JP2001335777A - 真空紫外線励起蛍光体およびそれを用いた発光装置 - Google Patents
真空紫外線励起蛍光体およびそれを用いた発光装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 波長200nm以下の真空紫外線を励起源として
緑色発光する真空紫外線励起蛍光体において、真空紫外
線による緑色発光の発光効率を高める。 【解決手段】 真空紫外線励起蛍光体は、L1-xTbxA
l3(BO3)4(L:YおよびGdから選ばれる少なく
とも1種の元素、0.1<x≦0.7)、あるいはL1-x -yTb
xCeyAl3(BO3)4(0.1<x≦0.7、0.00001≦y≦
0.01)で実質的に表される組成を有する。真空紫外線励
起蛍光体は、希ガス放電ランプやPDPなどの真空紫外
線を励起源とする発光装置に用いられる。これら発光装
置は、緑色発光の真空紫外線励起蛍光体を含む発光層5
と、この発光層5に真空紫外線を照射する手段とを具備
する。
緑色発光する真空紫外線励起蛍光体において、真空紫外
線による緑色発光の発光効率を高める。 【解決手段】 真空紫外線励起蛍光体は、L1-xTbxA
l3(BO3)4(L:YおよびGdから選ばれる少なく
とも1種の元素、0.1<x≦0.7)、あるいはL1-x -yTb
xCeyAl3(BO3)4(0.1<x≦0.7、0.00001≦y≦
0.01)で実質的に表される組成を有する。真空紫外線励
起蛍光体は、希ガス放電ランプやPDPなどの真空紫外
線を励起源とする発光装置に用いられる。これら発光装
置は、緑色発光の真空紫外線励起蛍光体を含む発光層5
と、この発光層5に真空紫外線を照射する手段とを具備
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緑色発光の真空紫
外線励起蛍光体、およびそれを用いた発光装置に関す
る。
外線励起蛍光体、およびそれを用いた発光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、希ガス放電により放射される短波
長(例えば波長200nm以下)の真空紫外線を、蛍光体の
励起源とする発光装置が開発されている。このような発
光装置では、真空紫外線を励起源として発光する蛍光
体、すなわち真空紫外線励起蛍光体が用いられる。
長(例えば波長200nm以下)の真空紫外線を、蛍光体の
励起源とする発光装置が開発されている。このような発
光装置では、真空紫外線を励起源として発光する蛍光
体、すなわち真空紫外線励起蛍光体が用いられる。
【0003】真空紫外線を励起源とする発光装置は、例
えば表示装置に使用されている。このような表示装置と
してはプラズマディスプレイパネル(PDP)が知られ
ている。マルチメディア時代の到来に伴って、デジタル
ネットワークのコア機器となる表示装置には、大画面で
かつ薄型でデジタル表示が可能なことなどが求められて
いる。PDPはそのような特性を備えている。すなわ
ち、PDPは様々な情報を緻密で高精細に映し出すこと
ができ、かつ大画面化および薄型化が可能なデジタルデ
ィスプレイデバイスとして注目されている。
えば表示装置に使用されている。このような表示装置と
してはプラズマディスプレイパネル(PDP)が知られ
ている。マルチメディア時代の到来に伴って、デジタル
ネットワークのコア機器となる表示装置には、大画面で
かつ薄型でデジタル表示が可能なことなどが求められて
いる。PDPはそのような特性を備えている。すなわ
ち、PDPは様々な情報を緻密で高精細に映し出すこと
ができ、かつ大画面化および薄型化が可能なデジタルデ
ィスプレイデバイスとして注目されている。
【0004】真空紫外線を励起源とする発光装置として
は、PDPのような表示装置のみならず、キセノン(X
e)などの希ガスによる放電発光を利用した希ガス放電
ランプが知られている。希ガス放電ランプは、従来の水
銀(Hg)放電ランプに代えて、車載用液晶ディスプレ
イのバックライトをはじめとして、安全性などが求めら
れる用途に使用されている。希ガス放電ランプは有害な
水銀を使用しないことから、環境安全性に優れる放電ラ
ンプとしても注目されている。
は、PDPのような表示装置のみならず、キセノン(X
e)などの希ガスによる放電発光を利用した希ガス放電
ランプが知られている。希ガス放電ランプは、従来の水
銀(Hg)放電ランプに代えて、車載用液晶ディスプレ
イのバックライトをはじめとして、安全性などが求めら
れる用途に使用されている。希ガス放電ランプは有害な
水銀を使用しないことから、環境安全性に優れる放電ラ
ンプとしても注目されている。
【0005】上述したような真空紫外線励起タイプの発
光装置に共通することは、蛍光体の励起源として、従来
の電子線や水銀からの紫外線(波長:254nm)に代えて、
希ガス放電により放射される波長147nmや波長172nmなど
の真空紫外線を用いていることにある。真空紫外領域で
蛍光体を発光させる研究は少ないことから、真空紫外線
励起タイプの発光装置では、従来から既知の蛍光体の中
から真空紫外線による発光特性に比較的優れたものを経
験的に選択して使用している。
光装置に共通することは、蛍光体の励起源として、従来
の電子線や水銀からの紫外線(波長:254nm)に代えて、
希ガス放電により放射される波長147nmや波長172nmなど
の真空紫外線を用いていることにある。真空紫外領域で
蛍光体を発光させる研究は少ないことから、真空紫外線
励起タイプの発光装置では、従来から既知の蛍光体の中
から真空紫外線による発光特性に比較的優れたものを経
験的に選択して使用している。
【0006】例えば、PDPでフルカラー表示を実現す
るためには、赤色、緑色、青色の各色に発光する蛍光体
が必要となる。そこで、従来のフルカラーPDPでは、
赤色発光蛍光体として(Y,Gd)BO3:Eu蛍光
体、緑色発光蛍光体としてZn2SiO4:Mn蛍光体、
青色発光蛍光体としてBaMgAl10O17:Eu蛍光体
などが使用されている。希ガス放電ランプでは上記した
各色発光の蛍光体を混合したものが一般的に使用されて
いる。
るためには、赤色、緑色、青色の各色に発光する蛍光体
が必要となる。そこで、従来のフルカラーPDPでは、
赤色発光蛍光体として(Y,Gd)BO3:Eu蛍光
体、緑色発光蛍光体としてZn2SiO4:Mn蛍光体、
青色発光蛍光体としてBaMgAl10O17:Eu蛍光体
などが使用されている。希ガス放電ランプでは上記した
各色発光の蛍光体を混合したものが一般的に使用されて
いる。
【0007】真空紫外線励起用の緑色発光蛍光体として
は、さらに(Ba,Sr)Al12O 19:Mnや(Ba,
Sr)MgAl14O23:Mnなどのマンガン付活アルカ
リ土類アルミン酸蛍光体などが知られている。特開平10
-1666号公報には、真空紫外線励起用の緑色発光蛍光体
として、(Ba,Sr)MgAl10O17:Mnと(B
a,Sr)O・6Al2O3とを所定の比率で固溶させた
マンガン付活アルミン酸塩蛍光体が記載されている。
は、さらに(Ba,Sr)Al12O 19:Mnや(Ba,
Sr)MgAl14O23:Mnなどのマンガン付活アルカ
リ土類アルミン酸蛍光体などが知られている。特開平10
-1666号公報には、真空紫外線励起用の緑色発光蛍光体
として、(Ba,Sr)MgAl10O17:Mnと(B
a,Sr)O・6Al2O3とを所定の比率で固溶させた
マンガン付活アルミン酸塩蛍光体が記載されている。
【0008】さらに、特開平7-3261号公報には、希ガス
放電による波長147nmの真空紫外線励起用の緑色発光蛍
光体として、a(R1-x,Tbx)2O3・bB2O3(Rは
Y、LaおよびGdから選ばれる少なくとも1種の元
素、0.06≦x≦0.12、0≦b/a≦1.3)で表されるテルビ
ウム付活希土類硼酸塩蛍光体が記載されている。特開平
11-71581号公報には、(Y1-x-y,Gdx,Tby)2O3
・B2O3(0.08≦x≦0.8、0.05≦y≦0.25、0.13≦x
+y≦1.0)で表されるテルビウム付活希土類硼酸塩蛍
光体が記載されている。これら希土類硼酸塩蛍光体はい
ずれも立方晶系の結晶構造を有する。
放電による波長147nmの真空紫外線励起用の緑色発光蛍
光体として、a(R1-x,Tbx)2O3・bB2O3(Rは
Y、LaおよびGdから選ばれる少なくとも1種の元
素、0.06≦x≦0.12、0≦b/a≦1.3)で表されるテルビ
ウム付活希土類硼酸塩蛍光体が記載されている。特開平
11-71581号公報には、(Y1-x-y,Gdx,Tby)2O3
