図において、27は撮影光学系2から主
ミラー9を透過して撮像素子11の撮像面11aに至る
光軸である。21はサブミラー10よる撮像面18に共
役な近軸的結像面、22は反射鏡である。23は赤外カ
ットフィルタである。24は絞りであり、2つの開口部
24−1,24−2を有している。25は2次結像系で
あり、絞り24の2つの開口部24−1,24−2に対
応して配置された2つのレンズ25−1,25−2を有
している。36は反射鏡であり、26は光電変換素子
(センサ)である。この光電変換素子26は、2つのエ
リアセンサ26−1,26−2を有している。ここで、
サブミラー10は曲率を有し、絞り24の2つの開口部
24−1,24−2を撮影光学系2の射出瞳付近に投影
する収束性のパワー(屈折力)を持っている。また。サ
ブミラー10は、必要な領域のみが光を反射するよう
に、ガラス基板の表面にアルミニウムや銀等の金属膜が
蒸着されていて、焦点検出を行う範囲を制限する視野マ
スクの働きを兼ねている。また、他の反射鏡22,36
においても、光電変換素子26上に入射する迷光を減少
させるため、必要最低限の領域のみにアルミニウムや銀
等の金属膜が蒸着されている。なお、各反射鏡の反射面
として機能しない領域には、光吸収性の塗料等を塗布す
るのがよい。図3は、図2に示した絞り24を光入射方
向から見た図である。絞り24には、横長の2つの開口
部24−1,24−2を開口幅の狭い方向に並べた構成
となっている。図中に点線で示されているのは、絞り2
4の開口部24−1,24−2に対応してその光射出側
に配置されている2次結像系25の各レンズ25−1,
25−2である。図4には、図2に示した光電変換素子
26を光入射方向から見た図である。2つのエリアセン
サ26−1,26−2はそれぞれ、この図に示すように
2次元的に画素を配列したセンサであり、これらエリア
センサ26−1,26−2は2つ並べられている。以上
のように構成された焦点検出ユニット12およびこれに
光を導く光学系では、図2に示すように、撮影光学系2
からの光束27−1,27−2が主ミラー19のハーフ
ミラー面を透過した後、サブミラー10によりほぼ主ミ
ラー19の傾きに沿った方向に反射され、反射鏡22に
よって後方に向きを変えられた後、赤外カットフィルタ
23を通って絞り24の2つの開口部24−1,24−
2を通る。そして、絞り24の2つの開口部24−1,
24−2を通った光束は、2次結像系25のレンズ25
−1,25−2により集光され、反射鏡36で下方に向
きを変えられて光電変換素子26上のエリアセンサ26
−1,26−2にそれぞれ到達する。図2中の光束27
−1,27−2は、撮像面11aの中央に結像する光束
であるが、他の位置に結像する光束についても同様の経
路を経て、光電変換素子26に達し、全体として撮像素
子11上の所定の2次元領域に対応する被写体像に関す
る2つの領域の光量分布が光電変換素子26の各エリア
センサ26−1,26−2上に形成される。焦点検出ユ
ニット12は、上記のようして得られた2つの被写体像
に関する光量分布に対して、位相差検出方式の検出原理
に従って、被写体像の分離方向および分離量、すなわち
図4に示す2つのエリアセンサ26−1,26−2上で
の上下方向における相対的位置関係を、エリアセンサ2
6−1,26−2上の各位置で算出することで、撮影光
学系2の焦点調節状態の検出(以下、焦点検出という)
を行い、その結果を焦点外れ量(デフォーカス量)Dと
して出力する。そして、本実施形態では、この焦点外れ
量Dに応じて求められる焦点調節レンズの合焦を得るた
めの駆動位置が撮影レンズ1の機種毎にできるだけ精度
の高い合焦を得るための値となるように、予めレンズ側
の記憶回路6には、該レンズ機種の設計上の補正値が記
憶されており、カメラ本体側ではこれを用いて撮影時に
おける最良結像位置と撮像面11aとを一致させるため
の補正を行う。但し、レンズ側の記憶回路6に記憶され
ている補正値は、同一機種であっても撮影レンズごとの
個体差や焦点検出ユニット12の個体差を含んでいない
ため、記憶回路6に記憶されている設計上の補正値をそ
のまま用いても、真に正確な合焦状態を得ることが難し
い。そこで、本実施形態では、レンズ側の記憶回路6に
記憶されている設計上の補正値を上記個体差を反映した
より高精度に合焦を得るための値とするため(つまり
は、焦点検出ユニット12により検出された焦点外れ量
Dに基づくレンズの合焦駆動位置としてより高精度に合
焦を得る値を得るため)、まず、フォーカス駆動ユニッ
ト3によって焦点調節レンズを光軸方向に移動させなが
ら、撮像素子11から得られる画像信号のコントラスト
を検出し、このコントラスト状態から合焦判定ユニット
16により合焦位置を判定する。そして、合焦判定ユニ
ット16により判定(検出)された合焦位置と、焦点検
出ユニット12を用いて算出された合焦位置との差分量
を演算回路14により算出し、この差分量を現に装着さ
れている撮影レンズ1の固有の補正情報としてカメラ本
体側の記憶回路15に記憶する。なお、ここでは、この
撮影レンズ1の固有の補正情報を得るための一連の動作
をキャリブレーションと称する。ここで、図5に示すフ
ローチャートを用いて、上記キャリブレーションを行う
カメラシステムの動作について説明する。本実施形態で
は、撮影レンズ1を新たにカメラ本体8に装着したとき
又は交換したときに、カメラ本体8に設けられたキャリ
ブレーションスイッチ(図示せず)を撮影者がオンする
ことによって、カメラ制御回路13がキャリブレーショ
ンモードに入り、以下のフローを実行する。キャリブレ
ーションモードに入った後、自動的若しくは撮影者のシ
ャッタースイッチのオンによってキャリブレーション動
作がスタートする(ステップ501)。まず、カメラ制
御回路13は、レンズ制御回路5に信号を送り、フォー
カス駆動ユニット3を通じて焦点調節レンズを所定位置
に移動させる(ステップ502)。次に、撮像素子11
から得られる画像信号のコントラストを合焦判定ユニッ
ト16に検出させる(ステップ503)。そして、ステ
ップ503が所定回数Nに達するまで、ステップ502
での焦点調節レンズの微小移動(ウォブリング)とステ
ップ503でのコントラスト検出とを繰り返し行わせる
(ステップ503a)。合焦判定ユニット16は、N個
のコントラスト検出結果のうち最もコントラストの高い
画像信号が得られた焦点調節レンズの位置を合焦位置と
判定し、カメラ制御回路13に信号を送る。カメラ制御
回路13はそのときのフォーカス位置検出器4からの位
置情報をレンズ制御回路5を通じて得て、合焦位置情報
を作成する(ステップ504)。続いて、カメラ制御回
路13は、焦点検出ユニット12に位相差検出方式によ
る焦点検出を行わせ、そのときの検出結果、すなわち焦
点外れ量(デフォーカス量)を焦点調節レンズの合焦方
向への駆動量に換算した値を、フォーカス位置検出器4
からの位置情報に加えて合焦位置情報を作成する(ステ
ップ505)。カメラ制御回路13は、合焦判定ユニッ
ト16により合焦判定されたときの合焦位置情報と、第
1の焦点検出ユニット12による検出結果から得られた
合焦位置情報との差分である合焦位置補正値を演算回路
14に算出させる(ステップ506)。そして、演算回
路14に算出された合焦位置補正値を記憶回路15に記
憶させる(ステップ507)。以上でキャリブレーショ
ンが終了する。ここで、ステップ504とステップ50
5との間にタイムラグがあると、被写体の移動等によっ
て誤差が生じることも考えられるため、ステップ504
とステップ505は同時に行われることがより望まし
い。また、上述したように一般的な被写体を用いてキャ
リブレーションを行おうとすると、被写体の移動等によ
り誤差が生じることが考えられるため、カメラ内にキャ
リブレーション用のチャートを内蔵し、このチャートを
用いてキャリブレーションを行う方法や、パーソナルコ
ンピュータとの接続によりPCの画面上にチャートを映
し出し、このチャートを用いてキャリブレーションを行
う方法を採るようにしてもよい。また、補助光等による
パターン投光を用いてキャリブレーションを行うといっ
た方法を用いると、より高精度なキャリブレーションを
行うことが可能となる。また、本実施形態では、合焦判
定ユニット16として、従来のビデオカメラに用いられ
ているコントラスト検出方式の焦点検出装置と同様のも
の用いたが、カメラ本体8に機械的なシャッターが備え
られていたり、電子シャッターを行うことができない撮
像素子を用いており、従来のコントラスト検出方式の焦
点検出を行えない場合には、複数枚の画像を撮影し、こ
れらの画像のコントラストを検出するようにしてもよ
い。なお、合焦位置補正値の記憶については、カメラ本
体8に設けられた記憶回路14にこの合焦位置補正値の
みを記憶させるようにしてもよいし、上記式(1)中の
補正値Cの値を含むような数値として記憶してもよい。
また、合焦位置補正値を、撮影レンズ1内に設けられた
記憶回路6内の補正値Cを書き換えて記憶させてもよい
し、補正値Cとは別の補正値として記憶させるようにし
てもよい。また、上述したようなキャリブレーション動
作を被写体距離ごとに行い、各被写体距離に対応づけて
合焦位置補正値を記憶回路14等に記憶させるようにす
れば、被写体距離にかかわらず高精度な合焦制御を行わ
せることができる。また、上述したようなキャリブレー
ション動作を撮影レンズの機種ごとに行い、レンズ機種
を識別する識別情報ごとに合焦位置補正値を記憶回路1
4等に記憶させておくようにしてもよい。さらに、本実
施形態のキャリブレーション動作では、合焦判定ユニッ
ト16を用いた合焦位置情報の作成後に焦点検出ユニッ
ト12による焦点検出を行っているが、合焦判定ユニッ
ト16を用いた合焦位置情報の作成前に焦点検出ユニッ
ト12による焦点検出を行うことにより、ステップ50
2で焦点調節レンズを駆動する範囲を位相差検出方式に
よる焦点検出により検出された合焦位置付近に限定する
ことができ、より速くキャリブレーションを完了するこ
とが可能となる。次に、上記キャリブレーションモード
で算出記憶された合焦位置補正値を用いて、実際に撮影
を行う場合のカメラの動作について、図6のフローチャ
ートを用いて説明する。ここでは、合焦位置補正値は、
上記補正値Cとは別にカメラ本体8内の記憶回路14に
記憶されているものとする。カメラ本体8のシャッター
ボタンが第1ストローク操作されて半押し状態になると
(ステップ601)、カメラ制御回路13は、焦点検出
ユニット12により位相差検出方式での焦点検出を行わ
せる(ステップ602)。次に、カメラ制御回路13
は、焦点検出ユニット12による焦点検出結果(焦点外
れ量)に基づいて算出した焦点調節レンズの合焦駆動量
とフォーカス位置検出器4により検出された現在の焦点
調節レンズの位置情報とから、焦点調節レンズの合焦目
標位置となる合焦位置情報(合焦制御情報)を作成し、
さらにこの合焦位置情報に対し、撮影レンズ1に固有の
