2004年のイタリアグランプリ (ロードレース)
レース詳細 | |||||||||||||
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2004年のロードレース世界選手権 全16戦中第4戦 | |||||||||||||
決勝日 | 2004年6月6日 | ||||||||||||
開催地 | ムジェロ・サーキット | ||||||||||||
開催コース | 常設サーキット 5.245km | ||||||||||||
MotoGP | |||||||||||||
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250 cc | |||||||||||||
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125 cc | |||||||||||||
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2004年のイタリアグランプリ は、ロードレース世界選手権の2004年シーズン第4戦として、6月4日から6日までイタリアのムジェロ・サーキットで開催された。
概要
[編集]125ccクラス決勝では、ロベルト・ロカテリが6台の大集団によるバトルを制し、チャンプを獲得した2000年以来となるグランプリ8勝目を挙げた。ポイントランキングでは、1位のアンドレア・ドヴィツィオーゾを3ポイント差でロカテリが、21ポイント差でケーシー・ストーナーが追う状況となった[1]。
250ccクラスでは、レース終盤はセバスチャン・ポルトとランディ・ド・プニエによるバトルとなった。ファイナルラップにド・プニエのエンジンにトラブルが発生し、ポルトがシーズン初優勝を挙げることとなった。ポイントランキングでは、トップのド・プニエに対しダニ・ペドロサが3ポイント差、ポルトが23ポイント差となった[2]。
MotoGPクラス決勝では、往年のチャンピオンライダーであるミック・ドゥーハンが「長い歴史の中で最高のレースの1つ」と評価するほどの激しいバトルが展開された[3]。
レース序盤は、7番グリッドからスタートしたキャメル・ホンダ・プラマックの玉田誠が徐々に順位を上げ、6周目にトップに浮上した。しかし玉田は14周目にマシントラブルでリタイヤとなってしまう。またカワサキの中野真矢は13周目のストレートエンドでリアタイヤのトラブルから約300km/hでの高速クラッシュを喫したが、奇跡的にも大きな怪我は免れた。その後はバレンティーノ・ロッシとセテ・ジベルナウによるトップ争いが展開されていたが、雨が降り始めたために赤旗が掲示されてレース中断となった。
その後、17周目終了時点の順位を元にスターティンググリッドを組み、6周の超スプリントレースで決着を付けることとなった。雨は一旦上がっていたため全員がスリックタイヤを選択したが、スタート直前に再び雨が降り始めた。序盤は阿部典史、アレックス・バロス、ルーベン・チャウスらが次々とトップに立ち、混戦模様となっていた。やがてロッシが集団から抜け出すが、乾き始めた路面で急激にペースを上げたジベルナウも猛追する。最後はロッシがジベルナウを0.361秒差で抑えきり、シーズン2勝目を挙げた。
この結果ポイントランキングでは、トップのジベルナウに対しロッシが10ポイント差で2位、マックス・ビアッジが14ポイント差の3位となった[4]。
MotoGPクラス決勝結果
[編集]順位 | ライダー | マニュファクチャラー | タイム/リタイヤ | グリッド | ポイント |
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1 | バレンティーノ・ロッシ | ヤマハ | 12:06.803 | 3 | 25 |
2 | セテ・ジベルナウ | ホンダ | +0.361 | 1 | 20 |
3 | マックス・ビアッジ | ホンダ | +1.540 | 6 | 16 |
4 | トロイ・ベイリス | ドゥカティ | +1.782 | 15 | 13 |
5 | ルーベン・チャウス | ドゥカティ | +2.389 | 14 | 11 |
6 | アレックス・バロス | ホンダ | +2.446 | 4 | 10 |
7 | 阿部典史 | ヤマハ | +5.842 | 16 | 9 |
8 | ロリス・カピロッシ | ドゥカティ | +6.228 | 8 | 8 |
9 | マルコ・メランドリ | ヤマハ | +6.461 | 5 | 7 |
10 | シェーン・バーン | アプリリア | +7.198 | 17 | 6 |
11 | ニール・ホジソン | ドゥカティ | +9.048 | 19 | 5 |
