JP2002121629A - 超極細銅合金線、銅合金撚線導体、極細同軸ケーブル、および超極細銅合金線の製造方法 - Google Patents

超極細銅合金線、銅合金撚線導体、極細同軸ケーブル、および超極細銅合金線の製造方法

Info

Publication number
JP2002121629A
JP2002121629A JP2000312990A JP2000312990A JP2002121629A JP 2002121629 A JP2002121629 A JP 2002121629A JP 2000312990 A JP2000312990 A JP 2000312990A JP 2000312990 A JP2000312990 A JP 2000312990A JP 2002121629 A JP2002121629 A JP 2002121629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
purity
copper alloy
wire
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000312990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3948203B2 (ja
Inventor
Ryo Matsui
量 松井
Takao Ichikawa
貴朗 市川
Masayoshi Aoyama
正義 青山
Ryohei Okada
良平 岡田
Osamu Seya
修 瀬谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2000312990A priority Critical patent/JP3948203B2/ja
Priority to US09/758,268 priority patent/US20020066503A1/en
Publication of JP2002121629A publication Critical patent/JP2002121629A/ja
Priority to US10/820,021 priority patent/US20040187977A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3948203B2 publication Critical patent/JP3948203B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/08Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of copper or alloys based thereon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/02Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of metals or alloys
    • H01B1/026Alloys based on copper
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/12All metal or with adjacent metals
    • Y10T428/12431Foil or filament smaller than 6 mils

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引張強度、伸線性および屈曲性に優れた超極
細銅合金線、銅合金撚線導体、極細同軸ケーブル、およ
び超極細銅合金線の製造方法を提供する。 【解決手段】 この超極細銅合金線は、不可避不純物の
総和が1 massppm以下の高純度Cuに、純度9
9.99mass%以上のAgを1.0〜5.0mas
s%添加した線材を直径0.08mm以下に伸線したも
のである。母材中の断線の原因となる異物を最小限に抑
えているので、伸線性および屈曲性に優れ、Agを添加
元素としているので、引張強度に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅合金線の直径が
0.08mm以下の超極細銅合金線、銅合金撚線導体、
極細同軸ケーブル、および超極細銅合金線の製造方法に
関し、特に、引張強度、伸線性および屈曲性に優れた超
極細銅合金線、銅合金撚線導体、極細同軸ケーブル、お
よび超極細銅合金線の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器、ICテスタ、医療機器の小型
化に伴い、それらに適用されている機器電線も細径化が
進んでいる。特に、医療機器用電線には、ケーブルの外
径は従来と同等で線芯数を多くしたケーブルが求められ
ている。現在、実用化されている導体は、40AWG
(7/0.03)が主流であり、不純物濃度が10pp
m程度の無酸素銅(OFC)をべースにSnを微量添加
した銅合金線が広く適用されている。
【0003】従来からダイス加工で線材を伸線する場
合、異物による断線と延性破壊による断線が問題とな
る。
【0004】異物が原因で断線したサンプルを詳細に分
析してみると、異物の混入原因は大きく2つに分けられ
る。1つは伸線工程中に外部から混入した異物、もう1
つは溶解、鋳造時に素材である銅や添加元素に含まれる
介在物、あるいはルツボや鋳型の成分であるSiC、S
iO2、ZrO2などの耐火材が剥離して生じる異物であ
る。前者の異物を低減するためには、伸線工程をクリー
ン化すれば解決できる。しかし、後者の異物を低減する
ためには、母材を高品質化しなければならない。一方、
延性破断については、加工度と密接な関係があることが
知られている。加工度が大きい場合、変形抵抗が大きく
塑性変形しにくくなるため、延性破断が起こり易くな
る。しかし、加工限界に達していない範囲では強度が大
きい材料の方が延性破断が起こりにくいため、強度が大
きい材料が望まれている。以上のように、超極細線を製
造する場合、各工程において細心の注意を払う必要があ
る。
【0005】異物による断線の解決を図った従来の極細
導体として、例えば、特開平11−293365号公報
に示されるものがある。
【0006】この極細導体は、Agを1〜4.5重量%
含み、残部がCuと不可避不純物からなり、極細導体内
に含まれる異物の径を極細導体の径に対して所定の値以
下とするものである。これにより、伸線加工や巻線加工
で断線しにくい引張強度、伸線性および巻線性を有する
極細導体を提供することができる。例えば、極細導体の
径が20μmの場合は、異物の径を12μm以下にすれ
ばよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の極細導
体によると、除外すべき異物を径で規定しているため、
その規定された径以下の異物の量が多い場合は、伸線加
工時に断線し易くなり、屈曲性にも劣る。
【0008】従って、本発明の目的は、引張強度、伸線
性および屈曲性に優れた超極細銅合金線、銅合金撚線導
体、極細同軸ケーブル、および超極細銅合金線の製造方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、0.08mm以下の線径を有する超極細銅
合金線において、不可避不純物の総和が1 massp
pm以下の高純度Cuに、純度99.99mass%以
上のAgを1.0〜5.0mass%添加した銅合金線
によって構成されることを特徴とする超極細銅合金線を
提供する。線径を0.08mm以下に規定しているの
は、線径が0.08mmよりも大きい場合、従来の無酸
素銅(OFC)を母材としても安定して製造できるから
である。不可避不純物の総和が1 massppm以下
の高純度Cuを用いることにより、母材中に断線の原因
となる異物が最小限に抑えられる。高純度CuにAgを
添加することにより、Snと比較して導電率をあまり低
下させずに引張強度を向上させることができ、延性破壊
が起こりにくくなる。Agの純度を99.99mass
%以上とすることにより、マトリックスのCuの汚染を
最小限にすることができる。Agの濃度を1.0〜5.
