JP2000175734A - 気密化粧料容器 - Google Patents

気密化粧料容器

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JP2000175734A
JP2000175734A JP10359649A JP35964998A JP2000175734A JP 2000175734 A JP2000175734 A JP 2000175734A JP 10359649 A JP10359649 A JP 10359649A JP 35964998 A JP35964998 A JP 35964998A JP 2000175734 A JP2000175734 A JP 2000175734A
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airtight
hinge
refill container
side wall
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JP10359649A
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Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
Ichiro Kizawa
一郎 鬼沢
Hiroshi Ideshita
裕志 井手下
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Yoshida Industry Co Ltd
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Yoshida Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧料を収容する気密レフィル容器の交換操
作性を向上させると共に、携帯性に優れた気密化粧料容
器を提供する。 【解決手段】 周側壁で形成された収納部12を有する
容器本体10の後端部に蝶番3によって開閉自在に外蓋
30を枢着し、前端部には外蓋30と容器本体10とを
閉止状態に保つフック手段5を設けると共に、上記収納
部12の蝶番3側周側壁に該周側壁を貫通する上向きの
切り欠き24を設けると共に、該切り欠き24を有する
側の周側壁と該切り欠き24の対向面側の周側壁近傍と
にそれぞれ気密レフィル容器50を嵌合する嵌合部10
c,10dを設け、切り欠き24の対向面側の嵌合部1
0dを、気密レフィル容器50と共に前後方向に移動可
能に弾性支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体に化粧料
を収容する気密レフィル容器を着脱自在に設け、該気密
レフィル容器に内方を気密状態に保つ内蓋を設けた気密
化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の気密化粧料容器としては、例え
ば特開平10−33259号公報に開示されるものが従
来存在する。
【0003】この気密化粧料容器は容器本体および内面
にミラーを有する外蓋の後端部が蝶番で開閉可能に枢着
され、前端側にはフック手段が設けられている。容器本
体内は、略中央で仕切壁によって左右2つに仕切られ、
右側にはパフ等の化粧具収納部が設けられ、左側には化
粧料を収容する気密レフィル容器の収納部が設けられて
いる。上記左側収納部の左右の内周壁には、該収納部内
方に向かって突出する係合片が設けられ、底部には指が
通る程度の穴が設けられている。
【0004】上記気密レフィル容器は、化粧料を収容す
る皿体と皿体を密閉する内蓋とからなり、上記皿体の左
側壁の上面には皿体に内蓋を枢着するヒンジが設けられ
ている。また、皿体と内蓋とを閉止状態に保持するため
にこれら両者の右端部には係合手段が設けられている。
内蓋の上面には、突部が設けられ、外蓋の閉止状態で、
外蓋内面のミラーが内蓋の突部を押圧して内蓋を確実に
閉止している。また、上記皿体の外周壁には、気密レフ
ィル容器が上記左側収納部に収納された状態で左側収納
部の係合片と係合する凹部が設けられている。
【0005】即ち、化粧料を収容する気密レフィル容器
は、その外周壁に設けられた凹部と左側収納部の係合片
とが係合して容器本体内に収納されている。
【0006】そして、気密レフィル容器交換の際には、
容器本体の底部に設けられた穴に、容器本体の下方から
指を挿入して気密レフィル容器を押し上げ、気密レフィ
ル容器と容器本体との係合をその押し上げ力で解除し、
