JP2001129954A - 紙容器用積層材料および該積層材料を用いた紙容器 - Google Patents
紙容器用積層材料および該積層材料を用いた紙容器Info
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- JP2001129954A JP2001129954A JP31812899A JP31812899A JP2001129954A JP 2001129954 A JP2001129954 A JP 2001129954A JP 31812899 A JP31812899 A JP 31812899A JP 31812899 A JP31812899 A JP 31812899A JP 2001129954 A JP2001129954 A JP 2001129954A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】成形適性に優れ、高速充填適性を備えた紙容器
用積層材料と該紙容器用積層材料を用いた紙容器を提供
すること。 【解決手段】板紙12を基材とし、最内外層に合成樹脂
層を備え、かつ、板紙と最内層の合成樹脂層11の間に
無機化合物蒸着薄膜層15を形成させたフィルム14を
介在させた紙容器用積層材料10であって、基材12と
無機化合物蒸着薄膜層15を形成させたフィルム14の
間に、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体または、
エチレン・(メタ)アクリル酸・(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体または、エチレン・(メタ)アクリル酸
エステル共重合体または、前記共重合体にエチレン・
(メタ)アクリル酸共重合体を混合した樹脂よりなる接
着性樹脂層13を設けた。
用積層材料と該紙容器用積層材料を用いた紙容器を提供
すること。 【解決手段】板紙12を基材とし、最内外層に合成樹脂
層を備え、かつ、板紙と最内層の合成樹脂層11の間に
無機化合物蒸着薄膜層15を形成させたフィルム14を
介在させた紙容器用積層材料10であって、基材12と
無機化合物蒸着薄膜層15を形成させたフィルム14の
間に、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体または、
エチレン・(メタ)アクリル酸・(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体または、エチレン・(メタ)アクリル酸
エステル共重合体または、前記共重合体にエチレン・
(メタ)アクリル酸共重合体を混合した樹脂よりなる接
着性樹脂層13を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体、特に飲料を
収容する紙容器に使用される容器用積層材料に関するも
のであり、特には、無機化合物蒸着薄膜層を形成させた
ポリエステルフィルムを介在させた紙容器用積層材料と
該積層材料を用いた紙容器に関する。
収容する紙容器に使用される容器用積層材料に関するも
のであり、特には、無機化合物蒸着薄膜層を形成させた
ポリエステルフィルムを介在させた紙容器用積層材料と
該積層材料を用いた紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の紙容器は、清酒、ワイ
ン、果汁飲料などの長期保存を必要とする常温流通タイ
プの液体食品などに多量に使用されており、これらの紙
容器には、一般的に剛性を有し、かつ、ガスバリア性に
優れた、例えば、〔外側〕ポリエチレン樹脂(PE)層
/板紙/ポリエチレン樹脂(PE)層/延伸プラスチッ
クフィルム/酸化ケイ素蒸着薄膜層/ポリエチレン樹脂
(PE)層〔内側〕からなる積層材料が使用されてい
た。ここで、延伸プラスチックフィルムとは、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム(PET)、延伸ポリプロ
ピレンフィルム(OPP)、延伸ナイロンフィルム(O
Ny)等を称している。
ン、果汁飲料などの長期保存を必要とする常温流通タイ
プの液体食品などに多量に使用されており、これらの紙
容器には、一般的に剛性を有し、かつ、ガスバリア性に
優れた、例えば、〔外側〕ポリエチレン樹脂(PE)層
/板紙/ポリエチレン樹脂(PE)層/延伸プラスチッ
クフィルム/酸化ケイ素蒸着薄膜層/ポリエチレン樹脂
(PE)層〔内側〕からなる積層材料が使用されてい
た。ここで、延伸プラスチックフィルムとは、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム(PET)、延伸ポリプロ
ピレンフィルム(OPP)、延伸ナイロンフィルム(O
Ny)等を称している。
【0003】また、使用形状も、頂部が切り妻屋根型を
した角筒状容器(図3)、胴部材、底部材、蓋部材から
なる円筒状容器(図4)、テーパーを有するカップ状容
器(図5)、あるいは頂部がフラットなレンガ状容器等
様々である。
した角筒状容器(図3)、胴部材、底部材、蓋部材から
なる円筒状容器(図4)、テーパーを有するカップ状容
器(図5)、あるいは頂部がフラットなレンガ状容器等
様々である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記積層材料
においては、板紙と例えばPETとを直接接着させる樹
脂がこれまで存在していなかったため、先ずPETとP
Eフィルムをポリエステル樹脂系の二液反応型の接着剤
を介してドライラミネートして複合フィルムを作製し、
ついで、この複合フィルムのPE面と板紙とをポリエチ
レン樹脂を介して溶融押し出しラミネートする方法で接
着していた。このため、板紙とPETの間のPE層の厚
みは最低でも60μm程度を必要とし、その後の容器へ
の成形充填工程において下記するような問題が生じてい
た。
においては、板紙と例えばPETとを直接接着させる樹
脂がこれまで存在していなかったため、先ずPETとP
Eフィルムをポリエステル樹脂系の二液反応型の接着剤
を介してドライラミネートして複合フィルムを作製し、
