メルセデス・ベンツG580 with EQテクノロジー エディション1(後編)
2025.01.19 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「メルセデス・ベンツG580 with EQテクノロジー」をドライブ。4つのモーターで4つのタイヤを駆動する、新時代のクロスカントリーモデルだ。後編ではその走りの印象についてより深く語ってもらおう。有用な回生ブレーキ
メルセデス・ベンツからリリースされた“ゲレンデの電気自動車(BEV)”ことG580 with EQテクノロジー。4輪それぞれを個別の電気モーターで駆動し、クルマ全体のシステム出力は最高出力587PS、最大トルク1164N・mを豪語する。価格は2635万円。
G580のステアリングホイールを握って、まずは「エンジン音に感心した」と、スタッフを驚かせたレーシングドライバーの山野哲也。EQテクノロジーを搭載したGクラスのドライブフィールについて話を続ける。
山野:先に第一印象として、ボディーの剛性感の高さから「戦車のようだ」と表現しましたが、加速の力強さについても同じことがいえます。引っ張るというか、押し出すというか、クルマを前に進める力がスゴい。どこまでも直線的に速度を上げていくさまは空恐ろしいほどです。
webCG:タイヤそれぞれを別の電気モーター(最高出力147PS、最大トルク291N・m)で駆動していますから。3t超えの車重(3120kg)も、“戦車”のイメージを強化しているのかもしれません。ブレーキはどうですか?
山野:不安はありません。強力なフットブレーキというより、このクルマの場合、回生の度合いを幅広く調整できるのがいい。「フルブレーキか」と思わせるほど強力に利かせることもできます。
webCG:アクセラレーターだけで加減速を調整する、ワンペダル的な運転も可能なのですね。BEVの回生ブレーキは、内燃機関(ICE)モデルのエンジンブレーキのようなものと考えていいのでしょうか?
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