JPS63250385A - ハロゲン化複素環式化合物の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化複素環式化合物の製造方法

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JPS63250385A
JPS63250385A JP8220787A JP8220787A JPS63250385A JP S63250385 A JPS63250385 A JP S63250385A JP 8220787 A JP8220787 A JP 8220787A JP 8220787 A JP8220787 A JP 8220787A JP S63250385 A JPS63250385 A JP S63250385A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリハロゲン化複素環式化合物を脱ハロゲン
化して、該化合物から一部のハロダン原子を選択的に残
したハロゲン化複素環式化合物を高収率で得る方法に関
する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕特定位
置だのみへロrン置換した複素環式化合物は農薬や医薬
の中間体として広範囲に利用し得る有用な化合物である
。しかしながら、該複素環式化合物の合成方法は現在ま
で極く一部の複素環式化合物についてしか研究されてお
らず、しかも該合成に用いられる脱ハロゲン化剤も極く
限られた種類のものでしかなかった。
N、tば、オーガニック・シンセシス俸コレクティブ♂
リエーム(Organia 5ynth@sis Ca
11. Vot、)5巻、149頁には、トリブロムチ
オフェンに亜鉛3倍原子量、酢酸3.2倍モル量を作用
させ、3−ブロムチオフェンを収率89〜90%で得る
方法が記載されている。
また、アルキブーケミー(Arklv、 Keml )
 7巻。
267頁、1954年には金属マグネシウムとエチルブ
ロマイドとから予めグリニヤール試薬を調製し、次いで
該試薬をトリブロムチオフェンに作用させ、3−プロム
チオフェンを収X51%で得る方法が記載てれている。
これらの合成方法では脱ハロゲン化剤の選択性が悪く、
目的物の収率が悪い上に脱ハロゲン化剤が高価であり、
しかも、反応後の処理方法も極めて煩雑であった。また
、亜鉛やマグネシウムを含む廃液の処理にも問題がある
ため、工業的製造方法としては不向きであった。また、
比較的高収率であるオーがニック・シンセシス記載の方
法でも、副生成物として2−fロムチオフェンが残存し
、目的物である3−ブロムチオフェン(沸点150℃)
と副生成物の2−ブロムチオフェン(沸点149℃)と
の沸点が近似しているため、3−ブロムチオフェンを分
離精製することは至難の業であった。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは特定位置にのみハロゲン置換した複素環式
化合物を選択性よく高収率で、しかも容易に製造する方
法について鋭意研究した。
その結果、鉄粉と無機塩基とを用いることにより、ポリ
ハロダン化複素環式化合物から特定位置にのみハロゲン
置換した複:A環式化合物を選択性よく高収率で得るこ
とが可能であること及び、上記鉄粉として鉄と他の金属
との混合物よりなる金属粉を用いることにより更に収率
を上げることができることを見い出し、本発明を完成さ
せるに至った。
本発明は、ポリハロダン化複素環式化合物と鉄粉及び無
機塩基とを水及び/又はアルコール中で反応させること
を特徴とするハロダン化複素環式化合物の製造方法、及
びポリハロダン化複素環式化合物を鉄と他の金属との混
合物よりなる金属粉(以下、鉄含有金属粉ともいう)及
び無機塩基とを水及び/又はアルコール中で反応ぢせる
ことを特徴とするハロダン化複素環式化合物の製造方法
である。
本発明において、原料として用いられるポリハロダン化