0mass%に限定したのは、Ag濃度が1.0mas
s%未満では、共晶相の晶出量が極めて少ないことから
強度の向上効果が乏しいためであり、5.0mass%
を超えると、加工硬化が著しく直径0.02mm以下の
超極細導体を伸線する場合に中間で熱処理を入れないと
加工できなくなるためである。
【0010】本発明は、上記目的を達成するため、0.
08mm以下の線径を有する超極細銅合金線において、
不可避不純物の総和が1 massppm以下の高純度
Cuに、純度99.99mass%以上のAgを1.0
〜5.0mass%、および純度99.9mass%以
上のMgを0.01〜0.5mass%添加した銅合金
線によって構成されることを特徴とする超極細銅合金線
を提供する。Agの他に純度99.9mass%以上の
Mgを0.01〜0.5mass%添加してもよい。M
gを添加したのは、Agは高価であるため、導電率をあ
まり低下させない添加元素Mgで置きかえることにより
Ag濃度を低減させるためである。Mgの純度を99.
9mass%以上に限定したのは、マトリックスのCu
の汚染を最小限にするためである。Mgの濃度を0.0
1〜0.5mass%に限定しているのは、0.01m
ass%未満では、十分な添加効果が得られないためで
あり、0.5mass%を超えると、加工効果が著しく
超極細導体を伸線する場合に中間で熱処理を入れないと
加工できなくなるためである。
【0011】本発明は、上記目的を達成するため、0.
08mm以下の線径を有する超極細銅合金線において、
不可避不純物の総和が1 massppm以下の高純度
Cuに、純度99.99mass%以上のAgを1.0
〜5.0mass%、および純度99.99mass%
以上のInを0.01〜0.3mass%添加した銅合
金線によって構成されることを特徴とする超極細銅合金
線を提供する。Agの他に純度99.99mass%以
上のInを0.01〜0.3mass%添加してもよ
い。Inを添加したのは、Agは高価であるため、導電
率をあまり低下させない添加元素Inで置きかえること
によりAg濃度を低減させるためである。Inの純度を
99.99mass%以上に限定したのは、マトリック
スのCuの汚染を最小限にするためである。Inの濃度
を0.01〜0.3mass%に限定したのは、0.0
1mass%未満では、十分な添加効果が得られないた
めであり、0.3mass%を超えると、加工効果が著
しく超極細導体を伸線する場合に中間で熱処理を入れな
いと加工できなくなるためである。
【0012】前記銅合金線は、Snめっき、Agめっ
き、Niめっき、SnPbはんだめっき、Sn−Agめ
っき、Sn−Cuめっき、Sn−Ag−Cuめっき、あ
るいはSn−Ag−Cu−Biめっきが施されたもので
もよい。これにより、合金線が機器電線として使用され
る場合、耐食性、端末接続性が良好となる。
【0013】本発明は、上記目的を達成するため、0.
08mm以下の線径を有する複数の銅合金線を撚り合わ
せた銅合金撚線導体において、前記銅合金線は、不可避
不純物の総和が1 massppm以下の高純度Cu
に、純度99.99mass%以上のAgを1.0〜
5.0mass%添加したことを特徴とする銅合金撚線
導体を提供する。複数の銅合金線を撚り合わせることに
より、導体の外径が同じでも曲げひずみを小さくするこ
とができるため、繰り返し屈曲を受ける用途に使用され
た場合の寿命が長くなる。
【0014】本発明は、上記目的を達成するため、0.
08mm以下の線径を有する複数の銅合金線を撚り合わ
せた銅合金撚線導体において、前記銅合金線は、不可避
不純物の総和が1 massppm以下の高純度Cu
に、純度99.99mass%以上のAgを1.0〜
5.0mass%、および純度99.9mass%以上
のMgを0.01〜0.5mass%添加したことを特
徴とする銅合金撚線導体を提供する。
【0015】本発明は、上記目的を達成するため、0.
08mm以下の線径を有する複数の銅合金線を撚り合わ
せた銅合金撚線導体において、前記銅合金線は、不可避
不純物の総和が1 massppm以下の高純度Cu
に、純度99.99mass%以上のAgを1.0〜
5.0mass%、および純度99.99mass%以
上のInを0.01〜0.3mass%添加したことを
特徴とする銅合金撚線導体を提供してもよい。
【0016】本発明は、上記目的を達成するため、0.
08mm以下の線径を有する銅合金線を中心導体あるい
は外層導体に用いた極細同軸ケーブルにおいて、前記銅
合金線は、不可避不純物の総和が1 massppm以
下の高純度Cuに、純度99.99mass%以上のA
gを1.0〜5.0mass%添加したことを特徴とす
る極細同軸ケーブルを提供する。
【0017】本発明は、上記目的を達成するため、0.
08mm以下の線径を有する銅合金線を中心導体あるい
は外層導体に用いた極細同軸ケーブルにおいて、前記銅
合金線は、不可避不純物の総和が1 massppm以
下の高純度Cuに、純度99.99mass%以上のA
gを1.0〜5.0mass%、および純度99.9m
ass%以上のMgを0.01〜0.5mass%添加
したことを特徴とする極細同軸ケーブルを提供する。
【0018】本発明は、上記目的を達成するため、0.
