JPS61133357A - 加工性および耐焼付性にすぐれた軸受用Cu合金 - Google Patents
加工性および耐焼付性にすぐれた軸受用Cu合金Info
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- JPS61133357A JPS61133357A JP25400084A JP25400084A JPS61133357A JP S61133357 A JPS61133357 A JP S61133357A JP 25400084 A JP25400084 A JP 25400084A JP 25400084 A JP25400084 A JP 25400084A JP S61133357 A JPS61133357 A JP S61133357A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、塑性加工性、切削加工性にすぐれ、かつ耐焼
付性等のすべり軸受性能にすぐれた軸受用Cu合金に関
する。
付性等のすべり軸受性能にすぐれた軸受用Cu合金に関
する。
[従来の技術]
一般に、すべり軸受材料として具備すべき要件は静的お
よび動的負荷に対する強度の大なること、局部的外圧に
対して容易に降伏して軸になじみ易いこと、rRWI性
良好で油によくなじむこと、耐摩耗性大かつ摩擦係数小
で、かじり難いこと、熱膨張係数が小であること等があ
げられる。上記諸特性はそれぞれ相矛盾するものが見ら
れ、たとえばm滑油になじみ易いことと、かじり難いこ
とは両立しうるがこれらと静的、動的強度の高いこと、
すなわち圧縮強度が高いことと、つかれ強度の高いこと
は両立し難いものである。
よび動的負荷に対する強度の大なること、局部的外圧に
対して容易に降伏して軸になじみ易いこと、rRWI性
良好で油によくなじむこと、耐摩耗性大かつ摩擦係数小
で、かじり難いこと、熱膨張係数が小であること等があ
げられる。上記諸特性はそれぞれ相矛盾するものが見ら
れ、たとえばm滑油になじみ易いことと、かじり難いこ
とは両立しうるがこれらと静的、動的強度の高いこと、
すなわち圧縮強度が高いことと、つかれ強度の高いこと
は両立し難いものである。
従来、銅基合金、とくに黄銅すなわちCu −Zn系の
軸受材料として提案されている合金はおびただしい数に
上るが、いづれも軸受材として要求される上記緒特性改
善のため第3、第4成分等の適量を添加することによっ
て効果を達成する提案であり、著名な合金としてはケル
メツト、LBC,PBC,5AE640などがあげられ
、あるいは斯様な規格合金の他いくつかの同程材料の提
唱が見られる。(たとえば特公昭55−51502 。
軸受材料として提案されている合金はおびただしい数に
上るが、いづれも軸受材として要求される上記緒特性改
善のため第3、第4成分等の適量を添加することによっ
て効果を達成する提案であり、著名な合金としてはケル
メツト、LBC,PBC,5AE640などがあげられ
、あるいは斯様な規格合金の他いくつかの同程材料の提
唱が見られる。(たとえば特公昭55−51502 。
59−25939等)斯様な提案合金の基調をなすのは
第3、第4成分等の、いわゆるギエ−(Guillet
)のZn当隋と称される概念の下に、合金のZnff1
に対し、ある特性改善のために一定当量の第3、第4成
分等を添加するという技術思想にもとづくものである。
第3、第4成分等の、いわゆるギエ−(Guillet
)のZn当隋と称される概念の下に、合金のZnff1
に対し、ある特性改善のために一定当量の第3、第4成
分等を添加するという技術思想にもとづくものである。
しかるにこれらの合金は一般機械の軸受材としては一応
の目的を達成してはいるが、電気機器、特にV T R
m受部品のような各種精′fi機器軸受用としては性能
的に十分な満足が得られているとは云い難く、したがっ
て従来においては使用目的に応じてその都度材料選択を
余儀なくされる状態であり、格別好適な材料開発は実現
されていない実状にある。
の目的を達成してはいるが、電気機器、特にV T R
m受部品のような各種精′fi機器軸受用としては性能
