JP2000193548A - 半導体圧力センサ及びその製造方法 - Google Patents

半導体圧力センサ及びその製造方法

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JP2000193548A
JP2000193548A JP10372005A JP37200598A JP2000193548A JP 2000193548 A JP2000193548 A JP 2000193548A JP 10372005 A JP10372005 A JP 10372005A JP 37200598 A JP37200598 A JP 37200598A JP 2000193548 A JP2000193548 A JP 2000193548A
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semiconductor
pressure sensor
silicon
concave portion
semiconductor substrate
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JP10372005A
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English (en)
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Sumio Akai
澄夫 赤井
Hiroshi Saito
宏 齋藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板と台座との接合強度が十分であ
り、耐環境性に優れた半導体圧力センサおよびその製造
方法を提供する。 【解決手段】 一面の中央部をエッチングすることによ
り凹部11aを形成して設けたダイヤフラム15を有す
る半導体基板11と、凹部に連通する圧力導入孔17a
を有するガラス台座17と、を有し、半導体基板の一面
に前記半導体台座を陽極接合法により接合してなる半導
体圧力センサにおいて、凹部表面に保護膜16を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出した圧力を電
位として取り出すピエゾ抵抗素子が形成されている半導
体基板を用いたダイヤフラム型の半導体圧力センサに関
し、特に耐環境性に優れた半導体圧力センサの構造及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、産業上の様々な分野において、圧
力センサが多岐にわたって用いられるようになってい
る。中でも、信頼性、コスト、小型軽量化の点から、車
載関係や家電製品等における半導体圧力センサの使用が
急増している。
【0003】半導体圧力センサの従来の技術としては、
ダイヤフラムを形成したシリコン基板の一方の面にピエ
ゾ抵抗を形成した構造のものが知られている。このシリ
コン基板にあっては、ガラス台座を介してパッケージに
接合されるが、シリコン基板とガラス台座とは陽極接合
法により接合されている。また、ガラス台座とパッケー
ジとはメタライズ層を介して半田ろう接合されている。
これらの物理的に強固な接合により、使用温度領域にお
いてリークのないセンサを得ることができる。
【0004】しかしながら、圧力を検知するダイヤフラ
ム部分がシリコンであることから、例えば圧力媒体がア
ルカリ性雰囲気である場合は、シリコンダイヤフラムが
腐食し、センサデバイスが破壊するこいうことがあっ
た。そこで、図5に示すように、シリコン基板1の裏面
にシリコン酸化膜2を形成した後ガラス台座3を接合す
る半導体圧力センサが検討されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような図5に示
す半導体圧力センサにあっては、シリコンダイヤフラム
上にシリコン酸化膜2を形成することから、腐食性の媒
体には効果がある。しかしながら、シリコン酸化膜2を
介してシリコン基板1とガラス台座3とを陽極接合する
ことから、シリコン基板1とガラス台座3との間の接合
強度が小さくなるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、半導体基板と
台座との接合強度が十分であり、耐環境性に優れた半導
体圧力センサおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体圧力セン
サは上記の問題を解決するために、一面の中央部をエッ
チングすることにより凹部を形成して設けたダイヤフラ
ムを有する半導体基板と、前記凹部に連通する圧力導入
孔を有するガラス台座と、を有し、前記半導体基板の一
面に前記半導体台座を陽極接合法により接合してなる半
導体圧力センサにおいて、前記凹部表面に保護膜を形成
したことを特徴とするものである。この場合、前記保護
膜はシリコン窒化膜であることが好ましい。
【0008】また、本発明の半導体圧力センサの製造方
法は、半導体基板の一面の中央部をエッチングすること
により凹部を形成してダイヤフラムを設け、前記凹部に
