皆伝とは一般的に、次の意味を表す。
本項目では、beatmaniaIIDX、Dance Dance Revolutionシリーズにおける段位認定 皆伝について説明する。
概要
beatmaniaIIDXでは、7thstyle以降「段位認定」というモードが搭載されてきた。段位認定の詳細は当該記事をご覧いただきたいが、簡単に言うと段位ごとに与えられた課題曲を全てクリアすると、その段位が授与されるという仕組みである。
7thstyleで段位認定モードが実装された当初は、7級(DPは5級、copulaから7級)~1級、初段~十段が用意されていて、最も難しいのは十段であった。はじめのうちは最高難易度の段位として多くのプレイヤーを苦しめてきた十段だが、作が進むにつれてプレイヤーのレベルも上がり、やがて「そこそこ上手いプレイヤーなら十段は取ってて当然」という状況が生まれてしまった。
そんな中、DistorteDでは満を持して十段を上回る難易度の皆伝が搭載されることになった。十段をクリアした者のみが挑戦を許される皆伝は、その名が示すとおり「これをクリアできればIIDXマスターだ!」と言わんばかりの超高難易度譜面ばかりを詰め込んだ、いわば制作スタッフからの挑戦状。十段では物足りないプレイヤーから歓迎された。しかし、レベル12の譜面が増加することにより同じレベル表記でも差が徐々に大きくなりハードルが高くなったためか、copulaから十段・皆伝の間に中伝が設けられ、十段合格で中伝、中伝合格で皆伝への挑戦権が得られる形になった。ちなみに中伝のラインナップは、かつては採用されていたが対象から外れた元皆伝の対象譜面も含まれる。
SINOBUZ以降のEXPERTモードからは、CLASSIC CLASSにて過去シリーズの皆伝を疑似体験できるようになっている。RESIDENTでは「段位認定-極-」モード限定で、LEGGENDARIA譜面が採用された裏皆伝も登場。人によっては表皆伝よりも弱いというプレイヤーもいるため、あくまでももう一つの皆伝という位置取りか。
以降、段位認定の最上位である「皆伝」は課題曲を変えながらも最新作まで登場しており、多くの上級プレイヤーが挑んでいる。
DDRでは
一方、DDRでもA20から段位認定が実装。本作では定期的に開催されるスコアトライアル「GOLDEN LEAGUE」にて段位挑戦の可否が決まる仕組みになっており、皆伝をプレーするには十段のクリアに加え、GOLDクラスへの昇格が必要となる。
その構成も凄まじく、十段ボスがLv19のPARANOiA Revolutionという時点で人間卒業クラスとだいうのに、皆伝になると残る同Lvの譜面が4曲立て続けに襲い掛かるという、IIDX皆伝も真っ青の人外仕様。更にGOLDクラスへの昇格ラインも回を重ねる毎に高くなるため、並のプレイヤーでは挑戦することすらままならない。仮に挑戦できたとしてもハイスピ調整を事故ればランカーでも即死に繋がり、曲ごとのインターバルが短いため水分補給とパネル清掃に割く時間も限られる。実際、皆伝に合格したプレイヤーが完走後に疲労困憊で横たわる姿がSNSでアップされる程であった。そのせいもあり、以後のアップデートにて60秒の休憩時間が設けられ、DPはA20以後十段クリア者でも比較的挑戦しやすいラインナップとなっている。
それ程DDRの皆伝はある意味プロスポーツともいえる、高く険しい道のりの基に構成されている。DPでは生命保険の加入を推奨するというコメントがあったほどである。プレー中自分の身に危険を感じたら、無理をせず挑戦を中止しよう。マジで死にます。
段位認定 皆伝の課題曲
※以下の表において、赤背景はANOTHER譜面(※印は後に十段・中伝に降格)、灰色背景太文字は黒譜面(現LEGGENDARIA譜面)、LEGGENDARIA譜面は紫背景。
DDRにおける緑背景はEXPERT譜面、紫背景はCHALLENGE譜面である。
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関連項目
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