JP2000189272A - 車両用シ―トの表面構造 - Google Patents

車両用シ―トの表面構造

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JP2000189272A
JP2000189272A JP10376791A JP37679198A JP2000189272A JP 2000189272 A JP2000189272 A JP 2000189272A JP 10376791 A JP10376791 A JP 10376791A JP 37679198 A JP37679198 A JP 37679198A JP 2000189272 A JP2000189272 A JP 2000189272A
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JP
Japan
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side support
pad
skin
hollow grooves
seat
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JP10376791A
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English (en)
Inventor
Kimikazu Yoshimura
仁和 吉村
Makoto Shimada
誠 島田
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】異硬質のパッドを使用することなく、シートの
サイドサポート性を向上させることである。 【構成】パッド(1)のサイドサポート形成部(15)
に、多数の独立状小凹窪(10)(10)…を設け、こ
の各小凹窪(10)内に表皮(2)を喰い込ませて接着
して、シートのサイドサポート部(9)に装飾用凹部
(4)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シートな
どの車両用シートの表面(着座面)構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用シートには、着座者のホールド
性を向上させるためにシートクッション、シートバック
の左右に隆起状のサイドサポート部が設けてあるものが
ある。
【0003】また、このサイドサポート部を有する接着
シートは、モールド加工した発泡体製パッドに表皮を接
着して形成している。
【0004】そして、サイドサポート性を向上させるた
めにサイドサポート部に対応する部分のパッドを中央部
に対して高密度或いは硬質の発泡体で成形しているもの
もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のパッドにおける
サイドサポート部に対応する部分を高密度、硬質の発泡
体で成形したものは、少なくとも二種類の発泡体製パッ
ドで成形されているため、パッドの成形性が悪いばかり
か、パッドの中央部とサイドサポート部の弾性等が異な
るため、使用時に異物感が生じる不具合があった。
【0006】一方、パッドの全体を同一の発泡体で成形
したものは、前記不具合は解消されるが、サイドサポー
ト性が悪くなり、サイドサポートがシートの長期使用に
よってヘタる不具合があった。
【0007】そこで、本発明は斯様な従来品の不具合を
除去することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、表面の左右に隆起状のサイドサポート形
成部を有する発泡体製パッドに、表皮を被覆して接着す
ることにより形成する車両用シートにおいて、前記パッ
ドのサイドサポート形成部には多数の独立状小凹窪を設
け、該各小凹窪内に前記表皮を喰い込ませて接着して、
シートのサイドサポート部に多数の装飾用凹部を設けて
なる構成である。
【0009】従って、パッドに設けた多数の独立状小凹
窪内に表皮を喰い込ませて接着することにより形成した
装飾用凹部は、接着剤の硬化、表皮の喰い込み等により
硬くなり、サイドサポート性が向上する。
【0010】また、各小凹窪をパッド発泡成形時に同時
にモールドで発泡成形してなることにより、各小凹窪部
分に硬化層が形成されるため、更に、サイドサポート性
が良好になるし、パッドの硬化層により表皮の接着性も
向上する。
【0011】また、装飾用凹部を平面円形状に形成して
なることにより、シートの外観品質も向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に参照に説明する。図1は本発明に係る自動車用シー
トのシートクッション(SC)を示し、図中(4)…
は、着座面の左右に有する隆起状サイドサポート部
(9)(9)に形成した円形状の装飾用凹部を示す。
【0013】この多数の装飾用凹部(4)は、サイドサ
ポート部(9)(9)の周囲に形成した装飾用の環状凹
溝(5)(6)内に配設され、シートの外観品質を向上
させている。
【0014】左右のサイドサポート部(9)(9)間の
中央部(8)は、略平坦状でサイドサポート部(9)
(9)に対して低く形成されている。図中(7)は、シ
ートクッション(SC)の着座面の前側に形成した装飾
用凹溝を示す。
【0015】以上の装飾用凹部(4)は、図2に示すよ
うに、フレーム(3)に支持される発泡体製のパッド
(1)に設けた小凹窪(10)内に表皮(2)を喰い込
ませて接着剤で接着することにより形成されている。
【0016】また、図示するように、環状凹溝(5)
(6)も、パッド(1)に設けた凹溝(11)(12)
内に表皮(2)を喰い込ませて接着剤により接着するこ
とにより形成されている。
【0017】従って、サイドサポート部(9)(9)
は、環状凹溝(5)(6)とその内部に配設した多数の
装飾用凹部(4)により、中央部(8)に対して硬質に
なり、サイドサポート性が向上する。
【0018】図3は表皮(2)をパッド(1)に接着す
