JP2002317013A - 光配向膜用材料、光配向膜及びその製造方法 - Google Patents
光配向膜用材料、光配向膜及びその製造方法Info
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Abstract
を有し、かつ良好な配向安定性と光や熱に対する十分な
耐久性を有する光配向膜を提供すること。 【構成】 1分子中に少なくとも1個の光二量化反応に
より光配向機能を発現する光配向性基と少なくとも2個
の重合性マレイミド基を有する重合性単量体から成る光
配向膜用材料、それを用いて、ラビングを行うことなく
液晶分子を配向させることのできる光配向膜、及びその
製造方法。
Description
いられる光配向膜に関し、さらに詳しくは、光を照射す
ることにより、ラビングを行うことなく液晶分子を配向
させることができる光配向膜の形成材料、該材料からな
る光配向膜、その製造方法及び該光配向膜を用いた液晶
表示素子に関する。
列の状態を電場等の作用によって変化させて、これに伴
う光学的特性の変化を表示に利用している。多くの場
合、液晶は二枚の基板の間隙に挟んだ状態で用いられる
が、ここで液晶分子を特定の方向に配列させるために、
基板の内側に配向処理が行われる。
イミド等の高分子の膜を設け、これを一方向に布等で摩
擦する、ラビングという方法が用いられる。これによ
り、基板に接する液晶分子はその長軸(ダイレクタ)が
ラビングの方向に平行になるように配列する。たとえ
ば、ツイストネマチック(TN)セルでは二枚の直交し
た偏光板の間に、内側に配向膜が塗布された二枚の基板
を対向させ、そのラビング方向が互いに直交するように
配置し、光透過率の変化による表示を可能にしている。
単であるという利点を有するものの、製造工程において
静電気や埃が発生するため、配向処理後に洗浄工程が必
要となるとともに、特に近年多く用いられているTFT
方式の液晶セルでは静電気によりあらかじめ基板に設け
られたTFT素子が破壊され、これが製造における歩留
まりを下げる原因にもなっている。一方、液晶表示素子
においては構成されている液晶分子の傾きに方向性があ
るため、表示素子を見る方向によって表示色やコントラ
ストが変化する等といった視野角依存性が問題となって
いる。
素を分割して、領域ごとに液晶分子のプレチルト角(特
開昭62−159119号公報)や配向方向(特開昭6
3−106624号公報)を変える配向分割法が考案さ
れている。このような、分割領域ごとの配向は、従来の
ラビング法ではプロセスが煩雑で実用には適さない。
グを行わない液晶配向制御技術が注目されている。この
ようなラビングレスの配向技術としては、斜方蒸着法、
LB(ラングミュアー−ブロジェット)膜法、フォトリ
ソグラフィ法、光配向法等が検討されてきた。とりわ
け、偏光された光を基板上に設けられた塗膜に照射し
て、液晶配向性を生じさせる光配向法は簡便であり、配
向処理後に洗浄工程が不必要であり、さらにフォトマス
ク等を用いることにより上記の配向分割を容易に行うこ
とができるため、盛んに研究が行われている。この光配
向法は、有機分子中の光配向機能を発現させる光配向性
基、例えばアゾ基等の光異性化によるもの、シンナモイ
ル基、クマリン基、カルコン基等の光二量化によるも
の、ベンゾフェノン基等の光架橋やポリイミド樹脂等の
光分解によるもの等が報告されている。
用した光配向膜材料としては、ガラス等の基板に塗布し
た際に均一な膜が得られるよう高分子材料が用いられる
ことが多く、上記の様な光配向性基がこの高分子材料の
側鎖や主鎖に導入される場合が多い。また、光配向性を
有する分子をゲスト分子とし、高分子化合物からなるホ
スト化合物に分散させて用いる場合もある。
照射による分子のシス−トランス(cis−tran
s)異性化を利用しているため、光配向処理後の光安定
性に問題がある。また、光分解型の場合、光配向処理を
行った際に生じる分解生成物により液晶が汚染されるお
それがあるため、処理後に基板を洗浄する必要があり、
光配向膜の洗浄不要といった特長が失われる。また、高
分子材料を用いた光配向材料の多くは溶剤に対する溶解
性が低く、基板に塗布する際に使用できる溶媒の種類が
限られるといった問題がある。
特許第6001277号明細書、特開平8−32800
5号公報)には、光異性化可能であって二色性を示す構
造単位及び反応性官能基を有する樹脂を使用した液晶配
向膜が開示されているが、この材料は高分子化合物であ
り、基板に塗布する際に使用できる溶媒の種類が限ら
れ、一般に、N,N−ジメチルアセトアミドやN−メチ
ル−2−ピロリドンのような高沸点の極性溶媒が使用さ
れる。この場合、塗布後に溶媒を揮発させるために長時
間を要し、生産性を低下させる。さらに、この材料は、