気密レフィル容器を容器本体から取り外す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の気密化粧料容器にあっては、気密レフィル容器内
を密閉する内蓋のヒンジを皿体の上面に設けているの
で、気密レフィル容器の高さが高くなり、それを収納す
る気密化粧料容器全体の厚さが厚くなり、携帯性が悪
い。
【0008】また、携帯性を重視し気密レフィル容器を
容器本体内に潜り込ませ、気密化粧料容器を薄くする
と、気密レフィル容器の突出部が少なく、気密レフィル
容器の交換が困難になる。例えば、上記従来例の場合で
あっても、気密レフィル容器の交換時には、容器本体底
部に設けられた穴から気密レフィル容器を押し上げて容
器本体と気密レフィル容器との係合を外す必要がある。
【0009】しかしこのとき、外蓋を開いた状態で、容
器本体の底部の穴を通して下方から気密レフィル容器を
押圧すると、穴部を目視して作業することができず作業
性が悪い。さらに、気密レフィル容器は容器本体に嵌合
されているので、気密レフィル容器と容器本体との係合
を外すためには気密レフィル容器を強く押す必要があ
り、外れた勢いで気密レフィル容器が容器本体から外れ
落ちる可能性がある。
【0010】そして、気密レフィル容器の交換は、内部
の化粧料を使い終わった時に新しい物と交換するばかり
でなく、気分によって携帯する化粧料の色を変える時
や、季節によって化粧料の成分が異なるものを携帯する
場合のように使用途中でも頻繁に行われるため、気密レ
フィル容器の交換操作性が悪い気密化粧料容器は使い辛
いという課題があった。
【0011】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、化粧料を収容する気密レフィル容器の交換操作性を
向上させると共に、携帯性に優れた気密化粧料容器を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に示す気密化粧料容器では、周側
壁で区画してその内部に収納部が形成された容器本体
と、該容器本体の後端部に蝶番を介して開閉自在に枢着
された外蓋と、該外蓋で容器本体を閉止するためにこれ
ら両者の前端部に設けられたフック手段と、上記容器本
体の上記収納部に着脱自在に嵌合される気密レフィル容
器とを備え、該気密レフィル容器は化粧料の収容部を有
する器体に該収容部内方を気密に閉止する内蓋を開閉自
在に取り付けるヒンジを有し、上記収納部を形成する周
側壁の側縁部には、上記気密レフィル容器の上記ヒンジ
を挿着するための凹部を形成し、上記収納部の蝶番側周
側壁に該周側壁を貫通する上向きの切り欠きを設けると
共に、該切り欠きを有する側の周側壁と切り欠きの対向
面側の周側壁近傍とにそれぞれ気密レフィル容器を嵌合
する嵌合部を設け、切り欠きの対向面側の嵌合部を、気
密レフィル容器と共に前後方向に移動可能に弾性支持し
た構成とした。
【0013】また、請求項2に示す気密レフィル容器で
は、上記蝶番側の周側壁の切り欠きを蝶番の手前に設け
ると共に、上記外蓋を枢着する蝶番の回転支点を上記切
り欠きより下方に設けた構成とした。
【0014】以上の構成により請求項1にかかる気密化
粧料容器は、上記収納部の蝶番側周側壁に該周側壁を貫
通する上向きの切り欠きを設けると共に、該切り欠きを
有する側の周側壁と切り欠きの対向面側の周側壁近傍と
にそれぞれ気密レフィル容器を嵌合する嵌合部を設け、
切り欠きの対向面側の嵌合部を、気密レフィル容器と共
に前後方向に移動可能に弾性支持したので、切り欠き側
から気密レフィル容器を収納部内方に押すことによっ
て、気密レフィル容器が収納部内を移動し、切り欠きと
反対側に設けられ弾性支持された嵌合部も押圧されて移
動すると共に、切り欠きを有する周側壁側の係合が解除
され、そのまま、気密レフィル容器を上方に引き上げる
ことによって、収納部から気密レフィル容器を外すこと
ができる。
【0015】即ち、気密レフィル容器を外す際に、気密
レフィル容器を前方にスライドさせるための押圧位置と
なる切り欠きを目視でき、操作しやすいばかりでなく、
気密レフィル容器を押圧してスライドさせ、後方の係合
を解除してから、気密レフィル容器を引き上げるため、
単に気密レフィル容器を引き上げて係合を外すときのよ
うに強い力を必要とせず、力が余って気密レフィル容器
を外し落としたり損傷することが無く、誰にでも容易に
気密レフィル容器を交換することができる。
【0016】また、容器本体の周側壁の収納部側縁部に
凹部を設け、その凹部に気密レフィル容器のヒンジを挿