設計上の補正値Cおよびキャリブレーションモードで作
成した合焦位置補正値を用いて補正を行う(ステップ6
03)。次に、カメラ制御回路13は、補正された合焦
位置情報に基づいてレンズ制御回路5に駆動指令を通信
し、フォーカス駆動ユニット3を通じて焦点調節レンズ
を、補正された合焦位置情報に対応する位置がフォーカ
ス位置検出器4により検出されるまで駆動し、合焦動作
を完了する(ステップ604)。その後、シャッターボ
タンが第2ストローク操作されて全押し状態となること
により(ステップ605)、撮影を行う(ステップ60
6)。以上のように、本実施形態では、キャリブレーシ
ョンモードにおいて、位相差検出方式で焦点検出を行う
焦点検出ユニット12とコントラスト検出方式により合
焦判定を行う合焦判定ユニット16のそれぞれから得ら
れる合焦位置の差分(補正情報)を記憶し、この記憶し
た補正情報によって撮影時に焦点検出ユニット12を用
いて得られる合焦制御情報を補正するようにしているの
で、位相差検出方式による高速性を維持しつつ、高精度
での合焦制御が可能となる。また、前述したように合焦
位置補正値を補正値Cを含むような数値としてカメラ本
体8内の記憶回路14に記憶させておくことにより、補
正値Cを撮影レンズ1とカメラ本体8との間で通信する
必要がなくなり、さらに高速での合焦制御が可能とな
る。 (第2実施形態)図7には、本発明の第2実施形態であ
るデジタル一眼レフカメラシステムにおけるキャリブレ
ーション動作のフローチャートを示している。なお、カ
メラシステムの構成は、第1実施形態と同様である。こ
のため、第1実施形態と共通する構成要素には第1実施
形態と同符号を付して説明する。本実施形態では、キャ
リブレーションモードを設定せずに自動的に合焦位置補
正値を算出する。キャリブレーションがスタートすると
(ステップ701)、まず、カメラ制御回路13は、焦
点検出ユニット12に位相差検出方式による焦点検出を
行わせ、第1実施形態と同様に合焦位置情報を作成する
(ステップ702)。次に、この合焦位置情報に基づい
て、レンズ制御回路5およびフォーカス駆動ユニット3
を通じて焦点調節レンズを駆動させ、合焦動作を行わせ
る(ステップ703)。次に、カメラ制御回路13は、
フォーカス駆動ユニット3により、ステップ703で駆
動された位置にある焦点調節レンズを微小量移動させる
(ステップ704)。この状態で、カメラ制御回路13
は、合焦判定ユニット16にコントラスト検出を行わせ
(ステップ705)、ステップ704とステップ705
を所定のN回繰り返した後(ステップ705a)、検出
したコントラストのうち最もコントラストの高い画像信
号が得られたときの焦点調節レンズの位置(フォーカス
位置検出器4により検出された位置)から合焦位置情報
を作成する(ステップ706)。次に、ステップ706
で得られた合焦位置情報とステップ702で焦点検出ユ
ニット12を用いて得られた合焦位置情報との差分であ
る合焦位置補正値を演算回路14にて算出する(ステッ
プ707)。そして、算出された合焦位置補正値を記憶
回路15に記憶させる(ステップ708)。以上の動作
によりキャリブレーションが終了する。ここで、キャリ
ブレーションを開始するタイミングについては、撮影者
がシャッターボタンに触れていない状況で行い、撮影者
がシャッターボタンを第1ストローク操作したときには
キャリブレーションを中断するといった方法や、実際の
撮影時に、設定されたシャッタースピードの1/2以下
のシャッタースピードで焦点調節レンズを移動させなが
ら複数回撮影を行い、撮影終了後の画像処理により、設
定されたシャッタースピードでの撮影と同等の撮影画像
が得られるようにする方法を用いてもよい。上記キャリ
ブレーションで作成した合焦位置補正値を用いての実際
に撮影動作は、上記第1実施形態にて説明したのと同様
である。 (第3実施形態)前述した第1および第2実施形態にて
説明した合焦位置に関するキャリブレーションに加え
て、露出に関するキャリブレーションを行うようにして
もよい。図8には、本発明の第3実施形態であるデジタ
ル一眼レフカメラシステムの構成を示している。なお、
第1実施形態と共通する構成要素には、第1実施形態と
同符号を用いている。但し、第1および第2実施形態に
て説明した合焦位置のキャリブレーションに関する構成
要素は、図8において省略している。本実施形態では、
測光ユニット20と、撮像素子11の露出制御を行う露
出制御回路21と、撮像素子11の露光量を検出するた
めの露光量検出回路22と、演算回路を兼ねるカメラ制
御回路13’と、記憶回路24とが第1実施形態のカメ
ラ本体8に追加されている。次に、露出に関するキャリ
ブレーションについて図9のフローチャートを用いて説
明する。撮影者のスイッチ操作によりキャリブレーショ
ンモードに入ると(ステップ901)、カメラ制御回路
13’は、測光ユニット20に測光を行わせる(ステッ
プ902)。その後、測光ユニット12による測光結果
に基づいて露出を設定すし(ステップ903)、設定さ
れた露出での撮影を行う(ステップ904)。そして、
ステップ903で設定された露出を所定値だけ変更し
(ステップ905)、この変更後の露出での撮影を行う
(ステップ906)。こうしてステップ905とステッ
プ906とを所定のN回繰り返した後、ステップ904
およびステップ905で撮影された画像の露光量を露光
量検出回路22にて検出する(ステップ907)。次
に、検出された露光量のうち、最適な露出が得られてい
るものに対する露出値を最適露出値として算出し、ステ
ップ903で設定した露出との差分を演算回路としての
カメラ制御回路13’が算出する(ステップ908)。
カメラ制御回路13’は、算出した差分を露出補正値と
して記憶回路24に記憶させる(ステップ909)。以
上で露出のキャリブレーションが終了する。ここで、露
出キャリブレーションは、前述した合焦位置のキャリブ
レーション時に行った複数回の画像撮影時に同時に露出
変更をしながら撮影を行うことで行ってもよい。次に、
露出キャリブレーションにより算出した露出補正値を用
いて撮影を行う動作について、図10のフローチャート
を用いて説明する。撮影者によりシャッターボタンが第
1ストローク操作されて半押し状態になると(ステップ
1001)、カメラ制御回路13’は、測光ユニット2
0に測光を行わせる(ステップ1002)。そして、測
光ユニット20による測光結果に基づいて得られる露出
値を、記憶回路24に記憶された露出補正値を用いて補
正する(ステップ1003)。さらに、この補正された
結果に基づいて撮影時の露出設定を行う(ステップ10
04)。その後、シャッターボタンが第2ストローク操
作されて全押し状態となると、カメラ制御回路13’は
撮影を行う(ステップ1005)。以上のように、露出
キャリブレーションによって得られた露出補正値を用い
て撮影時の露出補正を行うことで、最適な露出の設定が
可能となる。ここで、第1および第2実施形態にて説明
した合焦位置キャリブレーションと本実施形態にて説明
した露出キャリブレーションは、撮影レンズ1が交換さ
れるごとに行われることが望ましいため、新たに装着さ
れた撮影レンズ1に対応する合焦位置補正値や露出補正
値がカメラ本体8の記憶回路に記憶されていない場合に
は、撮影者にその旨を音や表示によって警告することが
望ましい。また、合焦位置補正値や露出補正値は、上記
各実施形態では、カメラ本体8内に設けられた記憶回路
に記憶されているが、撮影レンズ1内に設けられている
記憶回路に記憶されていた従来の補正値を書き換えてる
ようにしてもよい。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速性に優れた位相差検出方式での検出精度の不十分さ
を補うための補正情報を、高精度での合焦判定が可能な
撮影画像のコントラスト検出を用いた合焦状態を示す情
報に基づいて求めるようにしているので、位相差検出方
式による、ハイブリッド方式等に比べてより高速で、か
つ十分に高い精度での合焦制御を行うことができる。
高速性に優れた位相差検出方式での検出精度の不十分さ
を補うための補正情報を、高精度での合焦判定が可能な
撮影画像のコントラスト検出を用いた合焦状態を示す情
報に基づいて求めるようにしているので、位相差検出方
式による、ハイブリッド方式等に比べてより高速で、か
つ十分に高い精度での合焦制御を行うことができる。
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラシステムの
構成を示す図である
構成を示す図である
【図2】上記カメラシステムを構成する焦点検出ユニッ
トの主要部分の構成を示す図である。
トの主要部分の構成を示す図である。
【図3】図2に示した絞りの平面図である。
【図4】図2に示した光電変換素子の平面図である。
【図5】上記カメラシステムにおける合焦位置キャリブ
レーション動作を示すフローチャートである。
レーション動作を示すフローチャートである。
【図6】上記合焦位置キャリブレーションにより算出し
た補正値を用いて撮影を行う際のカメラの動作を示すフ
ローチャートである。
た補正値を用いて撮影を行う際のカメラの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態であるカメラシステムに
おける合焦位置キャリブレーション動作のフローチャー
トである。
おける合焦位置キャリブレーション動作のフローチャー
トである。
【図8】本発明の第3実施形態であるカメラシステムの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図9】上記第3実施形態における露出キャリブレーシ
ョン動作を示すフローチャートである。
ョン動作を示すフローチャートである。
【図10】上記露出補正キャリブレーションにより算出
した補正値を用いて撮影を行う際のカメラの動作を示す
フローチャートである。
した補正値を用いて撮影を行う際のカメラの動作を示す
フローチャートである。
1 撮影レンズ
2 撮像光学系
3 フォーカス駆動ユニット
4 フォーカス位置検出器
5 レンズ制御回路
6 記憶回路
7 通信接点
8 カメラ本体
9 主ミラ−
10 サブミラー
11 撮像素子
12 焦点検出ユニット
13,13’ カメラ制御回路
14 演算回路
15 記憶回路
16 合焦判定ユニット
17 焦点板
18 ペンタプリズム
19 接眼光学系
20 測光ユニット
21 露出制御回路
22 露光量検出回路
24 記憶回路
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月1日(2003.4.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】 撮像装置および撮像システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズの着脱