08mm以下の線径を有する銅合金線を中心導体あるい
は外層導体に用いた極細同軸ケーブルにおいて、前記銅
合金線は、不可避不純物の総和が1 massppm以
下の高純度Cuに、純度99.99mass%以上のA
gを1.0〜5.0mass%、および純度99.99
mass%以上のInを0.01〜0.3mass%添
加したことを特徴とする極細同軸ケーブルを提供する。
【0019】本発明は、上記目的を達成するため、不可
避不純物の総和が1 massppm以下の高純度のC
uを真空中に設置された炭素製のルツボの中で溶解し、
溶解した前記Cuの雰囲気をアルゴンガス雰囲気に置換
して前記Cuに純度99.99mass%以上のAgを
1.0〜5.0mass%添加し、前記Agが添加され
た前記Cuを炭素製の鋳型を用いて鋳造して荒引線を形
成し、前記荒引線を直径0.08mm以下に伸線するこ
とを特徴とする超極細銅合金線の製造方法を提供する。
炭素製のルツボ、および炭素製の鋳型に限定した理由
は、溶解、鋳造時に混入する異物の大半はルツボや鋳型
に使用されるセラミックスやセメントの成分であるSi
C、SiO2、ZrO2などが剥離し溶湯中に混入したも
のだからである。
【0020】本発明は、上記目的を達成するため、不可
避不純物の総和が1 massppm以下の高純度のC
uを真空中に設置された炭素製のルツボの中で溶解し、
溶解した前記Cuの雰囲気をアルゴンガス雰囲気に置換
して前記Cuに純度99.99mass%以上のAgを
1.0〜5.0mass%、および純度99.9mas
s%以上のMgを0.01〜0.5mass%添加し、
前記Agおよび前記Mgが添加された前記Cuを炭素製
の鋳型を用いて鋳造して荒引線を形成し、前記荒引線を
直径0.08mm以下に伸線することを特徴とする超極
細銅合金線の製造方法を提供する。
【0021】本発明は、上記目的を達成するため、不可
避不純物の総和が1 massppm以下の高純度のC
uを真空中に設置された炭素製のルツボの中で溶解し、
溶解した前記Cuの雰囲気をアルゴンガス雰囲気に置換
して前記Cuに純度99.99mass%以上のAgを
1.0〜5.0mass%、および純度99.99ma
ss%以上のInを0.01〜0.3mass%添加
し、前記Agおよび前記Inが添加された前記Cuを炭
素製の鋳型を用いて鋳造して荒引線を形成し、前記荒引
線を直径0.08mm以下に伸線することを特徴とする
超極細銅合金線の製造方法を提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る極細同軸ケーブルを示す。この極細同軸ケーブ
ルは、撚り合わされた複数の極細銅合金線からなる導体
サイズ44AWG(直径0.02mmの7本撚り)の中
心導体1と、この中心導体1の周囲に形成され、中心導
体1を絶縁するための絶縁体2と、絶縁体2の周囲に形
成され、直径0.02mmの極細銅合金線からなるノイ
ズを除去するための横巻きシールド線3と、横巻きシー
ルド線3の周囲に形成されたジャケット4とを備える。
絶縁体2は、例えば、充実フッ素樹脂、具体的にはFE
P,PFA,ETFE等を用いることができ、外径は直
径0.115mm、肉厚は0.06mmである。ジャケ
ット4は、例えばPETからなり、外径は直径0.21
5mm、肉厚は0.02mmである。
【0023】中心導体1および横巻きシールド線3に用
いられる極細銅合金線の材料としては、Agめっきが施
された不可避不純物の総和が1 massppm以下の
高純度Cuに純度99.99mass%以上のAg,M
g,In等の元素を添加したもの、例えば、Cu−1.
0〜5.0mass%Ag、Cu−1.0〜5.0ma
ss%Ag−0.01〜0.05mass%Mg、ある
いはCu−0.01〜0.3mass%In等を用いる
ことができる。
【0024】この極細銅合金線合金線は、例えば、次の
ようにして製造される。ここでは、Cu−1.0〜5.
0mass%Agからなる合金線について説明する。ま
ず、不可避不純物の総和が1 massppm以下の高
純度Cuについて酸洗いを行い、表面に付着した異物を
除去した後、炭素製のルツボにセットし、小型の連続鋳
造設備で真空溶解する。Cuが完全に溶解した後、チャ
ンバー内をアルゴンガスで置換し、純度99.99ma
ss%以上のAgを1.0〜5.0mass%添加す
る。Agが完全に溶解した後10分間保持し、炭素製の
鋳型を用いて連続鋳造を行って直径0.08mmの荒引
線を製造する。その荒引線を直径0.02mmまで伸線
する。このようにして超極細銅合金線を製造する。
【0025】上述した第1の実施の形態によれば、母材
中に断線の原因となる異物が最小限に抑えられた超極細
銅合金線により中心導体1および横巻きシールド線3を
構成しているので、伸線工程で断線が起こりにくいた
め、生産性の向上が図れ、屈曲性の優れた極細同軸ケー
ブルを提供することができる。
【0026】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
極細同軸ケーブルを示す。この極細同軸ケーブルは、第
1の実施の形態において、中心導体1に第1の実施の形
態と同様に製造された直径0.06mmの超極細銅合金
からなる単線導体を用いたものであり、他は第1の実施
の形態と同様に構成されている。この第2の実施の形態
によれば、第1の実施の形態と比較して屈曲性に劣る
が、第1の実施の形態と同様に伸線工程で断線が起こり
にくいため、生産性の向上が図れる。
【0027】
【実施例】<実施例1,2>本発明の実施例1,2の超
極細銅合金線の製造方法について説明する。母材の高純
度銅(Cu:99.9999mass%)について酸洗
いを行い、表面に付着した異物を除去した後、炭素製の
ルツボにセットし、小型の連続鋳造設備で真空溶解し
た。Cuが完全に溶解した後、チャンバー内をアルゴン
ガスで置換し、Ag(純度99.99mass%)を2
mass%(実施例1)、又は5mass%(実施例
2)添加した。Agが完全に溶解した後10分間保持
し、炭素製の鋳型を用いて連続鋳造を行って直径8.0
mmの荒引線を製造した。その荒引線を直径0.02m
mまで伸線した。
【0028】<実施例3〜6>本発明の実施例3〜6の
超極細銅合金線の製造方法について説明する。母材の高
純度銅(Cu:99.9999mass%)について酸
