JPS6325162Y2 - - Google Patents
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- JPS6325162Y2 JPS6325162Y2 JP1981062709U JP6270981U JPS6325162Y2 JP S6325162 Y2 JPS6325162 Y2 JP S6325162Y2 JP 1981062709 U JP1981062709 U JP 1981062709U JP 6270981 U JP6270981 U JP 6270981U JP S6325162 Y2 JPS6325162 Y2 JP S6325162Y2
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Landscapes
- Impact Printers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、インパクト型ドツトプリンタの印字
ヘツドに関し、特にバネに蓄勢された弾性エネル
ギによつて印字針を駆動する所謂バネ蓄勢式の印
字ヘツドの改良に関する。
ヘツドに関し、特にバネに蓄勢された弾性エネル
ギによつて印字針を駆動する所謂バネ蓄勢式の印
字ヘツドの改良に関する。
従来、インパクト型ドツトプリンタの印字ヘツ
ドは高速、廉価、字種の多様性等の利点により大
いに普及してきている。特にバネ蓄勢式の印字ヘ
ツドは高速性ならびに摩擦部分が少ないこと及び
電圧変動に強いことによる高信頼性等によりイン
パクト型ドツトプリンタの印字ヘツドの主流とな
りつつある。バネ蓄勢式の印字ヘツドを構成する
に当たつては磁気回路の構成もさることながら印
字針を駆動する板バネとアーマチユアの配置をい
かに構成するかが重要なポイントとなる。そこで
従来のバネ蓄勢式の印字ヘツドの板バネとアーマ
チユアの構成の欠点を図面を参照しながら明らか
にする。第4図、第5図、第6図は夫々第1、第
2、第3の従来例で印字ヘツドの構造を示す部分
断面図である。第1、第2、第3の従来例とも磁
路構成は略同様で、永久磁石101,201,3
01から発生した磁束はコイル102,202,,
302の巻回されたコア103,203,30
3、アーマチユア104,204,304、ヨー
クA105,205,305、ヨークB106,
206,306の順に通つて磁気回路となるよう
に構成され、板バネ107,207,307及び
印字針108,208,308がアーマチユア1
04,204,304に固着されている。板バネ
107,207は第1の従来例及び第2の従来例
に於いてはヨークA105,205とヨークB1
06,206とに挟持され、第3の従来例に於い
てはヨーク305と押え板310とに挟持され、
夫々ネジ109,209,309により固定され
ている。まず第1の従来例について第4図を参照
して説明する。本従来例に於いては板バネ107
はアーマチユア104とコア103との間に挟持
されるように構成されている。このため永久磁石
101がアーマチユア104を吸引する際に板バ
ネ107を介して吸引しなければならない。この
ことは板バネ107が高透磁率を有する磁性材で
あることを必要とし、一般的なバネ材として許容
応力が高いとされているステンレス鋼や高炭素鋼
等の使用を困難としている。即ち、所定の弾性エ
ネルギを得るためには板バネ107の横巾やバネ
有効長を長くしなければならず印字針108の位
置から板バネ107を固定する位置迄の距離が大
きくなることによつて印字ヘツドの大型化をきた
すことになる。また板バネ107がコア103に
斜めに当接するためコア103に密着できず所定
の弾性エネルギを蓄勢するためのバネ力に対抗す
る永久磁石101の吸着力を大きくしなければな
らなくなる。このことは永久磁石101の体積の
大型化や高価格化となる。更に板バネ107がコ
ア103に斜めに当接することはコア103の初
期摩耗の度合が大きいことや、アーマチユア10
4のバウンドが出ること等アーマチユア104の
挙動の不安定化となり印字ヘツドとしての信頼性
や応答速度の低下をきたすことになる。次に第2
の従来例について第5図を参照して説明する。本
従来例に於いては板バネ207はコア203から