交換が可能な撮像装置、例えば、デジタル一眼レフカメ
ラに関するものである。
交換が可能な撮像装置、例えば、デジタル一眼レフカメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズ交換が可能なデジタル一眼レフカ
メラの焦点検出装置としては、従来の銀塩フィルム用の
一眼レフカメラと同様に、いわゆる位相差検出方式の焦
点検出装置が主に用いられている。また、ビデオカメラ
で用いられているような、いわゆるコントラスト検出方
式の焦点検出装置と位相差検出方式の焦点検出装置とを
組み合わせて撮影レンズの合焦制御を行うハイブリッド
方式なども提案されている。
メラの焦点検出装置としては、従来の銀塩フィルム用の
一眼レフカメラと同様に、いわゆる位相差検出方式の焦
点検出装置が主に用いられている。また、ビデオカメラ
で用いられているような、いわゆるコントラスト検出方
式の焦点検出装置と位相差検出方式の焦点検出装置とを
組み合わせて撮影レンズの合焦制御を行うハイブリッド
方式なども提案されている。
【0003】ここで、位相差検出方式は、撮影光束の一
部を2つに分割し、これら2つの光束をそれぞれライン
センサ上に結像させ、ラインセンサ上の2つの像のずれ
方向とずれ量を検出することによって予定焦点面(撮影
面と共役な面)で合焦させるために必要な焦点調節レン
ズの移動方向および移動量を算出するものである。この
ような位相差検出方式では、合焦に必要な焦点調節レン
ズの移動方向および移動量を直接算出することができる
ので、合焦を素早く得ることができる。
部を2つに分割し、これら2つの光束をそれぞれライン
センサ上に結像させ、ラインセンサ上の2つの像のずれ
方向とずれ量を検出することによって予定焦点面(撮影
面と共役な面)で合焦させるために必要な焦点調節レン
ズの移動方向および移動量を算出するものである。この
ような位相差検出方式では、合焦に必要な焦点調節レン
ズの移動方向および移動量を直接算出することができる
ので、合焦を素早く得ることができる。
【0004】また、コントラスト検出方式は、被写体像
を撮像するための撮像素子から出力された信号に基づい
て生成された映像信号の中から高周波成分を抽出し、こ
の高周波成分のレベルを所定のサンプリング間隔で観察
して、高周波成分のレベルがピークに向かう方向に焦点
調節レンズを駆動することによって、最終的に高周波成
分のレベルが所定のピーク範囲に到達することをもって
合焦と判定するものである。このようなコントラスト検
出方式では、被写体像を撮像する撮像素子からの出力信
号に基づいて得られた映像信号を用いて合焦判定を行う
ので、被写体に対して高精度で合焦を得ることができ
る。
を撮像するための撮像素子から出力された信号に基づい
て生成された映像信号の中から高周波成分を抽出し、こ
の高周波成分のレベルを所定のサンプリング間隔で観察
して、高周波成分のレベルがピークに向かう方向に焦点
調節レンズを駆動することによって、最終的に高周波成
分のレベルが所定のピーク範囲に到達することをもって
合焦と判定するものである。このようなコントラスト検
出方式では、被写体像を撮像する撮像素子からの出力信
号に基づいて得られた映像信号を用いて合焦判定を行う
ので、被写体に対して高精度で合焦を得ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
交換が可能なデジタル一眼レフカメラにおいて、上記位
相差検出方式の焦点検出装置のみを用いたのでは、十分
な合焦精度が得られないおそれがある。その主な理由と
しては、観察または撮影される像を形成する撮像光学系
の光束と焦点検出装置が取り込む光束とが一般に異なる
ことが挙げられる。
交換が可能なデジタル一眼レフカメラにおいて、上記位
相差検出方式の焦点検出装置のみを用いたのでは、十分
な合焦精度が得られないおそれがある。その主な理由と
しては、観察または撮影される像を形成する撮像光学系
の光束と焦点検出装置が取り込む光束とが一般に異なる
ことが挙げられる。
【0006】また、位相差検出方式の焦点検出装置にお
いては、本来、縦(光軸)方向の収差量によって決定さ
れるべき焦点位置あるいは焦点外れ量を横方向の収差に
関連した像のずれに変換して求めているため、撮影光学
系に収差がある場合には、収差補正の状態によってその
両者に差が生じることが考えられる。
いては、本来、縦(光軸)方向の収差量によって決定さ
れるべき焦点位置あるいは焦点外れ量を横方向の収差に
関連した像のずれに変換して求めているため、撮影光学
系に収差がある場合には、収差補正の状態によってその
両者に差が生じることが考えられる。
【0007】こうした問題を解決するために、撮影レン
ズ毎に固有の補正値Cを用いて、例えば焦点外れ量を表
す焦点検出信号Dを、DC=D−C …
(1)により補正するための補正回路を設け、得られた
補正焦点検出信号に基づいて撮影光学系の全体もしくは
一部を駆動し、最良の結像位置を撮像面と一致させるよ
うにレンズを制御している。
ズ毎に固有の補正値Cを用いて、例えば焦点外れ量を表
す焦点検出信号Dを、DC=D−C …
(1)により補正するための補正回路を設け、得られた
補正焦点検出信号に基づいて撮影光学系の全体もしくは
一部を駆動し、最良の結像位置を撮像面と一致させるよ
うにレンズを制御している。
【0008】しかしながら、この方法においては、上記
補正値Cは一般的に設計補正値を用いており、カメラの
製造段階で発生する誤差を含んでいない。このため、製
造段階で発生する誤差が存在する場合、それが十分な合
焦精度が得られない原因となってしまう。
補正値Cは一般的に設計補正値を用いており、カメラの
製造段階で発生する誤差を含んでいない。このため、製
造段階で発生する誤差が存在する場合、それが十分な合
焦精度が得られない原因となってしまう。
【0009】一方、位相差検出方式とコントラスト検出
方式との組み合わせにより合焦制御を行うハイブリッド
方式をレンズ交換が可能なデジタル一眼レフカメラに用
いた場合には、まず位相差検出方式で粗調を行い、コン
トラスト検出方式で微調を行うことによりある程度高速
でかつ精度良く合焦を得ることが行うことが可能となる
が、この方式でも、結局、最終的な合焦までの制御をコ
ントラスト検出方式で行うため、合焦に要する時間を十
分に短縮することができない。
方式との組み合わせにより合焦制御を行うハイブリッド
方式をレンズ交換が可能なデジタル一眼レフカメラに用
いた場合には、まず位相差検出方式で粗調を行い、コン
トラスト検出方式で微調を行うことによりある程度高速
でかつ精度良く合焦を得ることが行うことが可能となる
が、この方式でも、結局、最終的な合焦までの制御をコ
ントラスト検出方式で行うため、合焦に要する時間を十
分に短縮することができない。
【0010】また、光学ファインダーを用いたデジタル
一眼レフカメラにおいては、撮影光学系から取り込んだ
光束を、ファインダー光学系、位相差検出方式の焦点検
出装置およびコントラスト検出方式の焦点検出装置の3
つにそれぞれ光量を損なわずに導くために、時系列で光
束の導き先の切り換え行う。このため、検出時間が長く
なってしまう。
一眼レフカメラにおいては、撮影光学系から取り込んだ
光束を、ファインダー光学系、位相差検出方式の焦点検
出装置およびコントラスト検出方式の焦点検出装置の3
つにそれぞれ光量を損なわずに導くために、時系列で光
束の導き先の切り換え行う。このため、検出時間が長く
なってしまう。
【0011】そこで本発明は、より高速で高精度な合焦
制御を行うことが可能なレンズ交換タイプの撮像装置を
提供することを目的としている。
制御を行うことが可能なレンズ交換タイプの撮像装置を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、合焦制御が可能な撮影レンズの着脱
が可能な撮像装置であって、撮影レンズにより形成され
る被写体像を受け、これを光電変換する撮像素子と、撮
影レンズから入射した光束を用いて位相差検出方式によ
り撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出手段
と、撮像素子による撮影画像のコントラストの検出結果
に基づいて撮影レンズの合焦状態を判定する合焦判定手
段と、合焦判定手段を用いて得られた撮影レンズの合焦
状態を示す情報に基づいて、焦点検出手段を用いて得ら
れた、撮影レンズの合焦制御情報を補正するための補正
情報を求める補正手段とを設けている。
めに、本発明では、合焦制御が可能な撮影レンズの着脱
が可能な撮像装置であって、撮影レンズにより形成され
る被写体像を受け、これを光電変換する撮像素子と、撮
影レンズから入射した光束を用いて位相差検出方式によ
り撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出手段
と、撮像素子による撮影画像のコントラストの検出結果
に基づいて撮影レンズの合焦状態を判定する合焦判定手
段と、合焦判定手段を用いて得られた撮影レンズの合焦
状態を示す情報に基づいて、焦点検出手段を用いて得ら
れた、撮影レンズの合焦制御情報を補正するための補正
情報を求める補正手段とを設けている。
【0013】すなわち、高速性に優れた位相差検出方式
での検出精度の不十分さを補うための補正情報を、高精
度での合焦判定が可能な撮影画像のコントラスト検出を
用いた合焦状態を示す情報に基づいて求めることによ
り、位相差検出方式による、ハイブリッド方式等に比べ
てより高速で、かつ十分に高い精度での合焦制御が可能
となる。
での検出精度の不十分さを補うための補正情報を、高精
度での合焦判定が可能な撮影画像のコントラスト検出を
用いた合焦状態を示す情報に基づいて求めることによ
り、位相差検出方式による、ハイブリッド方式等に比べ
てより高速で、かつ十分に高い精度での合焦制御が可能
となる。
【0014】具体的には、焦点検出手段を用いて得られ
た撮影レンズの合焦位置情報と合焦判定手段を用いて得
られた合焦位置情報との差に基づいて上記補正情報を求
めるようにすればよい。
た撮影レンズの合焦位置情報と合焦判定手段を用いて得
られた合焦位置情報との差に基づいて上記補正情報を求
めるようにすればよい。
【0015】また、キャリブレーションモードにおいて
求めた補正情報を記憶手段に記憶させておき、実際に撮
影を行う際に、記憶手段から読み出した補正情報を用い
て合焦制御情報を補正するようにするとよい。
求めた補正情報を記憶手段に記憶させておき、実際に撮
影を行う際に、記憶手段から読み出した補正情報を用い
て合焦制御情報を補正するようにするとよい。
【0016】この場合、記憶手段に、撮影レンズが個々
に有する個体情報に対応づけて補正情報を記憶させてお
き、この記憶手段に記憶された補正情報のうち、装着さ
れた撮影レンズから取得した個体情報に対応する補正情