複素環式化合物はいかなる合成法で得られた化合物も何
ら制限なく用いることができる。
例えば、該ホリハロrン化複素環式化合物としては置換
もしくは非置換の複素環式化合物に結合した水素原子が
同種又は異種の沃素原子、臭素原子、塩素原子、フッ素
原子により、2個以上置換した複素環式化合物が挙げら
れる。上記の置換複素環式化合物のハロゲン原子以外の
置換基としては、ヒドロキシ基、メルカグト基、フェノ
キシ基、フェニルチオ基、アミノ基、カル−キシ基、ス
ルホニル基、シアノ基、フェニル基、アルキル基、ヒド
ロキシアルキル基、メルカグトアルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、ア
ルキルスルホニル基、アルコキシアルキル基、アルキル
チオアルキル基、ヘテロアリール基等が挙げられる。
該置換基であるアルキル基としては、メチル基。
エチル基、n−グロビル基、 1so−グロビル、n−
ブチル基、t・rt−グチル基等が挙げられる。また、
該置換基であるヒドロキシアルキル基、メルカグトアル
キル基、アルキルスルホニル基におけるアルキル基とし
ては、上記アルキル基の具体例が適宜用いられる。
ま几、アルケニル基の具体例としては、ビニル基、アリ
ル基、 1so−プロペニル基、2−ブテニル基、3−
ブテニル基等が、アルキニル基の具体例としては、エチ
ニル基、2−グロビニル基等が。
アルコキシ基の具体例としては、メトキシ基、エトキシ
基、n−!ロポキシ基、 tart−ブトキシ基。
n−ペントキシ基等が、アルキルチオ基の具体例として
はメチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、
 1so−グロピルチオ基、n−ブチルチオ基、 te
rt−ブチルチオ基等が、アルコキシアルキル基の具体
例としてはメトキシメチル基、メトキシエチル基、エト
キシエチル基、n−プロポキシメチル基、t・rt−ブ
トキシエチル基等が、アルキルチオアルキル基の具体例
としてはメチルチオメチル基、メチルチオエチル基、エ
チルチオメチル基、エチルチオエチル基、n−プロピル
チオエチル基等が、ヘテロアリール基の具体例としては
、フリル基、チェニル基、ピロリル基、イミダゾリル基
、ピラゾリル基、ピリジル基、ベンゾフリル基、インド
リル基、キノリル基、ピラジニル基、ピリミジル基、ビ
リダゾル基、キノキサリニル基、チアゾリル基、ベンゾ
チアゾリル基、インオキサシリル基等がそれぞれ挙げら
れる。
本発明で好適に用いられるポリハロダン化複素環式化合
物を更に具体的に示せば、2,4−ジブロモ−3−メト
キシチオフェ/、3−ブロモー5−クロロチオフェン、
2.4−シクロロー3−エトキシフラン、2,3−ジク
aロー5−フェニルフラン。
3−ブロモー1.4−ツメチル−2−ヨードピロール、
 2,3.5− )リプロモピロール、3,4−ジクロ
ロ−5−メチルピラゾール、 3,4.5− )リクロ
ロピラゾー/I/、214−ノプロモー1−メチルイミ
ダゾール、5−クロロ−2−ヨードチアゾ−ル。
4.5−ソプロモイミダゾール、5−クロロ−2,4−
ジグロモイミダゾール、2,4−ジフルオロオキサゾー
ル、2.5−ジブロモ−4−エチルオキサゾール、5−
ブロモー4−クロロオキサゾール2.5−ジクロロ−4
−フルオロオキサゾール、2,4−ジブロモチアゾール
、5−ブロモー4−ヒドロキシ−2−ヨードチアゾール
、3−クロロ−5−ヨード−1,2,4,−トリアゾー
ル、2−クロロ−3−フルオロ−6−(2−チェニル)
ピリジン、 2,3.5−トリブロモピリジン、2.3
−ジブロモ−5,6−ジクロロピリジン、4−ブロモー
3−クロロピリダジン、5−10ロー3−ヨード−4−
メ5−ルチオピリダジン、 3,4.5− )リクロロ
ビリダジン、4−クロロ−3,6−ジブロモピリダジン
、 3,4.6− トリブロモピリダゾン、2,4−シ
ブ0%ピリミジン。
5−ブロモー2−クロロピリミジン、 2,4.5− 