洗いを行い、表面に付着した異物を除去した後、炭素製
のルツボにセットし、小型の連続鋳造設備で真空溶解し
た。Cuが完全に溶解した後、チャンバー内をアルゴン
ガスで置換し、Ag(純度99.99mass%)を2
mass%(実施例3,4)、又は5mass%(実施
例5,6)添加した。Agが完全に溶解した後10分間
保持し、Mg(純度99.9mass%)を0.05m
ass%(実施例3,5)、又は0.2mass%(実
施例4,6)添加し、さらに10分間保持した。その
後、炭素製の鋳型を用いて連続鋳造を行って直径8.0
mmの荒引線を製造した。その荒引線を直径0.02m
まで伸線した。
【0029】<実施例7〜10>本発明の実施例7〜1
0の超極細銅合金線の製造方法について説明する。母材
の高純度銅(Cu:99.9999mass%)につい
て酸洗いを行い、表面に付着した異物を除去した後、炭
素製のルツボにセットし、小型の連続鋳造設備で真空溶
解した。Cuが完全に溶解した後、チャンバー内をアル
ゴンガスで置換し、Ag(純度99.99mass%)
を2mass%(実施例7,8)、又は5mass%
(実施例9,10)添加した。Agが完全に溶解した後
10分間保持し、In(純度99.99mass%)を
0.01mass%(実施例7,9)、又は0.1ma
ss%(実施例8,10)添加し、さらに10分間保持
した。その後、炭素製の鋳型を用いて連続鋳造を行って
直径8.0mmの荒引線を製造した。その荒引線を直径
0.02mmまで伸線した。
【0030】<比較例1>比較例1の超極細銅合金線の
製造方法について説明する。無酸素銅(Cu:99.9
9mass%)をSiC等の材質で作られているルツボ
中で大気溶解した後、Sn(純度99.9mass%)
を0.3mass%添加して10分間保持した後、連続
鋳造・圧延を行って直径11.0mmの荒引線を製造し
た。その荒引線を直径0.02mmまで伸線した。
【0031】<比較例2,3>比較例2,3の超極細銅
合金線の製造方法について説明する。無酸素銅(Cu:
99.99mass%)をSiC等の材質で作られてい
るルツボ中で大気溶解した後、Ag(純度99.99m
ass%)を2mass%(比較例2)、又は5mas
s%(比較例3)添加して10分間保持した後、連続鋳
造圧延を行って直径11.0mmの荒引線を製造した。
その荒引線を直径0.02mmまで伸線した。
【0032】<比較例4〜7>比較例4〜7の超極細銅
合金線の製造方法について説明する。無酸素銅(Cu:
99.99mass%)をSiC等の材質で作られてい
るルツボ中で大気溶解した後、Ag(純度99.99m
ass%)を2mass%(比較例4,5)、又は5m
ass%(比較例6,7)添加して10分間保持した
後、Mg(純度99.9mass%)を0.05mas
s%(比較例4,6)、又は0.2mass%(比較例
5,7)添加し、さらに10分間保持した。その後、連
続鋳造・圧延を行って荒引き線を製造した。その荒引き
線を伸線した際に炉材の混入が原因で断線が多発したた
め検討を中止した。
【0033】<比較例8〜11>比較例8〜11の超極
細銅合金線の製造方法について説明する。無酸素銅(C
u:99.99mass%)をSiC等の材質で作られ
ているルツボ中で大気溶解した後、Ag(純度99,9
9mass%)を2mass%(比較例8,9)、又は
5mass%(比較例10,11)添加して10分間保
持した後、In(純度99.99mass%)を0.0
1mass%(比較例8,10)、又は0.1mass
%(比較例9,11)添加し、さらに10分間保持し
た。その後、連続鋳造・圧延を行った際に荒引き線の表
面に深い傷が入ったため、超極細線の母材として不適切
と判断し検討を中止した。
【0034】上記超極細銅合金線について、直径0.0
2mmに伸線したときの引張強度(MPa)、および導
電率(%IACS)、20kg伸線したときの1断線あ
たりの伸線量(kg/break)を測定した。
【0035】表1は、その測定結果を示す。
【表1】 また、上記実施例1〜4および比較例5の極細銅合金線
を用いて図1および図2に示す構造のサンプルを製作
し、各サンプルに100gfの荷重をかけ、曲げr=1
mm、速度30cycle/minの条件で左右90度
の屈曲試験を行った。
【0036】表2は、その試験結果を示す。
【表2】 表1から明らかなように、本実施例によれば、伸線料が
比較例の約2倍に向上しているので、直径0.02mm
の超極細銅合金線の生産性が従来の約2倍に向上した。
また、従来のCu−0.3mass%Snに比べて引張
強度で20%以上向上しているので、延性破壊による断
線が起こりにくく、導電率も従来と同等以上の材料が得
られた。また、表2から明らかなように、本実施例の超
極細銅合金線を用いた極細同軸ケーブルの屈曲寿命は、
従来のCu−0.3mass%Snを用いたものに比べ
て50%以上向上することが確認された。
【0037】なお、導体として、上記実施例の超極細銅
合金線からなる導体について熱処理を行い、伸びを5%
以上に調整したものを用いてもよい。また、導体とし
て、高純度Cu(99.9999mass%)にCr,
Fe,Nb等を添加した繊維強化型金属にMg,Inを
微量添加し、超極細サイズまで伸線した導体を用いても
よい。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、母
材中の断線の原因となる異物を最小限に抑えているの
で、伸線性および屈曲性に優れる。また、Agを添加元
素としているので、引張強度に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る極細同軸ケー
ブルの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る極細同軸ケー
ブルの断面図である。
【符号の説明】 1 中心導体 2 絶縁体 3 横巻きシールド線 4 ジャケット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月16日(2001.3.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】この極細銅合金線合金線は、例えば、次の
ようにして製造される。ここでは、Cu−1.0〜5.