樹脂中の反応性官能基の割合が低いので、架橋密度が低
く、その結果、この材料から成る配向膜の耐熱性が必ず
しも十分ではなかった。
配向能が長期間安定に得られるようにする方法の例とし
ては、偏光照射によって配向性を示す光配向性基を付加
した重合性モノマーを熱もしくは光重合させ、かつ偏光
照射によって光配向させる方法がある。しかし多くの場
合、モノマーを熱もしくは光重合させるには重合開始剤
の添加が必要となる。この重合開始剤は低分子化合物で
あるため、光配向膜の硬化後であっても、長期間が経過
すると、セル内の液晶層に重合開始剤が拡散し、液晶表
示素子としての特性、例えば電圧保持率を劣化させるお
それがある。
重合性マレイミド基がある。この重合性マレイミド基を
有する化合物を用いた光配向膜は特開2000−537
66号公報(米国特許第6218501号明細書)や特
許2962473号公報(特開平11−2815号公
報、米国特許第6048928号明細書)に開示されて
いる。これらの光配向膜はポリマレイミドの主鎖に光配
向を発現する官能基を側鎖として付加したものである
が、これらの光配向膜は、耐熱性や液晶配向能の長期安
定性については未だ不十分である。
する課題は、良好な液晶表示素子特性、例えば電圧保持
率を有し、かつ良好な配向安定性と光や熱に対する十分
な耐久性を有する液晶表示素子用の光配向膜を提供する
ことにある。
するために、1分子中に少なくとも1個の光二量化反応
により光配向機能を発現する光配向性基と少なくとも2
個の重合性マレイミド基を有する重合性単量体から成る
ことを特徴とする光配向膜用材料を提供する。
に、1分子中に少なくとも1個の光二量化反応により光
配向機能を発現する光配向性基と少なくとも2個の重合
性マレイミド基を有する重合性単量体の重合体から成
り、前記光配向性基の光二量化により発現した光配向機
能と前記重合性マレイミド基の重合により生じた架橋構
造とを有することを特徴とする光配向膜を提供する。
に、1分子中に少なくとも1個の光二量化反応により光
配向機能を発現する光配向性基と少なくとも2個の重合
性マレイミド基を有する重合性単量体を基板上に塗布
し、該塗膜に光照射することにより前記構造単位の光二
量化反応と前記重合性マレイミド基の光重合反応を生起
させて架橋された高分子膜を形成すると共に前記高分子
膜に光配向機能を発現させることを特徴とする光配向膜
の製造方法を提供する。
に、1分子中に少なくとも1個の光二量化反応により光
配向機能を発現する光配向性基と少なくとも2個の重合
性マレイミド基を有する重合性単量体を基板上に塗布
し、該塗膜を加熱することにより前記重合性マレイミド
基の熱重合反応を生起させて架橋された高分子膜を形成
し、前記高分子膜に光照射することにより前記構造単位
の光二量化反応を生起させて前記高分子膜に光配向機能
を発現させることを特徴とする光配向膜の製造方法を提
供する。
ために、内側に配向膜を有する二枚の基板間に液晶を挟
持した構造を有する液晶表示素子において、前記配向膜
が1分子中に少なくとも1個の光二量化反応により光配
向機能を発現する光配向性基と少なくとも2個の重合性
マレイミド基を有する重合性単量体の重合体から成り、
前記光配向性基の光二量化により発現した光配向機能と
前記重合性マレイミド基の重合により生じた架橋構造と
を有する光配向膜であることを特徴とする液晶表示素子
を提供する。
れる1分子中に少なくとも1個の光二量化反応により光
配向機能を発現する光配向性基と少なくとも2個の重合
性マレイミド基を有する重合性単量体において、光二量
化反応により光配向機能を発現する光配向性基は、偏光
を照射することで二量化の配向性が得られるような光反
応を生起させる官能基であるならば特に限定されない
が、中でもC=C、C=Oで表わされる少なくとも一つ
の二重結合(但し、芳香環を形成する二重結合を除く)
を有する構造単位が特に好ましく用いられる。
を発現する光配向性基の基本構造としては、以下のもの
が挙げられる。C=C結合を有する光二量化反応によっ
て光配向機能を発現する光配向性基としては、例えば、
ポリエン基、スチルベン基、スチルバゾール基、スチル
バゾリウム基、シンナモイル基、ヘミチオインジゴ基、
カルコン基等の構造を有する基が挙げられる。C=O結
合を有する光二量化反応によって光配向機能を発現する
光配向性基としては、例えば、ベンゾフェノン基、クマ
リン基等の構造を有する基が挙げられる。
られる。勿論、これらの構造にアルキル基、アルコキシ
基、アリール基、アリルオキシ基、シアノ基、アルコキ
シカルボニル基、ヒドロキシル基、スルホン酸基、ハロ
ゲン化アルキル基等の置換基を有していても良い。
光二量化反応により光配向機能を発現する光配向性基と
少なくとも2個の重合性マレイミド基を有する重合性単