)リクロロピリミジ/、2−クロロ−5−フルオロ−4
−メトキシピリミジン、2,5−ジクロロ−4,6−シ
ブ0%ピリミジン、5−アミノ−2,3−ジクロロベン
ゾフラン、2,3−ジクロロ−1’、−メflL’−5
−メルカプトインドール、 2,3.5− )リクロロ
インドール、2,3−ジブロモ−5−ヒドロキシベ7ゾ
f;4−フェンl 2t3t5− ) リプロモペンソ
チオ7エン、 2,5.6− )リプロモベンゾイミダ
ゾール、6−シメチルアミンー2,5−ジクロロベンズ
イミダゾール、2−ブロモー5−クロロベンゾチアゾー
ル、 2,5.6− )リクロロペンゾチアソール。
2.6−ジブロモプリン、2−ブロモー3−クロロキノ
リン、2,3−ジクロロ−5−スルホキノリン。
2.5−ジブロモキノリ/+ 1#4−ジブロモ−ツー
メチルチオメチルキノリン、3.4−ジクロロ−7−エ
チルチオイソキノリン、1,8−ジグロモイソキノリン
、7−メドキシメチ/I/ −1,3,4−)リクロロ
インキノリン、2,8−ゾクロロキノキサリン、4−メ
チル−2,3,5−)リグロモチオフェン等が挙げられ
る。
本発明に用いられる脱ハロゲン化剤は、鉄粉又は鉄と他
の金属との混合物よシなる金属粉(以下。
鉄含有金属粉ともいう)及び無機塩基である。即ち、本
発明者らは鉄粉と無機塩基とを組み合わせて脱ハロダン
化剤として使用するととくより、Iリハログン複素環式
化合物からの部分的なハロダンの脱離を選択性よく、高
収率で行うことができること、及び該鉄粉としてこれに
他の金属を混合した混合物を用いることによシ上記した
反応において選択性を維持しながら反応速度を著しく向
上させることができることを見い出したのである。
かかる他の金属としては、珪素、亜鉛、マンガン。
スズ、アルミニウム、銅等が挙げられる。鉄含有金属粉
中のこれらの金属の含有率は、一般に50容量−以下と
することが脱ハロゲン化反応において高い選択性を発揮
させることができ好ましく、特に0.01〜30容量チ
、更に0.5〜20容量−の範囲が好ましい。
また、鉄含有金属粉において、鉄と他の金属との混合形
態は特に制限されるものではない0例えば、鉄粉と上記
他の金属の1種又は2種以上の金属粉を単に混合したも
の、鉄と該他の金属の1株又は2′s以上とを溶融混合
して得られるもの、或いは鉄粉と上記溶融混合によりて
得られる粉とを単に混合したものが一般的である。その
うち、溶融混合物を含むものは、ハロゲン化複素環式化
合物の収率の向上効果が優れているため特に好ましい。
かかる溶融混合した鉄含有金属粉の具体例としては、鋳
鉄粉、銑鉄粉、フェロシリコン等が挙げられる。
本発明において、鉄粉又は金属粉の粒子の大きさは粉状
もしくは粒状であれば特に制限されないが1反応性の面
で50〜800メツシユの範囲。
好ましくは100〜500メッシ、の範囲であることが
望ましい。
一方、無機塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化リチウム等が挙げられる。
本発明において、上記した脱ハロrン化剤を用いたポリ
ハロゲン化複素環式化合物の脱ハロゲン化反応は、水中
あるいはアルコール中又は水−アルコール混合溶媒中で
行われる。上記アルコールは、低級アルコールが好まし
く、その具体例としては、メタノール、エタノール、n
−グロパノール、1so−プロパ、ノール、tart−
ブタノール等が挙げられる。また、水とアルコールの混
合割合は水1部に対してアルコール0.01〜100部
の範囲で用いられる。
本発明において、鉄粉又は鉄含有金属粉の使用割合は、
対象とするポリハロゲン化複素環式化合物のうち脱ハロ
ゲン化するハロゲン原子数nに対して、鉄原子に換算し
て1〜2倍原子が、また、無機塩基の使用割合は1〜5
倍モルが本発明の目的を達成するために好適である。ま
た、無機塩基は通常、反応溶媒である水、アルコールま
たは水−アルコール混合溶媒に予め溶解して用いればよ