ずれた位置でアーマチユア204に固着され、コ
ア203とアーマチユア204は密着して当接で
きるように構成されている。然しながら板バネ2
07の固着部分を一定のスパンを保つてアーマチ
ユア204に設けなければならないためアーマチ
ユア204が長くなつてしまう。このことはアー
マチユア204の慣性の増大による印字ヘツドと
しての印字速度の低下及び印字針208の位置か
ら板バネ207を固定する位置迄の距離が大きく
なることによる印字ヘツドの大型化をきたすこと
になる。更に本従来例のような板バネ207とア
ーマチユア204の取付方法だと、アーマチユア
204がコア203に吸引される際にアーマチユ
ア204の板バネ取付段差部204aを中心とす
る回転力が働き、この回転力は板バネ207とア
ーマチユア204を引きはがす力となる。このこ
とはアーマチユア204と板バネ207の繰り返
し動作によるアーマチユア204と板バネ207
とのはがれや板バネ207にクラツクが入る等の
不都合を生ずることとなる。次に第3の従来例に
ついて第6図を参照して説明する。本従来例に於
いては板バネ307はアーマチユア304に関し
てコア303の反対側の面に固着され、第2従来
例と同様にコア303とアーマチユア304は密
着して当接できるように構成されている。上記の
ような構成に於いては板バネ307が非磁性材で
済むことや、アーマチユア304が小さくできる
ことによつて前述したことから明らかなように印
字ヘツドの小型化、応答速度の向上に関しては有
利である。然しながら、本従来例に於いてはアー
マチユア304とコア303との当接面とアーマ
チユア304の回転中心304aとが同一平面内
になく大幅にずれているためアーマチユア304
が永久磁石301に吸引されてコア303に衝突
する際に衝突方向と直角方向に大きな分力が働
く。このことはコア303及びアーマチユア30
4の摩耗を促進することになり耐久性が劣るとい
う欠点となつている。また、アーマチユア304
がコア303に吸引される際にアーマチユア30
4と板バネ307との間に引きはがし力が働きア
ーマチユア304と板バネ307の繰り返し動作
によつてアーマチユア304と板バネ307との
はがれや板バネ307にクラツクが入るといつた
欠点となる。
ドは高速、廉価、字種の多様性等の利点により大
いに普及してきている。特にバネ蓄勢式の印字ヘ
ツドは高速性ならびに摩擦部分が少ないこと及び
電圧変動に強いことによる高信頼性等によりイン
パクト型ドツトプリンタの印字ヘツドの主流とな
りつつある。バネ蓄勢式の印字ヘツドを構成する
に当たつては磁気回路の構成もさることながら印
字針を駆動する板バネとアーマチユアの配置をい
かに構成するかが重要なポイントとなる。そこで
従来のバネ蓄勢式の印字ヘツドの板バネとアーマ
チユアの構成の欠点を図面を参照しながら明らか
にする。第4図、第5図、第6図は夫々第1、第
2、第3の従来例で印字ヘツドの構造を示す部分
断面図である。第1、第2、第3の従来例とも磁
路構成は略同様で、永久磁石101,201,3
01から発生した磁束はコイル102,202,,
302の巻回されたコア103,203,30
3、アーマチユア104,204,304、ヨー
クA105,205,305、ヨークB106,
206,306の順に通つて磁気回路となるよう
に構成され、板バネ107,207,307及び
印字針108,208,308がアーマチユア1
04,204,304に固着されている。板バネ
107,207は第1の従来例及び第2の従来例
に於いてはヨークA105,205とヨークB1
06,206とに挟持され、第3の従来例に於い
てはヨーク305と押え板310とに挟持され、
夫々ネジ109,209,309により固定され
ている。まず第1の従来例について第4図を参照
して説明する。本従来例に於いては板バネ107
はアーマチユア104とコア103との間に挟持
されるように構成されている。このため永久磁石
101がアーマチユア104を吸引する際に板バ
ネ107を介して吸引しなければならない。この
ことは板バネ107が高透磁率を有する磁性材で
あることを必要とし、一般的なバネ材として許容
応力が高いとされているステンレス鋼や高炭素鋼
等の使用を困難としている。即ち、所定の弾性エ