連通する圧力導入孔を有するガラス台座を前記半導体基
板の前記一面に陽極接合法により接合してなる半導体圧
力センサの製造方法において、前記凹部表面に保護膜を
形成する工程を設けたことを特徴とするものでる。この
場合、前記保護膜はシリコン窒化膜であることが好まし
い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図4
を用いて説明する。図1は本発明の半導体圧力センサの
略断面図である。図2は本発明の一実施の形態の半導体
圧力センサの製造工程を示す略断面図であり、(a)は
シリコン基板の両面にシリコン酸化膜及びシリコン窒化
膜を形成した状態を示し、(b)はシリコン基板の片面
のシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜の非マスク部分を
エッチングした状態を示し、(c)はシリコン基板に対
し異方性エッチングにより凹部を形成した状態を示し、
(d)は該凹部に保護膜を形成した状態を示し、(e)
はシリコン基板にガラス台座を接合した状態を示す。図
3はシリコンウエハーから圧力センサチップを切り出す
ことを説明するイメージ図である。図4は圧力センサチ
ップを支持台に載置する様子を示す略断面図である。
【0010】図1において、半導体圧力センサは、半導
体基板に相当する面方位(110)又は面方位(10
0)のシリコン基板11の一主表面(図1中下側面)に
凹部11aが形成されることにより薄肉部であるダイヤ
フラム15が形成されている。そして、ガラス台座とシ
リコン基板11とを陽極接合法により接合し、支持台2
1にマウントして、パッケージ22に封止したものであ
る。
【0011】シリコン基板11は、単結晶シリコン基板
に、片面に受圧面が形成され圧力を応力に変換するダイ
ヤフラム15、歪みゲージ(不図示)及び電極(不図
示)を形成したもので、ピエゾ抵抗効果により圧力の変
化を電気抵抗の変化に変換して出力するものである。シ
リコン基板11に形成された電極と、パッケージ22に
設けられたリード23とは、Au線等のボンディングワ
イヤ25により接続されている。
【0012】支持台21は、筒体である圧力導入筒21
bと、圧力導入筒21bの一端側に設けられた鍔状の載
置部とを有して構成されており、圧力導入筒21b内部
の圧力導入孔21aがシリコン台座17の圧力導入孔1
7aと重合するようになされている。
【0013】以下に本発明の半導体圧力センサの製造方
法を説明する。まず、図2(a)に示すように、二主表
面及び一主表面の両面に鏡面研磨処理を施した例えば面
方位(110)の単結晶シリコン基板11の両面に、熱
酸化等によりシリコン酸化膜12を形成し、更に化学的
気相成長法(以下、CVD(CemicalVapor
Deposition)法という)等によりシリコン窒
化膜13を形成する。そして、イオン注入法、ドライエ
ッチング法、ウェットエッチング法等により二主表面
(図2(a)において上面)に拡散抵抗(不図示)と層
間絶縁膜を形成する。
【0014】次に、シリコン基板11の一主表面(図2
(a)において下面)において、ダイヤフラム形成予定
領域以外の部分にレジストマスク14を所定のパターン
にて形成した後、図2(b)に示すように、RIE(R
eactive Ion Etching)等のドライ
エッチング技術を用いて、非マスク部分のシリコン酸化
膜12及びシリコン窒化膜13をエッチングにより除去
する。
【0015】そして、レジストマスク14をアッシング
等により除去した後、例えば80℃の水酸化カリウム溶
液等の非アルカリ系のエッチャントにてシリコン窒化膜
13をマスクとして異方性エッチングを行い、図2
(c)に示す凹部11aを形成して、薄肉のダイヤフラ
ム15を形成する。
【0016】更に、シリコン酸化膜12及びシリコン窒
化膜13をマスクとして、窒素イオンをイオン注入した
後に例えば900℃にてアニール処理を行って、図2
(d)に示すように、シリコン基板11の一主表面の凹
部11a表面に保護膜に相当するシリコン窒化膜16を
形成する。シリコン窒化膜16はシリコン基板11を浸
食から保護するものである。
【0017】次に、シリコン基板11の裏面に形成され
ているシリコン酸化膜12及びシリコン窒化膜13をエ
ッチングにて除去する。
【0018】そして、圧力導入孔17aを形成した陽極
接合用ガラス台座17のシリコン基板11に対向する面
に対し、表面の凹凸が小さくなるように研磨処理を行
い、更に該シリコン台座17のシリコン基板11対向面
の裏面に対し、金属蒸着により金属よりなる金属薄膜1
8を形成する。その後に、シリコン台座17の前記研磨
処理をした面と、シリコン基板11の一主表面とを、圧
力導入孔17aとダイヤフラム15とが重合するように
位置合わせをした後、図2(e)に示すように、例えば
直流電圧600V、400℃、真空雰囲気の条件下にお
いて、陽極接合法により接合する。そして、図3に示す
ように、ダイシングレーンに沿ってシリコンウエハー2
4からチップを切り出して、シリコン台座付き圧力セン
サチップ19を得る。
【0019】更に、図4に示すように、例えばAu−S
n系の半田20を用いて、例えば360℃にて、シリコ
