JP2000008282A - ゴム物品補強用スチールコード - Google Patents

ゴム物品補強用スチールコード

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 M並列+N構造のスチールコードにおいて、
コア素線同士が交差した部分が存在し難く、残留内部ト
ーションが小さく、しかも強度発揮効率や耐久性にも優
れたゴム物品補強用スチールコードを提供する。 【解決手段】 同じ直径dcを有する2本の真直なコア
素線を撚合わせずに長手方向に並列して配置してなるコ
アと、同じ直径dsを有する8本のシース素線を前記コ
アの回りに撚合わせてなる1層のシースとによって構成
された、扁平な横断面輪郭を有するゴム物品補強用スチ
ールコードにおいて、前記コア素線の直径dcが0.3
0〜0.38mm、前記シース素線の直径dsがdc−
0.01〜dc−0.05mmであり、前記シース素線
の撚ピッチPがコア素線の直径dcの50倍以上かつシ
ース素線直径dsの120倍以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム物品補強用の
スチールコードに関し、特に、トラック、バス用のラジ
アルタイヤ(TBR)のベルト層の補強材として好適な
スチールコードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TBRのベルト層補強用のスチー
ルコードとしては、複数の素線を撚合わせてなるコア
と、このコアの回りに素線を2層に撚合わせた2層のシ
ースとからなる3層構造のスチールコードが用いられて
いた。しかし、最近では軽量化および構造の簡略化が指
向され、コアと1層のシースとからなる2層構造のスチ
ールコードが広く用いられてきている。
【0003】この2層構造のスチールコードの中でも、
複数のコア素線を撚合わせずに並列に配置したコアを有
するスチールコードは、次のような利点があることが知
られている。 (1)1工程の撚合わせで製造できるため、経済性に優
れている。 (2)コア素線の並列方向がタイヤのベルト層の幅方向
に沿うようにスチールコードを配列することにより、乗
り心地等を損なうことなく、操縦安定性に優れたタイヤ
が得られる。また、ベルト層の厚さを薄くできるため
に、タイヤを軽量化することができる。
【0004】複数(M本)のコア素線を撚合わせずに並
列に配置したコアと、このコアの回りに複数(N本)の
シース素線を撚合わせてなる1層のシースとからなる2
層構造(以下「M並列+N構造」と言う)のゴム物品補
強用スチールコードに関しては、例えば、次のような技
術が開示されている。
【0005】特開平9−158065号公報には、複数
本のコア素線を無撚でかつその複数本が横並びの列状に
配列されてなるコアと、複数のシース素線をコア素線に
外接してコアの回りで撚ってなるシースとからなり、横
断面形状が楕円形であるM並列+N構造のスチールコー
ドが開示されている。
【0006】また、特開平9−156314号公報に
は、同径の2本のコア素線を撚ることなく並列したコア
と、コア素線の0.8〜1.2倍の直径を有する同径の
5〜8本のシース素線を、素線間に隙間を設けながらコ
アに密接してシース素線径の40〜60倍のピッチで螺
旋状に巻付けたシースとからなる、断面輪郭が大略楕円
形の2並列+N構造(N=5〜8)のスチールコードが
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
M並列+N構造のスチールコードには、次のような問題
点がある。 (1)コア素線とシース素線との荷重負担差が大きいた
め、強度発揮効率や耐久性に劣る。 (2)コア素線同士が交差した部分が存在し易い。 (3)コアとシースとの間に内部トーションが残留する
ため、このスチールコードを複数本並列して埋設したゴ
ムシートを才断した際に、シート端部の反り返りを生じ
易い。このため、タイヤ製造時の取扱性に劣る。
【0008】そこで本発明の目的は、上記問題点を解消
し、M並列+N構造のスチールコードにおいて、コア素
線同士が交差した部分が存在し難く、残留内部トーショ
ンが小さく、しかも強度発揮効率や耐久性にも優れたゴ
ム物品補強用スチールコードを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解消すべく鋭意検討した結果、2並列+8構造のゴム物
品補強用スチールコードにおいて、素線径と撚ピッチ比
率を適正化することにより前記目的を達成し得ることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、同じ直径dcを有する2本の真直な
コア素線を撚合わせずに長手方向に並列して配置してな
るコアと、同じ直径dsを有する8本のシース素線を前
記コアの回りに撚合わせてなる1層のシースとによって
構成された、扁平な横断面輪郭を有するゴム物品補強用
スチールコードにおいて、前記コア素線の直径dcが
0.30mm以上かつ0.38mm以下、前記シース素
線の直径dsがdc−0.01mm以下かつdc−0.
