JP2001096201A - 静電塗布装置 - Google Patents

静電塗布装置

Info

Publication number
JP2001096201A
JP2001096201A JP27914199A JP27914199A JP2001096201A JP 2001096201 A JP2001096201 A JP 2001096201A JP 27914199 A JP27914199 A JP 27914199A JP 27914199 A JP27914199 A JP 27914199A JP 2001096201 A JP2001096201 A JP 2001096201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
high voltage
coating
voltage
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27914199A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Okuda
田 高 稔 奥
Takeshi Kuwabara
原 健 桑
Ryota Shutoku
徳 亮 太 酒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Trinity Industrial Corp filed Critical Trinity Industrial Corp
Priority to JP27914199A priority Critical patent/JP2001096201A/ja
Publication of JP2001096201A publication Critical patent/JP2001096201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】塗布機及びワークの間に印加する電圧値を高く
設定してもスパークが生じ難くし、また、塗着効率低下
の原因となる空間電荷効果、逆電離、静電反発を起こさ
せないようにして塗着効率を向上させる。 【解決手段】塗布機(2)とワーク(3)の間に、パル
ス幅が200μs以下の高電圧パルス(HP)を印加す
るようにした。パルス幅が200μs以下と極めて短い
ので、何らかのきっかけで塗布機(2)とワーク(3)
の間の電流値が急激に上昇しても、スパークに至るまで
に要する約0.5〜1msの時間が経過する前に、印加
電圧が低下してしまい、スパ−クを生じにくくなる。し
たがって、電圧値を高く設定することにより塗着効率を
向上させることができ、また、パルス電圧を印加してい
るので空間電荷効果、逆電離、静電反発に起因する塗着
効率の低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗布機及びワーク
の間に高電圧を印加して、塗布機から噴霧された液体塗
料、粉体塗料、塗油材その他の塗布材をワークに塗着さ
せる静電塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体塗料、粉体塗料、塗油材その他の塗
布材を効率良くワークに塗着させるために、塗布機及び
ワークの間に高電圧を印加して静電場を形成し、塗布材
粒子をワークと反対極に帯電させて静電塗着させる静電
塗布装置が用いられている。液体塗料を使用して塗装す
る場合、その塗着効率は、平板では80〜90%、条件
によっては95%に達することさえあるが、自動車ボデ
ィーなどの立体的なワークは表面に凹凸が形成されてい
たり、窓用開口部などの隙間が形成されていたり、さら
には、塗装機(塗布機)を移動させながら塗装しなけれ
ばならないことから、塗着効率が65〜70%程度にと
どまる。
【0003】この塗着効率をより向上させることができ
れば、同じ膜厚の塗膜を形成する場合に、塗料の使用量
も廃塗料も減少するので、廃塗料の処理コストを軽減す
ることができるだけでなく、処理に伴うCO2 の発生量
を減少させることができ、VOC対策の点からも望まし
い。
【0004】例えば、塗料を静電塗着させる塗着効率が
70%であったときの噴霧量が100だとすると、その
ときワークには70の塗料が塗着されることとなり、計
算上は30の塗料が廃塗料となる。ここで、塗着効率を
80%に向上させることができれば、ワークに70の塗
料を塗着させるために必要な噴霧量は88で足り、18
の塗料が廃塗料となる。したがって、塗着効率70%の
場合に比して塗料の使用量が12%減少し、廃塗料は4
0%減少する。
【0005】また一般に、塗装機及びワークの間に印加
する高電圧の値を大きくすればするほど塗着効率が向上
することが知られている。したがって、ワークをアース
電位に維持し、塗装機に−90kVの高電圧を印加して
静電塗装を行うよりも、塗装機に−120kVの高電圧
を印加して静電塗装を行ったほうが塗着効率は高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印加電