量体は、一般式(1)
式(2)
1は、炭素原子数1〜30の直鎖状又は分岐状アルキレ
ン基、炭素原子数3〜12のシクロアルキレン基、アリ
ールアルキレン基及びシクロアルキルアルキレン基から
なる群より選ばれる少なくとも1つの基を表わす。
えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テト
ラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、
ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ノナメチレン
基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチ
レン基の如き直鎖状アルキレン基;1−メチルエチレン
基、1−メチル−トリメチレン基、2−メチル−トリメ
チレン基、1−メチル−テトラメチレン基、2−メチル
−テトラメチレン基、1−メチル−ペンタメチレン基、
2−メチル−ペンタメチレン基、3−メチルペンタメチ
レン基、ネオペンチル基の如き分岐アルキル基を有する
アルキレン基;
の如きシクロアルキレン基;ベンジレン基、2,2−ジ
フェニル−トリメチレン基、1−フェニル−エチレン
基、1−フェニル−テトラエチレン基の如き主鎖または
側鎖にアリール基を有するアリールアルキレン基;シク
ロヘキシルメチレン基、1−シクロヘキシル−エチレン
基、1−シクロヘキシル−テトラエチレン基の如き主鎖
あるいは側鎖にシクロアルキル基を有するシクロアルキ
ル−アルキレン基等が挙げられる。これらの中でも、炭
素原子数1〜30のアルキレン基又は炭素原子数3〜1
2のシクロアルキレン基が好ましい。
〜5個が、単結合、エステル結合、エーテル結合または
ウレタン結合で連結した基であっても良い。
ば、少なくとも2つのアルキレン基が、エーテル結合で
結合された(ポリ)エーテルから構成される基、少なく
とも2つのアルキレン基がエステル結合で結合された
(ポリ)エステルから構成される基、少なくとも2つの
アルキレン基がウレタン結合で結合された(ポリ)ウレ
タンから構成される基、少なくとも2つのアルキレン基
が、エーテル結合で結合された(ポリ)エーテル(ポ
リ)オールと(ポリ)カルボン酸とをエステル化して得
られる(ポリ)カルボン酸{(ポリ)エーテル(ポリ)
オール}エステルから構成される基等が挙げられる。
2は上記した光二量化反応によって光配向機能を発現す
る前記した光配向性基を表わす。
を発現する光配向性基の中でも、ベンゾフェノン構造を
有する光配向機能を発現する光配向性基を有するマレイ
ミド誘導体を用いた光配向材料は、光配向機能を発現す
るに必要な偏光の照射量が少なく、かつ得られた光配向
膜の熱安定性、経時安定性が優れているため、特に好ま
しい。
物において、これらR2で表わされる光二量化反応によ
って光配向機能を発現する光配向性基は、R1で表わさ
れる基と、単結合、エステル結合又はウレタン結合を介
して結合している。光二量化反応によって光配向機能を
発現する光配向性基の結合数は、1分子中に有する重合
性マレイミド基の数と同数であるが、本発明で使用する
マレイミド誘導体は、複数の重合性マレイミド基を有す
るため、その数は2から4までの範囲が好ましい。中で
も、重合性マレイミド基の重合が容易に進行し、安定な
マレイミド重合体を形成すること、光配向機能を発現す
る光配向性基の光配向を発現するに必要な光エネルギー
の量が比較的少ないことから、光二量化反応によって光
配向機能を発現する光配向性基の結合数は2個であるこ
とが好ましい。
3及びR4は、各々独立して、水素原子、炭素原子数1
〜8のアルキル基、フェニル基またはハロゲン原子を表
わす。
4までの整数を表わす。中でも、重合性マレイミド基の
重合が容易に進行し、安定なマレイミド重合体を形成す
ること、光配向性基の光配向機能を発現するに必要な光
エネルギーの量が比較的少ないことから、nが2である
一般式(2)で表わされる化合物が特に好ましい。
反応によって光配向機能を発現する光配向性基の導入密
度を調整し、液晶の配向状態を向上させる目的、あるい
は溶剤に対する溶解度を改善し、基板に対する塗布性を
向上させる目的等で、下記一般式(3)で示されるよう
なマレイミド化合物を適宜混合しても良い。また、光配
向のための照射光に対する良好な感度を得るために、一
般式(2)で表わされる光二量化反応によって光配向機
能を発現する光配向性基を含むマレイミド誘導体と、一
般式(3)
光配向機能を発現する光配向性基を含まないマレイミド
誘導体とを共重合させても良い。この光二量化反応によ
って光配向機能を発現する光配向性基を含まないマレイ
ミド誘導体の混合割合は全体に対し0〜80重量%の範
