JP2000211321A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- pneumatic tire
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1236—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
- B60C11/125—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern arranged at the groove bottom
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1272—Width of the sipe
- B60C11/1281—Width of the sipe different within the same sipe, i.e. enlarged width portion at sipe bottom or along its length
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 雪上性能及び氷上性能に優れた空気入りタイ
ヤを提供することを目的とする。 【解決手段】 トレッド表面に形成されたブロック18
には、タイヤ幅方向に延在するサイプ22が平行に3本
形成されている。サイプ22は、サイプ底面26から踏
面24に向かって互いに離間する傾斜面28A、28B
によって構成されている。したがって、サイプ22は、
サイプ底部26から踏面24に向かって幅が広がる形状
である。このようなサイプ22を有する空気入りタイヤ
を雪路で使用すると、ブロック18が路面に当接した場
合にも、サイプ22が閉じることなく、サイプ内部に進
入した雪を良好に排出する。氷路でも同様である。した
がって、雪上性能及び氷上性能に優れる。
ヤを提供することを目的とする。 【解決手段】 トレッド表面に形成されたブロック18
には、タイヤ幅方向に延在するサイプ22が平行に3本
形成されている。サイプ22は、サイプ底面26から踏
面24に向かって互いに離間する傾斜面28A、28B
によって構成されている。したがって、サイプ22は、
サイプ底部26から踏面24に向かって幅が広がる形状
である。このようなサイプ22を有する空気入りタイヤ
を雪路で使用すると、ブロック18が路面に当接した場
合にも、サイプ22が閉じることなく、サイプ内部に進
入した雪を良好に排出する。氷路でも同様である。した
がって、雪上性能及び氷上性能に優れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雪上性能及び氷上
性能を向上させた空気入りタイヤに関する。
性能を向上させた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】スパイクタイヤの使用禁止に伴い、より
優れた雪上性能および氷上性能を有するスタッドレスタ
イヤの開発が求められている。スタッドレスタイヤは駆
動力を良好に路面に伝達するために、トレッド表面にサ
イプを設けてエッヂ成分を増加させている。この場合、
サイプは通常、サイプ深さ方向に幅一定である。
優れた雪上性能および氷上性能を有するスタッドレスタ
イヤの開発が求められている。スタッドレスタイヤは駆
動力を良好に路面に伝達するために、トレッド表面にサ
イプを設けてエッヂ成分を増加させている。この場合、
サイプは通常、サイプ深さ方向に幅一定である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記スタッドレスタイ
ヤを雪上で使用すると、踏面が路面に接することにより
サイプ内部に進入した雪を押し固めてしまう。この結
果、当該踏面が路面から離間してもサイプに雪が詰まっ
た状態になり、雪上性能が低下してしまうという問題が
ある。また、氷上においても同様にサイプが閉じてしま
うため、排水性の向上が図れないという不都合があっ
た。
ヤを雪上で使用すると、踏面が路面に接することにより
サイプ内部に進入した雪を押し固めてしまう。この結
果、当該踏面が路面から離間してもサイプに雪が詰まっ