・B2O3(0.08≦x≦0.8、0.05≦y≦0.25、0.13≦x
+y≦1.0)で表されるテルビウム付活希土類硼酸塩蛍
光体が記載されている。これら希土類硼酸塩蛍光体はい
ずれも立方晶系の結晶構造を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したPDPや希ガ
ス放電ランプにおいて、高輝度な発光装置を実現するた
めには、赤、緑、青の各単色での発光効率を高める必要
がある。すなわち、赤色、緑色、青色の各色発光の蛍光
体を、波長147nmや波長172nmなどの真空紫外線で励起し
た際に、高効率で発光させることが必要不可欠である。
その中でも、白色輝度を向上させるためには、特に視感
度の高い緑色発光蛍光体の真空紫外線励起による発光効
率を高めることが重要である。
ス放電ランプにおいて、高輝度な発光装置を実現するた
めには、赤、緑、青の各単色での発光効率を高める必要
がある。すなわち、赤色、緑色、青色の各色発光の蛍光
体を、波長147nmや波長172nmなどの真空紫外線で励起し
た際に、高効率で発光させることが必要不可欠である。
その中でも、白色輝度を向上させるためには、特に視感
度の高い緑色発光蛍光体の真空紫外線励起による発光効
率を高めることが重要である。
【0010】しかしながら、従来の真空紫外線励起用の
緑色発光蛍光体では十分な発光効率が得られておらず、
緑色発光蛍光体の発光効率をさらに向上させることが強
く求められている。上述したマンガン付活アルミン酸塩
蛍光体やテルビウム付活希土類硼酸塩蛍光体は、真空紫
外線による緑色発光蛍光体の高輝度化を図ったものであ
るが、必ずしも十分な発光効率は得られていない。発光
装置の高輝度化を実現するためには、真空紫外線で励起
した際の発光効率をより一層高めた緑色発光蛍光体が必
要となる。
緑色発光蛍光体では十分な発光効率が得られておらず、
緑色発光蛍光体の発光効率をさらに向上させることが強
く求められている。上述したマンガン付活アルミン酸塩
蛍光体やテルビウム付活希土類硼酸塩蛍光体は、真空紫
外線による緑色発光蛍光体の高輝度化を図ったものであ
るが、必ずしも十分な発光効率は得られていない。発光
装置の高輝度化を実現するためには、真空紫外線で励起
した際の発光効率をより一層高めた緑色発光蛍光体が必
要となる。
【0011】なお、希ガス放電ランプにおいては、三色
の蛍光体を混合して使用することから、緑色発光として
の色度よりも真空紫外線励起による発光効率(輝度)が
重要となる。このようなことから、希ガス放電ランプに
用いる緑色発光蛍光体については、特に真空紫外線励起
による発光効率を高めることが望まれている。
の蛍光体を混合して使用することから、緑色発光として
の色度よりも真空紫外線励起による発光効率(輝度)が
重要となる。このようなことから、希ガス放電ランプに
用いる緑色発光蛍光体については、特に真空紫外線励起
による発光効率を高めることが望まれている。
【0012】本発明はこのような課題に対処するために
なされたもので、波長200nm以下の真空紫外線で励起し
た際の緑色光の発光効率をより一層向上させた真空紫外
線励起蛍光体、さらにはそのような緑色発光の真空紫外
線励起蛍光体を用いることによって、高輝度化を図った
発光装置を提供することを目的としている。
なされたもので、波長200nm以下の真空紫外線で励起し
た際の緑色光の発光効率をより一層向上させた真空紫外
線励起蛍光体、さらにはそのような緑色発光の真空紫外
線励起蛍光体を用いることによって、高輝度化を図った
発光装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記した目
的を達成するために、種々の蛍光体について検討を重ね
た結果、希土類・アルミニウム硼酸塩を蛍光体母体と
し、これにテルビウムを付活した蛍光体が真空紫外線を
効率よく吸収し、さらに発光中心となるTbを比較的高
濃度に含有させることができ、これらに基づいて優れた
緑色光の発光効率(輝度)が得られることを見出した。
また、テルビウム付活希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光
体に微量のCeを添加することによって、発光効率(輝
度)がさらに向上することを見出した。
的を達成するために、種々の蛍光体について検討を重ね
た結果、希土類・アルミニウム硼酸塩を蛍光体母体と
し、これにテルビウムを付活した蛍光体が真空紫外線を
効率よく吸収し、さらに発光中心となるTbを比較的高
濃度に含有させることができ、これらに基づいて優れた
緑色光の発光効率(輝度)が得られることを見出した。
また、テルビウム付活希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光
体に微量のCeを添加することによって、発光効率(輝
度)がさらに向上することを見出した。
【0014】本発明はこのような知見に基づいて成され
たもので、本発明の第1の真空紫外線励起蛍光体は請求
項1に記載したように、真空紫外線で励起した際に緑色
に発光する蛍光体を具備する真空紫外線励起蛍光体であ
って、 一般式:L1-xTbxAl3(BO3)4 (式中、LはYおよびGdから選ばれる少なくとも1種
の元素を示し、xは0.1<x≦0.7を満足する数である)
で実質的に表される組成を有することを特徴としてい
る。
たもので、本発明の第1の真空紫外線励起蛍光体は請求
項1に記載したように、真空紫外線で励起した際に緑色
に発光する蛍光体を具備する真空紫外線励起蛍光体であ
って、 一般式:L1-xTbxAl3(BO3)4 (式中、LはYおよびGdから選ばれる少なくとも1種
の元素を示し、xは0.1<x≦0.7を満足する数である)
で実質的に表される組成を有することを特徴としてい
る。
【0015】本発明の第2の真空紫外線励起蛍光体は、
請求項2に記載したように、 一般式:L1-x-yTbxCeyAl3(BO3)4 (式中、LはYおよびGdから選ばれる少なくとも1種
の元素を示し、xおよびyは0.1<x≦0.7、0.00001≦
y≦0.01を満足する数である)で実質的に表される組成
を有することを特徴としている。
請求項2に記載したように、 一般式:L1-x-yTbxCeyAl3(BO3)4 (式中、LはYおよびGdから選ばれる少なくとも1種
の元素を示し、xおよびyは0.1<x≦0.7、0.00001≦
y≦0.01を満足する数である)で実質的に表される組成
を有することを特徴としている。
【0016】本発明の第1および第2の真空紫外線励起
蛍光体において、Tbの含有量を示すxの値は請求項3
に記載したように、さらに0.2≦x≦0.6の範囲とするこ
とが好ましい。L元素はYおよびGdのいずれか単独で
もよいし、またこれらの混合物であってもよい。特に、
請求項4に記載したように、L元素の50原子%以上がG
dであることが好ましい。本発明の真空紫外線励起蛍光
体は、希ガス放電ランプ用の緑色発光蛍光体として好適
である。
蛍光体において、Tbの含有量を示すxの値は請求項3
に記載したように、さらに0.2≦x≦0.6の範囲とするこ
とが好ましい。L元素はYおよびGdのいずれか単独で
もよいし、またこれらの混合物であってもよい。特に、
請求項4に記載したように、L元素の50原子%以上がG
dであることが好ましい。本発明の真空紫外線励起蛍光
体は、希ガス放電ランプ用の緑色発光蛍光体として好適
である。
【0017】本発明の発光装置は請求項9に記載したよ
うに、上記した本発明の真空紫外線励起蛍光体を具備す
ることを特徴としている。本発明の発光装置の具体的な
形態としては、本発明の緑色発光の真空紫外線励起蛍光
体、青色発光蛍光体および赤色発光蛍光体の混合物を含
有する発光層と、前記発光層に真空紫外線を照射する手
段とを具備する希ガス放電ランプが挙げられる。他の具
体的な形態としては、本発明の緑色発光の真空紫外線励
起蛍光体と青色発光蛍光体と赤色発光蛍光体とを含む発
光層と、前記発光層に真空紫外線を照射する手段とを具
備するプラズマディスプレイパネル(PDP)が挙げら
れる。
うに、上記した本発明の真空紫外線励起蛍光体を具備す
ることを特徴としている。本発明の発光装置の具体的な
形態としては、本発明の緑色発光の真空紫外線励起蛍光
体、青色発光蛍光体および赤色発光蛍光体の混合物を含
有する発光層と、前記発光層に真空紫外線を照射する手
段とを具備する希ガス放電ランプが挙げられる。他の具
体的な形態としては、本発明の緑色発光の真空紫外線励
起蛍光体と青色発光蛍光体と赤色発光蛍光体とを含む発