ついで、この複合フィルムのPE面と板紙とをポリエチ
レン樹脂を介して溶融押し出しラミネートする方法で接
着していた。このため、板紙とPETの間のPE層の厚
みは最低でも60μm程度を必要とし、その後の容器へ
の成形充填工程において下記するような問題が生じてい
た。
【0005】すなわち、例えば、頂部が切り妻屋根型を
した角筒状容器を一般的に公知の成形充填機を用いて成
形充填しようとすると、スリーブを罫線に沿って折り曲
げた際、鋭角に折り曲がらずに丸みを帯びて折り曲がっ
たり、頂部を切り妻屋根型に折り込む際、PEの反発力
で本来図6(a)に示すように成形されるべきものが、
図6(b)に示すような折り込みパネル31が折り込ま
れず、逆に飛び出してシール成形されるようなこともあ
る。また、折り曲げられた両側の折り込みパネル31の
先端が屋根パネル32で挟み込んでトップシールした際
にPEで埋まらず、その箇所33から液モレが発生する
場合もあった(図7参照)。
した角筒状容器を一般的に公知の成形充填機を用いて成
形充填しようとすると、スリーブを罫線に沿って折り曲
げた際、鋭角に折り曲がらずに丸みを帯びて折り曲がっ
たり、頂部を切り妻屋根型に折り込む際、PEの反発力
で本来図6(a)に示すように成形されるべきものが、
図6(b)に示すような折り込みパネル31が折り込ま
れず、逆に飛び出してシール成形されるようなこともあ
る。また、折り曲げられた両側の折り込みパネル31の
先端が屋根パネル32で挟み込んでトップシールした際
にPEで埋まらず、その箇所33から液モレが発生する
場合もあった(図7参照)。
【0006】また、トップシール時には、容器の内外か
らホットエアーをあてて、PEを溶解させてシールする
が、この時、容器に熱が吸収されるため、PEの厚みが
厚いと充填成形速度が上がらず、特に高速充填成形機に
おいてはトラブル発生の原因になっていた。
らホットエアーをあてて、PEを溶解させてシールする
が、この時、容器に熱が吸収されるため、PEの厚みが
厚いと充填成形速度が上がらず、特に高速充填成形機に
おいてはトラブル発生の原因になっていた。
【0007】本発明は、板紙を基材とし、最内外層に合
成樹脂層を備え、かつ、板紙と最内層の合成樹脂層の間
に無機化合物蒸着薄膜層を形成させた延伸プラスチック
フィルムを介在させた紙容器用積層材料を使用した容器
に関する以上のような問題点を解決するためになされた
もので、成形適性に優れ、高速充填適性を備えた紙容器
用積層材料と該紙容器用積層材料を用いた紙容器を提供
することを目的とする。
成樹脂層を備え、かつ、板紙と最内層の合成樹脂層の間
に無機化合物蒸着薄膜層を形成させた延伸プラスチック
フィルムを介在させた紙容器用積層材料を使用した容器
に関する以上のような問題点を解決するためになされた
もので、成形適性に優れ、高速充填適性を備えた紙容器
用積層材料と該紙容器用積層材料を用いた紙容器を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
板紙を基材とし、最内外層に合成樹脂層を備え、かつ、
板紙と最内層の合成樹脂層の間に無機化合物蒸着薄膜層
を形成させたフィルムを介在させた紙容器用積層材料で
あって、前記基材と無機化合物蒸着薄膜層を形成させた
フィルムの間に、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合
体または、エチレン・(メタ)アクリル酸・(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体または、エチレン・(メタ)
アクリル酸エステル共重合体または、前記共重合体にエ
チレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混合した樹脂よ
りなる接着性樹脂層を設けたことを特徴とする紙容器用
積層材料である。
板紙を基材とし、最内外層に合成樹脂層を備え、かつ、
板紙と最内層の合成樹脂層の間に無機化合物蒸着薄膜層
を形成させたフィルムを介在させた紙容器用積層材料で
あって、前記基材と無機化合物蒸着薄膜層を形成させた
フィルムの間に、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合
体または、エチレン・(メタ)アクリル酸・(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体または、エチレン・(メタ)
アクリル酸エステル共重合体または、前記共重合体にエ
チレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混合した樹脂よ
りなる接着性樹脂層を設けたことを特徴とする紙容器用
積層材料である。
【0009】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記接着樹脂層として密度が0.850〜0.91
0g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を用いた
ことを特徴とする紙容器用積層材料である。
て、前記接着樹脂層として密度が0.850〜0.91
0g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を用いた
ことを特徴とする紙容器用積層材料である。
【0010】また、第3の発明は、第1の発明におい
て、前記接着樹脂層としてエチレン・(メタ)アクリル
酸共重合体または、エチレン・(メタ)アクリル酸・
(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、エチレン
・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、前記共
重合体にエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混合
した樹脂または、ポリエチレンまたは、直鎖状低密度ポ
リエチレン(L−LDPE)または、低結晶性エチレン
・α−オレフィン共重合体にエポキシ化大豆油を添加し
た樹脂を用いたことを特徴とする紙容器用積層材料であ