圧を高くすると塗着効率が向上するものの、塗装機及び
ワークの間でスパークを生じやすくなるため、塗膜の肌
あれや変色などの塗装不良を起こしやすいという問題を
生ずることも知られており、印加電圧を高くするにも限
度があった。また、印加電圧を高くする場合に限らず、
通常の塗装条件に応じた適正な高電圧を印加して塗装し
ている場合であっても、塗装機とワークが異常接近した
場合などにスパークが起きやすく、この場合は、前述と
同様に塗装不良を起こす。
【0007】一方、塗装機及びワークの間に一定の高電
圧を印加して静電塗装していると、時間の経過に伴って
塗着効率が低下することがある。発明者の研究によれ
ば、これは、空間電荷効果、逆電離、静電反発という夫
々の現象に起因するものであり、特に逆電離及び静電反
発は比抵抗の高い粉体塗装を行った場合などに顕著であ
る。
【0008】空間電荷効果は、塗装機とワークの間に形
成される静電場に電荷が飽和する現象で、その結果、静
電場内にそれ以上電荷を放出しなくなるために塗着効率
を低下させる原因になると推測される。
【0009】逆電離は、塗膜の電気抵抗が大きいため
に、プラスのワーク表面に塗着した塗料粒子のマイナス
電荷がワーク内へ流れずに表面にチャージされたままの
状態になったときに、ワーク表面から空間ヘプラスの電
荷が飛び出す現象で、その結果、塗料粒子のマイナスの
電荷を中性化してしまうために塗着効率を低下させる原
因になると推測される。
【0010】また、静電反発は、前述と同様にマイナス
電荷がワークの表面にチャージされたときに、ワーク表
面と塗料粒子がいずれもマイナスに帯電されて反発しあ
う現象で、その結果、塗着効率を低下させる原因になる
と推測される。
【0011】そして、発明者が実験したところ、特開平
5−177155号公報及び特開平7−8848号公報
に開示されているように、高電圧をパルス状の電圧波形
にして供給するとこれらの影響が少なくなって、上述し
たような空間電荷効果、逆電離、静電反発という夫々の
現象に起因する塗着効率の低下を防止できることが確認
された。しかしながら、この場合も、より塗着効率を向
上させようとすれば、パルストップの電圧値を高く設定
せざるを得ないのでスパークを起こしやすくなり、ま
た、通常の電圧値で塗装していても塗装機とワークが異
常接近した場合などにスパークが起きることは、直流高
電圧を供給する場合と同様である。
【0012】そこで本発明は、塗布機及びワークの間に
印加する電圧値を上昇させてもスパークを発生させない
ようにし、また、塗着効率低下の要因となる空間電荷効
果、逆電離、静電反発を起こさせないようにして塗着効
率を向上させるようにすることを技術的課題としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、塗布機及びワークの間に高電圧を印加し
て両者の電位差により静電場を形成し、塗布機から噴霧
された塗布材粒子をワークと反対極に帯電させて静電塗
着させる静電塗布装置であって、パルス発生回路で発生
させた高電圧パルスを前記塗布機及びワークの間に印加
する高電圧供給回路を備え、前記高電圧パルスのパルス
ベースとパルストップとの振幅差で表されるパルス振幅
の一部又は全部が、通常の塗布条件で塗布機及びワーク
の間にスパークを起こさずに静電塗布を行うことができ
る高電圧領域と重なるように、そのパルスベース及びパ
ルストップの電圧値が設定されると共に、パルスの立上
がりから立下がりに至るパルス幅が200μs以下に設
定されたことを特徴とする。
【0014】本発明によれば、高電圧供給回路から出力
された高電圧パルスが前記塗布機及びワークの間に印加
される。例えば、通常の塗布条件で塗布機及びワークの
間にスパークを起こさずに静電塗布を行うことができる
高電圧領域が−60kV〜−110kVであった場合、
高電圧パルスは、そのパルスベースが−90kV、パル
ストップが−130kV、パルス幅が200μs以下に
設定される。
【0015】高電圧パルスのパルスベースの電圧値は、
これを定常的に印加しても通常の条件で静電塗布を行っ
ていればスパークを生じない電圧であるが、パルストッ
プの電圧値は、これを定常的に印加して静電塗布を行っ
た場合にはスパークを生じるおそれがある。しかしなが
ら、本発明では、パルス幅が200μs以下と極めて短
いのでスパークを生じにくい。すなわち、何らかのきっ
かけで塗布機とワークの間の電流値が急激に上昇して
も、発明者の実験によれば電流値が高くなり始めてから
スパークに至るまで約0.5〜1ms程度を要する。本
発明では、パルス幅が200μs以下と極めて短く設定
されており、スパークに至る前までに印加電圧が低下す
るので、スパークを生じにくい。
【0016】また、高電圧パルスのパルスベースが−5
0kV、パルストップが−90kVに設定されている場
合、いずれも、この電圧値を定常的に印加して通常の条
件で静電塗布を行っていればスパークを生じない電圧で
あるが、塗布機とワークが異常接近した場合などにはス
パークを生じるおそれがある。しかしながら、本発明で
は、パルス幅が200μs以下と極めて短いので、前述
と同様の理由でスパークを生じにくい。