ネルギを得るためには板バネ107の横巾やバネ
有効長を長くしなければならず印字針108の位
置から板バネ107を固定する位置迄の距離が大
きくなることによつて印字ヘツドの大型化をきた
すことになる。また板バネ107がコア103に
斜めに当接するためコア103に密着できず所定
の弾性エネルギを蓄勢するためのバネ力に対抗す
る永久磁石101の吸着力を大きくしなければな
らなくなる。このことは永久磁石101の体積の
大型化や高価格化となる。更に板バネ107がコ
ア103に斜めに当接することはコア103の初
期摩耗の度合が大きいことや、アーマチユア10
4のバウンドが出ること等アーマチユア104の
挙動の不安定化となり印字ヘツドとしての信頼性
や応答速度の低下をきたすことになる。次に第2
の従来例について第5図を参照して説明する。本
従来例に於いては板バネ207はコア203から
ずれた位置でアーマチユア204に固着され、コ
ア203とアーマチユア204は密着して当接で
きるように構成されている。然しながら板バネ2
07の固着部分を一定のスパンを保つてアーマチ
ユア204に設けなければならないためアーマチ
ユア204が長くなつてしまう。このことはアー
マチユア204の慣性の増大による印字ヘツドと
しての印字速度の低下及び印字針208の位置か
ら板バネ207を固定する位置迄の距離が大きく
なることによる印字ヘツドの大型化をきたすこと
になる。更に本従来例のような板バネ207とア
ーマチユア204の取付方法だと、アーマチユア
204がコア203に吸引される際にアーマチユ
ア204の板バネ取付段差部204aを中心とす
る回転力が働き、この回転力は板バネ207とア
ーマチユア204を引きはがす力となる。このこ
とはアーマチユア204と板バネ207の繰り返
し動作によるアーマチユア204と板バネ207
とのはがれや板バネ207にクラツクが入る等の
不都合を生ずることとなる。次に第3の従来例に
ついて第6図を参照して説明する。本従来例に於
いては板バネ307はアーマチユア304に関し
てコア303の反対側の面に固着され、第2従来
例と同様にコア303とアーマチユア304は密
着して当接できるように構成されている。上記の
ような構成に於いては板バネ307が非磁性材で
済むことや、アーマチユア304が小さくできる
ことによつて前述したことから明らかなように印
字ヘツドの小型化、応答速度の向上に関しては有
利である。然しながら、本従来例に於いてはアー
マチユア304とコア303との当接面とアーマ
チユア304の回転中心304aとが同一平面内
になく大幅にずれているためアーマチユア304
が永久磁石301に吸引されてコア303に衝突
する際に衝突方向と直角方向に大きな分力が働
く。このことはコア303及びアーマチユア30
4の摩耗を促進することになり耐久性が劣るとい
う欠点となつている。また、アーマチユア304
がコア303に吸引される際にアーマチユア30
4と板バネ307との間に引きはがし力が働きア
ーマチユア304と板バネ307の繰り返し動作
によつてアーマチユア304と板バネ307との
はがれや板バネ307にクラツクが入るといつた
欠点となる。
以上で説明したそれぞれの従来例の欠点に鑑み
本考案の目的とするところは、小型な印字ヘツド
を得ることにある。本考案の他の目的は信頼性高
く耐久性があり、更に、印字速度の速い印字ヘツ
ドを得ることにある。
本考案の目的とするところは、小型な印字ヘツド
を得ることにある。本考案の他の目的は信頼性高
く耐久性があり、更に、印字速度の速い印字ヘツ
ドを得ることにある。
上記目的を達成するための本考案の要旨とする
ところは、一端に印字針が固着されたアーマチユ
ア、該アーマチユアに固着され前記印字針を記録
紙方向に駆動するための板バネ、該板バネに弾性
エネルギを蓄勢するための永久磁石、前記アーマ
チユアに対向し前記永久磁石から発生した磁束を
通すためのコア、該コアの周囲に巻回され前記永
久磁石の発生する前記磁束の方向と逆方向に磁束
を発生させるためのコイル、前記永久磁石から発
生した前記磁束が前記コア、前記アーマチユアの
順に通り再び前記永久磁石に戻るために前記アー
マチユアと前記永久磁石との間に配置されたヨー
クとから成るバネ蓄勢式の印字ヘツドに於いて、