報を用いて合焦制御情報を補正するようにすると、各撮
影レンズ固有の光学特性に合った補正情報を用いて焦点
検出手段による検出結果を補正することが可能となり、
装着される撮影レンズにかかわらず最良の精度レベルを
確保することが可能となる。
に有する個体情報に対応づけて補正情報を記憶させてお
き、この記憶手段に記憶された補正情報のうち、装着さ
れた撮影レンズから取得した個体情報に対応する補正情
報を用いて合焦制御情報を補正するようにすると、各撮
影レンズ固有の光学特性に合った補正情報を用いて焦点
検出手段による検出結果を補正することが可能となり、
装着される撮影レンズにかかわらず最良の精度レベルを
確保することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の実施形態であるデジタル一眼レフカメラシステムの
構成を示している。このカメラシステムは、撮影レンズ
1と、この撮影レンズ1の着脱交換が可能なデジタル一
眼レフカメラ(撮像装置:以下、カメラ本体という)8
とから構成されている。
明の実施形態であるデジタル一眼レフカメラシステムの
構成を示している。このカメラシステムは、撮影レンズ
1と、この撮影レンズ1の着脱交換が可能なデジタル一
眼レフカメラ(撮像装置:以下、カメラ本体という)8
とから構成されている。
【0018】同図において、撮影レンズ1内には、対物
レンズとしての撮影光学系2が収容されている。撮影光
学系2は、1又は複数のレンズ群から構成され、その全
てもしくは一部を移動させることで焦点距離を変化させ
たり、フォーカス調節を行ったりすることができる。
レンズとしての撮影光学系2が収容されている。撮影光
学系2は、1又は複数のレンズ群から構成され、その全
てもしくは一部を移動させることで焦点距離を変化させ
たり、フォーカス調節を行ったりすることができる。
【0019】3はフォーカス調節のために撮影光学系2
内の焦点調節レンズ(2a)を駆動するフォーカス駆動ユ
ニットであり、4は焦点調節レンズ2aの位置を検出す
るためのフォーカス位置検出器4である。
内の焦点調節レンズ(2a)を駆動するフォーカス駆動ユ
ニットであり、4は焦点調節レンズ2aの位置を検出す
るためのフォーカス位置検出器4である。
【0020】6はROM等からなる記憶回路であり、5
は撮影レンズ1の全体の制御を司るCPU等からなるレ
ンズ制御回路5である。
は撮影レンズ1の全体の制御を司るCPU等からなるレ
ンズ制御回路5である。
【0021】なお、図示はしないが、撮影レンズ1内に
は、変倍のために撮影光学系2内の変倍レンズ(図示せ
ず)を駆動するためのズーム駆動ユニット、絞りユニッ
ト(図示せず)、変倍レンズや絞り位置を検出するため
の検出器が収容されている。
は、変倍のために撮影光学系2内の変倍レンズ(図示せ
ず)を駆動するためのズーム駆動ユニット、絞りユニッ
ト(図示せず)、変倍レンズや絞り位置を検出するため
の検出器が収容されている。
【0022】ここで、フォーカス位置検出器4として
は、例えば、焦点調節レンズ2aを光軸方向に移動させ
るために回転又は移動する鏡筒に設けられたエンコーダ
用の電極と、これに接触する検出用の電極等を用いて構
成され、焦点調節レンズ2aの位置又は基準位置からの
移動量に対応する信号を出力するものが用いられてい
る。但し、フォーカス位置検出器4としてはこれに限ら
ず、光学式や磁気式等の各種検出器を用いることができ
る。
は、例えば、焦点調節レンズ2aを光軸方向に移動させ
るために回転又は移動する鏡筒に設けられたエンコーダ
用の電極と、これに接触する検出用の電極等を用いて構
成され、焦点調節レンズ2aの位置又は基準位置からの
移動量に対応する信号を出力するものが用いられてい
る。但し、フォーカス位置検出器4としてはこれに限ら
ず、光学式や磁気式等の各種検出器を用いることができ
る。
【0023】一方、カメラ本体8内には、撮影光路に対
して進退可能な主ミラー9と、撮影光路内に配置された
主ミラー9で上方に反射した光により被写体像が形成さ
れる焦点板17、焦点板17に形成された被写体像を反
転するペンタプリズム18および接眼レンズ19からな
るファインダ光学系とが収容されている。
して進退可能な主ミラー9と、撮影光路内に配置された
主ミラー9で上方に反射した光により被写体像が形成さ
れる焦点板17、焦点板17に形成された被写体像を反
転するペンタプリズム18および接眼レンズ19からな
るファインダ光学系とが収容されている。
【0024】さらに、主ミラー9の背面側には、主ミラ
ー9のハーフミラー部を透過した光束を下方に導くサブ
ミラー10が、主ミラー9とともに撮影光路に対して進
退可能に設けられている。
ー9のハーフミラー部を透過した光束を下方に導くサブ
ミラー10が、主ミラー9とともに撮影光路に対して進
退可能に設けられている。
【0025】また、カメラ本体8内には、サブミラー1
0で反射した光束が導かれる焦点検出ユニット12と、
カメラ本体8の全ての制御を司るカメラ制御回路13
と、撮影光学系2が形成する被写体像を光電変換するC
CD,CMOSセンサ等の撮像素子11とが収容されて
いる。
0で反射した光束が導かれる焦点検出ユニット12と、
カメラ本体8の全ての制御を司るカメラ制御回路13
と、撮影光学系2が形成する被写体像を光電変換するC
CD,CMOSセンサ等の撮像素子11とが収容されて
いる。
【0026】また、カメラ本体8内には、撮像素子11
からの出力信号を用いて光電変換画像(撮影画像)のコ
ントラスト検出を行い、撮影光学系2内の焦点調節レン
ズ2aが合焦位置にあるか否かを判定する合焦判定ユニ
ット16と、この合焦判定ユニット16からの出力と焦
点検出ユニット12からの出力との差分を算出する演算
回路14と、この演算回路14により算出された差分量
を補正情報として記憶するEEPROM等の記憶回路1
5とが収容されている。なお、合焦判定ユニット16
は、いわゆるコントラスト検出方式により撮影レンズの
自動合焦制御を行う焦点検出装置として知られているも
のと同様のものである。
からの出力信号を用いて光電変換画像(撮影画像)のコ
ントラスト検出を行い、撮影光学系2内の焦点調節レン
ズ2aが合焦位置にあるか否かを判定する合焦判定ユニ
ット16と、この合焦判定ユニット16からの出力と焦
点検出ユニット12からの出力との差分を算出する演算
回路14と、この演算回路14により算出された差分量
を補正情報として記憶するEEPROM等の記憶回路1
5とが収容されている。なお、合焦判定ユニット16
は、いわゆるコントラスト検出方式により撮影レンズの
自動合焦制御を行う焦点検出装置として知られているも
のと同様のものである。
【0027】また、カメラ制御回路13および演算回路
14により、請求の範囲にいう補正手段が構成される。
14により、請求の範囲にいう補正手段が構成される。
【0028】7は撮影レンズ1およびカメラ本体8に備
えられた通信接点であり、互いに装着された状態で通信
接点7を介して各種情報のやり取りやカメラ本体8側か
ら撮影レンズ1側への電源供給が行われる。また、カメ
ラ本体8には、前述した補正情報を算出および記憶する
ためのキャリブレーションモードを設定するためのスイ
ッチ(図示せず)を有している。
えられた通信接点であり、互いに装着された状態で通信
接点7を介して各種情報のやり取りやカメラ本体8側か
ら撮影レンズ1側への電源供給が行われる。また、カメ
ラ本体8には、前述した補正情報を算出および記憶する
ためのキャリブレーションモードを設定するためのスイ
ッチ(図示せず)を有している。
【0029】図2には、図1に示した焦点検出ユニット
12の光学系部分の構成を示している。同図において、
27は撮影光学系2の光軸上の光線であり、撮影光学系
2から主ミラー9を透過して撮像素子11の撮像面11
aに至る。21はサブミラー10よる撮像面18に共役
な近軸的結像面、22は反射鏡である。23は赤外カッ
トフィルタである。
12の光学系部分の構成を示している。同図において、
27は撮影光学系2の光軸上の光線であり、撮影光学系
2から主ミラー9を透過して撮像素子11の撮像面11
aに至る。21はサブミラー10よる撮像面18に共役
な近軸的結像面、22は反射鏡である。23は赤外カッ
トフィルタである。
【0030】24は絞りであり、2つの開口部24−
1,24−2を有している。25は2次結像光学系であ
り、絞り24の2つの開口部24−1,24−2に対応
して配置された2つのレンズ25−1,25−2を有し
ている。36は反射鏡であり、26は光電変換素子(セ
ンサ)である。この光電変換素子26は、2つのエリア
センサ26−1,26−2を有している。
1,24−2を有している。25は2次結像光学系であ
り、絞り24の2つの開口部24−1,24−2に対応
して配置された2つのレンズ25−1,25−2を有し
ている。36は反射鏡であり、26は光電変換素子(セ
ンサ)である。この光電変換素子26は、2つのエリア
センサ26−1,26−2を有している。
【0031】ここで、サブミラー10は曲率を有し、絞
り24の2つの開口部24−1,24−2を撮影光学系
2の射出瞳付近に投影する収束性のパワー(屈折力:焦
点距離の逆数)を持っている。
り24の2つの開口部24−1,24−2を撮影光学系
2の射出瞳付近に投影する収束性のパワー(屈折力:焦
点距離の逆数)を持っている。
【0032】また。サブミラー10は、必要な領域のみ
が光を反射するように、ガラス基板の表面にアルミニウ
ムや銀等の金属膜が蒸着されていて、焦点検出を行う範
囲を制限する視野マスクの働きを兼ねている。
が光を反射するように、ガラス基板の表面にアルミニウ
ムや銀等の金属膜が蒸着されていて、焦点検出を行う範
囲を制限する視野マスクの働きを兼ねている。
【0033】また、他の反射鏡22,36においても、
光電変換素子26上に入射する迷光を減少させるため、
必要最低限の領域のみにアルミニウムや銀等の金属膜が
蒸着されている。なお、各反射鏡の反射面として機能し
ない領域には、光吸収性の塗料等を塗布するのがよい。
光電変換素子26上に入射する迷光を減少させるため、
必要最低限の領域のみにアルミニウムや銀等の金属膜が
蒸着されている。なお、各反射鏡の反射面として機能し
ない領域には、光吸収性の塗料等を塗布するのがよい。
【0034】図3は、図2に示した絞り24を光入射方
向から見た図である。絞り24には、横長の2つの開口
部24−1,24−2を開口幅の狭い方向に並べた構成
となっている。図中に点線で示されているのは、絞り2
4の開口部24−1,24−2に対応してその光射出側
に配置されている2次結像系25の各レンズ25−1,
25−2である。
向から見た図である。絞り24には、横長の2つの開口
部24−1,24−2を開口幅の狭い方向に並べた構成
となっている。図中に点線で示されているのは、絞り2
4の開口部24−1,24−2に対応してその光射出側
に配置されている2次結像系25の各レンズ25−1,