る前の状態を示し、パッド(2)は略シートクッション
(SC)の外形形状にモールド加工され、このモールド
加工時に隆起状のサイドサポート形成部(15)に多数
の小凹窪(10)と凹溝(11)(12)を、また、前
部側に装飾用凹溝(7)形成用の凹溝(13)を、各々
表面に同時に発泡成形する。
【0019】そのため、パッド(1)のサイドサポート
形成部(15)には、多数の小凹窪(10)が一体発泡
されている。従って、パッド(1)の着座面中央部(1
4)に比べ、単位面積当たりの含浸硬化層が大に形成さ
れ、特に小凹窪(10)部分において、窪みの側壁の硬
化層が略パッドのサイドサポート形成部にかかる荷重方
向と一致するため硬質になり、サイドサポート性が向上
する。
【0020】以上のパッド(1)は、図4に示すよう
に、パン型フレーム(3)に載置され、又は、フレーム
(3)と一体に発泡成形され、あらかじめ、袋状に縫着
した表皮(2)を被覆して接着剤で接着される。
【0021】以上の表皮(2)が、各小凹窪(10)、
凹溝(11)(12)、凹溝(13)内に喰い込まれて
接着されるように、各小凹窪(10)、凹溝(11)
(12)、凹溝(13)内に接着剤を充分付着して接着
剤の硬化層が生じるようにする。
【0022】また、接着剤の塗布量(単位面積当たり)
は、左右のサイドサポート形成部(15)を中央部(1
4)に対して大にしてシートクッション(SC)のサイ
ドサポート(9)に接着剤による硬化層が生じるように
するのが好ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、パッドのサイドサポー
ト形成部に設けた多数の独立状小凹窪に表皮を喰い込ま
せて接着し、装飾用凹部を形成してなることから、シー
トのサイドサポートが硬質になり、サイドサポート性が
向上すると共に、使用時の異和感が全くなく快適な座り
心地が得られる。
【0024】また、一種類の発泡体でパッドを成形でき
るため、成形性も向上する。
【0025】また、請求項2の発明によれば、パッドの
各小凹窪をパッド成形時に同時にモールドで発泡成形す
るため、発泡液の含浸層が各小凹窪に沿って形成され、
更に、サイドサポート性が向上するし、各小凹窪に対す
る表皮の接着性も良好になるため、その接着剤の硬化層
により一層サイドサポート性が向上する。
【0026】また、請求項3の発明によれば、シートの
サイドサポート部に装飾用の凹部が形成されているた
め、シートの外観品質を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】本発明の分解斜視図である。
【図4】図3のIVーIV線断面図である。
【符号の説明】
1 パッド 2 表皮 4 装飾用凹部 9 シートのサイドサポート部 10 独立状小凹窪 15 パッドのサイドサポート形成部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の左右に隆起状のサイドサポート形
    成部を有する発泡体製パッドに、表皮を被覆して接着す
    ることにより形成する車両用シートにおいて、 前記パッドのサイドサポート形成部には多数の独立状小
    凹窪を設け、該各小凹窪内に前記表皮を喰い込ませて接
    着してシートのサイドサポート部を形成すると共にサイ
    ドサポート部の表面に多数の装飾用凹部を設けてなる車
    両用シートの表面構造。
  2. 【請求項2】 前記各小凹窪をパッド発泡成形時に同時
    にモールドで発泡成形してなる請求項1の車両用シート
    の表面構造。
  3. 【請求項3】 前記装飾用凹部を平面円形状に形成して
    なる請求項1の車両用シートの表面構造。
JP10376791A 1998-12-25 1998-12-25 車両用シ―トの表面構造 Pending JP2000189272A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007268115A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 T S Tec Kk 座席シートおよびその製造方法
GB2441417A (en) * 2006-08-30 2008-03-05 Lear Corp Vehicle seat cushion with holes to make regions of the cushion softer than others
US7661764B2 (en) 2006-08-30 2010-02-16 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a hardness gradient via “A” surface intrusions and/or protrusions
US7934774B2 (en) 2006-03-31 2011-05-03 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a hardness gradient

Cited By (6)

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US9038252B2 (en) 2006-08-30 2015-05-26 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a hardness gradient via surface intrusions and/or protrusions
US9421895B2 (en) 2006-08-30 2016-08-23 Lear Corporation Vehicle seat assembly having a hardness gradient via “A” surface intrusions and/or protrusions

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