【0017】さらに、発明者の実験によれば、高電圧パ
ルスを印加すると、一定の高電圧を定常的に印加したと
きに比して、空間電荷効果の影響を受けにくいだけでな
く、逆電離や静電反発も起こりにくいので、塗着効率の
低下が防止され、結果として塗着効率が向上し、また、
スパークを生じにくいので高電圧パルスのパルスベース
を非常に高い電圧値に設定して塗着効率を向上させるこ
ともできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る静電
塗布装置を示すブロック図、図2は高電圧パルスの例を
示す波形図、図3は基準高電圧とパルス電圧を重畳して
形成された高電圧パルスの例を示す波形図である。
【0019】本例の静電塗装装置(静電塗布装置)1
は、塗装機(塗布機)2及びワーク3の間に高電圧を印
加して両者の電位差により静電場を形成し、塗装機2か
ら噴霧された塗料粒子をワーク3と反対極に帯電させて
静電塗着させるように成されている。
【0020】塗装機2の霧化ヘッド2aには高電圧供給
回路4が接続されて所定の高電圧が印加されると共に、
ワーク3はアース電位に維持されている。高電圧供給回
路4は、一定の基準高電圧Cを発生させる基準高電圧発
生回路5と、所定のパルス振幅及びパルス幅を有するパ
ルス電圧Pを発生させるパルス発生回路6とを備え、前
記基準高電圧Cとパルス電圧Pを重畳させて得られた高
電圧パルスHPが、前記塗装機2の霧化ヘッド2aに印
加されるように成されている。
【0021】この高電圧パルスHPは、パルスベースV
bとパルストップVtとの振幅差で表されるパルス振幅
の一部又は全部が、通常の塗装条件で塗装機2及びワー
ク3の間にスパークを起こさずに静電塗装を行うことが
できる高電圧領域Hと重なるように、そのパルスベース
VbとパルストップVtが設定されると共に、パルスの
立上がりから立下がりに至るパルス幅(具体的には、例
えば、立ち上がり半値点から立ち下がり半値点までの時
間)が200μs以下に設定されている。また、前記パ
ルス振幅が、前記パルスベースVbの電圧値の10%以
上に設定されている。
【0022】ここで、パルス幅を200μs以下に設定
したのは、その時間がスパークの発生を確実に防止し得
る時間として十分であり、また、パルス振幅をパルスベ
ースVbの電圧値の10%以上に設定したのは、10%
程度の電圧変動がなければ塗着効率をそれほど向上させ
ることができないことが実験的に確認されたからであ
る。
【0023】高電圧パルスHPの波形は、図2(a)に
示すように、パルスベースVbが高電圧領域H内に設定
され、パルストップVtが高電圧領域Hを超えた高電圧
値に設定されている場合や、図2(b)に示すように、
パルスベースVbが高電圧領域H以下に設定され、パル
ストップVtが高電圧領域Hを超えた高電圧値に設定さ
れている場合や、図2(c)に示すように、パルスベー
スVbが高電圧領域H以下に設定され、パルストップV
tが高電圧領域H内に設定されている場合や、図2
(d)に示すように、パルスベースVb及びパルストッ
プVtが高電圧領域H内に設定されている場合が考えら
れる。
【0024】さらに、高電圧パルスHPの形成手段につ
いて、図2(a)に示す波形を例にとって説明すると、
通常の塗装条件で塗装機2及びワーク3の間でスパーク
を起こさずに静電塗装を行うことができる高電圧領域H
が−60kV〜−110kVであった場合、例えば、高
電圧パルスHPのパルスベースVbを−90kV、パル
ストップVtを−130kVに設定する。
【0025】そして、図3(a)に示すように、基準高
電圧発生回路5から−90kVの基準高電圧Cを出力さ
せ、パルス発生回路6から、パルスベースVbが0V、
パルストップVtが−40kV、パルス幅が200μs
以下、本例では50μsのパルス電圧Pを出力させる。
【0026】次いで、この基準高電圧Cとパルス電圧P
を重畳させると、図3(b)に示すように、パルスベー
スVbが−90kV、パルストップVtが−130k
V、パルス振幅が−40kV、塗装機2とワーク3の間
の瞬間最大電位差が130kV、パルス幅が50μsの
高電圧パルスHPが出力されることとなる。
【0027】以上が本発明を適用した静電塗装装置の一
例構成であって、次に、その作用について説明する。
【0028】例えば、自動車ボディーなどのワーク3に
静電塗装をする場合は、ワーク3をアースに接続してア
ース電位に維持すると共に、高電圧供給回路4から塗装
機2に高電圧パルスHPを供給する。そして、塗装機2
から塗料を噴霧させると、霧化ヘッド2aで霧化された
塗料粒子(塗布材粒子)が負極に帯電され、反対極であ
るアース電位のワーク3に静電塗着されることとなる。
【0029】塗装機2に高電圧パルスHPを印加するこ
とにより、塗装機2とワーク3の間の電位差は常に90
kVから130kV間で変動し、通常の塗装条件で静電
塗装を行った場合にスパークを起こさない高電圧領域H
を超えた高電圧(−130kV)が印加される。
【0030】したがって、−90kVの高電圧を定常的
に印加するよりも高い電圧が印加されるので、塗着効率