25−2である。
【0035】図4には、図2に示した光電変換素子26
を光入射方向から見た図である。2つのエリアセンサ2
6−1,26−2はそれぞれ、この図に示すように2次
元的に画素を配列したセンサであり、これらエリアセン
サ26−1,26−2は2つ並べられている。
を光入射方向から見た図である。2つのエリアセンサ2
6−1,26−2はそれぞれ、この図に示すように2次
元的に画素を配列したセンサであり、これらエリアセン
サ26−1,26−2は2つ並べられている。
【0036】以上のように構成された焦点検出ユニット
12およびこれに光を導く光学系では、図2に示すよう
に、撮影光学系2からの光束27−1,27−2が主ミ
ラー19のハーフミラー面を透過した後、サブミラー1
0によりほぼ主ミラー19の傾きに沿った方向に反射さ
れ、反射鏡22によって後方に向きを変えられた後、赤
外カットフィルタ23を通ってそれぞれ絞り24の2つ
の開口部24−1,24−2を通る。
12およびこれに光を導く光学系では、図2に示すよう
に、撮影光学系2からの光束27−1,27−2が主ミ
ラー19のハーフミラー面を透過した後、サブミラー1
0によりほぼ主ミラー19の傾きに沿った方向に反射さ
れ、反射鏡22によって後方に向きを変えられた後、赤
外カットフィルタ23を通ってそれぞれ絞り24の2つ
の開口部24−1,24−2を通る。
【0037】そして、絞り24の2つの開口部24−
1,24−2を通った光束はそれぞれ、2次結像系25
のレンズ25−1,25−2により集光され、反射鏡3
6で下方に向きを変えられて光電変換素子26上のエリ
アセンサ26−1,26−2にそれぞれ到達する。
1,24−2を通った光束はそれぞれ、2次結像系25
のレンズ25−1,25−2により集光され、反射鏡3
6で下方に向きを変えられて光電変換素子26上のエリ
アセンサ26−1,26−2にそれぞれ到達する。
【0038】図2中の光束27−1,27−2は、撮像
面11aの中央に結像する光束であるが、他の位置に結
像する光束についても同様の経路を経て、光電変換素子
26に達し、全体として撮像素子11上の所定の2次元
領域に対応する被写体像に関する2つの領域の光量分布
が光電変換素子26の各エリアセンサ26−1,26−
2上に形成される。
面11aの中央に結像する光束であるが、他の位置に結
像する光束についても同様の経路を経て、光電変換素子
26に達し、全体として撮像素子11上の所定の2次元
領域に対応する被写体像に関する2つの領域の光量分布
が光電変換素子26の各エリアセンサ26−1,26−
2上に形成される。
【0039】焦点検出ユニット12は、上記のようして
得られた2つの被写体像に関する光量分布に対して、位
相差検出方式の検出原理に従って、被写体像の分離方向
および分離量、すなわち図4に示す2つのエリアセンサ
26−1,26−2上での上下方向における相対的位置
関係を、エリアセンサ26−1,26−2上の各位置で
算出することで、撮影光学系2の焦点調節状態の検出
(以下、焦点検出という)を行い、その結果を焦点外れ
量(デフォーカス量)Dとして出力する。
得られた2つの被写体像に関する光量分布に対して、位
相差検出方式の検出原理に従って、被写体像の分離方向
および分離量、すなわち図4に示す2つのエリアセンサ
26−1,26−2上での上下方向における相対的位置
関係を、エリアセンサ26−1,26−2上の各位置で
算出することで、撮影光学系2の焦点調節状態の検出
(以下、焦点検出という)を行い、その結果を焦点外れ
量(デフォーカス量)Dとして出力する。
【0040】そして、本実施形態では、この焦点外れ量
Dに応じて求められる焦点調節レンズの合焦を得るため
の駆動位置が撮影レンズ1の機種毎にできるだけ精度の
高い合焦を得るための値となるように、予めレンズ側の
記憶回路6には、該レンズ機種の設計上の補正値が記憶
されており、カメラ本体側ではこれを用いて撮影時にお
ける最良結像位置と撮像面11aとを一致させるための
補正を行う。
Dに応じて求められる焦点調節レンズの合焦を得るため
の駆動位置が撮影レンズ1の機種毎にできるだけ精度の
高い合焦を得るための値となるように、予めレンズ側の
記憶回路6には、該レンズ機種の設計上の補正値が記憶
されており、カメラ本体側ではこれを用いて撮影時にお
ける最良結像位置と撮像面11aとを一致させるための
補正を行う。
【0041】但し、レンズ側の記憶回路6に記憶されて
いる補正値は、同一機種であっても撮影レンズごとの個
体差や焦点検出ユニット12の個体差を含んでいないた
め、記憶回路6に記憶されている設計上の補正値をその
まま用いても、真に正確な合焦状態を得ることが難し
い。
いる補正値は、同一機種であっても撮影レンズごとの個
体差や焦点検出ユニット12の個体差を含んでいないた
め、記憶回路6に記憶されている設計上の補正値をその
まま用いても、真に正確な合焦状態を得ることが難し
い。
【0042】そこで、本実施形態では、レンズ側の記憶
回路6に記憶されている設計上の補正値を上記個体差を
反映したより高精度に合焦を得るための値とするため
(つまりは、焦点検出ユニット12により検出された焦
点外れ量Dに基づくレンズの合焦駆動位置としてより高
精度に合焦を得る値を得るため)、まず、フォーカス駆
動ユニット3によって焦点調節レンズ2aを光軸方向に
移動させながら、撮像素子11から得られる画像信号の
コントラストを検出し、このコントラスト状態から合焦
判定ユニット16により合焦位置を判定する。
回路6に記憶されている設計上の補正値を上記個体差を
反映したより高精度に合焦を得るための値とするため
(つまりは、焦点検出ユニット12により検出された焦
点外れ量Dに基づくレンズの合焦駆動位置としてより高
精度に合焦を得る値を得るため)、まず、フォーカス駆
動ユニット3によって焦点調節レンズ2aを光軸方向に
移動させながら、撮像素子11から得られる画像信号の
コントラストを検出し、このコントラスト状態から合焦
判定ユニット16により合焦位置を判定する。
【0043】そして、合焦判定ユニット16により判定
(検出)された合焦位置と、焦点検出ユニット12を用
いて算出された合焦位置との差分量を演算回路14によ
り算出し、この差分量を現に装着されている撮影レンズ
1の固有の補正情報としてカメラ本体側の記憶回路15
に記憶する。なお、ここでは、この撮影レンズ1の固有
の補正情報を得るための一連の動作をキャリブレーショ
ンと称する。
(検出)された合焦位置と、焦点検出ユニット12を用
いて算出された合焦位置との差分量を演算回路14によ
り算出し、この差分量を現に装着されている撮影レンズ
1の固有の補正情報としてカメラ本体側の記憶回路15
に記憶する。なお、ここでは、この撮影レンズ1の固有
の補正情報を得るための一連の動作をキャリブレーショ
ンと称する。
【0044】ここで、図5に示すフローチャートを用い
て、上記キャリブレーションを行うカメラシステムの動
作について説明する。本実施形態では、撮影レンズ1を
新たにカメラ本体8に装着したとき又は交換したとき
に、カメラ本体8に設けられたキャリブレーションスイ
ッチ(図示せず)を撮影者がオンすることによって、カ
メラ制御回路13がキャリブレーションモードに入り、
以下のフローを実行する。
て、上記キャリブレーションを行うカメラシステムの動
作について説明する。本実施形態では、撮影レンズ1を
新たにカメラ本体8に装着したとき又は交換したとき
に、カメラ本体8に設けられたキャリブレーションスイ
ッチ(図示せず)を撮影者がオンすることによって、カ
メラ制御回路13がキャリブレーションモードに入り、
以下のフローを実行する。
【0045】キャリブレーションモードに入った後、自
動的若しくは撮影者のシャッタースイッチのオンによっ
てキャリブレーション動作がスタートする(ステップ5
01)。
動的若しくは撮影者のシャッタースイッチのオンによっ
てキャリブレーション動作がスタートする(ステップ5
01)。
【0046】まず、カメラ制御回路13は、レンズ制御
回路5に信号を送り、フォーカス駆動ユニット3を通じ
て焦点調節レンズ2aを所定位置に移動させる(ステッ
プ502)。次に、撮像素子11から得られる画像信号
のコントラストを合焦判定ユニット16に検出させる
(ステップ503)。そして、ステップ503が所定回
数Nに達するまで、ステップ502での焦点調節レンズ
2aの微小移動(ウォブリング)とステップ503での
コントラスト検出とを繰り返し行わせる(ステップ50
3a)。
回路5に信号を送り、フォーカス駆動ユニット3を通じ
て焦点調節レンズ2aを所定位置に移動させる(ステッ
プ502)。次に、撮像素子11から得られる画像信号
のコントラストを合焦判定ユニット16に検出させる
(ステップ503)。そして、ステップ503が所定回
数Nに達するまで、ステップ502での焦点調節レンズ
2aの微小移動(ウォブリング)とステップ503での
コントラスト検出とを繰り返し行わせる(ステップ50
3a)。
【0047】合焦判定ユニット16は、N個のコントラ
スト検出結果のうち最もコントラストの高い画像信号が
得られた焦点調節レンズ2aの位置を合焦位置と判定
し、カメラ制御回路13に信号を送る。カメラ制御回路
13はそのときのフォーカス位置検出器4からの位置情
報をレンズ制御回路5を通じて得て、合焦位置情報を作
成する(ステップ504)。
スト検出結果のうち最もコントラストの高い画像信号が
得られた焦点調節レンズ2aの位置を合焦位置と判定
し、カメラ制御回路13に信号を送る。カメラ制御回路
13はそのときのフォーカス位置検出器4からの位置情
報をレンズ制御回路5を通じて得て、合焦位置情報を作
成する(ステップ504)。
【0048】続いて、カメラ制御回路13は、焦点検出
ユニット12に位相差検出方式による焦点検出を行わ
せ、そのときの検出結果、すなわち焦点外れ量(デフォ
ーカス量)を焦点調節レンズ2aの合焦方向への駆動量
に換算した値を、フォーカス位置検出器4からの位置情
報に加えて合焦位置情報を作成する(ステップ50
5)。
ユニット12に位相差検出方式による焦点検出を行わ
せ、そのときの検出結果、すなわち焦点外れ量(デフォ
ーカス量)を焦点調節レンズ2aの合焦方向への駆動量
に換算した値を、フォーカス位置検出器4からの位置情
報に加えて合焦位置情報を作成する(ステップ50
5)。
【0049】カメラ制御回路13は、合焦判定ユニット
16により合焦判定されたときの合焦位置情報と、第1
の焦点検出ユニット12による検出結果から得られた合
焦位置情報との差分である合焦位置補正値を演算回路1
4に算出させる(ステップ506)。
16により合焦判定されたときの合焦位置情報と、第1
の焦点検出ユニット12による検出結果から得られた合
焦位置情報との差分である合焦位置補正値を演算回路1
4に算出させる(ステップ506)。
【0050】そして、演算回路14に算出された合焦位
