丙午とは、干支の一つである。
概要
「この年に生まれた女は気性が激しくなり、夫の寿命を縮める」という迷信があり、そのためこの年に限り出生率が極端に下がるという傾向がある(逆に、前後の年には出生率が上がる。わざと出生届を前後の年にずらして提出した例すらあった)。このような迷信が広まった背景には、江戸時代に放火事件を引き起こした八百屋お七が丙午生まれだったという説が広まったためとされる。
直近の丙午である1966年の場合、地方や農村部を中心に迷信が依然根強く産み控えや妊娠中絶を行った夫婦が多発し、各自治体も「ひのえうま追放運動」を行ったものの、最終的な出生数は例年比25%も低下した。そのため、「丙午世代の大学受験は例年より楽だったか」という議論がされることもある。
次回の丙午である2026年では既に本格的な少子化社会に突入しているため人口動態に大きな影響は与えないと予測されているが、Twitterを始めとしたSNSでその年に出産した人に対する誹謗中傷やバッシングが加速し、出生率が大幅低下する可能性も否定できない。
関連項目
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