的に十分な満足が得られているとは云い難く、したがっ
て従来においては使用目的に応じてその都度材料選択を
余儀なくされる状態であり、格別好適な材料開発は実現
されていない実状にある。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は上記従来技術の不備にかん□がみ軸受材料とし
て要望されるすぐれた耐荷重性、耐摩耗性、耐焼付き性
を有し、被削性良好で、しかも製造容易な軸受用銅基台
金材料を提供することにある。
て要望されるすぐれた耐荷重性、耐摩耗性、耐焼付き性
を有し、被削性良好で、しかも製造容易な軸受用銅基台
金材料を提供することにある。
特に近年、電気機器たとえばVTR用軸受部品は小型化
、精密化の傾向にあり、必ずしも従来の高速、高荷重に
的をしぼった軸受材では十分な性能が得られないレベル
に達している。
、精密化の傾向にあり、必ずしも従来の高速、高荷重に
的をしぼった軸受材では十分な性能が得られないレベル
に達している。
このような要求を満足するため本発明は合金組、)
成および金属間化合物のm比さらに金属組織を制御する
ことにより、なじみ性、耐摩耗性良好で、しかも静的な
らびに動的強度の高い軸受材を提供することを可能にし
たものである。
ことにより、なじみ性、耐摩耗性良好で、しかも静的な
らびに動的強度の高い軸受材を提供することを可能にし
たものである。
E問題点解決の手段および作用1
本発明の合金はその雪山組成においてCu50〜75%
、Mn 1.5〜4.0%、Ai 1.0〜2.5%
、Ni0.3〜1.5%、Si0.5〜2.0%と、P
bO,1〜1.5%、B i 0.1〜1.5%、1−
e(1.05〜0.5%のうち1種もしくは2種以上を
含有し、残部はZnと不可避的不純物から成る組成を有
するものであり、またCu50〜75%、Mn1.5〜
4.0%、A吏 1.0〜2.5%、Ni0.3〜1.
5%、Si0.5〜2.0%と、Pb0.1〜1.5%
、Bi0.1〜1.5%、Te O,05〜(1.5%
のうち1種もしくは2種以上とTiおよび/UべはZr
0.1〜1.0%を含有し残部はznと不可避的不純物
から成る組成を有するものであって、しかも結晶粒の大
きさが平均80μm以下、金属間化合物の晶出物または
析出物から成る第二相粒子の大きさが、平均10μ瓦以
下であり、かつ任意断面におけるその面積率が17%を
超えない組織から成る加工性および耐焼付性°にすぐれ
た軸受用Qu金合金ある。
、Mn 1.5〜4.0%、Ai 1.0〜2.5%
、Ni0.3〜1.5%、Si0.5〜2.0%と、P
bO,1〜1.5%、B i 0.1〜1.5%、1−
e(1.05〜0.5%のうち1種もしくは2種以上を
含有し、残部はZnと不可避的不純物から成る組成を有
するものであり、またCu50〜75%、Mn1.5〜
4.0%、A吏 1.0〜2.5%、Ni0.3〜1.
5%、Si0.5〜2.0%と、Pb0.1〜1.5%
、Bi0.1〜1.5%、Te O,05〜(1.5%
のうち1種もしくは2種以上とTiおよび/UべはZr
0.1〜1.0%を含有し残部はznと不可避的不純物
から成る組成を有するものであって、しかも結晶粒の大
きさが平均80μm以下、金属間化合物の晶出物または
析出物から成る第二相粒子の大きさが、平均10μ瓦以
下であり、かつ任意断面におけるその面積率が17%を
超えない組織から成る加工性および耐焼付性°にすぐれ
た軸受用Qu金合金ある。
すなわち高力黄銅系合金に耐摩耗性、なじみ性を付加し
加工性と耐焼付性を向上するためCu −Znの基元素
にMn 、Al.Ni 、Si と、Pb。
加工性と耐焼付性を向上するためCu −Znの基元素
にMn 、Al.Ni 、Si と、Pb。
加した合金である。
黄銅系合金は扉面摩耗に対するすぐれた耐性を有してお
り、したがって一般軸受として使用されることは公知で
ある。しかも油膜破断を生ずるような潤滑状態が良くな
い用途には黄銅系が良好な特性を示すことが実験の結果
得られたのでこれにもとづいて本発明に到達したもので
ある。
り、したがって一般軸受として使用されることは公知で
