JPWO2014077148A1 - レーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リミッタで発生した高調波が外部に放射されることを防止するレーダ装置を提供する。【解決手段】レーダ装置は、サーキュレータと、リミッタ19と、の間に高調波処理部18を備えている。高調波処理部18は、高調波処理スタブ41,42と、補償スタブ52と、を備える。高調波処理スタブ41,42は、サーキュレータを通過した送信信号をリミッタ19が減衰させる際に発生する高調波を減衰させる。補償スタブ52は、高調波処理スタブ41,42を配置したことによるサセプタンスの変化を打ち消す。【選択図】図3

Description

本発明は、リミッタで発生する送信信号の高調波を抑制するレーダ装置に関する。
従来から、送信信号を外部に送信するとともに、その反射波を受信して受信系の回路で解析を行うことで周囲の物標の探知を行うレーダ装置が知られている。このレーダ装置では、信号レベルの大きな送信信号が、受信系の回路に入力されることを防止するために、サーキュレータ及びリミッタが設けられる。
サーキュレータは、信号の流れを切り替えることで、送信信号が受信系の回路に入力されることを防止する。リミッタは、信号レベルの大きな信号を減衰させることで、サーキュレータで遮断できなかった送信信号が入力された場合であっても受信系の回路を保護することができる。特許文献1及び2は、このリミッタに関する技術を開示する。
特許文献1のリミッタ回路は、基本周波数の2倍波及び3倍波(高調波)で短絡するスタブを備える。このスタブは、リミッタのリミッティング特性のバラツキを抑えるために設けられている。
特許文献2のリミッタ回路は、ダイオードにより信号レベルの大きな信号を減衰させる。このダイオードの近傍には、先端が開放している伝送線路である開放スタブが配置されている。この開放スタブは、ダイオードの接合容量値のバラツキを調整するために設けられている。
特開平4−294621号公報 特公昭61−49851号公報
上述のように、レーダ装置では、サーキュレータが遮断できなかった送信信号が受信系の回路に入力された場合、リミッタがこの送信信号を減衰させる。このとき、送信信号の高調波が発生する。発生した高調波は、レーダアンテナから外部に放射される。高調波は基本信号と周波数が異なるため、他の機器に影響を与えてしまうことが考えられる。以上により、高調波の放射を防止する構成が求められていた。
また、特許文献1及び2では、スタブが付加されたリミッタ回路が開示されているが、これらのスタブはリミッタ自体の機能を向上させるためのものであり、この課題を解決するものではない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、リミッタで発生した高調波が外部に放射されることを防止するレーダ装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のレーダ装置が提供される。即ち、このレーダ装置は、レーダアンテナと、送信信号生成部と、サーキュレータと、リミッタと、フィルタ部と、受信信号増幅部と、映像生成部と、を備える。前記レーダアンテナは、送信信号を外部に放射するとともに、その反射波を受信信号として受信する。前記送信信号生成部は、前記送信信号を生成する。前記サーキュレータは、前記送信信号を前記レーダアンテナへ出力するとともに、前記受信信号を受信系の回路へ出力する。前記リミッタは、前記受信系の回路に配置されており、信号レベルに応じて信号を減衰させる。前記フィルタ部は、前記サーキュレータと前記リミッタとの間に配置され、前記リミッタから前記レーダアンテナへ向かう前記送信信号の高調波を減衰させる。前記受信信号増幅部は、前記リミッタよりも前記受信信号の伝達方向の下流側に配置され、前記受信信号を増幅する。前記映像生成部は、前記受信信号増幅部で増幅された受信信号に基づいてレーダ映像を生成する。
これにより、サーキュレータで遮断できなかった送信信号が受信系の回路に入り、リミッタによって高調波が発生した場合であっても、その高調波がレーダアンテナから外部に放射されることを防止できる。また、フィルタ部をサーキュレータとリミッタとの間に配置することで、外部に放射する送信信号に影響を与えることを防止できる。