囲内であることが好ましく、特に好ましくは0〜50重
量%の範囲である。
素原子数1〜30の直鎖状アルキレン基、炭素原子数
1〜30の分岐状アルキレン基、炭素原子数3〜12
のシクロアルキレン基、アリールアルキレン基及び
シクロアルキルアルキレン基からなる群より選ばれる少
なくとも1つの基を表わす。R5及びR6は、各々独立
して、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、フェ
ニル基又はハロゲン原子を表わす。
は、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラ
メチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘ
プタメチレン基、オクタメチレン基、ノナメチレン基、
デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ドデカメチレン
基の如き直鎖状アルキレン基;1−メチルエチレン基、
1−メチル−トリメチレン基、2−メチル−トリメチレ
ン基、1−メチル−テトラメチレン基、2−メチル−テ
トラメチレン基、1−メチル−ペンタメチレン基、2−
メチル−ペンタメチレン基、3−メチルペンタメチレン
基、ネオペンチル基の如き分岐アルキル基を有するアル
キレン基;
の如きシクロアルキレン基;ベンジレン基、2,2−ジ
フェニル−トリメチレン基、1−フェニル−エチレン
基、1−フェニル−テトラエチレン基の如き主鎖または
側鎖にアリール基を有するアリールアルキレン基;シク
ロヘキシルメチレン基、1−シクロヘキシル−エチレン
基、1−シクロヘキシル−テトラエチレン基の如き主鎖
あるいは側鎖にシクロアルキル基を有するシクロアルキ
ル−アルキレン基等が挙げられる。
ら上記に挙げた基の複数個が、単結合、エステル結合、
エーテル結合又はウレタン結合で連結された基であって
も良い。
ば、少なくとも2つのアルキレン基が、エーテル結合で
結合された(ポリ)エーテルから構成される基、少なく
とも2つのアルキレン基がエステル結合で結合された
(ポリ)エステルから構成される基、少なくとも2つの
アルキレン基がウレタン結合で結合された(ポリ)ウレ
タン結合で結合された(ポリ)ウレタンから構成される
基、少なくとも2つのアルキレン基が、エーテル結合で
結合された(ポリ)エーテル(ポリ)オールと(ポリ)
カルボン酸とをエステル化して得られる(ポリ)カルボ
ン酸{(ポリ)エーテル(ポリ)オール}エステルから
構成される基等が挙げられる。
光配向膜とこれを具備した液晶表示素子を製造する方法
の例を述べる。
溶解して用いる。この際、溶媒は特に限定されないが、
N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ブチル
セロソルブ、γ−ブチロラクトン、クロロベンゼン、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、テトラヒ
ドロフラン等が一般的に用いられる。中でもブチルセロ
ソルブ、γ−ブチロラクトンは塗布性が良好で、均一な
膜が得られることから、特に好ましい。これらの溶剤
は、塗布性や、塗布後に短時間で溶剤を揮発させること
を考慮して、2種類以上を混合して用いることもでき
る。
ーティング法、印刷法等の方法によって塗布し、乾燥
後、重合性マレイミド基の重合および光配向操作を行
う。
用いられる基板であって、熱硬化に耐えうる耐熱性を有
するものである。そのような基板としては、ガラス基板
が挙げられる。
作は、光二量化反応によって光配合した構造単位に影響
を与える恐れがあるため、配向操作に先立って行うこと
がより好ましい。
照射あるいは加熱によって行う。光照射で行う場合は、
光配向性基が光配向機能を発現しない波長の光で行うこ
とが好ましい。一方、加熱による重合は、光配向操作の
前に行うと、基板に塗布する際に用いた溶媒の乾燥も兼
ねることができ、より好ましい。また、重合性マレイミ
ド基を完全に重合させるため、最初に、光照射あるいは
加熱で重合を行い、次に光照射により光配向を発現する
操作を行った後、更に加熱もしくは重合性マレイミド基
の光重合に適した無偏光の光照射を行っても良い。
波長と光配向機能を発現させる光の波長とが近い場合に
は、重合性マレイミド基の重合と光配向機能を発現させ
る操作を一回の光照射で同時に行うことが可能である。
このような重合性マレイミド基の光重合に用いる照射光
は特に限定されないが、紫外線が好ましく使用すること
ができる。照射方法についても特に限定されず、無偏光
あるいは直線偏光、楕円偏光などの偏光を使用すること
ができる。
操作は偏光を照射することによって行う。偏光の波長
は、光配向性基が効率よく二量化する波長が選ばれ、可