12 | コーリン・エドワーズ | ホンダ | +9.626 | 12 | 4 |
13 | 青木宣篤 | プロトン | +14.201 | 20 | 3 |
14 | アレックス・ホフマン | カワサキ | +48.091 | 13 | 2 |
15 | ミッシェル・ファブリツィオ | ハリスWCM | +50.498 | 23 | 1 |
16 | ジェレミー・マクウィリアムス | アプリリア | +56.572 | 18 | |
17 | アンドリュー・ピット | モリワキ | +59.267 | 22 | |
Ret | 中野真矢 | カワサキ | 第1レースでリタイヤ | 10 | |
Ret | カルロス・チェカ | ヤマハ | 第1レースでリタイヤ | 11 | |
Ret | ニッキー・ヘイデン | ホンダ | 第1レースでリタイヤ | 2 | |
Ret | カーティス・ロバーツ | プロトン | 第1レースでリタイヤ | 21 | |
Ret | 玉田誠 | ホンダ | 第1レースでリタイヤ | 7 | |
Ret | ケニー・ロバーツJr. | スズキ | 第1レースでリタイヤ | 9 |
- グリッドは赤旗中断前の第1レースのもの。
250ccクラス決勝結果
[編集]順位 | ライダー | マニュファクチャラー | タイム/リタイヤ | グリッド | ポイント |
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1 | セバスチャン・ポルト | アプリリア | 40:32.672 | 1 | 25 |
2 | ダニ・ペドロサ | ホンダ | +6.147 | 2 | 20 |
3 | マヌエル・ポジャーリ | アプリリア | +8.415 | 6 | 16 |
4 | ランディ・ド・プニエ | アプリリア | +11.226 | 3 | 13 |
5 | フォンシ・ニエト | アプリリア | +11.876 | 9 | 11 |
6 | トニ・エリアス | ホンダ | +11.888 | 4 | 10 |
7 | ロベルト・ロルフォ | ホンダ | +24.398 | 8 | 9 |
8 | アレックス・デ・アンジェリス | アプリリア | +27.550 | 5 | 8 |
9 | 青山博一 | ホンダ | +28.126 | 11 | 7 |
10 | アンソニー・ウエスト | アプリリア | +38.025 | 16 | 6 |
11 | ホアン・オリベ | アプリリア | +38.207 | 10 | 5 |
12 | フランコ・バッタイーニ | アプリリア | +45.788 | 7 | 4 |
13 | シルバン・ギュントーリ | アプリリア | +1:01.150 | 15 | 3 |
14 | エクトル・ファウベル | アプリリア | +1:06.887 | 13 | 2 |
15 | アレックス・デボン | ホンダ | +1:07.022 | 25 | 1 |
16 | 松戸直樹 | ヤマハ | +1:07.037 | 14 | |
17 | チャズ・デイビス | アプリリア | +1:07.196 | 20 | |
18 | グレゴリー・ルフォー | アプリリア | +1:07.464 | 21 | |
19 | ヨハン・シュティーグフェルト | アプリリア | +1:19.655 | 26 | |
20 | クリスチャン・ゲンメル | ホンダ | +1:25.112 | 27 | |
21 | 関口太郎 | ヤマハ | +1:33.088 | 29 | |
Ret | ヤルノ・ロンツォーニ | ヤマハ | 棄権 | 28 | |
Ret | ヤコブ・シュムルツ | ホンダ | 棄権 | 12 | |
Ret | エルワン・ナイゴン | ヤマハ | 棄権 | 23 | |
Ret | アレックス・バルドリーニ | アプリリア | 棄権 | 18 | |
Ret | ユーゴ・マルシャン | アプリリア | 棄権 | 17 | |
Ret | エリック・バタイユ | ホンダ | 棄権 | 19 | |
Ret | マックス・サバターニ | ヤマハ | 棄権 | 30 | |
Ret | デューク・ヘイドルフ | アプリリア | 棄権 | 24 | |
Ret | アルノー・ヴァンサン | アプリリア | 棄権 | 22 |
125ccクラス決勝結果
[編集]順位 | ライダー | マニュファクチャラー | タイム/リタイヤ | グリッド | ポイント |
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1 | ロベルト・ロカテリ | アプリリア | 40:13.158 | 5 | 25 |