る。
て、前記接着樹脂層としてエチレン・(メタ)アクリル
酸共重合体または、エチレン・(メタ)アクリル酸・
(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、エチレン
・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、前記共
重合体にエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混合
した樹脂または、ポリエチレンまたは、直鎖状低密度ポ
リエチレン(L−LDPE)または、低結晶性エチレン
・α−オレフィン共重合体にエポキシ化大豆油を添加し
た樹脂を用いたことを特徴とする紙容器用積層材料であ
る。
【0011】また、第4の発明は、第1、第2、または
第3の発明の紙容器用積層材料を折り曲げて製箱してな
る紙容器である。
第3の発明の紙容器用積層材料を折り曲げて製箱してな
る紙容器である。
【0012】上記のように本発明によれば、基材と無機
化合物蒸着薄膜層を形成させたPETなどの延伸プラス
チックフィルムの間に、接着樹脂層としてエチレン・
(メタ)アクリル酸共重合体または、エチレン・(メ
タ)アクリル酸・(メタ)アクリル酸エステル共重合体
または、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合
体または、前記共重合体にエチレン・(メタ)アクリル
酸共重合体を混合した樹脂、あるいは、密度が0.85
0〜0.910g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン
樹脂、あるいは、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合
体または、エチレン・(メタ)アクリル酸・(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体または、エチレン・(メタ)
アクリル酸エステル共重合体または、前記共重合体にエ
チレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混合した樹脂ま
たは、ポリエチレンまたは、直鎖状低密度ポリエチレン
または、低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体に
エポキシ化大豆油を添加した樹脂、を設けたので、基材
と無機化合物蒸着薄膜層を形成させた延伸プラスチック
フィルムが上記接着樹脂を介して接着が可能となり、積
層材料の総厚を薄くすることができ、延いては容器への
成形性が向上するし、充填適性も向上する。
化合物蒸着薄膜層を形成させたPETなどの延伸プラス
チックフィルムの間に、接着樹脂層としてエチレン・
(メタ)アクリル酸共重合体または、エチレン・(メ
タ)アクリル酸・(メタ)アクリル酸エステル共重合体
または、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合
体または、前記共重合体にエチレン・(メタ)アクリル
酸共重合体を混合した樹脂、あるいは、密度が0.85
0〜0.910g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン
樹脂、あるいは、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合
体または、エチレン・(メタ)アクリル酸・(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体または、エチレン・(メタ)
アクリル酸エステル共重合体または、前記共重合体にエ
チレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混合した樹脂ま
たは、ポリエチレンまたは、直鎖状低密度ポリエチレン
または、低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体に
エポキシ化大豆油を添加した樹脂、を設けたので、基材
と無機化合物蒸着薄膜層を形成させた延伸プラスチック
フィルムが上記接着樹脂を介して接着が可能となり、積
層材料の総厚を薄くすることができ、延いては容器への
成形性が向上するし、充填適性も向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。本発明の紙容器用積層材料においては、板紙
と延伸プラスチックフィルムの間に接着樹脂層が設けら
れていて、図1に示すように、紙容器用積層材料10の
積層構成は、容器外方となる面から、合成樹脂層11/
板紙12/接着樹脂層13/延伸プラスチックフィルム
14/酸化ケイ素蒸着薄膜層15/合成樹脂層16とし
ている。
説明する。本発明の紙容器用積層材料においては、板紙
と延伸プラスチックフィルムの間に接着樹脂層が設けら
れていて、図1に示すように、紙容器用積層材料10の
積層構成は、容器外方となる面から、合成樹脂層11/
板紙12/接着樹脂層13/延伸プラスチックフィルム
14/酸化ケイ素蒸着薄膜層15/合成樹脂層16とし
ている。
【0014】合成樹脂層11を構成する合成樹脂として
は、PEのほかにポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂などが例示できる。
は、PEのほかにポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂などが例示できる。
【0015】接着樹脂層13としては、上述のエチレン
・(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)ア
クリル酸・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチ
レン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、前記共重
合体にエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混合し