い。
本発明を実施する際の反応平置は特に限定されるもので
はないが、一般にはポリハロゲノ複素環式化合物に所定
量の溶媒を加え、続いて所定量の鉄粉又は鉄含有金属粉
を加えた後、所定量の溶媒に溶解した所定量の無機塩基
を加えるのが一般的である。
さらに、本発明を実施する際の反応温度は0〜200℃
の範囲、好ましくは30〜150℃の範囲で選択すれば
よい。さらに、反応時間は1〜40時間の範囲内、好ま
しくは3〜24時間の範囲内で選択すればよい。
さらに又、本発明で得られるハロゲン化複素環式化合物
の精製方法は特に限定されるものではない。一般には未
反応の鉄粉を主成分とする金属類を戸別した後、油状分
を分離し、単蒸留することによシ得られるが、場合によ
シ水蒸気蒸留等の手段を用いてもよい。ま゛た、生成物
の物性に応じ、減圧蒸留、再結晶又はクロマトグラフィ
ー等の手段によっても精製することができる。
く効果〉 本発明の方法によれば、従来の製造方法に比べて、脱ハ
ロゲン化反応の選択性及び反応率が著しく高いため、ポ
リハロゲン化複素環式化合物から、特定位置にのみハロ
ゲン置換したハロゲン化複素環式化合物を高収率で得る
ことができる。しかも、脱ハロゲン化試剤として、鉄粉
又は鉄含有金属粉を用いるため、後処理方法が簡単であ
シ、しかも無機塩基を用いるため反応装置の腐食等もな
いなど工業的生産上多くの利点を有する製造方法を提供
するものである。また、3−ブロムチオフェンを製造す
る場合、本発明の製造方法と本発明者らによシ提案した
特願昭60−286895に記載した、チオフェンから
2.3.5− )リプロムチオフェンを製造する方法と
を併用することによシ、チオフェンから3−ブロムチオ
フェンを1ポツト法で選択性よく、しかも高収率で得る
ことが可能である。
本発明の方法が前記したように高い選択性及び反応率を
示す機構は明らかではないが、鉄粉又は鉄含有金属粉及
び無機塩基よシなる脱ハロrン化剤が水及び/又はアル
コール溶媒中で、ポリハロゲン化複素環式化合物分子中
に存在するハログン原子−炭素原子結合のうちよシ結合
エネルギーの/J’−さいハロゲン原子に選択的に作用
するととKよるものと推定している。従って、一般には
同稲のハロゲン原子が置換したポリへロrン化複素環式
化合物の場合、ヘテロ原子に隣接す、る炭素原子に結合
したハロゲン原子が脱ハロゲン化し易い傾向にあシ、ま
た、異種のハロゲン原子が置換したポリハロダン複素環
式化合物の場合、置換したハロゲン原子の種類によシ脱
ハロゲン化されるノ・ログン置換位置が異なる場合もあ
る。本発明の方法によシ得られる特定位置にのみハロダ
ン置換したハロダン化複素環式化合物の具体例としては
、2.4−ジブロモ−3−メトキシチオフェンから4−
ブロモー3−メトキシチオフェン、2,3−ジjロロー
5−フェニルフランカラ、3−り1:ICff−5−フ
ェニルフラン、 2t’3e5− ) IJジブロモロ
ールから3−ブロモピロール、3,4−ジクロロ−5−
メチルピラゾールから4−クロロ−5−メチルビ2ゾー
ル、2,4−ジブロモ−1−メ・チルイミダゾールから
4−ブロモー1−メチルビ2ゾール、2.4−ヅフルオ
ロオキサゾールから4−フルオロオキサゾール、2,5
−ジブロモチアゾールから4−ブロモチアゾール、 2
,3.5−トリブロモピリジンから3,5−ジブロモピ
リジン、4−プロモー3−クロロピリダジンから4−ブ
ロモピリダジン、2.4−ジブロモピリミジンから4−
ブロモピリミジン、5−アミノ−2,3−ジクロロベン
ゾフランから5−アミノ−3−クロロベンツフラン、2
,3−ノクロローl−メチル−5−メルカプトインドー
ルから3−クロロ−1−メチル−5−メルカプトインド
ール、2,3−ジブロモ−5−ヒドロキシベンゾチオフ
ェンから3−ブロモ−5−ヒドロキシペ/ゾチオフェン
、 2,5.6− )ジブロモベンズイミダゾールから
5,6−ジブロモベンズイミダゾール、2−ブロモー5
−クロロベンゾチアゾールから5−り0ロペンゾチアゾ