ン台座付き圧力センサチップ19と、表面に金層を蒸着
形成した支持台21とを、例えば窒素雰囲気中で半田ろ
う接合する。
【0020】そして、シリコン台座付き圧力センサチッ
プ19の電極と支持台21のリード23とをワイヤボン
ディングにて結線した後、シリコン基板11の表面に樹
脂を塗布し、パッケージ22に封止して半導体圧力セン
サが完成する。
【0021】なお、保護膜はシリコン窒化膜であるとし
て説明しているが、これに限られるものではなく、シリ
コン基板11を浸食から保護できるものであればよい。
従って、例えばシリコン酸化膜等であってもよい。シリ
コン窒化膜の場合には、耐環境性がより向上するという
利点がある。
【0022】
【発明の効果】本発明の半導体圧力センサ及びその製造
方法は上述のように構成してあるから、請求項1記載の
発明にあっては、一面の中央部をエッチングすることに
より凹部を形成して設けたダイヤフラムを有する半導体
基板と、前記凹部に連通する圧力導入孔を有するガラス
台座と、を有し、前記半導体基板の一面に前記半導体台
座を陽極接合法により接合してなる半導体圧力センサに
おいて、前記凹部に保護膜を形成したので、半導体基板
と台座との接合強度が十分であり、耐環境性に優れた半
導体圧力センサを提供できるという効果を奏する。
【0023】請求項2記載の発明にあっては、半導体基
板の一面の中央部をエッチングすることにより凹部を形
成してダイヤフラムを設け、前記凹部に連通する圧力導
入孔を有するガラス台座を前記半導体基板の前記一面に
陽極接合法により接合してなる半導体圧力センサの製造
方法において、前記凹部に保護膜を形成する工程を設け
たので、半導体基板と台座との接合強度が十分であり、
耐環境性に優れた半導体圧力センサの製造方法を提供で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の半導体圧力センサの略
断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の半導体圧力センサの製
造工程を示す略断面図であり、(a)はシリコン基板の
両面にシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を形成した状
態を示し、(b)はシリコン基板の片面のシリコン酸化
膜及びシリコン窒化膜の非マスク部分をエッチングした
状態を示し、(c)はシリコン基板に対し異方性エッチ
ングにより凹部を形成した状態を示し、(d)は該凹部
に保護膜を形成した状態を示し、(e)はシリコン基板
にガラス台座を接合した状態を示す。
【図3】シリコンウエハーから圧力センサチップを切り
出すことを説明するイメージ図である。
【図4】圧力センサチップを支持台に載置する様子を示
す略断面図である。
【図5】従来の技術の半導体圧力センサの略断面図であ
る。
【符号の説明】
11 半導体基板 11a 凹部 15 ダイヤフラム 16 保護膜 17 ガラス台座 17a 圧力導入孔
フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD05 EE14 FF38 FF49 GG01 GG12 HH05 HH11 4M112 AA01 BA01 CA05 CA14 CA15 DA04 DA18 EA03 EA07 EA13 FA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面の中央部をエッチングすることによ
    り凹部を形成して設けたダイヤフラムを有する半導体基
    板と、前記凹部に連通する圧力導入孔を有するガラス台
    座と、を有し、前記半導体基板の一面に前記半導体台座
    を陽極接合法により接合してなる半導体圧力センサにお
    いて、 前記凹部に保護膜を形成したことを特徴とする半導体圧
    力センサ。
  2. 【請求項2】 半導体基板の一面の中央部をエッチング
    することにより凹部を形成してダイヤフラムを設け、前
    記凹部表面に連通する圧力導入孔を有するガラス台座を
    前記半導体基板の前記一面に陽極接合法により接合して
    なる半導体圧力センサの製造方法において、 前記凹部表面に保護膜を形成する工程を設けたことを特
    徴とする半導体圧力センサの製造方法。
JP10372005A 1998-12-28 1998-12-28 半導体圧力センサ及びその製造方法 Pending JP2000193548A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102341685A (zh) * 2009-03-03 2012-02-01 S3C公司 高温下应用的介质兼容型电隔离压力传感器
CN102374912A (zh) * 2010-07-07 2012-03-14 株式会社山武 压力测定器
US8643127B2 (en) 2008-08-21 2014-02-04 S3C, Inc. Sensor device packaging

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