た状態になり、雪上性能が低下してしまうという問題が
ある。また、氷上においても同様にサイプが閉じてしま
うため、排水性の向上が図れないという不都合があっ
た。
【0004】本発明は、上記問題を解決すべくなされた
もので、雪上性能及び氷上性能の向上を図った空気入り
タイヤの提供を目的とする。
もので、雪上性能及び氷上性能の向上を図った空気入り
タイヤの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の本発明は、トレッド表面に、互いに交
差する複数の溝によって区画された複数のブロック状陸
部を備え、前記ブロック状陸部にサイプが設けられてい
る空気入りタイヤであって、前記サイプのサイプ長手方
向に直交する幅は、踏面側よりもサイプ底側の方が狭い
ことを特徴とする。
に請求項1記載の本発明は、トレッド表面に、互いに交
差する複数の溝によって区画された複数のブロック状陸
部を備え、前記ブロック状陸部にサイプが設けられてい
る空気入りタイヤであって、前記サイプのサイプ長手方
向に直交する幅は、踏面側よりもサイプ底側の方が狭い
ことを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0007】本発明に係る空気入りタイヤは、ブロック
状陸部に設けられたサイプが、サイプ深さ方向において
サイプ底側よりも踏面側の方が幅が広いため、当該サイ
プが設けられたブロック状陸部が路面に接した場合、サ
イプによって区分された小ブロック同士が接することに
よってサイプが完全に閉じることはない。したがって、
空気入りタイヤが雪上で使用された場合、サイプ内部に
進入した雪をサイプ内部で押し固めることなく、しか
も、ブロック状陸部が路面から離間することによってサ
イプが一層開口するため、サイプ内部に進入した雪をス
ムーズに排出できる。
状陸部に設けられたサイプが、サイプ深さ方向において
サイプ底側よりも踏面側の方が幅が広いため、当該サイ
プが設けられたブロック状陸部が路面に接した場合、サ
イプによって区分された小ブロック同士が接することに
よってサイプが完全に閉じることはない。したがって、
空気入りタイヤが雪上で使用された場合、サイプ内部に
進入した雪をサイプ内部で押し固めることなく、しか
も、ブロック状陸部が路面から離間することによってサ
イプが一層開口するため、サイプ内部に進入した雪をス
ムーズに排出できる。
【0008】また、本発明に係る空気入りタイヤが氷上
で使用された場合にも、同様にして氷上の水膜からサイ
プ内部に吸い上げた水を良好に排出することができる。
で使用された場合にも、同様にして氷上の水膜からサイ
プ内部に吸い上げた水を良好に排出することができる。
【0009】上記目的を達成するために請求項2記載の
本発明は、請求項1記載の発明において、前記サイプ
は、踏面側からサイプ底側に向かって前記幅が漸減する
ことを特徴とする。
本発明は、請求項1記載の発明において、前記サイプ
は、踏面側からサイプ底側に向かって前記幅が漸減する
ことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0011】本発明に係る空気入りタイヤでは、特にサ
イプ底側から踏面に向かってサイプの幅が漸増していく
ためサイプが閉じにくく、雪あるいは水の排出が一層良
好に行える。特に、タイヤの摩耗が進行した状態でも、
踏面側の幅がサイプ底側の幅よりも広いため、良好な排
水(雪)性を確保できる。
イプ底側から踏面に向かってサイプの幅が漸増していく
ためサイプが閉じにくく、雪あるいは水の排出が一層良
好に行える。特に、タイヤの摩耗が進行した状態でも、
踏面側の幅がサイプ底側の幅よりも広いため、良好な排
水(雪)性を確保できる。
【0012】上記目的を達成するために請求項3記載の
本発明は、請求項1または2の発明において、前記サイ
プは、踏面側の最も幅の広い部分の、サイプ底側の最も
幅の狭い部分に対する比が1.1〜3.0であることを
特徴とする。
本発明は、請求項1または2の発明において、前記サイ
プは、踏面側の最も幅の広い部分の、サイプ底側の最も
幅の狭い部分に対する比が1.1〜3.0であることを