ある。しかも油膜破断を生ずるような潤滑状態が良くな
い用途には黄銅系が良好な特性を示すことが実験の結果
得られたのでこれにもとづいて本発明に到達したもので
ある。
本発明におけるCu 、Zn以外の添加成分の特徴とそ
の組成範囲の作用について次に述べる。
の組成範囲の作用について次に述べる。
Mnは固溶強化元素であり本合金の強度、硬度向上に寄
与する元素である。Si と金属間化合物Mn S1
3を形成し耐摩耗性を向上づる。Mn含有量1.5重怨
%未満におい2てはその効果は少く、4.0%を超える
切削加〕:性劣化をもたらす。
与する元素である。Si と金属間化合物Mn S1
3を形成し耐摩耗性を向上づる。Mn含有量1.5重怨
%未満におい2てはその効果は少く、4.0%を超える
切削加〕:性劣化をもたらす。
pbおよびSiは0.1重量%未満においては被削性を
改善する効果は少く、1.5重量%を超えると脆くなり
塑性加工性を阻害する。 。
改善する効果は少く、1.5重量%を超えると脆くなり
塑性加工性を阻害する。 。
Ajはギ、[−のZn当1を促進する元素として合金基
地を強化し、強度および硬度を向上する。
地を強化し、強度および硬度を向上する。
Niと共存して金属間化合物Ni3Aρを形成し、耐摩
耗性向上に宵与する。A吏 1.0%未満においては添
加の効果は微弱であり、また2、5%を超えると脆性を
増し加工亀裂等、塑性加工性を害するようになる。
耗性向上に宵与する。A吏 1.0%未満においては添
加の効果は微弱であり、また2、5%を超えると脆性を
増し加工亀裂等、塑性加工性を害するようになる。
Niは合金基地を強化し強度を向上し耐摩耗性を高める
。Aj、Siと金属間化合物を形成し、とくにSi と
はNi 3Siを形成して耐摩耗性を向上する。また再
結晶温度を上昇し熱間塑性加工時の結晶粒粗大化防止効
果がある。ただしNiO,3重ffi%未満においては
上記の効果は見られず、また1、5噌は%を超えると耐
衝撃性、疲労強度をいちじるしく低下する。
。Aj、Siと金属間化合物を形成し、とくにSi と
はNi 3Siを形成して耐摩耗性を向上する。また再
結晶温度を上昇し熱間塑性加工時の結晶粒粗大化防止効
果がある。ただしNiO,3重ffi%未満においては
上記の効果は見られず、また1、5噌は%を超えると耐
衝撃性、疲労強度をいちじるしく低下する。
Teは微量で粒界に析出し被剛性をいちじるしく改善、
する。Pbも同様の効果を有するが潤滑油を劣化させる
現象があり、この点が難点であるが、Teには斯様な欠
点を伴うことなく、しかも被削性を改善するため有効な
添加元素である。ただしlよ Te0.05重1%未満においては効す分でなく、また
0、5重量%を超えるときは脆性を増し実用的ではなく
なる。
する。Pbも同様の効果を有するが潤滑油を劣化させる
現象があり、この点が難点であるが、Teには斯様な欠
点を伴うことなく、しかも被削性を改善するため有効な
添加元素である。ただしlよ Te0.05重1%未満においては効す分でなく、また
0、5重量%を超えるときは脆性を増し実用的ではなく
なる。
SiはNi、Mnと金属間化合物を形成し、部は合金基
地に固溶し強度を向上する。ただしSi0.5重間%未
満ではその効果は少く、また2、0重量%を超えると靭
性を低下して脆くなる。
地に固溶し強度を向上する。ただしSi0.5重間%未
満ではその効果は少く、また2、0重量%を超えると靭
性を低下して脆くなる。
TiおよびZ「はいづれも金属組織において結晶粒を微
細化し強度を向上する。しかしいづれも0.1重量%未
満においては効果は少く、また1、0重量%を超えると
粒界析出もしくは金属間化合物を形成して脆化し実用に
供し得ない。
細化し強度を向上する。しかしいづれも0.1重量%未
満においては効果は少く、また1、0重量%を超えると
粒界析出もしくは金属間化合物を形成して脆化し実用に
供し得ない。
本発明は上記した組成の合金C耐摩耗性、なしみ性、被
剛性にすぐれることはもちろんであるが特定の成分組成
のみならず、これと特定の組織要件を組み合せることに
より軸受性能はさらに向上 □゛し、特に高温多