05mm以上であり、前記シース素線の撚ピッチPがコ
ア素線の直径dcの50倍以上かつシース素線直径ds
の120倍以下であることを特徴とするものである。
【0011】本発明のゴム物品補強用スチールコードに
おいて特に好ましいのは、コア素線の直径dcが0.3
2mm以上かつ0.36mm以下、シース素線の直径d
sがdc−0.01mm以下かつdc−0.03mm以
上であり、撚ピッチPがコア素線径dcの60倍以上か
つシース素線径dsの90倍以下であるスチールコード
である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のゴム物品補強用スチール
コードについて、図1を参照して説明する。図1は、本
発明の一例のゴム物品補強用スチールコードの横断面を
示す図である。図示するスチールコード1は、コア2
と、1層のシース3とから構成されている。コア2は、
2本のコア素線2aおよび2bを撚合わせずに並列に配
置したものである。コア素線2aと2bは、実質的に同
じ直径dcを有し、dcは0.30mm以上かつ0.3
8mm以下である。
【0013】シース3は、コア2の周囲に撚合わされた
8本のシース素線4からなる。8本のシース素線4はす
べて実質的に同じ直径dsを有し、dsはコア素線径d
cよりも小さく、両者の差は0.01mm以上かつ0.
05mm以下である。また、シース素線4の撚ピッチP
は、コア素線径dcの50倍以上かつシース素線径ds
の120倍以下の範囲内にある。図1に示すように、8
本のシース素線4をコア素線2aおよび2bに概略接し
て巻付けることにより、スチールコード1の横断面の輪
郭形状は略楕円形となる。コア素線2aおよび2b並び
にシース素線4としては、好ましくは引張り強さが28
00MPa以上、さらに好ましくは3000MPa以上
である黄銅めっき鋼線を用いる。
【0014】本発明のゴム物品補強用スチールコードの
基本構造として、シース素線がコア素線よりも0.01
mm以上小径な2並列+8構造を採用したのは、次の理
由による。まず、コア素線の本数を2本としたのは、コ
ア素線が3本以上であると、コード横断面においてコア
素線が1列に並ばない部分が生じ易く、タイヤのベルト
層補強に使用した際にベルト層の厚さを薄くできるとい
う効果が損なわれるためである。また、シース素線をコ
ア素線よりも0.01mm以上小径とし、かつシース素
線の本数を8本としたのは、十分にゴムが侵入できる大
きさのシース素線間隙間を、極端な偏りなく形成するこ
とが容易だからである。
【0015】次に、本発明のスチールコードの特徴であ
る、コア素線径dc、シース素線径dsおよび撚ピッチ
Pに関する限定の理由について説明する。
【0016】コア素線の直径dcの下限を0.30mm
とするのは、上記の基本構造の下で、TBRのベルト層
補強用コードとして十分な強度および剛性を確保するた
めである。一方、上限を0.38mmとするのは、dc
が0.38mmを超えると、スプールに巻付けた際にコ
ードに巻き癖が付いて真直性が損なわれるためである。
特に好ましいdcの範囲は、0.32mm以上かつ0.
36mm以下である。
【0017】また、シース素線径dsをコア素線径dc
よりも0.01mm以上小径とするが、両者の差を0.