特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0014】サイプ深さ方向において幅が変化するサイ
プにおいて、踏面側の最も広い部分の幅のサイプ底側の
最も狭い幅に対する比が1.1〜3.0で雪上性能及び
氷上性能における顕著な向上が確認された(図4参
照)。これは、前記比が1.1を下回ると、サイプ深さ
方向においてサイプ幅が一定のものと差異が小さく、前
記比が3.0を上回ると排水(雪)性が改善されるもの
の接地面積の減少の影響が大きく作用してしまうためと
考えられる。
プにおいて、踏面側の最も広い部分の幅のサイプ底側の
最も狭い幅に対する比が1.1〜3.0で雪上性能及び
氷上性能における顕著な向上が確認された(図4参
照)。これは、前記比が1.1を下回ると、サイプ深さ
方向においてサイプ幅が一定のものと差異が小さく、前
記比が3.0を上回ると排水(雪)性が改善されるもの
の接地面積の減少の影響が大きく作用してしまうためと
考えられる。
【0015】上記目的を達成するために請求項4記載の
本発明は、請求項1〜3いずれか1項記載の発明におい
て、前記サイプを構成する一対の側面は、踏面に対して
略垂直であるブロック踏み込み側の側面と、前記踏み込
み側の側面からの幅がサイプ深さ方向において異なるブ
ロック蹴り出し側の側面とからなることを特徴とする。
本発明は、請求項1〜3いずれか1項記載の発明におい
て、前記サイプを構成する一対の側面は、踏面に対して
略垂直であるブロック踏み込み側の側面と、前記踏み込
み側の側面からの幅がサイプ深さ方向において異なるブ
ロック蹴り出し側の側面とからなることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0017】タイヤが自動車に装着された場合に、蹴り
出し側の側面が深さ方向において踏み込み側の側面から
の幅(距離)が異なるように形成している。したがっ
て、制動時に接地している踏面において、サイプによっ
て区分された踏み込み側の小ブロックが路面から作用す
る力によって隣接する踏み込み側の小ブロック方向に変
位するが、サイプの幅がサイプ底から踏面に向かって増
大するように形成されているため、隣接する小ブロック
に当接することはない。すなわち、サイプが閉じること
はない。この結果、サイプの排水(雪)性が良好とな
る。しかも、制動時に最も偏摩耗しやすい蹴り出し側の
側面をサイプ底から踏面に向かってサイプ幅が増大する
ように形成しているため、制動時に小ブロックに発生す
る偏摩耗を抑制する。
出し側の側面が深さ方向において踏み込み側の側面から
の幅(距離)が異なるように形成している。したがっ
て、制動時に接地している踏面において、サイプによっ
て区分された踏み込み側の小ブロックが路面から作用す
る力によって隣接する踏み込み側の小ブロック方向に変
位するが、サイプの幅がサイプ底から踏面に向かって増
大するように形成されているため、隣接する小ブロック
に当接することはない。すなわち、サイプが閉じること
はない。この結果、サイプの排水(雪)性が良好とな
る。しかも、制動時に最も偏摩耗しやすい蹴り出し側の
側面をサイプ底から踏面に向かってサイプ幅が増大する
ように形成しているため、制動時に小ブロックに発生す
る偏摩耗を抑制する。
【0018】上記目的を達成するために請求項5記載の
本発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の発明にお
いて、前記サイプを構成する一対の側面は、踏面に対し
て略垂直であるブロック踏み込み側の側面と、踏面から
サイプ底に向かって前記ブロック踏み込み側の側面に接
近するように傾斜しているブロック蹴り出し側の側面と
からなることを特徴とする。
本発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の発明にお
いて、前記サイプを構成する一対の側面は、踏面に対し
て略垂直であるブロック踏み込み側の側面と、踏面から
サイプ底に向かって前記ブロック踏み込み側の側面に接
近するように傾斜しているブロック蹴り出し側の側面と
からなることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0020】蹴り出し側の側面が傾斜しているため、制