視光線、紫外線等が挙げられるが、中でも紫外線が好ま
しい。また、偏光は、直線偏光や楕円偏光が多く用いら
れる。このとき、液晶分子のプレチルトを得るために、
偏光を基板に対して斜め方向から照射する方法や、偏光
照射後に斜め方向から無偏光の光を照射する方法を用い
ても良い。
によって光配向機能を発現する光配向性基と、複数の重
合性マレイミド基を有する重合性単量体を含有する光配
向膜用材料を基板に塗布した後、重合性マレイミド基を
重合させ、さらに光配向機能を発現する光配向性基の光
二量化反応を生起させることによって光配向膜を得る。
本発明で使用するマレイミド化合物は、低分子であるた
め、溶剤溶解性が高く、塗布が容易であるという特徴を
有する。また、本発明によれば、重合性マレイミド基の
重合により架橋構造が形成されると共に前記光配向性基
の光二量化反応により光配向が実現するため、光や熱に
対する安定性が高い光配向膜が得られる。
剤を必要としないため、液晶セル作製後に、液晶中に重
合開始剤が溶出することがなく、電圧保持率の低下等、
液晶表示素子の性能劣化の原因を取り除くことができ
る。
本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの
実施例の範囲に限定されるものではない。
料の合成 a.マレイミド酢酸の合成 撹拌機、温度計、滴下ロート、ディーンスターク分留器
及び冷却管を備えた容量500ミリリットルの4つ口フ
ラスコに、トルエン140g、p−トルエンスルホン酸
一水和物5.2g及びトリエチルアミン2.8gを順次
仕込み、撹拌しながら無水マレイン酸30gを加えた
後、30℃まで昇温させながら溶解させた。さらにグリ
シン23gを加えた後、撹拌しながら70℃で3時間反
応させた。トルエン50g、トリエチルアミン60gを
加え、溶媒を加熱還流させて生成する水を除去しながら
1時間反応させた。反応混合物から溶媒を留去して得ら
れた残留物に、4モル/dm3の塩酸を加えてpH2に
調整した後、加熱−再結晶して、マレイミド酢酸の淡黄
色固体7.3gを得た。
キシ)ベンゾフェノンの合成 撹拌機、温度計、滴下ロート及び冷却管を備えた容量3
00ミリリットル4つ口フラスコに、2−ブロモエタノ
ール62.5gを入れ、氷浴による冷却下、撹拌しなが
らN−メチルピロリドン100gを加えた。これにp−
トルエンスルホン酸一水和物10mgを加え、ジヒドロピ
ラン42.1gを約10分かけて滴下した。氷冷下で2
時間撹拌し、さらに室温で2時間撹拌した後、4,4’
−ジヒドロキシベンゾフェノン42.8gおよび炭酸カ
リウム69.1gを加え、120℃で3時間反応した。
冷却後、400mlの水に反応混合物を加え、400mlの
トルエンで2回抽出し、得られたトルエン層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、エバポレータで溶媒を留去した。
得られた残渣にメタノール450g、水70g、濃塩酸
1.0gを加え、室温で一晩撹拌し、生成した沈殿を濾
過し、メタノールでよく洗浄した後に乾燥させ、4,
4’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゾフェノン
52gを得た。
備えた容量500ミリリットルの3つ口フラスコに、合
成例1のaで得たマレイミド酢酸8.8g、合成例1の
bで得た4,4’−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベ
ンゾフェノン6.1g、p−トルエンスルホン酸一水和
物0.4g、ヒドロキノン20mg及びトルエン150ml
を順次仕込み、減圧下、90℃に加熱して、溶媒を還流
させて生成する水を除去しながら15時間反応させた。
反応終了後、反応混合物を熱時濾過し、得られた固体を
メタノールでよく洗浄し、乾燥させることにより式
(4)
gを得た。
2SO) δ=4.37〜4.50(m、12H)、7.03〜
7.15(m、8H)、7.65〜7.76(d、4
H)
備えた容量500ミリリットルの3つ口フラスコに、合
成例1のaで得たマレイミド酢酸8.8g、数平均分子
量400のポリプロピレングリコール5.0g、p−ト
ルエンスルホン酸一水和物0.4g、ヒドロキノン20
mg及びトルエン150mlを順次仕込み、減圧下、90℃
に加熱して、溶媒を還流させて生成する水を除去しなが
ら15時間反応させた。反応終了後、反応混合物を希水
酸化ナトリウム溶液で2回、次いで純水で3回洗浄し、
トルエンを留去して式(5)
ッド−2−ヒドロキシエチルエステルの合成 容量500mlのオートクレーブに水酸化ナトリウム4
0.0g(1.0モル)のエタノール80ml、水100
mlの混合溶液を仕込み、4−ヒドロキシケイ皮酸82.
