JPS6273216A - 光フアイバケ−ブルおよび製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 単心または複数本の光ファイハを、長手方向に連続した
割りを有するスリット付パイプに収納したスリット付パ
イプを１本あるいは複数本、または抗張力体とともに集
合した構造の光ファイバケーブルおよびスリット付パイ
プに、スリットから光ファイバを挿入しながら、パイプ
またはパイプと抗張力体を集合し、外被を施してケーブ
ル化することにより、連続した一工程で行うことができ
る経済的な光ファイバケーブルの製造方法。

〔産業上の利用分野〕

本発明は低価格化をはかった光ファイバケーブルおよび
その製造方法に関し、とくに光ファイバのパイプ収納か
ら、パイプまたはパイプと抗張力体の集合、外被の被覆
工程までを連続した一工程で製造できる光ファイバゲー
プルの構造およびその製造方法に関するものである。

〔従来の技術〕

この種の光ファイバケーブルとしては、従来の加入者光
ファイバケーブルのような光フアイバ心線集合型のケー
ブルにおいて、品質，作業性に優れた構造ではあるが、
低価格の面で問題のあるのを解決するため提案されてい
るもので、代表的な例としζ、光ファイバ素線隼合型ケ
ーブル、光ファイバ素線集合スペーサ型ケーブル、多心
ルースチューブ型ケーブルがある。ここで光フアイバ素
線とは、光ファイバの線引き１程時に光ファイバの保護
と、不要モード除去のためにプラスチック、一般にはシ
リコンまたは紫外線硬化樹脂を被覆した光ファイハをい
い、光フアイバ心線とは、光フアイバ素線に取扱い性、
機械特性の向にのために、さらにプラスチック、一般に
はナイロンまたは紫外線硬化樹脂を被覆した光ファ・イ
バをいう。

第６図に光ファイバ素線集合型ケーブルの断面構造を示
す。１は光フアイバ素線、２，３は５心ユニツ１〜、４
は抗張力体、５は押え巻、６は外被である。なお１の光
フアイバ素線が光フアイバ心線から構成される光フアイ
バ心線集合型の光ファイバケーブルが現在の加入者光ケ
ーブルである。

第７図に光フアイバ素線集合スペーサ型ケーブルの断面
構造を示す。５は押え巻、６ば外被、７は光フアイバ素
線、８はらせん溝付ＰＥスペーサ、９はスペーサ内抗張
力体である。

第８図に多心ルースチューブ型ケーブルの断面構造を示
す。４は抗張力体、５は押え巻、６は外被、７は光フア
イバ素線、１０はルースチューブ心線である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

光ファイハ素線集台型ケーブルは、本来側圧特性に優れ
たナイロン心線を用いた加入者光ケーブルの構造である
ことから、光フアイバ素線にも良好な側圧特性が要求さ
れる。すなわち光フアイバ素線そのものでは使用するこ
とが難しく、何らかの保護層を施す必要があり、このた
め低価格化は期待できない欠点がある。

光フアイバ素線集合スペーサ型ケーブルは、スペーサの
各溝中にそれぞれ光フアイバ素線を複数本収納した構造
であり、光フアイバ素線がスペーサにより完全に保護さ
れていることから、光フアイバ素線にあまり側圧特性を
要求しないため、光フアイバ素線をそのまま収納でき、
心線化工程を省略できること、さらに光ファイバ素線集
合型ケーブルと比較した場合、ユニット化工程も除くこ
とができるという長所はあるが、ケーブル化工程におい
ては、集合と外被の被覆の２王程となることは避けられ
ないという、低価格化をはかるうえではなお問題がある
。

多心ルースチューブ型ゲーゾルは、！ｙＩＩＪ造王程が
ル工程チ７−−ゾ作成１稈、集合および夕）被被覆の各
工程とい−っだ複数回の工程となる欠点が避けられない
。なお設備を考慮すれば、−二［稈で流す製造も不Ｉす
能ではないと考えられるが、多心ルースチューブ型のケ
ーブル構造がらみで、技術トかなりの田作性が伴うと同
時に設備価格の高額化が予想され、（＋（価格化をはか
る本質的目的に反するという問題がある。

〔問題６．を解決するための手段〕 本発明は従来の問題点を解決するため、単心または複数
本の尤ファイバを収納するパイプを長手方向に連続した
割りを有するスリット付パイプとし、光フアイバ素線−
スリット付パイプへ挿入−隼合−外被被覆のケーブル化
工程を一工程で連続して行う製造方法および光ファイバ
ケーブル構造を特徴としζいる。