前記のレーダ装置においては、前記フィルタ部は、短絡状態又は開放状態の伝送線路によって高調波を減衰するスタブであることが好ましい。
これにより、安価な構成で高調波が外部に放射されることを防止できる。
前記のレーダ装置においては、前記スタブのうち少なくとも1つは、先端が短絡していることが好ましい。
これにより、このスタブにDCリターン機能を発揮させることができるので、インダクタ等を省略することができる。
前記のレーダ装置においては、前記リミッタと前記フィルタ部とが同一の基板上に形成されていることが好ましい。
これにより、コンパクトな構成が実現できる。
前記のレーダ装置においては、船舶に搭載され、当該船舶の周囲を探知することが好ましい。
これにより、高調波が外部に放射されにくい構成の船舶用レーダ装置が実現できる。
本発明の一実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図。 リミッタで高調波が発生する様子を示すブロック図。 リミッタ及び高調波処理部の構成を示す図。 従来のリミッタを示す回路図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るレーダ装置10の構成を示すブロック図である。
本実施形態のレーダ装置10は、船舶に搭載されるタイプのパルス圧縮レーダ装置であり、パルス長の長い電波(送信信号)を外部に放射するとともに、その反射波である受信信号にパルス圧縮処理を行って解析することで、物標の位置や速度を検出することができる。なお、レーダ装置10は、パルス圧縮レーダ装置に限られず、例えばマグネトロン等が生成したパルス長の短い送信信号を外部に放射する構成であっても良い。
レーダ装置10の送信系の回路には、送信信号生成部11と、D/Aコンバータ12と、ミキサ13と、局部発振器14と、送信アンプ15と、が配置されている。また、レーダ装置10は、サーキュレータ16と、レーダアンテナ17と、を備える。
送信信号生成部11は、予め設定された波形(周波数の時間変化)の送信信号を生成する。本実施形態では、送信信号生成部11は、非線形の送信信号を生成して、D/Aコンバータ12へ出力する。D/Aコンバータ12は、送信信号生成部11が生成した送信信号をデジタル信号からアナログ信号へ変換して、ミキサ13へ出力する。
局部発振器14は、発振器を備えており、局部発信信号(局発信号)を出力することができる。この局発信号は、ミキサ13及び後述のミキサ21に供給される。
ミキサ13は、D/Aコンバータ12から入力された送信信号を、局部発振器14が出力する局発信号と混合する。これにより、送信信号の周波数を送信周波数まで引き上げることができる。ミキサ13は、周波数が引き上げられた送信信号を送信アンプ15へ出力する。送信アンプ15は、この送信信号を増幅し、サーキュレータ16を介して、レーダアンテナ17から外部へ放射する。
レーダアンテナ17は、上記のように送信信号を放射し、この送信信号が物標(エコー源)に反射して戻ってきた反射波を受信信号として受信するように構成されている。また、レーダアンテナ17は、所定の回転速度で水平面内を回転しながら、電波の送受信を繰り返し行うように構成されている。以上の構成で、自船を中心として水平面内を360°にわたってスキャンし、周囲の物標の様子を取得することができる。
サーキュレータ16は、所定のポートに入力された信号を所定の別ポートのみから出力する電子部品である。サーキュレータ16は、送信信号の送信時においては、送信アンプ15からの高エネルギーの送信信号(図1の符号S1)を、レーダアンテナ17へ出力する(受信系の回路に入力されないようにする)。また、サーキュレータ16は、受信信号(図1の符号S2)を受信系の回路へ出力する(送信系の回路に入力されないようにする)。
次に、レーダ装置10の受信系の回路について説明する。なお、受信系の回路の説明では、受信信号が伝達する方向の上流側(下流側)を、単に「上流側(下流側)」と称することがある。
レーダ装置10の受信系の回路は、高調波処理部18と、リミッタ19と、受信アンプ20と、ミキサ21と、A/Dコンバータ22と、映像生成部23と、を備えている。なお、高調波処理部18とリミッタ19とは、同一の基板70上に形成されている。