05mm以下とし、かつ撚ピッチPをコア素線径dcの
50倍以上とするのは、このような限定を付加すること
により、コア素線同士が交差した部分が生じ難くなり、
コード内部の残留トーションも抑制できることを見出し
たためである。これについて以下に詳しく説明する。
【0018】図2は、2並列+8構造のスチールコード
の製造方法の例を示す図である。コア素線2aおよび2
bは、チューブラー型撚線機10の外部から供給され、
回転するバレル11内を通過し、撚合わせダイ12にお
いて、バレル11内から供給された8本のシース素線4
が撚合わされ、2並列+8構造が形成される。この過程
において、コア素線2aと2bの中心を結ぶ方向(以下
「コア並列方向」と言う)は、理論的には一定のはずで
あるが、実際にはバレル11内の通過抵抗等により捩れ
を生じる。撚合わせダイ12におけるシース素線4の撚
合わせは、この捩れに対しての修正作用を有するが、捩
れが甚だしいと、むしろコア素線同士が交差した部分を
生じたり、コード内部に大きなトーションを生じたりす
る。
【0019】バレル11通過時におけるコア並列方向の
捩れを減少するためのひとつの方法は、バレル11の回
転速度に対してコア素線2aおよび2bの通過速度を大
きくすること、すなわち撚ピッチPを大きくすることで
ある。具体的には、通常の撚線機を使用した場合、撚ピ
ッチPをコア素線の直径dcの50倍以上、好ましくは
60倍以上とすることにより、コア並列方向の捩れが十
分に減少し、シース素線4の撚合わせによる修正の際の
コア素線同士の交差や大きな内部トーションの発生を抑
制することができる。ただし、撚ピッチPが大きすぎる
と撚合わせ後のシースの保形性が悪くなるため、撚ピッ
チPはシース素線径dsの120倍以下、好ましくは9
0倍以下とする。
【0020】一方、シース素線径dsがdc−0.05
mm未満であるとシース素線の剛性が小さいため、コア
並列方向の捻れを十分に修正するためには、コアの捻れ
に対抗してシースが大きな潜在トーションを持つように
撚合わせる必要がある。このようにして撚合わされたス
チールコードは切断端部におけるシース回転量が大き
く、このスチールコードを複数本並列して埋設したゴム
シートを才断した際に、シート端部が大きく反り返り易
い。そこで、シース素線径dsをdc−0.05mm以
上、好ましくはdc−0.03mm以上とする。
【0021】さらに、シース素線径dsとコア素線径d
cとの差は0.05mm以下と小さいため、矯正装置1
3においてローラーによる繰り返し曲げ等を加えた際の
コア素線とシース素線の曲げ歪差が小さく、真直性、捩
れ等を効果的に矯正することができる。
【0022】本発明におけるシース素線径dsおよび撚
ピッチPに関する上記の限定は、M並列+N構造におけ
るコア素線とシース素線との荷重負担差を緩和する効果
もあり、強度発揮効率や耐久性に優れたスチールコード
とすることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。表
面に黄銅めっきを有し約0.82重量%の炭素を含有す
る鋼線を素線とし、図2に示す製造方法に従い、下記の
表1に示す実施例1〜6のスチールコードおよび下記の
表2に示す比較例1〜5のスチールコードを夫々製造し
た。
【0024】表中、実施例1〜6は、本発明に従う2並
列+8構造のスチールコードの例である。
【0025】比較例1は、撚ピッチPが過大で、本発明
の範囲から逸脱している2並列+8構造のスチールコー
ドの例である。
【0026】比較例2は、撚ピッチPが過小で、本発明
の範囲から逸脱している2並列+8構造のスチールコー
ドの例である。
【0027】比較例3は、シース素線径dsがコア素線
径dcに対して過小で、本発明の範囲から逸脱している
2並列+8構造のスチールコードの例である。
【0028】比較例4は、シース素線とシース素線が同
径で、本発明の範囲から逸脱している2並列+8構造の
スチールコードの例である。
【0029】比較例5は、コア素線径dcが過大で、本
発明の範囲から逸脱している2並列+8構造のスチール
コードの例である。
【0030】これら実施例および比較例のスチールコー
ドについて、下記の各項目についての評価を行った。 (1)破断強力 JIS G3510の切断荷重測定方法に準拠して測定