光層と、前記発光層に真空紫外線を照射する手段とを具
備するプラズマディスプレイパネル(PDP)が挙げら
れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について説明する。
態について説明する。
【0019】本発明の真空紫外線励起蛍光体は、真空紫
外線を照射した際に緑色に発光する蛍光体であって、 一般式:L1-xTbxAl3(BO3)4 …(1) (式中、LはYおよびGdから選ばれる少なくとも1種
の元素を示し、xは0.1<x≦0.7を満足する数である)
で実質的に表される組成を有するものである。
外線を照射した際に緑色に発光する蛍光体であって、 一般式:L1-xTbxAl3(BO3)4 …(1) (式中、LはYおよびGdから選ばれる少なくとも1種
の元素を示し、xは0.1<x≦0.7を満足する数である)
で実質的に表される組成を有するものである。
【0020】なお、本発明で対象とする真空紫外線と
は、例えば波長が200nm以下の短波長の紫外線である。
このような真空紫外線はXeガス、Xe−Neガス、X
e−Heガスなどの希ガスを用いた放電により放射され
るものである。実用的には、波長147nmや波長172nmの真
空紫外線が用いられる。
は、例えば波長が200nm以下の短波長の紫外線である。
このような真空紫外線はXeガス、Xe−Neガス、X
e−Heガスなどの希ガスを用いた放電により放射され
るものである。実用的には、波長147nmや波長172nmの真
空紫外線が用いられる。
【0021】本発明の真空紫外線励起蛍光体において、
L元素、アルミニウム(Al)、硼素(B)および酸素
(O)は、蛍光体母体となる希土類・アルミニウム硼酸
塩(LAl3(BO3)4)を構成する元素である。これ
らのうち、L元素はYおよびGdのいずれか単独でもよ
いし、またこれらの混合物であってもよい。真空紫外線
励起蛍光体の発光効率をより一層向上させる上で、L元
素の少なくとも一部はGdであることが好ましい。
L元素、アルミニウム(Al)、硼素(B)および酸素
(O)は、蛍光体母体となる希土類・アルミニウム硼酸
塩(LAl3(BO3)4)を構成する元素である。これ
らのうち、L元素はYおよびGdのいずれか単独でもよ
いし、またこれらの混合物であってもよい。真空紫外線
励起蛍光体の発光効率をより一層向上させる上で、L元
素の少なくとも一部はGdであることが好ましい。
【0022】L元素の少なくとも一部としてGdを含む
真空紫外線励起蛍光体は、 一般式:(Gd1-a,Ya)1-xTbxAl3(BO3)4 …(2) (式中、aおよびxは0≦a<1、0.1<x≦0.7を満足す
る数である)で実質的に表される。(2)式中のaの値は0
≦a≦0.5の範囲とすることがより好ましい。すなわ
ち、L元素の50原子%以上がGdであることがより好ま
しい。GdはL元素の70原子%以上を占めることが望ま
しい。
真空紫外線励起蛍光体は、 一般式:(Gd1-a,Ya)1-xTbxAl3(BO3)4 …(2) (式中、aおよびxは0≦a<1、0.1<x≦0.7を満足す
る数である)で実質的に表される。(2)式中のaの値は0
≦a≦0.5の範囲とすることがより好ましい。すなわ
ち、L元素の50原子%以上がGdであることがより好ま
しい。GdはL元素の70原子%以上を占めることが望ま
しい。
【0023】本発明の真空紫外線励起蛍光体は、菱面体
晶系の結晶構造を有する希土類・アルミニウム硼酸塩
(LAl3(BO3)4)を蛍光体母体とし、これに適量
のテルビウム(Tb)を含有させたものである。L元素
の一部は発光中心となるTbで置換される。このような
真空紫外線励起蛍光体によれば、真空紫外線を照射した
際に高輝度の緑色発光を得ることできる。
晶系の結晶構造を有する希土類・アルミニウム硼酸塩
(LAl3(BO3)4)を蛍光体母体とし、これに適量
のテルビウム(Tb)を含有させたものである。L元素
の一部は発光中心となるTbで置換される。このような
真空紫外線励起蛍光体によれば、真空紫外線を照射した
際に高輝度の緑色発光を得ることできる。
【0024】すなわち、真空紫外線励起蛍光体では、蛍
光体母体としての化合物(珪酸塩、アルミン酸塩、硼酸
塩など)が真空紫外線を吸収し、この蛍光体母体に吸収
された真空紫外線で発光中心(MnやTbなど)を発光
させることにより緑色発光を得ている。このような発光
機構において、従来のMn付活珪酸塩蛍光体、Mn付活
アルミン酸塩蛍光体、Tb付活希土類硼酸塩蛍光体は、
蛍光体母体による真空紫外線の吸収効率が不十分である
ことから、照射された真空紫外線が効率よく利用されて
いない。
光体母体としての化合物(珪酸塩、アルミン酸塩、硼酸
塩など)が真空紫外線を吸収し、この蛍光体母体に吸収
された真空紫外線で発光中心(MnやTbなど)を発光
させることにより緑色発光を得ている。このような発光
機構において、従来のMn付活珪酸塩蛍光体、Mn付活
アルミン酸塩蛍光体、Tb付活希土類硼酸塩蛍光体は、
蛍光体母体による真空紫外線の吸収効率が不十分である
ことから、照射された真空紫外線が効率よく利用されて
いない。
【0025】例えば、(Y,Gd)BO3:Tb蛍光体
などのTb付活希土類硼酸塩蛍光体は、蛍光体母体とし
て立方晶系の希土類硼酸塩を用いている。このような蛍
光体母体は、真空紫外線の吸収効率が不十分であり、さ
らに発光中心として機能するTbの含有量を十分に高め
ることができない。このようなことから、Tb付活希土
類硼酸塩蛍光体は、真空紫外線を照射した際の緑色発光
の発光効率を十分に高めることができない。
などのTb付活希土類硼酸塩蛍光体は、蛍光体母体とし
て立方晶系の希土類硼酸塩を用いている。このような蛍
光体母体は、真空紫外線の吸収効率が不十分であり、さ
らに発光中心として機能するTbの含有量を十分に高め
ることができない。このようなことから、Tb付活希土
類硼酸塩蛍光体は、真空紫外線を照射した際の緑色発光
の発光効率を十分に高めることができない。
【0026】これらに対し、本発明によるTb付活希土
類・アルミニウム硼酸塩(L1-xAl3(BO3)4:Tb
x)蛍光体は、蛍光体母体としての希土類・アルミニウ
ム硼酸塩が菱面体晶系の結晶構造を有し、真空紫外線の
吸収効率に優れることから、照射された真空紫外線を効
率よく利用することがでる。さらに、希土類・アルミニ
ウム硼酸塩は、TbによるL元素の置換量を高く設定す
ることができる。これらに基づいて、本発明の真空紫外
線励起蛍光体によれば、従来の緑色発光蛍光体に比べ
て、緑色発光(Tbに基づく発光)の発光効率を向上さ
せることが可能となる。
類・アルミニウム硼酸塩(L1-xAl3(BO3)4:Tb
x)蛍光体は、蛍光体母体としての希土類・アルミニウ
ム硼酸塩が菱面体晶系の結晶構造を有し、真空紫外線の
吸収効率に優れることから、照射された真空紫外線を効
率よく利用することがでる。さらに、希土類・アルミニ
ウム硼酸塩は、TbによるL元素の置換量を高く設定す
ることができる。これらに基づいて、本発明の真空紫外
線励起蛍光体によれば、従来の緑色発光蛍光体に比べ
て、緑色発光(Tbに基づく発光)の発光効率を向上さ
せることが可能となる。
【0027】本発明の真空紫外線励起蛍光体において、
発光中心となるTbの含有量はxの値として0.1を超え
0.7以下とする。xの値が0.1以下の場合には、緑色発光
の発光効率が低下する。一方、xの値が0.7を超える
と、蛍光体母体の結晶構造を維持することが困難とな
り、これによっても緑色発光の発光効率が低下する。言
い換えると、xの値を0.1を超え0.7以下とした場合に、
真空紫外線で励起した際に高輝度の緑色発光を得ること
可能となる。
発光中心となるTbの含有量はxの値として0.1を超え
0.7以下とする。xの値が0.1以下の場合には、緑色発光
の発光効率が低下する。一方、xの値が0.7を超える
と、蛍光体母体の結晶構造を維持することが困難とな
り、これによっても緑色発光の発光効率が低下する。言
い換えると、xの値を0.1を超え0.7以下とした場合に、
真空紫外線で励起した際に高輝度の緑色発光を得ること
可能となる。
【0028】特に、真空紫外線で励起した際の緑色発光
の輝度を高める上で、Tbの含有量を示すxの値は0.2
≦x≦0.6の範囲とすることが好ましい。希土類・アル
ミニウム硼酸塩を蛍光体母体とする真空紫外線励起蛍光
体によれば、蛍光体母体の結晶構造を良好に維持した上
で、L元素の60%程度までTbで置換することができ
る。また、L元素の20%以上をTbで置換することによ
って、高輝度の緑色発光を得ることができる。Tbの含