た樹脂、密度が0.850〜0.910g/cm3 の直
鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン・(メタ)アク
リル酸共重合体または、エチレン・(メタ)アクリル酸
・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、エチレ
ン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、前記
共重合体にエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混
合した樹脂または、ポリエチレンまたは、直鎖状低密度
ポリエチレンまたは、低結晶性エチレン・α−オレフィ
ン共重合体にエポキシ化大豆油を添加した樹脂等が好ま
しく使用できる。
・(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)ア
クリル酸・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチ
レン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、前記共重
合体にエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混合し
た樹脂、密度が0.850〜0.910g/cm3 の直
鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン・(メタ)アク
リル酸共重合体または、エチレン・(メタ)アクリル酸
・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、エチレ
ン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、前記
共重合体にエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混
合した樹脂または、ポリエチレンまたは、直鎖状低密度
ポリエチレンまたは、低結晶性エチレン・α−オレフィ
ン共重合体にエポキシ化大豆油を添加した樹脂等が好ま
しく使用できる。
【0016】なお、(メタ)アクリル酸はアクリル酸ま
たはメタクリル酸を、(メタ)アクリル酸エステルはア
クリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを意味す
る。(メタ)アクリル酸エステルとしては、メチル、エ
チル、n−ブチル、イソブチル、2−エチルヘキシル、
イソオクチルなどのエステルを挙げることができる。
たはメタクリル酸を、(メタ)アクリル酸エステルはア
クリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを意味す
る。(メタ)アクリル酸エステルとしては、メチル、エ
チル、n−ブチル、イソブチル、2−エチルヘキシル、
イソオクチルなどのエステルを挙げることができる。
【0017】また、延伸プラスチックフィルム14とし
ては、PET、OPP、ONy等を挙げることができ
る。
ては、PET、OPP、ONy等を挙げることができ
る。
【0018】上記層構成の積層材料は、接着樹脂層13
を板紙12と延伸プラスチックフィルム14の間に押し
出す押出しラミネート法及びドライラミネート法により
作製することができる。また、PET等の延伸プラスチ
ックフィルム14にはあらかじめコロナ放電処理、オゾ
ン処理、あるいはコロナ放電処理をした上にさらにオゾ
ン処理を施しておくと、接着樹脂層13とPET14と
の間の接着強度が向上する。
を板紙12と延伸プラスチックフィルム14の間に押し
出す押出しラミネート法及びドライラミネート法により
作製することができる。また、PET等の延伸プラスチ
ックフィルム14にはあらかじめコロナ放電処理、オゾ
ン処理、あるいはコロナ放電処理をした上にさらにオゾ
ン処理を施しておくと、接着樹脂層13とPET14と
の間の接着強度が向上する。
【0019】この積層材料を所定の形状に打ち抜きブラ
ンクとし、このブランクをサイドシールして筒状のスリ
ーブを作製する。このスリーブをホットエアー方式の熱
源を採用している充填成形機に装填し、スリーブの底部
閉鎖、内容物の充填、スリーブの上部閉鎖を行うと、例
えば、図3に示す頂部が切り妻屋根型をした角筒状紙容
器1が作製できる。
ンクとし、このブランクをサイドシールして筒状のスリ
ーブを作製する。このスリーブをホットエアー方式の熱
源を採用している充填成形機に装填し、スリーブの底部
閉鎖、内容物の充填、スリーブの上部閉鎖を行うと、例
えば、図3に示す頂部が切り妻屋根型をした角筒状紙容
器1が作製できる。
【0020】また、同構成の積層材料から所定寸法に打
ち抜いた胴部材用ブランクと、所定寸法にスリットした
底部材用および蓋部材用のウェブを作製し、これらを充
填成形機に装填し、胴部の成形、胴部下縁部への底部材
の熱溶着による取り付け(底部成形)、内容液の充填、
胴部上縁部への蓋部材の熱溶着による取り付け(蓋部成
形)を行うと、例えば、図4に示す円筒状の紙容器2が
作製できる。
ち抜いた胴部材用ブランクと、所定寸法にスリットした
底部材用および蓋部材用のウェブを作製し、これらを充
填成形機に装填し、胴部の成形、胴部下縁部への底部材
の熱溶着による取り付け(底部成形)、内容液の充填、
胴部上縁部への蓋部材の熱溶着による取り付け(蓋部成
形)を行うと、例えば、図4に示す円筒状の紙容器2が
作製できる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例をさらに具体的に説明
する。 〈実施例1〉本発明の上記の積層材料の層構成、層厚等
を下記のように設定して実施例1の積層材料を作製し
た。
する。 〈実施例1〉本発明の上記の積層材料の層構成、層厚等
を下記のように設定して実施例1の積層材料を作製し
た。
【0022】先ず、合成樹脂11として密度0.923
の低密度ポリエチレン樹脂を、板紙12として坪量39