した。 (2)切断端部におけるシース回転量 スチールコードを刃物で切断した際の、シースの切断端
部の回転量にて評価した。 (3)ゴム侵入性 スチールコードを未加硫ゴム中に埋設し、145℃で4
5分間の加硫処理を施して評価サンプルを作成し、サン
プル中のスチールコードの横断面観察によりゴム侵入状
態を評価した。 (4)巻き癖 巻き胴直径が12cmのスプールに、巻取り張力約25
Nにてスチールコードを巻取り、2週間放置後の巻き癖
の有無について評価した。
【0031】得られた結果を下記の表1および表2に併
記する。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表1および表2に示すように、実施例1〜
6のスチールコードは、全ての評価項目について良好な
結果を示した。
【0035】これに対し、撚ピッチPが過大である比較
例1のスチールコードは、保形性が悪く、ゴム侵入性が
不十分であった。
【0036】撚ピッチPが過小である比較例2のスチー
ルコードは、切断端部におけるシース回転量が大きく、
コア素線同士の交差部も高い頻度で発生していた。ま
た、同様の素線を用いた実施例4のスチールコードに比
べ強度発揮効率が低く、若干低い破断強力を示した。
【0037】シース素線径dsがコア素線径dcに対し
て過小である比較例3のスチールコードは、切断端部に
おけるシース回転量が大きく、コア並列方向の捩れの残
留も認められた。
【0038】コア素線とシース素線が同径である比較例
4のスチールコードは、ゴム侵入性が不十分であった。
【0039】コア素線径dcが過大である比較例5のス
チールコードは、巻き癖が発生した。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のゴム物
品補強用スチールコードは、コア並列方向の捩れ、内部
トーションの残留、コア素線とシース素線との荷重負担
差の増大等の、従来のM並列+N構造のスチールコード
の問題点を改善することができる。
【0041】また、本発明のゴム物品補強用スチールコ
ードは、特にTBRのベルト層の補強材として好適であ
り、捩れの少ないコア並列方向がタイヤのベルト層の幅
方向に沿うようにスチールコードを配列することによ
り、M並列+N構造本来の特性が十分に発揮され、乗り
心地等を損なうことなく操縦安定性に優れ、軽量化され
たタイヤが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うスチールコードの斜断面図であ
る。
【図2】2並列+8構造のスチールコードの製造方法を
示す図である。
【符号の説明】
1 スチールコード 2 コア 2a コア素線 2b コア素線 3 シース 4 シース素線 10 撚線機 11 バレル 12 撚合わせダイ 13 矯正装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同じ直径dcを有する2本の真直なコア
    素線を撚合わせずに長手方向に並列して配置してなるコ
    アと、同じ直径dsを有する8本のシース素線を前記コ
    アの回りに撚合わせてなる1層のシースとによって構成
    された、扁平な横断面輪郭を有するゴム物品補強用スチ
    ールコードにおいて、 前記コア素線の直径dcが0.30mm以上かつ0.3
    8mm以下、前記シース素線の直径dsがdc−0.0
    1mm以下かつdc−0.05mm以上であり、前記シ
    ース素線の撚ピッチPがコア素線の直径dcの50倍以
    上かつシース素線直径dsの120倍以下であることを
    特徴とするゴム物品補強用スチールコード。
  2. 【請求項2】 前記コア素線の直径dcが0.32mm
    以上かつ0.36mm以下、前記シース素線の直径ds
    がdc−0.01mm以下かつdc−0.03mm以上
    であり、前記撚ピッチPがコア素線径dcの60倍以上
    かつシース素線直径dsの90倍以下である請求項1記
    載のゴム物品補強用スチールコード。
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