動時に接地している踏面において、サイプによって区分
された踏み込み側の小ブロックが路面から作用する力に
よって隣接する踏み込み側の小ブロック方向に変位する
が、サイプの幅がサイプ底から踏面に向かって増大する
ように形成されているため、隣接する小ブロックに当接
することはない。すなわち、サイプが閉じることはな
い。したがって、雪が詰まることを良好に防ぎ、雪上性
能を向上させることができる。同様に排水性が良好とな
り、氷上性能を向上させることができる。特に、タイヤ
の摩耗が進行した状態でも、踏面側の幅がサイプ底側の
幅よりも広いため、良好な排水(雪)性を確保できる。
動時に接地している踏面において、サイプによって区分
された踏み込み側の小ブロックが路面から作用する力に
よって隣接する踏み込み側の小ブロック方向に変位する
が、サイプの幅がサイプ底から踏面に向かって増大する
ように形成されているため、隣接する小ブロックに当接
することはない。すなわち、サイプが閉じることはな
い。したがって、雪が詰まることを良好に防ぎ、雪上性
能を向上させることができる。同様に排水性が良好とな
り、氷上性能を向上させることができる。特に、タイヤ
の摩耗が進行した状態でも、踏面側の幅がサイプ底側の
幅よりも広いため、良好な排水(雪)性を確保できる。
【0021】また、制動時に最も偏摩耗しやすい蹴り出
し側の側面をサイプ底から踏面に向かってサイプ幅が増
大するように斜面として形成しているため、制動時に小
ブロックに発生する偏摩耗を抑制する。
し側の側面をサイプ底から踏面に向かってサイプ幅が増
大するように斜面として形成しているため、制動時に小
ブロックに発生する偏摩耗を抑制する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係る空気
入りタイヤについて詳細に説明する。以下、図1〜図4
を参照して、本実施形態について説明する。
入りタイヤについて詳細に説明する。以下、図1〜図4
を参照して、本実施形態について説明する。
【0023】図1に示すように、空気入りタイヤ10
は、左右一対のサイドウォール(図示せず)に跨がる円
筒状のトレッド12を備えている。トレッド12には、
タイヤ周方向(矢印p方向)に沿って形成された複数の
主溝14と、タイヤ幅方向(矢印w方向)に沿って形成
された複数のラグ溝16とが形成されている。この主溝
14とラグ溝16によって複数のブロック18が区画形
成されている。これらのブロック18には、タイヤ幅方
向に沿って延びるサイプ22が形成されている。
は、左右一対のサイドウォール(図示せず)に跨がる円
筒状のトレッド12を備えている。トレッド12には、
タイヤ周方向(矢印p方向)に沿って形成された複数の
主溝14と、タイヤ幅方向(矢印w方向)に沿って形成
された複数のラグ溝16とが形成されている。この主溝
14とラグ溝16によって複数のブロック18が区画形
成されている。これらのブロック18には、タイヤ幅方
向に沿って延びるサイプ22が形成されている。
【0024】ブロック18には、図2に示すように、タ
イヤ周方向に所定間隔をおいてタイヤ幅方向に延在する
3本のサイプ22が形成されている。したがって、ブロ
ック18は、サイプ22によって4つの小ブロック18
A〜18Dに区分されている。各サイプ22はブロック
18の主溝14に面した両側面に開口した両側開口サイ
プである。
イヤ周方向に所定間隔をおいてタイヤ幅方向に延在する
3本のサイプ22が形成されている。したがって、ブロ
ック18は、サイプ22によって4つの小ブロック18
A〜18Dに区分されている。各サイプ22はブロック
18の主溝14に面した両側面に開口した両側開口サイ
プである。
【0025】サイプ22は、サイプ底部26と、タイヤ
周方向において互いに反対側に傾斜する一対の斜面28
A、28Bによって構成されている。すなわち、サイプ
22は、サイプ深さ方向において踏面24からサイプ底
部26に向かって幅が漸減するように形成されている。
したがって、サイプ22は、踏面24においてタイヤ周
方向の幅(以下、単に幅という)がW1、サイプ底部2
6における幅がW2(<W1)であり、幅W1の幅W2に
対する比は本実施形態では2.0となっている。