着したので、ヒンジを凹部に挿入させた分だけ容器本体
上に突出するヒンジの高さを低くすることができるた
め、気密化粧料容器全体の厚さを薄くすることができ、
携帯性を向上させることができる。
【0017】また、請求項2にかかる気密化粧料容器で
は、上記蝶番側の周側壁の切り欠きを蝶番の手前に設け
ると共に、上記外蓋を枢着する蝶番の回転支点を上記切
り欠きより下方に設けたので、外蓋を開放すると外蓋は
切り欠きよりも下方に位置し、切り欠きを覆わないた
め、気密レフィル容器を外す際には、目視して切り欠き
側から確実に気密レフィル容器を押してスライドさせる
ことができ、さらに容易に気密レフィル容器を取り外す
ことができる。
【0018】また、外蓋は上記切り欠きより下方に、そ
の開閉の回転支点を位置させて設けたので、外蓋を閉止
すると蝶番の手前に設けられた切り欠きが外蓋で覆われ
外部から見えなくなり、気密化粧料容器の外観美を損な
わないという優れた効果を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1から図6に示すように、本実施形態の
化粧料容器1は、容器本体10と外蓋30と気密レフィ
ル容器50とを主要部品として構成されている。
【0021】容器本体10は、水平断面形状を略正方形
状とする周側壁部10aと略中央に開口10eを有する
底部10bとで収納部12が形成されている。
【0022】容器本体10の前端側中央には、前方及び
上方に向かって開放された凹部14が設けられると共
に、凹部14の前側壁面には、前方に向かって係合突起
16が設けられ、後端側中央には後方及び上下方向に開
放された凹部18が設けられ、さらに凹部18の前側周
側壁部10aには、凹部18より幅の狭い上向きの切り
欠き24が設けられている。この切り欠き24は、収納
部12を形成する後側の周側壁部10aを前後方向に貫
通し、後側の周側壁部10aの内面には、前記切り欠き
24の両側に位置し、収納部12の内方に向かって嵌合
突起10cが設けられている。
【0023】さらに、前側の周側壁部10aの、上記嵌
合突起10cと対向する位置には、収納部12の内方に
向かって開放された凹部12aが設けられ、この凹部1
2aの下の底部10bには、下方に貫通した矩形の開口
部12bが設けられている。また、この開口部12bの
後側縁部には、上方に立設された撓み板26が設けら
れ、この撓み板26の上端部には収納部12の内方に向
かって嵌合突起10dが設けられている。従って、この
撓み板26は、底部10b側端部を支点として嵌合突起
10dの設けられた上端部が前後方向に移動するように
撓み変形する。
【0024】また、収納部12の左の周側壁20には、
上方及び収納部12の内方に向かって開放された凹部2
2が設けられている。
【0025】外蓋30は、上記容器本体10と上下に重
なり略同型状の側壁部30aと、内面にミラー42が取
り付けられている天部30bと、から構成されている。
【0026】外蓋30の後端部には、容器本体10の凹
部18に入り込んで蝶番3を形成する突部32が設けら
れ、前端側には容記本体10の凹部14に入り込んで係
合突起16と共にフック手段5を構成する係合部34が
設けられている。
【0027】この係合部34の後方側の面には、係合突
起16と係脱自在に係合片36が設けられている。
【0028】気密レフィル容器50は、容器本体10の
周側壁部10aの水平断面形状と略同形状の外形をな
し、化粧料の収容部52を有する器体50aと、収容部
52を開閉自在に密閉して、その内方を気密状態に保持
する内蓋70と、この内蓋70を回動自在に支持する突
部56で構成されている。
【0029】器体50aの略中央には、化粧料を収容す
る円形に窪ませて形成された収容部52が設けられ、収
容部52の外周には、その外周に沿って溝部54が設け
られ、溝部54の外周壁54aには、その内方に向かっ
て3つのフック片62が、その外周壁54aに沿って等
間隔に設けられ、そのうち1つは、前記突部56の反対
側に設けられている。さらに、収容部52の周縁から溝
部54の内周壁にわたって、環状のシール部材60が取
り付けられている。
【0030】また、器体50aの外周には、凹部58が
設けられ、容器本体10の嵌合突起10c、10dと嵌
合して気密レフィル容器50を容器本体10に収納する
と共に、収容部52の左側に位置する器体50aの外周
上端には、内蓋70を開閉自在に蝶着するヒンジ64を
形成する突部56が、離間して2つ設けられている。
【0031】また、内蓋70は、略円形平板の蓋体部7
2とこれに突設された円筒状の側壁部74と前記突部5