1g(0.5モル)を加えて溶解させた。氷冷しながら
オキシラン132.2g(3.0モル)を加えて密閉
し、80℃で6時間反応させた。水200mlを加えて希
釈し、酢酸エチル100mlで2回抽出した。抽出液をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製した後、酢酸エチル
を減圧下留去、乾固し、ブタノールで再結晶して、4−
(2−ヒドロキシエトキシ)シンナミックアシッド−2
−ヒドロキシエチルエステル90.8g(72%)を得
た。
導体の合成 撹拌機、温度計、ディーンスターク分留器及び冷却管を
備えた容量500ミリリットルの3つ口フラスコに、合
成例1のaで得たマレイミド酢酸8.8g、合成例3のa
で得た4−(2−ヒドロキシエトキシ)シンナミックア
シッド−2−ヒドロキシエチルエステル5.1g、p−
トルエンスルホン酸一水和物0.4g、ヒドロキノン2
0mg及びトルエン150mlを順次仕込み、減圧下、90
℃に加熱して、溶媒を還流させて生成する水を除去しな
がら15時間反応させた。反応終了後、反応混合物を熱
時濾過し、得られた固体をメタノールでよく洗浄し、乾
燥させることにより式(6)
2SO) δ=3.75〜4.47(m、12H)、6.84〜
7.15(m、8H)、7.63〜8.18(m、6
H)
成 合成例1のc.マレイミド誘導体の合成において、マレ
イミド酢酸の代りにアクリル酸を用いて式(7)
ゾイルシンナモイル基を有する光配向膜用材料の合成 a.ポリヒドロキシフェニルマレイミドの合成 窒素が充填された3つ口丸底フラスコに、米国ポリサイ
エンス社(Polyscience co.,U.S.
A.)の無水マレイン酸ポリマー5gとアミノフェノー
ル3gをキシレン100mlに入れて常温で30分間攪拌
し、さらにイソキノリン2.9gを入れ、徐々に昇温し
て150℃まで上げた後、反応中に生成した水を続けて
除去しながら3時間程度反応を続けた。水が生成しなく
なったことを確認して反応を終了し、温度を常温に下げ
た後、メタノール500mlに注いで生成物を沈殿させ、
減圧濾過後100℃で真空乾燥してポリヒドロキシフェ
ニルマレイミドを得た。
クロライドの合成 パラヒドロキシケイ皮酸16.42g(0.1モル)と
水酸化ナトリウム8gを水100mlとジメチルスルホキ
シド(DMSO)100mlに溶解し、0℃で激しく攪拌
しながら、パラフルオロベンゾイルクロライド15.8
6g(0.1モル)を徐々に滴下した。常温で約2時間
反応した後、希塩酸でpH=6〜7に中和した。得られ
た固体状の中間体を濾過して水で完全に洗滌した。真空
下で完全に乾燥させた後、エタノールの中で再結晶させ
てパラフルオロベンゾイルオキシケイ皮酸を収率90%
で得た。これを塩化チオニル1.2当量と塩化メチレン
約50mlを添加し、常温で透明な溶液が得られるまで反
応させた。反応後、溶媒と塩化チオニルを真空下で除去
し、完全に乾燥させてパラフルオロベンゾイルシンナモ
イルクロライドを得た。
パラフルオロベンゾイルシンナモイル基を有する光配向
膜用材料の合成 比較合成例2のa.で得られたポリヒドロキシフェニル
マレイミド1.7gをN−メチルピロリドン(NMP)
50mlに溶解した後、トリエチルアミン1.0gを入れ
て30分間攪拌した。反応温度を5℃に下げて激しく攪
拌しながら前記の比較合成例2のb.で得られたパラフ
ルオロベンゾイルシンナモイルクロライド2.13gを
ゆっくり滴下した。パラフルオロベンゾイルシンナモイ
ルクロライドのすべてを滴下した後、1時間程度続けて
攪拌し、反応を終了した。反応液を、水とメタノール各
々200mlを混合したビーカーに注いで生成物を沈殿さ
せ、その後続けて過量の水とメタノールで徹底的に洗滌
した後、減圧濾過し真空乾燥させて、最終的に主鎖にポ
リマレイミドを有し、側鎖にパラフルオロベンゾイルシ
ンナモイル基を有する光配向膜用材料を得た。
た光配向膜用材料を用いて、光配向膜を作成し、物性評
価を行った。光配向膜の作成方法及び物性評価方法は、
下記の方法に従い行った。
リドン/ブチルセロソルブ=1/1の混合溶媒に溶かし
て、不揮発分濃度5%溶液とし、これを0.1μmのフ
ィルターでろ過し、光配向膜用材料溶液とした。