2 | ケーシー・ストーナー | KTM | +0.152 | 2 | 20 |
3 | エクトル・バルベラ | アプリリア | +0.197 | 7 | 16 |
4 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ | ホンダ | +0.573 | 4 | 13 |
5 | ミルコ・ジャンサンティ | アプリリア | +0.595 | 11 | 11 |
6 | パブロ・ニエト | アプリリア | +0.879 | 12 | 10 |
7 | スティーブ・イェンクナー | アプリリア | +5.980 | 1 | 9 |
8 | マティア・パシーニ | アプリリア | +19.206 | 3 | 8 |
9 | ジーノ・ボルソイ | アプリリア | +28.656 | 19 | 7 |
10 | ホルヘ・ロレンソ | デルビ | +28.671 | 8 | 6 |
11 | シモーネ・コルシ | ホンダ | +28.717 | 21 | 5 |
12 | アンドレア・バレリーニ | アプリリア | +28.831 | 17 | 4 |
13 | ガボール・タルマクシ | マラグーティ | +28.955 | 22 | 3 |
14 | ダリオ・ギウセペッティ | ホンダ | +44.766 | 34 | 2 |
15 | ルーカス・ペセック | ホンダ | +45.682 | 13 | 1 |
16 | イムレ・トス | アプリリア | +45.682 | 27 | |
17 | Alessio Aldrovandi | ホンダ | +56.328 | 25 | |
18 | ステファノ・ビアンコ | アプリリア | +56.658 | 32 | |
19 | ミケーレ・ピロ | アプリリア | +56.674 | 36 | |
20 | フリアン・シモン | アプリリア | +1:07.291 | 15 | |
21 | ジョルディ・カルチャノ | アプリリア | +1:28.660 | 37 | |
22 | 宇井陽一 | アプリリア | +2:29.626 | 14 | |
23 | セルヒオ・ガデア | アプリリア | +1 Lap | 33 | |
Ret | ミカ・カリオ | KTM | 棄権 | 6 | |
Ret | マティア・アンジェローニ | ホンダ | 棄権 | 39 | |
Ret | アルバロ・バウティスタ | アプリリア | 棄権 | 18 | |
Ret | マルコ・シモンチェリ | アプリリア | 棄権 | 16 | |
Ret | レイモンド・スカウテン | ホンダ | 棄権 | 35 | |
Ret | アンヘル・ロドリゲス | デルビ | 棄権 | 23 | |
Ret | ロレンツォ・ザネッティ | ホンダ | 棄権 | 38 | |
Ret | ヴェサ・カリオ | アプリリア | 棄権 | 31 | |
Ret | ジョエレ・ペリーノ | アプリリア | 棄権 | 24 | |
Ret | ステファノ・ペルジーニ | ジレラ | 棄権 | 26 | |
Ret | ファブリツィオ・ライ | ジレラ | 棄権 | 10 | |
Ret | マイク・ディ・メッリオ | アプリリア | 棄権 | 9 | |
Ret | トーマス・ルティ | ホンダ | 棄権 | 20 | |
Ret | ミケーレ・ダネーゼ | アプリリア | 棄権 | 28 | |
Ret | マヌエル・マンナ | マラグーティ | 棄権 | 29 | |
Ret | ロビン・ハームス | ホンダ | 棄権 | 30 |
脚注
[編集]- ^ https://www.motogp.com/ja/news/2004/Locatelli+takes+emotional+home+win
- ^ https://www.motogp.com/ja/news/2004/First+win+of+season+for+Porto
- ^ https://www.motogp.com/ja/news/2004/Mick+Doohan+One+of+the+best+races+for+a+long+long+time
- ^ https://www.motogp.com/ja/news/2004/Rossi+at+the+double+in+Mugello+stunner
参考文献
[編集]- “MotoGP official website”. 2011年2月14日閲覧。
前戦 2004年のフランスグランプリ |
ロードレース世界選手権 2004年シーズン |
次戦 2004年のカタルーニャグランプリ |
前回開催 2003年のイタリアグランプリ |
イタリアグランプリ | 次回開催 2005年のイタリアグランプリ |