上述のようにサーキュレータ16は、送信信号が送信系から受信系の回路に入力されない役割をするが、送信信号が受信信号のレベルに比べて極端に大きい場合には、送信信号がサーキュレータを漏れ出て通過し、受信系の回路に入力されることがある(図2を参照)。
リミッタ19は、送信信号のような信号レベルの大きな信号を減衰させるために設けられている。しかし、リミッタ19は、信号をクリップすることで減衰させているため、この信号の高調波が発生してしまう(符号S3を参照)。
この高調波は、レーダアンテナ17に向かって出力される。ここで、高調波の周波数は、送信信号の周波数の整数倍であるため、他の機器が使用する周波数帯と重複している可能性がある。そのため、高調波が外部に放射されることは好ましくない。本実施形態では、この高調波を減衰させるために、高調波処理部18が設けられている。
高調波処理部18は、リミッタ19で発生する高調波を減衰させるために、リミッタ19よりも上流側(レーダアンテナ17側)に配置されている。また、高調波処理部18は、外部に放射される送信信号を減衰しないように、サーキュレータ16よりも下流側(リミッタ19側)に配置されている。なお、リミッタ19及び高調波処理部18の具体的な構成については後述する。
受信アンプ(受信信号増幅部)20は、LNA(ローノイズアンプ)等で構成される。受信アンプ20は、下流側の装置が適切に信号処理を行うことができるように、受信信号の信号レベルを増幅する。受信アンプ20によって、増幅された受信信号は、ミキサ21へ出力される。
ミキサ21は、ミキサ13と同様に、受信信号と局部発振器14の局発信号とを混合することで、受信信号の周波数を引き下げることができる。ミキサ21は、周波数が引き下げられた受信信号をA/Dコンバータ22へ出力する。A/Dコンバータ22は、周波数が引き下げられた受信信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換する。
映像生成部23は、A/Dコンバータ22から入力された受信信号に送信信号等を考慮してパルス圧縮処理を行う。パルス圧縮処理とは、送信信号の波形に基づいて、受信信号を圧縮(復号)する処理である。
また、映像生成部23は、受信信号を圧縮して得られた結果に基づいて、レーダ映像を生成する。詳細に説明すると、映像生成部23は、レーダアンテナ17が送信信号を送信したタイミングと、反射信号を受信したタイミングと、の時間差に基づいて物標までの距離を求める。また、映像生成部23は、信号を探知した際のレーダアンテナ17の向きに基づいて当該物標の方向を取得する。以上のようにして、映像生成部23は、レーダ映像を生成し、図略の表示部にレーダ映像を表示する。
次に、高調波処理部18及びリミッタ19について図3を参照して詳細に説明する。図3(a)は、リミッタ19及び高調波処理部18の回路図であり、図3(b)は、この回路が基板70上に形成された様子を示す図である。なお、以下の説明において、λとは、レーダ装置10が使用する周波数帯域の中心周波数から求められる波長を示す。
初めに、リミッタ19について説明する。図3に示すように、リミッタ19は、大電力用の第1ダイオード61と、小電力用の第2ダイオード63と、それらを接続する接続部62と、から構成される。なお、接続部62は、リミッタの効率を向上させるために、λ/4の長さであることが好ましい。
この構成により、サーキュレータ16を通過して送信信号が入力された場合であっても、当該送信信号が減衰されるので、受信系の回路を保護することができる。なお、上述のように、リミッタ19が送信信号を減衰させることで、高調波が発生する。
次に、高調波処理部18について説明する。図3に示すように、高調波処理部18は、高調波を処理する(減衰する)伝送線路である高調波処理スタブ(フィルタ部)41,42と、高調波処理スタブ42によるサセプタンスの変化を打ち消す伝送線路である補償スタブ52と、を備える。
ここで、図3には、各スタブの長さが記載されているが、この長さは適切に設定する必要がある。つまり、高調波処理スタブ41,42の長さは、高調波を適切に減衰させる長さにする必要があり、補償スタブ52の長さは、サセプタンスの変化を適切に打ち消す長さにする必要がある。また、この長さは、各スタブの先端が開放しているか(開放状態か)短絡しているか(短絡状態か)によっても異なる。