有量は0.2≦x≦0.5の範囲とすることがより好ましい。
の輝度を高める上で、Tbの含有量を示すxの値は0.2
≦x≦0.6の範囲とすることが好ましい。希土類・アル
ミニウム硼酸塩を蛍光体母体とする真空紫外線励起蛍光
体によれば、蛍光体母体の結晶構造を良好に維持した上
で、L元素の60%程度までTbで置換することができ
る。また、L元素の20%以上をTbで置換することによ
って、高輝度の緑色発光を得ることができる。Tbの含
有量は0.2≦x≦0.5の範囲とすることがより好ましい。
【0029】さらに、本発明の真空紫外線励起蛍光体
は、従来の緑色発光の真空紫外線励起蛍光体であるZn
2SiO4:Mn蛍光体などに比べて残光時間が短いとい
う利点も有している。残光時間とは真空紫外線の照射を
遮断した後に発光が減衰するまでの時間である。具体的
には、真空紫外線を遮断した後に、輝度が照射時の1/10
以下となるまでの時間を示すものとする。真空紫外線励
起蛍光体の残光時間を短くすることによって、例えば表
示装置では動画特性の向上などを図ることが可能とな
る。
は、従来の緑色発光の真空紫外線励起蛍光体であるZn
2SiO4:Mn蛍光体などに比べて残光時間が短いとい
う利点も有している。残光時間とは真空紫外線の照射を
遮断した後に発光が減衰するまでの時間である。具体的
には、真空紫外線を遮断した後に、輝度が照射時の1/10
以下となるまでの時間を示すものとする。真空紫外線励
起蛍光体の残光時間を短くすることによって、例えば表
示装置では動画特性の向上などを図ることが可能とな
る。
【0030】本発明の真空紫外線励起蛍光体は、付活剤
のテルビウム(Tb)に加えて、微量のセリウム(C
e)を共付活剤として含んでいてもよい。希土類・アル
ミニウム硼酸塩にTbとCeを付活することによって、
真空紫外線を照射した際の緑色発光の発光効率をさらに
高めることができる。
のテルビウム(Tb)に加えて、微量のセリウム(C
e)を共付活剤として含んでいてもよい。希土類・アル
ミニウム硼酸塩にTbとCeを付活することによって、
真空紫外線を照射した際の緑色発光の発光効率をさらに
高めることができる。
【0031】共付活剤としてCeを使用した真空紫外線
励起蛍光体は、 一般式:L1-x-yTbxCeyAl3(BO3)4 …(3) (式中、xおよびyは0.1<x≦0.7、0.00001≦y≦0.0
1を満足する数)で実質的に表されるものである。Ce
の添加量は、上記した(3)式のyの値として0.00001〜0.0
1の範囲とすることが好ましい。yの値が0.01を超える
と、逆に発光効率が低下するおそれがある。yの下限値
は必ずしも限定されるものではないが、Ceの添加効果
を有効に得る上で、0.00001以上とすることが好まし
い。なお、Ce以外の条件については前述した通りであ
る。
励起蛍光体は、 一般式:L1-x-yTbxCeyAl3(BO3)4 …(3) (式中、xおよびyは0.1<x≦0.7、0.00001≦y≦0.0
1を満足する数)で実質的に表されるものである。Ce
の添加量は、上記した(3)式のyの値として0.00001〜0.0
1の範囲とすることが好ましい。yの値が0.01を超える
と、逆に発光効率が低下するおそれがある。yの下限値
は必ずしも限定されるものではないが、Ceの添加効果
を有効に得る上で、0.00001以上とすることが好まし
い。なお、Ce以外の条件については前述した通りであ
る。
【0032】本発明の真空紫外線励起蛍光体は、波長20
0nm以下の真空紫外線(例えば波長147nmの真空紫外線)
を照射した際に、CIE色度値(x,y)におけるxの
値が0.28〜0.34の範囲で、かつyの値が0.57〜0.60の範
囲の緑色光を発光するものである。より好ましい緑色発
光のCIE色度値(x,y)は、xの値が0.30〜0.32の
範囲で、かつyの値が0.58〜0.60の範囲である。
0nm以下の真空紫外線(例えば波長147nmの真空紫外線)
を照射した際に、CIE色度値(x,y)におけるxの
値が0.28〜0.34の範囲で、かつyの値が0.57〜0.60の範
囲の緑色光を発光するものである。より好ましい緑色発
光のCIE色度値(x,y)は、xの値が0.30〜0.32の
範囲で、かつyの値が0.58〜0.60の範囲である。
【0033】本発明の真空紫外線励起蛍光体は、従来の
緑色発光の真空紫外線励起蛍光体に比べて発光色度が若
干劣るものの、輝度の高い緑色発光が求められるような
用途に有用である。本発明の真空紫外線励起蛍光体は、
青色および赤色発光の真空紫外線励起蛍光体と混合して
用いられる希ガス放電ランプ用の緑色発光蛍光体に好適
である。
緑色発光の真空紫外線励起蛍光体に比べて発光色度が若
干劣るものの、輝度の高い緑色発光が求められるような
用途に有用である。本発明の真空紫外線励起蛍光体は、
青色および赤色発光の真空紫外線励起蛍光体と混合して
用いられる希ガス放電ランプ用の緑色発光蛍光体に好適
である。
【0034】本発明の真空紫外線励起蛍光体は、例えば
以下のようにして製造される。まず、Y、Gd、Tb、
AlおよびBの酸化物、もしくは高温で容易に酸化物に
なる水酸化物や炭酸塩などの化合物、さらに必要に応じ
てCeの酸化物や水酸化物や炭酸塩などの化合物をそれ
ぞれ原料として用いる。これら各原料粉末を上記した
(1)式もしくは(3)式の組成となるように所定量秤量し、
これらをフッ化バリウム、フッ化アルミニウム、フッ化
マグネシウムなどのフラックスと共に、ボールミルなど
を用いて十分に混合する。
以下のようにして製造される。まず、Y、Gd、Tb、
AlおよびBの酸化物、もしくは高温で容易に酸化物に
なる水酸化物や炭酸塩などの化合物、さらに必要に応じ
てCeの酸化物や水酸化物や炭酸塩などの化合物をそれ
ぞれ原料として用いる。これら各原料粉末を上記した
(1)式もしくは(3)式の組成となるように所定量秤量し、
これらをフッ化バリウム、フッ化アルミニウム、フッ化
マグネシウムなどのフラックスと共に、ボールミルなど
を用いて十分に混合する。
【0035】次に、上記した原料混合物をアルミナるつ
ぼなどの耐熱容器に収容し、大気中にて950〜1100℃の
温度で3〜5時間焼成する(一次焼成)。得られた焼成物
を粉砕および篩別けした後、再びアルミナるつぼなどの
耐熱容器に収容し、その上に黒鉛などの還元補助剤を載
せて蓋をする。この状態で、フォーミングガス(N2+
H2)などの還元性雰囲気中にて950〜1100℃の温度で3
〜5時間焼成する(二次焼成)。二次焼成は輝度の向上
に対して有効である。
ぼなどの耐熱容器に収容し、大気中にて950〜1100℃の
温度で3〜5時間焼成する(一次焼成)。得られた焼成物
を粉砕および篩別けした後、再びアルミナるつぼなどの
耐熱容器に収容し、その上に黒鉛などの還元補助剤を載
せて蓋をする。この状態で、フォーミングガス(N2+
H2)などの還元性雰囲気中にて950〜1100℃の温度で3
〜5時間焼成する(二次焼成)。二次焼成は輝度の向上
に対して有効である。
【0036】この後、得られた焼成物に、分散、水洗、
乾燥、篩別けなどの各処理を必要に応じて行うことによ
って、目的とするTb付活(もしくはTbおよびCe付
活)希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体、すなわち本発
明の緑色発光の真空紫外線励起蛍光体が得られる。
乾燥、篩別けなどの各処理を必要に応じて行うことによ
って、目的とするTb付活(もしくはTbおよびCe付
活)希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体、すなわち本発
明の緑色発光の真空紫外線励起蛍光体が得られる。
【0037】本発明の真空紫外線励起蛍光体(緑色発光
蛍光体)は、波長147nmや波長172nmなどの真空紫外線を
蛍光体の励起源とする発光装置に用いられる。すなわ
ち、本発明の発光装置は、本発明の緑色発光の真空紫外
線励起蛍光体を具備する。このような発光装置の具体例
としては、Xe放電ランプのような希ガス放電ランプや
プラズマディスプレイパネル(PDP)などが挙げられ
る。
蛍光体)は、波長147nmや波長172nmなどの真空紫外線を
蛍光体の励起源とする発光装置に用いられる。すなわ
ち、本発明の発光装置は、本発明の緑色発光の真空紫外
線励起蛍光体を具備する。このような発光装置の具体例
としては、Xe放電ランプのような希ガス放電ランプや
プラズマディスプレイパネル(PDP)などが挙げられ
る。
【0038】図1は本発明の発光装置を希ガス放電ラン
プに適用した第1の実施形態の構成を示している。な