6と共にヒンジ64を形成する支持部76とで主に構成
されている。
【0032】蓋体部72の下面には、内蓋70閉止状態
で器体50aに設けられた溝部54に挿入される上記側
壁部74が設けられ、その内側にシール部材60に対向
させて突出され、当該シール部材60を押圧するシール
部材押圧部78が設けられている。また、蓋体部72に
は、その側方に設けられ、器体50aの突部56の間に
入り込んでヒンジ64を形成する支持部76が設けら
れ、支持部76の反対側には、蓋体部72から外方に延
出させて取手部80が形成されている。
【0033】前記側壁部74の外周には、内蓋70の閉
止状態で前記溝部54のフック片62と係合する位置
に、突片74aが設けられている。
【0034】そして、これらの部品は、以下のように組
み合わされて気密化粧料容器1を形成している。
【0035】容器本体10の後端の凹部18には、外蓋
30後端の突部32が入り込み、また、容器本体10と
外蓋30とに跨り、上記切り欠き24よりも低い位置に
蝶番ピン88が挿入されて、蝶番3が形成されている。
【0036】容器本体10と外蓋30とが閉止状態にあ
るときには、容器本体10の凹部14の係合突起16
と、外蓋30の係合片36とが係合し、フック手段5を
なし、容器本体10と外蓋30とを閉止状態に保持して
いる。
【0037】また、容器本体10の収納部12には、周
側壁部10aの嵌合突起10c、10dと気密レフィル
容器50の凹部58とが係合されると共に、容器本体1
0の左の周側壁20に設けられた凹部22に、気密レフ
ィル容器50のヒンジ64が配置されて、気密レフィル
容器50が嵌合されている。
【0038】即ち、気密レフィル容器50は、ヒンジ6
4を左側に配して、器体50aの前側の凹部58に、容
器本体10の撓み板26に設けられた嵌合突起10dが
入り込むように、容器本体10の後側上方から前側下方
に向かって押圧して、撓み板26を撓ませながら気密レ
フィル容器50の後ろ側を収納部12に挿入すると共
に、収納部12の後側の周側壁部10aの嵌合突起10
cに気密レフィル容器50の凹部58を係合させる。
【0039】また、気密レフィル容器50を外す場合に
は、まず、容器本体10の蝶番3手前の切り欠き24か
ら気密レフィル容器50を前方に押圧して前方に移動さ
せる。これにより、撓み板26を撓ませて、気密レフィ
ル容器50の後側の凹部58と嵌合突起10cとの係合
を解除する。その後、気密レフィル容器50を上方に引
き上げ容器本体10から取り外す。
【0040】さらに、内蓋70は、ヒンジ64によって
回動自在に枢着され、内蓋70の閉止状態では、内蓋7
0下面の側壁部74外周の突片74aと気密レフィル容
器50のフック片62が係合し、側壁部74の内周面
が、溝部54の内周面のシール部材60に接すると共
に、蓋体部72下面のシール部材押圧部78が、シール
部材60を上方から押圧して、収容部52を気密状態に
保持している。
【0041】即ち、この気密化粧料容器1は、前端側の
フック手段5を解除して、後端側蝶番3により外蓋30
を後方に回転移動して開放し、次に左の周側壁20の凹
部22に配されたヒンジ64により内蓋70を左方向に
回転して容器本体10の外側に移動させて内蓋70を開
放し化粧料を露出させる。
【0042】以上の構成により本実施形態の気密化粧料
容器1では、収納部12の蝶番3側の周側壁部10a
に、この周側壁部10aを貫通する上向きの切り欠き2
4を設けると共に、この切り欠き24を有する側の周側
壁部10aと切り欠き24の対向面側とにそれぞれ気密
レフィル容器50を嵌合する嵌合突起10cを設け、切
り欠き24の対向面側の嵌合突起10dを、気密レフィ
ル容器50と共に前後方向に移動可能に弾性支持したの
で、切り欠き24側から気密レフィル容器50を収納部
12内方に押すことによって、気密レフィル容器50が
収納部12内を移動し、切り欠き24と反対側に設けら
れ弾性支持された嵌合突起10dが押圧されて移動する
と共に、気密レフィル容器50の後側の凹部58と嵌合
突起10cとの係合が解除され、そのまま、気密レフィ
ル容器50を上方に引き上げることによって、収納部1
2から気密レフィル容器50を外すことができる。
【0043】即ち、気密レフィル容器50を外す際に、
気密レフィル容器50を前方にスライドさせるための押
圧位置となる切り欠き24を目視することができ、操作
しやすいばかりでなく、気密レフィル容器50を押圧し
てスライドさせ、後方の係合を解除してから、気密レフ
ィル容器50を引き上げるため、単に気密レフィル容器