周方向において互いに反対側に傾斜する一対の斜面28
A、28Bによって構成されている。すなわち、サイプ
22は、サイプ深さ方向において踏面24からサイプ底
部26に向かって幅が漸減するように形成されている。
したがって、サイプ22は、踏面24においてタイヤ周
方向の幅(以下、単に幅という)がW1、サイプ底部2
6における幅がW2(<W1)であり、幅W1の幅W2に
対する比は本実施形態では2.0となっている。
【0026】このようにサイプ22が形成されたブロッ
ク18を有する空気入りタイヤ10を自動車に装着して
走行することにより、下記のような作用が得られる。
ク18を有する空気入りタイヤ10を自動車に装着して
走行することにより、下記のような作用が得られる。
【0027】当該自動車が雪面を走行する場合、空気入
りタイヤ10のブロック18が路面に接することによっ
てサイプ22の内部に雪が進入すると共に、ブロック1
8にタイヤ回転方向Rと反対方向へ力F1が作用する。
ブロック18では、先ず小ブロック18Aに力F1が作
用し、隣接する小ブロック18B側に変位させる。しか
しながら、サイプ22はサイプ底部26から踏面24に
向かって幅が広がっていく形状であるため、小ブロック
18Aが小ブロック18Bに当接することがない。すな
わち、サイプ22が閉じることがない。したがって、サ
イプ22に進入した雪を押し固めることがない。しか
も、ブロック18が路面から離間することによってサイ
プ22の開口部が大きく開き、サイプ22の外部に確実
に雪を排出する。
りタイヤ10のブロック18が路面に接することによっ
てサイプ22の内部に雪が進入すると共に、ブロック1
8にタイヤ回転方向Rと反対方向へ力F1が作用する。
ブロック18では、先ず小ブロック18Aに力F1が作
用し、隣接する小ブロック18B側に変位させる。しか
しながら、サイプ22はサイプ底部26から踏面24に
向かって幅が広がっていく形状であるため、小ブロック
18Aが小ブロック18Bに当接することがない。すな
わち、サイプ22が閉じることがない。したがって、サ
イプ22に進入した雪を押し固めることがない。しか
も、ブロック18が路面から離間することによってサイ
プ22の開口部が大きく開き、サイプ22の外部に確実
に雪を排出する。
【0028】また、氷上を当該自動車で走行した場合に
は、氷上に存在する水膜からサイプ22に水を吸い上げ
るが、踏面24が路面から離間することによってサイプ
22が大きく開き良好に排水できる。
は、氷上に存在する水膜からサイプ22に水を吸い上げ
るが、踏面24が路面から離間することによってサイプ
22が大きく開き良好に排水できる。
【0029】このように、本実施形態に係る空気入りタ
イヤ10では、排水(雪)性を向上させたことによって
良好な雪上性能及び氷上性能を確保した。
イヤ10では、排水(雪)性を向上させたことによって
良好な雪上性能及び氷上性能を確保した。
【0030】なお、本実施形態では、幅X1の幅X2に
対する比を2.0としたが、1.1〜3.0であれば好
適である。これは、図2に示すサイプ形状と同様のサイ
プを形成し、幅X2一定で幅X1を変化させたタイヤの
雪上性能と氷上性能を調べることによって導いたもので
ある(図4参照)。
対する比を2.0としたが、1.1〜3.0であれば好
適である。これは、図2に示すサイプ形状と同様のサイ
プを形成し、幅X2一定で幅X1を変化させたタイヤの
雪上性能と氷上性能を調べることによって導いたもので
ある(図4参照)。
【0031】図4において、氷上性能とは氷上ブレーキ
性能のことであり、雪上性能とはスノートラクション性
能のことである。氷上ブレーキ性能は、車両にテスト用
タイヤを装着し、氷路面で所定の速度からフルブレーキ
で停止するまでの制動距離を計測し、その逆数によって
評価したものである。スノートラクション性能は、車両
と固定物を結び、車両を雪路面で駆動することによって
固定物にかかる圧力をロードセルを介して検出したもの
である。いずれも、幅X1の幅X2に対する比が1.0の
タイヤを100とした指数表示で表した。
性能のことであり、雪上性能とはスノートラクション性
能のことである。氷上ブレーキ性能は、車両にテスト用
タイヤを装着し、氷路面で所定の速度からフルブレーキ