〔作　用〕

本発明は光ファイバ素線築合型ケーブルを一工程で連続
して製造できるケーブル構造およびその製造方法で、ケ
ーブル化価格の大幅な低減化を実現できる。以下図面に
より詳細に説明する。

〔実施例〕

第１図ａ、ｂに本発明による光ファイバケーブルの実施
例の断面構造を示す。

第Ｊ図ａは、長手方向に割りを設けた、た吉えばプラス
チック製のスリット付プラスチックパイプ１１に光フア
イバ素線７を収納し、このスリット付プラスチックパイ
プＩＩを複数心、本実施例では６心を抗張力体４ととも
に集合し、外周を押え巻５で固定した表面に外被６を施
した構造である。

第１図ｂｔよ、光フアイバ素線７を収納したスリット付
プラスチックパイプ１１を７心集谷し、押え巻５で固定
した光ファイバケーブルに、光ファイバケーブル外に抗
張力体４を配置した外被６を施したダルマ型ケーブル外
被構造の例である。

また第２図は本発明のさらに他の実施例で、スリット付
プラスチックパイプ１１に１１ｙ納する光ファイバがテ
ープ心線の場合で、本実施例では第３図に示す光フアイ
バ素線７を５心テープ状に並べた５心テープ心線１２を
、スリット付プラスチックパイプ１１に４心積層して収
納した例である。

なおスリット付のパイプを形成する材料としては、Ｈｒ
）ｌ）Ｅ、Ｉ−ｒ）Ｐｒｕ、ＰＤ、Ｌ−Ｌｒ）Ｐ）已。

ナイロン、ポリエステルなどが適用される。また光フア
イバ素線を挿入収納したスリット付のパイプを集合する
方法は、一方向に１然返し有りでも、撚返し無しでもよ
い。このことは、パイプ自体に撚返しがかからなくても
光フアイバ素線がパイプ中にルーズに収納されているた
め、光フアイバ素線にねじり歪が加わらないと考えてよ
いからである。製造装置としてさらに簡単な構成は、一
方向撚りよりもＳＺ撚ｆｉ合である。すなわち隼合工稈
における目板の部分をＳ方向（右撚）、ｚ方向（左撚）
のそれぞれに交互に撚っていく方法で、回転部がコンパ
クトにできることから、装置構造」−および製造線速の
うえで有利である。またこのＳＺ厖集合方式では、スリ
ット付のパイプに光フアイバ素線を挿入する部分が回転
しないので、目視による監視が可能であることも製造上
有利な点となっている。

第４図により本発明の光ファイバケーブルの製造方法を
説明する。第４図の製造方法による光ファイバケーブル
の構造は、第１図ａに示した断面構造の光ファイバケー
ブルの例が相当する。

プラスチックパイプサプライ１３からプラスチックパイ
プ１４を繰出し、光フアイバ素線挿入部２５でプラスチ
ックパイプ１４に光フアイバ素線Ｉ５を挿入する。

プラスチックパイプ１４は、あらかじめスリットが入っ
ているパイプをプラスチックパイプサプライ１３から供
給してもよいが、光フアイバ素線挿入部２５の前の位置
でプラスチックパイプ１４にスリットを入れてもよい。

この場合は図示していないが光フアイバ素線挿入部２５
の入口部にプラスチックパイプ１４をカッター等でスリ
ットする治具、さらに出ｒ−１部にスリット付プラスチ
ックパイプ１８を繰出すキヤプスタンを設置し、スリッ
ト時の張力を軽減した方がよい。光フアイバ素線挿入部
２５は、第５図にその説明図を示す、Ｌうに、たとえば
光フアイバ素線１５を細径の光フアイバ素線ガイド用パ
イプ１７などでスリット付プラスチックパイプ１８に導
入することにより容易にスリットイ・１プラスチツクパ
イプ内に光フアイバ素線１５を挿入できる。

光ファイバ素１１ｉ１１５を収納したプラスチックパイ
プ１４は、目板部２０で、抗張力体サプライ１９から供
給される抗張力体を中ｒｃ−ｃこしてＳｌ然、Ｚ１然に
撚られる。このとき口板部２０の回転および振動が、光
フアイバ素線挿入部２５に影響を１７えないように、複
数の光フアイバ素線１５を集合して光フアイバ素線挿入
部に送り込む位置および光フアイバ素線１５を挿入収納
したプラスチックパイプ１４を［１扱部２０に１大する
位置に、たとえば！−１−ラまたはダンサローラなどの
ガイド１′Ｊ−ラ１６を設は適切な導入が必要である。

Ｓ１然、Ｚ撚され集合されたプラスチックパイプブ１４
ば、１然がもと゛らないように押え巻２１を施し、集合
コア２２が形成され、押出クロスヘッド２３から外周に
ＰＲ外被を施してケーブル２４を作製する。