ール、2−プロモー3−クロロキノリンから3−クロロ
キノリン、1,4−ソプロモ−7−メチルチオメチルイ
ソキノリンから4−プロモー7−メチルチオメチルイソ
キノリン、2,8−ジクロロキノキサリンから8−クロ
ロキノキサリン等が挙げられる。
〔実施例〕
以下、本発明をよシ具体的に説明するために実施例を挙
げるが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。尚、実施例において収率は、反応率×選択率によ
シ表わすことができる。
実施例1 攪拌器、冷却管を備えた1、OL−三つロフラスコに2
.3.5−)リプロムチオフェン200g、メタノール
2001dと第1表に示す鉄粉又は鉄含有金属粉(鋳鉄
粉)115.2Fを加え、油浴に設置した。次いで攪拌
下、水3001dにKOH122,71を溶かした水溶
液を徐々に添加した。添加後、油浴120℃で加熱還流
した。一定の3−ブロムチオフェンの収率となるまでに
要する時間を測定した。結果を第1表に示す。上記の各
反応共に、反応終了後の生成物中には2−ブロムチオフ
ェンは全く存在せず、高い選択性を示した。
第  1  表 実施例2 攪拌器、冷却管を備えた2、OL−三つロフラスコにチ
オフェン100.9を加え、0℃の水浴に設置した。次
いで、攪拌下、臭素556.2gを徐々に添加し、添加
後、水浴o℃で約20時間攪拌して2,3.5− )リ
ブロムチオフェンを得た。続いて、水200IItlと
鉄粉219.3 Fを加え、さらに攪拌下、水400ゴ
KKOH253,7Iiを溶かした水溶液を徐々に添加
した。添加後、油浴120’Cで24時間加熱還流した
。室温に戻した後、水蒸気蒸留を行なうことによυ3−
ブロムチオフェンを184、3 Ii得た。収率は原料
チオフェンに対して95.0%であった。該生成物中に
は2−ブロムチオフェンは全く存在せず高い選択性を示
した。
実施例3 攪拌器、冷却管を備えた1、Ot−三つロフラスコに2
,3−ジブロムベンゾチオフェン200#、水200ゴ
と鉄粉45.6 g、亜鉛末8.9夕を加え油浴に設置
した。次いで攪拌下、水400dKNaOH51,79
を溶かした水溶液を徐々に添加した。
添加後、油浴120℃で17時間加熱還流した。
室温に戻した後、水蒸気蒸留を行い目的物である3−ブ
ロムベンゾチオフェン138.6gをi7’?。
収率は原料である2、3−ジブロムベンツチオフェンに
対して98.54であった。
実施例4 実施例1に従い、第2表に示すポリハロダン化複素環式
化合物を脱ハロrン化剤として鉄粉又は鉄含有金属粉と
無機塩基とを用い、特定位置にのみハロゲン置換した複
素環式化合物を合成する反応を実施した。反応後、鉄粉
又は鉄含有金属粉を戸別し、F液を塩化メチレン300
111/で抽出し、抽出液を塩化カルシウムで乾燥後、
常圧蒸留して目的物を得た。該合成条件及び収率を第2
表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリハロゲン化複素環式化合物と鉄粉及び無機塩基
    とを水及び/又はアルコール中で反応させることを特徴
    とするハロゲン化複素環式化合物の製造方法。 2、ポリハロゲン化複素環式化合物と鉄と他の金属との
    混合物よりなる金属粉及び無機塩基とを水及び/又はア
    ルコール中で反応させることを特徴とするハロゲン化複
    素環式化合物の製造方法。 3、金属粉中の他の金属成分の割合が50容量%以下で
    ある特許請求の範囲第2項記載の方法。 4、金属粉が鉄と他の金属との溶融混合物である特許請
    求の範囲第2項記載の方法。
JP8220787A 1987-04-04 1987-04-04 ハロゲン化複素環式化合物の製造方法 Expired - Fee Related JPH07110867B2 (ja)

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