お、図1(a)はフラットタイプの希ガス放電ランプ1
の平面図であり、図1(b)は図1(a)のX−X′線
に沿った断面図である。
プに適用した第1の実施形態の構成を示している。な
お、図1(a)はフラットタイプの希ガス放電ランプ1
の平面図であり、図1(b)は図1(a)のX−X′線
に沿った断面図である。
【0039】図1に示すフラットタイプの希ガス放電ラ
ンプ1は、背面側ガラス容器2と前面ガラスプレート3
とにより構成された気密容器4を有している。背面側ガ
ラス容器2および前面ガラスプレート3には、それぞれ
発光層として蛍光体層5、5が形成されている。
ンプ1は、背面側ガラス容器2と前面ガラスプレート3
とにより構成された気密容器4を有している。背面側ガ
ラス容器2および前面ガラスプレート3には、それぞれ
発光層として蛍光体層5、5が形成されている。
【0040】蛍光体層5は、本発明による緑色発光の真
空紫外線励起蛍光体を含んでいる。例えば、蛍光体層5
は本発明の緑色発光蛍光体を青色および赤色発光の蛍光
体と混合した混合蛍光体からなる。この際、青色および
赤色発光の各蛍光体には、各種公知の真空紫外線励起蛍
光体が用いられる。
空紫外線励起蛍光体を含んでいる。例えば、蛍光体層5
は本発明の緑色発光蛍光体を青色および赤色発光の蛍光
体と混合した混合蛍光体からなる。この際、青色および
赤色発光の各蛍光体には、各種公知の真空紫外線励起蛍
光体が用いられる。
【0041】前面ガラスプレート3には、気密容器4内
の両端に位置するように、一対の電極6が形成されてい
る。これら一対の電極6のうち、第1の電極6aは絶縁
層7を介して蛍光体層5上に形成されている。第2の電
極6bは蛍光体層5上に直接形成されている。さらに、
気密容器4内にはXeガスなどの希ガスが充填されてお
り、この状態で気密に封止されている。
の両端に位置するように、一対の電極6が形成されてい
る。これら一対の電極6のうち、第1の電極6aは絶縁
層7を介して蛍光体層5上に形成されている。第2の電
極6bは蛍光体層5上に直接形成されている。さらに、
気密容器4内にはXeガスなどの希ガスが充填されてお
り、この状態で気密に封止されている。
【0042】このようなフラットタイプのXe放電ラン
プ1においては、両端の電極6a、6b間に電圧を印加
して希ガス放電を生じさせる。この希ガス放電により生
じる真空紫外線で蛍光体層5は励起され、蛍光体層5の
構成に応じた可視光(例えば白色光)が得られる。本発
明の緑色発光の真空紫外線励起蛍光体は発光効率に優れ
るため、それを用いたXe放電ランプ1の輝度を高める
ことが可能となる。
プ1においては、両端の電極6a、6b間に電圧を印加
して希ガス放電を生じさせる。この希ガス放電により生
じる真空紫外線で蛍光体層5は励起され、蛍光体層5の
構成に応じた可視光(例えば白色光)が得られる。本発
明の緑色発光の真空紫外線励起蛍光体は発光効率に優れ
るため、それを用いたXe放電ランプ1の輝度を高める
ことが可能となる。
【0043】なお、図1ではフラットタイプのXe放電
ランプの構成例を示したが、本発明の発光装置を適用し
た希ガス放電ランプはこれに限られるものではない。本
発明の発光装置は、通常のガラス管(ガラスバルブ)の
内壁面に蛍光体層を形成したXe放電ランプなどに対し
ても、当然ながら適用可能である。
ランプの構成例を示したが、本発明の発光装置を適用し
た希ガス放電ランプはこれに限られるものではない。本
発明の発光装置は、通常のガラス管(ガラスバルブ)の
内壁面に蛍光体層を形成したXe放電ランプなどに対し
ても、当然ながら適用可能である。
【0044】図2は本発明の発光装置をPDPに適用し
た第2の実施形態の構成を示している。図2に示すPD
P11において、ガラス基板などの透明基板からなる前
面基板12と背面基板13とは、所定の間隙を介して対
向配置されている。これら基板12、13間は図示を省
略した封止部材により気密に封止されており、これによ
り放電空間14が形成されている。
た第2の実施形態の構成を示している。図2に示すPD
P11において、ガラス基板などの透明基板からなる前
面基板12と背面基板13とは、所定の間隙を介して対
向配置されている。これら基板12、13間は図示を省
略した封止部材により気密に封止されており、これによ
り放電空間14が形成されている。
【0045】前面基板12の放電空間14側の表面に
は、発光層として蛍光体層15が形成されている。蛍光
体層15は、画素に対応させて形成された青色発光層、
緑色発光層および赤色発光層を有している。蛍光体層1
5を構成する各色発光の蛍光体のうち、緑色発光蛍光体
には本発明の真空紫外線励起蛍光体が用いられている。
なお、青色発光および赤色発光の各蛍光体には、各種公
知の青色および赤色発光の真空紫外線励起蛍光体が用い
られる。
は、発光層として蛍光体層15が形成されている。蛍光
体層15は、画素に対応させて形成された青色発光層、
緑色発光層および赤色発光層を有している。蛍光体層1
5を構成する各色発光の蛍光体のうち、緑色発光蛍光体
には本発明の真空紫外線励起蛍光体が用いられている。
なお、青色発光および赤色発光の各蛍光体には、各種公
知の青色および赤色発光の真空紫外線励起蛍光体が用い
られる。
【0046】背面基板13には、ストライプ状の陽電極
16および陰電極17が多数形成されている。これら電
極16、17はマトリック状に配列されている。さら
に、各電極16、17は誘電体層18により被覆されて
いる。誘電体層18の表面には保護層19が設けられて
いる。
16および陰電極17が多数形成されている。これら電
極16、17はマトリック状に配列されている。さら
に、各電極16、17は誘電体層18により被覆されて
いる。誘電体層18の表面には保護層19が設けられて
いる。
【0047】放電空間14内には、Xeガスなどを含む
希ガスが放電媒体として封入されており、この状態で気
密に封止されている。放電媒体には、例えばHeガスや
Neガスと数%のXeガスとを混合した混合ガスが用い
られる。
希ガスが放電媒体として封入されており、この状態で気
密に封止されている。放電媒体には、例えばHeガスや
Neガスと数%のXeガスとを混合した混合ガスが用い
られる。
【0048】このようなPDP11においては、陽電極
16と陰電極17との間に電圧を印加して希ガス放電を
生じさせる。この希ガス放電により生じる真空紫外線で
蛍光体層15は励起され、蛍光体層15の構成に応じた
可視光が得られる。蛍光体層15は画素毎に青色発光
層、緑色発光層および赤色発光層を有しているため、所
定のカラー画像が表示される。
16と陰電極17との間に電圧を印加して希ガス放電を
生じさせる。この希ガス放電により生じる真空紫外線で
蛍光体層15は励起され、蛍光体層15の構成に応じた
可視光が得られる。蛍光体層15は画素毎に青色発光
層、緑色発光層および赤色発光層を有しているため、所
定のカラー画像が表示される。
【0049】本発明の緑色発光の真空紫外線励起蛍光体
は発光効率に優れるため、それを用いたPDP11の輝
度を高めることが可能となる。さらに、本発明の緑色発
光の真空紫外線励起蛍光体を用いたPDP11によれ
ば、放電開始時の電圧を低下させることができる。
は発光効率に優れるため、それを用いたPDP11の輝
度を高めることが可能となる。さらに、本発明の緑色発
光の真空紫外線励起蛍光体を用いたPDP11によれ
ば、放電開始時の電圧を低下させることができる。
【0050】なお、青色および赤色発光の真空紫外線励
起蛍光体には、各種公知のものを使用することができ
る。例えば、青色発光の真空紫外線励起蛍光体として
は、BaMgAl10O17:Eu蛍光体が用いられる。赤
色発光の真空紫外線励起蛍光体としては、(Y,Gd)
BO3:Eu蛍光体や(Y,Gd)2O3:Eu蛍光体な
どが用いられる。ただし、本発明の発光装置における青
色および赤色発光の蛍光体はこれらに限定されるもので
はなく、使用用途に応じて各種の真空紫外線励起蛍光体
を用いることが可能である。
起蛍光体には、各種公知のものを使用することができ
る。例えば、青色発光の真空紫外線励起蛍光体として
は、BaMgAl10O17:Eu蛍光体が用いられる。赤
色発光の真空紫外線励起蛍光体としては、(Y,Gd)
BO3:Eu蛍光体や(Y,Gd)2O3:Eu蛍光体な
どが用いられる。ただし、本発明の発光装置における青
色および赤色発光の蛍光体はこれらに限定されるもので
はなく、使用用途に応じて各種の真空紫外線励起蛍光体
を用いることが可能である。