で停止するまでの制動距離を計測し、その逆数によって
評価したものである。スノートラクション性能は、車両
と固定物を結び、車両を雪路面で駆動することによって
固定物にかかる圧力をロードセルを介して検出したもの
である。いずれも、幅X1の幅X2に対する比が1.0の
タイヤを100とした指数表示で表した。
【0032】図4に示すように、比が1.1〜3.0で
雪上性能及び氷上性能(特に雪上性能)に顕著な改善が
見られた。これは、比が1.1を下回ると、サイプ深さ
方向においてサイプ幅が一定のものと差異が小さく、比
が3.0を上回ると排水(雪)性が改善されるものの接
地面積減少の影響が大きく作用してしまうためと考えら
れる。
雪上性能及び氷上性能(特に雪上性能)に顕著な改善が
見られた。これは、比が1.1を下回ると、サイプ深さ
方向においてサイプ幅が一定のものと差異が小さく、比
が3.0を上回ると排水(雪)性が改善されるものの接
地面積減少の影響が大きく作用してしまうためと考えら
れる。
【0033】また、本実施形態に係るサイプ22は、斜
面28A、28Bによって形成されていたが、図5に示
すように、階段状の側面30A、30Bによって形成し
てもよい。すなわち、サイプ22は踏面側が幅X1、サ
イプ底部側が幅X2となる。このように、サイプ22
は、サイプ底部26側よりも踏面24側が幅広ければ良
く、側面の形状はこれらに限定されない。
面28A、28Bによって形成されていたが、図5に示
すように、階段状の側面30A、30Bによって形成し
てもよい。すなわち、サイプ22は踏面側が幅X1、サ
イプ底部側が幅X2となる。このように、サイプ22
は、サイプ底部26側よりも踏面24側が幅広ければ良
く、側面の形状はこれらに限定されない。
【0034】次に、本発明の第2実施形態に係る空気入
りタイヤ10について、図6を用いて説明する。なお、
第1実施形態と同様な構成要素には同一の参照符号を付
しその詳細な説明を省略する。
りタイヤ10について、図6を用いて説明する。なお、
第1実施形態と同様な構成要素には同一の参照符号を付
しその詳細な説明を省略する。
【0035】サイプ22を構成する蹴り出し側の側面3
2Aはサイプ底部26から踏面24に向かって蹴り出し
側に傾斜している。踏み込み側の側面32Bは、踏面2
4に垂直な平らな壁面形状ととされている。なお、サイ
プ22の幅X1の幅X2に対する比(X1/X2)は
2.0となっており、第1実施形態と同様にサイプ底部
26から踏面24に向かって幅が広まっている。
2Aはサイプ底部26から踏面24に向かって蹴り出し
側に傾斜している。踏み込み側の側面32Bは、踏面2
4に垂直な平らな壁面形状ととされている。なお、サイ
プ22の幅X1の幅X2に対する比(X1/X2)は
2.0となっており、第1実施形態と同様にサイプ底部
26から踏面24に向かって幅が広まっている。
【0036】このように構成された空気入りタイヤ10
をサイプ22を構成する側面32Aを蹴り出し側として
車両に装着することによって、以下のような作用があ
る。
をサイプ22を構成する側面32Aを蹴り出し側として
車両に装着することによって、以下のような作用があ
る。
【0037】すなわち、制動時に接地しているブロック
18の踏面24が路面において、小ブロック18A〜1
8Dに路面からタイヤ回転方向Rと同方向に力F2が作
用する。例えば、小ブロック18Bには力F2によって
小ブロック18Cに接近しようとする。しかしながら、
側面32Aが傾斜しているためサイプ22は閉じること
はない。したがって、サイプ22の内部に進入した雪あ
るいは水を良好に排出することができる。この結果、良
好な雪上性能及び氷上性能を発揮することができる。
18の踏面24が路面において、小ブロック18A〜1
8Dに路面からタイヤ回転方向Rと同方向に力F2が作
用する。例えば、小ブロック18Bには力F2によって
小ブロック18Cに接近しようとする。しかしながら、
側面32Aが傾斜しているためサイプ22は閉じること
はない。したがって、サイプ22の内部に進入した雪あ
るいは水を良好に排出することができる。この結果、良
好な雪上性能及び氷上性能を発揮することができる。
【0038】また、制動時に偏摩耗を生じ易い小ブロッ