置補正値を記憶回路15に記憶させる(ステップ50
7)。以上でキャリブレーションが終了する。
置補正値を記憶回路15に記憶させる(ステップ50
7)。以上でキャリブレーションが終了する。
【0051】ここで、ステップ504とステップ505
との間にタイムラグがあると、被写体の移動等によって
誤差が生じることも考えられるため、ステップ504と
ステップ505は実質的に同時に行われることがより望
ましい。
との間にタイムラグがあると、被写体の移動等によって
誤差が生じることも考えられるため、ステップ504と
ステップ505は実質的に同時に行われることがより望
ましい。
【0052】また、上述したように一般的な被写体を用
いてキャリブレーションを行おうとすると、被写体の移
動等により誤差が生じることが考えられるため、カメラ
内にキャリブレーション用のチャートを内蔵し、このチ
ャートを用いてキャリブレーションを行う方法や、パー
ソナルコンピュータとの接続によりPCの画面上にチャ
ートを映し出し、このチャートを用いてキャリブレーシ
ョンを行う方法を採るようにしてもよい。
いてキャリブレーションを行おうとすると、被写体の移
動等により誤差が生じることが考えられるため、カメラ
内にキャリブレーション用のチャートを内蔵し、このチ
ャートを用いてキャリブレーションを行う方法や、パー
ソナルコンピュータとの接続によりPCの画面上にチャ
ートを映し出し、このチャートを用いてキャリブレーシ
ョンを行う方法を採るようにしてもよい。
【0053】また、補助光等によるパターン投光を用い
てキャリブレーションを行うといった方法を用いると、
より高精度なキャリブレーションを行うことが可能とな
る。
てキャリブレーションを行うといった方法を用いると、
より高精度なキャリブレーションを行うことが可能とな
る。
【0054】また、本実施形態では、合焦判定ユニット
16として、従来のビデオカメラに用いられているコン
トラスト検出方式の焦点検出装置と同様のもの用いた
が、カメラ本体8に機械的なシャッターが備えられてい
たり、電子シャッターを行うことができない撮像素子を
用いており、従来のコントラスト検出方式の焦点検出を
行えない場合には、複数枚の画像を撮影し、これらの画
像のコントラストを検出するようにしてもよい。
16として、従来のビデオカメラに用いられているコン
トラスト検出方式の焦点検出装置と同様のもの用いた
が、カメラ本体8に機械的なシャッターが備えられてい
たり、電子シャッターを行うことができない撮像素子を
用いており、従来のコントラスト検出方式の焦点検出を
行えない場合には、複数枚の画像を撮影し、これらの画
像のコントラストを検出するようにしてもよい。
【0055】なお、合焦位置補正値の記憶については、
カメラ本体8に設けられた記憶回路14にこの合焦位置
補正値のみを記憶させるようにしてもよいし、上記式
(1)中の補正値Cの値を含むような数値として記憶し
てもよい。
カメラ本体8に設けられた記憶回路14にこの合焦位置
補正値のみを記憶させるようにしてもよいし、上記式
(1)中の補正値Cの値を含むような数値として記憶し
てもよい。
【0056】また、合焦位置補正値を、撮影レンズ1内
に設けられた記憶回路6内の補正値Cを書き換えて記憶
させてもよいし、補正値Cとは別の補正値として記憶さ
せるようにしてもよい。
に設けられた記憶回路6内の補正値Cを書き換えて記憶
させてもよいし、補正値Cとは別の補正値として記憶さ
せるようにしてもよい。
【0057】また、上述したようなキャリブレーション
動作を被写体距離ごとに行い、各被写体距離に対応づけ
て合焦位置補正値を記憶回路14等に記憶させるように
すれば、被写体距離にかかわらず高精度な合焦制御を行
わせることができる。
動作を被写体距離ごとに行い、各被写体距離に対応づけ
て合焦位置補正値を記憶回路14等に記憶させるように
すれば、被写体距離にかかわらず高精度な合焦制御を行
わせることができる。
【0058】また、上述したようなキャリブレーション
動作を撮影レンズの機種ごとに行い、レンズ機種を識別
する識別情報ごとに合焦位置補正値を記憶回路14等に
記憶させておくようにしてもよい。
動作を撮影レンズの機種ごとに行い、レンズ機種を識別
する識別情報ごとに合焦位置補正値を記憶回路14等に
記憶させておくようにしてもよい。
【0059】さらに、本実施形態のキャリブレーション
動作では、合焦判定ユニット16を用いた合焦位置情報
の作成後に焦点検出ユニット12による焦点検出を行っ
ているが、合焦判定ユニット16を用いた合焦位置情報
の作成前に焦点検出ユニット12による焦点検出を行う
ことにより、ステップ502で焦点調節レンズ2aを駆
動する範囲を位相差検出方式による焦点検出により検出
された合焦位置付近に限定することができ、より速くキ
ャリブレーションを完了することが可能となる。
動作では、合焦判定ユニット16を用いた合焦位置情報
の作成後に焦点検出ユニット12による焦点検出を行っ
ているが、合焦判定ユニット16を用いた合焦位置情報
の作成前に焦点検出ユニット12による焦点検出を行う
ことにより、ステップ502で焦点調節レンズ2aを駆
動する範囲を位相差検出方式による焦点検出により検出
された合焦位置付近に限定することができ、より速くキ
ャリブレーションを完了することが可能となる。
【0060】次に、上記キャリブレーションモードで算
出記憶された合焦位置補正値を用いて、実際に撮影を行
う場合のカメラの動作について、図6のフローチャート
を用いて説明する。
出記憶された合焦位置補正値を用いて、実際に撮影を行
う場合のカメラの動作について、図6のフローチャート
を用いて説明する。
【0061】ここでは、合焦位置補正値は、上記補正値
Cとは別にカメラ本体8内の記憶回路15に記憶されて
いるものとする。
Cとは別にカメラ本体8内の記憶回路15に記憶されて
いるものとする。
【0062】カメラ本体8のシャッターボタンが第1ス
トローク操作されて半押し状態になると(ステップ60
1)、カメラ制御回路13は、焦点検出ユニット12に
より位相差検出方式での焦点検出を行わせる(ステップ
602)。
トローク操作されて半押し状態になると(ステップ60
1)、カメラ制御回路13は、焦点検出ユニット12に
より位相差検出方式での焦点検出を行わせる(ステップ
602)。
【0063】次に、カメラ制御回路13は、焦点検出ユ
ニット12による焦点検出結果(焦点外れ量)に基づい
て算出した焦点調節レンズ2aの合焦駆動量とフォーカ
ス位置検出器4により検出された現在の焦点調節レンズ
2aの位置情報とから、焦点調節レンズ2aの合焦目標
位置となる合焦位置情報(合焦制御情報)を作成し、さ
らにこの合焦位置情報に対し、撮影レンズ1に固有の設
計上の補正値Cおよびキャリブレーションモードで作成
した合焦位置補正値を用いて補正を行う(ステップ60
3)。
ニット12による焦点検出結果(焦点外れ量)に基づい
て算出した焦点調節レンズ2aの合焦駆動量とフォーカ
ス位置検出器4により検出された現在の焦点調節レンズ
2aの位置情報とから、焦点調節レンズ2aの合焦目標
位置となる合焦位置情報(合焦制御情報)を作成し、さ
らにこの合焦位置情報に対し、撮影レンズ1に固有の設
計上の補正値Cおよびキャリブレーションモードで作成
した合焦位置補正値を用いて補正を行う(ステップ60
3)。
【0064】次に、カメラ制御回路13は、補正された
合焦位置情報に基づいてレンズ制御回路5に駆動指令を
通信する。レンズ制御回路5は、フォーカス駆動ユニッ
ト3を通じて焦点調節レンズを、補正された合焦位置情
報に対応する位置がフォーカス位置検出器4により検出
されるまで駆動し、合焦動作を完了する(ステップ60
4)。
合焦位置情報に基づいてレンズ制御回路5に駆動指令を
通信する。レンズ制御回路5は、フォーカス駆動ユニッ
ト3を通じて焦点調節レンズを、補正された合焦位置情
報に対応する位置がフォーカス位置検出器4により検出
されるまで駆動し、合焦動作を完了する(ステップ60
4)。
【0065】その後、シャッターボタンが第2ストロー
ク操作されて全押し状態となることにより(ステップ6
05)、撮影を行う(ステップ606)。
ク操作されて全押し状態となることにより(ステップ6
05)、撮影を行う(ステップ606)。
【0066】以上のように、本実施形態では、キャリブ
レーションモードにおいて、位相差検出方式で焦点検出
を行う焦点検出ユニット12とコントラスト検出方式に
より合焦判定を行う合焦判定ユニット16のそれぞれか
ら得られる合焦位置の差分(補正情報)を記憶し、この
記憶した補正情報によって撮影時に焦点検出ユニット1
2を用いて得られる合焦制御情報を補正するようにして
いるので、位相差検出方式による高速性を維持しつつ、
高精度での合焦制御が可能となる。
レーションモードにおいて、位相差検出方式で焦点検出
を行う焦点検出ユニット12とコントラスト検出方式に
より合焦判定を行う合焦判定ユニット16のそれぞれか
ら得られる合焦位置の差分(補正情報)を記憶し、この
記憶した補正情報によって撮影時に焦点検出ユニット1
2を用いて得られる合焦制御情報を補正するようにして
いるので、位相差検出方式による高速性を維持しつつ、
高精度での合焦制御が可能となる。
【0067】また、前述したように合焦位置補正値を補
正値Cを含むような数値としてカメラ本体8内の記憶回
路15に記憶させておくことにより、補正値Cを撮影レ
ンズ1とカメラ本体8との間で通信する必要がなくな
り、さらに高速での合焦制御が可能となる。
正値Cを含むような数値としてカメラ本体8内の記憶回
路15に記憶させておくことにより、補正値Cを撮影レ
ンズ1とカメラ本体8との間で通信する必要がなくな
り、さらに高速での合焦制御が可能となる。
【0068】(第2実施形態)図7には、本発明の第2
実施形態であるデジタル一眼レフカメラシステムにおけ
るキャリブレーション動作のフローチャートを示してい
る。なお、カメラシステムの構成は、第1実施形態と同
様である。このため、第1実施形態と共通する構成要素
には第1実施形態と同符号を付して説明する。本実施形
態では、キャリブレーションモードを設定せずに自動的
に合焦位置補正値を算出する。
実施形態であるデジタル一眼レフカメラシステムにおけ
るキャリブレーション動作のフローチャートを示してい
る。なお、カメラシステムの構成は、第1実施形態と同
様である。このため、第1実施形態と共通する構成要素
には第1実施形態と同符号を付して説明する。本実施形
態では、キャリブレーションモードを設定せずに自動的
に合焦位置補正値を算出する。
【0069】キャリブレーションがスタートすると(ス
テップ701)、まず、カメラ制御回路13は、焦点検
出ユニット12に位相差検出方式による焦点検出を行わ
せ、第1実施形態と同様に合焦位置情報を作成する(ス
テップ702)。次に、この合焦位置情報に基づいて、
レンズ制御回路5およびフォーカス駆動ユニット3を通
じて焦点調節レンズ2aを駆動させ、合焦動作を行わせ
