ダブステップとは (ダブステップとは) [単語記事]

ダブステップ（dubstep）とは、ヨーロッパのクラブシーンから誕生した音楽ジャンルである。リバーブが強くかかったドラムを使用した2ステップを指す。

概要

最初のダブステップは1999年ごろ、既存のダブ（ダブステップとは別ジャンルだが前身のようなもので、
エコーを多用したジャンル）や2ステップに飽きたトラックメーカーが、もっと既存の型にとらわれない
実験的な音楽を作り出そうとして発見された。

その後2000年度半ば（2005～2006）にブレイクし、日本のクラブシーンにも若干影響が見られた。

しかし、ニコニコ動画を含め日本のメジャーな音楽シーンでは知名度が低く、
多くの人に知られているジャンルだと言えない。

他にも、ブレイクビーツの流れを組んでいるドラムパターンにも特徴的なリズムがある（三連符の多用、
アクセントの位置等）。

有名なアーティストとしてBrial、Skre am、Digital Mystikzなどがあげられる。

2000年代は暗い雰囲気のアンダーグラウンドなダブステップが主流だった。2010年代に入ってからはskrillexのような攻撃的なワブルベースを前面に押し出したアーティストが流行したが、最近では徐々に落ち着いた雰囲気、オシャレな雰囲気のダブステップが支持を得るようになってきている。2014年以降はトラップの要素をいれたトラップステップ(最近は略してトラップと言われることが多いが元々のトラップと分けるときに使われる)というジャンルがEDMのメインストリームとなっている。