懸とは、かける、ぶら下がる、という意味の漢字である。
漢字として
- 意味
- かける、吊り下げる、かかる、かかげる、へだたる、関連がある、虚しい、孤立した、はるか、まだ決着のついていない、(山や崖が)急な、(川の流れ)が落下する、という意味がある。
- 字形
- 形声。声符は縣。もともと縣(県)は首を吊り下げる意の字だが、行政区画に用いられるようになり、区別のために心を加えて作られた字。〔説文解字〕の縣字の注に「今、俗に心を加え、别に懸に作る」とある。
- 音訓
- 音読みはケン(漢音)、ケ(慣用音)、訓読みは、かかる、かける。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 懸案・懸河・懸解・懸懸・懸首・懸賞・懸垂・懸絶・懸想・懸念・懸命
異体字
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