ク18A〜18Cの蹴り出し側の側面32Aを斜面とし
たたため、偏摩耗を抑制することができる。
ク18A〜18Cの蹴り出し側の側面32Aを斜面とし
たたため、偏摩耗を抑制することができる。
【0039】ところで、空気入りタイヤ10の装着方向
を反対することによって、すなわち、側面32Aを踏み
込み側とすることによって、駆動時に小ブロック18A
〜18Dに路面からタイヤ回転方向Rと反対方向に力F
3が作用しても、サイプ22が閉じることを確実に防止
できる。また、駆動時に偏摩耗を生じ易い小ブロック1
8A〜18Cの踏み込み側の側面32Aが斜面となるた
め、偏摩耗を抑制することができる。
を反対することによって、すなわち、側面32Aを踏み
込み側とすることによって、駆動時に小ブロック18A
〜18Dに路面からタイヤ回転方向Rと反対方向に力F
3が作用しても、サイプ22が閉じることを確実に防止
できる。また、駆動時に偏摩耗を生じ易い小ブロック1
8A〜18Cの踏み込み側の側面32Aが斜面となるた
め、偏摩耗を抑制することができる。
【0040】なお、側面32Aの形状を斜面としたがこ
れに限定されることなく、踏面側の幅がサイプ底部側の
幅よりも広くなるように形成されていれば良い。例え
ば、図7に示すように、サイプ22を構成する蹴り出し
側の側面32Aを階段状に形成しても良い。この場合、
サイプ22はサイプ底部26側からそれぞれ幅X2、X
3、X1となる。ここで、X1、X2、X3の関係は、
X1=2.0×X2、X3=1.5×X2である。この
ように形成しても同様な作用効果を得ることができる。
れに限定されることなく、踏面側の幅がサイプ底部側の
幅よりも広くなるように形成されていれば良い。例え
ば、図7に示すように、サイプ22を構成する蹴り出し
側の側面32Aを階段状に形成しても良い。この場合、
サイプ22はサイプ底部26側からそれぞれ幅X2、X
3、X1となる。ここで、X1、X2、X3の関係は、
X1=2.0×X2、X3=1.5×X2である。この
ように形成しても同様な作用効果を得ることができる。
【0041】このようにして形成された本発明に係る空
気入りタイヤの作用効果を確認するために雪上登坂性能
テスト及び氷上ブレーキ性能テストを行った。
気入りタイヤの作用効果を確認するために雪上登坂性能
テスト及び氷上ブレーキ性能テストを行った。
【0042】実施例1〜4タイヤ及び比較例タイヤは、
図1に示すトレッドパターンのブロックにサイプが形成
されたものである。実施例1〜4のサイプ形状はそれぞ
れ図1、図5〜図7に示した形状であり、比較例のサイ
プ形状はサイプ深さ方向の幅が均一(=X1)(図8参
照)のものである。タイヤサイズは、それぞれ185/
70R14である。なお、実施例3、4は、側面32A
を蹴り出し側にするように車両に装着した。
図1に示すトレッドパターンのブロックにサイプが形成
されたものである。実施例1〜4のサイプ形状はそれぞ
れ図1、図5〜図7に示した形状であり、比較例のサイ
プ形状はサイプ深さ方向の幅が均一(=X1)(図8参
照)のものである。タイヤサイズは、それぞれ185/
70R14である。なお、実施例3、4は、側面32A
を蹴り出し側にするように車両に装着した。
【0043】雪上登坂性能テストは、タイヤを車両に装
着し、所定の雪路を所定距離登坂するまでの所要時間を
計測したものである。テスト結果を表1に示す。比較例
タイヤの所要時間を100として指数表示したものであ
る。指数小が登坂性能が良好であることを示す。
着し、所定の雪路を所定距離登坂するまでの所要時間を
計測したものである。テスト結果を表1に示す。比較例
タイヤの所要時間を100として指数表示したものであ
る。指数小が登坂性能が良好であることを示す。
【0044】
【表1】
【0045】氷上ブレーキ性能テストは、氷路面を時速
20km/hで走行させ、急ブレーキによる制動距離を
測定し、その逆数を氷上ブレーキ性能としたものであ
る。テスト結果を表2に示す。比較例を100として指
数表示したものである。指数大が良好であることを示
す。
20km/hで走行させ、急ブレーキによる制動距離を
測定し、その逆数を氷上ブレーキ性能としたものであ
る。テスト結果を表2に示す。比較例を100として指
数表示したものである。指数大が良好であることを示
