オレンジハイボールなど、オレンジを使ったカクテルを紹介!
オレンジを使ったカクテルには、ウイスキーやウォッカ、テキーラ、ジン、果実系リキュールなど、さまざまなお酒と掛け合わせた豊富なレシピが存在します。その魅力は、すっきりした甘味と酸味。今回は、オレンジを使ったカクテルの特徴と作り方を紹介します。
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オレンジジュースを使ったカクテル
Maksym Fesenko/ Shutterstock.com
まずはオレンジジュースを使った定番のカクテルを紹介します。難しい工程はありません。専用の道具も不要なので、自宅でも気軽に作ることができますよ。
ミモザ
「この世でもっともおいしくて贅沢なオレンジジュース」と呼ばれる「ミモザ」。オレンジを使った淡いオレンジ色が、ミモザの花に似ていることからその名がつけられたといわれています。シャンパンやスパークリングワインをベースにしたミモザはすっきりと甘く、さわやかな後味が特徴です。
<材料>
◇スパークリングワイン 約60ミリリットル
◇オレンジジュース 約40ミリリットル
◇シャンパングラス
<レシピ>
冷やした材料をグラスに注ぎ、静かにかき混ぜれば完成です。
スクリュー ドライバー
オレンジジュースとウォッカを組み合わせれば、カクテルの定番「スクリュードライバー」のできあがり。無味無臭のウォッカとオレンジジュースだけで作るので、アルコール度数の調整をしやすいカクテルです。
かつてイランの油田で働いていたアメリカ人の作業員が即席でカクテルを作ろうとしたとき、マドラー代わりに手元にあった工具のねじ回し(ドライバー)を使ったことからその名がつけられたといわれています。
<材料>
◇ウォッカ 45ミリリットル
◇オレンジジュース 135ミリリットル
◇タンブラーグラス
◇氷
<レシピ>
氷を入れたグラスに材料を注ぎ、軽くかき混ぜて完成です。
オレンジハイボール
定番のハイボールも、オレンジジュースを加えればさらにさわやかな一杯に。オレンジの甘味と酸味で飲みやすく、レシピもシンプルです。
<材料>
◇ウイスキー 適量
◇オレンジジュース 適量
◇炭酸水 適量
◇タンブラーグラス
◇氷
<レシピ>
氷を入れたグラスにウイスキー、オレンジジュース、炭酸水を注ぎます。割合は1対1対3がベスト。炭酸が抜けないよう静かにステアして完成です。オレンジの輪切りにナイフを入れて、グラスにかけると見た目もおしゃれに仕上がりますよ。
スコーピオン
「スコーピオン」はハワイ生まれのフルーティーなカクテルです。ほどよい甘さと酸味でバランスのよいカクテルですが、アルコール度数は意外と高いので注意が必要です。
<材料>
◇ホワイトラム 45ミリリットル
◇ブランデー 30ミリリットル
◇オレンジジュース 20ミリリットル
◇レモンジュース 20ミリリットル
◇ライムジュース 15ミリリットル
◇タンブラーグラス
◇氷
<レシピ>
材料をシェーカーに入れてシェークし、クラッシュアイスを詰めたグラスに注ぎます。軽くステアし、オレンジやレモンを添えて完成です。
ファジーネーブル
フルーティーな味わいが好きな人には、ピーチリキュールとオレンジジュースを使用した「ファジーネーブル」がおすすめです。アルコール度数は低めなので、お酒初心者にもぴったり。オレンジの果肉を加えると生搾り感がアップします。
<材料>
◇ピーチリキュール 45ミリリットル
◇オレンジジュース 適量
◇タンブラーグラス
◇氷
<レシピ>
氷を入れたグラスにピーチリキュールを注ぎ、オレンジジュースで満たします。ピーチリキュール1に対してオレンジジュース4の割合がベストです。軽くステアすれば完成です。
テキーラサンライズ
「テキーラサンライズ」は、メキシコの朝焼けをモチーフにしたテキーラベースのカクテル。オレンジジュースのだいだい色とグレナデンシロップの赤を掛け合わせた、鮮やかな色調が印象的です。テキーラをさっぱり飲みたいときにもぴったりですね。
<材料>
◇テキーラ 45ミリリットル
◇オレンジジュース 90ミリリットル
◇グレナデンシロップ ティースプーン2杯分(約10ミリリットル)
◇シャンパングラス
◇氷
<レシピ>
