JPS6216446A - 光学活性2−(4−ヒドロキシフエノキシ)プロピオン酸の製造方法 - Google Patents

光学活性2−(4−ヒドロキシフエノキシ)プロピオン酸の製造方法

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JPS6216446A
JPS6216446A JP59225327A JP22532784A JPS6216446A JP S6216446 A JPS6216446 A JP S6216446A JP 59225327 A JP59225327 A JP 59225327A JP 22532784 A JP22532784 A JP 22532784A JP S6216446 A JPS6216446 A JP S6216446A
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alkali metallic
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謙二 鈴木
Isao Hashiba
功 橋場
Shuji Tsuchiya
土屋 脩二
Yasuo Takakuwa
高桑 保夫
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学活性2−(4−ヒドロキシフェノキシ)
プロピオン酸の製造方法に関する。
2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロピオン酸は、特
開昭56−16475号公報(ま゛たは英国特許公開公
報GB2042539B) 、特開昭54−22371
号公報、特開昭53−40767号公報等に開示されて
いる優れた除草剤の中間体として有用な化合物である。
さらに重要なことは、2−(4−ヒドロキシフェノキシ
)プロピオン酸を中間体とするこれらの除草剤はその構
造中に不斉炭素原子を有するので2種類の光学活性体が
存在することであり、その1種の4体が強力な除草活性
を有することが知られている(例えば、特開昭56−5
5372号公報参照)。
従って9強力な除草活性を有する光学活性体のみを使用
して除草剤とすれば必要とする投与薬量がラセミ体のほ
ぼ半量となり、環境保護、省資源のみならず除草剤製造
、除草剤散布のコストが低減できる等有意義である。
〔従来の技術〕
光学活性2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロピオン
酸製造の従来技術としては、特開昭59−95237号
公報に記載の方法(以下、従来法人という)。
すなわち、光学活性2−ハロプロピオン酸とハイドロキ
ノンとを水性アルカリ性溶液中で縮合させる方法がある
。また、光学活性2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プ
ロピオン酸のエステル類を製造する従来技術としては、
西独特許公開公報G、0゜DE3150233に記載の
方法(以下、従来法Bという)。
すなわち、光学活性2−ハロプロピオン酸エステルとハ
イドロキノンとをDMSO溶媒、水酸化カルシウム共存
下に縮合させる方法がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来法Aに関する上記特許には、光学活性な2−(4−
ヒドロキシフェノキシ)プロピオン酸の製造法および物
性の具体的記述がほとんどないため、結果については不
明である。
従来法Bでは9例えば、光学活性な2−クロルプロピオ
ン酸n−ブチルのような高価な光学活性資材を使用する
にもかかわらず2反応中におこる部分的なラセミ化を回
避することが困難なので光学純度の高い2−(4−ヒド
ロキシフェノキシ)プロピオン酸アルキルエステルを得
ることができない(G、O,DE3150233の実施
例3には光学活性2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プ
ロピオン1In−ブチルの製造例があり、 〔α) ”
+11.8°といし う旋光度の記載があるが5本発明者が製造した光学活性
2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロピオン酸n−ブ
チルの値、〔α) ”+57.6°(nea t)り と比較して、明らかにラセミ化をおこしていることがわ
かる。
さらに、従来法A、Bに共通する問題点として。
ハイドロキノンの2個の水酸基が両方ともにアルキル化
された化合物が多量副生するために収率が低くなり、高
価な光学活性資材を必要以上に使用しなければならない
問題点がある。
つまり8技術的に求められることは、ひとつは光学純度
の高い2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロピオン酸
を製造すること、さらに、ハイドロキノンのモノ置換体
を選択率よく得ることである。
このふたつの問題を解決しないと工業的製造方法として
利用できない。
C問題点を解決するための手段および発明の態様〕本発
明者は光学活性2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロ
ピオン酸の工業的製造方法を鋭意研究した結果、以下に
示す方法により光学純度の高い2−(4−ヒドロキシフ
ェノキシ)プロピオン酸を高い選択率で特殊な装置を用
いることなく簡単に得る方法を確立した。
具体的には、光学活性α−ハロプロピオン酸アルカリ金
属塩をメタノールまたはエタノールに溶解してアルカリ
金属水酸化物またはアルカリ金属アルコキシドの存在下
ハイドロキノンまたはハイドロキノンのアルカリ金属塩
とを反応させることである。
光学活性α−ハロプロピオン酸アルカリ金属塩はそのエ
ステル類から製造可能でありアルカリ金属水溶液中にエ
ステル類を加え加水分解し水を留去して単離することに
より光学純度を損うことなく光学活性α−ハロプロピオ
ン酸アルカリ金属塩を得ることができる。これをメタノ
ールまたはエタノール溶液として反応に用いる。水溶液
のまま反応すると選択率が極端に低下しハイドロキノン
のジ置換体が多量生成し高価な原料である光学活性α−
ハロプロピオン酸アルカリ金属塩を無駄に使用すること
になる。
一般式(1)のXとしては塩素原子、臭素原子が使用し
得る。経済性を考慮して塩素原子が最も好ましい。また
、エステル類を用いアルカリ金属塩“を製造する場合、
エステル部は低級アルキル基が使用されるが炭素数が少
ないほど光学純度はよい。
反応温度は0〜100℃が好ましいが、光学純度および
選択率を考慮して30〜70℃が最も好ましい。
また5反応初期は低温で反応させ(たとえば30〜40
℃)、その後加温(たとえば60〜70℃)することに
よって光学純度および選択率を高めるとともに反応時間