50を引き上げて係合を外すときのように強い力を必要
とせず、力が余って気密レフィル容器50を外し落とし
たり損傷することが無く、誰にでも容易に気密レフィル
容器50を交換することができる。
【0044】また、容器本体10の周側壁10aの収納
部12側縁部に凹部22を設け、その凹部22に気密レ
フィル容器50のヒンジ64を挿着したので、ヒンジ6
4を凹部22に挿入させた分だけ容器本体10上に突出
するヒンジ64の高さを低くすることができるため、気
密化粧料容器1全体の厚さを薄くすることができ、携帯
性を向上させることができる。
【0045】また、上記蝶番3側の周側壁10aの切り
欠き24を蝶番3の手前に設けると共に、上記外蓋30
を枢着する蝶番3の回転支点を上記切り欠き24より下
方に設けたので、外蓋30を開放すると外蓋30は切り
欠き24よりも下方に位置し、切り欠き24を覆わない
ため、気密レフィル容器50を外す際には、目視しなが
ら切り欠き24側から確実に気密レフィル容器50を押
してスライドさせることができ、さらに容易に気密レフ
ィル容器50を外すことができる。
【0046】また、外蓋30は上記切り欠き24より下
方に、その開閉の回転支点を位置させて設けたので、外
蓋30を閉止すると蝶番3の手前に設けられた切り欠き
24が外蓋30で覆われ外部から見えなくなり、気密化
粧料容器1の外観美を損なわないという優れた効果を奏
する。
【0047】図7、8に示す本発明の第2の実施形態の
気密化粧料容器1では、容器本体10の気密レフィル容
器50の収納部12の側方に皿状の化粧具収納部90を
一体的に形成したものである。
【0048】この構成によれば、上記の効果は勿論のこ
と、さらに、化粧料を使用する際、必要となるパフ等の
化粧具を収納する空間を、化粧料と同一容器の中に設け
たので、この気密化粧料容器1の内部に化粧料と化粧具
とが収納されているため、即座に化粧料を使用すること
ができる。また、一度使用した化粧具には、化粧料が付
着し、使用後そのままバッグ等に入れるとバッグ内を汚
す虞があるため、化粧具を収納する専用容器が必要とな
る。ところが、上記のように、気密化粧料容器1に化粧
具収納部90を設けることによって、化粧具を気密化粧
料容器1の中に一緒に収納できるため、その他に別途化
粧具用の容器を持つ必要がなく、携帯時の荷物を少なく
することができると共に、取り出す容器が1つであるた
め、片手でも容易に使用することができる。
【0049】図9、10に示す本発明の第3の実施形態
の気密化粧料容器1では、容器本体10に設ける気密レ
フィル容器50を取り外す際に気密レフィル容器50の
押圧位置となる切り欠き24に気密レフィル容器50の
ヒンジ64を配したものである。
【0050】この構成によれば、上記の効果に加え、容
器本体10の形状が簡素化され、成形が容易になると共
に外蓋30を開いた状態の美観が向上する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す化粧料容器にあっては、上記収納部の蝶番側周側壁
に該周側壁を貫通する上向きの切り欠きを設けると共
に、該切り欠きを有する側の周側壁と切り欠きの対向面
側の周側壁近傍とにそれぞれ気密レフィル容器を嵌合す
る嵌合部を設け、切り欠きの対向面側の嵌合部を、気密
レフィル容器と共に前後方向に移動可能に弾性支持した
ので、切り欠き側から気密レフィル容器を収納部内方に
押すことによって、気密レフィル容器が収納部内を移動
し、切り欠きと反対側に設けられ弾性支持された嵌合部
も押圧されて移動すると共に、切り欠きを有する周側壁
側の係合が解除され、そのまま、気密レフィル容器を上
方に引き上げることによって、収納部から気密レフィル
容器を外すことができる。
【0052】即ち、気密レフィル容器を外す際に、気密
レフィル容器を前方にスライドさせるための押圧位置と
なる切り欠きを目視でき、操作しやすいばかりでなく、
気密レフィル容器を押圧してスライドさせ、後方の係合
を解除してから、気密レフィル容器を引き上げるため、
単に気密レフィル引き上げるときのように強い力を必要
とせず、力が余って気密レフィル容器を外し落としたり
損傷することが無く、誰にでも容易に気密レフィル容器
を交換することができる。
【0053】また、容器本体の周側壁の収納部側縁部に
凹部を設け、その凹部に気密レフィル容器のヒンジを挿
着したので、ヒンジを凹部に挿入させた分だけ容器本体
上に突出するヒンジの高さを低くすることができるた
め、気密化粧料容器全体の厚さを薄くすることができ、
携帯性を向上させることができる。
【0054】また、請求項2にかかる気密化粧料容器で