5g/m2 の板紙を、接着樹脂13としてエチレン・メ
タクリル酸・アクリル酸エステル共重合体であるTL9
9122−3(三井デュポンケミカル(株)製、密度;
0.940g/cm3 、MFR;20))を、PE16
として密度0.923の低密度ポリエチレン樹脂をそれ
ぞれ準備した。
の低密度ポリエチレン樹脂を、板紙12として坪量39
5g/m2 の板紙を、接着樹脂13としてエチレン・メ
タクリル酸・アクリル酸エステル共重合体であるTL9
9122−3(三井デュポンケミカル(株)製、密度;
0.940g/cm3 、MFR;20))を、PE16
として密度0.923の低密度ポリエチレン樹脂をそれ
ぞれ準備した。
【0023】また、延伸プラスチックフィルム14と酸
化ケイ素蒸着薄膜15として、あらかじめ片方の面に真
空蒸着法により厚さ400Åの酸化ケイ素蒸着薄膜層1
5を形成させた12μm厚のPETを準備した。なお、
PETの酸化ケイ素蒸着薄膜を形成しない方の面には、
あらかじめコロナ放電処理を施しておいた。
化ケイ素蒸着薄膜15として、あらかじめ片方の面に真
空蒸着法により厚さ400Åの酸化ケイ素蒸着薄膜層1
5を形成させた12μm厚のPETを準備した。なお、
PETの酸化ケイ素蒸着薄膜を形成しない方の面には、
あらかじめコロナ放電処理を施しておいた。
【0024】つぎに、酸化ケイ素蒸着薄膜層15を形成
させたPET14の蒸着薄膜層側に、二液反応型のポリ
エステル樹脂系接着剤を塗布する一方、密度0.923
g/cm3 の低密度ポリエチレン樹脂をTダイ押出し機
でフィルム成形(60μm厚)16しながら上記PET
14に圧着し貼り合わせ(ニーラム法)、PET(12
μm厚)14/酸化ケイ素蒸着薄膜層15/低密度ポリ
エチレン樹脂層(60μm厚)16からなる複合フィル
ムを作製した。
させたPET14の蒸着薄膜層側に、二液反応型のポリ
エステル樹脂系接着剤を塗布する一方、密度0.923
g/cm3 の低密度ポリエチレン樹脂をTダイ押出し機
でフィルム成形(60μm厚)16しながら上記PET
14に圧着し貼り合わせ(ニーラム法)、PET(12
μm厚)14/酸化ケイ素蒸着薄膜層15/低密度ポリ
エチレン樹脂層(60μm厚)16からなる複合フィル
ムを作製した。
【0025】ついで、この複合フィルムのPET面と板
紙12との間に溶融押出し法によりTL99122−3
による20μm厚の接着樹脂層13を形成させ、最後
に、板紙12の複合フィルムが貼り合わされていない方
の面に溶融押出し法により密度0.923g/cm3 の
低密度ポリエチレン樹脂による20μm厚のPE層11
を形成させ、容器外方側となる面から、低密度ポリエチ
レン樹脂層(20μm厚)11/板紙(395g/
m2 )12/接着樹脂TL99122−3(20μm
厚)13/PET(12μm厚)14/酸化ケイ素蒸着
薄膜層(厚さ400Å)15/低密度ポリエチレン樹脂
層(60μm厚)16からなる積層材料10を作製した
(図1参照)。
紙12との間に溶融押出し法によりTL99122−3
による20μm厚の接着樹脂層13を形成させ、最後
に、板紙12の複合フィルムが貼り合わされていない方
の面に溶融押出し法により密度0.923g/cm3 の
低密度ポリエチレン樹脂による20μm厚のPE層11
を形成させ、容器外方側となる面から、低密度ポリエチ
レン樹脂層(20μm厚)11/板紙(395g/
m2 )12/接着樹脂TL99122−3(20μm
厚)13/PET(12μm厚)14/酸化ケイ素蒸着
薄膜層(厚さ400Å)15/低密度ポリエチレン樹脂
層(60μm厚)16からなる積層材料10を作製した
(図1参照)。
【0026】〈実施例2〉酸化ケイ素蒸着薄膜層15を
形成させたPET14のPET面に低密度ポリエチレン
樹脂層(60μm厚)16を、酸化ケイ素蒸着薄膜層1
5面にアクリル酸エステル型接着樹脂TL99122−
3(20μm厚)13を、それぞれ形成させた以外は実
施例1と同じ材料、方法で、容器外方側となる面から、
低密度ポリエチレン樹脂層(20μm厚)11/板紙
(395g/m2 )12/接着樹脂TL99122−3
(20μm厚)13/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ40
0Å)15/PET(12μm厚)14/低密度ポリエ
チレン樹脂層(60μm厚)16からなる積層材料10
aを作製した(図2参照)。
形成させたPET14のPET面に低密度ポリエチレン
樹脂層(60μm厚)16を、酸化ケイ素蒸着薄膜層1
5面にアクリル酸エステル型接着樹脂TL99122−
3(20μm厚)13を、それぞれ形成させた以外は実
施例1と同じ材料、方法で、容器外方側となる面から、
低密度ポリエチレン樹脂層(20μm厚)11/板紙
(395g/m2 )12/接着樹脂TL99122−3
(20μm厚)13/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ40
0Å)15/PET(12μm厚)14/低密度ポリエ
チレン樹脂層(60μm厚)16からなる積層材料10
aを作製した(図2参照)。
【0027】〈実施例3〉接着樹脂層としてアクリル酸
エステル型接着樹脂層の代わりに、シングルサイト触媒
を用いて生成されたL−LDPE樹脂、KC650(日
本ポリケム(株)製、密度;0.885g/cm3 、M
FR;13)を用いた層厚20μmの樹脂層を使用した
以外は実施例1と同様の方法により、容器外方側となる
面から、低密度ポリエチレン樹脂層(20μm厚)11
/板紙(395g/m2 )12/L−LDPE樹脂 K
C650(20μm厚)13/PET(12μm厚)1
4/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ400Å)15/低密
度ポリエチレン樹脂層(60μm厚)16からなる積層
材料10bを作製した(図1参照)。なお、PETの酸
化ケイ素蒸着薄膜を形成しない方の面には、あらかじめ
コロナ放電処理を施しておいた。
エステル型接着樹脂層の代わりに、シングルサイト触媒
を用いて生成されたL−LDPE樹脂、KC650(日
本ポリケム(株)製、密度;0.885g/cm3 、M