が向上される。また、高電圧領域Hを超えた高電圧(−
130kV)が印加されるが、そのパルス幅が50μs
以下と極めて短時間に設定されているので、何らかのき
っかけにより電流値が急激に上昇してもスパークに至る
までの0.5〜1.0msの時間が経過する前に電圧値
が低下し、スパークを生じることがない。
【0031】また、発明者の実験によれば、高電圧を印
加する際に、一定電圧を定常的に印加する場合に比し
て、パルスを印加した方が、空間電荷効果の影響を受け
にくいだけでなく、逆電離や静電反発も起こりにくいの
で、塗着効率の低下が防止されることが確認された。
【0032】なお、上述の説明では、−90kVと−1
30kVの間を変動する高電圧パルスHPを出力させる
ために、−90kVの基準高電圧Cに、0V〜−40k
Vの間を変動するパルス電圧Pを重畳する場合について
説明したが、本発明はこれに限らず、−110kVの基
準高電圧Cに+20kV〜−20kVの間を変動するパ
ルス電圧Pを重畳させたり、−130kVの基準高電圧
Cに+40kV〜0Vの間を変動するパルス電圧Pを重
畳させたり、さらに、−70kVの基準高電圧Cに−2
0kV〜−50kVの間を変動するパルス電圧Pを重畳
させる場合であってもよい。
【0033】また、高電圧パルスHPを塗装機2に印加
する場合に限らず、ワーク3に印加したり、基準高電圧
Cを塗装機2に印加してパルス電圧Pをワーク3に印加
したり、さらに、基準高電圧Cをワーク3に印加してパ
ルス電圧Pを塗装機2に印加する場合であってもよい。
【0034】さらに、パルス発生回路6により、パルス
ベースVbを0V、パルストップVtを高電圧領域H内
の電圧または高電圧領域Hを超える電圧に設定した高電
圧パルスHPを出力させれば、基準高電圧Cを出力する
基準高電圧発生回路5を設けるまでもない。
【0035】さらにまた、本発明は、液体塗料を塗装す
る場合に限らず、粉体塗料を塗装したり、塗油材を塗布
する場合など、任意の塗布材を静電塗布させる場合に適
用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、高
電圧をパルス状に印加しているので、定常高電圧を印加
したときに比して、空間電荷効果、逆電離、静電反発の
影響を受けにくく塗着効率の低下が防止されて相対的に
塗着効率が向上し、しかも、塗布機またはワークに印加
される高電圧パルスのパルス幅が200μs以下と極め
て短いので、塗布機とワークが異常接近した場合や、塗
着効率を向上させるためにパルストップの電圧値を高く
設定した場合でも、スパークを生じることなく静電塗布
することができるという大変優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る静電塗布装置を示すブロック図。
【図2】高電圧パルスの例を示す波形図。
【図3】基準高電圧とパルス電圧を重畳して形成された
高電圧パルスの例を示す波形図。
【符号の説明】
1・・・静電塗装装置(静電塗布装置) 2・・・塗装機(塗布機) 3・・・ワーク 4・・・高電圧供給回路 5・・・基準高電圧発生回路 6・・・パルス発生回路 Vb・・パルスベース Vt・・パルストップ H・・・高電圧領域 HP・・高電圧パルス C・・・基準高電圧 P・・・パルス電圧
フロントページの続き (72)発明者 酒 徳 亮 太 愛知県豊田市柿本町一丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内 Fターム(参考) 4F034 AA01 AA03 AA04 AA06 BB12 BB21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布機(2)及びワーク(3)の間に高電
    圧を印加して両者の電位差により静電場を形成し、塗布
    機(2)から噴霧された塗布材粒子をワーク(3)と反
    対極に帯電させて静電塗着させる静電塗布装置であっ
    て、 パルス発生回路(6)で発生させた高電圧パルス(H
    P)を前記塗布機(2)及びワーク(3)の間に印加す
    る高電圧供給回路(4)を備え、 前記高電圧パルス(HP)のパルスベース(Vb)とパ
    ルストップ(Vt)との振幅差で表されるパルス振幅の
    一部又は全部が、通常の塗布条件で塗布機(2)及びワ
    ーク(3)の間にスパークを起こさずに静電塗布を行う
    ことができる高電圧領域(H)と重なるように、そのパ
    ルスベース(Vb)及びパルストップ(Vt)の電圧値
    が設定されると共に、パルスの立上がりから立下がりに
    至るパルス幅が200μs以下に設定されたことを特徴
    とする静電塗布装置。
  2. 【請求項2】前記高電圧供給回路(4)が、一定の基準
    高電圧(C)を発生する基準高電圧発生回路(5)と、
    前記基準高電圧(C)に重畳させるパルス電圧(P)を
    発生させるパルス発生回路(6)からなる請求項1記載
    の静電塗布装置。
  3. 【請求項3】前記パルス振幅が、前記パルスベース(V