湿、低温多湿等の環境における軸受の寿命を延ばすこと
が可能となる。すなわち上記した組成の合金であって、
結晶粒の大きさが平均80μm以下に限定すると共に、
上記したような金属間化合物の品出物または析出物から
成る第二相粒子の大きさが平均10μm以下、かつ任意
断面におけるその粒子の面積率が17%を超えない組織
とすることによって加工性および耐焼付性にすぐれた軸
受台金を得ることができる。か)る合金組成と合金組織
の組み合せを特徴とする軸受用銅基台金は従来見ること
ができなかったものであり、軸受材料としての適用性に
甚だ富むものである。
剛性にすぐれることはもちろんであるが特定の成分組成
のみならず、これと特定の組織要件を組み合せることに
より軸受性能はさらに向上 □゛し、特に高温多
湿、低温多湿等の環境における軸受の寿命を延ばすこと
が可能となる。すなわち上記した組成の合金であって、
結晶粒の大きさが平均80μm以下に限定すると共に、
上記したような金属間化合物の品出物または析出物から
成る第二相粒子の大きさが平均10μm以下、かつ任意
断面におけるその粒子の面積率が17%を超えない組織
とすることによって加工性および耐焼付性にすぐれた軸
受台金を得ることができる。か)る合金組成と合金組織
の組み合せを特徴とする軸受用銅基台金は従来見ること
ができなかったものであり、軸受材料としての適用性に
甚だ富むものである。
以下本発明を実施例により説明する。
[実施例1]
供試した合金材の組成および組織を表1に示した。合金
隘1〜10は本発明合金であり、合金風11〜13は公
知の比較合金である。各供試片は連続鋳造または金型鋳
造により直径50#の棒状体に鋳造した。表1にはこれ
ら鋳造棒状体の組織を画像解析装置(LUZEX500
.日本レギュレーター株式会社商品名)により観測した
数値を示してあり、(A)は結晶粒の平均サイズ、mμ
(B)は第二相粒子の平均サイズ、乳μ、(C)は第二
相粒子の平均面積率%である。
隘1〜10は本発明合金であり、合金風11〜13は公
知の比較合金である。各供試片は連続鋳造または金型鋳
造により直径50#の棒状体に鋳造した。表1にはこれ
ら鋳造棒状体の組織を画像解析装置(LUZEX500
.日本レギュレーター株式会社商品名)により観測した
数値を示してあり、(A)は結晶粒の平均サイズ、mμ
(B)は第二相粒子の平均サイズ、乳μ、(C)は第二
相粒子の平均面積率%である。
表1の合金材について、機械的特性溝び強度を測定し7
C結果表2のごとくであり、Cu−”Zn系にMn、A
j、Ni 、SiとPb 、 [Si 、 1−cのう
ち1種以上、あるいはさらに−[1および/またはZr
を特定量添加含有さぜた本発明合金tよ、金型鋳物材、
連続鋳物材の何れにおいても従来合金材(高力黄銅系)
に比して強度、伸び共に改善され、靭性が向上している
。なお硬度(ロックウェル硬度Bスケール値)は、従来
合金材と同等であることが認められる。
C結果表2のごとくであり、Cu−”Zn系にMn、A
j、Ni 、SiとPb 、 [Si 、 1−cのう
ち1種以上、あるいはさらに−[1および/またはZr
を特定量添加含有さぜた本発明合金tよ、金型鋳物材、
連続鋳物材の何れにおいても従来合金材(高力黄銅系)
に比して強度、伸び共に改善され、靭性が向上している
。なお硬度(ロックウェル硬度Bスケール値)は、従来
合金材と同等であることが認められる。
表 2
実施例1の供試合金材を830℃に加熱し、熱間押出し
を行なでて直径20mの棒状に成型しこれにさらに冷間
引き扱き加工を加えて、直径17綱の抽伸棒状試片を得
た。これら各試片についで大違式摩耗試験を行なった結
果を第1図に示す。
を行なでて直径20mの棒状に成型しこれにさらに冷間
引き扱き加工を加えて、直径17綱の抽伸棒状試片を得
た。これら各試片についで大違式摩耗試験を行なった結
果を第1図に示す。
試験は潤滑油使用による湿式法で行ない、荷重12.5
に9、摩擦距離は600mとした。摩擦の相手材は一般
的軸材として使用される5LJS304を用いた。図1
から明らかなように、従来の高力黄銅系の合金材料(N
111.13>に比し本発明合金材(8m2,3.5.