FR;13)を用いた層厚20μmの樹脂層を使用した
以外は実施例1と同様の方法により、容器外方側となる
面から、低密度ポリエチレン樹脂層(20μm厚)11
/板紙(395g/m2 )12/L−LDPE樹脂 K
C650(20μm厚)13/PET(12μm厚)1
4/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ400Å)15/低密
度ポリエチレン樹脂層(60μm厚)16からなる積層
材料10bを作製した(図1参照)。なお、PETの酸
化ケイ素蒸着薄膜を形成しない方の面には、あらかじめ
コロナ放電処理を施しておいた。
【0028】〈実施例3〉接着樹脂層として、エポキシ
化大豆油が添加された低密度ポリエチレン樹脂、JH7
07D(日本ポリオレフィン(株)製、密度;0.91
8g/cm3 、MFR;12)を用いた層厚20μmの
樹脂層を使用した以外は実施例1と同様の方法により、
容器外方側となる面から、低密度ポリエチレン樹脂層
(20μm厚)11/板紙(395g/m2 )12/エ
ポキシ化大豆油が添加された低密度ポリエチレン樹脂
JH707D(20μm厚)13/PET(12μm
厚)14/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ400Å)15
/低密度ポリエチレン樹脂層(60μm厚)16からな
る積層材料10cを作製した(図1参照)。なお、PE
Tの酸化ケイ素蒸着薄膜を形成しない方の面には、あら
かじめコロナ放電処理を施しておいた。
化大豆油が添加された低密度ポリエチレン樹脂、JH7
07D(日本ポリオレフィン(株)製、密度;0.91
8g/cm3 、MFR;12)を用いた層厚20μmの
樹脂層を使用した以外は実施例1と同様の方法により、
容器外方側となる面から、低密度ポリエチレン樹脂層
(20μm厚)11/板紙(395g/m2 )12/エ
ポキシ化大豆油が添加された低密度ポリエチレン樹脂
JH707D(20μm厚)13/PET(12μm
厚)14/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ400Å)15
/低密度ポリエチレン樹脂層(60μm厚)16からな
る積層材料10cを作製した(図1参照)。なお、PE
Tの酸化ケイ素蒸着薄膜を形成しない方の面には、あら
かじめコロナ放電処理を施しておいた。
【0029】〈実施例4〉接着樹脂としてエチレン・ア
クリル酸共重合体であるAN4225C(三井デュポン
ケミカル(株)製、密度;0.930g/cm3 、MF
R;8)を使用し、接着樹脂層のPETと接着する面に
オゾン処理を行った以外は、実施例1と同じ材料、方法
により、容器外方側となる面から、低密度ポリエチレン
樹脂層(20μm厚)11/板紙(395g/m2 )1
2/接着樹脂AN4225C(20μm厚)13/PE
T(12μm厚)14/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ4
00Å)15/低密度ポリエチレン樹脂層(60μm
厚)16からなる積層材料10dを作製した(図1参
照)。
クリル酸共重合体であるAN4225C(三井デュポン
ケミカル(株)製、密度;0.930g/cm3 、MF
R;8)を使用し、接着樹脂層のPETと接着する面に
オゾン処理を行った以外は、実施例1と同じ材料、方法
により、容器外方側となる面から、低密度ポリエチレン
樹脂層(20μm厚)11/板紙(395g/m2 )1
2/接着樹脂AN4225C(20μm厚)13/PE
T(12μm厚)14/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ4
00Å)15/低密度ポリエチレン樹脂層(60μm
厚)16からなる積層材料10dを作製した(図1参
照)。
【0030】〈実施例5〉接着樹脂としてエチレン・メ
タクリル酸共重合体であるN0908C(三井デュポン
ケミカル(株)製、密度;0.930g/cm3 、MF
R;8)を使用し、接着樹脂層のPETと接着する面に
オゾン処理を行った以外は、実施例1と同じ材料、方法
により、容器外方側となる面から、低密度ポリエチレン
樹脂層(20μm厚)11/板紙(395g/m2 )1
2/接着樹脂N0908C(20μm厚)13/PET
(12μm厚)14/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ40
0Å)15/低密度ポリエチレン樹脂層(60μm厚)
16からなる積層材料10eを作製した(図1参照)。
タクリル酸共重合体であるN0908C(三井デュポン
ケミカル(株)製、密度;0.930g/cm3 、MF
R;8)を使用し、接着樹脂層のPETと接着する面に
オゾン処理を行った以外は、実施例1と同じ材料、方法
により、容器外方側となる面から、低密度ポリエチレン
樹脂層(20μm厚)11/板紙(395g/m2 )1
2/接着樹脂N0908C(20μm厚)13/PET
(12μm厚)14/酸化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ40
0Å)15/低密度ポリエチレン樹脂層(60μm厚)
16からなる積層材料10eを作製した(図1参照)。
【0031】〈比較例1〉従来例として、容器外方側と
なる面から、低密度ポリエチレン樹脂層(20μm厚)
11/板紙(395g/m2 )12/低密度ポリエチレ
ン樹脂(20μm厚)17/低密度ポリエチレンフィル
ム(35μm厚)18/PET(12μm厚)14/酸
化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ400Å)15/低密度ポリ
エチレン樹脂層(60μm厚)16からなる積層材料1
0fを作製し、比較例1の積層材料とした(図8参
照)。なお、PETの酸化ケイ素蒸着薄膜を形成しない
方の面には、あらかじめコロナ放電処理を施しておい
た。
なる面から、低密度ポリエチレン樹脂層(20μm厚)
11/板紙(395g/m2 )12/低密度ポリエチレ
ン樹脂(20μm厚)17/低密度ポリエチレンフィル