    b)の10%以上に設定されてなる請求項1又は2記載
    の静電塗布装置。
JP27914199A 1999-09-30 1999-09-30 静電塗布装置 Pending JP2001096201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27914199A JP2001096201A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 静電塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27914199A JP2001096201A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 静電塗布装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001096201A true JP2001096201A (ja) 2001-04-10

Family

ID=17607018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27914199A Pending JP2001096201A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 静電塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001096201A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003041867A1 (fr) * 2001-11-16 2003-05-22 Nihon Parkerizing Co., Ltd. Dispositif et procede de revetement par pulverisation
JP2004025140A (ja) * 2002-06-28 2004-01-29 Nippon Parkerizing Co Ltd 粉体塗装装置及び方法
WO2007111121A1 (ja) * 2006-03-29 2007-10-04 Matsushita Electric Works, Ltd. 静電霧化装置
JP2007260626A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Matsushita Electric Works Ltd 静電霧化装置
WO2009069396A1 (ja) * 2007-11-30 2009-06-04 Abb K.K. 静電塗装装置
JP2011255275A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toyota Motor Corp 静電塗装装置および静電塗装方法
JP2011255278A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toyota Motor Corp 静電塗装装置および静電塗装方法
JP2011255277A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toyota Motor Corp 静電塗装装置
WO2013047168A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 パナソニック株式会社 静電霧化装置
JP2015089537A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 旭サナック株式会社 静電塗装装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7238394B2 (en) * 2001-11-16 2007-07-03 Nihon Parkerizing Co., Ltd. Powder coating apparatus and method for electrostatically coating an electrically grounded object
CN1326626C (zh) * 2001-11-16 2007-07-18 日本巴卡莱近估股份有限公司 粉体涂敷装置和方法
WO2003041867A1 (fr) * 2001-11-16 2003-05-22 Nihon Parkerizing Co., Ltd. Dispositif et procede de revetement par pulverisation
JP2004025140A (ja) * 2002-06-28 2004-01-29 Nippon Parkerizing Co Ltd 粉体塗装装置及び方法
JP4645502B2 (ja) * 2006-03-29 2011-03-09 パナソニック電工株式会社 静電霧化装置
WO2007111121A1 (ja) * 2006-03-29 2007-10-04 Matsushita Electric Works, Ltd. 静電霧化装置