0mass%Agからなる合金線について説明する。ま
ず、不可避不純物の総和が1massppm以下の高純
度Cuについて酸洗いを行い、表面に付着した異物を除
去した後、炭素製のルツボにセットし、小型の連続鋳造
設備で真空溶解する。Cuが完全に溶解した後、チャン
バー内をアルゴンガスで置換し、純度99.99mas
s%以上のAgを1.0〜5.0mass%添加する。
Agが完全に溶解した後10分間保持し、炭素製の鋳型
を用いて連続鋳造を行って直径8.0mmの荒引線を製
造する。その荒引線を直径0.02mmまで伸線する。
このようにして超極細銅合金線を製造する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 11/00 H01B 11/00 A 13/00 501 13/00 501D // C22F 1/00 625 C22F 1/00 625 630 630K 630A 661 661A 681 681 685 685Z (72)発明者 青山 正義 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社総合技術研究所内 (72)発明者 岡田 良平 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線ファインテック株式会社内 (72)発明者 瀬谷 修 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 Fターム(参考) 5G301 AA01 AA08 AA11 AA12 AB02 AB05 AD01 5G307 BA03 BB02 BC02 BC03 BC05 BC06 BC09 BC10 EA01 EF09 EF10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.08mm以下の線径を有する超極細銅
    合金線において、 不可避不純物の総和が1 massppm以下の高純度
    Cuに、純度99.99mass%以上のAgを1.0
    〜5.0mass%添加した銅合金線によって構成され
    ることを特徴とする超極細銅合金線。
  2. 【請求項2】0.08mm以下の線径を有する超極細銅
    合金線において、 不可避不純物の総和が1 massppm以下の高純度
    Cuに、純度99.99mass%以上のAgを1.0
    〜5.0mass%、および純度99.9mass%以
    上のMgを0.01〜0.5mass%添加した銅合金
    線によって構成されることを特徴とする超極細銅合金
    線。
  3. 【請求項3】0.08mm以下の線径を有する超極細銅
    合金線において、 不可避不純物の総和が1 massppm以下の高純度
    Cuに、純度99.99mass%以上のAgを1.0
    〜5.0mass%、および純度99.99mass%
    以上のInを0.01〜0.3mass%添加した銅合
    金線によって構成されることを特徴とする超極細銅合金
    線。
  4. 【請求項4】前記銅合金線は、Snめっき、Agめっ
    き、Niめっき、SnPbはんだめっき、Sn−Agめ
    っき、Sn−Cuめっき、Sn−Ag−Cuめっき、あ
    るいはSn−Ag−Cu−Biめっきが施されたことを
    特徴とする請求項1、2あるいは3記載の超極細銅合金
    線。
  5. 【請求項5】0.08mm以下の線径を有する複数の銅
    合金線を撚り合わせた銅合金撚線導体において、 前記銅合金線は、不可避不純物の総和が1 massp
    pm以下の高純度Cuに、純度99.99mass%以
    上のAgを1.0〜5.0mass%添加したことを特
    徴とする銅合金撚線導体。
  6. 【請求項6】0.08mm以下の線径を有する複数の銅
    合金線を撚り合わせた銅合金撚線導体において、 前記銅合金線は、不可避不純物の総和が1 massp
    pm以下の高純度Cuに、純度99.99mass%以
    上のAgを1.0〜5.0mass%、および純度9
    9.9mass%以上のMgを0.01〜0.5mas
    s%添加したことを特徴とする銅合金撚線導体。
  7. 【請求項7】0.08mm以下の線径を有する複数の銅
    合金線を撚り合わせた銅合金撚線導体において、 前記銅合金線は、不可避不純物の総和が1 massp
    pm以下の高純度Cuに、純度99.99mass%以
    上のAgを1.0〜5.0mass%、および純度9
    9.99mass%以上のInを0.01〜0.3ma
    ss%添加したことを特徴とする銅合金撚線導体。
  8. 【請求項8】0.08mm以下の線径を有する銅合金線
    を中心導体あるいは外層導体に用いた極細同軸ケーブル
    において、 前記銅合金線は、不可避不純物の総和が1 massp
    pm以下の高純度Cuに、純度99.99mass%以
    上のAgを1.0〜5.0mass%添加したことを特
    徴とする極細同軸ケーブル。
  9. 【請求項9】0.08mm以下の線径を有する銅合金線
    を中心導体あるいは外層導体に用いた極細同軸ケーブル
    において、 前記銅合金線は、不可避不純物の総和が1 massp
    pm以下の高純度Cuに、純度99.99mass%以
    上のAgを1.0〜5.0mass%、および純度9
    9.9mass%以上のMgを0.01〜0.5mas
    s%添加したことを特徴とする極細同軸ケーブル。
  10. 【請求項10】0.08mm以下の線径を有する銅合金
    線を中心導体あるいは外層導体に用いた極細同軸ケーブ
    ルにおいて、 前記銅合金線は、不可避不純物の総和が1 massp
    pm以下の高純度Cuに、純度99.99mass%以
    上のAgを1.0〜5.0mass%、および純度9
    9.99mass%以上のInを0.01〜0.3ma
    ss%添加したことを特徴とする極細同軸ケーブル。
  11. 【請求項11】前記中心導体は、撚り合わせた複数の前
    記銅合金線からなることを特徴とする請求項8、9ある
    いは10記載の極細同軸ケーブル。
  12. 【請求項12】不可避不純物の総和が1 masspp
    m以下の高純度のCuを真空中に設置された炭素製のル
    ツボの中で溶解し、 溶解した前記Cuの雰囲気をアルゴンガス雰囲気に置換
    して前記Cuに純度99.99mass%以上のAgを
    1.0〜5.0mass%添加し、 前記Agが添加された前記Cuを炭素製の鋳型を用いて
    鋳造して荒引線を形成し、 前記荒引線を直径0.08mm以下に伸線することを特
    徴とする超極細銅合金線の製造方法。
  13. 【請求項13】不可避不純物の総和が1 masspp
    m以下の高純度のCuを真空中に設置された炭素製のル
    ツボの中で溶解し、 溶解した前記Cuの雰囲気をアルゴンガス雰囲気に置換
    して前記Cuに純度99.99mass%以上のAgを
    1.0〜5.0mass%、および純度99.9mas
    s%以上のMgを0.01〜0.5mass%添加し、 前記Agおよび前記Mgが添加された前記Cuを炭素製
    の鋳型を用いて鋳造して荒引線を形成し、 前記荒引線を直径0.08mm以下に伸線することを特
    徴とする超極細銅合金線の製造方法。
  14. 【請求項14】不可避不純物の総和が1 masspp
    m以下の高純度のCuを真空中に設置された炭素製のル
    ツボの中で溶解し、 溶解した前記Cuの雰囲気をアルゴンガス雰囲気に置換
    して前記Cuに純度99.99mass%以上のAgを
    1.0〜5.0mass%、および純度99.99ma