【0051】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例およびその評
価結果について述べる。
価結果について述べる。
【0052】実施例1 まず、蛍光体原料として、Gd2O3を0.7mol、Tb4O7
を0.15mol、Al2O3を3mol、およびH3BO3を8mol秤
量した。これら各原料を十分に混合した後、アルミナる
つぼに充填して、大気中にて1000℃で4時間焼成した
(一次焼成)。
を0.15mol、Al2O3を3mol、およびH3BO3を8mol秤
量した。これら各原料を十分に混合した後、アルミナる
つぼに充填して、大気中にて1000℃で4時間焼成した
(一次焼成)。
【0053】次いで、この焼成物を粉砕および篩別した
後、再びアルミナるつぼに充填し、さらにその上に黒鉛
板を乗せて蓋をした。この状態で、窒素と水素の混合ガ
ス雰囲気(N2 97%:H2 3%(体積比))中にて1000℃
で4時間焼成した(二次焼成)。得られた焼成物を篩別
して、Gd0.7Tb0.3Al3(BO3)4で表されるTb
付活ガドリニウム・アルミニウム硼酸塩蛍光体を得た。
この蛍光体は菱面体晶系の結晶構造を有していることが
X線回折により確認された。
後、再びアルミナるつぼに充填し、さらにその上に黒鉛
板を乗せて蓋をした。この状態で、窒素と水素の混合ガ
ス雰囲気(N2 97%:H2 3%(体積比))中にて1000℃
で4時間焼成した(二次焼成)。得られた焼成物を篩別
して、Gd0.7Tb0.3Al3(BO3)4で表されるTb
付活ガドリニウム・アルミニウム硼酸塩蛍光体を得た。
この蛍光体は菱面体晶系の結晶構造を有していることが
X線回折により確認された。
【0054】このようにして得たTb付活ガドリニウム
・アルミニウム硼酸塩蛍光体に波長147nmの真空紫外線
を照射し、その際の発光輝度および発光色度を調べた。
発光輝度は従来の緑色発光蛍光体であるZn2SiO4:
Mn蛍光体(比較例1)の輝度を100としたときの相対
値として求めた。なお、比較例1のZn2SiO4:Mn
蛍光体は六方晶系の結晶構造を有する。
・アルミニウム硼酸塩蛍光体に波長147nmの真空紫外線
を照射し、その際の発光輝度および発光色度を調べた。
発光輝度は従来の緑色発光蛍光体であるZn2SiO4:
Mn蛍光体(比較例1)の輝度を100としたときの相対
値として求めた。なお、比較例1のZn2SiO4:Mn
蛍光体は六方晶系の結晶構造を有する。
【0055】その結果、この実施例1によるTb付活ガ
ドリニウム・アルミニウム硼酸塩蛍光体の発光輝度は12
1%であり、また発光色度はCIE色度値(x,y)で
(0.32,0.59)であった。このように、実施例1の蛍光
体は従来の蛍光体(比較例1)に比べて、真空紫外線励
起による緑色発光の輝度が大幅に向上していることが分
かる。また、真空紫外線を遮断した後に輝度が照射時の
1/10以下となるまでの時間を残光時間として測定したと
ころ、比較例1の蛍光体は14msであったのに対して、実
施例1の蛍光体は4msと良好な値を示した。
ドリニウム・アルミニウム硼酸塩蛍光体の発光輝度は12
1%であり、また発光色度はCIE色度値(x,y)で
(0.32,0.59)であった。このように、実施例1の蛍光
体は従来の蛍光体(比較例1)に比べて、真空紫外線励
起による緑色発光の輝度が大幅に向上していることが分
かる。また、真空紫外線を遮断した後に輝度が照射時の
1/10以下となるまでの時間を残光時間として測定したと
ころ、比較例1の蛍光体は14msであったのに対して、実
施例1の蛍光体は4msと良好な値を示した。
【0056】次に、実施例1のTb付活ガドリニウム・
アルミニウム硼酸塩蛍光体および比較例1のZn2Si
O4:Mn蛍光体を用いて、それぞれXe放電ランプを
構成し、各Xe放電ランプを点灯させた際の発光輝度と
発光色度をそれぞれ測定した。その結果、実施例1の蛍
光体を用いたXe放電ランプの発光輝度は、比較例1の
蛍光体を用いたXe放電ランプの発光輝度を100とした
ときに118%であり、また発光色度は(x,y)=(0.3
1,0.59)であった。実施例1によるXe放電ランプ
は、比較例1によるXe放電ランプに比べて輝度が大幅
に向上していることが分かる。
アルミニウム硼酸塩蛍光体および比較例1のZn2Si
O4:Mn蛍光体を用いて、それぞれXe放電ランプを
構成し、各Xe放電ランプを点灯させた際の発光輝度と
発光色度をそれぞれ測定した。その結果、実施例1の蛍
光体を用いたXe放電ランプの発光輝度は、比較例1の
蛍光体を用いたXe放電ランプの発光輝度を100とした
ときに118%であり、また発光色度は(x,y)=(0.3
1,0.59)であった。実施例1によるXe放電ランプ
は、比較例1によるXe放電ランプに比べて輝度が大幅
に向上していることが分かる。
【0057】さらに、実施例1のTb付活ガドリニウム
・アルミニウム硼酸塩蛍光体および比較例1のZn2S
iO4:Mn蛍光体を用いて、それぞれ図2に示したP
DPを構成し、各PDPを発光させた際の緑色発光の輝
度と色度をそれぞれ測定した。その結果、実施例1の蛍
光体を用いたPDPの発光輝度は、比較例1の蛍光体を
用いたPDPの発光輝度を100としたときに119%であ
り、発光色度は(x,y)=(0.31,0.59)であった。
実施例1によるPDPは、比較例1によるPDPに比べ
て輝度が大幅に向上していることが分かる。
・アルミニウム硼酸塩蛍光体および比較例1のZn2S
iO4:Mn蛍光体を用いて、それぞれ図2に示したP
DPを構成し、各PDPを発光させた際の緑色発光の輝
度と色度をそれぞれ測定した。その結果、実施例1の蛍
光体を用いたPDPの発光輝度は、比較例1の蛍光体を
用いたPDPの発光輝度を100としたときに119%であ
り、発光色度は(x,y)=(0.31,0.59)であった。
実施例1によるPDPは、比較例1によるPDPに比べ
て輝度が大幅に向上していることが分かる。
【0058】実施例2 蛍光体原料として、Gd2O3を0.8mol、Tb4O7を0.1m
ol、Al2O3を3mol、およびH3BO3を8mol秤量した。
これら各原料を十分に混合した後、実施例1と同一条件
で一次焼成や二次焼成などの処理を施して、Gd0.8T
b0.2Al3(BO3)4で表されるTb付活ガドリニウム
・アルミニウム硼酸塩蛍光体を得た。この蛍光体は菱面
体晶系の結晶構造を有していることがX線回折により確
認された。
ol、Al2O3を3mol、およびH3BO3を8mol秤量した。
これら各原料を十分に混合した後、実施例1と同一条件
で一次焼成や二次焼成などの処理を施して、Gd0.8T
b0.2Al3(BO3)4で表されるTb付活ガドリニウム
・アルミニウム硼酸塩蛍光体を得た。この蛍光体は菱面
体晶系の結晶構造を有していることがX線回折により確
認された。
【0059】このようにして得たTb付活ガドリニウム
・アルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外線(波長147n
m)を照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、
実施例1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を
用いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度
と発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それら
の結果を表1に示す。
・アルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外線(波長147n
m)を照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、
実施例1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を
用いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度
と発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それら
の結果を表1に示す。
【0060】実施例3 蛍光体原料として、Gd2O3を0.35mol、Y2O3を0.35m
ol、Tb4O7を0.15mol、Al2O3を3mol、およびH3B
O3を8mol秤量した。これら各原料を十分に混合した
後、実施例1と同一条件で一次焼成や二次焼成などの処