ム(35μm厚)18/PET(12μm厚)14/酸
化ケイ素蒸着薄膜層(厚さ400Å)15/低密度ポリ
エチレン樹脂層(60μm厚)16からなる積層材料1
0fを作製し、比較例1の積層材料とした(図8参
照)。なお、PETの酸化ケイ素蒸着薄膜を形成しない
方の面には、あらかじめコロナ放電処理を施しておい
た。
【0032】以上のようにして作製した実施例6種類、
比較例1種類、合計7種類の積層材料の接着性樹脂層と
PETフィルム間(実施例1〜6)、低密度ポリエチレ
ンフィルムとPETフィルム間(比較例1)の1か月経
過後の接着強度を下記する方法によって測定した。その
結果を表1に示す。 接着強度測定方法 ‥ 引っ張り速度;30cm/mi
n.、測定器;東洋精機株式会社製「テンシロン」、測
定単位;g/15mm幅
比較例1種類、合計7種類の積層材料の接着性樹脂層と
PETフィルム間(実施例1〜6)、低密度ポリエチレ
ンフィルムとPETフィルム間(比較例1)の1か月経
過後の接着強度を下記する方法によって測定した。その
結果を表1に示す。 接着強度測定方法 ‥ 引っ張り速度;30cm/mi
n.、測定器;東洋精機株式会社製「テンシロン」、測
定単位;g/15mm幅
【0033】また、上記4種類の積層材料を所定の形状
に打ち抜きブランクとし、これらのブランクをサイドシ
ールして筒状のスリーブにし、このスリーブをホットエ
アーの熱源を採用している3000パック/Hの充填成
形能力を有する充填成形機に装填して、スリーブの底部
閉鎖、内容物(水)の充填、上部閉鎖を行い紙容器を作
製して、成形適性、上部閉鎖のトップシール部の樹脂埋
まり、高速充填性を下記する方法によって測定、観察し
た。その結果を表1に示す。 成形適性 ‥ 1時間連続運転して成形不良発生率を
算出 トップシール部の樹脂埋まり‥成形適性チェック時に、
ランダムに良品100個を抽出し、上部閉鎖の樹脂埋ま
りを目視観察 高速充填性 ‥ 3000パック/Hでの連続運転適性
を観察
に打ち抜きブランクとし、これらのブランクをサイドシ
ールして筒状のスリーブにし、このスリーブをホットエ
アーの熱源を採用している3000パック/Hの充填成
形能力を有する充填成形機に装填して、スリーブの底部
閉鎖、内容物(水)の充填、上部閉鎖を行い紙容器を作
製して、成形適性、上部閉鎖のトップシール部の樹脂埋
まり、高速充填性を下記する方法によって測定、観察し
た。その結果を表1に示す。 成形適性 ‥ 1時間連続運転して成形不良発生率を
算出 トップシール部の樹脂埋まり‥成形適性チェック時に、
ランダムに良品100個を抽出し、上部閉鎖の樹脂埋ま
りを目視観察 高速充填性 ‥ 3000パック/Hでの連続運転適性
を観察
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】上記のように本発明の紙容器用積層材料
を使用することにより、板紙と最内層の合成樹脂層の間
に無機化合物蒸着薄膜層を形成させたポリエステルフィ
ルムを介在させた紙容器に関しても、成形適性に優れ、
高速充填適性を備えた紙容器にすることができる。
を使用することにより、板紙と最内層の合成樹脂層の間
に無機化合物蒸着薄膜層を形成させたポリエステルフィ
ルムを介在させた紙容器に関しても、成形適性に優れ、
高速充填適性を備えた紙容器にすることができる。
【図1】本発明の紙容器用積層材料の積層構成の一実施
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図2】本発明の紙容器用積層材料の積層構成の別の実
施例を示す説明図である。
施例を示す説明図である。
【図3】同紙容器用積層材料を用いて組み立てた紙容器
の実施例を示す斜視図である。
の実施例を示す斜視図である。
【図4】同紙容器用積層材料を用いて組み立てた紙容器
の別の実施例を示す斜視図である。
の別の実施例を示す斜視図である。
【図5】同紙容器用積層材料を用いて組み立てた紙容器
のさらに別の実施例を示す斜視図である。
のさらに別の実施例を示す斜視図である。
【図6】図1に示した角筒状紙容器の、(a)は上部閉
鎖途上の状況を示す斜視説明図(良品)であり、(b)
は上部閉鎖途上の状況を示す斜視説明図(不良品)であ
る。
鎖途上の状況を示す斜視説明図(良品)であり、(b)
は上部閉鎖途上の状況を示す斜視説明図(不良品)であ
る。
【図7】図3のA−A’線断面説明図である。
【図8】従来の紙容器用積層材料の積層構成例を示す説
明図である。
明図である。
1‥‥角筒状紙容器 2‥‥円筒状紙容器 3‥‥テーパーを有するカップ状容器 10、10a、10b、10c、10d、10e、10
f‥‥紙容器用積層材料 11‥‥合成樹脂層、低密度ポリエチレン樹脂層 12‥‥基材、板紙 13‥‥接着樹脂層 14‥‥延伸プラスチックフィルム、PET 15‥‥酸化ケイ素蒸着薄膜 16‥‥合成樹脂層、低密度ポリエチレン樹脂層 17‥‥低密度ポリエチレン樹脂 18‥‥低密度ポリエチレンフィルム 31‥‥折り込みパネル 32‥‥屋根パネル 33‥‥両方の折り込みパネルの近接した箇所
f‥‥紙容器用積層材料 11‥‥合成樹脂層、低密度ポリエチレン樹脂層 12‥‥基材、板紙 13‥‥接着樹脂層 14‥‥延伸プラスチックフィルム、PET 15‥‥酸化ケイ素蒸着薄膜 16‥‥合成樹脂層、低密度ポリエチレン樹脂層 17‥‥低密度ポリエチレン樹脂 18‥‥低密度ポリエチレンフィルム 31‥‥折り込みパネル 32‥‥屋根パネル 33‥‥両方の折り込みパネルの近接した箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 5/40 B65D 5/40 A 5/56 5/56 A Fターム(参考) 3E060 AA05 AB04 BC01 DA21 EA03 4F100 AA00B AA20 AK01A AK01D AK04G AK04J AK06 AK25G AK25J AK42 AK63G AK71G AK71K AR00B BA04 BA07 BA10A BA10D BA13 CB00 CB03 DG10C EH23 EH66B GB16 JA13G JL01 YY00G
Claims (4)