る(ステップ703)。
テップ701)、まず、カメラ制御回路13は、焦点検
出ユニット12に位相差検出方式による焦点検出を行わ
せ、第1実施形態と同様に合焦位置情報を作成する(ス
テップ702)。次に、この合焦位置情報に基づいて、
レンズ制御回路5およびフォーカス駆動ユニット3を通
じて焦点調節レンズ2aを駆動させ、合焦動作を行わせ
る(ステップ703)。
【0070】次に、カメラ制御回路13は、フォーカス
駆動ユニット3により、ステップ703で駆動された位
置にある焦点調節レンズ2aを微小量移動させる(ステ
ップ704)。
駆動ユニット3により、ステップ703で駆動された位
置にある焦点調節レンズ2aを微小量移動させる(ステ
ップ704)。
【0071】この状態で、カメラ制御回路13は、合焦
判定ユニット16にコントラスト検出を行わせ(ステッ
プ705)、ステップ704とステップ705を所定の
N回繰り返した後(ステップ705a)、検出したコン
トラストのうち最もコントラストの高い画像信号が得ら
れたときの焦点調節レンズ2aの位置(フォーカス位置
検出器4により検出された位置)から合焦位置情報を作
成する(ステップ706)。
判定ユニット16にコントラスト検出を行わせ(ステッ
プ705)、ステップ704とステップ705を所定の
N回繰り返した後(ステップ705a)、検出したコン
トラストのうち最もコントラストの高い画像信号が得ら
れたときの焦点調節レンズ2aの位置(フォーカス位置
検出器4により検出された位置)から合焦位置情報を作
成する(ステップ706)。
【0072】次に、ステップ706で得られた合焦位置
情報とステップ702で焦点検出ユニット12を用いて
得られた合焦位置情報との差分である合焦位置補正値を
演算回路14にて算出する(ステップ707)。
情報とステップ702で焦点検出ユニット12を用いて
得られた合焦位置情報との差分である合焦位置補正値を
演算回路14にて算出する(ステップ707)。
【0073】そして、算出された合焦位置補正値を記憶
回路15に記憶させる(ステップ708)。以上の動作
によりキャリブレーションが終了する。
回路15に記憶させる(ステップ708)。以上の動作
によりキャリブレーションが終了する。
【0074】ここで、キャリブレーションを開始するタ
イミングについては、撮影者がシャッターボタンに触れ
ていない状況で行い、撮影者がシャッターボタンを第1
ストローク操作したときにはキャリブレーションを中断
するといった方法を採ることができる。また、実際の撮
影時に、設定されたシャッタースピードの1/2以下の
シャッタースピードで焦点調節レンズ2aを移動させな
がら(異なる合焦状態で)複数回撮影を行い、最もジャス
トピントのものを選択し、撮影終了後の画像処理により
明るさを補正して、設定されたシャッタースピードでの
撮影と同等の撮影画像が得られるようにする方法を用い
てもよい。
イミングについては、撮影者がシャッターボタンに触れ
ていない状況で行い、撮影者がシャッターボタンを第1
ストローク操作したときにはキャリブレーションを中断
するといった方法を採ることができる。また、実際の撮
影時に、設定されたシャッタースピードの1/2以下の
シャッタースピードで焦点調節レンズ2aを移動させな
がら(異なる合焦状態で)複数回撮影を行い、最もジャス
トピントのものを選択し、撮影終了後の画像処理により
明るさを補正して、設定されたシャッタースピードでの
撮影と同等の撮影画像が得られるようにする方法を用い
てもよい。
【0075】上記キャリブレーションで作成した合焦位
置補正値を用いての実際に撮影動作は、上記第1実施形
態にて説明したのと同様である。
置補正値を用いての実際に撮影動作は、上記第1実施形
態にて説明したのと同様である。
【0076】(第3実施形態)前述した第1および第2
実施形態にて説明した合焦位置に関するキャリブレーシ
ョンに加えて、露出に関するキャリブレーションを行う
ようにしてもよい。
実施形態にて説明した合焦位置に関するキャリブレーシ
ョンに加えて、露出に関するキャリブレーションを行う
ようにしてもよい。
【0077】図8には、本発明の第3実施形態であるデ
ジタル一眼レフカメラシステムの構成を示している。な
お、第1実施形態と共通する構成要素には、第1実施形
態と同符号を用いている。但し、第1および第2実施形
態にて説明した合焦位置のキャリブレーションに関する
構成要素は、図8において省略している。
ジタル一眼レフカメラシステムの構成を示している。な
お、第1実施形態と共通する構成要素には、第1実施形
態と同符号を用いている。但し、第1および第2実施形
態にて説明した合焦位置のキャリブレーションに関する
構成要素は、図8において省略している。
【0078】本実施形態では、測光ユニット20と、撮
像素子11の露出制御を行う露出制御回路21と、撮像
素子11の露光量を検出するための露光量検出回路22
と、演算回路を兼ねるカメラ制御回路13'と、記憶回
路24とが第1実施形態のカメラ本体8に追加されてい
る。
像素子11の露出制御を行う露出制御回路21と、撮像
素子11の露光量を検出するための露光量検出回路22
と、演算回路を兼ねるカメラ制御回路13'と、記憶回
路24とが第1実施形態のカメラ本体8に追加されてい
る。
【0079】次に、露出に関するキャリブレーションに
ついて図9のフローチャートを用いて説明する。撮影者
のスイッチ操作によりキャリブレーションモードに入る
と(ステップ901)、カメラ制御回路13'は、測光
ユニット20に測光を行わせる(ステップ902)。そ
の後、測光ユニット12による測光結果に基づいて露出
を設定すし(ステップ903)、設定された露出での撮
影を行う(ステップ904)。
ついて図9のフローチャートを用いて説明する。撮影者
のスイッチ操作によりキャリブレーションモードに入る
と(ステップ901)、カメラ制御回路13'は、測光
ユニット20に測光を行わせる(ステップ902)。そ
の後、測光ユニット12による測光結果に基づいて露出
を設定すし(ステップ903)、設定された露出での撮
影を行う(ステップ904)。
【0080】そして、ステップ903で設定された露出
を所定値だけ変更し(ステップ905)、この変更後の
露出での撮影を行う(ステップ906)。こうしてステ
ップ905とステップ906とを所定のN回繰り返した
後(ステップ906a)、ステップ904およびステップ
906で撮影されたN個の画像の露光量を露光量検出回
路22にて検出する(ステップ907)。
を所定値だけ変更し(ステップ905)、この変更後の
露出での撮影を行う(ステップ906)。こうしてステ
ップ905とステップ906とを所定のN回繰り返した
後(ステップ906a)、ステップ904およびステップ
906で撮影されたN個の画像の露光量を露光量検出回
路22にて検出する(ステップ907)。
【0081】次に、検出された露光量のうち、最適な露
出が得られているものに対する露出値を最適露出値とし
て算出する(ステップ907)。次に、この最適露出値と
ステップ903で設定した露出との差分を演算回路とし
てのカメラ制御回路13'が算出する(ステップ90
8)。カメラ制御回路13'は、算出した差分を露出補
正値として記憶回路24に記憶させる(ステップ90
9)。以上で露出のキャリブレーションが終了する。
出が得られているものに対する露出値を最適露出値とし
て算出する(ステップ907)。次に、この最適露出値と
ステップ903で設定した露出との差分を演算回路とし
てのカメラ制御回路13'が算出する(ステップ90
8)。カメラ制御回路13'は、算出した差分を露出補
正値として記憶回路24に記憶させる(ステップ90
9)。以上で露出のキャリブレーションが終了する。
【0082】ここで、露出キャリブレーションは、前述
した合焦位置のキャリブレーション時に行った複数回の
画像撮影時に同時に露出変更をしながら撮影を行うこと
で行ってもよい。
した合焦位置のキャリブレーション時に行った複数回の
画像撮影時に同時に露出変更をしながら撮影を行うこと
で行ってもよい。
【0083】次に、露出キャリブレーションにより算出
した露出補正値を用いて撮影を行う動作について、図1
0のフローチャートを用いて説明する。
した露出補正値を用いて撮影を行う動作について、図1
0のフローチャートを用いて説明する。
【0084】撮影者によりシャッターボタンが第1スト
ローク操作されて半押し状態になると(ステップ100
1)、カメラ制御回路13'は、測光ユニット20に測
光を行わせる(ステップ1002)。
ローク操作されて半押し状態になると(ステップ100
1)、カメラ制御回路13'は、測光ユニット20に測
光を行わせる(ステップ1002)。
【0085】そして、測光ユニット20による測光結果
に基づいて得られる露出値を、記憶回路24に記憶され
た露出補正値を用いて補正する(ステップ1003)。
さらに、この補正された結果に基づいて撮影時の露出設
定を行う(ステップ1004)。
に基づいて得られる露出値を、記憶回路24に記憶され
た露出補正値を用いて補正する(ステップ1003)。
さらに、この補正された結果に基づいて撮影時の露出設
定を行う(ステップ1004)。
【0086】その後、シャッターボタンが第2ストロー
ク操作されて全押し状態となると、カメラ制御回路1
3'は撮影を行う(ステップ1005)。
ク操作されて全押し状態となると、カメラ制御回路1
3'は撮影を行う(ステップ1005)。
【0087】以上のように、露出キャリブレーションに
よって得られた露出補正値を用いて撮影時の露出補正を
行うことで、最適な露出の設定が可能となる。
よって得られた露出補正値を用いて撮影時の露出補正を
行うことで、最適な露出の設定が可能となる。
【0088】ここで、第1および第2実施形態にて説明
した合焦位置キャリブレーションと本実施形態にて説明
した露出キャリブレーションは、撮影レンズ1が交換さ
れるごとに行われることが望ましいため、新たに装着さ
れた撮影レンズ1に対応する合焦位置補正値や露出補正
値がカメラ本体8の記憶回路に記憶されていない場合に
は、撮影者にその旨を音や表示によって警告することが
望ましい。
した合焦位置キャリブレーションと本実施形態にて説明
した露出キャリブレーションは、撮影レンズ1が交換さ
れるごとに行われることが望ましいため、新たに装着さ
れた撮影レンズ1に対応する合焦位置補正値や露出補正
値がカメラ本体8の記憶回路に記憶されていない場合に
は、撮影者にその旨を音や表示によって警告することが
望ましい。
【0089】また、合焦位置補正値や露出補正値は、上
記各実施形態では、カメラ本体8内に設けられた記憶回
路に記憶されているが、撮影レンズ1内に設けられてい
る記憶回路に記憶されていた従来の補正値を書き換える
ようにしてもよい。
記各実施形態では、カメラ本体8内に設けられた記憶回
路に記憶されているが、撮影レンズ1内に設けられてい