以下、各スタブの長さについて説明する。なお、以下の説明では、
o=「先端が開放している高調波処理スタブの長さ」
s=「先端が短絡している高調波処理スタブの長さ」
ho=「先端が開放している補償スタブの長さ」
hs=「先端が短絡している補償スタブの長さ」
を示すものとする。
従来から知られているように、先端が開放している高調波処理スタブのサセプタンスYo及び先端が短絡している高調波処理スタブのサセプタンスYsは、以下の式で表される。
Figure 2014077148
ここで、βは位相定数であり、Z0は特性インピーダンスである。
また、先端が開放している補償スタブのサセプタンスYho及び先端が短絡している補償スタブのサセプタンスYhsは、高調波処理スタブのサセプタンスと同様に、以下の式で表される。
Figure 2014077148
式(1)から式(4)により、高調波処理スタブのサセプタンスと、補償スタブのサセプタンスと、の和をゼロにするためには、先端が開放しているか短絡しているかの組み合わせに応じて、以下の式の何れかを満たせば良いことが分かる。
Figure 2014077148
また、高調波処理スタブは、m+1次の高調波を減衰させるために、以下の式を満たす必要がある。
Figure 2014077148
以上より、先端が開放している高調波処理スタブに対する補償スタブの長さは、以下の式を満たせば良いこととなる。
Figure 2014077148
また、先端が短絡している高調波処理スタブに対する補償スタブの長さは、以下の式を満たせば良いこととなる。
Figure 2014077148
このように、高調波処理スタブは、減衰させたい高調波の次数に応じて式(6)又は式(7)を満たすようにし、補償スタブは、式(8)から式(11)までの何れかを満たすように定めれば良いことが分かる。
本実施形態では、2次高調波を除去するために、先端が短絡している高調波処理スタブを用いる。つまり、式(7)にm=1を代入することで、スタブの長さを1/4λとすれば良いことが分かる。また、これに対応する先端が開放している補償スタブは、式(10)にm=1を代入することで、長さが0となる。つまり、この場合は補償スタブが必要ないことが分かる。
また、本実施形態では、3次高調波を除去するために、先端が短絡している高調波処理スタブを用いる。つまり、式(7)にm=2を代入することで、スタブの長さを1/6λとすれば良いことが分かる。また、これに対応する先端が開放している補償スタブの長さは、式(10)にm=2を代入することで、長さが1/12λとなる。
このようにして、高調波処理スタブ及び補償スタブの長さを定めることで、高調波を除去しつつ、サセプタンスへの影響を無くすことができる。なお、本実施形態では、先端が短絡している高調波処理スタブを用いているが、上記の式さえ満たすのであれば、代わりに先端が開放している高調波処理スタブを用いても良い。また、先端が開放している補償スタブに代えて、先端が短絡している補償スタブを用いることもできる。
図3(b)には、高調波処理部18及びリミッタ19が基板70上に形成された例を示している。図3(b)に示すように、基板70上では、1点から2次高調波用のスタブと、3次高調波用のスタブと、が形成される構成にすることができる。なお、各スタブは、直線状に限られず、例えば基板70の形状や他の回路等に応じて、屈曲又は湾曲させても良い。
ここで、図4には、従来のリミッタ90が示されている。リミッタ90は、本実施形態と同様に、第1ダイオード91と、接続部92と、第2ダイオード93と、を備える。また、リミッタ90は、インダクタ94を備える。インダクタ94は、直流電流をショートさせる機能(DCリターン機能)を発揮することができる。
これに対し、本実施形態のリミッタ19では、高調波処理スタブ41,42は短絡しているため、この高調波処理スタブ41,42がDCリターン機能を有することとなる。従って、本実施形態のリミッタ19は、DCリターン用のインダクタ94を省略することができる。