を短縮し得る。
縮合に用いるアルカリ金属水酸化物としては。
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
が挙げられ、アルカリ金属アルコキシドとしてはナトリ
ウムメチラート、ナトリウムエチラート等が挙げられる
が、経済性1選択率の面より水酸化ナトリウムが最も好
ましい。塩基の量としては、ハイドロキノンの2〜10
倍モルが使用されるが、2〜4倍モルが最も好ましい。
得られた光学活性2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プ
ロピオン酸は、ベンゼン等の芳香族炭化水素系あるいは
n−ブチルエーテル等のエーテル系溶媒中において酸触
媒、具体的には塩酸、硫酸。
p−)ルエンスルホン酸等の存在下、目的にあったアル
コール類(例えばメタノール、エタノール。
n−ブタノール等)と共沸脱水しながらエステル形成縮
合反応させることによって目的とするアルキルエステル
に変換することができる。エステル化反応中、ラセミ化
はほとんど起こらず、立体構造は保持される。ここで使
用するアルコール類はメタノール、エタノール、n−ブ
タノール等の低級アルキルアルコールが実用的であるが
、これらに限定されるものではない。例えばアルコキシ
アルコール、シクロアルキルアルコール、アルケニルア
ルコール等であっても反応は進行する。
〔発明の効果〕
光学活性クロルプロピオン酸エステルまたは光学活性ク
ロルプロピオン酸アルカリ金属塩とハイドロキノンまた
はそのアルカリ金属塩とを反応させて、高い選択率で光
学純度のよい光学活性2−(4−ヒドロキシフェノキシ
)プロピオン酸あるいはそのエステル類を製造する方法
を開発したことにより、優れた除草剤の有効成分である
2−(4−ヘテロアルキルオキシフェノキシ)プロピオ
ン酸アルキルエステルを工業的に有利に製造することが
可能となった。
〔実施例および参考例〕
以下、実施例および参考例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明するが9本発明はこれらによって限定されるもの
ではない。
案施侃工 l−α−クロルプロピオン酸メチル85.8gを水酸化
ナトリウム28g と水150gよりなる水溶液の中へ
20〜40℃で滴下した。滴下後、減圧下で水を留去し
て白色固体を得た。これをエタノール300gに溶解し
l−α−クロルプロピオン酸ナトリウムのエタノール溶
液を得た。
ハイドロキノン110gと水酸化ナトリウム100gを
40℃で1時間攪拌後、l−α−クロルプロピオン酸ナ
トリウムのエタノール溶液を加え60℃に加熱した。2
時間反応したあと塩化水素ガス100gを吹き込み生成
した塩化ナトリウムを濾別し、濾液にベンゼン300g
を加え共沸脱水してエチルエステル化を行った。溶媒留
去後、水洗を行いハイドロキノンを除いたあと熱温を行
いd−2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロピオン酸
エチル130gを得た。光学純度は液体クロマトグラフ
ィーで測定した結果93%e、e、であった。ジ置換体
は6.5gであった。
去Ju1影 実施例1のエタノール溶媒をメタノールにかえて反応し
た。熱温後d−2−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロ
ピオン酸メチル110gを得た。光学純度は液体クロマ
トグラフィーで測定した結果。
93%e、e、であった。ジ置換体は10gであった。
裏旌斑主 実施例1のl−α−クロルプロピオン酸メチル85.8
gヲj!−α−クロルプロピオン酸エチル95.6gに
かえて反応した。熱温後d−2−(4−ヒドロキシフェ
ノキシ)プロピオン酸エチル131gを得た。光学純度
は液体クロマトグラフィーで測定した結果、90%e、
e、であった。ジ置換体は6gであった。
参1111 2.6−シクロロキノキザリン3.98g、 d −2
−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロピオン酸エチル(
〔α)o+42.5°(C=1.14.クロロホルム)
、光学純度93%e、e、) 4.33g+炭酸カリウ
ム゛2.76gアセトニトリル19.9gを混合した。
それを攪拌しながら6時間還流させたのち減圧下に溶媒
留去した。残渣にトルエン100m1および水50m 
lを加えて抽出した。トルエン層をとり、水50m1で
2回洗浄後溶媒留去して淡黄色固体7.55gを得た。
これをエタノール11.9gより再結晶してd−2−(
4−(6−クロル−2−キノキザリルオキシ)フェノキ
シ〕プロピオン酸エチル6.45gを無色結晶として得
た。収率87%。シフト試薬を用いたNMR分析による
光学純度は93%e、e、であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を示し、Mは水素
    またはアルカリ金属原子を示す。)で表される光学活性
    化合物とハイドロキノンまたはハンドロキノンのアルカ
    リ金属塩とを、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ金
    属アルコキシドの存在下、メタノールまたはエタノール
    中で反応させることを特徴とする光学活性2−(4−ヒ
    ドロキシフェノキシ)プロピオン酸の製造方法。
  2. (2)一般式〔 I 〕のXが塩素原子である特許請求の
    範囲第1項記載の製造方法。
  3. (3)一般式〔 I 〕のXが塩素原子であり、Mがナト
    リウム原子である特許請求の範囲第1項記載の製造方法
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH045255A (ja) * 1990-04-24 1992-01-09 Sankyo Kagaku Kk フェノキシアルカンカルボン酸誘導体の製造方法
CN105753656A (zh) * 2016-04-26 2016-07-13 张家港市三联化工科技有限公司 (r)-(+)-2-(4-羟基苯氧基)丙酸甲酯的合成方法
CN112694403A (zh) * 2020-12-30 2021-04-23 锦州三丰科技有限公司 一种制备(r)-(+)-2-(4-羟基苯氧基)丙酸甲酯的方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5419925A (en) * 1977-07-11 1979-02-15 Ici Ltd Process for preparing monoalkyldihydroxybenzene

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