9)G、を比摩耗aが少く耐摩耗性の改善を認めること
ができる。表2に示された強度結果と併せ、本発明材1
よ高強度かつ耐摩耗性良好なことが実証される。
に9、摩擦距離は600mとした。摩擦の相手材は一般
的軸材として使用される5LJS304を用いた。図1
から明らかなように、従来の高力黄銅系の合金材料(N
111.13>に比し本発明合金材(8m2,3.5.
9)G、を比摩耗aが少く耐摩耗性の改善を認めること
ができる。表2に示された強度結果と併せ、本発明材1
よ高強度かつ耐摩耗性良好なことが実証される。
[実施例3]
本発明合金の鍛造加工性について述べる。以下Wi造加
工性の評価は、ウェッジ(W edge )試験により
、限界加工率を測定しこれに基いて行なったウェッジ試
験は例えば「金属塑性加工学」(加藤健三著、丸荀に記
載されているもので、その試験片は第2図の(a)に示
すこと8「くさび」形1であり、これを第2図の(b)
に示すごとく、金敷2に載置し、′ハンマー(1/2ト
ン)3により椴圧し鍛圧後の試験片4の割れの程度によ
り加工限界を測定する。この方法は鍛造加工性の評価方
法として甚だ適切であり、信頼されている。
工性の評価は、ウェッジ(W edge )試験により
、限界加工率を測定しこれに基いて行なったウェッジ試
験は例えば「金属塑性加工学」(加藤健三著、丸荀に記
載されているもので、その試験片は第2図の(a)に示
すこと8「くさび」形1であり、これを第2図の(b)
に示すごとく、金敷2に載置し、′ハンマー(1/2ト
ン)3により椴圧し鍛圧後の試験片4の割れの程度によ
り加工限界を測定する。この方法は鍛造加工性の評価方
法として甚だ適切であり、信頼されている。
表1の翫1の組成の合金を、組織をコントロールしつる
、特殊鋳造機により造塊し、得られた種々の鋳塊組織中
の第二相粒子の平均サイズと第二相粒子の面積率の関係
及び上記ウェッジ試験の結果と対応させて第3図に示し
た。図から明らかなように、鍛造割れは、第二相殺Fの
平均サイズが10μを超え、かつその面積率が17%以
下の領域において発生する現象を確認した。これによっ
て、本発明合金の組織的要件を満す合金は、冷間鍛造性
に優れていることが認められる。
、特殊鋳造機により造塊し、得られた種々の鋳塊組織中
の第二相粒子の平均サイズと第二相粒子の面積率の関係
及び上記ウェッジ試験の結果と対応させて第3図に示し
た。図から明らかなように、鍛造割れは、第二相殺Fの
平均サイズが10μを超え、かつその面積率が17%以
下の領域において発生する現象を確認した。これによっ
て、本発明合金の組織的要件を満す合金は、冷間鍛造性
に優れていることが認められる。
[実施例4]
実施例1、表1に示す合金1に2.3,4,5゜6およ
び1’l、13について第4図に示すドラム形試片に冷
間鍛造し、次いで切削加工した。切削処理性、切削バイ
ト摩耗性、冷間#I造性、穴あけ性および加工後の精度
として内径貞円性、平面度を求めた結果を表3に示す。
び1’l、13について第4図に示すドラム形試片に冷
間鍛造し、次いで切削加工した。切削処理性、切削バイ
ト摩耗性、冷間#I造性、穴あけ性および加工後の精度
として内径貞円性、平面度を求めた結果を表3に示す。
上記加工性を求める8値の評価においては快削黄銅棒(
JISト13422)のデータを100%とし、85%
を超えるものを◎、75%を超え85%以下をQ、65
%を超え75%以下を△、65%以下を×で表示した。
JISト13422)のデータを100%とし、85%
を超えるものを◎、75%を超え85%以下をQ、65
%を超え75%以下を△、65%以下を×で表示した。
この結果によれば本発明材はすべての点において従来材
よりすぐれていることが確認された・
表 3 ◎ 85%以」− 075%〃 Δ 65%〃×
65%以小[実施例5] 実施例1、表1に示す合金材を第5図に示すようなVT
Rのすべり軸受として組み込み回転ドラム2の周速34
m/38C,、回転数180 Or、I)、1゜に調整
して実曙試験を行なった。0N−OFF、30、000
回テスト、および温度60℃、相対湿度80%g)環境
において連続運転テストの結果を表4に示す。この結果