    ss%以上のInを0.01〜0.3mass%添加
    し、 前記Agおよび前記Inが添加された前記Cuを炭素製
    の鋳型を用いて鋳造して荒引線を形成し、 前記荒引線を直径0.08mm以下に伸線することを特
    徴とする超極細銅合金線の製造方法。
JP2000312990A 2000-10-13 2000-10-13 銅合金線、銅合金撚線導体、同軸ケーブル、および銅合金線の製造方法 Expired - Fee Related JP3948203B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000312990A JP3948203B2 (ja) 2000-10-13 2000-10-13 銅合金線、銅合金撚線導体、同軸ケーブル、および銅合金線の製造方法
US09/758,268 US20020066503A1 (en) 2000-10-13 2001-01-12 Ultrafine copper alloy wire, stranded copper alloy wire conductor, extrafine coaxial cable, and process for producing ultrafine copper alloy wire
US10/820,021 US20040187977A1 (en) 2000-10-13 2004-04-08 Ultrafine copper alloy wire, stranded copper alloy wire conductor, extrafine coaxial cable, and process for producing ultrafine copper alloy wire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000312990A JP3948203B2 (ja) 2000-10-13 2000-10-13 銅合金線、銅合金撚線導体、同軸ケーブル、および銅合金線の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006285729A Division JP4501922B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 同軸ケーブル用Cu−Ag合金線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002121629A true JP2002121629A (ja) 2002-04-26
JP3948203B2 JP3948203B2 (ja) 2007-07-25

Family

ID=18792478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000312990A Expired - Fee Related JP3948203B2 (ja) 2000-10-13 2000-10-13 銅合金線、銅合金撚線導体、同軸ケーブル、および銅合金線の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US20020066503A1 (ja)
JP (1) JP3948203B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002241872A (ja) * 2001-02-09 2002-08-28 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 耐屈曲性導線及びその製造方法
CN100422364C (zh) * 2004-05-24 2008-10-01 日立电线株式会社 极细铜合金线及其制造方法
JP2009249660A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 伸線材、撚り線、同軸ケーブルおよび伸線材用鋳造材
JP2010177055A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Sumitomo Electric Ind Ltd Cu−Ag合金線の製造方法及びCu−Ag合金線
JP2010177056A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Sumitomo Electric Ind Ltd Cu−Ag合金線の製造方法及びCu−Ag合金線
JP2011235725A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd 電動自転車用電力ケーブル
JP2013216979A (ja) * 2013-06-07 2013-10-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 伸線材用鋳造材の製造方法、伸線材の製造方法、撚り線の製造方法、および同軸ケーブルの製造方法
WO2014007258A1 (ja) * 2012-07-02 2014-01-09 古河電気工業株式会社 銅合金線材及びその製造方法
CN103842530A (zh) * 2011-11-16 2014-06-04 M技术株式会社 固体银铜合金
CN104169447A (zh) * 2012-07-02 2014-11-26 古河电气工业株式会社 铜合金线材及其制造方法
CN106282651A (zh) * 2016-09-18 2017-01-04 上海康成铜业集团有限公司 一种铜银稀土合金超细线及其生产方法
JP2017002337A (ja) * 2015-06-04 2017-01-05 古河電気工業株式会社 高耐屈曲疲労性銅系合金線
CN110808124A (zh) * 2019-10-18 2020-02-18 安徽瑞之星电缆集团有限公司 一种超柔高导电绞合导电体的制备方法
US10720258B2 (en) 2017-01-10 2020-07-21 Hitachi Metals, Ltd. Method for manufacturing a conductive wire
CN114765081A (zh) * 2021-01-14 2022-07-19 日立金属株式会社 铜合金线、镀线、电线及电缆
CN115537577A (zh) * 2022-09-27 2022-12-30 同创普润(上海)机电高科技有限公司 一种超高纯铜的制备方法

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7544886B2 (en) * 2005-12-20 2009-06-09 Hitachi Cable, Ltd. Extra-fine copper alloy wire, extra-fine copper alloy twisted wire, extra-fine insulated wire, coaxial cable, multicore cable and manufacturing method thereof
CN101026025A (zh) * 2006-02-24 2007-08-29 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 铜银合金导线及其制备方法
US20070256520A1 (en) * 2006-05-02 2007-11-08 Taiwan Advanced Materials Technologies Corporation Method for producing a metal alloy
FR2937460A1 (fr) * 2008-10-16 2010-04-23 Nexans Toron a effet ressort limite.