以上に説明したように、本実施形態のレーダ装置10は、レーダアンテナ17と、送信信号生成部11と、サーキュレータ16と、リミッタ19と、高調波処理スタブ41,42と、受信アンプ20と、映像生成部23と、を備える。レーダアンテナ17は、送信信号を外部に放射するとともに、その反射波を受信信号として受信する。送信信号生成部11は、送信信号を生成する。サーキュレータ16は、送信信号をレーダアンテナ17へ出力するとともに、受信信号を受信系の回路へ出力する。リミッタ19は、受信系の回路に配置されており、信号レベルに応じて信号を減衰させる。高調波処理スタブ41,42は、サーキュレータ16とリミッタ19との間に配置され、リミッタ19からレーダアンテナ17へ向かう送信信号の高調波を減衰させる。受信アンプ20は、リミッタ19よりも受信信号の伝達方向の下流側に配置され、受信信号を増幅する。映像生成部23は、受信アンプ20で増幅された受信信号に基づいてレーダ映像を生成する。
これにより、サーキュレータ16で遮断できなかった送信信号が受信系の回路に入り、リミッタ19によって高調波が発生した場合であっても、その高調波がレーダアンテナ17から外部に放射されることを防止できる。また、高調波処理スタブ41,42をサーキュレータ16とリミッタ19との間に配置することで、外部に放射する送信信号に影響を与えることを防止できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では、高調波処理スタブ41,42によって高調波を減衰させる構成だが、スタブ以外の部品によって高調波を減衰させる構成であっても良い。例えば、所定の周波数帯域のみを通過させる(ローパスフィルタ)等を用いて、高調波を減衰させても良い。
上実施形態の高調波処理部18は、2次高調波及び3次高調波を減衰させるが、2次高調波又は3次高調波のみを減衰させる構成であっても良いし、より多くの高調波を減衰させる構成であっても良い。
本発明は、船舶用のレーダ装置に限られず、航空機等の他の移動体に搭載されるレーダ装置に適用することができる。また、移動体に搭載される用途以外にも、航路監視用のレーダ装置にも適用することができる。
10 レーダ装置
11 送信信号生成部
12 D/Aコンバータ
13 ミキサ
14 局部発振器
15 送信アンプ
16 サーキュレータ
17 レーダアンテナ
18 高調波処理部
19 リミッタ
20 受信アンプ(受信信号増幅部)
21 ミキサ
22 A/Dコンバータ
23 映像生成部
41,42 高調波処理スタブ(フィルタ部)
52 補償スタブ

Claims (5)

  1. 送信信号を外部に放射するとともに、その反射波を受信信号として受信するレーダアンテナと、
    前記送信信号を生成する送信信号生成部と、
    前記送信信号を前記レーダアンテナへ出力するとともに、前記受信信号を受信系の回路へ出力するサーキュレータと、
    前記受信系の回路に配置されており、信号レベルに応じて信号を減衰させるリミッタと、
    前記サーキュレータと前記リミッタとの間に配置され、前記リミッタから前記レーダアンテナへ向かう前記送信信号の高調波を減衰させるフィルタ部と、
    前記リミッタよりも前記受信信号の伝達方向の下流側に配置され、前記受信信号を増幅する受信信号増幅部と、
    前記受信信号増幅部で増幅された受信信号に基づいてレーダ映像を生成する映像生成部と、
    を備えることを特徴とするレーダ装置。
  2. 請求項1に記載のレーダ装置であって、
    前記フィルタ部は、短絡状態又は開放状態の伝送線路によって高調波を減衰するスタブであることを特徴とするレーダ装置。
  3. 請求項2に記載のレーダ装置であって、
    前記スタブのうち少なくとも1つは、先端が短絡していることを特徴とするレーダ装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載のレーダ装置であって、
    前記リミッタと前記フィルタ部とが同一の基板上に形成されていることを特徴とするレーダ装置。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載のレーダ装置であって、
    船舶に搭載され、当該船舶の周囲を探知することを特徴とするレーダ装置。
JP2014546940A 2012-11-15 2013-11-05 レーダ装置 Pending JPWO2014077148A1 (ja)

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