なお押え巻２１を施した外周に、さらに断熱用のテープ
を縦添したり、また集合コア２２の外周に施すＰＥ外被
のかわりに、Ｌ、　Ａ　ＰシースあるいはＰ■Ｃシース
などの種々の外被を施してもよい。また他の実施例とし
て、さきに第１図すに断面構造を示したようにダルマ型
ケーブル外被構造とし、抗張力体４を集合コア２２の外
部に配することもできる。

以上第４図により説明したとおり、本発明による光ファ
イバケーブルの構造であれば、光フアイバ素線１５を供
給してから一］−稈の流れでケーブル２４を製造するこ
とができる。

なお第２図に断面構造を示した本発明のテープ心線収納
光ファイバケーブルも、第４図の製造工程と基本的に同
じ方法で製造できることは詳説するまでもなく明らかで
ある。

〔発明の効果〕

以上述べたように、従来のこの種の光ファイバケーブル
の！！ｌ造方法は、光ファイバ用材−÷検査−＝線引（
光フアイバ素線）−検査−・ナイロン被ｆＷ（光フアイ
バ心線）−−一検査−・ユニット１然−・検査−１＝撚
−−−検査−・外被−検査の■゛稈であったのに対し、
本発明は、光ファイバｌυ材−検査−線引（光フアイバ
素線）−−一検査−・ケーブル化−一検査となり、明ら
かに本発明の光ファイバケーブルは低価格化が実現でき
るケーブル構造であり、かつ連続した−・工程による製
造方法で光ファイバ素線集合型ケーブルを得ることがで
き、低価格化に顕著な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは本発明の光ファイバケーブルの実施例の
断面構造、第２図は本発明のテープ心線収納光ファイバ
ケーブルの実施例の断面構造、第３図は第２図の実施例
における５心テープ心線の断面構造、第４図は本発明の
光ファイバケーブルの製造工程説明図、第５図は第４図
における光フアイバ素線挿入部説明図、第６図乃至第８
図はそれぞれ従来の光ファイバ素線集合型ケーブル、光
ファイバ素線果合スペーサ型ケーブルおよび多心ルース
チューブ型ケーブルの断面構造である。 １．７・・・光フアイバ素線、２，３・・・５心ユニツ
ト、４・・・抗張力体、５・・・押え巻、６・・・外被
、８・・・らせん溝付ｐ　Ｅスペーサ、９・・・スペー
ザ内抗張力体、１０・・・ルースチューブ心線、１１・
・・スリット付プラスチックパイプ、１２・・・５心テ
ープ心線、１３・・・プラスチックパイプサプライ、１
４・・・プラスチックパイプ、】５・・・光フアイバ素
線、１６・・・ガイドローラ、１７・・・光フアイバ素
線ガイド用パイプ、】８・・・スリット付プラスチック
パイプ、１９・・・抗張力体号プライ、２０・・・目板
部、２１・・・押え巻、２２・・・集合コア、２３・・
・押出クロスヘッド、２４・・・ケーブル、２５・・・
光フアイバ素線挿入部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）単心または複数本の光ファイバを収納した１本あ
   るいは複数本のパイプを、または前記パイプと抗張力体
   とをともに集合してなる光ファイバケーブルにおいて、 前記パイプは、 長手方向に連続した割りを有するスリット付パイプから
   なる ことを特徴とする光ファイバケーブル。
2. （２）前記パイプの集合体は、 ＳＺ撚による構造を有してなる ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光ファイ
   バケーブル。
3. （３）前記パイプに収納する光ファイバは、単線からな
   る ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光ファイ
   バケーブル。
4. （４）前記パイプに収納する光ファイバは、テープ状に
   配列して外周を被覆固定した複線からなる ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光ファイ
   バケーブル。
5. （５）単心または複数本の光ファイバをパイプに収納し
   、前記パイプを１本あるいは複数本、または前記パイプ
   と抗張力体とをともに集合して押え巻を施し、外周に外
   被を施して光ファイバケーブルを形成する光ファイバケ
   ーブルの製造方法において、 前記パイプはあらかじめ長手方向に割れを有するスリッ
   ト付パイプまたは、パイプをサプライから繰出した後に
   工程中で長手方向に割れを入れてスリット付パイプとし
   たものを用い、前記スリット付パイプの割れに光ファイ
   バを挿入する工程と、 前記スリット付パイプを集合し、または前記スリット付
   パイプと抗張力体とをともに集合して押え巻を施し、集
   合体を形成する工程と、前記集合体の外周に外被を施す
   工程と を連続した一工程により行う ことを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。