前記アーマチユアの前記コアと対向する面には前
記コアと密着して当接するための突出部が設けら
れ、前記アーマチユアと前記コアとの間に配置さ
れた前記板バネには前記アーマチユアの前記突出
部が設けられていることにある。
ところは、一端に印字針が固着されたアーマチユ
ア、該アーマチユアに固着され前記印字針を記録
紙方向に駆動するための板バネ、該板バネに弾性
エネルギを蓄勢するための永久磁石、前記アーマ
チユアに対向し前記永久磁石から発生した磁束を
通すためのコア、該コアの周囲に巻回され前記永
久磁石の発生する前記磁束の方向と逆方向に磁束
を発生させるためのコイル、前記永久磁石から発
生した前記磁束が前記コア、前記アーマチユアの
順に通り再び前記永久磁石に戻るために前記アー
マチユアと前記永久磁石との間に配置されたヨー
クとから成るバネ蓄勢式の印字ヘツドに於いて、
前記アーマチユアの前記コアと対向する面には前
記コアと密着して当接するための突出部が設けら
れ、前記アーマチユアと前記コアとの間に配置さ
れた前記板バネには前記アーマチユアの前記突出
部が設けられていることにある。
以下図面を参照しながら本考案の実施例を説明
する。
する。
第1図は、本考案の実施例の内部構造を一部断
面で示す正面図、第2図は一部破断して示す第1
図の下面図、第3図はアーマチユアと板バネの形
状を説明する斜視図である。まず、本実施例の構
造を第1図、第2図、第3図に基づいて説明す
る。永久磁石1は円板状をしており、厚み方向に
着磁されている。永久磁石1の一面にはコア3が
密着して固着されている。コア3には7本のコア
部3aが円筒状に突出し、該コア部3aには夫々
コイル2が巻回されている。第1のヨーク6はカ
ツプ状をしており印字ヘツドとしての枠体も兼ね
ている。カツプの底面には永久磁石1の他の一面
が密着して固着されている。第1のヨーク6のカ
ツプの端面には板バネ7及び第2のヨーク5を間
にさんでノーズ10が7本のネジ9によつて固定
されている。板バネ7は求心状に独立した7個の
切片部7aが外周面でつながつた形状をした1枚
の薄板となつており、各切片部7aには穴部7b
が夫々設けられている。アーマチユア4は二等辺
三角形をしており一面に円筒状をした突出部4a
が設けられている。該突出部4aは板バネ7の切
片部7aに設けられた穴部7bを通つてコア部3
aと対向するように構成されている。アーマチユ
ア4は上記の状態で板バネ7に固着されている。
コア部3aの突出部4aと対向する面と板バネ7
の取付面は平行になつているが、突出部4aのコ
ア部3aと対向する面は板バネ7の取付面からは
アーマチユア7の回転角分だけずれており、突出
部4aがコア部3aに当接した状態で密着するよ
うに構成されている。また、アーマチユア4がコ
ア部3aと当接する面と直角の面は磁路損失を極
力少なくするように微少間隔をもつて第2のヨー
ク5に取りかこまれている。上記の如く構成され
ることによつて永久磁石1から発生した磁束はコ
ア3、アーマチユア4、第2のヨーク5、第1の
ヨーク6の順に通り、コア部3aは板バネ7を変
位させることによつて弾性エネルギを蓄勢しなが
らアーマチユア4を吸着する。アーマチユア4の
二等辺三角形の頂点には印字針8の一端がロー付
けにより固着されている。印字針8の他端はノー
ズ10に固着された印字針ガイド11に於いて一
列に整列するようにガイドされている。上記のよ
うな構造を取ることにより種々の効果が生ずる。
まず、コア部3aとアーマチユア4の突出部4a
が直接密着可能であることによつて、板バネ7が
磁性材である必要がなくバネの許容応力の高いス
テンレス鋼や高炭素鋼を使えるため、バネの有効
長やバネの横巾が短かくでき、印字針8の位置か
ら板バネ7を固定する周縁部迄の距離が短かくで
きる。即ち、印字ヘツドの外径が小型になる。ま
たコア部3aと突出部4aが密着していることは
前記第1の従来例に比べて吸着部の磁気効率がよ
く、永久磁石1の体積が少なくてすむ。次に、ア
ーマチユア4と板バネ7との固着範囲が印字針8
に近い位置にあるため、第2の従来例と比べてア
ーマチユア4が短かくてすむ。このことはアーマ
チユア4の慣性が小さいことによる印字ヘツドと
しての印字速度の向上及び印字ヘツドの外径の小
型化につながる。更にアーマチユア4とコア部3