CN101791638A (zh) * 2009-01-29 2010-08-04 住友电气工业株式会社 Cu-Ag合金线的制造方法以及Cu-Ag合金线
CN102589753B (zh) 2011-01-05 2016-05-04 飞思卡尔半导体公司 压力传感器及其封装方法
US8643169B2 (en) 2011-11-09 2014-02-04 Freescale Semiconductor, Inc. Semiconductor sensor device with over-molded lid
US9029999B2 (en) 2011-11-23 2015-05-12 Freescale Semiconductor, Inc. Semiconductor sensor device with footed lid
CN104137191A (zh) * 2011-12-28 2014-11-05 矢崎总业株式会社 超细导体材料、超细导体、超细导体的制造方法以及超细电线
JP6134103B2 (ja) * 2012-06-01 2017-05-24 矢崎総業株式会社 絶縁電線の製造方法
JP2014155597A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Hitachi Metals Ltd カテーテル内電線
US9297713B2 (en) 2014-03-19 2016-03-29 Freescale Semiconductor,Inc. Pressure sensor device with through silicon via
JP6354275B2 (ja) * 2014-04-14 2018-07-11 株式会社オートネットワーク技術研究所 銅合金素線、銅合金撚線および自動車用電線
US9362479B2 (en) 2014-07-22 2016-06-07 Freescale Semiconductor, Inc. Package-in-package semiconductor sensor device
FR3024798B1 (fr) * 2014-08-06 2018-01-12 Nexans Conducteur electrique pour des applications aeronautiques
US10078684B2 (en) 2014-09-26 2018-09-18 Oracle International Corporation System and method for query processing with table-level predicate pushdown in a massively parallel or distributed database environment
CN107527874B (zh) 2016-06-20 2023-08-01 恩智浦美国有限公司 腔式压力传感器器件
MA44561A1 (fr) * 2016-07-21 2019-12-31 Univ Du Quebec A Chicoutimi Alliages conducteurs d'aluminium ayant une résistance au fluage améliorée
JP6661040B1 (ja) * 2019-03-29 2020-03-11 東京特殊電線株式会社 狭空間挿入用リード線
CN113299421B (zh) * 2020-02-06 2023-10-31 株式会社博迈立铖 铜合金线、镀敷线、电线和电缆
JP2022166877A (ja) * 2021-04-22 2022-11-04 日立金属株式会社 ケーブル

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5770244A (en) * 1980-10-15 1982-04-30 Furukawa Electric Co Ltd:The Heat-resistant and anticorrosive copper alloy for electric conduction
JPH01159338A (ja) * 1987-12-15 1989-06-22 Fujikura Ltd 極細線用銅線材
JPH0222432A (ja) * 1988-07-11 1990-01-25 Fujikura Ltd 極細線用銅線材
JPH0222431A (ja) * 1988-07-11 1990-01-25 Fujikura Ltd 極細線用銅線材
JPH02263939A (ja) * 1989-04-03 1990-10-26 Nippon Mining Co Ltd 高導電率高耐熱性銅合金及びその製造方法
JPH11293431A (ja) * 1998-04-13 1999-10-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 銅合金極細線の製造方法
JPH11293365A (ja) * 1998-04-09 1999-10-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 巻線用極細導体およびその製造方法
JP2000169918A (ja) * 1998-12-04 2000-06-20 Fujikura Ltd 極細線及びその製造方法
JP2000199042A (ja) * 1998-11-04 2000-07-18 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd Cu―Ag合金線材の製造方法およびCu―Ag合金線材
JP2000251529A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Hitachi Cable Ltd 可動部配線材用極細導体
JP2001148206A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Hitachi Cable Ltd 超極細銅合金線材及びその製造方法
JP2001148205A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Hitachi Cable Ltd 超極細銅合金線材及びその製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5770244A (en) * 1980-10-15 1982-04-30 Furukawa Electric Co Ltd:The Heat-resistant and anticorrosive copper alloy for electric conduction
JPH01159338A (ja) * 1987-12-15 1989-06-22 Fujikura Ltd 極細線用銅線材
JPH0222432A (ja) * 1988-07-11 1990-01-25 Fujikura Ltd 極細線用銅線材
JPH0222431A (ja) * 1988-07-11 1990-01-25 Fujikura Ltd 極細線用銅線材
JPH02263939A (ja) * 1989-04-03 1990-10-26 Nippon Mining Co Ltd 高導電率高耐熱性銅合金及びその製造方法
JPH11293365A (ja) * 1998-04-09 1999-10-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 巻線用極細導体およびその製造方法
JPH11293431A (ja) * 1998-04-13 1999-10-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 銅合金極細線の製造方法
JP2000199042A (ja) * 1998-11-04 2000-07-18 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd Cu―Ag合金線材の製造方法およびCu―Ag合金線材