理を施して、Y0. 35Gd0.35Tb0.3Al3(BO3)4で
表されるTb付活ガドリニウム・イットリウム・アルミ
ニウム硼酸塩蛍光体を得た。この蛍光体は菱面体晶系の
結晶構造を有していることがX線回折により確認され
た。
ol、Tb4O7を0.15mol、Al2O3を3mol、およびH3B
O3を8mol秤量した。これら各原料を十分に混合した
後、実施例1と同一条件で一次焼成や二次焼成などの処
理を施して、Y0. 35Gd0.35Tb0.3Al3(BO3)4で
表されるTb付活ガドリニウム・イットリウム・アルミ
ニウム硼酸塩蛍光体を得た。この蛍光体は菱面体晶系の
結晶構造を有していることがX線回折により確認され
た。
【0061】このようにして得たTb付活ガドリニウム
・イットリウム・アルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外
線(波長147nm)を照射した際の発光輝度、発光色度、
残光時間を、実施例1と同様にして測定した。さらに、
この蛍光体を用いて作製したXe放電ランプおよびPD
Pの発光輝度と発光色度を、実施例1と同様にして測定
した。それらの結果を表1に示す。
・イットリウム・アルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外
線(波長147nm)を照射した際の発光輝度、発光色度、
残光時間を、実施例1と同様にして測定した。さらに、
この蛍光体を用いて作製したXe放電ランプおよびPD
Pの発光輝度と発光色度を、実施例1と同様にして測定
した。それらの結果を表1に示す。
【0062】実施例4〜8 蛍光体母体の原料となるGd2O3とY2O3、発光中心の
原料となるTb4O7の混合量を、表1に示す各蛍光体組
成となるように変化させる以外は、実施例1〜3と同様
にして、それぞれTb付活希土類・アルミニウム硼酸塩
蛍光体を作製した。これら各蛍光体は菱面体晶系の結晶
構造を有していることがX線回折により確認された。
原料となるTb4O7の混合量を、表1に示す各蛍光体組
成となるように変化させる以外は、実施例1〜3と同様
にして、それぞれTb付活希土類・アルミニウム硼酸塩
蛍光体を作製した。これら各蛍光体は菱面体晶系の結晶
構造を有していることがX線回折により確認された。
【0063】このようにして得た各Tb付活希土類・ア
ルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外線(波長147nm)を
照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、実施例
1と同様にして測定した。さらに、これら各蛍光体を用
いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度と
発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それらの
結果を表1に示す。
ルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外線(波長147nm)を
照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、実施例
1と同様にして測定した。さらに、これら各蛍光体を用
いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度と
発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それらの
結果を表1に示す。
【0064】比較例2 蛍光体母体の原料となるY2O3、発光中心の原料となる
Tb4O7の混合量を、表1に示す蛍光体組成となるよう
に変化させる以外は、実施例1と同様にして、Tb付活
希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体を作製した。なお、
この蛍光体はTb含有量が本発明の範囲を外れるもので
ある。この蛍光体は菱面体晶系の結晶構造を有する。
Tb4O7の混合量を、表1に示す蛍光体組成となるよう
に変化させる以外は、実施例1と同様にして、Tb付活
希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体を作製した。なお、
この蛍光体はTb含有量が本発明の範囲を外れるもので
ある。この蛍光体は菱面体晶系の結晶構造を有する。
【0065】この比較例2の蛍光体についても、真空紫
外線を照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、
実施例1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を
用いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度
と発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それら
の結果を表1に示す。
外線を照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、
実施例1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を
用いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度
と発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それら
の結果を表1に示す。
【0066】比較例3 蛍光体原料として、Y2O3を0.9mol、Tb4O7を0.05mo
lおよびH3BO3を2mol秤量した。これら各原料を十分
に混合した後、実施例1と同一条件で一次焼成や二次焼
成などの処理を施して、Y0.9Tb0.1BO3で表される
Tb付活イットリウム硼酸塩蛍光体を得た。この蛍光体
は立法晶系の結晶構造を有していることがX線回折によ
り確認された。
lおよびH3BO3を2mol秤量した。これら各原料を十分
に混合した後、実施例1と同一条件で一次焼成や二次焼
成などの処理を施して、Y0.9Tb0.1BO3で表される
Tb付活イットリウム硼酸塩蛍光体を得た。この蛍光体
は立法晶系の結晶構造を有していることがX線回折によ
り確認された。
【0067】この比較例3の蛍光体についても、真空紫
外線を照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、
実施例1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を
用いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度
と発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それら
の結果を表1に示す。
外線を照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、
実施例1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を
用いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度
と発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それら
の結果を表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】表1から明らかなように、本発明のTb付
活希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体は、真空紫外線で
励起した際の緑色発光の発光効率に優れることが分か
る。特に、希土類元素Lの少なくとも一部としてGdを
用いることが、さらにL元素の50原子%以上がGdであ
ることが、輝度の点から好ましいことが分かる。
活希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体は、真空紫外線で
励起した際の緑色発光の発光効率に優れることが分か
る。特に、希土類元素Lの少なくとも一部としてGdを
用いることが、さらにL元素の50原子%以上がGdであ
ることが、輝度の点から好ましいことが分かる。
【0070】実施例9 蛍光体原料として、Gd2O3を0.6999mol、CeO2を0.
0001mol、Tb4O7を0.15mol、Al2O3を3mol、および
H3BO3を8mol秤量した。これら各原料を十分に混合し
た後、実施例1と同一条件で一次焼成や二次焼成などの
処理を施して、Gd0.6999Ce0.0001Tb0.3Al3(B
O3)4で表されるTbおよびCe付活ガドリニウム・ア
ルミニウム硼酸塩蛍光体を得た。この蛍光体は菱面体晶
系の結晶構造を有していることがX線回折により確認さ
れた。
0001mol、Tb4O7を0.15mol、Al2O3を3mol、および
H3BO3を8mol秤量した。これら各原料を十分に混合し
た後、実施例1と同一条件で一次焼成や二次焼成などの
処理を施して、Gd0.6999Ce0.0001Tb0.3Al3(B
O3)4で表されるTbおよびCe付活ガドリニウム・ア
ルミニウム硼酸塩蛍光体を得た。この蛍光体は菱面体晶
系の結晶構造を有していることがX線回折により確認さ
れた。
【0071】このようにして得たTbおよびCe付活ガ
ドリニウム・アルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外線を
照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、実施例
1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を用いて
作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度と発光
色度を、実施例1と同様にして測定した。それらの結果
を表2に示す。
ドリニウム・アルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外線を
照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、実施例
1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を用いて
作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度と発光
色度を、実施例1と同様にして測定した。それらの結果
を表2に示す。
【0072】実施例10〜18 蛍光体母体の原料となるGd2O3とY2O3、発光中心の
原料となるTb4O7、増感剤の原料となるCeO2の混
合量を、表2に示す各蛍光体組成となるように変化させ
る以外は、実施例9と同様にして、それぞれTbおよび
Ce付活希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体を作製し
た。これら各蛍光体は菱面体晶系の結晶構造を有してい
ることがX線回折により確認された。
原料となるTb4O7、増感剤の原料となるCeO2の混
合量を、表2に示す各蛍光体組成となるように変化させ
る以外は、実施例9と同様にして、それぞれTbおよび
Ce付活希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体を作製し
た。これら各蛍光体は菱面体晶系の結晶構造を有してい
ることがX線回折により確認された。
【0073】このようにして得たTbおよびCe付活希
土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外線を照射し
た際の発光輝度、発光色度、残光時間を、実施例1と同
様にして測定した。さらに、これら各蛍光体を用いて作
製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度と発光色
度を、実施例1と同様にして測定した。それらの結果を
表2に示す。
土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体に真空紫外線を照射し
た際の発光輝度、発光色度、残光時間を、実施例1と同
様にして測定した。さらに、これら各蛍光体を用いて作
製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度と発光色
度を、実施例1と同様にして測定した。それらの結果を
表2に示す。
【0074】比較例4 蛍光体母体の原料となるGd2O3、発光中心の原料とな
るTb4O7、増感剤の原料となるCeO2の混合量を、
表2に示す蛍光体組成となるように変化させる以外は、
実施例9と同様にして、TbおよびCe付活希土類・ア
ルミニウム硼酸塩蛍光体を作製した。なお、蛍光体はC
e含有量が本発明の範囲を外れるものである。
るTb4O7、増感剤の原料となるCeO2の混合量を、
表2に示す蛍光体組成となるように変化させる以外は、
実施例9と同様にして、TbおよびCe付活希土類・ア
ルミニウム硼酸塩蛍光体を作製した。なお、蛍光体はC
e含有量が本発明の範囲を外れるものである。
【0075】この比較例4の蛍光体についても、真空紫
外線を照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、
実施例1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を
用いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度
と発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それら
の結果を表2に示す。
外線を照射した際の発光輝度、発光色度、残光時間を、
実施例1と同様にして測定した。さらに、この蛍光体を
用いて作製したXe放電ランプおよびPDPの発光輝度
と発光色度を、実施例1と同様にして測定した。それら
の結果を表2に示す。
【0076】
【表2】
【0077】表2から明らかなように、本発明のTbお
よびCe付活希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体は、真
空紫外線で励起した際の緑色発光の発光効率に優れるこ
とが分かる。
よびCe付活希土類・アルミニウム硼酸塩蛍光体は、真
空紫外線で励起した際の緑色発光の発光効率に優れるこ
とが分かる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の真空紫外
線励起発光蛍光体によれば、波長200nm以下の真空紫外
線で励起した際に、緑色発光の発光効率を高めることが
できる。従って、このような真空紫外線励起蛍光体を希
ガス放電ランプやPDPなどの発光装置に用いることに
よって、発光輝度に優れた発光装置を提供することが可
能となる。
線励起発光蛍光体によれば、波長200nm以下の真空紫外
線で励起した際に、緑色発光の発光効率を高めることが
できる。従って、このような真空紫外線励起蛍光体を希
ガス放電ランプやPDPなどの発光装置に用いることに
よって、発光輝度に優れた発光装置を提供することが可
能となる。
【図1】 本発明の発光装置を希ガス放電ランプに適用
した第1の実施形態の構造を示す図である。
した第1の実施形態の構造を示す図である。
【図2】 本発明の発光装置をプラズマディスプレイパ
ネル(PDP)に適用した第2の実施形態の要部構造を
示す図である。
ネル(PDP)に適用した第2の実施形態の要部構造を
示す図である。
1……希ガス放電ランプ1,4……気密容器4,5……
蛍光体層,6……一対の電極,11……PDP,14…
…放電空間,15……蛍光体層,16,17……電極
蛍光体層,6……一対の電極,11……PDP,14…
…放電空間,15……蛍光体層,16,17……電極
Claims (11)
- 【請求項1】 真空紫外線で励起した際に緑色に発光す
る蛍光体を具備する真空紫外線励起蛍光体であって、 前記蛍光体は 一般式:L1-xTbxAl3(BO3)4 (式中、LはYおよびGdから選ばれる少なくとも1種
の元素を示し、xは0.1<x≦0.7を満足する数である)
で実質的に表される組成を有することを特徴とする真空
紫外線励起蛍光体。 - 【請求項2】 真空紫外線で励起した際に緑色に発光す
る蛍光体を具備する真空紫外線励起蛍光体であって、 前記蛍光体は 一般式:L1-x-yTbxCeyAl3(BO3)4 (式中、LはYおよびGdから選ばれる少なくとも1種
の元素を示し、xおよびyは0.1<x≦0.7、0.00001≦
y≦0.01を満足する数である)で実質的に表される組成
を有することを特徴とする真空紫外線励起蛍光体。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の真空紫外
線励起蛍光体において、 前記Tbの含有量を示すxの値は0.2≦x≦0.6の範囲で
あることを特徴とする真空紫外線励起蛍光体。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
記載の真空紫外線励起蛍光体において、 前記L元素の50原子%以上がGdであることを特徴とす
る真空紫外線励起蛍光体。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
記載の真空紫外線励起蛍光体において、 前記蛍光体は菱面体晶系の結晶構造を有することを特徴
とする真空紫外線励起蛍光体。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
記載の真空紫外線励起蛍光体において、 前記蛍光体は、波長200nm以下の真空紫外線を照射した
際に、CIE色度値(x,y)におけるx値が0.28〜0.
34の範囲で、かつy値が0.57〜0.60の範囲の緑色光を発
光することを特徴とする真空紫外線励起蛍光体。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
記載の真空紫外線励起蛍光体において、 希ガス放電ランプ用の緑色発光蛍光体として用いられる
ことを特徴とする真空紫外線励起蛍光体。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
記載の真空紫外線励起蛍光体において、 プラズマディスプレイパネル用の緑色発光蛍光体として
用いられることを特徴とする真空紫外線励起蛍光体。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
記載の緑色発光の真空紫外線励起蛍光体を具備すること
を特徴とする発光装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の発光装置において、 前記緑色発光の真空紫外線励起蛍光体、青色発光蛍光体
および赤色発光蛍光体の混合物を含有する発光層と、前
記発光層に真空紫外線を照射する手段とを具備する希ガ
ス放電ランプであることを特徴とする発光装置。 - 【請求項11】 請求項9記載の発光装置において、 前記緑色発光の真空紫外線励起蛍光体と青色発光蛍光体
と赤色発光蛍光体とを含む発光層と、前記発光層に真空
紫外線を照射する手段とを具備するプラズマディスプレ
イパネルであることを特徴とする発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001054503A JP2001335777A (ja) | 2000-03-23 | 2001-02-28 | 真空紫外線励起蛍光体およびそれを用いた発光装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000082061 | 2000-03-23 | ||
JP2000-82061 | 2000-03-23 | ||
JP2001054503A JP2001335777A (ja) | 2000-03-23 | 2001-02-28 | 真空紫外線励起蛍光体およびそれを用いた発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001335777A true JP2001335777A (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=26588162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001054503A Withdrawn JP2001335777A (ja) | 2000-03-23 | 2001-02-28 | 真空紫外線励起蛍光体およびそれを用いた発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001335777A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003096448A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | 真空紫外線励起発光素子用蛍光体 |
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WO2005001875A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | プラズマディスプレイ装置 |
WO2005001874A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | プラズマディスプレイ装置 |
WO2005001873A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | プラズマディスプレイ装置 |
WO2006052008A1 (ja) * | 2004-11-12 | 2006-05-18 | Sumitomo Chemical Company, Limited | ケイ酸塩蛍光体粉末およびその製造方法 |
US7375459B2 (en) | 2003-11-13 | 2008-05-20 | Nec Corporation | Vacuum ultraviolet excited green phosphor material and light-emitting device using the same |
-
2001
- 2001-02-28 JP JP2001054503A patent/JP2001335777A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7423376B2 (en) | 2003-06-30 | 2008-09-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Plasma display device |
WO2005001875A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | プラズマディスプレイ装置 |
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KR100716387B1 (ko) * | 2003-06-30 | 2007-05-11 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 플라즈마 디스플레이 장치 |
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CN100399489C (zh) * | 2003-06-30 | 2008-07-02 | 松下电器产业株式会社 | 等离子体显示装置 |
US7375459B2 (en) | 2003-11-13 | 2008-05-20 | Nec Corporation | Vacuum ultraviolet excited green phosphor material and light-emitting device using the same |
US7524476B2 (en) | 2003-11-13 | 2009-04-28 | Nec Corporation | Vacuum ultraviolet excited green phosphor material and light-emitting device using the same |
WO2006052008A1 (ja) * | 2004-11-12 | 2006-05-18 | Sumitomo Chemical Company, Limited | ケイ酸塩蛍光体粉末およびその製造方法 |
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