aとの当接面とアーマチユア4の回転中心4bと
が略同一平面内にあるため、前記第3の従来例で
説明したのとは逆にアーマチユア4がコア部3a
に衝突する際の分力が少なく耐摩耗性に優れた構
造となつている。
面で示す正面図、第2図は一部破断して示す第1
図の下面図、第3図はアーマチユアと板バネの形
状を説明する斜視図である。まず、本実施例の構
造を第1図、第2図、第3図に基づいて説明す
る。永久磁石1は円板状をしており、厚み方向に
着磁されている。永久磁石1の一面にはコア3が
密着して固着されている。コア3には7本のコア
部3aが円筒状に突出し、該コア部3aには夫々
コイル2が巻回されている。第1のヨーク6はカ
ツプ状をしており印字ヘツドとしての枠体も兼ね
ている。カツプの底面には永久磁石1の他の一面
が密着して固着されている。第1のヨーク6のカ
ツプの端面には板バネ7及び第2のヨーク5を間
にさんでノーズ10が7本のネジ9によつて固定
されている。板バネ7は求心状に独立した7個の
切片部7aが外周面でつながつた形状をした1枚
の薄板となつており、各切片部7aには穴部7b
が夫々設けられている。アーマチユア4は二等辺
三角形をしており一面に円筒状をした突出部4a
が設けられている。該突出部4aは板バネ7の切
片部7aに設けられた穴部7bを通つてコア部3
aと対向するように構成されている。アーマチユ
ア4は上記の状態で板バネ7に固着されている。
コア部3aの突出部4aと対向する面と板バネ7
の取付面は平行になつているが、突出部4aのコ
ア部3aと対向する面は板バネ7の取付面からは
アーマチユア7の回転角分だけずれており、突出
部4aがコア部3aに当接した状態で密着するよ
うに構成されている。また、アーマチユア4がコ
ア部3aと当接する面と直角の面は磁路損失を極
力少なくするように微少間隔をもつて第2のヨー
ク5に取りかこまれている。上記の如く構成され
ることによつて永久磁石1から発生した磁束はコ
ア3、アーマチユア4、第2のヨーク5、第1の
ヨーク6の順に通り、コア部3aは板バネ7を変
位させることによつて弾性エネルギを蓄勢しなが
らアーマチユア4を吸着する。アーマチユア4の
二等辺三角形の頂点には印字針8の一端がロー付
けにより固着されている。印字針8の他端はノー
ズ10に固着された印字針ガイド11に於いて一
列に整列するようにガイドされている。上記のよ
うな構造を取ることにより種々の効果が生ずる。
まず、コア部3aとアーマチユア4の突出部4a
が直接密着可能であることによつて、板バネ7が
磁性材である必要がなくバネの許容応力の高いス
テンレス鋼や高炭素鋼を使えるため、バネの有効
長やバネの横巾が短かくでき、印字針8の位置か
ら板バネ7を固定する周縁部迄の距離が短かくで
きる。即ち、印字ヘツドの外径が小型になる。ま
たコア部3aと突出部4aが密着していることは
前記第1の従来例に比べて吸着部の磁気効率がよ
く、永久磁石1の体積が少なくてすむ。次に、ア
ーマチユア4と板バネ7との固着範囲が印字針8
に近い位置にあるため、第2の従来例と比べてア
ーマチユア4が短かくてすむ。このことはアーマ
チユア4の慣性が小さいことによる印字ヘツドと
しての印字速度の向上及び印字ヘツドの外径の小
型化につながる。更にアーマチユア4とコア部3
aとの当接面とアーマチユア4の回転中心4bと
が略同一平面内にあるため、前記第3の従来例で
説明したのとは逆にアーマチユア4がコア部3a
に衝突する際の分力が少なく耐摩耗性に優れた構
造となつている。
次に、本実施例の作用を説明する。印字指令に
より適当なタイミングをとつて永久磁石1の発生
する磁束と逆方向に磁束が発生するような向きに
コイル2への通電がなされると、コア部3aでの
アーマチユア4の吸着力がキヤンセルされ、蓄勢
された板バネ7の弾性エネルギにより印字針8が
印字針ガイド11から外へとびだす。これによつ
て印字針ガイド11の外にあるインクリボン12
を介してプラテン14上に置かれた記録紙13が
たたかれ、印字が行なわれる。コイル2への通電
が切られると再び永久磁疲1の磁力が働き、プラ
テン14及び印字針8の弾発力と相俟つて板バネ
7の弾性エネルギを蓄勢しながら印字針8が元の
位置に復帰する。この際にアーマチユア4の突出
部4aがコア部3aに密着して当接できるため、