ンコーターにてITO電極付ガラス基板上に均一に塗布
し、190℃、1時間で乾燥及び硬化を行った。次に、
得られた塗膜表面に超高圧水銀ランプより、積算光量で
30J/cm2の365nm付近の直線偏光した紫外光を照
射し、光配向膜を作成した。
ンコーターにてITO電極付ガラス基板上に均一に塗布
し、100℃、15分乾燥したのち、塗膜表面に超高圧
水銀ランプより、積算光量で2J/cm2の波長313nm
付近の紫外光を照射した。次に、得られた塗膜表面に超
高圧水銀ランプより、積算光量で30J/cm2の365
nm付近の直線偏光した紫外光を照射し、光配向膜を作成
した。
径8μmのスチレンビーズを含んだエポキシ系接着剤を
液晶注入口を残して塗布し、配向面が相対するように、
かつ偏光光の方向が直交する向きに重ねあわせて圧着
し、接着剤を150℃、90分かけて硬化させた。次い
で、液晶注入口よりネマチック液晶(5CB)をアイソ
トロピック相で真空注入し充填した後、エポキシ系接着
剤で液晶注入口を封止した。
する2枚の偏光板の間に挟み、電極間に5Vの電圧を印
加してON/OFFし、明暗をスイッチングさせること
により、液晶の配向性を評価した。
を64マイクロ秒間印加し、つづいて16.6ミリ秒間
開放した後の初期印加電圧に対する電圧の保持率を測定
した。
向性を目視評価した。
80℃で60分加熱した後、上記c.の方法で液晶セル
を作成し、液晶配向性を目視評価した。
ド誘導体(4)から、上記光配向膜用材料溶液の調製方
法に従い、光配向膜用材料溶液を調製し、次にb−1.
の光配向膜の熱硬化作成方法に従い、光配向膜を作成し
た。得られた光配向膜を用いて液晶セルを作成し、上記
評価方法に従い物性評価を行った。この結果、電圧保持
率は99%、また、液晶配向性、耐久性、耐熱性共に良
好であった。
ド誘導体(4)から、上記光配向膜用材料溶液の調製方
法に従い、光配向膜用材料溶液を調製し、次にb−2.
の光配向膜の光硬化作成方法に従い、光配向膜を作成し
た。得られた光配向膜を用いて液晶セルを作成し、上記
評価方法に従い物性評価を行った。この結果、電圧保持
率は99%、また、液晶配向性、耐久性、耐熱性共に良
好であった。
ド誘導体(4)を、合成例1で得られたマレイミド誘導
体(4)及び合成例2で得られたマレイミド誘導体
(5)の重量比1/1混合物とした他は、実施例1と同
様にして、評価を行った。この結果、電圧保持率は99
%と良好で、また、液晶配向性、耐久性、耐熱性共に良
好であった。
ド誘導体(4)を、合成例3で得られたマレイミド誘導
体(6)に代えた他は、実施例1と同様にして、評価を
行った。この結果、電圧保持率は99%と良好で、ま
た、液晶配向性、耐久性、耐熱性共に良好であった。
ド誘導体(4)を、比較合成例1で合成したアクリル酸
誘導体(7)及びそれに対して2,2‘−アゾビスイソ
ブチロニトリルを0.1%加えたものに代えた他は、実
施例1と同様にして、評価を行った。この結果、液晶配
向性、耐久性、耐熱性は良好であったが、電圧保持率は
89%と低かった。
ド誘導体(4)を、比較合成例2で合成した主鎖にポリ
マレイミドを有し、側鎖にパラフルオロベンゾイルシン
ナモイル基を有する光配向膜用材料に代えた他は、実施
例1と同様にして、評価を行った。この結果、電圧保持
率は98%と良好で、また液晶配向性も良好であった
が、耐久性あるいは耐熱性試験後は、明暗のスイッチン
グが不明瞭であり、配向性が低下していた。
向膜用材料を用いることにより、良好な液晶表示素子特
性、例えば電圧保持率を有し、かつ良好な配向安定性と
光や熱に対する十分な耐久性を有する光配向膜を得るこ
とができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 1分子中に少なくとも1個の光二量化反
応により光配向機能を発現する光配向性基と少なくとも
2個の重合性マレイミド基を有する重合性単量体から成
ることを特徴とする光配向膜用材料。 - 【請求項2】 前記マレイミド基を有する重合性単量体
が一般式(1) 【化1】 (式中、R1は、炭素原子数1〜30のアルキレン基又
は炭素原子数3〜12のシクロアルキレン基、あるい
は、これらの基の2〜5個が単結合、エステル結合、エ