によれば本発明材はいづれも従来材に比し軸受材として
極めてすぐれた成績を示しVTR軸受材として十分に満
足すべぎ成果を収めたことが認められる。
よりすぐれていることが確認された・
表 3 ◎ 85%以」− 075%〃 Δ 65%〃×
65%以小[実施例5] 実施例1、表1に示す合金材を第5図に示すようなVT
Rのすべり軸受として組み込み回転ドラム2の周速34
m/38C,、回転数180 Or、I)、1゜に調整
して実曙試験を行なった。0N−OFF、30、000
回テスト、および温度60℃、相対湿度80%g)環境
において連続運転テストの結果を表4に示す。この結果
によれば本発明材はいづれも従来材に比し軸受材として
極めてすぐれた成績を示しVTR軸受材として十分に満
足すべぎ成果を収めたことが認められる。
[発明の効果]
上記発明の詳細な説明に記載の通り、特許請求の範囲に
記載する本発明の軸受用CLI合金は従来合金に比し加
工性および耐焼付性にすぐれ、とくに軸受台金として耐
摩耗性、なじみ性にも卓越した性質を有する合金である
ことは明らかであり特に高性能、長寿命の要求されるV
TR等各種精密機器の軸受材として甚だ有用である。
記載する本発明の軸受用CLI合金は従来合金に比し加
工性および耐焼付性にすぐれ、とくに軸受台金として耐
摩耗性、なじみ性にも卓越した性質を有する合金である
ことは明らかであり特に高性能、長寿命の要求されるV
TR等各種精密機器の軸受材として甚だ有用である。
第 4 表
第1図は本発明合金および従来合金の摩耗試験成績、第
2図はW edge鍛造加工試験片および試験法の概念
図、第3図は合金組織中の第二相粒子の大きさとその面
積率と鍛造割れの関係図、第4図は本発明合金の加工性
試験のためのドラム形状試片゛、カ縦断面図、第5図は
本発明合金をすべり軸受として組込んだ試験用VTRド
ラムの縦断面図である。
2図はW edge鍛造加工試験片および試験法の概念
図、第3図は合金組織中の第二相粒子の大きさとその面
積率と鍛造割れの関係図、第4図は本発明合金の加工性
試験のためのドラム形状試片゛、カ縦断面図、第5図は
本発明合金をすべり軸受として組込んだ試験用VTRド
ラムの縦断面図である。
Claims (2)
- (1)重量でCu50〜75%、Mn1.5〜4.0%
、Al1.0〜2.5%、Ni0.3〜1.5%、Si
0.5〜2.0%と、Pb0.1〜1.5%、Bi0.
1〜1.5%、Te0.05〜0.5%のうち1種もし
くは2種以上を含有し、残部はZnと不可避的不純物か
ら成る組成を有することを特徴とする加工性および耐焼
付性にすぐれた軸受用Cu合金。 - (2)重量でCu50〜75%、Mn1.5〜4.0%
、Al1.0〜2.5%、Ni0.3〜1.5%、Si
0.5〜2.0%と、Pb0.1〜1.5%、Bi0.
1〜1.5%、Te0.05〜0.5%のうち1種もし
くは、2種以上と、Tiおよび/またはZr0.1〜1
.0%を含有し、残部はZnと不可避的不純物から成る
組成を有することを特徴とする加工性および耐焼付性に
すぐれた軸受用Cu合金。 3、結晶粒の大きさが平均80μm以下であり、金属間
化合物の晶出物または析出物からなる第二相粒子の大き
さが平均10μm以下であり、かつ任意断面におけるそ
の面積率が17%を越えない組織から成ることを特徴と
する特許請求の範囲第1項または第2項記載の加工性お
よび耐焼付性にすぐれた軸受用Cu合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25400084A JPS61133357A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | 加工性および耐焼付性にすぐれた軸受用Cu合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1984-12-03 JP JP25400084A patent/JPS61133357A/ja active Granted
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