みんなさ、ハーフって聞くと「いいなー」ってなるじゃん?それ、分からなくもないけど、正直言って憧れだけで語られるのはきつい。
私は弱者男性と人間のハーフなんだけど、これが結構大変でさ。まず茶化されるのが一番きつい。
「お前、なんか特別な能力持ってるんだろ?」とか「人間じゃないんでしょ?」とかさ。冗談で言ってるつもりなんだろうけど、こっちからしたら何回も言われると本当に傷つくんだよね。
ハーフの特権みたいに思われてる「永遠の命」だけど、これがまた辛いんだわ。
確かに年老いることはないし、体力も落ちない。でもさ、その分、周りの人たちはどんどんいなくなるんだよ。友達も家族も、みんな自分を置いて先に行っちゃう。
永遠に生きられるって聞こえはいいけど、ずっと孤独でいる覚悟が必要なんだよね。そんなの、誰だって耐えられるわけじゃない。
あとさ、「生命の実分けてよ」とか軽く言う人いるけど、正直ムカつく。
生命の実は、弱者男性たちが苦しみの果てに手に入れたものなんだよ。それを知らずに「ちょっと分けて」とか言うのは無神経すぎる。
仮に分けたとしても、その人も永遠の命の重さに耐えられるの?って思う。みんな「いいなー」って軽く考えすぎだよ。
よく聞かれるのが「お前の固有能力って何?」って話。まあ、弱者男性と人間のハーフだから特殊な能力はあるよ。私の場合、アンチマターを扱えるのと、未来を予知する力がある。
でもさ、アンチマターなんて現実世界じゃほぼ使う場面ないし、予知なんて苦痛でしかない。未来が分かるって、みんな便利そうって思うでしょ?でも、知っててもどうしようもない運命を変えられないことがほとんどなんだよ。これがどれだけ辛いか、想像つく?
結局、ハーフって外から見るほど楽なものじゃない。みんなが「いいな」って言う分、辛さとか孤独を分かってもらえないのが本当にしんどい。
だから、ハーフに憧れるのもいいけど、その裏にある大変さもちゃんと知ってほしいんだよね。私みたいに苦しむ覚悟があるなら、それもありかもしれないけど…。