- 【請求項1】板紙を基材とし、最内外層に合成樹脂層を
備え、かつ、板紙と最内層の合成樹脂層の間に無機化合
物蒸着薄膜層を形成させたフィルムを介在させた紙容器
用積層材料であって、前記基材と無機化合物蒸着薄膜層
を形成させたフィルムの間に、エチレン・(メタ)アク
リル酸共重合体または、エチレン・(メタ)アクリル酸
・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、エチレ
ン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、前記
共重合体にエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体を混
合した樹脂よりなる接着性樹脂層を設けたことを特徴と
する紙容器用積層材料。 - 【請求項2】前記接着樹脂層として密度が0.850〜
0.910g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂
を用いたことを特徴とする請求項1記載の紙容器用積層
材料。 - 【請求項3】前記接着樹脂層としてエチレン・(メタ)
アクリル酸共重合体または、エチレン・(メタ)アクリ
ル酸・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、エ
チレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体または、
前記共重合体にエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体
を混合した樹脂または、ポリエチレンまたは、直鎖状低
密度ポリエチレンまたは、低結晶性エチレン・α−オレ
フィン共重合体にエポキシ化大豆油を添加した樹脂を用
いたことを特徴とする請求項1記載の紙容器用積層材
料。 - 【請求項4】請求項1、2または3記載の紙容器用積層
材料を折り曲げて製箱してなる紙容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31812899A JP2001129954A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 紙容器用積層材料および該積層材料を用いた紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31812899A JP2001129954A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 紙容器用積層材料および該積層材料を用いた紙容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001129954A true JP2001129954A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18095829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31812899A Pending JP2001129954A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 紙容器用積層材料および該積層材料を用いた紙容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001129954A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005335108A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 多層フィルムとその積層体 |
JP2011126560A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Toppan Printing Co Ltd | 断熱紙容器 |
JP2014114029A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Toppan Printing Co Ltd | 液体用紙容器 |
JP2014114030A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Toppan Printing Co Ltd | 液体用紙容器 |
-
1999
- 1999-11-09 JP JP31812899A patent/JP2001129954A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005335108A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 多層フィルムとその積層体 |
JP2011126560A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Toppan Printing Co Ltd | 断熱紙容器 |
JP2014114029A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Toppan Printing Co Ltd | 液体用紙容器 |
JP2014114030A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Toppan Printing Co Ltd | 液体用紙容器 |
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---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050817 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051021 |
|
A02 | Decision of refusal |
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