ーテル結合又はウレタン結合で連結された基、を表わ
す。R2はベンゾフェノン基、シンナモイル基、カルコ
ン基及びクマリン基からなる群から選ばれる光配向性基
を表わし、R3及びR4は各々独立して、水素原子、炭
素原子数1〜8のアルキル基、フェニル基またはハロゲ
ン原子を表わし、nは、2〜4の整数を表わす。)で表
わされる化合物である請求項1に記載の光配向膜用材
料。 - 【請求項3】 1分子中に少なくとも1個の光二量化反
応により光配向機能を発現する光配向性基と少なくとも
2個の重合性マレイミド基を有する重合性単量体の重合
体から成り、前記光配向性基の光二量化により発現した
光配向機能と前記重合性マレイミド基の重合により生じ
た架橋構造とを有することを特徴とする光配向膜。 - 【請求項4】 前記マレイミド基を有する重合性単量体
が一般式(1) 【化2】 (式中、R1は、炭素原子数1〜30のアルキレン基又
は炭素原子数3〜12のシクロアルキレン基、あるい
は、これらの基の2〜5個が単結合、エステル結合、エ
ーテル結合又はウレタン結合で連結された基を表わす。
R2はベンゾフェノン基、シンナモイル基、カルコン基
及びクマリン基からなる群から選ばれる光配向性基を表
わし、R3及びR4は各々独立して、水素原子、炭素原
子数1〜8のアルキル基、フェニル基またはハロゲン原
子を表わす。)で表わされる化合物である請求項3に記
載の光配向膜。 - 【請求項5】 1分子中に少なくとも1個の光二量化反
応により光配向機能を発現する光配向性基と少なくとも
2個の重合性マレイミド基を有する重合性単量体を基板
上に塗布し、該塗膜に光照射することにより前記構造単
位の光二量化反応と前記重合性マレイミド基の光重合反
応を生起させて架橋された高分子膜を形成すると共に前
記高分子膜に光配向機能を発現させることを特徴とする
光配向膜の製造方法。 - 【請求項6】 1分子中に少なくとも1個の光二量化反
応により光配向機能を発現する光配向性基と少なくとも
2個の重合性マレイミド基を有する重合性単量体を基板
上に塗布し、該塗膜を加熱することにより前記重合性マ
レイミド基の熱重合反応を生起させて架橋された高分子
膜を形成し、前記高分子膜に光照射することにより前記
構造単位の光二量化反応を生起させて前記高分子膜に光
配向機能を発現させることを特徴とする光配向膜の製造
方法。 - 【請求項7】 前記マレイミド化合物が一般式(1) 【化3】 (式中、R1は、炭素原子数1〜30のアルキレン基又
は炭素原子数3〜12のシクロアルキレン基、あるい
は、これらの基の2〜5個が単結合、エステル結合、エ
ーテル結合又はウレタン結合で連結された基を表わす。
R2はベンゾフェノン基、シンナモイル基、カルコン基
及びクマリン基からなる群から選ばれる光配向性基を表
わし、R3及びR4は各々独立して、水素原子、炭素原
子数1〜8のアルキル基、フェニル基またはハロゲン原
子を表わす。)で表わされる化合物である請求項5又は
6に記載の光配向膜の製造方法。 - 【請求項8】 内側に配向膜を有する二枚の基板間に液
晶を挟持した構造を有する液晶表示素子において、前記
配向膜が1分子中に少なくとも1個の光二量化反応によ
り光配向機能を発現する光配向性基と少なくとも2個の
重合性マレイミド基を有する重合性単量体の重合体から
成り、前記光配向性基の光二量化により発現した光配向
機能と前記重合性マレイミド基の重合により生じた架橋
構造とを有する光配向膜であることを特徴とする液晶表
示素子。 - 【請求項9】 前記マレイミド化合物が一般式(1) 【化4】 (式中、R1は、炭素原子数1〜30のアルキレン基又
は炭素原子数3〜12のシクロアルキレン基、あるい
は、これらの基の2〜5個が単結合、エステル結合、エ
ーテル結合又はウレタン結合で連結された基を表わす。
R2はベンゾフェノン基、シンナモイル基、カルコン基
及びクマリン基からなる群から選ばれる光配向性基を表
わし、R3及びR4は各々独立して、水素原子、炭素原
子数1〜8のアルキル基、フェニル基またはハロゲン原
子を表わす。)で表わされる化合物である請求項8に記
載の液晶表示素子。
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