片当りによる板バネ7のひねれがなく、また永久
磁石1の吸着力によりアーマチユア4はバウンド
現象を起こさず安定した動作となり印字速度の向
上につながる。また、アーマチユア4が板バネ7
を変位させる際にアーマチユア4と板バネ7との
間に引きはがし力が働かずアーマチユア4と板バ
ネ7とのはがれや、板バネ7にクラツクが入る等
の不都合を生ぜす信頼性の高い印字ヘツドとな
る。
より適当なタイミングをとつて永久磁石1の発生
する磁束と逆方向に磁束が発生するような向きに
コイル2への通電がなされると、コア部3aでの
アーマチユア4の吸着力がキヤンセルされ、蓄勢
された板バネ7の弾性エネルギにより印字針8が
印字針ガイド11から外へとびだす。これによつ
て印字針ガイド11の外にあるインクリボン12
を介してプラテン14上に置かれた記録紙13が
たたかれ、印字が行なわれる。コイル2への通電
が切られると再び永久磁疲1の磁力が働き、プラ
テン14及び印字針8の弾発力と相俟つて板バネ
7の弾性エネルギを蓄勢しながら印字針8が元の
位置に復帰する。この際にアーマチユア4の突出
部4aがコア部3aに密着して当接できるため、
片当りによる板バネ7のひねれがなく、また永久
磁石1の吸着力によりアーマチユア4はバウンド
現象を起こさず安定した動作となり印字速度の向
上につながる。また、アーマチユア4が板バネ7
を変位させる際にアーマチユア4と板バネ7との
間に引きはがし力が働かずアーマチユア4と板バ
ネ7とのはがれや、板バネ7にクラツクが入る等
の不都合を生ぜす信頼性の高い印字ヘツドとな
る。
以上説明したことから明らかなように、本考案
によればアーマチユアとコアが直接密着して当接
するアーマチユアとコアの当接面とアーマチユア
の回転中心が略同一平面内にある、アーマチユア
と板バネの固着範囲が印字針に近い位置にある、
アーマチユアがコアに吸着される際にアーマチユ
アと板バネとの間に引きはがし力が働かない等
種々の利点があるため小型、高速、高耐久性、高
信頼性の印字ヘツドの実現が可能となる。
によればアーマチユアとコアが直接密着して当接
するアーマチユアとコアの当接面とアーマチユア
の回転中心が略同一平面内にある、アーマチユア
と板バネの固着範囲が印字針に近い位置にある、
アーマチユアがコアに吸着される際にアーマチユ
アと板バネとの間に引きはがし力が働かない等
種々の利点があるため小型、高速、高耐久性、高
信頼性の印字ヘツドの実現が可能となる。
第1図は、本考案の実施例の内部構造を一部断
面で示す正面図、第2図は一部破断して示す第1
図の下面図、第3図はアーマチユアと板バネの形
状を説明する斜視図、第4図、第5図、第6図は
夫々第1、第2、第3の従来例で印字ヘツドの構
造を示す部分断面図である。 3……コア、4……アーマチユア、4a……突
出部、7……板バネ、7b……穴部。
面で示す正面図、第2図は一部破断して示す第1
図の下面図、第3図はアーマチユアと板バネの形
状を説明する斜視図、第4図、第5図、第6図は
夫々第1、第2、第3の従来例で印字ヘツドの構
造を示す部分断面図である。 3……コア、4……アーマチユア、4a……突
出部、7……板バネ、7b……穴部。
Claims (1)
- 印字用紙を印打することにより印字を行う複数
の印字針と、該印字針をそれぞれ固着保持すると
共に突出部を形成してなるアーマチユアと、該ア
ーマチユアをそれぞれ固着保持し前記アーマチユ
アの突出部を貫通するための穴部を有する板ばね
と、永久磁石と、該永久磁石の一方の磁極に磁気
的に結合され前記板ばねの前記アーマチユアが固
着された面の背面に対向し板ばねの取付面と平行
に形成された端面を持ち前記アーマチユアと板ば
ねをそれぞれ該板ばねの復元力に抗して吸引し吸
着保持するコアと、該コアに巻回され通電するこ
とにより前記コアに吸着されたアーマチユアと板
ばねを開放するコイルと、前記永久磁石の他方の
磁極と前記アーマチユアとを磁気的に結合するヨ
ークとを具備する印字ヘツドにおいて、アーマチ
ユアの突出部は、板ばねのコアとの対向面を僅か
に越えて前記穴部を貫通し、板ばねの面に対して
は傾き、コアに吸着された状態において前記コア
の端面に密着するように平行に形成されているこ
