みんな知ってるとは思うが、京都市の大きい祭典で、約1か月前にプレミアム観覧席の是非がニュースになった。
県外からほぼ必ず毎年見に行っていて、非日常感が気に入っている。
自分はイベント仕事の経験があるのだが、あんな大通りをパレードのために占用するなんて、一般の市町村では警察から許可が下りる可能性はほぼゼロである。
それくらいスゴイ。
山鉾巡行は、今年も大迫力で見させてもらった。興味のある方は、ようつべでの検索を推奨する。
それはそれで、夜になると祇園の居酒屋で呑ませてもらう。お店はたくさんあるが、一言さんアウトのお店が半数以上といっていい。古風な見た目のお店は特にそうである。
ただ、店先にメニューが置いてあるところは一見さんOKである。それで、花街の近くにある、純日本風かつ、そこまで高いでもないお店で飲んでたんだ。
あの時は深夜が近かった。刺身とか日本酒とかおいしく飲んでいると、とある男性が来店した。
ここは作業服姿で来るお店じゃない~と思ったが、それは主観に過ぎない。京都ではアリなのかもしれない。
大将に挨拶してるところを見ると、お馴染みなのかな?と思った。
で、この男性が席につくと、お隣さんに話を振られ答えていた。
わかった情報はこんなところだ。
・朝から晩まで出ずっぱりで疲れている
こんな内容だった。
で、ここからなんだが。その人さ、カウンター席で女中さんにウーロン茶を注文したんだよ。
それでさらに、その人は突き出しを食べ始めて、女中さんが注文を取りに来ると、
「疲れてるんで、食べ物が喉に入らなくて」と言っていた。
あっという間に、1杯目のウーロン茶を飲み干して、次に緑茶を注文したのかな。そしたら大将がさ、
「お客さん、もうお帰りやして! それで終わり」
と、はっきり告げたのだ。ぶぶ漬けとかではなかった。京都らしからぬストリートな物言いだった。
その人は残念そうな感じで緑茶を飲み干すと、すごすごとお金払って帰っていったよ……
思うんだが、なんでマスターは塩対応だったんだろう。初見の客でもないのに。
祇園祭にスタッフで参加した帰りだったんだし、そんな塩対応じゃなくていいと思う。
(想定される理由?)
・食べ物を注文しないのが気に入らなかった
・アルコールを注文しないのが気に入らなかった
このどれかだと思う。