ナリ、なり、とは
- 伝聞推定の意味を表す助動詞。「唐土にあんなる剣」(訳:中国にあるという剣)「春過ぎぬなり」(訳:春は過ぎたようだ)
- 断定、存在の助動詞。「秦を滅ぼす者は胡なり」(訳:秦国を滅ぼす者は胡亥だ)「武蔵なる所へ移ろふ」(訳:東京にある場所へ移る)
- ~とすぐに、の意。「家に着くなり、寝た。」
- それが継続していること。「彼女は部室に行ったなり帰ってこない」
- 例示。「メールするなり電話するなりしよう」
- 並列。「あの女は煮るなり焼くなりお前の好きにしていいぞ」「大なり小なりリスクはある」
- ~という。「革新派なるもの」「魏国に劉徳治なるものあり」
- ~のようだ。「山なりの96kmのスローカーブで打者を二ゴロに討ち取る」
- キャラクターの語尾。2からの派生。「このちょんまげは伊達じゃないナリ」
- それなりのの意。「彼女は彼女なりにやっていたのにその言い方はひどい」
- なすがまま。「運命の言いなりになろう」
- 鳴ること。「鳴り物での応援」
- 成ることや、お出まし。「将軍様のおなり」「有能な弁護士になり活躍する」
- 生ること。「柿のなりがいい」
- 見た目や体つき。「なりは大きくても大人しく、気は優しい」
- 業。
- 地獄。奈利。
関連項目
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