JP2007260626A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Matsushita Electric Works Ltd 静電霧化装置
US8443754B2 (en) 2007-11-30 2013-05-21 Abb K.K. Electrostatic coating apparatus
KR101120535B1 (ko) 2007-11-30 2012-03-07 에이비비 가부시키가이샤 정전 도장 장치
JP5074520B2 (ja) * 2007-11-30 2012-11-14 Abb株式会社 静電塗装装置
WO2009069396A1 (ja) * 2007-11-30 2009-06-04 Abb K.K. 静電塗装装置
JP2011255275A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toyota Motor Corp 静電塗装装置および静電塗装方法
JP2011255278A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toyota Motor Corp 静電塗装装置および静電塗装方法
JP2011255277A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toyota Motor Corp 静電塗装装置
WO2013047168A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 パナソニック株式会社 静電霧化装置
JP2013075265A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Panasonic Corp 静電霧化装置
CN103781555A (zh) * 2011-09-30 2014-05-07 松下电器产业株式会社 静电雾化装置
EP2762236A1 (en) * 2011-09-30 2014-08-06 Panasonic Corporation Electrostatic atomizing device
EP2762236A4 (en) * 2011-09-30 2015-03-25 Panasonic Corp ELECTROSTATIC SPRAYER
JP2015089537A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 旭サナック株式会社 静電塗装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1202778A (en) Electrodynamic painting system and method
JPH1190309A (ja) 静電塗装処理方法
JP2001096201A (ja) 静電塗布装置
JP2011255278A (ja) 静電塗装装置および静電塗装方法
JP5390259B2 (ja) 静電塗装装置及び塗装方法
JP5784884B2 (ja) 静電塗装装置および静電塗装方法
EP1445026B1 (en) Powder coating device and method
KR960007018A (ko) 정전 파우더 도장 방법과 장치
DE69521335D1 (de) Verfahren und vorrichtung zur elektrostatischen lackierung von werkstücken aus dielektrischem material oder schlecht leitenden werkstücken
JP3774654B2 (ja) 粉体塗装装置及び方法
JP5758590B2 (ja) 静電塗装装置
JPH078848A (ja) 静電霧化型塗布装置
JP2001046924A (ja) 静電植毛並に静電塗装を施す静電加工室
JP2020089840A (ja) 静電塗装用スプレーガン
RU2127639C1 (ru) Способ окраски изделий в электростатическом поле
JPS6247806B2 (ja)
JP2001314783A (ja) 粉体塗装装置
ATE413230T1 (de) Anlage und verfahren zum kontinuierlichen, elektrostatischen beschichten von substraten mit pulver
JP4026111B2 (ja) 静電粉体塗装方法
JPH0739793A (ja) 高電圧発生装置
JPH08108108A (ja) 粉体塗料の静電塗装方法および粉体塗装用静電塗装機
JPH0994520A (ja) 静電塗装方法
SU1045946A1 (ru) Электростатический пистолет-распылитель
JPH0924306A (ja) 静電塗装装置
JPH0857364A (ja) 静電粉体塗装装置