は、上記蝶番側の周側壁の切り欠きを蝶番の手前に設け
ると共に、上記外蓋を枢着する蝶番の回転支点を上記切
り欠きより下方に設けたので、外蓋を開放すると外蓋は
切り欠きよりも下方に位置し、切り欠きを覆わないた
め、気密レフィル容器を外す際には、目視して切り欠き
側から確実に気密レフィル容器を押してスライドさせる
ことができ、さらに容易に気密レフィル容器を外すこと
ができる。
【0055】また、外蓋は上記切り欠きより下方に、そ
の開閉の回転支点を位置させて設けたので、外蓋を閉止
すると蝶番の手前に設けられた切り欠きが外蓋で覆われ
外部から見えなくなり、気密化粧料容器の外観美を損な
わないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の外蓋及び内蓋を開けた
状態の平面図である。
【図2】本発明の第一実施形態の主要構成部品を示す分
解斜視図である。
【図3】本発明の第一実施形態の中央から前後方向に破
断した場合の断面図である。
【図4】本発明の第一実施形態の気密レフィル容器と容
器本体との嵌合部で前後方向に破断した場合の断面図で
ある。
【図5】本発明の第一実施形態において気密レフィル容
器の取り外し動作を示すものであり、気密レフィル容器
を前方に移動した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第一実施形態において気密レフィル容
器の取り外し動作を示すものであり、気密レフィル容器
を上方に引き上げた状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第二実施形態の外蓋及び内蓋を開けた
状態の平面図である。
【図8】本発明の第二実施形態の主要構成部品を示す分
解斜視図である。
【図9】本発明の第三実施形態の外蓋及び内蓋を開けた
状態の平面図である。
【図10】本発明の第三実施形態の主要構成部品を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 気密化粧料容器 3 蝶番 5 フック手段 10 容器本体 10a 周側壁部 10b 底部 10c,10d 嵌合突起(嵌合部) 12 収納部 12a 凹部 12b 開口部 20 左の周側壁 22 凹部 24 切り欠き 26 撓み板 30 外蓋 30a 側壁部 30b 天部 32 突部 50 気密レフィル容器 50a 器体 52 収容部 54 溝部 64 ヒンジ 70 内蓋 72 蓋体部 74 側壁部 76 支持部 90 化粧具収
納部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A45D 33/24 A45D 33/24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周側壁で区画してその内部に収納部が形
    成された容器本体と、 該容器本体の後端部に蝶番を介して開閉自在に枢着され
    た外蓋と、 該外蓋で容器本体を閉止するためにこれら両者の前端部
    に設けられたフック手段と、 上記容器本体の上記収納部に着脱自在に嵌合される気密
    レフィル容器とを備え、 該気密レフィル容器は化粧料の収容部を有する器体に該
    収容部内方を気密に閉止する内蓋を開閉自在に取り付け
    るヒンジを有し、 上記収納部を形成する周側壁の側縁部には、上記気密レ
    フィル容器の上記ヒンジを挿着するための凹部を形成
    し、 上記収納部の蝶番側周側壁に該周側壁を貫通する上向き
    の切り欠きを設けると共に、該切り欠きを有する側の周
    側壁と該切り欠きの対向面側の周側壁近傍とにそれぞれ
    気密レフィル容器を嵌合する嵌合部を設け、切り欠きの
    対向面側の嵌合部を、気密レフィル容器と共に前後方向
    に移動可能に弾性支持したことを特徴とする気密化粧料
    容器。
  2. 【請求項2】上記蝶番側の周側壁の切り欠きを蝶番の手
    前に設けると共に、上記外蓋を枢着する蝶番の回転支点
    を上記切り欠きより下方に設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の気密化粧料容器。
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JP7538049B2 (ja) 2021-01-08 2024-08-21 花王株式会社 容器

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