JP2000169918A (ja) * 1998-12-04 2000-06-20 Fujikura Ltd 極細線及びその製造方法
JP2000251529A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Hitachi Cable Ltd 可動部配線材用極細導体
JP2001148206A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Hitachi Cable Ltd 超極細銅合金線材及びその製造方法
JP2001148205A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Hitachi Cable Ltd 超極細銅合金線材及びその製造方法

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002241872A (ja) * 2001-02-09 2002-08-28 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 耐屈曲性導線及びその製造方法
CN100422364C (zh) * 2004-05-24 2008-10-01 日立电线株式会社 极细铜合金线及其制造方法
JP2009249660A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 伸線材、撚り線、同軸ケーブルおよび伸線材用鋳造材
JP2010177055A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Sumitomo Electric Ind Ltd Cu−Ag合金線の製造方法及びCu−Ag合金線
JP2010177056A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Sumitomo Electric Ind Ltd Cu−Ag合金線の製造方法及びCu−Ag合金線
JP2011235725A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd 電動自転車用電力ケーブル
US10006105B2 (en) 2011-11-16 2018-06-26 M. Technique Co., Ltd. Solid silver-copper alloy having mainly a non-eutectic structure not containing a eutectic at room temperature
CN103842530A (zh) * 2011-11-16 2014-06-04 M技术株式会社 固体银铜合金
CN104169448A (zh) * 2012-07-02 2014-11-26 古河电气工业株式会社 铜合金线材及其制造方法
CN104169447A (zh) * 2012-07-02 2014-11-26 古河电气工业株式会社 铜合金线材及其制造方法
JP5840234B2 (ja) * 2012-07-02 2016-01-06 古河電気工業株式会社 銅合金線材及びその製造方法
JPWO2014007258A1 (ja) * 2012-07-02 2016-06-02 古河電気工業株式会社 銅合金線材及びその製造方法
WO2014007258A1 (ja) * 2012-07-02 2014-01-09 古河電気工業株式会社 銅合金線材及びその製造方法
JP2013216979A (ja) * 2013-06-07 2013-10-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 伸線材用鋳造材の製造方法、伸線材の製造方法、撚り線の製造方法、および同軸ケーブルの製造方法
JP2017002337A (ja) * 2015-06-04 2017-01-05 古河電気工業株式会社 高耐屈曲疲労性銅系合金線
CN106282651A (zh) * 2016-09-18 2017-01-04 上海康成铜业集团有限公司 一种铜银稀土合金超细线及其生产方法
CN106282651B (zh) * 2016-09-18 2018-07-17 上海康成铜业集团有限公司 一种铜银稀土合金超细线及其生产方法
US10720258B2 (en) 2017-01-10 2020-07-21 Hitachi Metals, Ltd. Method for manufacturing a conductive wire
CN110808124A (zh) * 2019-10-18 2020-02-18 安徽瑞之星电缆集团有限公司 一种超柔高导电绞合导电体的制备方法
CN114765081A (zh) * 2021-01-14 2022-07-19 日立金属株式会社 铜合金线、镀线、电线及电缆
CN115537577A (zh) * 2022-09-27 2022-12-30 同创普润(上海)机电高科技有限公司 一种超高纯铜的制备方法
CN115537577B (zh) * 2022-09-27 2023-12-29 同创普润(上海)机电高科技有限公司 一种超高纯铜的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20020066503A1 (en) 2002-06-06
JP3948203B2 (ja) 2007-07-25
US20040187977A1 (en) 2004-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3948203B2 (ja) 銅合金線、銅合金撚線導体、同軸ケーブル、および銅合金線の製造方法
JP3941304B2 (ja) 超極細銅合金線材及びその製造方法並びにこれを用いた電線
US6751855B2 (en) Process for forming an ultrafine copper alloy wire
JP4311277B2 (ja) 極細銅合金線の製造方法
JP5713230B2 (ja) Cu−Ag合金線及びCu−Ag合金線の製造方法
CN108368565B (zh) 铜系合金线材
JP3775244B2 (ja) 耐屈曲ケーブル用導体及びその製造方法
JPH11293365A (ja) 巻線用極細導体およびその製造方法
JP3324228B2 (ja) 極細線用銅線,及びその製造方法
JP5376396B2 (ja) ワイヤーハーネス用電線導体
JP4973437B2 (ja) 銅合金線、銅合金撚線、同軸ケーブル、多芯ケーブルおよび銅合金線の製造方法
JP2001295011A (ja) 耐屈曲銅合金線及びそれを用いたケーブル
JP4501922B2 (ja) 同軸ケーブル用Cu−Ag合金線
JPS6164834A (ja) 耐熱高力高導電性銅合金
JP5510879B2 (ja) 電線用導体、および電線
CN113299421B (zh) 铜合金线、镀敷线、电线和电缆
JP7574633B2 (ja) 銅合金線、めっき線、電線、およびケーブル
JP2000282157A (ja) 箔導体
JP3858861B2 (ja) 架空配電線用銅線及びその製造方法
JP2022109209A (ja) 銅合金線、めっき線、電線、およびケーブル
JPS6164835A (ja) 耐熱高力高導電性銅合金
JPH11152532A (ja) 極細銅線及びその製造方法
JP2003073760A (ja) Snめっき極細銅線及びそれを用いた撚線並びにSnめっき極細銅線の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3948203

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120427

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140427

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees