JP2001191014A - シート状物の真空含浸方法 - Google Patents
シート状物の真空含浸方法Info
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- JP2001191014A JP2001191014A JP2000001488A JP2000001488A JP2001191014A JP 2001191014 A JP2001191014 A JP 2001191014A JP 2000001488 A JP2000001488 A JP 2000001488A JP 2000001488 A JP2000001488 A JP 2000001488A JP 2001191014 A JP2001191014 A JP 2001191014A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート状物の連続含浸を行なう際に、蛇行や
シワ等の発生を防止してシート状物を製品シート状物と
して正しく巻取り可能とするシート状物の真空含浸方法
を提供する。 【解決手段】 シート状物を真空槽内に支持した状態で
真空脱気した後、一対のシールローラを介して含浸液中
を通しながら含浸し、外部に導き出し、巻き取る際に、
シールローラの前後に設けた蛇行修正ローラ装置によ
り、シート状物の蛇行を防止し、位置を制御するように
する。
シワ等の発生を防止してシート状物を製品シート状物と
して正しく巻取り可能とするシート状物の真空含浸方法
を提供する。 【解決手段】 シート状物を真空槽内に支持した状態で
真空脱気した後、一対のシールローラを介して含浸液中
を通しながら含浸し、外部に導き出し、巻き取る際に、
シールローラの前後に設けた蛇行修正ローラ装置によ
り、シート状物の蛇行を防止し、位置を制御するように
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム状及びシ
ート状のコンデンサー、リチウムイオン電池に電解液等
を塗布または含浸する際、あるいは有孔性、可浸透性シ
ート状物に、液体、ゲル、コロイド物を含浸させる等に
用いるシート状物の真空含浸方法に関する。
ート状のコンデンサー、リチウムイオン電池に電解液等
を塗布または含浸する際、あるいは有孔性、可浸透性シ
ート状物に、液体、ゲル、コロイド物を含浸させる等に
用いるシート状物の真空含浸方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状物に液体を含浸する場
合、シート状物を真空雰囲気中に滞留させて、そのシー
ト状物の気孔中の空気や水分、溶剤、その他を除去した
後、含浸させる液中に送り込んで、シート状物の気孔に
その液体を浸透、含浸させている。この場合、連続処理
を行なう際には、真空雰囲気と液体のある大気圧状態と
を仕切る必要があり、その真空雰囲気と大気圧状態とを
仕切り、その間にシート状物を送るためにローラシール
を使用し、ローラのニップによって、気密あるいは液体
シールを行なっている。
合、シート状物を真空雰囲気中に滞留させて、そのシー
ト状物の気孔中の空気や水分、溶剤、その他を除去した
後、含浸させる液中に送り込んで、シート状物の気孔に
その液体を浸透、含浸させている。この場合、連続処理
を行なう際には、真空雰囲気と液体のある大気圧状態と
を仕切る必要があり、その真空雰囲気と大気圧状態とを
仕切り、その間にシート状物を送るためにローラシール
を使用し、ローラのニップによって、気密あるいは液体
シールを行なっている。
【0003】このローラはニップしつつ回転し、シート
状物を送ることになるが、このシート状物の送りをガイ
ドするガイドローラがシールローラの前後に設けられ
る。
状物を送ることになるが、このシート状物の送りをガイ
ドするガイドローラがシールローラの前後に設けられ
る。
【0004】そこでシート状物は、平行ローラであるシ
ールローラを通る時に、一般的には蛇行する。
ールローラを通る時に、一般的には蛇行する。
【0005】特に、連続送りを行なう真空含浸装置で
は、シールローラ及びその前後のガイドローラによっ
て、シート状物が送られる際に直進せず蛇行を生じさせ
たり、または液を通過した後のシート状物の表面には液
が付着するため、その液の粘性により、ローラ表面とシ
ート状物との間に液が入り込み、シート状物が浮いた状
態の現象を生じて、シート状物の蛇行やシワ等が生じる
という問題があり、そのため、シート状物を製品シート
状物として巻取る際にも問題が発生するので、その蛇行
の修正及びシワの制御が必要になる。
は、シールローラ及びその前後のガイドローラによっ
て、シート状物が送られる際に直進せず蛇行を生じさせ
たり、または液を通過した後のシート状物の表面には液
が付着するため、その液の粘性により、ローラ表面とシ
ート状物との間に液が入り込み、シート状物が浮いた状
態の現象を生じて、シート状物の蛇行やシワ等が生じる
という問題があり、そのため、シート状物を製品シート
状物として巻取る際にも問題が発生するので、その蛇行
の修正及びシワの制御が必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のごと
くシート状物の連続含浸を行なう際に、蛇行やシワ等の
発生を防止してシート状物をロール状製品シート状物と
して正しく巻取り可能とするシート状物の真空含浸方法
を提供する。
くシート状物の連続含浸を行なう際に、蛇行やシワ等の
発生を防止してシート状物をロール状製品シート状物と
して正しく巻取り可能とするシート状物の真空含浸方法
を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート状物を
真空槽内で真空脱気した後、一対のシールローラを介し
て含浸液中を通しながら含浸し、外部に導き出し、巻き
取る際に、シールローラの前又は後、又は前と後に設け
た蛇行修正ローラにより、シート状物の蛇行を防止し、
位置を制御するようにしたシート状物の真空含浸方法か
らなり、またシート状物を、大気中から真空槽の入口に
設けた一対の入口シールローラを介して真空槽内に導入
し、真空脱気した後、一対の出口シールローラを介して
含浸液中を通しながら含浸し、外部に導き出し、巻き取
る際に、入口シールローラの前と出口シールローラの後
に設けた蛇行修正ローラにより、シート状物の蛇行を防
止し、位置を制御するようにしたシート状物の真空含浸
方法からなる。
真空槽内で真空脱気した後、一対のシールローラを介し
て含浸液中を通しながら含浸し、外部に導き出し、巻き
取る際に、シールローラの前又は後、又は前と後に設け
た蛇行修正ローラにより、シート状物の蛇行を防止し、
位置を制御するようにしたシート状物の真空含浸方法か
らなり、またシート状物を、大気中から真空槽の入口に
設けた一対の入口シールローラを介して真空槽内に導入
し、真空脱気した後、一対の出口シールローラを介して
含浸液中を通しながら含浸し、外部に導き出し、巻き取
る際に、入口シールローラの前と出口シールローラの後
に設けた蛇行修正ローラにより、シート状物の蛇行を防
止し、位置を制御するようにしたシート状物の真空含浸
方法からなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明のシー
ト状物の真空含浸方法を実施する装置の各実施形態につ
いて説明するが、まず図1は、含浸しようとするロール
状に巻かれた有限長さのシート状物を含浸する場合の一
実施形態を示しており、ワークの取り付け、取り外しが
容易な軸1に取り付けられたロール状に巻かれたシート
状物2が基板3に取付けられた真空槽4内に軸1を介し
て取り付けられている。
ト状物の真空含浸方法を実施する装置の各実施形態につ
いて説明するが、まず図1は、含浸しようとするロール
状に巻かれた有限長さのシート状物を含浸する場合の一
実施形態を示しており、ワークの取り付け、取り外しが
容易な軸1に取り付けられたロール状に巻かれたシート
状物2が基板3に取付けられた真空槽4内に軸1を介し
て取り付けられている。
【0009】この場合、図示していないが真空槽4には
ワーク出し入れのための扉が取り付けられており、また
基板3の下部には一対のシールローラ5,5及び軸方向
のシール6,6が一体となってローラケース7に取り付
けられ、このローラケース7は含浸液9を充填した含浸
液槽8に取り付けられている。
ワーク出し入れのための扉が取り付けられており、また
基板3の下部には一対のシールローラ5,5及び軸方向
のシール6,6が一体となってローラケース7に取り付
けられ、このローラケース7は含浸液9を充填した含浸
液槽8に取り付けられている。
【0010】なお、当然のことながら、ローラケース7
の各シールローラ5の両端面は空気洩れのないように、
図示されていない端面シールが施されている。
の各シールローラ5の両端面は空気洩れのないように、
図示されていない端面シールが施されている。
【0011】また、含浸液槽8の端部に取り付けられた
巻取リール10に取り付けられた図示されていないトル
クモータに駆動される巻取軸11が取り付けられてい
る。
巻取リール10に取り付けられた図示されていないトル
クモータに駆動される巻取軸11が取り付けられてい
る。
【0012】上記巻取リール10は、巻取軸11の軸方
向に移動可能になっており、そのためのアクチュエータ
を取り付けてあり、巻取軸11上に巻き取られたロール
状シート状物13はそのエッジを適宜なセンサーで検出
し、その検出値に応じて巻取リール10を上記の軸方向
に移動制御することで、エッジが揃ったロール状シート
状物13が得られる。
向に移動可能になっており、そのためのアクチュエータ
を取り付けてあり、巻取軸11上に巻き取られたロール
状シート状物13はそのエッジを適宜なセンサーで検出
し、その検出値に応じて巻取リール10を上記の軸方向
に移動制御することで、エッジが揃ったロール状シート
状物13が得られる。
【0013】ここで、真空槽4内の軸1に取り付けられ
たシート状物2を蛇行修正ローラ14,15を経て手動
でその端を巻取り軸11にセットし、巻取る準備をして
真空槽4の図示されていない扉を閉め、真空ポンプ12
を始動し、真空槽4内を真空にする。
たシート状物2を蛇行修正ローラ14,15を経て手動
でその端を巻取り軸11にセットし、巻取る準備をして
真空槽4の図示されていない扉を閉め、真空ポンプ12
を始動し、真空槽4内を真空にする。
【0014】次に、各シールローラ5,5及び図示され
ていないトルクモータを駆動して巻取り軸11を共に回
転させると、ロール状に巻かれたシート状物2は、順次
真空槽4内に支持された状態で真空にさらされ、特に小
さなポアーのあるシート状物2は充分脱気及び脱湿が行
なわれた後、各シールローラ5,5を介して大気にふれ
ることなく含浸液9中に入ってゆく。
ていないトルクモータを駆動して巻取り軸11を共に回
転させると、ロール状に巻かれたシート状物2は、順次
真空槽4内に支持された状態で真空にさらされ、特に小
さなポアーのあるシート状物2は充分脱気及び脱湿が行
なわれた後、各シールローラ5,5を介して大気にふれ
ることなく含浸液9中に入ってゆく。
【0015】この場合、含浸液9は大気圧を受けている
から、シート状物2は1気圧の圧力で含浸されることに
なり、運転当初巻取軸11を先に駆動すると、それを駆
動するトルクモータは拘束運転となり、シート状物2に
対して一定の張力を与え支持しながら巻き取り、同時に
外部に導き出される。
から、シート状物2は1気圧の圧力で含浸されることに
なり、運転当初巻取軸11を先に駆動すると、それを駆
動するトルクモータは拘束運転となり、シート状物2に
対して一定の張力を与え支持しながら巻き取り、同時に
外部に導き出される。
【0016】従って、含浸されるシート状物2の抗張力
如何によっては、当然のことながらトルクモータの張力
調整をする必要が生ずる。
如何によっては、当然のことながらトルクモータの張力
調整をする必要が生ずる。
【0017】ここで、蛇行修正ローラ14は、図4、図
5、図6及び図7に示すごとき籠形とし、また蛇行修正
ローラ15は上記籠形ローラの表面に、例えば図4及び
図5のごとき溝24付きとしたものを使用する。
5、図6及び図7に示すごとき籠形とし、また蛇行修正
ローラ15は上記籠形ローラの表面に、例えば図4及び
図5のごとき溝24付きとしたものを使用する。
【0018】また、蛇行修正ローラ14と巻取軸11と
の間には、図2に示すごときピポットローラ20を介設
し、このピポットローラ20はそのローラ両端支持のう
ちの一端をX方向およびY方向に移動させることによ
り、巻き取られるシート状物2の位置の制御を行ないう
るようにしている。
の間には、図2に示すごときピポットローラ20を介設
し、このピポットローラ20はそのローラ両端支持のう
ちの一端をX方向およびY方向に移動させることによ
り、巻き取られるシート状物2の位置の制御を行ないう
るようにしている。
【0019】ここで、薄いフィルム状等のシート状物2
が一対のシールローラ5,5の接触面を通過する際に、
シート状物2の端部とシールローラ5,5との接触面と
の間にできる極く小さな隙間、あるいは各シールローラ
5,5と端面シールの面との間、またはシールローラ
5,5の軸方向の各シール6,6と端面との間等より運
転中に微少ではあるが含浸液9が真空槽4側に洩れ込ん
でくることがある。
が一対のシールローラ5,5の接触面を通過する際に、
シート状物2の端部とシールローラ5,5との接触面と
の間にできる極く小さな隙間、あるいは各シールローラ
5,5と端面シールの面との間、またはシールローラ
5,5の軸方向の各シール6,6と端面との間等より運
転中に微少ではあるが含浸液9が真空槽4側に洩れ込ん
でくることがある。
【0020】その洩れ込んでくる量は微少なため、真空
槽4中に影響を与えることはないが、図1のセンサー1
6がそれを感知することにより、抜き出しポンプ17を
運転し、真空槽4内に面した一対のシールローラ5,5
部に溜まった含浸液9を含浸槽8中へ戻してやればよ
い。
槽4中に影響を与えることはないが、図1のセンサー1
6がそれを感知することにより、抜き出しポンプ17を
運転し、真空槽4内に面した一対のシールローラ5,5
部に溜まった含浸液9を含浸槽8中へ戻してやればよ
い。
【0021】以上のごとき方法において、シート状物2
は真空中にあって巻き出され、蛇行修正ローラ14にお
いて、中央位置に寄せられ、シールローラ5,5におい
てニップされて送られ、大気圧下の含浸液9の中へと導
入され、ここでシート状物2の内部に含浸され、またそ
の表面にも液は付着しつつ、蛇行修正ローラ15を通っ
てピポットローラ20へと送られる。
は真空中にあって巻き出され、蛇行修正ローラ14にお
いて、中央位置に寄せられ、シールローラ5,5におい
てニップされて送られ、大気圧下の含浸液9の中へと導
入され、ここでシート状物2の内部に含浸され、またそ
の表面にも液は付着しつつ、蛇行修正ローラ15を通っ
てピポットローラ20へと送られる。
【0022】この蛇行修正ローラ15ではシート状物2
に含浸液が付着しているが、前記図4、図5、図6及び
図7のごとき籠形構造のローラを使用することにより液
は除かれ、また、蛇行修正ローラ15のローラ面とシー
ト状物2とは直接に接触するので、シート状物2の浮き
上がりが防止され、また、図4、図5及び図7に示すよ
うに、ローラ表面に溝24を設けることでシート状物2
の蛇行を防止でき、かつその位置の制御を適切に行なう
ことができる。
に含浸液が付着しているが、前記図4、図5、図6及び
図7のごとき籠形構造のローラを使用することにより液
は除かれ、また、蛇行修正ローラ15のローラ面とシー
ト状物2とは直接に接触するので、シート状物2の浮き
上がりが防止され、また、図4、図5及び図7に示すよ
うに、ローラ表面に溝24を設けることでシート状物2
の蛇行を防止でき、かつその位置の制御を適切に行なう
ことができる。
【0023】なお、図4の蛇行修正ローラ15はそのロ
ーラ表面に軸方向の溝24を設けた溝付きローラであ
り、図5はスパイラルな溝24をローラ表面に設けた蛇
行修正ローラ15で、そして図6は網等の籠で形成した
中空籠形の蛇行修正ローラ15であり、さらに図7は籠
形ローラの表面に設けた溝24から中心部に連通する通
孔25を設けて、含浸液を中心部から除きやすくしたも
のである。
ーラ表面に軸方向の溝24を設けた溝付きローラであ
り、図5はスパイラルな溝24をローラ表面に設けた蛇
行修正ローラ15で、そして図6は網等の籠で形成した
中空籠形の蛇行修正ローラ15であり、さらに図7は籠
形ローラの表面に設けた溝24から中心部に連通する通
孔25を設けて、含浸液を中心部から除きやすくしたも
のである。
【0024】さらに、上記蛇行修正ローラ15には、図
8のごとき円周に溝24を設けた溝付きローラや、図9
のごときタイコ形のローラ等も有効に使用することがで
きる。
8のごとき円周に溝24を設けた溝付きローラや、図9
のごときタイコ形のローラ等も有効に使用することがで
きる。
【0025】次に、ピポットローラ20としても、上記
図4から図9の各ローラと同様な形状と構造のものも使
用することができるが、このピポットローラ20ではシ
ート状物2の蛇行を防止すると共に、ロール状に巻き取
ったロール状シート状物13のエッジを検出して、巻取
りリール10をその軸芯方向に移動させることによりシ
ート状物2の位置の制御を行なうことができる。
図4から図9の各ローラと同様な形状と構造のものも使
用することができるが、このピポットローラ20ではシ
ート状物2の蛇行を防止すると共に、ロール状に巻き取
ったロール状シート状物13のエッジを検出して、巻取
りリール10をその軸芯方向に移動させることによりシ
ート状物2の位置の制御を行なうことができる。
【0026】即ち、前記のごとくシールローラ5の前後
に蛇行修正ローラ14,15及びピポットローラ20等
からなるローラ装置を適切に配設させることにより、シ
ート状物の蛇行を防止し、位置を制御することができ
る。
に蛇行修正ローラ14,15及びピポットローラ20等
からなるローラ装置を適切に配設させることにより、シ
ート状物の蛇行を防止し、位置を制御することができ
る。
【0027】次に、図3に示すのは他の実施形態の真空
含浸装置を示しており、図1と同じ部品は同じ符号で示
しているが、図2においては、シート状物2を大気中か
ら真空槽4の一端に外部に通じて設けた一対のシールロ
ーラ18,18を介して真空槽4内に導入し、そのシー
ト状物2を真空槽4内で真空ポンプ12で真空脱気し、
それ以降は図1と同様に含浸をして、外部に導き出し巻
取るようにしたものである。
含浸装置を示しており、図1と同じ部品は同じ符号で示
しているが、図2においては、シート状物2を大気中か
ら真空槽4の一端に外部に通じて設けた一対のシールロ
ーラ18,18を介して真空槽4内に導入し、そのシー
ト状物2を真空槽4内で真空ポンプ12で真空脱気し、
それ以降は図1と同様に含浸をして、外部に導き出し巻
取るようにしたものである。
【0028】即ち、大気中のロール状のシート状物2は
外気中の蛇行修正ローラ21,22を通り、ガイドロー
ラ14から一対のシールローラ18,18を介して真空
室4内に導入され、蛇行修正ローラ15で支持された
後、ピポットローラ20を通り、巻き取られるようにな
っている。
外気中の蛇行修正ローラ21,22を通り、ガイドロー
ラ14から一対のシールローラ18,18を介して真空
室4内に導入され、蛇行修正ローラ15で支持された
後、ピポットローラ20を通り、巻き取られるようにな
っている。
【0029】即ち、図3の実施形態の装置においても、
蛇行修正ローラ14,15及びピポットローラ20等か
らなるローラ装置の働きにより、この装置内を送られる
シート状物2の蛇行を防止し、位置を制御して巻取りリ
ール10にエッジを揃えた状態で導き出し、巻き取られ
る。
蛇行修正ローラ14,15及びピポットローラ20等か
らなるローラ装置の働きにより、この装置内を送られる
シート状物2の蛇行を防止し、位置を制御して巻取りリ
ール10にエッジを揃えた状態で導き出し、巻き取られ
る。
【0030】
【発明の効果】以上に説明した本発明のシート状物の真
空含浸方法によれば、完全な連続含浸が可能であり、ま
たその含浸の対象となる被含浸物が多品種、少量の場合
には、前記従来の連続含浸装置に比して簡便にワークを
セットすることができ、かつ脱気含浸効果も従来の連続
含浸方式のそれと異なることなく、製品完成後のチェッ
クも大幅に軽減でき、手間がかからなくなる。
空含浸方法によれば、完全な連続含浸が可能であり、ま
たその含浸の対象となる被含浸物が多品種、少量の場合
には、前記従来の連続含浸装置に比して簡便にワークを
セットすることができ、かつ脱気含浸効果も従来の連続
含浸方式のそれと異なることなく、製品完成後のチェッ
クも大幅に軽減でき、手間がかからなくなる。
【0031】さらに、連続含浸中にシート状物が蛇行し
たり、シワ等が発生することが防止され、かつそのシー
ト状物の位置が確実に制御されるので、ロール状に巻き
取った製品シート状物のエッジが揃った状態となり、そ
の製品品質の向上をはかることができる。
たり、シワ等が発生することが防止され、かつそのシー
ト状物の位置が確実に制御されるので、ロール状に巻き
取った製品シート状物のエッジが揃った状態となり、そ
の製品品質の向上をはかることができる。
【図1】本発明のシート状物の真空含浸装置の一実施形
態における概略配置図である。
態における概略配置図である。
【図2】図1の装置のピポットローラ周辺要部の拡大斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明の真空含浸装置の他の実施形態における
概略配置図である。
概略配置図である。
【図4】図1及び図2における蛇行修正ローラ及びピポ
ットローラに適用可能な軸方向溝付ローラの正面図であ
る。
ットローラに適用可能な軸方向溝付ローラの正面図であ
る。
【図5】図4と同様に適用可能なスパイラル状の溝付ロ
ーラの正面図である。
ーラの正面図である。
【図6】図4と同様に適用可能な中空籠形ローラの正面
図である。
図である。
【図7】図4と同様に適用可能な溝及び通孔付きのロー
ラの正断面図である。
ラの正断面図である。
【図8】図4と同様に適用可能な円周溝付きローラの正
面図である。
面図である。
【図9】図4と同様に適用可能なタイコ形ローラの正面
図である。
図である。
2 シート状物 4 真空槽 5 シールローラ 9 含浸液 14,15 蛇行修正ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AB03 AB12 AB32 AB36 AB55 BB56Y DA04 DB31 DC19 4F040 AA22 AC02 BA50 CC15 CC19 CC20 DA02 DA14 5E082 BC28 FF18 FG06 FH18 MM21 MM23
Claims (2)
- 【請求項1】 シート状物を真空槽内で真空脱気した
後、一対のシールローラを介して含浸液中を通しながら
含浸し、外部に導き出し、巻き取る際に、シールローラ
の前又は後、又は前と後に設けた蛇行修正ローラによ
り、シート状物の蛇行を防止し、位置を制御するように
したシート状物の真空含浸方法。 - 【請求項2】 シート状物を、大気中から真空槽の入口
に設けた一対の入口シールローラを介して真空槽内に導
入し、真空脱気した後、一対の出口シールローラを介し
て含浸液中を通しながら含浸し、外部に導き出し、巻き
取る際に、入口シールローラの前と出口シールローラの
後に設けた蛇行修正ローラにより、シート状物の蛇行を
防止し、位置を制御するようにしたシート状物の真空含
浸方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001488A JP2001191014A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | シート状物の真空含浸方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001488A JP2001191014A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | シート状物の真空含浸方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001191014A true JP2001191014A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18530718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001488A Pending JP2001191014A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | シート状物の真空含浸方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001191014A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101416813B1 (ko) * | 2012-12-31 | 2014-07-15 | 비나텍주식회사 | 전해액 함침장치, 이를 이용한 슈퍼 커패시터 제조시스템 및 제조방법 |
KR20160080472A (ko) * | 2014-12-29 | 2016-07-08 | 주식회사 제타 | 멤브레인 코팅 장치 |
US9987654B2 (en) | 2013-11-07 | 2018-06-05 | Toshio Murata | Impregnation device and impregnation method |
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JP2019104204A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴムシートの製造方法 |
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2000
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