とを特徴とする印字ヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981062709U JPS6325162Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981062709U JPS6325162Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57175752U JPS57175752U (ja) | 1982-11-06 |
JPS6325162Y2 true JPS6325162Y2 (ja) | 1988-07-08 |
Family
ID=29858884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981062709U Expired JPS6325162Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6325162Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59155136U (ja) * | 1983-04-05 | 1984-10-18 | 沖電気工業株式会社 | ワイヤドツト印字ヘツド |
JPS59194870A (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | Citizen Watch Co Ltd | バネ蓄勢型のドツト印字ヘツド |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS552632B2 (ja) * | 1976-01-22 | 1980-01-21 | ||
JPS55152072A (en) * | 1979-05-18 | 1980-11-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Magnetic circuit construction for printing head of wire dot printer |
JPS55152073A (en) * | 1979-05-18 | 1980-11-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Magnetic circuit construction for printing head of wire dot printer |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5757976Y2 (ja) * | 1978-06-19 | 1982-12-11 | ||
JPS5757977Y2 (ja) * | 1979-06-08 | 1982-12-11 |
-
1981
- 1981-04-30 JP JP1981062709U patent/JPS6325162Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS552632B2 (ja) * | 1976-01-22 | 1980-01-21 | ||
JPS55152072A (en) * | 1979-05-18 | 1980-11-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Magnetic circuit construction for printing head of wire dot printer |
JPS55152073A (en) * | 1979-05-18 | 1980-11-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Magnetic circuit construction for printing head of wire dot printer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57175752U (ja) | 1982-11-06 |
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