氷を入れたグラスにテキーラとオレンジジュースを注ぎ、軽く混ぜます。最後にグレナデンシロップを静かに注いで完成です。
オレンジブロッサム
「ジンオレンジ」とも呼ばれる「オレンジブロッサム」。文字どおり、ジンのさわやかさとオレンジジュースのフルーティーなおいしさがたのしめるカクテルです。最後にカットオレンジを添えると、より本格的なカクテルに仕上がりますよ。
<材料>
◇ジン 45ミリリットル
◇オレンジジュース 適量
◇タンブラーグラス
◇氷
<レシピ>
氷を入れたグラスにジンとオレンジジュースを注ぎ、軽く混ぜれば完成です。ジンもオレンジジュースもはじめにしっかり冷やしておくと、より爽快感のあるカクテルになります。
カンパリオレンジ
「カンパリオレンジ」もカクテルの定番ですね。ちなみにカンパリとは、イタリア原産のリキュールのこと。鮮やかな赤と独特の苦味が特徴です。オレンジジュースのフルーティーな酸味が加わって、甘さと苦味のバランスがよいカクテルになります。
<材料>
◇カンパリ 45ミリリットル
◇オレンジジュース 適量
◇タンブラーグラス
◇氷
<レシピ>
氷を入れたグラスにカンパリとオレンジジュースを注ぎます。割合はカンパリ1に対してオレンジジュースが3~4程度。軽くかき混ぜて完成です。
クロンダイク・クーラー
鮮やかな黄金色が特徴のカクテルです。1890年代にゴールドラッシュが起きたカナダの町クロンダイクにちなんで名づけられました。
ユニークなのは、くるくるとらせん状にむいたオレンジの皮を使うこと。際立つオレンジの香りにジンジャーエールの炭酸も加わって、よりさわやかな味わいがたのしめます。
<材料>
◇ウイスキー 45ミリリットル
◇オレンジジュース 20ミリリットル
◇ガムシロップ 小さじ1杯程度
◇ジンジャーエール 適量
◇オレンジの皮
◇タンブラーグラス
◇氷
<レシピ>
らせん状にむいたオレンジの皮をグラスにセットして、氷を入れます。ほかの材料をすべて加え、炭酸が抜けないよう静かにステアして完成です。オレンジの香りにジンジャーエールの炭酸が加わり、すっきりとした飲み口に仕上がります。
オレンジリキュールを使ったカクテル
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オレンジジュースだけでなく、アルコールに砂糖や香料を混ぜた混合酒「オレンジリキュール」を使ったカクテルもあります。ここでは、お菓子作りにも使われるオレンジキュラソー「グランマルニエ」やオレンジの果皮を用いた「オレンジビターズ」を使ったカクテルを紹介します。
レッドライオン
「レッドライオン」は、ジンベースのショートカクテル。ヨーロッパの紋章にあしらわれることが多い「赤いライオン」が名前の由来ですが、オレンジキュラソーとオレンジジュース、レモンジュースを加えてシェークするため、さわやかなイエロー系に仕上がります。上品な味わいとオレンジ感を堪能したい人におすすめ。
<材料>
◇ドライジン 25ミリリットル
グランマルニエ 15ミリリットル
オレンジジュース 10ミリリットル
レモンジュース 10ミリリットル
カクテルグラス
氷
砂糖
<レシピ>
すべての材料をシェーカーに注ぎます。氷を加えてシェークし、カクテルグラスに注いで完成。砂糖をグラスの縁につけたスノースタイルでたのしむのも手です。
スコッチ・キルト
「スコッチ・キルト」はスコッチウイスキーに、ドランブイとオレンジビターズという2種類のリキュールを加えたカクテルです。ドランブイは、スコッチにさまざまなハーブやスパイスをブレンドしたもの。オレンジビターズはオレンジの果皮で作られたもので、柑橘類ならではのさわやかな苦味が特徴です。
<材料>
◇スコッチウイスキー 40ミリリットル
◇ドランブイ 20ミリリットル
◇オレンジビターズ 2振り
◇カクテルグラス
◇氷
<レシピ>
すべての材料を混ぜて、カクテルグラスに注ぎます。レモンピールで香りづけてもよいですね。同じドランブイを使った「ラスティネイル」によく似たレシピですが、オレンジビターズとレモンピールが加わり、より柑橘系の風味がダイレクトに感じられます。
オレンジを使えば、お酒初心者でもたのしめるフルーティーなカクテルが作れます。いろいろなお酒と組み合わせたり、割合を変えてみたりして、自分好みの味を探してみるのもたのしいですよ。