写像とは、特定の何かを、別の特定の何かに変換するルールのことである。
適当な概要
なぞなぞなどで、
りんご → 0
バナナ → 1
ピーチ → 1
パパイヤ → 2
もも → 2
なし → ?
このような、「何か1つについて、どうにかすると何か1つの結果を得られますが、この場合はどうでしょう?」みたいな問題があるが、ここで出てくるような何かから何かを導く変換ルールを写像という。
難しい言葉に聞こえるが、「西暦年 → 干支」と変換するルールも写像と言えるし、「税抜き価格 → 税込み価格」と変換するルールも写像と言える。
ちなみにこのなぞなぞの答えは「この単語を発声した場合における上下の唇が触れた回数」である。
リアルの話に対してインターネットが写像であると言う事について適当な概要
※この項目は数学における写像とはそれほど深い繋がりはありません。写像という言葉の使われ方の一例です。
インターネット上ではない、いわゆるリアルな世界について、人間はひとりひとり存在する。インターネットを使うユーザは、その実体を追いかけるとそれはおそらくリアル世界の人間ひとりひとりであり、現実の人間とネットの存在は一対一に対応することになる。
例えば、現実世界の実名:山田太郎さんがインターネット世界ではハンドルネーム:ジョナサンさんである場合、山田太郎→ジョナサン(実名→ハンドルネーム)という関係が生まれる。ここで「もともとハンドルネームや匿名を使わずとも、そもそも現実世界の実名があるのだからそれを使うべきで、現実の存在からネットの存在への写像が、ネットの存在から現実の存在への逆写像と一致すれば、それをもってインターネットの中である程度のルールを持って確保するよな環境を作れるのではないか」という主張に写像という言葉が使われた。
しかし、インターネット上で名乗られたものが実名であるかという保証はなく、また、現実の世界においても実名を使わないケースはある。場所やサービスを提供している人が実名性を保証するのではなく、状況を応じて実名・匿名を適切に選んで使う教育を行なうべきなのではないかと言う主張もある。
現在のインターネットにおいて、ネットでの存在が現実の誰にあたるか確認する必要が出てきた場合、「現実の人間→その人が使ったIPアドレス」と「その時間に使われたIPアドレス→その時間にIPアドレスを使っていた人間」いう写像、逆写像を用いて、ネット上の人間を特定している。
関連項目
- 8
- 0pt