す。
【0046】
【表2】
【0047】いずれのテストにおいても、実施例1〜4
タイヤが比較例タイヤよりも優れた結果を示し、作用効
果が確認された。
タイヤが比較例タイヤよりも優れた結果を示し、作用効
果が確認された。
【0048】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、優れた雪
上性能と氷上性能を発揮できる。
上性能と氷上性能を発揮できる。
【図1】第1実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド
平面図である。
平面図である。
【図2】第1実施形態に係るサイプが形成されたブロッ
クの斜視図である。
クの斜視図である。
【図3】第1実施形態に係るサイプが形成されたブロッ
クの側面図である。
クの側面図である。
【図4】サイプ形状と雪上性能及び氷雪性能との関係を
示す図である。
示す図である。
【図5】他の例に係るブロックの側面図である。
【図6】第2実施形態に係るサイプが形成されたブロッ
クの側面図である。
クの側面図である。
【図7】他の例に係るブロックの側面図である。
【図8】比較例に係るブロックの側面図である。
10 空気入りタイヤ 18 ブロック(ブロック状陸部) 22 サイプ 24 踏面 26 サイプ底部(サイプ底)
Claims (5)
- 【請求項1】 トレッド表面に、互いに交差する複数の
溝によって区画された複数のブロック状陸部を備え、前
記ブロック状陸部にサイプが設けられている空気入りタ
イヤであって、 前記サイプのサイプ長手方向に直交する幅は、踏面側よ
りもサイプ底側の方が狭いことを特徴とする空気入りタ
イヤ。 - 【請求項2】 前記サイプは、踏面側からサイプ底側に
向かって前記幅が漸減することを特徴とする請求項1記
載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記サイプは、踏面側の最も幅の広い部
分の、サイプ底側の最も幅の狭い部分に対する比が1.
1〜3.0であることを特徴とする請求項1または2記
載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 前記サイプを構成する一対の側面は、踏
面に対して略垂直であるブロック踏み込み側の側面と、
前記踏み込み側の側面からの幅がサイプ深さ方向におい
て異なるブロック蹴り出し側の側面とからなることを特
徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項5】 前記サイプを構成する一対の側面は、踏
面に対して略垂直であるブロック踏み込み側の側面と、
踏面からサイプ底に向かって前記ブロック踏み込み側の
側面に接近するように傾斜しているブロック蹴り出し側
の側面とからなることを特徴とする請求項1〜3いずれ
か1項記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014816A JP2000211321A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014816A JP2000211321A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000211321A true JP2000211321A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11871577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11014816A Pending JP2000211321A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000211321A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-01-22 JP JP11014816A patent/JP2000211321A/ja active Pending
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