る記憶回路に記憶されていた従来の補正値を書き換える
ようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速性に優れた位相差検出方式での検出精度の不十分さ
を補うための補正情報を、高精度での合焦判定が可能な
撮影画像のコントラスト検出を用いた合焦状態を示す情
報に基づいて求めるようにしているので、位相差検出方
式による、ハイブリッド方式等に比べてより高速で、か
つ十分に高い精度での合焦制御を行うことができる。
高速性に優れた位相差検出方式での検出精度の不十分さ
を補うための補正情報を、高精度での合焦判定が可能な
撮影画像のコントラスト検出を用いた合焦状態を示す情
報に基づいて求めるようにしているので、位相差検出方
式による、ハイブリッド方式等に比べてより高速で、か
つ十分に高い精度での合焦制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラシステムの
構成を示す図である
構成を示す図である
【図2】上記カメラシステムを構成する焦点検出ユニッ
トの主要部分の構成を示す図である。
トの主要部分の構成を示す図である。
【図3】図2に示した絞りの平面図である。
【図4】図2に示した光電変換素子の平面図である。
【図5】上記カメラシステムにおける合焦位置キャリブ
レーション動作を示すフローチャートである。
レーション動作を示すフローチャートである。
【図6】上記合焦位置キャリブレーションにより算出し
た補正値を用いて撮影を行う際のカメラの動作を示すフ
ローチャートである。
た補正値を用いて撮影を行う際のカメラの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態であるカメラシステムに
おける合焦位置キャリブレーション動作のフローチャー
トである。
おける合焦位置キャリブレーション動作のフローチャー
トである。
【図8】本発明の第3実施形態であるカメラシステムの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図9】上記第3実施形態における露出キャリブレーシ
ョン動作を示すフローチャートである。
ョン動作を示すフローチャートである。
【図10】上記露出補正キャリブレーションにより算出
した補正値を用いて撮影を行う際のカメラの動作を示す
フローチャートである。
した補正値を用いて撮影を行う際のカメラの動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ
2 撮像光学系
3 フォーカス駆動ユニット
4 フォーカス位置検出器
5 レンズ制御回路
6 記憶回路
7 通信接点
8 カメラ本体
9 主ミラ−
10 サブミラー
11 撮像素子
12 焦点検出ユニット
13,13' カメラ制御回路
14 演算回路
15 記憶回路
16 合焦判定ユニット
17 焦点板
18 ペンタプリズム
19 接眼光学系
20 測光ユニット
21 露出制御回路
22 露光量検出回路
24 記憶回路
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 5/232 G03B 3/00 A
Claims (11)
- 【請求項1】 合焦制御が可能な撮影レンズの着脱交換
が可能であり、前記撮影レンズにより形成される被写体
像を光電変換して撮影を行う撮像素子を有する撮像装置
であって、 前記撮影レンズから入射した光束を用いて位相差検出方
式により前記撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点
検出手段と、 前記撮像素子による撮影画像のコントラストの検出結果
に基づいて前記撮影レンズの合焦状態を判定する合焦判
定手段と、 前記合焦判定手段を用いて得られた前記撮影レンズの合
焦状態を示す情報に基づいて、前記焦点検出手段を用い
て得られた合焦制御情報を補正するための補正情報を求
める補正手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 前記補正手段は、前記焦点検出手段を用
いて得られた前記撮影レンズの合焦位置情報と前記合焦
判定手段を用いて得られた合焦位置情報との差に基づい
て前記補正情報を求めることを特徴とする請求項1に記
載の撮像装置。 - 【請求項3】 前記合焦判定手段は、前記撮影レンズに
含まれる焦点調節レンズを駆動しながら複数回、合焦非
合焦判定を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像
装置。 - 【請求項4】 前記補正情報を記憶する記憶手段を有
し、 前記補正手段は、前記記憶手段から読み出した補正情報
を用いて前記焦点検出手段による検出結果を補正するこ
とを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項5】 前記記憶手段は、撮影レンズが個々に有
する個体情報に対応づけて前記補正情報を記憶し、 前記補正手段は、前記記憶手段に記憶された補正情報の
うち、装着された撮影レンズから取得した個体情報に対
応する補正情報を用いて前記焦点検出手段による検出結
果を補正することを特徴とする請求項4に記載の撮像装
置。 - 【請求項6】 前記補正手段は、前記撮影レンズに記憶
された、前記焦点検出手段による検出結果を補正するた
めの設計上の補正情報を取得し、この設計上の補正情報
を、前記個体情報に対応して前記記憶手段に記憶された
補正情報を用いて補正することを特徴とする請求項5に
記載の撮像装置。 - 【請求項7】 前記補正情報を求めるための動作を行わ
せるキャリブレーションモードの設定が可能であること
を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項8】 前記補正情報を用いて補正された前記合
焦制御情報に応じて前記撮影レンズの合焦制御を行わせ
るための信号を出力する制御手段を有することを特徴と
する請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項9】 前記合焦判定手段が、コントラスト検出
方式により前記撮影レンズに合焦制御を行わせるもので
あることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載の撮
像装置と、合焦制御および前記撮像装置に対する着脱交
換が可能な撮影レンズとを有することを特徴とする撮像
システム。 - 【請求項11】 請求項5に記載の撮像装置と、合焦制
御および前記撮像装置に対する着脱交換が可能であると
ともに、前記個体情報を記憶保持し、この個体情報を前
記撮像装置に通信可能な撮影レンズとを有することを特
徴とする撮像システム。
Priority Applications (7)
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---|---|---|---|
JP2002104403A JP2003295047A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 撮像装置および撮像システム |
EP04078141A EP1507157B1 (en) | 2002-04-05 | 2003-03-31 | Image pickup apparatus with a focus adjusting device and an exposure system |
EP03252048A EP1351086B1 (en) | 2002-04-05 | 2003-03-31 | Image pickup apparatus with a focus adjusting device and an exposure system |
DE60300994T DE60300994T2 (de) | 2002-04-05 | 2003-03-31 | Bildaufnahmevorrichtung mit Fokussierungsvorrichtung und Belichtungssytem |
DE60307092T DE60307092D1 (de) | 2002-04-05 | 2003-03-31 | Bildaufnahmevorrichtung mit Fokussierungsvorrichtung und Belichtungssystem |
US10/404,528 US6941068B2 (en) | 2002-04-05 | 2003-04-01 | Image pickup apparatus and image pickup system |
CN03109347A CN1450398A (zh) | 2002-04-05 | 2003-04-04 | 摄象装置以及摄象系统 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002104403A JP2003295047A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 撮像装置および撮像システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003295047A true JP2003295047A (ja) | 2003-10-15 |
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ID=28035966
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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JP (1) | JP2003295047A (ja) |
CN (1) | CN1450398A (ja) |
DE (2) | DE60307092D1 (ja) |
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JP2015179168A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、その制御方法及びプログラム |
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CN106534666A (zh) * | 2016-10-11 | 2017-03-22 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 相位对焦方法、装置及终端设备 |
JP2017207782A (ja) * | 2017-08-17 | 2017-11-24 | 株式会社ニコン | 交換レンズ |
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